古泉「痴漢は許せませんね」


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1 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/09/05(土) 16:11:58.24 ID:XfDtwftU0

キョン「暇だな」

古泉「暇ですねぇ」

キョン「なんで今日はお前しかいないんだ?」

古泉「皆さん、用事があるんじゃないでしょうか」

キョン「そうかぁ…」

キョン「…」

キョン「…なぁ古泉」

4 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/09/05(土) 16:18:59.41 ID:XfDtwftU0

古泉「何でしょう?」

キョン「お前は彼女を作らないのか?」

古泉「はい?」

キョン「彼女だよ。俺たちは健全な男子高校生だぞ?」

古泉「そ、そうですね」

キョン「言いたかないが、お前は女子に人気があるだろう?」

古泉「そうでしょうか?」

キョン「とぼけるなよ。お前、3年の可愛い先輩に告白されて振ったらしいじゃないか」

古泉「はて、そうでしたかね?」

5 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/09/05(土) 16:19:59.48 ID:XfDtwftU0

キョン「とぼけるなって。結構有名になってるんだぜ?この話」

古泉「ははは、ありませんって。そんな話」

キョン「…まぁいい。で、彼女は作らないのか?」

古泉「そうですね。作らないわけじゃないんですよ」

キョン「だよな。お前なら…」

古泉「作れないんです」

キョン「えっ」

古泉「僕は機関の人間であり、神人を倒すという大きな使命がありますから」

キョン「…そうだったな。すまん」

古泉「いえ、いいんです」

7 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/09/05(土) 16:21:34.60 ID:XfDtwftU0

キョン「じゃあ、機関に所属している人間はみんな恋愛とかはしてないわけか?」

古泉「もちろんです。皆さん、そんな余裕なんてないんでしょうね」

キョン「そうか…」

古泉「そう言うあなたはどうなんですか?」

キョン「え?」

古泉「彼女との距離は縮めなくてよろしいんですか?」

キョン「か、彼女って誰だ!?」

古泉「わかっていらっしゃるでしょう?ふふ」

キョン「さ、さぁな。さっぱりわからん」

古泉「ふふ」

9 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/09/05(土) 16:22:45.02 ID:XfDtwftU0

キョン「さて、することもないし、そろそろ帰るとするか」

古泉「そうですね。あ、鍵は僕に任せて先に帰っていただいても結構ですよ」

キョン「そうか?じゃあ任せた」

古泉「えぇ。また明日」

バタン!

古泉「ふぅ」

古泉「まさか彼女を作らないかどうか聞かれるなんて…」

古泉「確かに興味がないわけではありませんが…僕には世界の調和を保つという重要な任務があるのですよ」

古泉「しかし、我慢ばかりでは体に毒です」

古泉「帰宅ラッシュの時間…。そろそろ始めますか」

11 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/09/05(土) 16:24:03.80 ID:XfDtwftU0

電車内

古泉「世界のために命をはる僕です」

古泉「それならば、少しは自分の欲求を満たしても許される筈ですよね?」

古泉(満員電車。僕の前には身長154cm程と思われる小柄な女性。実に良いお尻だ)

古泉(本日のターゲットとしては上出来。始めましょう)


古泉(目標をセンターに入れて、タッチ)もみ!

女性「!?」

古泉(目標をセンターに入れて、タッチ)もみ!

12 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/09/05(土) 16:25:59.43 ID:XfDtwftU0

翌日

ガチャ
古泉「遅くなりました。掃除当番がありまして」

みくる「あ、すぐにお茶を煎れますね」

古泉「あ、いえ、結構です。本日はバイトがありますので」

みくる「そうなんですかぁ。頑張って下さいね!」

古泉「ええ、失礼します」
バタン

ハルヒ「…古泉くんも大変そうねぇ。一体何のバイトをしてるのかしら?」

キョン「さぁな、知らん」

ハルヒ「まぁいいわ。いいからさっさとホープページのトップをこれに差し替えなさい!」

キョン「はいはい、今やるさ」

キョン(またあの閉鎖空間か。しかし、今日のハルヒの機嫌は特に悪くないぞ?)

14 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/09/05(土) 16:27:34.29 ID:XfDtwftU0

古泉「ふぅ、なんとか抜け出すことが出来ました」

古泉「それでは、本日の下見を開始しましょう」

古泉「…」

古泉「おや、あそこのマンションにかかっている下着。なかなかいい柄ですね」

古泉「いやしかし、見たところあれはCカップ」

古泉「Bカップ以上は脂肪の塊であり胸ではないという僕には合いません。困ったものです」

15 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/09/05(土) 16:29:41.19 ID:XfDtwftU0

古泉「下着泥棒」

古泉「こう聞くと非常に卑猥に聞こえてしまいますが、やってみると意外なほどに奥が深い」

古泉「狙い目は一人暮らしを始めたばかりの女子大生」

古泉「そしてそれがAカップである場合が本命です」

古泉「おや、あそこのベランダにあるのはまさしく若い女性用のAカップブラですね」

古泉「素晴らしい。さっそくチェックを付けなければ」

古泉「あの高さでは獲れませんが、いずれチャンスはやってきます」

18 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/09/05(土) 16:31:40.41 ID:XfDtwftU0

数日後

ガチャ
古泉「度々すいません。遅れてしまいました」

ハルヒ「じゃあ何!?あたしの感性がおかしいって言うの!?」

キョン「この際だ、ハッキリ言ってやろう!俺ならこんなトップページのサイト、来たいと思わん!」

古泉「あれは…?」

みくる「ホームページのことでケンカが始まっちゃって…二人とも止めてくださ〜い」

ハルヒ「あ〜もういいわ!帰る!」

バタン!

キョン「なんだ、あいつめ」

みくる「ふえぇ、もっと仲良くしてくださいよ〜」

prrrr!

古泉「!」

20 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/09/05(土) 16:33:51.60 ID:XfDtwftU0

古泉「閉鎖空間が発生したようです」

キョン「…俺は謝らんぞ」

古泉「貴方も困った方だ」

古泉(むしろ、僕としては礼を言いたい気分なんですけどね)

古泉「仕方ありません。行ってまいります」

キョン「…」

みくる「ふぇ〜、気をつけて下さいね」

古泉「ありがとうございます」

22 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/09/05(土) 16:35:32.31 ID:XfDtwftU0

古泉「さて、閉鎖空間が発生したのはこの辺りですね」

古泉「ふふ、ここは既に事前チェック完了ポイントです」

古泉「では、侵入」




ドーン!!

古泉「神人、暴れているようですね」

古泉「さて、僕も参加しなければ」

23 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/09/05(土) 16:37:23.95 ID:XfDtwftU0

古泉(確か僕の御眼鏡に叶う下着があったのは…)

古泉(あのマンションのあの部屋!)

古泉(さぁ、始めましょう)


古泉「神人に正面から果敢に挑みかかり!」

古泉「その攻撃をかわした様に見せかけ!」

古泉「目標の部屋に、ダイブ!」

古泉「そして…下着を獲る!!!」

古泉(この間約15秒。完璧です!)

24 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/09/05(土) 16:40:26.92 ID:XfDtwftU0

古泉「ふふ、今日も上質な下着を得ることができました」

古泉「247着目、なかなかの数になってきましたよ」

古泉「押入れが空いてなくて、部屋に出しっぱなしなのが玉に傷ですが」

古泉「…しかし、これは閉鎖空間内での出来事」

古泉「まさに完全犯罪です」

古泉「ああ、なんだか昂ぶって来ました。今日も満員電車に攻め込むとしましょう」

25 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/09/05(土) 16:43:22.17 ID:XfDtwftU0

電車内

古泉「ふぅ、やはり満員電車というのは窮屈ですね」

古泉(しかし、なかなか上質な女性が目の前にやってきましたよ)

古泉(本日のターゲット決定です)

古泉(…ん?)

古泉(この女性、非常にバストサイズが大きいですね)

古泉(これは微妙です。しかし、一度決めたターゲットは必ず触るのが僕の信条!)

古泉(行かせてもらいま…って)

古泉(この女性は…朝比奈さん!?)

26 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/09/05(土) 16:45:13.01 ID:XfDtwftU0

古泉(困りましたね、まさか顔見知りとは)

古泉(どうしましょう)

古泉(しかし、一度決めたターゲットは必ず触るのが僕の信条!)

古泉(思い浮かべるのは綺麗なあのフォーム)

古泉(大きく振りかぶり…)

古泉(ボーリング玉を投げるように!タッチ!)もみ!

みくる「!?」

28 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/09/05(土) 16:48:30.11 ID:XfDtwftU0

古泉「案の定、朝比奈さんは声を上げませんでしたね」

古泉「身内であるというのが少々不安をあおりますが」

古泉「もしかすると朝比奈さんが今日のことを誰かに…いえ、するとすれば彼しかいませんが、相談を持ちかけるかもしれません」

古泉「…ですがまぁ、こんなデリケートな相談を男性にする訳はありませんね」

古泉「彼に相談できない以上心配はありません。ふふふ」


翌日

ハルヒ「本日集まって貰ったのは、我がSOS団団員のみくるちゃんが、あろうことか痴漢に襲われるという事件があったからよ!」

古泉「…」

32 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/09/05(土) 16:50:54.82 ID:XfDtwftU0

古泉(涼宮さんに相談するとは…不覚!)

キョン「ハルヒ、それはマジな話なのか!?」

ハルヒ「そうよ!見なさい!このみくるちゃんの落ち込んだ表情を!」

みくる(みんなには言わないって約束したじゃないですかぁ〜!)

キョン「朝比奈さん…そんなに目を潤ませて」

キョン「許せん!断じて許せん!」

33 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/09/05(土) 16:54:14.72 ID:XfDtwftU0

ハルヒ「もちろん、この事態をあたしも黙って見過ごすつもりはないわ」

ハルヒ「我がSOS団はこれより、みくるちゃんのお尻を触った犯人探しを行います!!」

古泉「!」

みくる(ふえぇ、そんな大きな声で言わないでぇ〜)

古泉「で、ですが涼宮さん。犯人といっても捜索範囲が広すぎるのでは?」

キョン「確かに、町中の人間を全員を取り調べる訳にもいかんだろう」

古泉「そうです。見つかる筈がないですよ」

ハルヒ「あたしもバカじゃないわ!もちろん犯人探しの手がかりがあるの!」

ハルヒ「みくるちゃんがチラッと見たのよ。犯人がこの学校の制服を着ているのを!!」

古泉「!?」

34 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/09/05(土) 16:57:20.89 ID:XfDtwftU0

古泉(ぬ…ぬかった)

古泉(まさかそんなところから足がつくとは思いもしませんでした)

古泉(しかもSOS団には万能宇宙人、長門さんがいる)

古泉(これは困ったことになりましたよ)

ハルヒ「この学校の人間という範囲ならきっと犯人も見つかる筈よ!」

キョン「確かにそれなら範囲もグッと縮まるが…どうやって探すんだ?」

キョン「まさかとは思うが、朝比奈さんを使ったおとり捜査なら断固阻止するぞ」

ハルヒ「!」

ハルヒ「そ、そんなことしないわよ!」

36 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/09/05(土) 17:00:15.61 ID:XfDtwftU0

ハルヒ「そうね、それならここで作戦会議をしましょう!」

ハルヒ「ここで案を練って、痴漢男をとっ捕まえるの!」

古泉(…!)

古泉(涼宮さんは犯人がこの中にいるとは考えていない)

古泉(ここで練られる作戦は犯人である僕に筒抜け)

古泉(ふ…ふふふ!これは面白い!)

古泉(いいでしょう。見つけ出せるものなら見つけ出せばいい!ふふふ!!)

37 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/09/05(土) 17:03:37.98 ID:XfDtwftU0

古泉(そうだ、そもそも理系特進クラスである僕を、彼らが追い詰められるわけがないじゃあないですか!)

古泉(ふふ、勝ち戦がここまで楽しいものだとは!)

ハルヒ「犯人は捕まえ次第、あたしたちでギッタギタのボッコボコにしてやるの!」

古泉(できるものですか!大体僕がやっているのは、世界を救わんとする僕に許された言わば特権!)

ハルヒ「い〜い、あんたち!」

古泉(そうです、僕は何も間違っちゃいない)

ハルヒ「私たちが」

古泉(僕が)

ハルヒ「正義よ!」
古泉(正義だ!)

43 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/09/05(土) 17:06:50.28 ID:XfDtwftU0

キョン「北高生か。しかし、それにしても候補は多いな」

ハルヒ「それなら心配ないわ。痴漢をするような男ならいかにも、って顔してるに決まってるもの!」

キョン「おまえなぁ」

ハルヒ「だって考えてみなさいよ!例えば古泉くんみたいな人が痴漢なんてすると思う?」

古泉「…!」

キョン「それは、まぁないだろうが」

ハルヒ「でしょ?」

ハルヒ「まぁ、確かに古泉くんみたいな完璧な人が痴漢やら下着泥棒に手を染めたらどうなるんだろうなんて想像したこともあったけど、やっぱりしっくりこなかったもの」

ハルヒ「噂じゃ、古泉くんモテモテなんだしね!」

古泉「…」

古泉(…やはり侮れない人ですね。さすがは涼宮さん、というべきでしょうか)

46 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/09/05(土) 17:09:08.10 ID:XfDtwftU0

古泉「さて、今日は怪しい人間を見かけたら涼宮さんに報告する、という作戦とも呼べぬ作戦で終了しましたが」

古泉「このまま追われる側でい続けるというのも癪ですね」

古泉「かくなる上は僕も作戦を練りましょう」

古泉「犯人が見つかるまで犯人探しが続くと言うのであれば…!」


谷口「なんだよ古泉、用事って」

古泉「いえいえ、たいした話ではないんです」

古泉(犯人を…作り上げる!)

50 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/09/05(土) 17:11:51.05 ID:XfDtwftU0

谷口「用事って、涼宮に頼まれた話か?」

古泉「いえ、違いますが、なぜそうだと?」

谷口「俺はもう涼宮と愉快な仲間たちに関わるのは止めることにしたんだ。あいにく俺はそんなにアホじゃねぇ」

古泉「そうですね。文化祭の件でしたら、涼宮さんに替わり僕がお詫び申し上げます」

谷口「…。で?用事ってのは何なんだよ」

古泉「そうそう、先日なんですが、SOS団のメンバーで暴露大会なるものが開かれたんです」

谷口「暴露大会?」

古泉「えぇ。涼宮さんの命令でね」

谷口「はっ、涼宮の考えそうなことだぜ」

古泉「そうですね。まぁ僕もいろいろと内情的な話をさせられました」

谷口「野郎の秘め事なんかに興味はねぇな」

古泉「その時、朝比奈さんも暴露話をさせられたんです」

谷口「!」

53 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/09/05(土) 17:14:48.82 ID:XfDtwftU0

古泉「朝比奈さんは自分の気になっている男性について話してくれました」

谷口「そうか。…それで?」

古泉「彼女は、どうやらSOS団に関わりがある男性に惹かれているらしいのです」

谷口「あぁ?それってお前かキョンってことか?まさかお前、自慢しに来たわけじゃねぇよな」

古泉「ふふ、その相手が僕ならば良かったんですが…どうやらSOS団のメンバーではないらしいんです」

谷口「!」

古泉「そこで、女性情報にお詳しい貴方なら何か知ってるんじゃないかと」

谷口(こいつら以外であの連中に関わりがある男。俺か国木田しかいねぇじゃねぇか!!)

56 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/09/05(土) 17:17:42.79 ID:XfDtwftU0

古泉「どうでしょう?」

谷口「あ〜、し、知らねぇなぁ」

谷口(しかし、国木田みたいな女っ面が朝比奈さん好みなわけはねぇ!そうなると必然的に…)

古泉(この顔、どうやら掛かったようですね)

古泉「あ、それとですね」

古泉「朝比奈さん、後ろから急に抱き付いてくれるような男らしい男性を求めているようです」

谷口「!」

古泉「ふふ、暴露大会とはいえ、彼女は少々話しすぎてしまったのかもしれませんね」

谷口「…後ろから…急に…」ブツブツ

古泉(ふふふ、これだからアホは扱いやすい)

57 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/09/05(土) 17:20:35.23 ID:XfDtwftU0

古泉「さて、少々疲れました」

古泉「こんな時は癒しを求めるべきでしょう」

古泉「僕が癒しを得られる場所といえば電車の中しかありませんよね」

古泉「ふふ、またも昂ぶって来ました」

電車内

古泉「やや疎らではありますが、決して実行不能な混み具合ではありません」

古泉(前方には推定Aカップの女性!ドストライクです!)

古泉(ふふ、それではいただくとしましょうか!)

ハルヒ「あ〜、それにしても満員電車っていやだわ!」

キョン「しょうがないだろ、時間的に」

古泉「!」

60 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/09/05(土) 17:23:24.67 ID:XfDtwftU0

古泉(な、なぜあの二人がこの電車に!?)

ハルヒ「本当にこの本を見ればもっといいホームページが作れるわけ!?」

キョン「だろうな。少なくとも今よりは」

ハルヒ「こんなのより、あたしのセンスの方が100倍上よ!」

古泉「…!!」

古泉(まさか、買い物帰りの彼らに遭遇してしまうとは!)

古泉(いやしかし、彼女たちはまだ僕に気づいていません)

古泉「それに、一度決めたターゲットは必ず触るのが僕の信条!」

古泉(こんなことで捻じ曲げてしまうほど、この信念は弱くありません!)

古泉(…触る!)

64 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/09/05(土) 17:25:53.18 ID:XfDtwftU0

古泉(ターゲットは目前の内気そうな推定20代女性!)

古泉(ふふ、声を上げられては敵いませんから、ここは慎重に)

古泉(まずはうどんをこねる様に、優しく)

もみもみ

女性「!?」

古泉(そして、うどんを打つように、強く!)

パァーン!!パァーン!!

女性「き、きゃああ!!」

ハルヒ「!」

キョン「!」

70 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/09/05(土) 17:29:21.65 ID:XfDtwftU0

古泉(ば、バカな!?なぜ声を上げた!)

古泉(くそっ、逃げなくては!)

女性「ち、痴漢です!!」

ハルヒ「キョン!いま北高の制服の男が!」

キョン「な、なんだと!」

ハルヒ「追うわよ!捕まえるの!!」

キョン「もちろんだ!」

古泉(捕まってなるものか!!)

75 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/09/05(土) 17:32:30.07 ID:XfDtwftU0

ハルヒ「待ちなさい!…人が多くて進めないわ!」

キョン「クソ、これも満員電車の利点ってヤツか!」

古泉(捕まれば終わりです、必ず逃げ切り…って、行き止まり!?)

古泉(そうだ、車内は言わば密室!盲点だった!)

古泉(か、かくなる上は…)


ハルヒ「ど、どきなさいっての!」

キョン「おいハルヒ!一人でズンズン進むな!」

古泉「おや、お二人とも、奇遇ですね」

78 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/09/05(土) 17:34:22.17 ID:XfDtwftU0

古泉「その慌てよう、いったいどうしたんです?」

ハルヒ「痴漢男をみつけたのよ!北高の制服を来た!」

キョン「そう、そいつがこっちに逃げてきたんだ!…って、ここ行き止まりか?」

古泉「ああ!それなら僕も見ました」

ハルヒ「ど、どこに行ったの!?」

古泉「たった今、その窓から飛び降りて行きましたよ」

ハルヒ「え?」

キョン「走ってる電車からか?」

古泉「ええ」

ハルヒ「古泉くん、さすがにそれはないでしょ〜」

キョン「ハハハ、そんなことがあれば今頃大騒ぎだぜ」

古泉「ハハハ、ですよね」

古泉(見破られただと…!?)

82 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/09/05(土) 17:36:46.50 ID:XfDtwftU0

ハルヒ「でも、ここが行き止まりである以上、近くにいるはずよ!」

キョン「!」

古泉「そうなりますね!僕も探しましょう」

ハルヒ「ええ、お願い!一体どこに逃げ込んだのかしら!」

キョン「ハルヒ」

ハルヒ「何よ!」

キョン「…北高の制服、見つけたぞ」

ハルヒ「嘘!どこ!?」

キョン「…いや、俺たちの目の前」

ハルヒ「目の前…」

古泉「…」

88 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/09/05(土) 17:38:51.72 ID:XfDtwftU0

ハルヒ「え?…って、古泉くんじゃない」

キョン「…」

古泉「…」

ハルヒ「ここは行き止まりで、そこに北高の制服の男がいて」

ハルヒ「それが古泉くん」

キョン「…」

古泉「…」

古泉「ま、まって下さい!そうだ、きっと位相空間のズレが…」

ハルヒ「古泉くん」

ハルヒ「次の駅で降りて」

古泉「…」

古泉「はい」

97 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/09/05(土) 17:42:12.84 ID:XfDtwftU0



古泉「…」

ハルヒ「…」

キョン「…」

古泉「…」

ハルヒ「…」

古泉「あの、こう言ってはなんなんですが、電車内で痴漢があって、
その場に北高の制服の人間がいたからといってそれが犯人とは早計過ぎやしませんかね?」

ハルヒ「!」

キョン「…」

古泉(まだだ…まだいける!)

101 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/09/05(土) 17:45:23.01 ID:XfDtwftU0

ハルヒ「…それは、まぁ、でも」

prrrrr!

キョン「!」

ハルヒ「どうしたの?」

キョン「いや、長門から電話だ」

ピッ

キョン「もしもし、どうした」

キョン「え、犯人を現行犯で捕まえた!?」

ハルヒ「!」

古泉「!」

105 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/09/05(土) 17:48:30.15 ID:XfDtwftU0

ハルヒ「ど、どういうこと!?」

キョン「さぁ。でも、電話で長門が…」

ハルヒ「え、だって犯人は…」

古泉「僕、ですか?」

ハルヒ(…なに考えてるの!?団長のあたしが団員を信じなくてどうするのよ!)

ハルヒ「キョン!急いで由希のところに行くわよ!…古泉くんもね!」

古泉「ええ、もちろんです」

キョン(古泉じゃあなかったのか…!?)


古泉「…」

古泉(計画通り!)

107 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/09/05(土) 17:49:54.73 ID:XfDtwftU0

キョン「お〜い、長門!」

ハルヒ「有希!犯人を捕まえたって…」

長門「ここにいる」

谷口「くそっ!このロープを解け!!」

キョン「た、谷口!?」

長門「部活動終了直後から朝比奈みくるを監視」

長門「すると、この男が突然背後から朝比奈みくるに襲いかかった」

谷口「ちげーよ!俺は男らしさをだな!」

ハルヒ「それで、みくるちゃんは!?」

長門「精神的なダメージが大きい。先に帰した」

キョン「朝比奈さんを襲うとは太い野郎だな」

113 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/09/05(土) 17:52:08.71 ID:XfDtwftU0

谷口「違うっていってるだろ!」

谷口「あ、おい古泉!お前からも説明してやってくれよ!こいつら勘違いしてやがるんだ!」

古泉「とんでもないことをしてくれましたね」

谷口「へっ?」

谷口「ま、待てよ!俺はお前に言われて…」

古泉「僕?まさか僕のせいにするおつもりで?」

谷口「は…?」

谷口「てめぇ!!ふざけたこといってんじゃ…」

長門「彼は現行犯。聞く耳を持たない方がいい」

谷口「な…」

123 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/09/05(土) 17:56:03.46 ID:XfDtwftU0

キョン「それにしても長門、どうして朝比奈さんの監視なんかしてたんだ?」

長門「古泉一樹の助言。危機が迫るとしたら、まず彼女」

キョン「古泉の…?」


ハルヒ「とりあえず、この痴漢男を部室に連行しましょう!」

キョン「鍵が開かんだろう。下校時刻はとっくに過ぎてる」

ハルヒ「それじゃあ、誰かの家に連れて行くのよ」

ハルヒ「古泉くん!家、確かここからそんなに遠くなかったわよね!?」

古泉「!」

ハルヒ「こんな痴漢男を女の子の家に上げるわけにはいかないし、キョンの家は遠いし、妹ちゃんがいるし」

ハルヒ「古泉くんの家に連れて行くわ!」

古泉「え、ええ。大丈夫ですよ」

128 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/09/05(土) 17:58:18.46 ID:XfDtwftU0

ハルヒ「よし、それじゃあ移動しましょう!」

ハルヒ「キョン、その痴漢男を引っ張ってきて」

キョン「へいへい」

谷口「ふざけんな!俺じゃねぇ!」

キョン「いいから来い」

古泉「…」

古泉(…はて)

古泉(何か忘れているような)

133 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/09/05(土) 17:59:50.79 ID:XfDtwftU0

古泉(昨日、寝る前に、下着コレクションを眺めてて)

古泉(247着目の下着に興奮してきて)

古泉(それ床に敷いて、寝た)

古泉(で、片付けましたっけ?)

古泉(…)

古泉「う、うわああぁぁぁああ」

ハルヒ「!」

キョン「!」

長門「!」

136 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/09/05(土) 18:02:19.32 ID:XfDtwftU0

ハルヒ「ど、どうしたの!?」

古泉「い、いえ。なんでも」

古泉(ここでいきなり断るのは不自然!)

古泉(彼らが僕の家に入るよりも先に下着の山を片づけなくては!!)


古泉の家

キョン「ここがお前の家か」

古泉「ええ。あの、ちょっと散らかっているので片付けさせていただきます。暫しお待ちを」

バタン!

古泉(い、急げ!!)

139 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/09/05(土) 18:04:45.83 ID:XfDtwftU0

古泉(くそ、押入れが埋まってるんじゃ、しまう場所が他にないじゃあないですか!)

古泉(247着ともなると相当かさ張る!)

古泉(浴槽、ダメ!洗濯機の中、ダメ!)

ハルヒ「古泉くーん!入るわよー?」

古泉(待てというのがわからないのかあの女は!?)

ガチャ!

古泉「!」

古泉(仕方ない、ベッドの下に滑り込ませるんだ!)


ハルヒ「あら、なかなか片付いてるじゃない」

古泉「そ、そうですか。ありがとうございます」

古泉(間に合った…)

141 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/09/05(土) 18:07:05.40 ID:XfDtwftU0

ハルヒ「さぁて、この痴漢男、いったいどうしてやろうかしら!?」

谷口「…」

古泉(ふふ、大人しくなってますねぇ)

ハルヒ「さて、ここでこの男をSOS裁判にかけようと思うわ!裁判長はあたし!何か意見のある人は!?」

キョン「裁判てそんなんだったっけか」

ハルヒ「うるさいわねぇ。細かいことはいいのよ!」

ハルヒ「…って、有希。なんで下着なんか持ってるのよ?」

キョン「!」

ハルヒ「ま、まさかここで脱いだんじゃ…」

長門「違う」

長門「ベッドの下からはみ出ていた」

147 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/09/05(土) 18:09:01.46 ID:XfDtwftU0

古泉「!!???」

ハルヒ「へ?古泉くんのベッドの下?」

ハルヒ「下なんて、別に何も…」

古泉「や、やめろおおおお!!!」

ハルヒ「!?」

ハルヒ「なにこれ」

キョン「し、下着の山…だと」

キョン(なんて量だ!百や二百じゃないぞ!?)

古泉「…」

155 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/09/05(土) 18:13:14.86 ID:XfDtwftU0

ハルヒ「古泉…くん?」

古泉「う…」

古泉「うわああぁぁぁぁああああああ!!!」

ハルヒ「」ビクッ!

キョン「」ビクッ!

長門「…」

ハルヒ「古泉くん!なんでこんなこと…!?」

古泉「うるせぇんだよ!自己中女がァ!!」

ハルヒ「!!」

157 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/09/05(土) 18:14:04.47 ID:XfDtwftU0

古泉「なんで俺がこんなんになっちまったかわかるか!?」

古泉「お前だよ!全部お前のせいなんだよ!!」

古泉「ちっとは下らないことばっか考える脳みそ動かすの辞めたらどうだ!?あぁ!?」

ハルヒ「…」

キョン「こ、古泉!お前!!」

古泉「なんだよコラ、大したツラでもないくせに美味しいとこばっかり持っていきやがって!」

キョン「!」

prrrrr!

古泉(!)

古泉(よし、閉鎖空間が生まれた!)

古泉(急げ!あの中に逃げ込むんだ!!)

163 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/09/05(土) 18:17:12.83 ID:XfDtwftU0

ダッ!

キョン「おい待て!逃げるな!!」

バタン!

キョン「くっ、あの野郎!外に出ていきやがった」

ハルヒ「…嘘よ」

キョン「!」

ハルヒ「あんなの…古泉くんじゃない…」

キョン「ハルヒ…」

キョン「俺だって同じ気持ちさ。だからこそアイツを捕まえて…」

キョン「!!」

キョン「…待てよ?」


古泉「よし、都合よく近場に発生したみたいですね!!」

古泉「…侵入!」

166 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/09/05(土) 18:20:45.67 ID:XfDtwftU0




古泉「ふぅ、まさか下着が見つかってしまうとは」

古泉「これはほとぼりが冷めるまでどこかに身を隠すしかないですね」

古泉「ふふ、少なくとも彼らはこの中には進入できない。たとえ長門さんであってもね」



キョン「おい古泉!」

古泉「!?」

古泉「あの野郎、どうやってこの中に…って、あ!!」

キョン「もうネタは上がってるんだ。観念しろ!」

長門「…」

古泉「そういうことです、古泉さん。いえ、偽古泉さんとお呼びしたほうがよろしいでしょうか」

168 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/09/05(土) 18:21:38.65 ID:XfDtwftU0

偽古泉「…」

キョン「一番最初にお前と二人で話をしたとき、話が噛み合わなかった。その時に違和感は感じてたんだ」

長門「涼宮ハルヒはふとしたきっかけで痴漢や下着泥棒を犯す古泉一樹を想像した」

長門「本人は無自覚であるが、その時痴漢や下着泥棒をするもう一人の古泉一樹が誕生した」

キョン「だそうだ。ハルヒがそんなことを部室で喋ってたしな」

長門「一時、二人の古泉が両方活動している期間があり、その時の記憶は共有されていない」

古泉「ふふ、あなたに入れられた押入れは本当に窮屈でしたよ」

偽古泉「く…」

177 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/09/05(土) 18:27:33.72 ID:XfDtwftU0

偽古泉「だからなんなんだよ!?俺は何も悪くない!悪いのは全部あの女だ!」

古泉「!」

偽古泉「それとも知らなかったからしょうがない、か?」

偽古泉「違うな!無自覚こそ、本当に人を傷つける!!」

偽古泉「お前だってそう思うだろう古泉!一番振り回されてるのはお前だもんなぁ!」

偽古泉「あれ?それとも世界を守る俺かっこいい!とか考えちゃってんの!?」

古泉「…」

古泉「確かに機関の人間の大多数はそう考えているのかもしれません」

古泉「事実僕もそんなことを考えていた時期がありましたが、今は違います」

偽古泉「あぁ?」

古泉「僕たちの頑張り1つで一人の少女が笑顔でいられる。それでいいじゃあないですか」

183 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/09/05(土) 18:29:48.90 ID:XfDtwftU0

キョン「古泉…」

ゴゴゴゴ…

偽古泉「綺麗事…そんなもの綺麗事だろう!」

ゴゴゴゴ・・・

古泉「承知の上です」

ゴゴゴゴ・・・

キョン「あ…、危ない!逃げろ!!」

偽古泉「うるせぇ!俺は、俺はなぁ…」

ドカァァァン!!!

キョン「!」

キョン「神人に潰された…!?」

古泉「お二人とも、こちらへ!」

184 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/09/05(土) 18:31:04.74 ID:XfDtwftU0

古泉「お怪我はありませんか?」

キョン「俺は大丈夫だが…。あいつ、潰されちまったぞ!?」

長門「彼は無から生まれた存在」

長門「無に帰っただけ」

キョン「…!だがしかし…」

古泉「お二人はここに隠れていてください」

古泉「まだ僕自身の活躍が一切ありませんからね。あの神人を倒して参ります」

キョン「…」

185 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/09/05(土) 18:33:56.98 ID:XfDtwftU0




キョン「その後、無事神人は倒され、閉鎖空間は消滅した」

キョン「放心状態だったハルヒと憐れな谷口の記憶は長門に作り変えて貰った」

キョン「古泉も元に戻り、これで一件落着」

キョン「…なんだが、どうもしっくりこないんだよなぁ」


部室

ガチャ

キョン「よぉ、まだお前だけか」

古泉「こんにちは。どうやらそのようですねぇ」

188 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/09/05(土) 18:36:29.60 ID:XfDtwftU0

古泉「どうです、オセロでも」

キョン「いや、そんな気分じゃない」

古泉「…偽の僕、のことでしょうか」

キョン「…」

キョン「いや、あいつもかわいそうなヤツだったんじゃないかと思ってな」

キョン「言うなればあいつは不本意に生み出されて、不本意に消えて行ったんだ」

キョン「そう考えるとなんだ、同情というか」

古泉「…」

古泉「まぁ、確かに彼も恵まれた存在ではなかったでしょうね」

古泉「ですが、この世に自ら望んで生まれた人間などいるのでしょうか?」

キョン「…!」

189 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/09/05(土) 18:37:16.10 ID:XfDtwftU0

古泉「僕や貴方だってそう。もちろん涼宮さんだってそうです」

古泉「偽の僕は知らないことが悪だと言っていましたが、それも違うと思います」

古泉「涼宮さんの能力、これ自体も彼女が望んで手に入れたものではないでしょう」

古泉「ですがその力は、この地球上全ての命を一瞬で無に出来るほどの想像を絶する力なんです」

古泉「そんな事実を、あんな少女に突きつけることが出来ますか?」

古泉「…これは、今の彼女には手に余る事実でしょう」

古泉「それならば、そんな少女の手助けを誰かがしてあげるべきだと思うんです」

キョン「まぁ…それはそうなのかもな」

古泉(そしてそんな彼女の一番の助けとなるのは…)

古泉(紛れもなく貴方なんですよ。貴方は無自覚でしょうが)

191 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/09/05(土) 18:38:35.91 ID:XfDtwftU0

古泉「さて、それにしても今回の件はいろいろ課題を残してしまいましたね」

キョン「課題?」

古泉「涼宮さんの前ではただ完璧な人間を演じていればいいという訳ではないということです。事実、それが理由で彼女はありもしない僕を創造してしまった」

キョン「それなら、少し意外なキャラ付けをするってのはどうだ?」

古泉「意外なキャラ付けとは?」

キョン「そうだな、お前が実はアニメ大好きで、コテコテのアニオタだった、なんてのはどうだ!?」

古泉「いや、それは勘弁してください」

キョン「ハハハ、冗談だよ」

廊下

ハルヒ(古泉くんがコテコテのアニメオタク?)

ハルヒ(…それはそれで面白いかも!)


おしまい

207 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/09/05(土) 18:53:17.08 ID:XfDtwftU0

以上です。見ていただけた方々、ありがとうございました!



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