キョン「俺だけ未経験……」


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1 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/06/21(日) 02:35:15.23 ID:be0WWkAtO

古泉「そうです童貞君」

キョン「……童貞って呼ぶな」

古泉「いえ、あえて呼ばせて頂きますよ。
SOS団で未経験なのは貴方だけなんですからね。童貞君」

キョン「…………」

3 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/06/21(日) 02:39:17.13 ID:be0WWkAtO

キョン「その……なんだ。
ハルヒはわかるよ。中学の頃の話を聞いてるからな」

古泉「何が言いたいんですか?」

キョン「古泉、お前も何となくわかる。
ただ朝比奈さんと長門は……」

古泉「やれやれ、貴方は女性に幻想を持ちすぎですよ。
だから高校二年生にもなって童貞なんですねぇ」

キョン「…………」

5 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/06/21(日) 02:42:35.87 ID:be0WWkAtO

みくる「そうですよぉ。私も恋愛の一つや二つ、向こうでしてきましたから……」

長門「私は涼宮ハルヒと同じ。単純に性行為と言う物に興味があった」

ハルヒ「全く、この年齢で童貞だったなんて、考えられないわよ!」

キョン「…………」

6 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/06/21(日) 02:45:29.67 ID:be0WWkAtO

古泉「……貴方、泣いてるんですか?」

キョン「い、いや?泣いてなんかいないぞ?」

ハルヒ「泣いてるじゃないバカキョン」

キョン「違うぞハルヒ。こ、これは目にゴミがだな」

長門「……泣くぐらいなら、さっさと済ませれば良い」

みくる「そうですよぉ」

キョン「…………」

9 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/06/21(日) 02:53:34.07 ID:be0WWkAtO

ハルヒ「キョン、泣いてる暇なんてないわよ!?
明日までに経験して来なさい!これは団長命令よ!!
我がSOS団に、童貞が居るなんて許さないんだから!!」

キョン「無茶苦茶言うな……」

みくる「キョン君、頑張ってくださいね」

長門「因みに、私達は貴方の相手は出来ない」

古泉「それは甘えですからねぇ」

ハルヒ「わかったらさっさと行動しなさい!」

キョン「…………」

10 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/06/21(日) 02:56:58.49 ID:be0WWkAtO



俺は泣きながら部室を飛び出した。

ちくしょうっ!童貞の何が悪いんだ!お前達全員性病になっちまえ!

エイズだ。エイズで死ね!ちくしょうっ!


鶴屋「おや?キョン君じゃないかっ?」

キョン「鶴屋さん……?」

12 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/06/21(日) 03:02:13.64 ID:be0WWkAtO

鶴屋「何を泣きながら走っているんだい?」

キョン「い、いえ。これはですね」

鶴屋「……童貞って皆にいじめられでもしたのかい?」

キョン「えっ?」

鶴屋「ふふん、お姉さんは何でもお見通しさっ!」

マジで何者だこの人。

鶴屋「じゃあ頑張ってね!」

キョン「ええっと……その……」

鶴屋「あ、私は駄目だぞ!?そういうのは甘えになっちゃうからね!」

キョン「…………」

14 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/06/21(日) 03:05:07.01 ID:be0WWkAtO

そう言って、鶴屋さんは鼻歌を歌いながら去って行った。

キョン「甘えってなんだよ……」

谷口「お、キョンじゃないか!」

国木田「大丈夫?目が真っ赤だけど?」

谷口……国木田……

18 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/06/21(日) 03:16:11.61 ID:be0WWkAtO

キョン「だ、大丈夫だ。ちょっと目にゴミが入ってな」

国木田「……童貞って事、皆に責められたのかい?」

いきなり何を言い出すんだ国木田

谷口「キョンって童貞だったのか?」

国木田「うん。そうだよねキョン?」

キョン「……否定はしない」

谷口「おいおいマジかよ?高校生にもなって……」

キョン「ちょっと待て」

19 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/06/21(日) 03:21:01.28 ID:be0WWkAtO

谷口「何だよキョン」

キョン「お前は経験済みなのか谷口?」

谷口「当たり前だろう?」

キョン「嘘をつくn」

国木田「本当だよキョン」

キョン「国木田?」

国木田「勿論、僕もね。キョンが傷付くかなって思って言えなかったけど……」

キョン「今まさに傷付いてる。凄い傷付いてるぞ国木田。何時だ?何処の誰とだ?」

21 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/06/21(日) 03:24:17.02 ID:be0WWkAtO

国木田「ちょっと落ち着いてよキョン」

谷口「そうだ。みっともないぞキョン」

キョン「黙れ谷口!どうせお前は風俗店辺りだろう!?」

谷口「いや?中学の時の彼女で済ませたが?」

キョン「……マジで?」

谷口「まぁ、そういう店にも行くけどな!」

30 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/06/21(日) 03:30:41.32 ID:be0WWkAtO

キョン「国木田……お前はどうなんだ?彼女が居たなんて聞いた事無いぞ俺は?」

国木田「僕は……その……」

キョン「言ってくれ国木田!友達だろう!?」

国木田「ほら、キョンも一度見た事あるでしょ?
僕の家庭教師がいたじゃない……大学生の……」

キョン「家庭教師……あの美人の!?」

国木田「うん……ちょっと無理矢理みたいな感じだったけど……」

キョン「無理矢理ってどっちがだ!?」

国木田「家庭教師のほうから……それで、その」

33 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/06/21(日) 03:39:18.27 ID:be0WWkAtO

キョン「…………」

国木田「ごめんねキョン……」

キョン「……いや、別に謝る事じゃないさ国木田」

谷口「……おい、泣くなよキョン」

キョン「ん?泣いてなんかいないぞ?目にゴミが入っただけだ」

国木田「キョン……」

キョン「じゃあ俺は行くから……また明日な」

谷口「あ、ああ」

国木田「うん……」

39 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/06/21(日) 03:49:52.88 ID:be0WWkAtO

………

……



キョン「ただいま……」

家に帰った俺は、そのままベッドに横になった。

まだ泣いているのは悔しいからでは無い。うん。絶対。

『全く、あんたって娘は何を考えているの!?』

うるせえ。オフクロは何を怒鳴ってやがるんだ。

『だって、みんなしてるよ?』

妹がまた何か悪戯でもしたのか……全くアイツは……

『あのねぇ、小学生がそういう事をしちゃ駄目なの……妊娠でもしたらどうするのっ!?』

なん……だと……?

44 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/06/21(日) 04:00:20.28 ID:be0WWkAtO



『ごめんなさい……』

待て待て。何を言っている?そういう事?妊娠?

『そういう事は大人になってからしなさい?わかったわね?』

『うん……』

妹よ……まさかお前……

45 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/06/21(日) 04:03:44.64 ID:be0WWkAtO



オフクロの声が聞こえなくなったと同時に、俺の部屋に向かって来る足音……

――ガチャッ

妹「キョンくん……ちょっとお話があるの。いいかな?」

キョン「……ど、どうした?」

落ち着け。冷静になれ俺。何かの間違いだ。きっとそうだ。
多分シャミセンを無理矢理交尾させようとか、そういう悪戯を……



妹「好きな人と、えっちな事をするっていけない事なの?」

キョン「…………」

俺の中で、何かがガラガラと音を立てて崩れ落ちた。

49 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/06/21(日) 04:10:03.71 ID:be0WWkAtO

妹「キョンくん?」

キョン「えっ?あ、いやそのなんだ。好きな人と……えっちな事?」

妹「うん……同級生でサッカー部の」

キョン「ちょっと待て妹よ!!」

妹「?」

聞きたくねぇ!いやマジで!

キョン「……それはお前にはまだ早い事だったんだ。オフクロが怒るのも無理は無いぞ?」

妹「でも、みんなしてるよ?」

ちくしょう!最近の小学生はどうなってやがる!?

52 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/06/21(日) 04:21:46.41 ID:be0WWkAtO

キョン「みんながしていてもだ!妊娠でもしたらどうする!?」

妹「大丈夫だよ〜?ちゃんとしてるよ?こんど〜むぅ〜♪」

笑顔で歌うな妹よ。

キョン「していても駄目な物は駄目です!お兄ちゃんは許しません!」

妹「むー。キョンくんもお母さんと一緒なの?

キョン「……当然だ。お前にはまだ早い」

妹「もういいっ!キョンくんもお母さんも嫌いっ!」

キョン「お、おいちょっと待て……」

――バタンッ

53 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/06/21(日) 04:35:19.22 ID:be0WWkAtO

妹はふてくされた顔をして、部屋から出ていってしまった。

キョン「はぁ……」

小学生の妹に先を越されてしまうとは……いやいや、そういう問題じゃない。

今日は家族会議だ。兄として、妹をなんとかしなければ。



54 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/06/21(日) 04:44:20.14 ID:be0WWkAtO

それにしてもだ。

皆が経験済みだったとはな。

キョン「俺だけが……未経験……」

ちくしょう。なんだこの敗北感は。

童貞の何が悪いんだ。

別に童貞でも生きていけるじゃないか。

悔しくなんか無いぞ。うん別に悔しくなんか……ちくしょう!

更に枕を濡らす俺。

……こうなりゃやってやる。

……俺が本気を出せば……セックスの一つや二つぐらい……

61 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/06/21(日) 04:55:03.18 ID:be0WWkAtO

俺は携帯を手にし、アドレス帳から佐々木の番号に発信。

――Prrrr

佐々木「もしもし?珍しいね。君から連絡をしてくるなんて」

キョン「佐々木、話がある」

佐々木「くっくっ、なんだい?急に?」

キョン「電話では言いにくいな……会って話さないか?」

佐々木「ふむ。ちょうど僕も君に話したい事があってね。今、駅前の喫茶店にいるんだが……」

キョン「わかった。今から向かう」

64 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/06/21(日) 05:00:46.61 ID:be0WWkAtO

佐々木「あぁ。是非来てくれ。皆、揃っているしね」

キョン「……皆って……橘京子に藤原に周防九曜?」

佐々木「勿論だよ。これからの事について」

キョン「帰らせろ」

佐々木「えっ?」

キョン「帰らせるんだ佐々木。俺はお前と二人だけで話がしたいんだ」

佐々木「キョ、キョン……?」


67 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/06/21(日) 05:06:56.11 ID:be0WWkAtO

キョン「そうだな……今から30分程で着くから。佐々木、一人で待っていてくれ」

佐々木「う、うん……わかったよキョン……」

良い感じだ!これはいけるぞ!いや、必ずしなくては!

俺は電話を切り、急いで家を飛び出した。

もう家族会議なんて知るか。

妹に先を越されて、兄としては黙っていられん!

68 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/06/21(日) 05:14:55.53 ID:be0WWkAtO

………

……



駅前の喫茶店に到着。よし、佐々木一人だ。

キョン「ぜえっ……ぜえっ……お待たせ」

佐々木「キョ……キョン……大丈夫かい?」

キョン「大丈夫だ……それより佐々木。大事な話が」

佐々木「ちょっと待って欲しい。その前に確認して置きたい事があるのだが」

キョン「確認?」

佐々木「……君は、童貞なのかい?」

キョン「……えっ?」

70 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/06/21(日) 05:21:59.89 ID:be0WWkAtO

佐々木「正直に答えて欲しい」

キョン「とと突然何を言い出すんだ佐々木!?」

佐々木「先程、藤原君が帰る前に僕に言っていたんだ……」

キョン「藤原が……何をだ……?」

佐々木「必死な童貞が僕の所に来るってね。これは規定事項だと」

キョン「…………」

佐々木「そしてその必死な童貞が、僕に相手になるようにと懇願して来るとも言っていたねぇ。
キョン、まさか君の事では無いだろうね?」

74 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/06/21(日) 05:29:35.52 ID:be0WWkAtO

佐々木が、俺を冷たい目で睨み付けた。

佐々木「答えられないのかい?キョン?」

キョン「…………」

佐々木「キョン!?」

キョン「佐々木、俺がその必死な童貞の訳ないだろう?」

佐々木「……本当かい?」

キョン「当たり前じゃないか……俺はどどど童貞では無いしな!」

言っちゃった……さよなら佐々木フラグ。

75 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/06/21(日) 05:40:57.12 ID:be0WWkAtO

キョン「藤原の勘違いだろうよ。アイツは少し、おかしい所があるからな」

佐々木「くっくっ、キョンは経験済みかい?」

キョン「当然だろう?」

泣きたい。誰か俺を殺してくれ。

佐々木「そうだね……もう高校生だしね。経験して無いほうがおかしいよ」

あれ?もしかして俺は核爆弾スイッチを……

佐々木「僕も去年経験しt」

キョン「佐々木!!」

佐々木「……なんだい突然?大声だして?」

キョン「すまん。妹が急病のようだ。来たばっかりですまないが、また今度……ゆっくり……」

佐々木「キョン……どうして泣いているんだい?」

キョン「いや、目にゴミが入ってな。後で連絡するから……」

佐々木「ちょ、ちょっとキョン!?」

77 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/06/21(日) 05:43:15.00 ID:be0WWkAtO

逃げた。俺は全速力で佐々木から逃げた。

ちくしょう。ちくしょう。足りねえよ>>51

51 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/06/21(日) 04:17:06.43 ID:AmLAsn/H0

ちくしょう百個用意しといた
使ってくれ
ちくしょう

150 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/06/21(日) 12:04:55.13 ID:be0WWkAtO

………

……



俺はどしゃ降りの雨の中、涙を流しながらあてもなく街を歩いていた。

キョン「童貞の何が悪いんだ……」

――キキィッ

突然、黒い車が俺の前に止まった。

そしてゆっくり運転席の窓が開き……

『どうなされました?こんな雨の中一人で」

……新川さん。

156 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/06/21(日) 12:26:26.03 ID:be0WWkAtO

新川「ふむ……とりあえず車内へ。風邪を引いてしまいます」

俺は言われるがまま、車に乗った。

キョン「すいません新川さん……」

新川「何か……悩み事があるようですな」

キョン「えっ?」

新川「失敬。そういう顔をしていたのでね」

キョン「悩み事って言いますか……その……」

新川「……そうだ。どうです?これから一杯?」

キョン「新川さん?一杯って……俺は未成年ですよ?」

新川「あの島で、飲んでいたではないですか」

キョン「…………」

新川「貴方のお悩み事は察しがつきます……どうです?同じ童貞同士、朝まで語り合うと言うのは?」

なんだって!?

159 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/06/21(日) 12:34:46.22 ID:be0WWkAtO

車はマンションの地下駐車場に停まった。

新川「ここは私のマンションです。住人は少ないですがね……さぁ行きましょうか」

キョン「新川さん……その……俺は……」

新川「貴方はまだ若い。私と同じ道を進んではいけません。全て吐き出し、これからどうするか一緒に考えましょう」

163 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/06/21(日) 12:41:13.33 ID:be0WWkAtO



――ガチャッ

新川「独り身で散らかっていますが……どうぞ」

キョン「すいません……」

誘われがまま新川さんの部屋に入る……これで散らかっているだと?

まるで高級ホテルの一室。高そうな家具にインテリア……新川さんに俺の部屋を見せてやりたい物だ。

新川「準備をしますので……テレビでも見て、くつろいでいて下さい」

キョン「は、はい……」

170 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/06/21(日) 12:54:13.86 ID:be0WWkAtO

新川「御待たせ致しました」

新川さんがちょっとした料理をテーブルに並べ始めた。

新川「最初はビールで宜しいですかな?」

キョン「あ、ありがとうございます」

新川さんがグラスにビールを注ぎ入れてくれた。

新川「では、男……いえ、漢同士乾杯といきますか」

キョン「は、はい」

174 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/06/21(日) 13:04:34.50 ID:be0WWkAtO

………

……



新川「私の話をしましょうか」

既に何本ものビール瓶を空け、高そうなウィスキーに移行して三杯目。
カランッと鳴るグラスの氷の音と共に、新川さんが切り出した。

新川「お恥ずかしい話ですが……先程言った通り、この年齢で童貞でしてね」

キョン「…………」

新川「理由と言いますか……言い訳に聞こえると思いますが。
実は私、機関発足前は裏稼業に身を置いていましてね」

キョン「裏稼業……?」

新川「詳しくは今も話せませんがね……常に命を狙い狙われる世界。そう言っておきましょうか」

176 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/06/21(日) 13:16:09.27 ID:be0WWkAtO

新川「そうです……常に戦いの日々でした。
様々な女性とも出会いましたが……そういう関係にどうやって持っていいか分からなくてね」

キョン「でもそういう世界って……その、聞いた話だと……」

新川「そういうのはフィクションですよ。現実は甘くありません」

キョン「…………」

新川「そうやって戦いの日々を繰り返し、気が付けばもう高齢……味方や敵の女性からのアプローチも皆無になりまして」

キョン「…………」

新川「あ、でもキスは経験済みですよ。ふふ……今から30年前、あれは敵対組織の女性幹部」

キョン「……もっと飲みましょう新川さん!!」

俺は泣きながら叫んだ。

179 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/06/21(日) 13:21:51.15 ID:be0WWkAtO

ウィスキーを水のように煽り、目の前の新川さんが三人に分身しているが気にしない。

キョン「ですからぁ!新川さんも、まだいけますって!?」

新川「私はもう諦めましたよ……それより貴方の」

キョン「俺は良いんですよ!」

ウィスキーをラッパ飲みしながら、俺は叫んだ。

キョン「森さんとか居るじゃないですかぁ!?」

新川「……森さん……ですか」

キョン「そうですよぉ!?」

181 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/06/21(日) 13:30:51.65 ID:be0WWkAtO

キョン「そうだ!森さんだ!呼びましょう!呼び出しましょう!」

新川「それは止めときましょう」

キョン「お似合いじゃないですか!?新川さんと森さんって!?」

新川「いや、しかし……」

キョン「大丈夫ですって!」

新川「確かに……森園生は素敵な女性ですが……」

キョン「俺も思いますよっ!?」

新川「正直、彼女からアプローチをかけられた事も何度かあります……」

キョン「だったら今すぐだ!今すぐ脱童貞パーティーだ!」

新川「……もう……勃たないんですよ……」

キョン「えっ?」

新川「EDなんです……」

186 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/06/21(日) 13:40:40.41 ID:be0WWkAtO

キョン「……びょ、病院は……?」

新川さんは首を横に降った。

キョン「そんな……」

新川「言ったでしょう?貴方に私と同じ道を歩ませたくないと……ですから」

キョン「……まだだ」

新川「?」

キョン「まだ何とかなる!長門おおおおおおおおっ!!」

俺は長門の名を叫びながら、携帯のアドレス帳にある長門の連絡先を連打した。

191 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/06/21(日) 13:57:13.79 ID:be0WWkAtO



――Prrrr

長門「こんな時間に童貞が何?」

キョン「うるせええええええっ!?犯すぞこらああぁっ!?」

長門「……童貞なのに?」

キョン「いいから今すぐ来い長門!居場所ぐらい、お前なら把握出来るだろう!?」

長門「……機関の人間と一緒?」

キョン「そうだ。新川さんだ」

長門「……面白そう。わかった」

193 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/06/21(日) 14:04:34.62 ID:be0WWkAtO

新川「長門……TFEI端末ですか?」

キョン「そうですよ!あの無茶苦茶な能力があれば勃起不全ぐらいなんとか」

――ピンポーンッ!

キョン「はやっ!?」

流石は長門だ。瞬間移動でもしたのか、空でも飛んで来たのか。

いや、そんな事はどうでも良い。急いで新川さんの股間を見て貰わなくては!

――ガチャ

キョン「待っていたぞ長……門……?」

森「どうして貴方がこの部屋に……?」

キョン「も、森さん!?」

195 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/06/21(日) 14:09:47.88 ID:be0WWkAtO

キョン「いや、森さんこそなんで……」

森「酒臭いですね……全く、定期連絡が無いと思ったら……新川!?」

キョン「その……これはですね……あっ森さんちょっと!?」

森さんは俺を無視するかのように、部屋に上がり込んで来た。

198 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/06/21(日) 14:17:51.07 ID:be0WWkAtO

森「一体、何をしているんですか新川?」

新川「……落ち着け、森園生」

森「これが落ち着いていられますか?機関に定期連絡もせずに未成年と酒盛り?」

新川「『鍵』と漢同士の話し合いだ」

森「話し合いですって?これが?」

新川「定期連絡より優先事項なのだよ森園生。
女性の君には理解出来ないと思うがね」

森「これが優先事項?」

新川「あぁ、そうだ」

森「屁理屈を……」

新川「ふん、そう捉えて貰って結構」


何となくわかった……新川さん……不器用にも程があり過ぎます……森さんは貴方を心配して来てるんですよ……

201 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/06/21(日) 14:26:00.58 ID:be0WWkAtO

森「とにかく、この事は上層部に報告しますよ?」

新川「構わん。好きにしたまえ」

森「貴方と言う人は……!」

――ガチャ

長門「……開いていたので、上がらせて貰った」

なんてタイミングで来やがる長門。

長門「……彼とそこの新川に呼ばれたのだが……取り込み中?」

ワザとだな?ワザとこのタイミングで来たな長門?ニヤニヤするな!

森「長門有希……新川!貴方って人はっ!?」

新川「お、落ち着け森園生。これはだな」

森「これが落ち着いていられますか!?
女子高校生をこんな時間に部屋に呼び出すなんて貴方と言う人はっ!?」

203 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/06/21(日) 14:40:11.05 ID:be0WWkAtO

正確には女子高校生では無いけど……ってそれどころじゃねぇ!

キョン「森さんっ!落ち着いて!長門を呼んだのは俺です!」

森「……呼んで何をするつもりだったんですか?」

キョン「そ、それは……」

森「言えない事なんですか?」

キョン「ちょっと二人じゃあれなんで……その……」

森「この場に華を咲かせる為に、長門有希さんを?」

キョン「そ、そうです……」

森「へぇ……まぁ確かに男二人で酒盛りと言うのもね……」

キョン「そ、そうですよ森さん……それで長門をですね」

森「嘘を言わないで下さい」

――ガシッ

キョン「ぐっ!?」

森さんは俺の胸ぐらを掴みながら呟いた。

森「正直に言いなさい……新川と二人で長門有希さんを呼び出して……何を企んでいたんですか?」

207 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/06/21(日) 14:53:41.17 ID:be0WWkAtO

長門「落ち着いて。彼等が私を呼び出したのには、ちゃんと理由がある」

森「長門有希さん?」

長門「この電話を聞いて欲しい。彼の発言を録音してある」

――ピッ

『うるせええええええっ!?犯すぞこらああぁっ!?』

『いいから今すぐ来い長門!居場所ぐらい、お前なら把握出来るだろう!?』

『そうだ。新川さんだ』

キョン「おい長門!?なんで俺の発言だけ……うぐっ!?」

森「犯す……新川さんだ……?」

いやいや勘違いですって森さん!

森「ふふふ、成る程そういう事ですか……」

キョン「がっ……はっ……?」

やべえ!?息が出来ねえ!?

394 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/06/22(月) 22:18:49.79 ID:UcG1uHeJO

>>207から

>>1とは違う結末になるかもだけどそこら辺は我慢してください
後書き溜めないから遅いです
まあ多分すぐ終わる

398 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/06/22(月) 22:33:16.35 ID:UcG1uHeJO

────────。
「ん…………」

「気がつかれましたかな?」

「新川さん……、ここは?」

新川「私の家でございます。覚えてらっしゃいませんか?」

キョン「そう言えば何か大変なことがあったような……っつ……」

新川「あれだけ飲んだのです、二日酔いしても不思議ではありません。これをどうぞ、二日酔いに良く利く薬です」

キョン「ありがとうございます……」

全く何があったか覚えてない……頭がぐわんぐわんする……

399 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/06/22(月) 22:34:25.32 ID:UcG1uHeJO

新川「私はこれから仕事がございますので。朝御飯は後から森に用意させましょう」

キョン「いえ、大丈夫ですよ。そこまでしてもらうわけには……」

新川「いえ、これは森きっての願いなので。昨日の謝罪を含めてと言うことだそうです」

キョン「謝罪……?」

新川「詳しくは森の方から。では私はこれで」

そう言って部屋のドアに手をかけた所だった

新川「……貴方は間違っておりませんよ。同じ童貞の私が言うのも何ですが……貴方の様な素敵な方なら相手も幸せでしょう」

キョン「新川さん……新川も……諦めないでください」

403 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/06/22(月) 22:42:34.77 ID:UcG1uHeJO

新川「ありがとうございます。私も貴方に勇気をもらいました。次に会う時はお互い素敵な女性を見つけられていると良いですね」

キョン「新川さんにはもういるじゃないですか」

新川「ふふ、どうでしょうか。では、いずれまた」


そうして出ていく新川さんの背中は大きかった。

童貞だとか、そんなこと微塵も気にしてない、大事なのはそんなことではない

そんなことを、言われた気がした

キョン「そうだ……大事なのは童貞だとかそんなことじゃなかったんだ」

410 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/06/22(月) 22:54:34.74 ID:UcG1uHeJO

それからしばらくベッドでぼーっとしていた。
黙って出ていくのも森さんに悪いし何より森さんと話をしておきたかったのだ。

大人の女性の意見は貴重だ。新川さんのことどう思ってるのかも聞いておこう
童貞仲間の為に一肌脱ぐとするか


──────。

そんなことを考えていると玄関からバタンとドアが閉まるマンション特有の音がした。

女性と二人きりか、ちょっと緊張するな

森「あ、もう起きても大丈夫何ですか?」

キョン「あっ、はい。おかげさまで」

森「…………すみません。」

キョン「えっ?」

411 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/06/22(月) 22:56:15.07 ID:UcG1uHeJO

森「私が勘違いして絞め落としたりしたから……」

キョン「絞め落とし……あ、」

思い出してきた。確かあの後長門が来てそれを何か勘違いした森さんが俺を絞め落として……それから目の前が遠くなって…。
あれは過去に行くあれにそっくりだったな

森「長門さんも長門さんですよね。あんな勘違いさせるようなこと言って……」

キョン「長門はそう言うやつなんですよ」

森「そうなんですか……。でも…まさか新川が童貞だったなんて」

キョン「そこまで知っているなら話は早いです。ズバリ言います、新川の初めての相手になってあげてください!」

森「…………。」

419 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/06/22(月) 23:12:55.67 ID:UcG1uHeJO

森「確かに新川は素晴らしい男性です。私が見てきた中では1.2位を争います。古泉一樹も悪くはないのですが彼はノーマルではありませんし」

キョン「さらっと凄いこと言いましたね…。じゃあ新川さんと!」

森「キョン様、いえ、キョン君。女と男にも色々あるんですよ」

キョン「色々、ですか」

森「はい。確かに私は新川を好いてはいます。しかしそれは愛、ではないと思うのです」

キョン「…………。」

森「セックスと言うものは愛なしで出来ることではないと私は思っています。なので私は新川とは出来ません」

423 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/06/22(月) 23:18:11.16 ID:UcG1uHeJO

キョン「そうですか……。」

森「ただ、これから愛に変わることもあるかもしれませんね。」

キョン「森さん……!」

森「朝にする話ではありませんね。朝御飯の支度をします。」

キョン「ありがとうございます」

昨日から色々あった。
ハルヒ達に童貞だとバカにされ、谷口や国木田も童貞ではなく……
終いには妹までやっており……やけになって佐々木に連絡をして必死な気持ち悪いやつと言われた

だが……!

朝倉や新川さん、森さんは違った!そう、考え方の違いに過ぎない

何を恥じていたんだろう。
きっとあいつらも同じ気持ちだったんだ。
周りに童貞だとか処女はカッコ悪いと言われてそれを蔑ろにして捨てて……。
それはきっと彼らが子供だからだろう。見栄やプライドで捨てられるものではないのだ

それを俺は教えられた

429 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/06/22(月) 23:28:28.04 ID:UcG1uHeJO

次の日─────。

キョン「うぃーす」

ハルヒ「遅かったじゃない童貞キョン。誰か相手は見つかったのかしら?」

キョン「いや、見つからなかった」

ハルヒ「あっはは!よねぇ!あんたにそんな相手いるわけないもんね〜。その調子じゃ佐々木さんにも愛想つかされたって感じ?」

キョン「そうだな。」

ハルヒ「よねぇ〜誰が高校になって童貞な男と付き合うもんですか」

キョン「なぁハルヒ」

ハルヒ「何よ?」

キョン「そんなに嬉しいことか?童貞じゃない、処女じゃないってさ」

ハルヒ「は?何言ってんの?」

431 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/06/22(月) 23:31:01.66 ID:UcG1uHeJO

キョン「俺も初め思ったよ。周りのみんながそう言うことしててさ……正直ショックだった。自分はウブで、周りはいつの間にか大人になったんだなって」

ハルヒ「はあ?」

キョン「でも違った。まだお前らは全然子供で、その意味さえわかってないって」

ハルヒ「何よ童貞が偉そうに」

キョン「童貞でいいよ、俺は。童貞だって男らしい人はいるんだ」

そう、新川さんのような

キョン「童貞だってバカにしないやつもいる。それを大切だと思ってるやつがな」

朝倉、お前のことだ

キョン「そしてそう言うことは遊び半分でするものじゃないってことも教えられた」

森さんにな

キョン「これが俺の答えだ、ハルヒ。だから俺は童貞だって構わない!」

436 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/06/22(月) 23:38:26.58 ID:UcG1uHeJO

キョン「俺も初め思ったよ。周りのみんながそう言うことしててさ……正直ショックだった。自分はウブで、周りはいつの間にか大人になったんだなって」

ハルヒ「はあ?」

キョン「でも違った。まだお前らは全然子供で、その意味さえわかってないって」

ハルヒ「何よ童貞が偉そうに」

キョン「童貞でいいよ、俺は。童貞だって男らしい人はいるんだ」

そう、新川さんのような

キョン「童貞だってバカにしないやつもいる。それを大切だと思ってるやつがな」

朝倉、お前のことだ

キョン「そしてそう言うことは遊び半分ですることじゃないと言うことも教わった」

森さん……


キョン「だから俺は童貞だって構わない!」

ハルヒ「ふ〜ん……」

442 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/06/22(月) 23:47:11.92 ID:UcG1uHeJO

ハルヒ「それってモテるやつが言ったら絵になるけど童貞でモテないあんたが言っても……ねぇ?」

キョン「うるさい。俺も好きな人が出来ればその内自然と童貞じゃなくなるさ。その人が見つかるまで取っておく」

ハルヒ「へぇ〜。……今な人いないの?」

キョン「いないな。全くもって……いや、一人いたな……」

ハルヒ「えっ?誰?もしかして……」

キョン「(朝倉には確かに殺されそうになったが……あの純粋さは好意を持てるな。次に会ったらデートに誘うか)」

ハルヒ「仕方ないわねぇ、経験者として初心者をリードするのは…」

443 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/06/22(月) 23:48:01.68 ID:UcG1uHeJO

キョン「さっきから何ごちゃごちゃ言ってんだ」

ハルヒ「だからーあんたの好きな人ってわた(ry」

キョン「なわけないだろヤリマン。おっと授業が始まる始まるっと」

ハルヒ「何よ……童貞のくせに……!」



448 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/06/22(月) 23:58:34.08 ID:UcG1uHeJO

時は変わって放課後──。

キョン「よぉ、お前一人か」

古泉「はい。長門さんはコピ研です」
キョン「そうか」
古泉「昨日は大変だったらしいですね。新川さんや森さんから聞きましたよ。」

キョン「あぁ、結局童貞は捨てられなかったよ。」

古泉「いいじゃないですか。貴方らしくて」
キョン「貴方らしいってなんだ」

古泉「物事を慎重に捉えるってことです」
キョン「なんだそりゃ。」
古泉「まあいいじゃないですか。それより一勝負いかがです?」

キョン「けっ…やってやろうじゃねぇか」

古泉「ちなみに新川さんは童貞ではありませんよ。」

キョン「なっ、んだ……と……?!」

古泉「あれだけの人を女の人が放っておくわけないじゃないですか。森さんも昔抱いてもらったと言ってましたし」

キョン「おい……まさか……」

古泉「えぇ、芝居ですよ。楽しんで頂けましたか?」

456 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2009/06/23(火) 00:04:14.28 ID:upIEq9j3O

古泉「貴方はそれを拠り所にしていたみたいですが……一流夢でしたね。童貞にはお似合いですよ」

キョン「てめぇ……」

古泉「いっそのこと僕とどうです?一勝負と言わず何勝負でも……」

キョン「ふざけろ……誰がゲイ何かに!」

古泉「ならば仕方ありません!強引にでも……!ふんもっふ!もっふ!もっふ!」

キョン「アーッアーッアーッ」

458 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/06/23(火) 00:06:28.89 ID:upIEq9j3O

キョン「どうわ!」

はあ……はあ……はあ、夢か

どうやら授業中寝ていたらしい……妙にリアルな夢を見た

そうだ、いくらなんでもあの新川さんがあんな嘘をつくような人じゃないは俺がよく知っているはずだ

キョン「ふぅ、部室に行くか」

462 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2009/06/23(火) 00:11:31.95 ID:upIEq9j3O

キョン「ちぃ〜す」

長門「…………ちぃす」

キョン「良かった、長門一人か。また古泉一人なら逃げ出してたところだ」

長門「何のこと」

キョン「いや、こっちの話だ」

長門「そう」


…………。

長門「童貞、捨てたの?」

キョン「いや、無理だった。俺にはまだ早いみたいだ。悪いな、童貞で」

長門「私も実は処女。と言うよりそう言う概念がない。私はヒューマノイドインターフェースだからそう言う行為をする必要がない」

キョン「長門……ならなんであんなことを?」

長門「全ては涼宮ハルヒの意思」

470 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/06/23(火) 00:19:22.17 ID:upIEq9j3O

キョン「どう言う意味だ?」

長門「彼女は貴方が本当に童貞かどうか調べたかった。それがこの世界を産んだ。貴方がさっき見た夢も多次元の中の一つであり真実」

キョン「……じゃあ何か?今頃他の世界では俺は古泉とギシアンってこと……か?」

長門「そうなる。この世界を抜けるには貴方が涼宮ハルヒに本当に童貞かどうか知らせる必要がある」

キョン「あんだけ言ってもハルヒは信じてないのか…。てか何でハルヒが俺が童貞かどうかなんて気になるんだ?関係ないだろ」

長門「関係ある。涼宮ハルヒは貴方を必要としている。そして私」

474 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/06/23(火) 00:24:32.48 ID:upIEq9j3O

キョン「意味がわからん……」

長門「このままじゃ多次元世界の平行世界に貴方は閉じ込められて一生この空間を出られない。つまり一生童貞、か古泉一樹に掘られる」

キョン「早く抜け出せる方法を考えようっぜ!」

長門「それには彼女の力が必要」


「話は聞かせてもらいましたよ」

キョン「まさかこの声は!」

475 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/06/23(火) 00:25:25.61 ID:upIEq9j3O

朝比奈「久しぶりねキョン君」

キョン「朝比奈さん大!」

朝比奈「さっそくだけど貴方には過去に飛んでもらうわ」

キョン「えっ?何ですか?」

長門「涼宮ハルヒは処女ではない、それは本当の話。だけどそれを改変しに行かなければならない。出ないとまたこの世界にトリップする。無限ループ」

朝比奈「無限ループって怖いわよね……。」

キョン「とりあえず過去に行くのはわかりました。けど具体的に過去に行って何をすればいいんです?」

長門、朝比奈「涼宮(さん)ハルヒとセックス(えっち)すればいい(のよ)」

479 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2009/06/23(火) 00:32:55.93 ID:upIEq9j3O

キョン「なんとっ!?」

長門「時間がない、後は貴方の独断に任せる」

朝比奈「頑張って!キョン君!男の子でしょ?」

キョン「あぁもう行けばいいんでしょ行けば!」

長門「帰って来たら、私ともしてほしい」

キョン「長門……?」

長門「何でもない」

朝比奈「これ、あっちについたら読んでね。」

そうして手紙を渡された後、俺の意識はなくなった

482 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/06/23(火) 00:41:49.64 ID:upIEq9j3O

キョン「はあ……もう過去に来るのも慣れちまったな」

俺がまず向かったのはコンビニ、ここの新聞で現在時間を確認するのは基本となってきた。

キョン「また七夕かよ……」

そうだ、朝比奈さんの手紙を

キョン「何々……」

『これを見てると言うことは貴方はまた過去にいるのですね。今回は本来改変されることのないことです。どうするかは貴方に任せます。ただ、涼宮さんはこの日のことを後悔している筈です。だから、貴方が救ってあげてくださいね』

キョン「P.S.私も処女なので安心してくださいね。ってそれはまずいだろ……」

とりあえずあの学校へ行くか……

484 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2009/06/23(火) 00:52:07.58 ID:upIEq9j3O

「あんた名前はー?」

「世界を大いに盛り上げる男ジョン・スミスだ」


キョン「あんな恥ずかしいこと良く言えるな……。」

物陰から自分を見るって言うのも変な気分だ。にしてもここに送り込まれたってことはまだハルヒのやつは処女ってことだ
で、そんな遠くもない時にハルヒは処女を失う……と

キョン「もう夜遅いのに……まさか……!」
嫌な予感がした、こんな夜中に起こることと言えば……。

俺はハルヒを密かにつけることにした

488 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2009/06/23(火) 00:56:03.81 ID:upIEq9j3O

ハルヒ「……」とことこ

キョン「……」

ハルヒ「……」とことこ

キョン「……(何かこれじゃ俺が不審者だな……)」

「よぉ、涼宮。こんな遅くに何してたんだ?」

ハルヒ「何よ、あんたには関係ないでしょ?アホ口」

キョン「アホ口ってまさか……谷口か!」

じゃあもしかして中学にやった相手って……ハルヒか!?

谷口「俺見ちまったんだよな〜お前が学校の校庭に変なもん書いてたの。あれバレたらさすがの義務教育でもまずいんじゃないの〜?お前結構おりこうさんなのにさ。親御さんどう思うかな〜」

493 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2009/06/23(火) 01:00:23.14 ID:upIEq9j3O

ハルヒ「……何が言いたいのよ?」

谷口「やらせてくれたら黙っててやるよ」

ハルヒ「は?何言ってんの?」

谷口「お前だって興味あんだろ?セックスだよセックス。黙っててやっからよ、しようぜ?」

ハルヒ「そんなこと……」

谷口「いつもはあんななのに意外と臆病なんだな!セックスも出来ないとはね〜」

ハルヒ「っ!いいわ、セックスぐらいやってやろうじゃない。別に言われたところでどうってことないけどさ!私はもう子供じゃないの、それを教えてあげるわ」

キョン「(谷口……あいつ戻ったら殺す)」

497 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2009/06/23(火) 01:06:03.91 ID:upIEq9j3O

キョン「くっ……どうする。どうやって……もくそもないか。」

ここで谷口のやつをボコボコにすればいいだけの話

中学生を虐めるのは気が進まないが仕方ない。

谷口「じゃあ俺んち行こうぜ!今日親いねぇからよ!」

ハルヒ「わかった」

そうして歩いて行こうとしたハルヒの肩を、

ハルヒ「?!」

キョン「」

俺は掴んだ


待たせたな、ハルヒ

こんな理由があったとは知らずヤリマン扱いして悪かったよ
帰ったら謝ろう

そして谷口は殺す

503 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2009/06/23(火) 01:10:54.50 ID:upIEq9j3O

ハルヒ「あんたはさっきの……!」

キョン「いやぁ従姉妹が気になって来て良かったよ。こんな奴に捕まってるとはな」

谷口「何だお前!高校生か?俺らは今からお楽しみ何だから邪魔すんなよ」

キョン「ほぅ、言うなクソ口」

谷口「俺は谷口だ!」

キョン「うるせぇんだよこの強姦魔」

ガスッ

久しぶりに思いっきり人を殴った。

谷口はあまりの衝撃だったのかピクピクしたまま起き上がって来なかった。この分なら俺の顔も覚えていないだろう

続きは帰ってからしてやる、覚悟してろ

506 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2009/06/23(火) 01:12:10.02 ID:upIEq9j3O

>>502
俺は中野が好きです

ハルヒ「何で戻って来たのよ?」

キョン「その前に言うことがあるんじゃないか?」

ハルヒ「……ありがと」

キョン「よろしい。」

俺はハルヒの頭をガシガシ撫でてやった。

この年のハルヒはやっぱり妹にしか見えずとてもセックスなど出来なそうにないな……

ハルヒ「ちょっ、やめてよ……」

そう言いながらも照れているハルヒがとても可愛く見えた。

我が妹の純粋無垢タイプもいいがこう言うタイプの妹もありだな

っと目的を忘れてた。
キョン「なぁハルヒ、大事な話があるんだ」

509 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2009/06/23(火) 01:19:23.38 ID:upIEq9j3O

ハルヒ「あれ?名前教えたっけ……」

キョン「あぁ、さっき立ち話を聞かせてもらった。お前はさっきセックスなんて……とか言ってたな」

ハルヒ「…………」

キョン「確かにお前の体はお前自信のもんだ。どうしようと勝手だ。だがな、未来にそいつを後悔するような真似はするなよ」

ハルヒ「…………」

キョン「言いたいことはそれだけさ」

一回肩をポンとした後歩いて行く、

ハルヒ「あんたは!後悔してないの?」

キョン「勿論だ。」

童貞であることを後悔したことなんかないさ

515 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2009/06/23(火) 01:23:07.47 ID:upIEq9j3O

ハルヒ「いつか……また会える?」

キョン「さあなー」

ハルヒと俺の距離が長くなる

ハルヒ「いつか……私が北高に入ったら……その時は……」

その後は聞こえなかった。だがきっともうハルヒは自分を蔑ろにしたりしないだろう

お前が本当に好きと思える男にしてもらえばいいさ

今回ほど性について考えさせられたことはなかったな。

さて、長門の家か

516 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2009/06/23(火) 01:23:47.61 ID:upIEq9j3O

キョン「毎度どーも」

長門「今回の話は既に聞いている。話はすんだ?」

キョン「あぁ、俺なりにな」

長門「そんなだから貴方はいつまでも童貞、と言っていた。同一線上の私が」

キョン「勝手に言ってろ」

長門「だから、貴方に好感を覚えたのかもしれない」ヌギ

キョン「何故おもむろに制服を脱ぐ」

長門「同一線上の私の意思、あなたと、合体したい」

キョン「アクエリオーンッ!!!冗談はよせ」

長門「ユニーク」

529 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2009/06/23(火) 01:32:02.62 ID:upIEq9j3O

次の日の朝─────。

昨日夜遅くに戻って来たからか眠り足りないな。

キョン「ふああ〜……」

ダルい。結局俺がしたことって何だったんだ

キョン「っと、忘れるところだった」

俺は目の前に目標を視認した後思いっきり駆け出した。

目標まで5m、─────。

キョン「コンドルキック!」

谷口「ぐわべしっ!」

キョン「はにわ原人はしねぇ!」

谷口「ぐわべしっ」

キョン「アーッタタタタタタタタタタタタッ!」

谷口「うばうべぐわうがべしっ!」

キョン「はあ…はあ…これぐらいにしといてやる」
国木田「キョン、谷口が何かしたの…?」

キョン「彼は大罪を犯した、よって制裁したまでよ」

533 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2009/06/23(火) 01:40:38.75 ID:upIEq9j3O

キョン「よぉ、おはよう」

ハルヒ「えっ、あっ、おはょ……」

キョン「?」


────────。

ハルヒ「あのさ、キョン」

キョン「ん?何だ?」

ハルヒ「あんた私と前に会ったこと……ないよね?」

キョン「当たり前だ。どうかしたのか?」

ハルヒ「いや、何でもないわ……」


ハルヒ「ねぇ、キョン、変なこと聞くんだけどあんたって……」

キョン「ん?」

ハルヒ「いや、いいわ。こんなこと聞くことじゃないし……恥ずかしいし……」

「童貞だよ」

ハルヒ「!?」

534 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2009/06/23(火) 01:42:09.59 ID:upIEq9j3O

キョン「何か悪いか」

ハルヒ「えっ?いや、その……私もだから。って私は何をゴニョゴニョ……」

その時のハルヒはどこか嬉しそうで、微笑んでいたように見えた。

キョン「そうか」

これからどうなるにしろ、俺達は大切にするだろう

思い出に残る最初の一回を



終わり

537 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2009/06/23(火) 01:44:08.18 ID:upIEq9j3O

予想より長くなって申し訳ない

自分はエロシーンがどうも書けないのでなしの方向になってしまいました

本当は中学生のハルヒと……だったんですが

何か中途半端で申し訳ない



539 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2009/06/23(火) 01:45:57.40 ID:upIEq9j3O

この後のレス見るのが恐いので寝ます

お付き合いありがとうございました



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