キョン「麦茶を凍らせてみた」


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1 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/06/26(金) 23:38:03.90 ID:9/QtJ5s20

ハルヒ「なんで?」

キョン「これからの時期は冷たい麦茶が旨いからな。濃い目が好きな俺としては氷で薄まるのが許せない」

ハルヒ「ふぅん」

みくる「すいません遅れちゃいましたー、すぐお茶淹れますね」

4 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/06/26(金) 23:41:18.83 ID:9/QtJ5s20

みくる「!?これは・・・?」

キョン「あぁ、麦茶凍らせてるんです。やっぱり夏は麦茶ですからね」

ハルヒ「みくるちゃん、お茶まだ?」

みくる「あ、すいません涼宮さん」

みくる(・・・)

8 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/06/26(金) 23:44:01.22 ID:9/QtJ5s20

次の日

キョン「あれ、氷皿が空になってる・・・」

ハルヒ「どうしたのよ」

キョン「いや、昨日凍らせておいた麦茶がなくなってるんだ」

ハルヒ「有希、なにか知らない?」

長門「知ってる」

9 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/06/26(金) 23:45:31.77 ID:9/QtJ5s20

キョン「本当か?」

長門「朝比奈みくるが捨てていた」

キョン「え・・」



11 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/06/26(金) 23:48:05.59 ID:9/QtJ5s20

キョン「そんな・・・」

ハルヒ「どうして・・・」

みくる「ごめんなさい、今日もおくれちゃいました!すぐお茶淹れますね」

キョン「あの・・・朝比奈さん・・」

15 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/06/26(金) 23:50:51.16 ID:9/QtJ5s20

みくる「はい涼宮さん、緑茶です。暑いので水出しを準備しておきました」

ハルヒ「気が利くわね」

みくる「長門さんもどうぞ」

長門「・・・」

みくる「はい、古泉くん」

古泉「ありがとうございます」

17 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/06/26(金) 23:52:29.41 ID:9/QtJ5s20

説明しとくと、氷皿に麦茶をいれて凍らせる→それを麦茶に入れる→薄まらないけど冷える
な。わかりにくくてすまん

22 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/06/26(金) 23:56:39.79 ID:9/QtJ5s20

みくる「いい茶葉があったので買っちゃいました。100gで3400円もしましたけど」

キョン「あのー、朝比奈さん、俺のお茶は・・・」

ハルヒ「そんな高級品なのね、これ。道理で香りが違うわけね」

古泉「強烈な匂いと味、それでいて後味がしつこくない。むしろスっと切れていく・・・名品です」

キョン「あの・・・」

26 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/06/26(金) 23:59:52.29 ID:9/QtJ5s20

朝比奈「気に入っていただけてよかったです!」

長門「・・・おかわり」

朝比奈「長門さん・・初めておかわりを・・」

ハルヒ「よかったわね、みくるちゃん」

古泉「朝比奈さんの緑茶がそれほどのレベルだった、ということでしょう」

31 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/06/27(土) 00:02:31.72 ID:Sc26wGyp0

みくる「やっぱり日本人なら緑茶ですよねー」

キョン「朝比奈さん、なんでさっきから俺を無視するんですか」

古泉「やはり朝比奈さんの緑茶が最高ですよ、どこぞの麦茶野郎とは格が違います」

キョン「!!?」

37 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/06/27(土) 00:05:26.12 ID:Sc26wGyp0

長門「さっきからちょろちょろ目障り」

古泉「麦茶野郎はさっさと失せてくださいよ」

キョン「お前等・・・」

朝比奈「そーゆーことです、キョンくん。いや・・・麦茶野郎」

キョン「朝比奈さんまで・・」

41 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/06/27(土) 00:07:58.08 ID:Sc26wGyp0

古泉「か・え・れ!」

朝比奈「か・え・れ!」

長門「帰って」

キョン「うぅ・・・うわああぁぁぁん!!」

スタコラサッサ

ハルヒ「ちょっとキョン!・・・行っちゃった」

44 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/06/27(土) 00:10:22.07 ID:Sc26wGyp0

キョン宅

キョンの妹「キョンくんお帰りー!」

キョン「・・・」

キョもうと「キョンくん・・?」

キョン「悪い、今は一人にさせてくれ」

キョもうと「う、うん・・」

バタン



46 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/06/27(土) 00:12:47.42 ID:Sc26wGyp0

きょもうと「キョンくん、落ち込んでたなぁ・・そうだ!」

キョン「俺がナニをしたっていうんだ・・みんなで一緒になって・・」

コンコン

きょもうと「キョンくーん、入ってもいいかな」

50 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/06/27(土) 00:17:25.92 ID:Sc26wGyp0

キョン「あいてるぞー」

きょもうと「えへへー」

キョン「なんだ?シャミだったらここには・・・ッッ!?お前まさか!!」

きょもうとはお盆を持っていた。そこには湯気の昇る急須と渋い湯のみが乗っている

きょもうと「うん!お母さんがちょっと高いりょくちゃ買ってきたの!」

53 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/06/27(土) 00:19:30.06 ID:Sc26wGyp0

キョン「緑茶・・」

きょもうと「100グラムで1200円もしたんだってー、すごいよね」

キョン「・・・」

きょもうと「テレビでおいしいお茶のいれかたやってたから、キョンくんにいれてあげる!」

55 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/06/27(土) 00:21:27.95 ID:Sc26wGyp0

キョン「・・・」

きょもうと「ぼーっとしてないで早く机の上かたづけてよ、お盆おけないでしょー!」

キョン「3400円だ」

きょもうと「え?」

58 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/06/27(土) 00:24:55.10 ID:Sc26wGyp0

キョン「朝比奈さんのは3400円もしたんだ!」

きょもうと「ちょ、ちょっとキョンくん・・?」

キョン「1200円くらいで高級ぶってんじゃねぇよ!救えねぇバカかお前は!」

きょもうと「ひっ・・」

キョン「それに暑い緑茶だぁ!?この時期は冷たい緑茶に決まってんだろ!このダラズ!」

きょもうと「ご、ごめんなさい!ごめんんさい!あやまるから怒鳴らないで!」

60 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/06/27(土) 00:27:50.93 ID:Sc26wGyp0

キョン「・・・出ていけ」

きょもうと「・・・」

キョン「出ていけってんだよ!」

ビクッ

きょもうと「・・・グスっ」

キョン「なに泣いてんだよ」

きょもうと「・・・」



69 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/06/27(土) 00:31:28.41 ID:Sc26wGyp0

きょもうと「キョンくんが元気なさそうだったから・・」

キョン「は?」

きょもうと「学校でなにかあったのかなって」

(麦茶野郎!)(失せてください)(か・え・れ!か・え・れ!)

キョン「・・なにもない」

73 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/06/27(土) 00:36:43.08 ID:Sc26wGyp0

きょもうと「キョンくんに元気出してほしくて・・・」

キョン「推測で勝手な真似すんじゃねーよド低脳が!!」

きょもうと「ひ、ひどいな・・・」

キョン「さっと出ていけ。そして二度と現れるな」

77 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/06/27(土) 00:41:20.60 ID:Sc26wGyp0

きょもうと「とりあえず飲んでみてっ!絶対おいしいから!」

キョン「ウゼェェェェェェェェェんだよッ!!」

きょもうと「ほ、ほら!お茶菓子だってあるし!神心末堂のおはぎ!キョンくん好きなの覚えてたよ!」

キョン「糞が・・・兄貴の言うことが聞けないのか?」

83 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/06/27(土) 00:47:05.32 ID:Sc26wGyp0

きょもうと「これ食べて元気だしてよ、ね?」

キョン「でてけ」

きょうもと「ほらほらぁ!机かたして!」

キョン「でてけよ」

きょもうと「お茶さめちゃうよ?おはぎだって乾いちゃうから早く片付け・・・」
キョン「デデゲェェ!」

キョンは思わず妹にむかって蹴りをはなった。きょもうとが熱い茶の入った急須を手にしていることも忘れて。

92 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/06/27(土) 00:55:18.11 ID:Sc26wGyp0

ガチャァァァァァン!!
きょもうと「イヤァァァァァァ!!熱い・・・っ!!熱いよキョンくん・・・!!」

キョン「くだらねぇ演技してんじゃねぇよタゴ作がァァァァー!!」

きょもうと「ぅぁぁ・・・!」

演技、とは言ったものの、きょもうとの異常な反応に、キョンは不安を覚え始めた。

キョン「お、おい・・」

きょもうと「おかしいよ・・おかしいのキョンくん・・」

キョン「ど、どうした?お前まさか・・・『本当に熱湯を浴びて』ッッ!」

きょもうと「右目が見えないのッッ・・どうしてかなぁっ・・!あたしの右目がっ・・!」

振り向いたきょもうと。その顔の右半分が真っ赤にただれていた。

キョン「きょもうとォォォォォー!!!」

105 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/06/27(土) 00:58:50.59 ID:Sc26wGyp0

於:病院
キョン「!!先生!妹は・・・!」

医者「命に別状はないよ」

キョン「っ・・はぁ・・・」

へなへなと椅子に座り込むキョン

医者「命には、ね」

113 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/06/27(土) 01:04:58.30 ID:Sc26wGyp0

キョン「それってどういう・・・」

医者「君も分かってるだろう、あんなお茶にあるまじき温度のお湯を顔に浴びたんだ」

キョン「じゃあ妹の目は・・」

エドガァァァ
キョンの頬に拳がめり込む

キョン「!?」

医者「目どころの話じゃないんだよ・・!」

医者はつかつかとキョンに歩み寄る。

125 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/06/27(土) 01:10:01.99 ID:Sc26wGyp0

医者「妹の!」

メメタァ!

医者「顔に!」

ドグチァ!

医者「一生の!」

ドギャァァ!

医者「傷が!残ったんだ!この馬鹿野郎!!」

ピシッ!ガシッ!グッグッ!

医者「それがお前のしたことだ・・・ッ!」

ボムギッ!!!!

キョン「グハッ・・・死ぬッ・・」



138 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/06/27(土) 01:14:01.13 ID:Sc26wGyp0

医者「君の妹が言っていたよ。『キョンくんは悪くないんです』と」

キョン「!?」

医者「『落ち込んでるのにわたしがしつこかったから・・だからわたしが勝手にころんでかってにヤケドしたってことにしてください!』」

キョン「・・・きょもうと」





146 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/06/27(土) 01:17:06.74 ID:Sc26wGyp0

医者「私は妹さんの言ったとおりにする。つまりすべては不幸な事故だったと」

キョン「・・・(ホッ・・)」

医者「君は今、安堵したな」

キョン「!!」

医者「顔に出ていた」


155 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/06/27(土) 01:24:06.05 ID:Sc26wGyp0

医者「君の妹には敬意を表す。その精神性の高さ、気高さにだ。だがお前は・・!」

キョン「・・・ゴクリ」

医者「馬鹿につける薬はない。ならば私の拳で貴様の性根を叩き直してやろう・・!」

キョン「ヒィ!」

医者「この鎬紅葉、容赦せん!」

161 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/06/27(土) 01:28:20.32 ID:Sc26wGyp0

鎬「歯を食いしばれ。もっとも、すべてへし折ってやるがな」

キョン「誰かッッ・・・!助けて・・・ッ!」

鎬「ここは病院だ、すぐに治療してやる」

キョン「うぁぁっぁ・・・」

鎬「いくぞ・・・ッ。ボボンチュアァァァァー!!」

166 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/06/27(土) 01:31:45.12 ID:Sc26wGyp0

その拳圧は、一瞬拳が巨大に見えるほどだった。ぜんぜんのん気してなかったキョンもこれにはチビッた。

キョン「・・・・ッッ」

一秒、二秒・・・

キョン(なんともない・・・?)

鎬「怖いか」

キョン「え・・・?」

目を開けると、構えを解いた鎬が立っていた。

171 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/06/27(土) 01:34:55.59 ID:Sc26wGyp0

鎬「怖いか、と訊いたんだ」

キョン「ハ、ハイ!」

鎬「だろうな、漏らしている」

キョン「え?」

ズボンがぐしょ濡れだった。

鎬「失禁にも気づかないほどの恐怖だった、ということだ」

キョン「・・・」

鎬「君の妹も、きっと怖かっただろうな」

キョン「!?」

173 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/06/27(土) 01:38:34.69 ID:Sc26wGyp0

鎬「まさに殴られようとしたとき君は目をつぶっていた。それは私から逃げたということだ。君に怒鳴られたとき、妹はどうしていた?」

キョン「・・・」

鎬「言われた通りに出て行ったか?」

キョン「いいえ・・」

175 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/06/27(土) 01:41:26.49 ID:Sc26wGyp0

鎬「それほどの妹の勇気と優しさを君は踏みにじった」

キョン「・・・ッッ」

鎬「分かればいいんだ」

キョン「・・ありがとうございます」

177 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/06/27(土) 01:46:19.70 ID:Sc26wGyp0

翌、土曜日
病室
きょもうと「あーっ、キョンくん!」

キョン「・・・」

きょもうと「どうしたの?」

キョン「ごめん!」

床に頭をつけるキョン

きょもうと「・・・」


180 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/06/27(土) 01:48:52.37 ID:Sc26wGyp0

キョン「ごめんなさい・・・!ごめんなさい・・・!」

謝ってすむ問題ではない。そんなことは百も承知だ。だが謝りたいと感じている。

キョン「ごめんなさい・・!本当にごめんなさい・・・!」

きょもうと「・・顔をあげてよ」

181 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/06/27(土) 01:55:22.40 ID:Sc26wGyp0

キョン「・・・」

きょもうと「あ、そうだ!昨日のおはぎの残り、食べたいって言ったらお母さんが持ってきてくれたの!今食べちゃおうよ!鎬先生には内緒で」

キョン「・・・」

きょもうと「だから、元気出して。ね?」

キョン「・・きょもうとぉ!」

号泣しきょもうとに抱きつくキョン。

キョン「ごめんな、ごめんなぁ!」

きょもうと「泣かないで笑いながら食べなきゃゆるしてあげないよーだ!」

キョン「・・・あぁ!」

182 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/06/27(土) 01:58:02.93 ID:Sc26wGyp0

きょもうと「はい、キョンくんのはこっち!ガブっとどうぞ」

キョン「いただきまーす」

キョン(きょもうと、元気そうでよかった・・・鎬先生も心理的な後遺症はないって言ってたし。不幸中の幸いってやつか)

キョンは思い切りよくおはぎにかじりついた。


ガリッ

186 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/06/27(土) 02:02:58.25 ID:Sc26wGyp0

キョン(ん?おはぎに何か入ってんな。ったく、元気になったらさっそく悪戯か?)

そう思いながら、その異物を手のひらに吐き出した。

キョン「え・・・」

キョンの手の上には、針が光っていた。

キョン「お前・・・これ・・」

きょもうと「どうしたの?早く食べなよ、キョンくん」

きょもうとは満面の笑みを浮かべてそういった。

197 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/06/27(土) 02:09:55.93 ID:Sc26wGyp0

ハルヒ「来ないわね・・」

みくる「来ませんね・・」

古泉「来ないですねぇ・・」

長門「・・・」

月曜日。キョンは学校を休んだ。

ハルヒ「みくるちゃんたちがあんなこと言うから、キョン怒ったのよ」

みくる「すいません・・」

古泉「僕からも謝ります」

長門「謝罪する」

199 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/06/27(土) 02:13:56.29 ID:Sc26wGyp0

ハルヒ「あたしに言ってもしかたないでしょ!」

一同「・・・」

ハルヒ「ハァ、仕方ないわね。今日のSOS団の活動は変更!今からキョンの家いくわよ!」

古泉「麦茶を持って、ですね」

みくる「実は謝ろうと思って、もう買ってあるんです」

長門「私も」

古泉「奇遇ですね、僕もです」

ハルヒ「さっすがSOS団ね!」

202 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/06/27(土) 02:18:49.70 ID:Sc26wGyp0

ピンポーン
ハルヒ「・・・出ないわね」

みくる「電話してみましょうか?」

ハルヒ「とっくにしたわよ、何回かけてもでなかったけど。い、言っとくけどそんなんじゃないわよ!?あたしは純粋に心配して・・!」

長門「何も言ってない」

古泉「で、どうします?ひょっとすると体調を崩して病院にいっているのかも知れませんし」


204 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/06/27(土) 02:24:33.08 ID:Sc26wGyp0

ドンドンドン

ハルヒ「さっさと出てきなさいバカキョン!みくるちゃんたちが謝りに来たんだから顔くらい見せなさい!」

ドンドンドン

みくる「そんなに叩いちゃ迷惑ですよ〜!」

古泉「そうですよ涼宮さん、やはりここは一度引き返したほうが・・・」

ドォォォン!!!!




205 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/06/27(土) 02:28:40.95 ID:Sc26wGyp0

呆然とハルヒのほうを見るみくると古泉。その顔には若干の恐怖が浮かんでいる

古泉「これは・・・」

ハルヒ「な、なによ!?今のは私じゃ・・・そうだキョンよ!中から叩いたんだわ!こらキョン!居るならさっさと・・・っ!?」



207 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/06/27(土) 02:34:37.54 ID:Sc26wGyp0

ドアに向き直ったハルヒが見たのは、異様なものだった。先ほどまで自分が目を当てて中の様子を伺っていた覗き穴から、何かが生えている。

ハルヒ「アイス・・・ピック・・?じゃあさっきの音はこれを打ち込んだときに・・・」

古泉「帰りましょう涼宮さん」

長門「それが賢明」

ハルヒ「あの穴・・さっきまで私が覗いてたところよね・・?」

微かに声が震えている

ハルヒ「つまりキョンは私を・・・?」

古泉「・・・帰りましょう」


210 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/06/27(土) 02:43:25.19 ID:Sc26wGyp0

長門「涼宮ハルヒの、先ほどの出来事に関する記憶は消去した」

古泉「ありがとうございます」

長門「しかし多様はできない。涼宮ハルヒの精神に異常をきたす可能性が高い」

古泉「あのまま放っておいたら結果は同じでしたよ」

みくる「大丈夫でしょうか・・・」

古泉「なんともいえませんね・・」

212 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/06/27(土) 02:53:04.38 ID:Sc26wGyp0

翌日の放課後
ハルヒ「キョン、今日も休んでたわ・・」

古泉「なんの音沙汰もないですか」

みくる「なにかあったんでしょうか・・・」

長門「・・・」

ハルヒ「キョン・・・」

キョン「ちーす」



213 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/06/27(土) 02:54:40.36 ID:Sc26wGyp0

一同「!!!??」

キョン「あー・・・何といえばいいか」

ハルヒ「このバカキョン!!」

グッパオン

キョン「ぐへぇ!」

ハルヒ「今まで何してたのよ!!!」

215 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/06/27(土) 02:57:09.73 ID:Sc26wGyp0

古泉「できれば説明していただけますか?」

ハルヒ「納得できる理由がないなら、分かってるわよね?」

キョン「・・分かった。すべて話す」

217 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/06/27(土) 03:03:44.22 ID:Sc26wGyp0

キョンは訥々と語りだした。麦茶野郎と言われた日に、自分がしたことを。

キョン「・・・それで、妹は病院に運ばれた。幸い、命は取り留めた」

古泉「僕たちにも責任がありますね・・・」

みくる「キョンくん・・・」

長門「・・・」

キョン「いや、すべて俺の責任だ。朝比奈さんも古泉も長門も、何一つ悪くない」

ハルヒ「それから?」

219 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/06/27(土) 03:09:49.91 ID:Sc26wGyp0

キョン「それで・・・妹の命は助かったんだが・・その・・精神的に・・」

古泉「把握しました。無理に言葉にしないでください」

キョン「すまんな、古泉」

古泉「いえ」

222 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/06/27(土) 03:14:48.38 ID:Sc26wGyp0

キョン「妹が善くなるのはいつのことになるか分からない。でも俺はいつまでも付き合っていくつもりだ。何十年かかろうが、妹は俺が面倒見る」

キョン「もっとも、俺にはこんなこと言う資格はないけどな」

一同「・・・」



224 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/06/27(土) 03:21:54.04 ID:Sc26wGyp0

ハルヒ「・・・決めた、私も手伝うわ!」

キョン「!?バカいうな、だいたいいつまでかかるか・・・」

ハルヒ「一生手伝う」

キョン「おまえなぁ・・」

ハルヒ「大丈夫よ、最初からずっとあんたと一緒にいるつもりだったから」

キョン「ハルヒ・・」



226 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/06/27(土) 03:27:46.73 ID:Sc26wGyp0

古泉「いい雰囲気に水を差すようで申し訳ありませんが、ひとつお尋ねしたいことがあります」

キョン「なんだ?」

古泉「我々としては、あのアイスピックの意図を聞くまでは安心できかねます」

みくる「キョンくん、あれはどういうことなんですか?」

長門「・・・」

ハルヒ「え?なんのこと?」

古泉「何のことかは彼の口から語られますよ」

キョン「・・・・・・・」

227 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/06/27(土) 03:31:39.75 ID:Sc26wGyp0

キョン「・・」

古泉「どうなんです?」

キョン「すまん、古泉、なんのことだ?」

古泉「とぼけるつもりですか?いいでしょう、教えて差し上げます。昨日の放課後、あなたの家に行ったときですよ」

キョン「お前たち、ウチまで来たのか」

古泉「シラを切るおつもりですか」



231 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/06/27(土) 03:44:17.55 ID:Sc26wGyp0

キョン「放課後ってことは夕方ごろだろ?俺、その日は朝から晩まで鎬先生と妹のことについて話しててさ、夕方は家に居なかったんだよ。先生には弟がいるらしくてな、俺の気持ちを汲んで親身になってくれてる」

古泉「・・・どういうことです?」

キョン「そのまんまなんだが・・・あぁ、でも夕方ごろにお袋が家に帰ってたな、妹の着替えとりに。会わなかったか?」

古泉「っ・・お母様に・・なにか・・・変わったご様子は・・・?」

キョン「精神的にかなり参ってるみたいだ・・・仕方ないことだがな」

古泉「そう・・・・ですか・・」

みくる「・・・・・」

キョン「今日の朝飯も変な味がしたしな。食欲なくて全部は食べ切れなかったが、食べた後に急に気分が悪くなってな。今日はちゃんと来ようと思ったんだが・・・ん?どうした古泉、変な顔して」


〜完〜

238 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/06/27(土) 03:49:26.17 ID:Sc26wGyp0

すまん、われながら分かりにくすぎる・・・



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