ハルヒ「キョン!簡単なゆで卵の作り方を発見したわ!」


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トップ 作品一覧 作者一覧 掲示板 検索 リンク SS:キョン 「俺、風俗なんて初めてなんだが」

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1 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/02/15(日) 12:28:13.36 ID:J3LwWU1f0

ハルヒ「電子レンジでチンするのよ!」

キョン「なるほどー!なるほどー!」

長門「ユニーク」

古泉「これはノーベルもびっくりですね」

みくる「でしゅ」

2 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/02/15(日) 12:30:25.99 ID:J3LwWU1f0



〜次の日〜

キョン「爆発したぞ」

古泉「ふもっふしたぞ」

長門「エラーが発生」

みくる「卵のビックバンでしゅ」

ハルヒ「不思議ね!宇宙人の仕業よ!」

キョン「なるほどー!なるほどー!」

古泉「ちょっとしたスペクタクルですね」

長門「ユニーク」

みくる「でしゅ」



4 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/02/15(日) 12:38:11.70 ID:J3LwWU1f0

キョン「おいハルヒ!谷口にこれを話したら『茹でてねーじゃん』だってよ!」

ハルヒ「なによ!わるい!」

ハルヒ「じゃああの料理をなんて説明するの?え?アンタはあの卵料理の説明を出来るわけ?」

ハルヒ「あたしが三日三晩寝ずに考えた究極の料理法を!ふさわしい名前で!」

キョン「ちんたまご!」

ハルヒ「却下!卑猥よ!」

長門「爆発ハリケーン」

ハルヒ「却下!ダサいわ!」

古泉「ふもっふ」

ハルヒ「却下!フルメタルなパニックが起こりそうよ!」

みくる「生命の神秘」

ハルヒ「決定!あの料理名は生命の神秘よ!じゃあ解散!」

みんな「おー!」



8 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/02/15(日) 12:50:49.87 ID:J3LwWU1f0

その日からSOS団は『世界でなによりも おいしいものは 生命の神秘 団』となった
どこから持ってきたのか高性能な電子レンジが部室の真ん中に飾られており
玉子を買ってはチンしていた。まるでチンチン大王だ


ハルヒ「ソース味は飽きたわね」

みくる「流石に一週間はキツいですね」

長門「私という存在の82%が今生命の神秘で構成されている」

古泉「それに爆発の際に壁に付着した生命の神秘第一号がすでにカビと化しています」

キョン「新しいのがチンし終わったぞー」

みんな「わーい!」

今日も平和だ



10 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/02/15(日) 12:52:47.00 ID:J3LwWU1f0

キョン「ハルヒの尻に玉子を入れたら出来るんじゃないか?」

ハルヒ「無理よ」

キョン「それは分からんだろう。」

ハルヒ「無理よ。試したもの」

キョン「お前は天才だよ」



11 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/02/15(日) 12:56:34.56 ID:J3LwWU1f0

ハルヒ「バレンタインよキョン!」

キョン「そうだな。お前は誰かに渡すのか?」

ハルヒ「当然よ!」

チーン

ハルヒ「できたわ!はいキョン!チョココーティング生命の神秘!」

キョン「まるでピータンだな」

ボフンッ

キョン「うおふっ」

ベチベチベチパリーン

キョン「チョコーティングのせいで殺傷力が増して窓ガラスが割れたぞ」

ハルヒ「兵器の完成ね!」

キョン「これで勝てる!」



15 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/02/15(日) 13:00:53.26 ID:J3LwWU1f0

ハルヒ「すごい事考えたわ!」

キョン「生命の神秘以上の物は無理だろう・・・」

ハルヒ「生命の神秘を進化させるのよ!」

古泉「無茶です。ただでさえあの破壊力・・・それにチョココーティングという最強の矛を手に入れた生命の神秘はこれ以上進化できません」

長門「物理的に不可能」

ハルヒ「それが出来るのよ!」

ハルヒ「プリンの中に入れてチンするのよ!」

ハルヒ「そうすればプリンも爆発して凄いことになると思うの!」

みくる「凄いです!これは奴らも予想できませんね!」

ハルヒ「さっそくやりましょう!」

18 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/02/15(日) 13:07:18.53 ID:J3LwWU1f0

ハルヒ「まずはプリンを皿に盛って・・・・ってどんぶりしかないの?まあ良いわ」プッチン

ハルヒ「そこに生卵を指す」スプスプ
キョン「ハルヒ、生卵をプリンで埋めてみたらどうだ?」

ハルヒ「馬鹿キョンにしてはナイスね!やってやるわ!」プッチンプッチンプッチン

古泉「ちょっとしたバケツプリンですね」

長門「私はこれぐらいでは足りない」

ハルヒ「これでラップしてチンするわよ!」ピッ

ブオーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーン

ディーン

ハルヒ「できたわ!ラップを取って・・・」

バフンッ!メメチャッ!メソッ!ベチュチュッ!

ハルヒ「爆発して完成よ!」

みくる「プリンあつっ!」



20 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/02/15(日) 13:12:46.14 ID:J3LwWU1f0

プリンボムを作ったハルヒ。
生命の神秘公式大会も優勝確実だと、このときは思っていた・・・

ハルヒ「プリンボムさえあれば負け無しよ!アレに勝つ事が出来るのは世界チャンプだけよ!」

古泉「ですがプリンボムは多用してはいけません。以前の爆発で開いた大穴を塞ぐだけでもかなりの額でした」

ハルヒ「大丈夫よ!大会は野外でやるんだから!」

長門「・・・・!!」ガタッ

ハルヒ「どうしたの?」

長門「これを見て」

ハルヒ「こ、これは・・・!!」

21 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/02/15(日) 13:22:30.25 ID:J3LwWU1f0

※生命の神秘公式大会緊急のお知らせ※
様々なところで話題のプリンボムですが死者が続出しているため禁じ手とさせていただきます
なお、プリンに類似した茶碗蒸しもアウトですのでお気をつけください

        生命の神秘総合委員会

ハルヒ「なんてこと・・・」
古泉「これは・・・」
長門「まって」
ハルヒ「な、なによ!」
長門「プリンボムは私たちが生み出したもの。それを何故他の人間が知っている」
ハルヒ「・・・・!!」

バーン!!

朝倉「オーッホッホッホ!愚かなSOS団!」

ハルヒ「委員長朝倉涼子・・・っ!」
古泉「まさかあなた方が・・・」
朝倉「ごめんなさい、長門さんが危険な行為をするのを黙って見過ごすわけにはいかないの」
谷口「ハハハハ!残念だったな!お前達の生命の神秘生命もここまでだ!」
朝倉「優勝は私たちがいただくわ。」
朝倉「オーッホッホッホ!」

ハルヒ「っ・・・・!」

突然のライバルの登場
そしてまさかの禁じ手・・・・ハルヒ達は絶体絶命!
どうなる!次回!「あ、レジ袋要りませんの巻!」

22 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/02/15(日) 13:25:05.34 ID:J3LwWU1f0

あきた

25 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/02/15(日) 13:33:58.42 ID:J3LwWU1f0

俺が買い出しから戻ってくると部室の空気はどんよりとしていた
何よりも驚いたのはいつも明るい我らが団長の目に生気が宿っていなかったのだ

キョン「おい、おいハルヒ!」

ハルヒ「・・・・・・」

長門「そっとしておいて」

キョン「長門・・・」

長門が全てを説明してくれた。
プリンボムの禁止とそれを禁止したのは朝倉の仕業だと言うことと
オードリー春日の魅力について

長門「彼は貧乏だけど様々な努力をし強く逞しく育って・・・」

キョン「長門」

長門「何」

キョン「もういい。」

長門「そう・・・」

俺は何も出来ない自分の無力さにただ悔しがることしかできなかった

26 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/02/15(日) 13:38:36.34 ID:J3LwWU1f0

ハルヒ「もう・・・帰るわ。」
キョン「ハルヒ・・・」
ハルヒ「ごめんね。こんなの・・・ごめんね・・・」

『お前は悪くない』その一言が出てこなかった。
寂しげなハルヒの背をただ見つめることしかできなかった

キョン「・・・・」
長門「・・・・」
古泉「・・・・」
長門「一つ。」

キョン「どうした?もう春日は良いぞ・・・」

長門「違う。朝比奈みくるが居ない」

古泉「言われてみればそうですね・・・」

キョン「こんな時にあの人は・・・・。一体どこへ・・・」



29 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/02/15(日) 13:45:53.41 ID:J3LwWU1f0

ヒュウウウウウウウウウウウ

みくる「ここが・・・」

私は学校から抜け出しとある山奥へと来ていた。
深夜のネットサーフィンで知ったプリンボム禁止令。
これを補うために、私は力を求めたのだ

キツい山道を進み、たどり着いた山小屋。
ここにあの人が居ると聞き・・・

「来たね」

みくる「見つけましたよ・・・」

みくる「鶴屋さん・・・」


30 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/02/15(日) 13:51:02.87 ID:J3LwWU1f0

鶴屋「そろそろ来る頃だと思ったよ」

鶴屋「でも意外だね。私はてっきりハルにゃんが来ると思ったんだけど・・・」

みくる「あの人は手を汚してはいけない。私がそう判断したんです」

鶴屋「ふーん。・・・・で?やっぱり目的はアレにょろ?」

みくる「ええ。勿論」

鶴屋「厳しい修行に耐えれるとは思わないけれど・・・1ヶ月はかかるね」

みくる「いえ」

ドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドド

みくる「3日で身につけてみせましゅ」ドン!

31 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/02/15(日) 14:00:38.51 ID:J3LwWU1f0

ーーーーーーーーあの日からもう3年経った。
ハルヒは強くなるため旅に出た
朝比奈さんは行方不明のまま見つからない
長門と古泉はオードリーを越える漫才師になるために今も修行をしている
残った俺は平凡に暮らしている
退屈な日常。ハルヒ達と出会う前の日常。
普通に戻った俺の生活。物足りない、胸に穴の開いた生活


ドンドンドン!ドンドンドン!

ドアを叩く音がする。誰だろうか
面倒くさいが家には妹も誰も居ない。
休日だからどこかに出かけたのだろう
仕方ない・・・俺は重い身体を無理矢理起こす


「新聞の勧誘なら結構で・・・」

「何言ってんのよ!ほんっとバカキョンね!」

俺は泣いた





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