キョン「ハルヒが…ね」


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1 名前: 忍法帖【Lv=13,xxxPT】 [] 投稿日:2012/02/02(木) 22:18:08.81 ID:WteuLbDN0

キョン「…ハルヒの奴、今日も団活を休むのか」

キョン「この頃部室に来る頻度減ったな。あいつ」

キョン「団活に関係ある仕事だから、とは言っているが…」

キョン「…気になるな」

コンコン

キョン「はい、開いてるよ」

古泉「こんにちは…おや、貴方だけですか?」

キョン「長門はお隣さんのとこ。朝比奈さんはお茶っ葉を買いに」

古泉「…涼宮さんは?」

キョン「この前と同じ理由だ…」

古泉「…そうですか。最近、全員そろう日がめっきり減りましたね」

キョン「ああ。俺とお前だけの日もかなり増えてきたな」

古泉「ええ…」

キョン「……」

古泉「…」


4 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2012/02/02(木) 22:19:22.26 ID:WteuLbDN0

キョン「…なんかしゃべれよ」

古泉「…今日は、何をしましょうか?」

キョン「…正直、ボードゲームをする気分ではないな」

古泉「…そうですか。…すみません」

キョン「いや…気にせんでいい」

古泉「…」

キョン「…」

古泉「…そう言えば」

キョン「ん?」

古泉「ああ、閉鎖空間の事です。最近はほとんど発生しなくなりましたよ」

キョン「最近って…いつからだ?」

古泉「貴方もお分かりのはずですよ?」

キョン「…なんだよ、その思わせぶりな言い方」

古泉「んっふっふ。もうあれから1ヶ月近く経ちましたね」

キョン「ああ。そう言えば、そうだったな。もうあいつと付き合い始めてそんなになるのか」


5 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2012/02/02(木) 22:20:18.07 ID:WteuLbDN0

古泉「そう言えばって…随分他人事ですね?」

キョン「…付き合ってから、あいつと放課後に顔合わせるが回数減ったんだ。実際本当に恋人同士なのか怪しくなってくるってもんだ」

古泉「ですが…彼女が活動を休みにした時や、不思議探索以外の休日の時間はいつも合っているのでしょう?」

キョン「まあな。それを含めると、一緒にいる時間自体は増えてんのかな?」

古泉「なら、それは十分仲が進展したとするに足るのでは?」

キョン「…なんだかなあ」

古泉「…これは、機関の能力者達の意見…というよりは感覚なのですが…」

キョン「何だ?言ってみろ」

古泉「どうも、涼宮さんの能力が減退していっているみたいなんですよ」

キョン「何言ってんだ?この間は、逆に強力になっているかも知れないと言っていただろう」

古泉「いや、あの『驚愕』な事件がある前から、機関の者たちは涼宮さんの能力は減退している。と考えていたのですよ」

キョン「それは、前も聞いたような気がするが?」

古泉「ええ。あの事件があったために、我々はその認識を改めざるを得なくなりました」

キョン「ますます意味わからん。だったら、今もハルヒの能力は日々進化しているのだろう?」

古泉「……我々が何故涼宮さんの能力が減退していたと、あの事件までは結論付けていたかをご存知ですか?」

8 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2012/02/02(木) 22:21:35.49 ID:WteuLbDN0

キョン「…まさか『分かってしまうから仕方がない』とか言い出すんじゃないだろうな?」

古泉「ご名答です」

キョン「やれやれ…世界を守る機関がそんな曖昧な判定方法でハルヒの能力の増減を測っていいのかよ」

古泉「もともと、この能力をどのように使うか、どんな使命があるのかということも、そのようにして理解したものですからね」

キョン「まあ…言われてみればそうだな。…それで?その素晴らしい感覚を持った能力者全員が能力の減退を感じてたっていうのか?」

古泉「まあ、大体は的を得てますね。正確には、彼女の精神が以前よりもぶれにくくなった…といった方が良いのでしょうか」

キョン「そんな事、分かるのかよ?」

古泉「ええ。閉鎖空間は謂わば『涼宮さんの心』です」

古泉「その中に入れば、大体の彼女の心理状態は把握できます」

古泉「…実は、今こうしているときも彼女の精神状態は、閉鎖空間ほどではないにしろ分かるのですが…」

キョン「…お前の方が俺よりハルヒの事をよく分かってるみたいだな。」

古泉「ご謙遜を…貴方ほどの彼女の理解者を僕は知りません。…兎に角、です。」

古泉「我々は彼女の精神の乱れをそれほど感じなくなった。」

古泉「実際、以前よりも、高校入学以前からは考えられないほどに…閉鎖空間の発生は稀になってしまいました」

11 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2012/02/02(木) 22:22:27.65 ID:WteuLbDN0

古泉「世界の安定を願う機関一同にとっては好ましい話ですが…」

古泉「それに、去年の映画撮影の時のような改変も全くと言っていいほどないでしょう?」

キョン「まあな」

古泉「それまでの機関では、彼女の能力が発現しなくなる、または発現しにくくなること即ち能力の減退…と捉えていましたから…」

キョン「あの事件までは能力が減退していた…と考えていたってのか」

古泉「ええ。ですが…あの事件で詳らかになった彼女の能力の適応範囲の拡張。佐々木氏の閉鎖空間に割り込める力…」

古泉「このことを以て、機関は涼宮さんの力は、減退ではなく、むしろ増進している。と考えるようになりました」

古泉「発現回数が減ったのは…おそらく、彼女自身が力をコントロールできるようになったからだと」

キョン「コントロールって…無意識で?」

古泉「ええ。無意識で。彼女の深層意識に更なる理性が加わったと考えてもらえば結構です」


キョン「一応筋は通っているか…で?そう考えたお前らがなんで今になって考えをもとに戻したんだよ?」

13 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2012/02/02(木) 22:22:59.30 ID:WteuLbDN0

古泉「実は、ですね…貴方が涼宮さんに告白し、それを涼宮さんが受け入れてからというもの…能力者たちにある異変が起こりました」

キョン「異変?」

古泉「ええ。…超能力の減退。並びに消失、ですよ」

キョン「なんだと?!じゃ、じゃあお前はもう…」

古泉「いえ、僕自身の能力は未だに健在です。ですが…他の仲間が、1か月前から能力の不調を訴えていまして…そしてつい先日…」

キョン「能力が消失したと?」

古泉「…いくら力をコントロールしていて、それを発現させていないからと言って、僕たちの能力までもが制限されることはないはずです」

古泉「僕たち能力者は、彼女の理性のようなものですから…力をコントロールできているなら、むしろ強くなってもいいはずなのに…」

キョン「世界を崩壊させる訳にはいかないっていう理性か…」

古泉「ええ。このまま減退が続けば、僕たちの卒業を待たずして、彼女の力は消失するでしょう」

キョン「…ところで?どうしてこんな話題を引っ張り出したんだ?」

古泉「此方から提供できる話題がそれくらいしかなかった…では納得してくれませんよね…」

キョン「当たり前だ」

14 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2012/02/02(木) 22:23:23.19 ID:WteuLbDN0

古泉「貴方が言っていた、涼宮さんが団活に顔を出しにくくなった理由。まさにそれがこの話題に関係してくる…と思ってまして」

キョン「…何の関係性もなさそうだが?」

古泉「…涼宮さんがより現実を見るようになったと考えられませんか?」

キョン「あいつが?」

古泉「そう。…SOS団ができた当初は、それこそ彼女は自分のしたいことは何としても実行しようとしていました。」

古泉「そして、日常を嫌い、常に非日常を…不思議を追い求めていた」

古泉「時には周りの事を考えず、やりすぎてしまうことさえもありましたね。去年の映画撮影がいい例でしょう」

キョン「それが、SOS団の仲間と触れ合ううちになくなっていったと?」

古泉「人と触れ合うことの楽しさや、協調性というものを学んでいったのでしょうね。」

古泉「彼女にとってはかなりの成長と言っても過言ではありません…大人になったといえるでしょう」

キョン「…ハルヒが、ね」

古泉「そして…その成長も、最終段階へと突入した」

キョン「最終段階?」

古泉「ええ」

15 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2012/02/02(木) 22:23:47.36 ID:WteuLbDN0

キョン「なんだよ、その最終段階って?」

古泉「ある考え方を身につけること…でしょうか?」

キョン「もったいぶるなよ、古泉」

古泉「んっふ。貴方なら、考えれば分かりそうなものですが…」

キョン「生憎俺はそこまで頭が切れる方ではない。こんな少ないヒントじゃあてられるわけないだろう」

古泉「それです」

キョン「は?俺、今なんか言ったか?」

古泉「貴方のその考え方、ですよ。有り体に言えば『諦観』、『諦め』という概念ですね」

キョン「…それじゃあ何か?ハルヒが『不思議を諦められるようになること』が、成長の最終段階だって言いたいのか?」

古泉「仰る通りです。そう考えるのならば、彼女が団活に顔を出しにくくなったのも頷けるでしょう?」

キョン「…確かに最近は不思議探索が終わった後も『不思議見つけた?』って言わなくなったような気がするな」

古泉「ええ、しかも、その不思議探索自体、回数が減っている」

キョン「…団活に来なくなったのも、設立理由から考えればあてはまるな」

古泉「『宇宙人や未来人や超能力者達と遊ぶこと』ですからね」

キョン「…だんだん現実味を帯びてきやがった……」

16 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2012/02/02(木) 22:24:37.06 ID:WteuLbDN0

キョン「じゃあ、あいつが諦めることを覚えたときには…」

古泉「…全員の能力が消失するでしょうね。涼宮さんの能力も含めて」

キョン「……お前らは、どうなるんだ?」

古泉「諦めることを覚えた彼女なら、我々が説明をすれば…」

キョン「会えなくても仕方がないって諦めて…朝比奈さんは未来に、長門は思念体に帰るってことか…」

古泉「僕はここに残りますよ。能力が消失したからと言って、去らねばならないわけではありませんから」

キョン「……」

古泉「……」


古泉「よ…余計に雰囲気が悪くなってしまいましたね、すみません」

キョン「お、おう……」

17 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2012/02/02(木) 22:24:58.63 ID:WteuLbDN0

古泉「…」

キョン「…古泉」

古泉「…はい?」

キョン「やっぱり、ボードゲームをしよう」

キョン「お前がここに残るって言っても、時間が無限にあるわけじゃないからな」

古泉「ええ、そうですね。今を楽しみましょうか…」

コンコン

古泉「はい。開いていますよ」

ガチャ

みくる「すみませーん。遅くなりました」

長門「…普段よりもプログラム構築に30分多くかかってしまった…うかつ」

古泉「おやおや…一気ににぎやかになってきましたね」

キョン「一人足りないが…まあ、賑やかな方が俺たちに合ってるだろ?」

古泉「ふふっ。それもそうですね…」

18 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2012/02/02(木) 22:25:24.24 ID:WteuLbDN0

みくる「あれ?涼宮さんは…」

キョン「ああ…あいつは今日も外出ですよ。団活は通常どうりに、と」

みくる「………そう、ですか」

古泉「おや?どうかされたのですか?」

みくる「え?…ああ、何でもありません!!今、お茶入れますね!」

長門「お茶請けを希望する」

みくる「ありますよ〜お茶葉を買った時に、お店によって買ってきたんです!はい!」

古泉「おお、羊羹ですか」

長門「感謝する」

みくる「ふふ…やっぱり、お茶にはこれですよね!」

キョン「俺にとっては朝比奈さんのお茶を飲めるだけで幸せですが…ね」

みくる「またまた〜。そんなこと言ってると、涼宮さんに怒られちゃいますよ?」

キョン「ははは。あいつがいない時くらいいいでしょう?」


19 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2012/02/02(木) 22:25:50.58 ID:WteuLbDN0

翌日・早朝

キョン(ふう…今は…よし、時間通りだ)

キョン「おはよう」

キョン母「あら、お早う。ここの所、ずっと早いわね」

キョン「ああ…毎朝迎えに来るように約束させられたからな」

キョン母「ふふふっ…それ、ハルヒちゃんの事でしょ?」

キョン「…知ってたのか」

キョン母「そりゃあ…あれだけしょっちゅうハルヒちゃんの話してれば誰だってそう思うわよ…ね、付き合ってるんでしょ?」

キョン「なんでそこまで話さなくちゃいけないんだよ」

キョン母「まあ、聞かなくても分かるけどね。ほら、朝食できてるから食べちゃいなさい」

キョン「頂きます」


21 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2012/02/02(木) 22:26:08.47 ID:WteuLbDN0

キョン母「今日もお弁当いらないんでしょ?」

キョン「おう。この頃は学食で食べるようになったからな」

キョン母「そんな事言って…どうせハルヒちゃんに作ってもらってるんでしょ?」

キョン「…勘弁してくれよ」

キョン母「ふふっ…そのお礼もしたいから今度、家に招待しなさいな」

キョン「ああ、気が向いたらな」

キョン母「…そんなにツンケンしてると愛想着かされちゃうわよ」

キョン「母さんだけだから大丈夫だよ…さて、と。行ってきます」

キョン母「ふふ・・・行ってらっしゃい」

24 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2012/02/02(木) 22:28:39.72 ID:WteuLbDN0

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
キョン「お、いたいた」

キキィ

キョン「よう、お早う。ハルヒ」

ハルヒ「おはよ。キョン。寒かったわ」ギュー

キョン「…ははは、この甘えんぼさんめ」ナデナデ

ハルヒ「んふふー…さ、行きましょ!!」

キョン「おう。ほら、後ろに乗れよ」

ハルヒ「とうっ!」
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

25 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2012/02/02(木) 22:28:58.12 ID:WteuLbDN0

キコキコキコ
キコキコキコ

キョン「…なあ、ハルヒ?」

ハルヒ「ん?」

キョン「昨日さ、どこに行ってたんだ?」

ハルヒ「ふへ?なんでそんなこと聞くの?」

キョン「そりゃあ…な?このところ、放課後お前が部室に顔出さなくなってるからな」

ハルヒ「なになに?心配してくれてるの?」ギュー

キョン「当たり前だろう。これでもお前の彼氏だぞ」

ハルヒ「えへへ。嬉しいっ。…確かにここ最近は部活いけてないけど、あんたが心配するようなことはなーんにもないわ!!」

キョン「そうか?…それなら、いいんだが…教えてくれないのか?」

ハルヒ「恋人同士って言っても、お互い何かしらの秘密はあるものよ」

ハルヒ「それとも何?あんたって、あたしの時間を全部占有するほど独占欲強かったっけ?」

キョン「いや、そうじゃないんだ。純粋に心配なだけだったんだ…無理だけはするなよ?ハルヒ」

ハルヒ「分かってるわ。ありがと。キョン!そういう優しいとこ、だーい好き♪」ムギュウ

26 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2012/02/02(木) 22:29:37.29 ID:WteuLbDN0

前回がここまで。

27 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2012/02/02(木) 22:30:43.13 ID:WteuLbDN0

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
放課後

ハルヒ「よし!今日はもう終わりでいいわ!!ほら、キョン!帰るわよ!!」

キョン「へ?もう?」

ハルヒ「今日は付き合ってもらわなきゃいけない日なの!!は〜や〜く〜!!」

キョン「わ、分かったから引っ張るなって!!」

バタン!!

みくる「…ふえぇ。アツアツです〜♪」

古泉「実に微笑ましいですね。羨ましいです…しかし」

長門「涼宮ハルヒの、ここ一か月間の精神状態は極めて安定。少しくらいの衝撃では揺るがないものとなっている」

長門「…能力に関しても、減少傾向が見られる。おそらく、このままだと朝比奈みくるの卒業前には…」

古泉「…その場合、貴方たちは?」

長門「…情報思念体に帰属することになる」

みくる「私も未来へ帰ることに…実際、もう私を連れ戻すかどうかの議論がされています…」

古泉「…そう、ですか」

29 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2012/02/02(木) 22:31:10.96 ID:WteuLbDN0

長門「…孰れはこのようになると、誰もが分かってたこと」

古泉「…そうなんですが、ね。」

古泉(以前の僕なら喜んだのでしょうが…皮肉なものです。今ではずっとこのまま一緒に居たいと思うようになっている)

古泉(…困ったものです)

古泉「では、僕も今日は失礼します。今日は『機関』の会議の日ですから」

長門「…また明日」

みくる「また明日ぁ」フリフリ

バタン!!

みくる「…行きました…よね?」

長門「…もう部室棟を出ようとしている」

みくる「今回の件、長門さんはもう知ってるんですよね?」

長門「大体の事象は把握している。…ただ」

みくる「?」

30 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2012/02/02(木) 22:31:44.30 ID:WteuLbDN0


長門「…分岐点がある」

みくる「…分岐?」

長門「そう。貴方が来た未来につながる分岐と…他のもう一つ」

みくる「ひぇ?!そ、そんなの上から聞いてませんよぅ…」

長門「…当たり前。貴方から観測できる過去は、常にひとつ。…今後どうなるかは、彼次第」

みくる「…ふぇぇ」
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31 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2012/02/02(木) 22:32:13.01 ID:WteuLbDN0

1週間後・放課後の教室

キョン(あの日から、少しだけ部室に来る頻度が上がったが…それでも、以前と比べたらかなり少ないし、時間も短い)

キョン(…本当に、このままあいつは…そして、古泉たちも…)

ハルヒ「キョン!!あたし、今日は用事があるからって、みんなに伝えておいて!!」

キョン「おいおい、またかよ。今週に入ってもう3回目じゃないか…」

ハルヒ「しょうがないでしょ!最近はただでも忙しいのに…あんたが、部活に来てほしいっていうから」ボソ

キョン「…忙しい?…一体お前は何してるんだ?」

ハルヒ「あんたが気にすることじゃないdキョン「お前が心配だから言ってるんだ!!!」

ハルヒ「!!?…キョン?」

33 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2012/02/02(木) 22:33:22.21 ID:WteuLbDN0

キョン「以前はあんなに楽しみにしていた活動にもほとんど来ない!俺を連れ立つならまだしもそれも拒む!!」

キョン「…それに、何をしているかもぜんぜん応えてくれない。他の人に言えない理由でも…俺くらいには言ってくれてもいいだろうが…」

ハルヒ「…によ」

ハルヒ「なによ!!じゃあ、あんたはあたしに何の隠し事もしてないっていうの?!全部あたしに知らせてくれてる?!」

キョン「…!!」

ハルヒ「…ほら、あんたも隠し事してるんでしょ?自分ができない事、他の人に押し付けるなんて傲慢よ!!」

キョン「だってそれは…俺はお前の彼氏だから…」

ハルヒ「だったらあたしはあんたの彼女よ!!」

キョン「うっ…」

ハルヒ「彼氏だからって…あんたにあたしの全てを伝える義務なんてないわ」

キョン「…ハルヒ」

ハルヒ「…そんなに、キョンはあたしが信じらんないの?…キョンは…キョンだけは…あたしの事、理解してくれてると思ったのに」

キョン「!!ち、違うんだハルヒ!!」バッ

ハルヒ「触らないでよ!バカ!!」バシッ

35 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2012/02/02(木) 22:33:45.83 ID:WteuLbDN0

キョン「ぐっ!!」

ハルヒ「…っ!!」ダダダダダダ

キョン「…ハルヒ…どうしたんだよ、お前…」

――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――

文芸部室

キョン「ちーす」ガチャ

長門「…」

みくる「…あ、こんにちわ。キョンくん…」

キョン「…古泉は?」

長門「…閉鎖空間」

キョン「…そうか。…すまん。古泉」

みくる「何があったんですか?」

キョン「…実は」

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

36 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2012/02/02(木) 22:34:25.69 ID:WteuLbDN0

みくる「…そう」

長門「彼女はとても鋭い。貴方が隠し事をしているというのも、おそらく。」

キョン「…ははっ。…あいつの彼氏だって―のに、あいつの考えてることがさっぱり分かんねえ…情けねえ…」

みくる「…」

キョン「…俺は、何をすればいいんでしょうかね?こういう風に、誰かと付き合うなんて、初めてだから…一寸先は闇、みたいな感じなんで…」

みくる「…それは、キョンくんが見つけるしかないです」

みくる「例え、誰かから教えてもらったとして…そしてそれがうまくいったとしても…キョンくんは、後悔することになると思います」

みくる「『自分の彼女の事なのに…他人に頼っちまった…』とか言って…それに、大切な彼女の事、自分で決められないなんて人では、キョンくんはないでしょう?」

キョン「…朝比奈さん」

みくる「精一杯悩んで…それで出た答えなら、大丈夫。きっとうまくいきます」

みくる「今までだって、キョンくんはそうしてきたんだから」ニコッ

37 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2012/02/02(木) 22:34:50.31 ID:WteuLbDN0

キョン「…」

長門「…でも、貴方が女性に関することに不慣れなのは事実。だから…」

みくる「できる範囲で私たちもお手伝いしますよ。ね?長門さんっ?」

長門「…そう」

キョン「…ありがとうございます」ペコ

キョン「長門も、サンキューな」

長門「…いい」

みくる「うふふ…あっもうこんな時間。今日はもう帰りましょうか?」

キョン「そうですね。そうしましょうか」

長門「…了解した」パタン

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39 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2012/02/02(木) 22:36:20.43 ID:WteuLbDN0

キョンの自宅

キョン(俺が、どうしたいか…か。)

キョン(正直、ハルヒの事は心配だ…例えあいつが大丈夫だと言っていても)

キョン(だが、ハルヒが言いたくないって言ってることを無理やり聞くのも、それは俺の我儘だ。)

キョン(…だが、このままにしておくことは…できない…俺は…)



ここが運命の分かれ道!!この選択により、END変化

@キョン「…もう一度、ハルヒと話し合ってみるか。」

Aキョン「…触れて欲しくない事には、触れない方がいい。あいつの事信用できなくて、何が彼氏だ」

書き溜めここまで。さあ、選べ

>>44

44 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2012/02/02(木) 22:39:28.23 ID:cyFvEfNC0

1

47 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2012/02/02(木) 22:44:31.94 ID:WteuLbDN0

@
キョン「もう一度、ハルヒと話し合ってみるか」

キョン「もちろん、あいつが拒むなら追及はしない。…だが、このままだと、俺はあいつと以前のように接することはできない」

キョン「それに…あいつらの事もある。このまま何もせずにさよならなんてさせねえ…!!」

キョン「…ハルヒにメールしとくか。今週の日曜は空けとけよっと…」

キョン「…これでよし」

48 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2012/02/02(木) 22:49:11.61 ID:WteuLbDN0

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜^
キョン「おっ…快諾か。ま、あいつの事だから…大丈夫だと思ったが…」

キョン「『今日の事は水に流してあげる』…か。ったく、あいつの寛大さには涙が出るぜ」

prrrrrrrrrrrrrrrr

キョン「電話…古泉か」pi

キョン「もしもし」

古泉『こんばんわ。キョンくん』

キョン「古泉、閉鎖空間は大丈夫だったか?」

古泉『ええ。先ほどまで戦っていましたが…』

キョン「…すまん」

古泉『いえいえ…それに、もう収まったということは、貴方が何とかしてくれたんでしょう?』

キョン「俺は自分がしたことの尻拭いをしただけだ」

古泉『それをしてもらえるだけでも、ありがたいです』

50 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2012/02/02(木) 22:54:03.12 ID:WteuLbDN0

古泉『…できれば、何故閉鎖空間が発生する事態になったか、教えていただいても?』

キョン「ああ…今日もハルヒが部室に来ようとしなかったから…理由を聞こうと思ったんだが…」

キョン「やっこさん、どうしても俺に話したくなかったらしいな。…キレられちまった」

古泉『それでもなお聞こうとして…このようなことに?』

キョン「ああ」

古泉『それならば…僕の失態ですね。今回は』

キョン「は?何を言ってんだ古泉」

古泉『仲間思いのあなたの事です。僕が言ったことを気にかけてくれてるんでしょう?』

キョン「…」

古泉『ですから、それは僕の責任です。変に貴方に意識させるようなことをしなければ、こんなことにはならなかった。』

キョン「…別に、それだけじゃねえよ…」

51 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2012/02/02(木) 23:01:11.27 ID:WteuLbDN0

古泉『ああ…ただ単に彼女が心配だった…と言おうとしてるんですか?それでも…』

キョン「違う。そうじゃないんだ。…お前、去年の12月のこと、覚えてるだろ?」

古泉『ええ。鮮明に』

キョン「…俺はあちら側の世界を消した。…俺がお前らとただ単に一緒に居たいなら…俺はあちら側の世界を選んだんだろうが…」

キョン「俺はこの世界を選んだ…不思議であふれているこの世界を。…俺自身、ハルヒみたいに不思議を追いかけてたのかもしれないな…」

古泉『…』

キョン「こっちの世界を選んだ時に、俺は心に決めた。この世界を、このままの形で守っていくと。…だから、このままにしておくわけにはいかねえんだ」

古泉『…それが、僕たち超能力者にとっては何のメリットもないと理解していても?』

キョン「…少なくとも、お前にはメリットがあるだろうが」

キョン「こんな濃い1年半を過ごして情がわかないほど冷血な男はSOS団にはいなかったはずだがな?」

古泉『んっふ。…そうですね』

56 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2012/02/02(木) 23:08:07.56 ID:WteuLbDN0

キョン「それにな…お前らは『諦め』を覚えることが成長だとか言ってるがな?」

キョン「『最後まできちんとやり通す』ってのも大切なんじゃねえのか?あいつの成長にとってはな」

古泉『…ふ。やはり、貴方にはかないませんね…こと、涼宮さんに関しては』

キョン「舐めんな。これでもあいつの彼氏だぜ?」

古泉『あはは…そうでしたね…これからは、どうするおつもりで?』

キョン「もう一回、ハルヒと話あってみる。…ハルヒが拒んだら、それまでだが」

古泉『大丈夫です。あの時だって、彼女がすべてを拒んでも、貴方だけは拒まなかったのですから』

古泉『…十分話し合って、そして、もっと喧嘩して…もっと仲良くなってください。それが、僕の望みです…では、今日はこのあたりで』

キョン「おう。また部室でな」

古泉『ええ、また部室で』

プッ

キョン「…大丈夫。何とかなるさ…きっと」

58 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2012/02/02(木) 23:12:32.47 ID:WteuLbDN0

翌日曜

キョン(…早く着いちまった)

キョン(ハルヒはまだ来てないみたいだな…)

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

30分後

キョン(もう時間が過ぎてるのに……遅い。)

キョン(今まで、こんなことはなかったはずだ…電話してみようか…)カチャ

ハルヒ「はぁ、はぁ。キョーン!!」

キョン「っと。やっとお出ましか…」

ハルヒ「ご、ごめん…10分も遅れちゃった…」

キョン「遅いぞ。罰金だ」

ハルヒ「ぶー…」

キョン「今度から気をつけろよ?全く…じゃあ、行くか」

ハルヒ「うん!!」

60 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2012/02/02(木) 23:16:35.95 ID:WteuLbDN0

喫茶店

キョン「なあ、ハルヒ」

ハルヒ「ん?」

キョン「…口にクリームついてるぞ」スッ

ハルヒ「むー…」グシグシ

キョン「で?いつもは俺より早いお前が、なんで今日は遅刻したんだ?」

ハルヒ「あはは…ごめんね?今日が楽しみでねられなくて…ね?」

キョン「…ほう」

ハルヒ「…なによ、疑ってんの?」

キョン「さあてね…この頃のお前を見てると、わかんなくなっちまいそうだ…」

ハルヒ「…」

キョン「…さて、もういい時間だ。行くぞ。ハルヒ」

ハルヒ「う、うん…」

62 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2012/02/02(木) 23:21:58.59 ID:WteuLbDN0

遊園地

キョン「…のわ―――!!!」ゴォォォォォォォォ!!

ハルヒ「キャー――――――――――――――――♪」グルングルン
          ・
          ・
          ・
          ・
          ・
キョン「…ぬおおおおおおおおおおおおおおおお!!」グルングルン

ハルヒ「とりゃあああああああああああああああ!!」グルグルー
          ・
          ・
          ・
          ・
キョン「何食う?」

ハルヒ「イタリアンでいいわ」

キョン「オッケー」
          ・
          ・
          ・
          ・
夕方〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

64 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2012/02/02(木) 23:28:25.02 ID:WteuLbDN0

キョン「最後は…これだろ」

ハルヒ「うわ…観覧車ってあんた…ベタすぎるわよ…」

キョン「だってなあ…もう他のは全部乗り終わったぜ?目の前のあれでコンプリートだ。」

キョン「それとも…いやなのか?」

ハルヒ「い、嫌なんて言ってないわ!!さ、行くわよ!!」

キョン「へいへい」

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

ハルヒ「…結構高い所まで行くのね…」

キョン「ああ、そうだな…」

ハルヒ「…ねえ、キョン。あんた、これに乗ってからなんか変よね。…何かあたしに言いたいことでもあるんじゃないの?」

キョン「…お前にはお見通しか…」

ハルヒ「ふふん!なんたってあたしはあんたの彼女だもんね!!で?話って?」

キョン「ああ、ちょっとお前に質問だ」

70 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2012/02/02(木) 23:34:43.55 ID:WteuLbDN0

キョン「…お前ってさ、1年時の自分の自己紹介、覚えてるか?」

ハルヒ「…何よ急に……覚えてるわよ」

キョン「…言ってみてくれ」

ハルヒ「え?…む〜…」

ハルヒ『東中出身、涼宮ハルヒ』

ハルヒ『ただの人間には興味ありません。この中に宇宙人、未来人、異世界人、超能力者がいたら、あたしのところに来なさい』

ハルヒ『以上!』

ハルヒ「…これでいい?」

キョン「ああ、上出来だ。…それを踏まえて、一つ」

キョン「…お前、今でも不思議を追い求めてるか?そいつらを探そうとしているか?」

ハルヒ「な、何よ急に!!当たり前でしょ!!」

キョン「…この頃のお前を見ていると、そうは見えん」

キョン「不思議探索でも、『不思議は見つかった?』って、聞かなくなったし…」

ハルヒ「…」

76 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2012/02/02(木) 23:46:21.57 ID:WteuLbDN0

ハルヒ「…なによ、やっぱりあんた、あたしを疑って…」

キョン「お前が放課後に何をしてるのか。…それについては、お前が話したくないのなら、それでいい」

ハルヒ「…じゃあ、なんで…」

キョン「…次だ。…お前、SOS団の目的は覚えてるか?」

ハルヒ「バカにしないでよ!『宇宙人、未来人、超能力者達を見つけて一緒に遊ぶこと』よ」

キョン「…合格だ。」

キョン「じゃあ、なんで不思議を、そいつらを探そうとしているお前が、それらを追い求めるのが目的の団活に参加しないんだ?」

ハルヒ「なによ!!さっきはそのことには触れないって!!」

キョン「俺は『放課後に何をしているか』については触れないとは言ったが、『なぜ団活に参加しないのか』に触れないとは言ってない…」

ハルヒ「…そんなの、詭弁よ……」

キョン「…なんとでも言え。…で?答えは?」

ハルヒ「…何時も言ってるでしょ?…あたしはあたしで団長としての役割を全うするために別行動を取ってんのよ」

キョン「…そうかい。お前がそういうんなら、信じるよ」

ハルヒ「…ふん」

77 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2012/02/02(木) 23:54:35.92 ID:WteuLbDN0

キョン「次で最後だ…お前、なんで俺の告白をOKしたんだ?」

ハルヒ「…は?」

キョン「だ〜か〜ら、なんでお前は俺の告白を受け入れたんだよ」

ハルヒ「…あんた、何言ってんの?」

キョン「…何を言うも何も、そのまんまの意味だぜ?」

ハルヒ「…そんなの、あんたが…う、その…好きだからに…決まってるじゃないの…」カァァ///

キョン「…そうか」

ハルヒ「もうっ!あんた、あたしを恥ずかしがらせるためだけにこんなこと言ったの?!」

キョン「…いんや。…ただなあ…お前は不思議なこと、人外にしか興味がないはずなのに…」

キョン「…なんで俺みたいなふつーの奴と付き合おうと思ったのか、それが理解できねえんだ…」

ハルヒ「………あんた、それ、本気で言ってんの?」

キョン「…ああ」

79 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2012/02/03(金) 00:00:57.13 ID:WgM+8FH00

ハルヒ「〜〜〜〜〜っ!!」バシ!!

キョン「ぐっ!!」

ハルヒ「あんたが普通?!バカ言わないで!!…確かにあんたはあたしが追ってるやつらみたいな属性はないけど…」

ハルヒ「少なくてもあたしにとっては特別な存在なのよ!!そこらの普通の奴らとは違うのよ!!」

キョン「…ハルヒ」

ハルヒ「…ばか。こんなこと、言わせないでよ。…あたしにとっては、キョンは…不思議よりも、大事なんだから…」

ハルヒ「…自分を貶めるようなことだけは言わないで…」ギュー

キョン「…」ギュー

80 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2012/02/03(金) 00:06:37.97 ID:WgM+8FH00

10分後

キョン「…落ち着いたか?」

ハルヒ「…うん。ごめんね?取り乱しちゃって」

キョン「いや…ハルヒが、俺を想ってくれてるのが分かって、嬉しかったよ…」

ハルヒ「う…そんな小恥ずかしいこと平然と言うな…ばか」

キョン「…」ナデナデ

ハルヒ「…だったらさ、なんでキョンはあたしに告白してくれたの?」

キョン「なんだ?お前、自分が聞かれたときはあんなに拒否しようとしたくせして…」

ハルヒ「何よ!!あんたがあたしに恥かかせたんだから、あんたも同じくらいの目に遭ってもらわないと!」

キョン「やれやれ…俺が告白したのは、もちろん、お前が好きだからだ…」

ハルヒ「…うん。あ、ありがと……」








キョン「あの時の、お前がな…」

85 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2012/02/03(金) 00:14:19.10 ID:WgM+8FH00

ハルヒ「…へ?」

キョン「…」

ハルヒ「キョン…あんた、何言って…」

キョン「ハルヒ、あんまり俺をバカにするんじゃない。先に質問した2つ…あれがお前の嘘だってことくらい、俺には分かる」

キョン「これだけのの時間をずっと一緒にいたんだ…お前の心境がどれくらい変わったのかなんて…すぐに分かる」

ハルヒ「なっ…!」

キョン「…俺な、実は中学まではずーっと不思議を追い求めてたんだ…宇宙人とか…絶対いるはずだって」

ハルヒ「…」

キョン「でも、高校はいるときに…どうせいないんだ、探しても見つからないんだって…諦めちまった……」

キョン「そんな中で、お前が自己紹介で言った言葉……思えば、あの時から、俺はお前に惹かれていたのかもしれない」

キョン「諦めずに、不思議を探し求めている、お前のその姿にな」

キョン「そんなお前だから…まっすぐなお前だから…俺はハルヒを好きになったし、玉砕覚悟で、自分の想いを伝えた。」

87 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2012/02/03(金) 00:26:17.67 ID:WgM+8FH00

キョン「だが…俺と付き合い始めてから…お前は変わっちまった」

キョン「以前よりも団活に来なくなった。SOS団のみんなで不思議を探すことを止めちまった…」

キョン「お前、本当はもう諦めかけてんだろ?…もう、そんなのはいないんじゃないかって、俺と遊んでいれば楽しいって…」

ハルヒ「……」

キョン「昨日、俺、見ちまった」

ハルヒ「!!」

キョン「不思議探索休みにしてまで…お前が何をしてたのかを…」

ハルヒ「あ…あ」

キョン「そろそろ…寒くなってきたよなあ…?マフラーとか手袋とか、恋しい季節だ…」

キョン「今日、寝坊したのは…遅くまでそれらを編んでたから…じゃないのか?」

ハルヒ「…う、な、なによあんたあたしからもらっても」

キョン「いや、ハルヒが俺のためにしてくれてるのは分かってるし、俺も、とてもうれしい…そこまで想ってもらえてると…」

89 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2012/02/03(金) 00:32:10.78 ID:WgM+8FH00

ハルヒ「だ、だったら!!」

キョン「だが、俺のために…お前の夢を壊すような結果になるんだったら…俺は…」

ハルヒ「…」

キョン「勘違いしないでほしい…俺だってお前が好きだ…だけどな」

キョン「お前が変わってまで、夢をあきらめてしまうまでになって…お前と付き合いたいとは思わん」

キョン「俺が大好きだったお前が、俺が惹かれたお前がなくなるのは…嫌なんだ」

キョン「…頼む。俺の為だけに、お前は変わらないでいてくれ。」

キョン「付き合う前までのように、俺をどんなに引っ張ろうが、使いまわそうが、俺はずっとお前の傍にいるから…」

キョン「自分の夢に向かって、進んでくれ…」

ハルヒ「…キョン」

92 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2012/02/03(金) 00:41:02.61 ID:WgM+8FH00

1年とちょっとあと…

キョン「…慣れ親しんだ校舎とも、もうお別れか…早いもんだな」

古泉「そんなものですよ。高校生活なんて…」

キョン「結局、SOS団には新入部員、入んなかったな。」

古泉「そうですね…部室も、今後どうなる事やら…」

キョン「…来年度入んなかったら、恐らく…」

古泉「…」

長門「その心配はない」

キョン「おう、長門。お前もHR終わったのか」

古泉「それで、心配ないとは?」

長門「来年度、新しいインターフェイスが北高に配属される予定」

長門「その数5人…文芸部に入部させる」

キョン「…なんだってハルヒのいない北高に?」

長門「…事後処理、及び、涼宮ハルヒがまた部室に来やすくなるように…」

古泉「それくらいなら…僕たち機関にもできたのですが…何者かの介入でできないと思ったら、貴女のせいでしたか…」

95 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2012/02/03(金) 00:47:48.10 ID:WgM+8FH00

キョン「にしても…みんなして朝比奈さんのいる大学に進学とは…何の偶然だ?これは」

古泉「んっふ。もしかしたら『必然』かもしれませんよ?…神の御意思による、ね?」

キョン「はっ。どうだか…」

古泉「…まあ、あの時涼宮さんを説得していなければ、SOS団全員が同じ大学に通うなんて不可能だったのですから…」

古泉「…貴方が選んだ『運命』…なのかもしれませんね」

キョン「うへぇ…くさいセリフ言いやがって…」

古泉「…貴方が涼宮さんに吐いたセリフほどではありませんよ」

キョン「な?!お、お前見てたのか?!こんにゃろー!!」グワッ

古泉「あっはははははは。機関を舐めてもらっては困りますよ!」ダダダダダダ

キョン「てめえええええ!!!」

ハルヒ「こら!!キョン!!古泉くん!!何やってんの!!」

キョン「いやっ…だってこいつが…」

古泉「…すみません。涼宮さん」

96 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2012/02/03(金) 00:57:23.68 ID:WgM+8FH00

ハルヒ「さあ、SOS団の面々、全員無事卒業!そしてみくるちゃんと同じ大学に行くことが決まりました!!」

ハルヒ「これは神による導きだわ!!早速大学でのSOS団の活動を考えるわよ!!」

古泉「それはいい提案ですね」

キョン「…苦労するのは俺らだがな」

古泉「それにしても、みなさんがそろってこうしていられるのは、貴方のおかげです。本当にありがとうございます」

キョン「…お前に礼を言われる筋合いはねえよ」

キョン「俺は、あいつの彼氏として、世界を大いに盛り上げるためのジョンスミスとして…あいつの夢追いを助けてるだけだ…」

古泉「…そうでしたね」

ハルヒ「ほら、キョン!!古泉くんも早く来なさい!!」ギュッ

キョン「お、おい…腕引っ張るなって!!」

古泉「ふふふ…また大変な日々が続きそうですね?長門さん?」

長門「そう…でも、私は嫌いではない。むしろ、喜ばしいことだと思っている」

古泉「…僕もですよ。長門さん。さ、行きましょうか?」

長門「…」コク

ハルヒ「さあみんな!早くいくわよ!!」
                                            〜END〜

102 名前:三度目の正直 ◆R5ELseajhM [] 投稿日:2012/02/03(金) 01:04:56.12 ID:WgM+8FH00

はい、支援ありがとうございました

ちなみにA選んだらBAD一直線でした。誰かが予想してたけど、まあ、ハルヒが浮気してた…って感じで。

その理由は「キョンがあたしより団活優先させるから」でした。

最後は…まあ、ご想像にお任せしますよ〜っと…俺の中では酷いことなってますけど。

ではノシ



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