ハルヒ「長谷川穂積・・・?」


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トップ 作品一覧 作者一覧 掲示板 検索 リンク SS:ハニー・ポッター「進まなきゃ、前に。そうでしょ?」

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1 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/05/01(土) 16:13:22.48 ID:f4jg9xzR0

時は2002年11月
ハルヒ「さあ今月のボクシングマガジンみなきゃね!」
ハルヒ「あ、熟山試合したのね!」
ハルヒ「日本バンタム級王座に挑戦して2度引き分けた猛者だからね!」
ハルヒ「相手は長谷川なんちゃらとかいうかませ犬だったわね。どうせ勝ったんでしょうけど・・・
    王座に挑戦するなら、もっと骨のある選手と戦ってほしいわあ」


3 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/05/01(土) 16:16:13.34 ID:f4jg9xzR0

ハルヒ「え・・・大番狂わせ・・・?」
ハルヒ「熟山負けたの!!!!?」ガーン
ハルヒ「あ、相手は誰なの!!!!??」
ハルヒ「長谷川穂積・・・?」
ハルヒ「聞いた事ないわね・・・」

5 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/05/01(土) 16:19:58.71 ID:f4jg9xzR0

ハルヒ「ねえキョン!」

キョン「あ・・・?なんだハルヒ」

ハルヒ「あの熟山が負けたの!」

キョン「へえ。誰にだ?まあ熟山も強豪といっても人間だ。負けるときもあるさ」

ハルヒ「それが長谷川穂積っていう10戦そこそこの新人なのよ!」

キョン「ほう・・・?聞かない名前だな」

6 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/05/01(土) 16:23:40.23 ID:f4jg9xzR0

ハルヒ「あたしが贔屓にしてやってたっていうのにみっともないわね!情けないったらありゃしないわ!」

キョン「まあそういうな・・・試合を見たわけじゃないんだろう?ただお前が知らないだけで、もしかしたらスーパーホープかもしれんぞ?」

ハルヒ「うるさいわねバカキョン!あんたにこの気持ちが分かるワケないでしょ!」

ハルヒ「う〜。気分悪いわ!今日は団活中止!!」

キョン「おいおい・・・」

7 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/05/01(土) 16:29:43.08 ID:f4jg9xzR0

古泉「解説しましょう。ここでいう熟山とは、熟山竜一(みのりやまりゅういち)選手をさします。」

古泉「戦績は当時16戦10勝3分3敗」

古泉「うち3敗はハイメバルセロナ。ジェスマーカ。ナイトアレキサンドル(現サーシャ・バクティン)といった超強豪との試合です」

古泉「最近では日本バンタム級王座に2度挑戦し、いずれも引き分け。再起戦では韓国人ボクサーを1RでKOするなど、タイトル戦線復帰が
待ち望まれていた選手でした。」


8 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/05/01(土) 16:33:00.11 ID:f4jg9xzR0

古泉「対する長谷川穂積選手ですが・・・」

古泉「これといって目立った戦績を残していた選手ではありませんでした。」

古泉「11戦9勝2敗。うち7試合が判定勝利という非力な印象。」

古泉「下馬評では熟山の勝ちが当然視されていました」

9 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/05/01(土) 16:39:40.10 ID:f4jg9xzR0

帰り道

キョン「ふむ熟山が負けたのか」

キョン「俺もファンだったのに・・・くそう」

古泉「こんにちは」ヌッ

キョン「おう!?こ、古泉か・・・相変わらず顔が近いな」

古泉「どうしたんですか?あまり元気がありませんが」

キョン「実は密かに贔屓にしていたボクサーが番狂わせで負けてしまったんだ・・・」

古泉「それはそれは。残念でしたねえ。」

キョン「しかもハルヒもその選手のことが好きでな。みっともない負け方だとかいってそのまま帰っちまったんだ」

古泉「そうでしたか。ということは今日の団活が中止なのもそのせいで?」

キョン「そういうことだ。全く迷惑な奴だ。おまえにも迷惑をかけるかもしれないが、
ハルヒに変わって言っておく。すまんな。」

10 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/05/01(土) 16:44:03.76 ID:f4jg9xzR0

古泉「はて・・・なんのことでしょうか?」

キョン「とぼけるな。閉鎖空間が発生したんだろう?それもあの怒り方じゃあドでかいのが発生してそうだ。」

古泉「んふ。ご心配なく。幸い、今のところ閉鎖空間したという知らせは受けていません。」

古泉「おそらくは熟山選手への怒りよりも、土をつけたその選手への興味が上回ったのでしょう。」

キョン「ほう・・・珍しいこともあるもんだ」

古泉「きっと心の何処かで理解していたのでしょう。」

古泉「ボクシングに、番狂わせはつきものだと」

11 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/05/01(土) 16:49:54.95 ID:f4jg9xzR0

キョン「そうだな・・・それがボクシングのおもしろいところでもあるもんな」

古泉「そういうことです。それでは、また明日。」

キョン「おう。」


その夜

キョン「長谷川穂積か・・・」

キョン「山口×横山の例があるし、ひょっとすると化けるかもしれん」

キョン「これからが楽しみな選手だな」

13 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/05/01(土) 16:59:44.97 ID:f4jg9xzR0

古泉「解説しましょう。山口×横山とは、ミニマム級国内王者で現役世界ランカーでもある横山選手が
日本9位の山口真吾選手に、ノンタイトル戦ながら敗北してしまった試合です」

古泉「その後山口選手は世界王座に挑戦。KO負けするもその根性は目を見張るものがあり、横山戦がフロックでないことを証明しました。」

古泉「また最近では坂田選手からダウンを奪う善戦。内藤選手のWBC王座にも挑戦しました」

古泉「山口選手が大きく成長したのは、横山戦での金星のおかげと言っても過言ではありません。」

16 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/05/01(土) 17:04:16.02 ID:f4jg9xzR0

古泉「ここで1人覚えておいて欲しい選手がいます。」

古泉「ジェス・マーカ。フィリピン人のボクサーです。肩書はOPBFバンタム級王者。」

古泉「川島勝重、仲里繁、有永 政幸といった後の世界ランカー、世界王者を相手にことごとく防衛。いわゆる日本人キラー。まさに東洋の壁と言える選手です」





18 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/05/01(土) 17:13:52.61 ID:f4jg9xzR0

3ヶ月後

ハルヒ「ロイ・ジョーンズがヘビー級王座獲得!?」

ハルヒ「バケモンねあいつ・・・」

ハルヒ「ん!?また長谷川穂積ね!?忌々しいわ!」

ハルヒ「10R判定決着ね・・・どうせつまらない試合をしたに決まってるわ!」

ハルヒ「・・・でも気になるわね。あの熟山からダウンをとって勝った男よ?弱いわけないじゃない・・・」

ハルヒ「ねえキョン!!」

キョン「なんだハルヒ?今日もかわいいな☆」

ハルヒ「う、うるさいわね・・・モジモジ それはそうと、次の長谷川穂積の試合見に行くわよ!団長命令よ!」

キョン「ふむ。奇遇だな。俺も見に行きたいと思っていたところだ。団員みんなで行くか?」

ハルヒ「みくるちゃんを連れて行って、へんなのに絡まれたら面倒でしょ!あ、あんたとあたしの2人よ!」

キョン「ほう。そうか。まあ別に試合が始まっちまえば、ひとりだろうがなんだろうが関係ないからな。」

ハルヒ「いっとけどチケットはあんたのおごりなんだからね!」

キョン「やれやれ」

20 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/05/01(土) 17:22:16.94 ID:f4jg9xzR0

キョン「日本人ヘビー級ボクサー?」

キョン「また変なのがでてきたもんだ・・・」prrrrr 着信 涼宮ハルヒ

キョン「ガチャ もしもし?」

ハルヒ「キョン!? 長谷川穂積の試合が決まったわよ!急いでボクシングマガジンを見なさい!」

キョン「へいへいっと・・・おお、ジェス・マーカと試合じゃないか」

ハルヒ「そうなのよ!あのジェス・マーカなのよ!これはさすがの長谷川も勝てないわねワクワク」

キョン「負けそうだってのになんでそんなに嬉しそうなんだお前は・・・」

ハルヒ「うるさいわね!いいからさっさとチケットとりなさいよ!いいわね!?売り切れで買えませんでしたなんてなったら死刑だからね!!ガチャ」

キョン「言うだけ言って切りやがった・・・」

キョン「きょうび、たかが東洋タイトルマッチごときでチケットは売り切れねえよ・・・」

キョン「そんだけハルヒの奴も楽しみってわけか」



21 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/05/01(土) 17:29:21.89 ID:f4jg9xzR0

試合当日

キョン「どきどきするな・・・」

ハルヒ「ふん。どんなもんか見せてもらおうじゃないの。」

カーン

ハルヒ「なかなかすぴーどがあるわね・・・」

キョン「手数もいいな。マーカがうまく入れない。」

ハルヒ「あ、ダウン!!」

キョン「おいおいとんでもないな・・・」

判定2−1をもちまして・・・勝者!青コーナー長谷川穂積!!

キョン「勝っちまった・・・」

ハルヒ「な、なかなか強いじゃないの・・・」



23 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/05/01(土) 17:32:31.76 ID:f4jg9xzR0

その後
キョン「面白かったな」

ハルヒ「まあ。いい暇つぶしになったわ。熟山を負かすだけあって、まあまあ強かったわね」

キョン「まあまあって・・・期待のホープがでてきたじゃないか。まだまだ荒削りだがもしかするといけるかもしれんぞ?」

ハルヒ「いけるってどこによ?」

キョン「世界タイトルマッチにだよ」

24 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/05/01(土) 17:45:29.64 ID:f4jg9xzR0

ハルヒ「ふーん・・・どうかしらね?」

キョン「わくわくしないか?長谷川穂積がどうなっていくのか。」

ハルヒ「・・・否定はしないわ。」

ハルヒ「そうね・・・どうせなら、統一王者にでもなってもらいたいものね!」

キョン「はは、そりゃあなれるならなって欲しいもんだ」

ハルヒ「なれるわよ!私が見込んだボクサーよ?」

ハルヒ「もしなれなかったとしても・・・もっと強くなって帰ってくるに違いないわ!」

キョン「話が飛躍しすぎじゃないか?それにいつの間に見込んだんだ?」

ハルヒ「うるさいわね!いいのよ強いんだから!いいわね?今日から長谷川穂積は、SOS団公認ボクサーよ!」

ハルヒ「あんたもしっかり応援しなさい!」

キョン「やれやれ(言われなくたってそうするさ・・・)」

キョン(なんたって長谷川は・・・)

キョン(日本のエースだからな)

終わり



27 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/05/01(土) 17:51:30.71 ID:f4jg9xzR0

あとがき。

稚拙な文章を最後までお読みいただきありがとうございました。

長谷川穂積はいろいろ叩かれてますが、きっとさらなる飛躍を見せて、ねらー
の手のひら返しが見れると信じています。頑張れ長谷川穂積。

33 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/05/01(土) 18:13:40.76 ID:f4jg9xzR0

皆さんありがとう。次はハルヒ「西岡利晃・・・?」でお会いしたいと思います



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