みさえ「暖かくなったわねーしんちゃん。梅が見所だそうよ」


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トップ 作品一覧 作者一覧 掲示板 検索 リンク SS:ハルヒ「ユッケって美味しいじゃない!」

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1 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2013/03/07(木) 21:34:37.18 ID:DtA7QfJ+0

しんのすけ『まつざかせんせいが?』

みさえ「そっちの梅じゃないわよ。お花の梅よ。近いうち見に行きましょうね」

しんのすけ『やったー ちょこびたべれるかな?』

みさえ「そうねー。ちょっと無理かもね」

しんのすけ『ざんねんだぞ』

7 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2013/03/07(木) 21:37:05.13 ID:DtA7QfJ+0

みさえ「もうすぐひまちゃんが帰ってくるわね」

しんのすけ『おらもがっこういきたいぞ』

みさえ「そうね。もうちょっと様子見ていきましょうね」

しんのすけ『みんなとおなじがっこうにもどれる?』

みさえ「ママたち頑張ってるからね」

しんのすけ『むりしなくていいぞ』

13 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2013/03/07(木) 21:40:22.66 ID:DtA7QfJ+0

ひまわり「ただいまー おにいちゃーん!ついでにママも!」

みさえ「おかえりー」

ひまわり「みてみて、ひまテストで百点とったんだよー。クラスでひまだけなの!」

しんのすけ『すごいぞーひま』

みさえ「すごいわねー。今日はご馳走ね」

ひまわり「やった」

しんのすけ『……』

15 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2013/03/07(木) 21:44:46.53 ID:DtA7QfJ+0

みさえ「あ、しんちゃんは……ごめんねいつものだけど」

しんのすけ『しかたないぞ そのうちおくちでたべれるようになりたいぞ』

ひまわり「ごめんなさい。おにいちゃん」

しんのすけ『あやまられると むなしくなるぞ』ゲホ

みさえ「あっ。吸引しなきゃね」

18 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2013/03/07(木) 21:51:30.70 ID:DtA7QfJ+0

ジュジュジューズズズ
しんのすけ「ゴホッゴホッ」

みさえ「楽になった?よかった」

みさえ「こんな時間ね。ひま、あっちいってておにいちゃんのオムツかえるから」

ひまわり「うん わかった。わたしじゃあ洗い物しとくね」

みさえ「あらあら。うんちがゆるゆるね お腹いたくない? そう」

みさえ「あらあら こんな時間ね。もうすぐしんちゃんのごはんにするわね」

しんのすけ「……」

20 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2013/03/07(木) 21:54:45.51 ID:DtA7QfJ+0

ひろし「ただいまー……。はぁ疲れた」

みさえ「おかえりなさい。あなたどうだった?」

ひろし「なかなか進展はないよ。むこうが100%悪いはずなのに……精神病だかなんだかしらねーが、あいつを……しんのすけを………………………………あの男のせいで……」

みさえ「あなた………」

23 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2013/03/07(木) 21:57:31.10 ID:DtA7QfJ+0

ひまわり「パパおかえりなさい」

ひろし「ただいま……」

みさえ「………………。し……しんちゃんにごはん繋げてくるわね」

ひろし「………」

ひまわり「パパ……せめておにいちゃんの前では笑顔でいてね……」

ひろし「わかってるよ……」

25 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2013/03/07(木) 22:00:31.06 ID:DtA7QfJ+0

みさえ「しんちゃん、ごはんよお腹見せてね」

しんのすけ『ひろし かえってきたの?』

みさえ「……うん。今帰ってきたわよ。着替えたらこっちに来るわよ」

みさえ「さて、下痢が続くといけないから ゆっくりいれていくわね」


しんのすけ(オラ……こんな身体になってみんなに迷惑かけてるぞ。)

30 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2013/03/07(木) 22:03:49.06 ID:DtA7QfJ+0

しんのすけ(家のなかが暗くなったのはオラのせいだぞ)

しんのすけ(オラがこんな身体になったからだ。シロまで襲われて死んだのもオラのせいだぞ)

しんのすけ(オラ…死にたいぞ)


みさえ「テレビなに見る?」

しんのすけ『さいこうのりこん』

31 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2013/03/07(木) 22:06:42.40 ID:DtA7QfJ+0

みさえ「まだやってないわよ。しかも曜日ちがうし」

しんのすけ『じょうだんだぞ どらえもんがみたいぞ』

みさえ「はい。それじゃママ夕飯の支度するわね」

ひろし「よぉ!しんのすけ パパ帰ってきたぞ」

しんのすけ『あしくさいぞ』

32 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2013/03/07(木) 22:09:42.20 ID:DtA7QfJ+0

ひろし「こいつー」グリグリ

ひまわり「パパ、おにいちゃんごはん中なんだからあんまり揺らすと吐いちゃうわよ!」

ひろし「おっ!すまんすまん」

しんのすけ『とおちゃん おら うめのはなみにいきたいぞ」

ひろし「そうかー。明日は土曜だし久々にみんなで出掛けよう!」

ひまわり「わーたのしみー」

しんのすけ(オラ死にたいぞ……)

35 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2013/03/07(木) 22:14:05.25 ID:DtA7QfJ+0

しんのすけ(夜が一番いやだぞ。世界が真っ暗。おらの人生みたいだぞ)

しんのすけ(オラ一生このままなのかな。首からしたの神経はもとには戻らないと思う)

しんのすけ(こうやって口で棒をくわえて 文字盤でしゃべる生活もしんどくなってきた)

しんのすけ(みんなにあいたいぞ)

38 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2013/03/07(木) 22:17:52.76 ID:DtA7QfJ+0

みさえ「しんちゃーん。今日はいい天気よ。お洒落して花見いくわよー」

しんのすけ『……………………』

みさえ「しんちゃん?どうしたの?ペンくわえないの?」

しんのすけ『……………………』

みさえ「しんちゃん?」

しんのすけ『……………』

40 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2013/03/07(木) 22:22:31.80 ID:DtA7QfJ+0

みさえ「うそよ。しんちゃん?ねえ、起きて?ねえ?痰?痰があって苦しいの?」

ガガガガガージュっ

しんのすけ「………」

みさえ「うそようそよ。だって夜中も吸引ちゃんとしたわよ?ねぇ起きて?」

みさえ「あなた!あなたたいへん。ひまわり酸素のはかる器械もってきて!」

42 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2013/03/07(木) 22:26:55.11 ID:DtA7QfJ+0

ひろし「どうしたんだ?」

みさえ「しんちゃんが起きないの!目をさまさないのよ!心臓は動いてるの。動いてるけど起きないの!」

ひろし「おい!しんのすけ!しんのすけ!起きろ!救急車だ。救急車よんでくる!」

ひまわり「ママはい。酸素と血圧計ももってきたよ」

みさえ「ありがとう。56 %?血圧は62の30?」

ひまわり「どうしよう!ママ。酸素取り敢えず流そう?」

44 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2013/03/07(木) 22:34:00.71 ID:DtA7QfJ+0

……………病院………

医者「意識レベルが低下していますね。今は昇圧剤の点滴でで血圧はなんとか90台をたもってますが。これ以上血圧が下がると対処はできません。」

医者「酸素を多量に投与してますが酸素の値は低いままです。肺の機能はもともとよくなかったですからね……こうなるとまた人工呼吸をつけて酸素を送り込むしかありません」

医者「例えそれで生き長らえても、意識レベルが改善するとは思えませんが……
どうします?呼吸器つけます?」

46 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2013/03/07(木) 22:39:24.31 ID:DtA7QfJ+0

風間「しんのすけー お前そこでなにしてんだよーみんなまってるぞー」

しんのすけ「お?あれ?なんでみんなここにいるんだぞ?」

ネネ「なにいってんの?さっきから一緒にいたじゃない」

しんのすけ「あれ?オラしゃべれてるぞ!」

マサオ「当たり前じゃないー。今日のしんちゃん変だよー」

しんのすけ「オラ制服きてるぞ?みんなと一緒の制服だ!」

ボー「おんなじ学校だもん。今からマックいくんでしょっ」

48 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2013/03/07(木) 22:42:25.90 ID:DtA7QfJ+0

しんのすけ「おっ!そうだった。うっかり忘れてたぞ」

愛「しんさまー。愛のことは忘れちゃダメよ」

ネネ「なんであんたまでいんのよ!まったく」

マサオ「いいじゃないの。ねぇ……………ひぃっ」

シロ「アンアン!」

しんのすけ「おおー シロだぞー。懐かしいぞ!死んだと思ってたのに 生きてたんだ!」

50 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2013/03/07(木) 22:48:39.68 ID:DtA7QfJ+0

医者「大事なことです。よく家族と話し合って決めてください。でも急いでくださいね。しんのすけくんの、今の酸素を取り込む力は我々の半分以下です。」

みさえ「あなた…………」

看護婦「先生!しんのすけくんの血圧が60代に低下しています。心拍も40代です!!」

ひろし「しんのすけ!」

医者「急いでください。我々は精一杯の治療を施しています。最終手段は呼吸器をつけるかつけないか……です。心拍をあげる薬を投与してきます。その間に決めてください」

ひろし「…………………しんのすけ」

53 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2013/03/07(木) 22:54:48.07 ID:DtA7QfJ+0

ボー「シロはずっとしんちゃんのそばにいたよ。ほんと。今日のしんちゃん変っ」

風間「いつもおかしいけどな」

しんのすけ「オラ変でもおかしくてもいいぞ。またみんなに会えるなんて嬉しいぞ!」

ネネ「変なしんちゃーん。ねぇ、おうちの人とは会いたくないの?」

しんのすけ「オラ……すっかり迷惑かけたから。謝りたいけど……家には戻りたくないぞ」

風間「ほんとに?」

しんのすけ「ほんとだぞ!かあちゃんたちずっと暗くて、おらのせいで……オラがいなくなれば、きっとまた明るくなれるとおもうんだぞ」

風間「しんのすけが決めたんならボクたちはしんのすけに従うよ!」

シロ「クゥーン」

55 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2013/03/07(木) 22:57:55.97 ID:DtA7QfJ+0

ひろし「みさえ………」

みさえ「あなた………」

看護婦「心拍あがりません!」

医者「もう1A追加!」




ひろし「………………………先生、決めました」

58 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2013/03/07(木) 23:00:19.11 ID:DtA7QfJ+0

しんのすけ「いつか明るくなったとおちゃんやかあちゃんに会えればいいや」

風間「しんのすけ……」

しんのすけ「オラこれ以上迷惑はかけられない。風間くんやシロたちと一緒にいく!」








ピ――――――――――――――――――――――。

63 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2013/03/07(木) 23:13:33.72 ID:DtA7QfJ+0

ひろし「……………もう、いいです。もう苦しむしんのすけの姿はみたくないです。本音をいうと生きててもらいたいけど、だけどしんのすけは望んでないと思うんです。だから……もう大丈夫です。もう……」

医者「わかりました」

みさえ「しんちゃん……ごめんね、しんちゃん」


ピ――――――――――――――――――――――

ひまわり「おにいちゃん!!!」


しんのすけ「オラ……先に行ってまってるぞー。こっから見守ってやるからたくさんの笑顔をおらに見せてね。約束だぞ」

64 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2013/03/07(木) 23:14:05.29 ID:DtA7QfJ+0

こんな感じで終わりますわ

ありがとうございますた

71 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2013/03/07(木) 23:19:26.75 ID:DtA7QfJ+0

統失発症しちゃうしんちゃんとか書きたいわ
いつか



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