古泉「貴方を殺して涼宮さんの出方を見ます」


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1 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/04/11(日) 06:18:54.78 ID:dS6aucEe0

キョン「おいおい、冗談は顔だけにしてくれよ」

古泉「鍵である貴方が死んだらどうなるか」
古泉「機関でも意見が分かれましたが」
古泉「上層部は決断に至りました」

キョン「……冗談じゃなさそうだな」

2 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/04/11(日) 06:21:35.97 ID:dS6aucEe0

古泉「はい」
古泉「実行役は僕が自ら志願しました」

キョン「ショックだな。恨まれてたのかよ」

古泉「逆ですよ……。僕は貴方を親友と思っています」
古泉「何も知らされず、知らない人物に殺されるよりは……」
古泉「全て理解して頂いた上で、友の手で、とね」

キョン「……ありがたいことだな」

古泉「では……」

4 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/04/11(日) 06:23:51.60 ID:dS6aucEe0

古泉「どのコースをお選びになりますか?」

キョン「は?」

古泉「Aの刺殺コース、Bの撲殺コース、Cの腹上死コース、と揃えてみましたが」

キョン「明らかにCはおかしいよな、なんだ腹上死って」

古泉「男の最も憧れの死因だと思いますが」

7 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/04/11(日) 06:26:27.50 ID:dS6aucEe0

キョン「相手は誰だよ」

古泉「無論、僕ですがそれが何か!?」

キョン「ありえねぇよ!男同士で初体験で腹上死って、どんな人生罰ゲームだよ!」

8 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/04/11(日) 06:28:51.94 ID:dS6aucEe0

古泉「……残念です。ではAの刺殺コース、Bの撲殺コースからお選びください」

キョン「んー、刺殺はナイフだろ?」

古泉「はい」

キョン「朝倉でトラウマになってるからなぁ」

古泉「ではBの撲殺コースで決定ですね」

9 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/04/11(日) 06:31:10.09 ID:dS6aucEe0

キョン「決定すんなよ!殺されてたまるか!」

古泉「この撲殺ハンマーを使います」

キョン「人の話は聞けよ!というかでかいなそのハンマー!」

古泉「一撃で殺せるかどうか自信はありませんが、死ぬまで頑張りますので」

キョン「……お前の爽やかな笑顔がこれほどムカついたのは初めてだ」

古泉「……では行きます」

10 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/04/11(日) 06:32:55.05 ID:dS6aucEe0

キョン「くそっ!きっと長門が助けに来てくれる!」

古泉「あ、長門さんなら機関のスポンサーで熱海に旅行中です」
古泉「秘宝館めぐりを楽しみにしてましたから、来ることはないでしょう」

キョン「えー」

古泉「では、改めて……ふんもっふっ!」

 どがっ!

キョン「あがっ!」

11 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/04/11(日) 06:34:36.38 ID:dS6aucEe0

古泉「す、すみません。やはり一撃では……」

キョン「古泉……気にすんな」
キョン「お前の気持ち……今ので伝わったぜ」
キョン「……へへ……今のお前になら、殺されてもいいかなって思っちまってる」

古泉(ああ、脳に障害が)
古泉(しかし好都合!)
古泉「ありがとうございます!」

12 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/04/11(日) 06:36:50.15 ID:dS6aucEe0

キョン「なあに……いいってことよ」

古泉「貴方が完全に死にきるまで、僕はハンマーを何百、いや何千、何万回でも振り下ろし続けます!」

キョン「その意気だ!やれ!古泉」

古泉「うおおおおおおおおおおおおおおおっ!」

15 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/04/11(日) 06:40:39.76 ID:dS6aucEe0

 ―15498回目の殴打終了―

古泉「はあはあ……」

キョンだったモノ「」

古泉「神人を倒すより辛かったですよ、精神的にも、肉体的にも」

キョンだったモノ「」

古泉「……」



古泉「ぺっちゃんこ、ですね」

16 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/04/11(日) 06:42:17.93 ID:dS6aucEe0


 ガラッ

ハルヒ「このわたしの出番のようね!」
ハルヒ「ぺっちゃんこと聞いては黙っていられないわ!」

古泉「! す、涼宮さん……!?」

17 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/04/11(日) 06:43:39.82 ID:dS6aucEe0

ハルヒ「これ、キョン?」

古泉「え、あ、はい」

ハルヒ「……古泉くんが、やったの?」

古泉「……はい」

18 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/04/11(日) 06:45:49.06 ID:dS6aucEe0

ハルヒ「手ぬるい!」

古泉「はい?」

ハルヒ「人ををぺっちゃんこにする時はね」
ハルヒ「何のためらいも無く自由に」
ハルヒ「なんというか、ホントの意味でぺっちゃんこにしなきゃあダメなのよ」
ハルヒ「ぺっちゃんこで、ぺっちゃんこで、ぺっちゃんこで……」

20 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/04/11(日) 06:47:34.90 ID:dS6aucEe0

古泉「は、はあ……」
古泉(なに言ってんのこの人!?)

ハルヒ「このキョン、まだ原型が残ってるわ!ハンマー貸しなさい!」

 バッ

 ガンガンガンガンガンガンガンガンガンガンガンガンガンガンガンガン!
 ガンガンガンガンガンガンガンガンガンガンガンガンガンガンガンガン!
 ガンガンガンガンガンガンガンガンガンガンガンガンガンガンガンガン!


22 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/04/11(日) 06:49:17.73 ID:dS6aucEe0

古泉(涼宮さんのハンマー捌きは、僕とはとても比べ物にならないほど鮮やかで)
古泉(ひとかけらの躊躇のもなく、彼だったモノを言葉通りにぺっちゃんこにしてしまいました)
古泉(どうやら彼女には、彼の存在よりぺっちゃんこ願望の方が大きかったようで)

23 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/04/11(日) 06:51:37.29 ID:dS6aucEe0

ハルヒ「ぺっちゃんこ!ぺっちゃんこよ!」
ハルヒ「ぜーんぶ、ぜーんぶ、ぺっちゃんこ!」
ハルヒ「みくるちゃんも古泉くんも有希もキョンも世界中みーーーーーーんな!」
ハルヒ「ぺっちゃんこー!ぺっちゃんこー!ぺっちゃんこにしーちゃえー!」
ハルヒ「あはははははははははははははははははははははははははははははは!」

24 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/04/11(日) 06:52:43.85 ID:dS6aucEe0


――
古泉(世界は、涼宮さんの望み通りに、ぺっちゃんこになりました)

25 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/04/11(日) 06:54:32.80 ID:dS6aucEe0

キョン(ぺっちゃんこ)「古泉、今回は色々と訳が分からないんだが」

古泉(ぺっちゃんこ)「僕もですよ。まあ、人間が『神』の御心を知るのは不可能ということでしょうか」

長門(ぺっちゃんこ)「この世界は不思議でいっぱい。秘宝館はすごかった」

27 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/04/11(日) 06:56:52.18 ID:dS6aucEe0

ハルヒ「はぃいいいいーーーーーーー!」
ハルヒ「ぺっちゃんこー!ぺっちゃんこー!」

 ガンガンガンガンガンガンガンガンガンガンガンガンガンガンガンガン!
 ガンガンガンガンガンガンガンガンガンガンガンガンガンガンガンガン!
 ガンガンガンガンガンガンガンガンガンガンガンガンガンガンガンガン!

みくる「ぐぇ!ぐぇ!ぐぇ!ぐぇ!ぐぇ!ぐぇ!ぐぇ!ぐぇ!」

28 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/04/11(日) 06:58:32.96 ID:dS6aucEe0

キョン(ぺっちゃんこ)「俺たち、なんで生きてるんだろうな」

古泉(ぺっちゃんこ)「根源的な命題ですね。きっと『神』がそう望まれたからでしょう」

長門(ぺっちゃんこ)『何かあったら〜思い出してね〜わたし〜の〜〜こと〜〜を〜〜』
長門(ぺっちゃんこ)『そしていつか〜〜またいらしてね〜〜この場所〜〜に〜〜』

29 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/04/11(日) 07:00:02.08 ID:dS6aucEe0

キョン(ぺっちゃんこ)「長門、何だその曲?」

長門(ぺっちゃんこ)「秘宝館のテーマ曲のテープ。3500円」

みくる(ぺっちゃんこ)「ひぇぇ、高いですねぇ」

長門(ぺっちゃんこ)「それだけの価値はあった」ムフー

キョン(ぺっちゃんこ)「……そうなのか?」

31 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/04/11(日) 07:01:52.81 ID:dS6aucEe0

ハルヒ「はぃいいいいーーーーーーー!」
ハルヒ「わたしも、わたしも、わたしも、わたしもー!」
ハルヒ「ぺっちゃんこー!ぺっちゃんこー!」
ハルヒ「あはははははははははははははははははははははははははははははは!」

 ガンガンガンガンガンガンガンガンガンガンガンガンガンガンガンガン!
 ガンガンガンガンガンガンガンガンガンガンガンガンガンガンガンガン!
 ガンガンガンガンガンガンガンガンガンガンガンガンガンガンガンガン!

ハルヒ「あひぃ!あひぃ!あひぃ!あひぃ!あひぃ!あひぃ!あひぃ!あひぃ!」

33 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/04/11(日) 07:04:23.55 ID:dS6aucEe0

キョン(ぺっちゃんこ)「自分で自分をぺっちゃんこにしてるぞ」

古泉(ぺっちゃんこ)「これで新世界が完成しますね」

キョン(ぺっちゃんこ)「巨乳のない世界は嫌だなぁ」

長門(ぺっちゃんこ)「おみやげ。男根ストラップ。ピンクの」

みくる(ぺっちゃんこ)「あ、ありがとうございますぅ〜」

35 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/04/11(日) 07:05:53.07 ID:dS6aucEe0

 涼宮チカラが何でもありだと思ったら大間違いだと怒られました

40 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/04/11(日) 07:12:24.37 ID:dS6aucEe0

ハルヒ「ぺっちゃんこー!ぺっちゃんこー!」
ハルヒ「あはははははははははははははははははははははははははははははは!」
ハルヒ「あははははははははあはははははははははははははははあははははは!」
ハルヒ「あはははははははははははははははははははははははははははははは!」
ハルヒ「あははははあははははははははははははははははははははははははは!」
ハルヒ「あはははははははははははははははははははははははははははははは!」
ハルヒ「あははははははははははははははははははあははははははははははは!」
ハルヒ「あはははははははははははあはははははははははははははははははは!」

41 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/04/11(日) 07:16:45.40 ID:dS6aucEe0


――
―――

ハルヒ「 ぺ っ ち ゃ ん こ ?」
ハルヒ「あたし……なにしてたの……?」

ハルヒ「古泉くん?みくちゃん?有希?……キョーン!?」
ハルヒ「みんな、みんな……ぺっちゃんこ……」
ハルヒ「う あ ああああああああああああああああああああああああああああああああ」



【「涼宮ハルヒのぺっちゃんこ」予告編・終】

42 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2010/04/11(日) 07:20:30.60 ID:dS6aucEe0

わけわかんないことになった
ねれないのでたてたけどねむいけどねれません
森さんで腹上死がいいです
朝倉さんもすてがたいですが
鶴屋さんが望ましいです
どうしたらいいでしょうか?

本編はちゃんとあるのでまた書きたいです
みくちゃんて誰だ
南部十四朗でした

46 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2010/04/11(日) 07:37:26.16 ID:dS6aucEe0



――

キョン「……ここは?」

古泉「長門さんがとっさに創り上げた閉鎖空間ですよ」

みくる「涼宮さん、おかしくなっちゃった」

キョン「長門は?長門はいないのか!?」

古泉「長門さんは、戦っています」

キョン「戦って……まさか!?」

みくる「はい。ぺっちゃんこ大王と化した涼宮さんと、です」

48 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2010/04/11(日) 07:44:29.18 ID:dS6aucEe0

古泉「世界各地は涼宮さんの創り上げた閉鎖空間……いえ、ぺっちゃんこ空間と言ったほうがいいでしょう」
古泉「ぺっちゃんこ空間にとって代わられました」

みくる「わたしの未来も存在が消え、残ってるのはこの長門さん印の閉鎖空間だけ」
みくる「長門さんに頼るしかできない自分が、情けないです……」

キョン「そんなの俺だって同じですよ」
キョン「俺は……アイツのぺっちゃんこ願望を分かってやれなかった」

古泉「責任の取り合いは後にしましょう」
古泉「やるべき事は一つ」
古泉「ぺっちゃんこ大王と戦うんです」

みくる「そんな!」

キョン「俺たちに何ができる?長門だってギリギリー、ギリギリっぽいみたいじゃないか!」

49 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2010/04/11(日) 07:50:58.43 ID:dS6aucEe0

古泉「僕らはSOS団ですよ」

キョン「!」

古泉「たとえ力がなくとも……絆があれば戦える」
古泉「今までのあなたが正にそうでしたでしょう?」

みくる「絆……この、男根ストラップ(ピンク)には、長門さんの想い(秘宝館への)がこもってます」
みくる「わたし……いざとなったらこれを使っても構いません!」

キョン「朝比奈さん!」
キョン「あなたがそこまで言ってるのに、男の俺が戦わないわけにはいきませんよね」

みくる「キョンくん……」

キョン「俺もいざとなったら長門からもらった男根ストラップ(ブラック)をぶち込みます」

古泉「僕は既にぶち込んであります」

50 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2010/04/11(日) 07:57:54.84 ID:dS6aucEe0

キョン「古泉、この長門印の閉鎖空間から俺たちを連れて出られるか?」

古泉「可能です。……が、戻れませんよ?」

みくる「構いません。長門さんと共に戦いに行きましょう!」

キョン「おうさ!あいつにばかり秘宝館を楽しませてたまるかってんだ!」

古泉「ですね。このぺったんこ騒動が終わったら、皆で熱海に行きましょう」

キョン「その前にお前は俺を殺そうとしたことをジャンピング土下座三億回で謝罪してもらうぜ?」

古泉「おやおや、手厳しい」

みくる「それよりはやくしないと1が寝てしまいます」

キョン「おっとそれじゃ古泉、ぺっちゃんこの世界へ案内頼むぜ」

古泉「分かりました……ふんもっふ!」

 ペカー

51 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2010/04/11(日) 08:06:33.17 ID:dS6aucEe0

キョン「なんてこった。世界中がぺっちゃんこだ」

みくる「北高も、アダルトショップもぺっちゃんこです」

古泉「しかし元凶を潰せば元に戻るはずです」
古泉「……あれを倒せば、ね」


キョン「……な!でかい!そしてぺっちゃんこ!」

古泉「言うなればぺっちゃんこ神人というところでしょうか」
古泉「ほら、長門さんが戦っています」

 ゴッ ゴッ ダンコンッ

みくる「すごい……」

キョン「さすが長門だ」

古泉「彼女の場合、貧乳であったことが戦える一つの要因でした」
古泉「ぺっちゃんこに、より近い存在……」

みくる「わたしは巨乳ですけど、頭の中は薄いですから…・・・」

古泉「ええ。イケると思いますよ」

52 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2010/04/11(日) 08:14:03.95 ID:dS6aucEe0

古泉「とにかく、全員で長門さんからもらった男根ストラップをぶち込んで突撃しましょう」
古泉「それにかけるしかありません」

みくる「はいっ」 ズブッ

キョン「おうっ」 ズブッ


古泉「成功確立はおよそ0,0001%」

みくる「けれどわたしたちは」

キョン「不可能を可能に変える」

ハルヒ「SOS団!」

全員「絶対に勝ってみせるっっっ!!!!」


 俺たちはまだ登り始めたばかりだぜ、北高の長い上り坂をよ……

今まで応援ありがとうございました!
南十四朗の次回作にご期待下さい!!



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