ハルヒ「東中学出身。涼宮ハルヒ」


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1 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2008/11/15(土) 21:40:07.66 ID:nL3tW9zc0

ハルヒ「趣味は身体を動かすこと。好きなことは楽しいこと。嫌いなことはつまらないこと。以上」


キョン(少し変わったやつが後ろに座っているようだな)

5 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2008/11/15(土) 21:43:39.40 ID:nL3tW9zc0

キョン「なぁ、谷口。俺の後ろに座ってるやつとお前って同じ学校だよな?」
谷口「ああ、そうだよ。昔からやたら変わったやつだったけど高校になってからずいぶん丸くなったな」
キョン「あれで……か?」
谷口「やたら不機嫌に見えるのは昔からだからな。自己紹介で例えば……「宇宙人とか探してます!」って
   言いかねないやつだったぞ」
キョン「そりゃまたひどいな」

6 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2008/11/15(土) 21:47:27.02 ID:nL3tW9zc0

翌日
キョン(登校直後から不機嫌オーラが溢れてるな……。よし、挨拶だけでもしてみるか)
キョン「おはよう、涼宮」
ハルヒ「おはよう……キョン」
キョン「いきなりニックネームか」
ハルヒ「いや?」
キョン「いんや。別に構わないさ」
ハルヒ「あんた本名が覚えられないくらい印象薄いのにニックネームはインパクトが強いのよね」
キョン「ひどい言われようだな。泣くぞ」
ハルヒ「泣くならトイレの個室でどうぞ」
キョン「リアルなこと言うなよ……」

7 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2008/11/15(土) 21:51:00.46 ID:nL3tW9zc0

谷口「おいおい、どんな魔法を使ったんだ?」
キョン「何がだ? 国木田。それは俺の卵焼きだ」
国木田「一個くらい……。涼宮さんのことでしょ」
谷口「普通に会話してたじゃないか。いや、むしろ楽しんでるようにさえ見えたぞ」
キョン「これと言って特別なことを言ってないがな……」
谷口「あいつ中学の頃からやたらもててたけど大抵の男子はばっさり切り落としてたぜ?」
キョン「お前もその口か」
谷口「『馬鹿が伝染するから近寄るな』って言われたよ……」
キョン「実に的を射てるな」

8 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2008/11/15(土) 21:55:51.81 ID:nL3tW9zc0

翌日
キョン「おはよう」
ハルヒ「おはよう」
キョン「一応聞いておくがお前、機嫌が悪いってことじゃないよな?」
ハルヒ「別に悪くないわよ。そういう風に見える?」
キョン「そういう風に見える、見られてる、見られやすい」
ハルヒ「そう……。どうすればいいかしら」
キョン「そうだな。俺としてはずっとポニーテールにしておいてくれるとありがたいな」
ハルヒ「なに、あんたそういう趣味してるの?」
キョン「まぁな。でもポニーテールにすれば活発に見えて好印象を与えやすいんじゃないか?」
ハルヒ「それもそうね……。その意見、参考にさせてもらうわ」

10 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2008/11/15(土) 22:00:56.15 ID:nL3tW9zc0

翌日
キョン(おお、涼宮の周りに珍しく人が……)
キョン「おはよう」
朝倉「あら、おはよう。キョン君」
ハルヒ「おはよう、キョン」
キョン「なんか俺のニックネーム定着してるな……。
     まぁいい、髪少し切ったな」
ハルヒ「少しだけね」
朝倉「昨日キョン君に言われて切ったのかしら?」
ハルヒ「切れとは言われなかったけどポニーテールはあいつの注文よ」
朝倉「そう……。キョン君はポニーテールフェチなのね」
キョン「なんか歪んだ印象が伝播している気がしてならない」
ハルヒ「いいじゃない。本当のことだし」
朝倉「諦めも肝心よ?」
キョン「フェチではないぞ。決して」

11 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2008/11/15(土) 22:05:01.31 ID:nL3tW9zc0

谷口「キョン。真剣に頼みがある」
キョン「なんだよ」
谷口「どうすれば朝倉、ハルヒと自然に会話できるか教えてくれ」
キョン「別に特別なことなんかしてないぞ」
谷口「特別なことをしてないだと! あんな親しげに話しておいて!」
国木田「お、朝倉さんが走るよ。涼宮さんと一緒だ」
キョン「そういえばあいつ身体を動かすことが好きって言ってたな。
      お手並み拝見するか」


キョン「はえぇ……」
谷口「朝倉も涼宮も美的ランキング上位入賞者だぜ」
国木田「普通に見て二人とも美人だもんね」

13 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2008/11/15(土) 22:11:48.40 ID:nL3tW9zc0

翌日
キョン「おはよう」
ハルヒ「おはよう」
朝倉「おはよう、キョン君」
キョン「昨日見てたけど二人とも足速いな」
ハルヒ「見てたんだ。変態」
朝倉「さらにブルマフェチなのね」
キョン「違うから噂を広めるのだけはやめてください」
ハルヒ「私もあんた見てたけど遅いわね」
朝倉「男子の平均くらいかしらね」
キョン「平均タイムより少し上だ……。そんなに足速いなら運動系の部活から引っ張りだこじゃないか?」
ハルヒ「だめだめ。この学校の部活は真面目すぎて楽しくないもん」
朝倉「私もそう思うわ。なんというか遊び心がないのよね」
ハルヒ「そうそう。あれなら自分で部活を作ったほうが……」
キョン「おい、どうした。固まるな。嫌な予感しかしないぞ」

16 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2008/11/15(土) 22:17:38.43 ID:nL3tW9zc0

朝倉「キョン君。青春を帰宅部なんてみみっちぃもので費やしていいと思ってる?」
キョン「謝れ! 帰宅部に謝れ!」
ハルヒ「運動はいいわよー。こう身体のコントロールがうまくなる感じがするわ」
キョン「どこの寄生獣だ!」
ハルヒ「夕日をバックに運動するなんて……いいわよねぇ、朝倉」
朝倉「涼子でいいわよ。私もハルヒって呼ぶから」
ハルヒ「決まりね。
     キョン! 部活を作るわよ! なければ作ればいいのよ!」

20 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2008/11/15(土) 22:24:41.25 ID:nL3tW9zc0

ハルヒ「部活には顧問と人数と場所が必要……ね」
朝倉「正式な部活動にするには必要だけど非公認ならなくてもいけるわね」
ハルヒ「非公認ということは……部費がもらえないくらいかしら、デメリットは」
朝倉「あと活動の自由がある程度認められるわね」
ハルヒ「学校を使って部活動するなら必要ね……」
キョン(ここは二人に任せて俺は逃げようかな……)
ハルヒ「キョン! 逃げてる場合じゃないわよ! さっさとあと二人捕まえてきなさい!」
キョン「そんな無茶苦茶を言うな。部活内容はおろか部活名すらないじゃないか」
ハルヒ「部活名! そうね、それを忘れてたわ……」
朝倉「重要な案件ね……」
ハルヒ「陸上部だとかそういう普通のは無理だから一風変わったタイプのやつにするしかないわね」
キョン「あのぉ……」
朝倉「部活名は二人で決めるわ。キョン君はそうね……使えそうな空き部屋を探しといて」

21 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2008/11/15(土) 22:31:07.66 ID:nL3tW9zc0

谷口「おいおい、あんまり早く食うと喉詰まるぞ」
キョン「ハフハフハッムゴックン。仕方ないだろ。空き部屋を探して来いなんていわれたんだから」
谷口「空き部屋? ……また涼宮か!」
キョン「と朝倉だな」
谷口「なん……だと?」
国木田「もてもてだねぇ」
キョン「そういうわけではないが……ん?」
谷口「なんだ? 喉に詰まったか? そのまま死ねよ」
国木田「嫉妬に狂った人間は見苦しいよ」
キョン「いや……なんでもない。んじゃあな」
谷口「足滑らせて頭打てよー」
国木田「爪が手のひらに食い込んで血が出てるよ」

キョン(あの二人を入れるって手もあるな……。一応聞いてからにするかな)

23 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2008/11/15(土) 22:37:32.20 ID:nL3tW9zc0

キョン(先生に聞いた話だと文芸部が廃部寸前か……ここだな)
ガチャ
キョン(あれ? 鍵が開いてる……)
長門「……」
キョン「あれ……ここって文芸部だよな?」
長門「違う」
キョン「あれ、部屋間違えたかな。失礼しました」
長門「待って」
キョン「ん?」
長門「ここは名称不明の青春の汗を流そう部の部室になってる」
キョン「……それって」
長門「ただしそこの本棚と私を部活に入部させることが条件」
キョン「多分いいとは思うが……お前はいいのか?」
長門「……私は本さえあれば部なんてどうでもいい」
キョン「強制的に走らされる可能性が極めて高いぞ?」
長門「これでも運動には自身がある……まかせて」
キョン「頼もしい限りだ……」
長門「それと」
キョン「それと?」
長門「もう一人。部員のあてがある」

24 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2008/11/15(土) 22:38:37.87 ID:nL3tW9zc0

>>22
ミス。脳内補正しといてください。
谷口ごときがハルヒなど呼び捨てすることは許可できない

26 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2008/11/15(土) 22:45:36.44 ID:nL3tW9zc0

キョン「というわけで部室と部員一名。あともしかしたら追加で一名を確保できたぞ」
朝倉「想像以上の働きだわ」
ハルヒ「やるじゃん」
キョン「お褒めの言葉ありがとう。それで部活名は決まったのか?」
ハルヒ「決まった! ……といいたいところだけどまだなのよね」
朝倉「候補はたくさんあるんだけどね……ほら」
キョン「たくさんというかノートいっぱいって多すぎだろ!」
ハルヒ「次のページもあるわよ」
キョン「多すぎだろ……」
朝倉「ここから特に気に入ったやつを選んで投票かしらね」
ハルヒ「そうね。明日の昼休みに部室に集合して……そういえばその眼鏡の子って名前は?」
キョン「ああ、そういえば聞いてないな。でも昼休みは部室にいるって言ってたぞ」
ハルヒ「じゃあ明日の昼休みに部室に集合して決めるわよ」
朝倉(眼鏡……本好き……ひょろい……まさか)

27 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2008/11/15(土) 22:48:52.51 ID:nL3tW9zc0

翌日
ハルヒ「キョン! 涼子! 弁当持ちなさい!」
キョン「え、あ、ちょまて引きずるなぬおおおおおおぉぉぉぉ」
朝倉「待ってー、ハルヒー、キョン君ー」
谷口「誘拐事件発生だな」
国木田「平和だねぇ」

キョン「そういえば言い忘れてたけどさ。たn」
ハルヒ「却下。馬鹿はなしよ」
キョン「ですよねー」

29 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2008/11/15(土) 22:54:43.22 ID:nL3tW9zc0

ハルヒ「ここね!」
???「ヒッ」
長門「よおこそ……!」
朝倉「中々広いじゃない……の」
長門「朝倉涼子……」
朝倉「長門有希……」
キョン「ん? 知り合いなのか?」
長門(チラッ)
朝倉(チラッ)
朝倉「そうなのよ。同じマンションに住んでる人なの」
長門「偶然……」
ハルヒ「それでこっちの小動物ちっくな生きものは?」
???「ここ、どこですかぁ。何をする気ですかぁ」
長門「朝比奈みくる……運動音痴の先輩。私の……知り合い」

30 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2008/11/15(土) 23:02:14.57 ID:nL3tW9zc0

ハルヒ「……というわけなのよモグモグ」
キョン「口の中にモノを詰め込みながら喋るな」
みくる「でも私運動だめですよぉ?」
朝倉「鍛えてあげるわよ。燃えてきたわ……」
みくる「怖いですよぉ」
長門「これで五人。部活に必要な人数は揃った」
ハルヒ「後は顧問で一応足りるけど……」
キョン「けど?」
ハルヒ「部活にすると総会だとかなんとかで色々面倒なのよね」
朝倉「確かに部費が出ないのは痛いけど行動が狭まれるのは逆に面白いかもしれないわね」
長門「教師との鬼ごっこ。燃える」
ハルヒ「そういうわけで部活届けださないわ。でも部活名だけは決めないとね」
キョン「結局決まったのか?」
朝倉「ええ、議論と論議を重ねた末にね……」
ハルヒ「この部活の名前は素敵、面白い、素晴らしいの頭文字をとって
      S O S 団 とするわ!」

32 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2008/11/15(土) 23:06:37.58 ID:nL3tW9zc0

キョン「S……」
みくる「O……」
長門「……S」
ハルヒ「なによ、なんか文句でもあるの?」
朝倉「素晴らしすぎて言葉も出ないのよ」
キョン「いや、出てただろ。あまりにもぶっ飛んだ名前で意識もぶっ飛んでただけだ」
みくる「いい名前ですねぇ」
長門「ユニーク」
キョン「あれぇ!? 俺だけなのか!?」
ハルヒ「全く……これだからキョンは」
朝倉「しょせんはキョン君ね」
キョン「すんごい見下されてるんですけどぉ!」
ハルヒ「まぁいいわ。とりあえず今日の放課後にここに集合ということで。
     以上! 解散!」

34 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2008/11/15(土) 23:13:57.75 ID:nL3tW9zc0

放課後
ハルヒ「みんな! 集合してるわね!」
キョン「扉いつか壊れるぞ」
ハルヒ「壊れたらキョンが直せばいいのよ。
      さて、今日は早速部活動……といいたいところだけど」
朝倉「この部屋はあまりにも物資が足りないわね」
長門「……元文芸部だから仕方ない」
ハルヒ「そうね。とりあえず有希の要望で本棚は残しておくとして
     この部屋に足りないもの! はい、みくるちゃん!」
みくる「えっ、えっと、えっと……飲み物?」
朝倉「飲み物……ハルヒ、その前にホワイトボードが必要ね」
ハルヒ「そうね。議題云々の前にホワイトボードね。
     よし、今日の部活動はホワイトボードを貰うことよ!
     制限時間は下校時刻まで! 方法は不問! よーい、スタート!」
キョン「あ、おい……二人とも行っちまった。全く……」
長門「ホワイトボード……!」
みくる「キョン君! ぼけっとしている場合じゃないですよぉ!」
キョン「みんなやる気満々すぎだろ! ええい、畜生! 待ってろ! 白板!」

36 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2008/11/15(土) 23:18:12.81 ID:nL3tW9zc0

一時間後
キョン「ゲットー!」
ハルヒ「遅いわよ!」
キョン「ぬお! ホワイトボードが四枚!」
朝倉「罰としてこれ戻してきてね」
みくる「借りた場所はちゃんと書いてありますから大丈夫ですよ」
長門「無断で持ってきた……」
キョン「……畜生ッ」

朝倉「キョン君の背中が真っ白に燃え尽きてるわ……」
みくる「なんだかんだ言ってちゃんとやってましたからねぇ」
ハルヒ「まぁ敗者だから仕方ないわね」
長門「負け犬……」

37 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2008/11/15(土) 23:25:53.57 ID:nL3tW9zc0

三十分後
キョン「戻ったぞー……」
ハルヒ「おかえりー」
みくる「はい、どうぞ」
キョン「ん? ああ、ありがとうございます。朝比奈先輩」
みくる「そんな堅苦しくしなくていいですよぉ。どうですか?」
キョン「おいしいですよ。でもなんでこんな熱々のお茶が……?」
朝倉「ファイヤー!!」
長門「ユニーク……!」
ハルヒ「ガスコンロを借りてきたのよ。家庭科室から。あとヤカンと湯のみとお茶の葉も」
キョン「返してきなさい!」
ハルヒ「大丈夫よー。死ぬか壊れたら返すわよ」
キョン「どこの魔法使いだ! もしくは紳士だ! さすがにそれは返してきなさい!」
ハルヒ「ちぇ……じゃあ明日の十時に駅前に集合ね」
キョン「へ?」
朝倉「自分の言葉には責任を持たないと、ね」
みくる「どんな湯のみがいいですかねぇ……」
長門「本……」
キョン「サイフ忘れないほうがいいわよ。キョン」

39 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2008/11/15(土) 23:31:43.79 ID:nL3tW9zc0

翌日
ハルヒ「遅いわよ! キョン!」
キョン「まだ十分前なんだがな……」
朝倉「女性を待たせるなんて男性の風上にもおけないわね」
みくる「だめですよぉ」
長門「減点……」
キョン「一斉に攻めないでください。すごく気が滅入ります」
ハルヒ「それじゃあ買いものにレッツゴー!」


数時間後
ハルヒ「とりあえずはこれだけあればいいかしらね」
朝倉「大きいやつは廃品回収で捨てられてるやつを盗んだほうがいいわね」
みくる「これだけお茶の葉があれば当分は持ちますよぉ」
長門「いい本……」
キョン「サイフをひっくり返しても何もでないなんてことあるんだな……」
ハルヒ「他のものはこれからゆっくり集めればいいわね。じゃあ今日は解散!」

45 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2008/11/15(土) 23:41:05.25 ID:nL3tW9zc0



みくる「待ってくださぁい」
キョン「ん? あれ、朝比奈せn……さん」
みくる「ちょっと話すことがあって……
     ここだとあれなのでこっちにきてください」

みくる「……というわけなんですよぉ」
キョン「ハハッ、ワロス」
みくる「本当ですよぉ?」
キョン「朝比奈さんが未来人で長門と朝倉が宇宙人で涼宮が神?
     信じるわけないじゃあないですか……」
みくる「今は信じてくれなくてもあなたは信じなければならない時が必ず来ます」
キョン「ハハッ……心に留めておきます」
みくる「質問はありますか?」
キョン「……本当に運動音痴なんですか?」
みくる「禁則事項…と言いたいところなんですが事実です……」
キョン「ですよねぇ……

47 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2008/11/15(土) 23:46:17.61 ID:nL3tW9zc0

数日後
キョン「うぃーっす」
ハルヒ「相変わらず締まりのない顔ね」
キョン「朝からいじめないでください」
朝倉「おはよう、キョン君」
キョン「気のせいか教室がいつもより騒がしいような……」
ハルヒ「転校生だってさ」
朝倉「こんな時期に」
キョン「おかしなこともあるもんだな。見に行ったのか?」
ハルヒ「行ったけど人だかりが出来てたから諦めたわ。
      よくもまぁこんな朝っぱらから野次馬なんて出来るわよね」
朝倉「同感」
キョン「自分たちはいいんだな……」

49 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2008/11/15(土) 23:51:41.92 ID:nL3tW9zc0

お昼
谷口「キョオォォォォオオン」
キョン「怖っ! 近づくな!」
国木田「羨ましくて仕方がないみたいだね」
キョン「そうなのか?」
谷口「朝倉に涼宮だけで飽き足らず長門に朝比奈さんまで!
    お前はなんなんだよ! なんなんだよぉ!」
国木田「ほら、よだれと鼻水と涙を拭いて。汚くて見てられないから」
キョン「そんなに羨ましがられることなのか……。
     ああ、そうだ。転校生が来てるって話だが」
谷口「男には興味ないな」
キョン「男なのか。ずいぶんと変わった時期に来るもんだな」
国木田「人それぞれ事情があるんだろうね」
キョン「事情……ねぇ」

50 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2008/11/16(日) 00:00:59.37 ID:k7CSIp3Z0

放課後
キョン「うぃーっす」
みくる「こんにちはぁ」
キョン「あれ、涼宮はまだ来てないのか」
朝倉「一番に出てったのにねぇ。どこをほっつき歩いてるんだか」
長門「……来る」
キョン「へ?」

ハルヒ「すごいものを仕入れてきたわよ!」
キョン「と、扉が!」
ハルヒ「ちっ、脆いわね。まぁいいわ。それより見なさい! じゃーん!」
っポット
みくる「ああ! それは!」
ハルヒ「毎回水を汲みに行く必要がなくなるわよ!
     他にもいろいろあったんだけど一人じゃ持ってこれないから
     SOS団全員で行くわよ!」
朝倉「服をかけるハンガー!」
長門「新しい本棚……!」
みくる「冷蔵庫!」
キョン「おい、それって犯罪じゃあ……行っちまったか。やれやれ、俺も急がないと。
     ……おっと、すまん。おいまてー!」
男「あ、あの……行ってしまいましたね……」

53 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2008/11/16(日) 00:09:40.91 ID:k7CSIp3Z0

ゴミ捨て場
ハルヒ「さぁ存分にかき集めるわよ!」
みくる・朝倉・長門「おー」
キョン「やれやれ……」
ガサゴソ
ハルヒ「そういえばさ、さっき転校生に会ったのよ」
朝倉「へぇ、確か……古泉君、だったかしら」
ハルヒ「名前までは知らないけどね。なんかいきなり話しかけてきたのよ」
キョン「なんてだ?」
ハルヒ「『僕もあなたの部活に興味があるので入れてくれませんか?』だってさ。
     私たちまだ部活らしいこと一度もしてないわよ?
     今の状態じゃあ『粗大ゴミを 大いに 収集する 団』じゃない。
     そんな部活に興味がありますってねぇ……」
みくる「怖い人ですねぇ」
長門「危険……」
朝倉「注意しないとね」
ハルヒ「そうね。特徴はいつもにやけ面してるかわわかりやすいわよ。
     さてと、あまり集めてもあれだし運びますか」
一同「おー」

56 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2008/11/16(日) 00:19:47.18 ID:k7CSIp3Z0

>>51
その辺は本編と違って二人きりの行動が少々少ないから
まだ慣れてないんだなーとかそんな感じで思ってくれるとありがたいです

ハルヒ「ほらー、キョン。頑張れー」
朝倉「男の子でしょー、しっかりしなさいー」
キョン「こ、んな、の……ひと、り、で……運べるか!」
みくる「わー、頑張りましたねぇ」
長門「感動した……」
ハルヒ「私も運べるとは思ってなかったわよ。冷蔵庫」
朝倉「キョン君のおかげね」
キョン「ぜぇーはぁー……」
みくる「とりあえず運んだはいいけどこれの配置はどうするんですか?」
朝倉「とりあえず私としてはこんな感じかな」
ハルヒ「これはホワイトボードの裏でいいわね」
みくる「お茶とか冷蔵庫はもっとこっち側のほうがいいですねぇ」
長門「この机は陽の当たる場所に……」
ハルヒ「こんな感じね。っと、もうこんな時間。私は残ってやるけどほかに残れる人はいる?」
長門「私用が……」
みくる「私も……」
朝倉「同じく」
ハルヒ「そう、まぁここまで来れば二人でも出来るから大丈夫ね。今日はこれにて解散」
キョン「ぜぇ…………二人……?」

57 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2008/11/16(日) 00:25:34.64 ID:k7CSIp3Z0

ハルヒ「それはここ。もうちょいこっちかな。そこそこ」
キョン「ふぅ、これで全部か……?」
ハルヒ「そうみたいね。お茶入れてあげる」
キョン「大丈夫か?」
ハルヒ「殴るわよ」

ゴクゴク
キョン「ふぅ……」
ハルヒ「結構おいしくできたわね」
キョン「だな」
ハルヒ「……」
キョン「……」

59 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2008/11/16(日) 00:37:00.18 ID:k7CSIp3Z0

ハルヒ「ありがとね」
キョン「へ?」
ハルヒ「ありがと、って言ったのよ。何よ、その空気の抜けた声は」
キョン「いや、突然だったからな。驚いた」
ハルヒ「……キョンのことは巻き込むような形でこの部活に入部させたからさ。
     もしかしたら嫌だったかもしれないと思ったのよ」
キョン「最初はちょっとだけな。今はずいぶんと楽しいぜ。
     感謝するのは俺のほうだ。ありがとな、涼宮」
ハルヒ「ハルヒ、でいいわ」
キョン「そうか……。ありがとな、ハルヒ」
ハルヒ「うん……」
キョン「そういえば谷口から聞いたんだけどさ、中学の頃は」
ハルヒ「その話はなし」
キョン「だめなのか」
ハルヒ「……昔はね、宇宙人とか未来人とか。そういう普通の人とは違うこと、違うもの、違う人と
     遊べば今よりももっともっと、この世界で一番楽しくなると思ってたの。
     でもね、気づいたのよ。ありきたりだけど、大事なことは楽しむ気持ちだってことに」
キョン「……」
ハルヒ「だから昔は色々したのよ。違うモノのためにね。今となっては過去の話。だからなしよ」
キョン「……結局自分でばらしてくれたな」
ハルヒ「……! 忘れなさい! 今すぐに!」
キョン「無茶言うな。……っておい、外雨降ってるぞ」
ハルヒ「誤魔化さない……本当だ。傘持ってる?」
キョン「拾ってきた一本だけのようだな」
ハルヒ「……」
キョン「……」
ハルヒ「さーいっしょはー!」

60 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2008/11/16(日) 00:42:25.68 ID:k7CSIp3Z0

ハルヒ「もうちょいそっち行って」
キョン「無理無理」
ハルヒ「これ、上に穴空いてるじゃない。おんぼろ傘め」
キョン「小雨で助かったな……」
ハルヒ「そう思うなら出なさいよ」
キョン「ジャンケンに勝ったのは俺だ」
ハルヒ「過去に拘ってるともてないわよ」
キョン「なんだと!」
ハルヒ「まぁいいじゃない。よく考えたらハーレムでしょ?」
キョン「谷口にも言われた」
ハルヒ「馬鹿と同レベルなんて……」
キョン「本気で落ち込むなよ……」


男「タイミングを外しましたね……ハックション!」

63 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2008/11/16(日) 00:49:34.00 ID:k7CSIp3Z0

翌日
女子A「転校生風邪ひいたんだってー」
女子B「転校早々休むなんてねー」
キョン(噂の危険人物は休みか)
ハルヒ「おっはよう! キョン!」
朝倉「おはよう、キョン君」
キョン「おはよう、朝倉、ハルヒ」
朝倉「ハルヒ……。へぇ……」
ハルヒ「ちょ、涼子。その目はなによ」
朝倉「別にぃ?」
ハルヒ「べ、別に違うのよ。そう違うの!」
朝倉「何も言ってないわよぉ? 私は」
ハルヒ「その、こう、うー!」
キョン「落ち着け、朝倉の思う壺だぞ」
ハルヒ「うー……」
朝倉「きのうは おたのしみ でしたね!」
ハルヒ「だぁー!!」
キョン「おい、やめろばか!」

97 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2008/11/16(日) 11:21:48.38 ID:k7CSIp3Z0

出かけるかもわからんがそれまでちょっとだけ……


谷口「そういやー結局お前のところのは何をする部活なんだ?」
キョン「ん? ああ、粗大ゴミを大いに収集する部だな。今は」
国木田「リサイクル精神旺盛なんだね」
谷口「変な部活だな。美人ばっか集めてゴミ収集なんて面白いのか?」
キョン「割と楽しいぞ。部室もずいぶんとにぎやかになったしな」
谷口「元から両手両足に花だからな。ちくしょうー……」
国木田「この学校で一番恨まれてるだろうね」
キョン「かもな」
谷口「! いいこと思いついた。お前、俺をその部n」
キョン「不可」
谷口「即答かよ!」
キョン「馬鹿が伝染するからだめだとさ」
谷口「ちくしょー……」
国木田「ほら、涙を拭いて。本当に馬鹿みたいだから」

98 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2008/11/16(日) 11:27:10.01 ID:k7CSIp3Z0

放課後
キョン「うーっす」
長門「……うっす」
キョン「珍しく長門だけか」
長門「そう……」
キョン「あの二人がいないほうが静かだからいいけどな。お茶飲むか?」
長門「……コクリ」
キョン「あいよ、湯のみはーっと……」

キョン「ふぅ……やっぱりお茶はうまいな」
長門「緑茶もいいし紅茶もいい」
キョン「今度は紅茶でも買ってくるか」
長門「朝比奈みくるも喜ぶ……」
キョン「……なぁ、その朝比奈さんのことなんだけどさ」
長門「わかってる。今日、時間は?」
キョン「ん? 大丈夫だが」
長門「話がある。今日、私の家まで来て……」

99 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2008/11/16(日) 11:31:26.10 ID:k7CSIp3Z0

ハルヒ「お、もうこんな時間。今日はこれにて解散!」
みくる「はぁい」

キョン「行くか」
長門「コクリ」
朝倉「あら、キョン君も一緒なの?」
キョン「話があると言われてね」
朝倉「そう、話ね……」
キョン「お前も何だろ?」
朝倉「そうね。私もあるかな。話すこと」

101 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2008/11/16(日) 11:42:23.63 ID:k7CSIp3Z0

キョン「いいマンションに住んでるな……」
朝倉「キョン君もいる? 一部屋くらいならもらえるわよ?」
キョン「……いや、遠慮しておこう」
長門「ここ。入って」

朝倉「かくかくじかじかというわけなのよ」
キョン「にわかに信じがたい話だが……」
朝倉「私の右手、ほらー」
ニュイーン
キョン「オーケー、信じよう。だからその右手を戻してくれ」
朝倉「怖がりね」
長門「説明は以上。質問は?」
キョン「確かにお前らが宇宙人だと言うことはわかった。これなら朝比奈さんが未来人だとか言うのもありえる話だ。
     しかしそれが本当にハルヒの力なのか?」
朝倉「私たちみたいな宇宙人が本当に実在して偶然ここに来たって言うの? SF好きなのね」
キョン「確かにそれはおかしいが俺はどうにもハルヒがそんな力を持ってるとは思えない」
長門「信じて」
キョン「ふむ……」
朝倉「……実はね、上のほうからあなたとハルヒに関する命令がきてるのよ」
キョン「命令?」
長門「……」
朝倉「『あなたを殺して涼宮ハルヒの反応を観測せよ』ってね」

102 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2008/11/16(日) 11:46:23.63 ID:k7CSIp3Z0

キョン「なん……だと?」
長門「……」
朝倉「私からすれば上司の命令。これは絶対服従なのよね」
キョン「俺を殺すのか?」
朝倉「あなたを殺せばハルヒは必ずアクションを起こすわ。私の上司はせっかちさんみたいね」
長門「私がさせない」
キョン「長門……」
朝倉「怖いわね。そんな目で見ないでほしいわ」
長門「……」
朝倉「私もね、ハルヒがどれほどの力を持ってるのか見てみたいと思ってたところなの。でもね……」

145 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2008/11/16(日) 19:14:03.03 ID:k7CSIp3Z0

ちょっとだけ時間空いたから一回だけ投下!
保守してくれた人、ありがとう!

朝倉「でもね、もういいわ」
キョン「もういい?」
長門「……」
朝倉「だってさ、私がその指示に従って例えば君を殺したとするよ? それで? 私に得はある?」
キョン「……上司の命令は絶対じゃなかったのか?」
朝倉「私の名前は朝倉涼子。好きなことは楽しいこと。嫌いなことはつまらないこと。これで十分でしょ?
     あなたを殺しても全く楽しくないし、むしろつまらないくらいだわ」
長門「……」
朝倉「不思議そうな目ね。私だって最初はさっさと近づいて私の評価を高くしようと思ってたわよ?
    長門さんをバックアップに使えるなんて……夢のような話だしね。
    でもね、彼女と話してて気づいたわ。それは実に下らないことなんだってね」
長門「……あなたの判断は間違っている」
朝倉「私もそう思うわ。いえ、前の私ならね。今は何か違うのよ。なんというか……、うーん。
    多分、愛情って感情なんじゃないかな。私はハルヒを守りたいの」
キョン「朝倉……」
朝倉「もちろんあなたたちもね。だから安心して。今後どんなことがあってもあなたたちを裏切ることはないわ。
    私は私。自分の思うままにハルヒについていくことにするわ」

150 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2008/11/16(日) 19:47:49.20 ID:k7CSIp3Z0

キョン「でもそれがもしもその上司とやらにばれたらどうなるんだ?」
長門「確認されたと同時に消去される可能性が高い」
キョン「それってつまり……」
朝倉「人の言葉では死ぬ、に当たるわね。もっとも死体すら残らないだろうけど」
キョン「それを回避することは出来ないのか?」
朝倉「まず無理でしょうね。でもいいのよ。これで。最後に人形としてではなく人として選択できたから……」
キョン「朝倉! 足が……」
長門「……想像以上に早く察知された」
朝倉「あらら、残念。こういう仕事だけは速いわね」
キョン「長門! どうにかできないのか!」
長門「……」
朝倉「長門さん、やめてね。あなたも巻き込んじゃうから。
    気をつけてね。さっき言ったみたいな急進派だってけっこういるのよ。
    次、いつ来るかもわからないわ。
    だからちゃんとハルヒを守ってあげてね」
キョン「……わかった」
長門「……コクリ」
朝倉「うん。それじゃあキョン君、長門さん。さようなら。ハルヒをよろしくね……」

キョン「行っちまったな……」
長門「……」
キョン「ハルヒに……なんて言えばいいんだよ……」

151 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2008/11/16(日) 19:52:27.66 ID:k7CSIp3Z0

翌日
ハルヒ「おはよー、キョン」
キョン「ハルヒ……」
ハルヒ「何よ、その今にも泣き出しそうな目は。なんかあったの?」
キョン「……いや、なんでもない」
ハルヒ「ふーん……。まぁ無理はしないようね。あ、そうそう。涼子がまだ来てないんだけどなんか知ってる?」
キョン「……朝倉は……」
ハルヒ「涼子は?」
キョン「……。か、風邪でもひいたんじゃないか? ほら、季節の変り目だし。俺もちと体調が悪いんだよ」
ハルヒ「だから死んだような目をしてるのね。でも、あんたと違って涼子は風邪なんてひきそうにないけど……」
キョン「そうだな……」

154 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2008/11/16(日) 20:05:46.15 ID:k7CSIp3Z0

先生「あー、朝倉くんだがー、お父さんの仕事の都合で、急なことだと先生も思う、転校することになった。
    いや、先生も今朝聞いて驚いた。なんでも外国に行くらしく、昨日のうちに出立したそうだ」
ハルヒ「……え?」


放課後
キョン「……こんにちわ」
みくる「こんにちわぁ。……どうかしました?」
長門「……」
キョン「長門に……説明されてませんか?」
みくる「何も……」
キョン「多分……今日は部活中止だと思います。朝倉が……転校しました」
みくる「え? 本当ですか? 朝倉さんが?」
キョン「ええ、親の事情だとかどうとかで……」
みくる「あの……涼宮さんは?」
キョン「帰りましたよ。朝のHRで先生に突っかかって、今日一日中魂が抜けたみたいでした」
みくる「そう……ですか」
コンコン
キョン「! 朝倉か!」
男「おっと、失礼しました。残念ですが違いますね」
キョン「……帰れ」
男「いきなりですね。涼宮さんは……いないですね。ちょうど話したいことg」
キョン「帰れつってんだろ!」
男「うわぁ!」
キョン「二度と! 今後一切この部活に近づくな!」
バタン
みくる「キョン君……」
キョン「どうすれば……いいんだよ……!」

158 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2008/11/16(日) 20:14:06.02 ID:k7CSIp3Z0

翌日
キョン「……ハルヒ、おはよう」
ハルヒ「……おはよう」
キョン「大丈夫か? ひどい顔だぞ」
ハルヒ「……大丈夫よ。ちょっと寝てないだけ」
キョン「そうか……。まぁ俺も似たようなもんだな」
ハルヒ「……家に帰ってからずーっと涼子のこと考えてたわ。
     当たり前のようになってたけどさ、実はちゃんとした女友だちっと涼子が初めてかもしれないのよね」
キョン「……」
ハルヒ「最初は変なやつだと思ってたわ。やたら馴れ馴れしいし。典型的な委員長タイプだと思ってたわ。
      でもさ、話してみるといい人なのよね。意気投合ってきっとああいうことを言うんだろうな、って思うわ」
キョン「……ハルヒ」
ハルヒ「せっかく部活も立ち上げてさ、部員も集まって。よし、これからだって時に何も言わずに……」
キョン「……ハルヒ、もう」
ハルヒ「わかってるわ。ちょっと突っ伏して寝てるから先生来たら起こしてね」
キョン「……ああ」

162 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2008/11/16(日) 20:22:19.40 ID:k7CSIp3Z0

放課後
キョン「……ハルヒが来ないのに部室に来る必要なんてあるのだろうか」
ガチャ
朝倉「あら、こんにちわ。今日は早いわね。二番目よ」
キョン「……」
朝倉「なに固まってるの?」
キョン「……あれ?」
朝倉「頬でも抓ってあげようか?」
キョン「朝倉……?」
朝倉「正真正銘朝倉涼子よ」
キョン「……あさくらぁー!」
朝倉「わ、ちょっと抱きつかないで。どんだけよ、ちょ、よだれやめなさい!」

キョン「それで……なんでここに?」
朝倉「ハルヒよ」
キョン「ハルヒ?」
朝倉「憶測だけどね。ハルヒが私を呼び寄せたのよ。この朝倉涼子をね」
キョン「……」
朝倉「実はいうとさ、私もこうなるんじゃないかなーって思ってたのよね。
    まぁおかげで端末っていう足かせが取れたわ。今は正真正銘人間ですものね」
キョン「……そうだ。ハルヒに知らせないと!」

173 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2008/11/16(日) 21:11:17.22 ID:k7CSIp3Z0

戻ったー。保守どうもです

キョン『ハルヒか!』
ハルヒ『私の携帯にかけたんだから当然でしょ……なによ』
キョン『朝倉が戻ってきたんだ!』
ハルヒ『……死にたいの?』
キョン『本当なんだって!』
朝倉「埒が空かないわね。ちょっと貸しなさい」
キョン「ああ、頼んだ」
朝倉『もしもし?』
ハルヒ『……性質の悪い冗談ね』
朝倉『冗談と思うならそれでもいいけど私は部室にいるわよ。それだけ。ばいばい』
キョン「きそうか?」
朝倉「まぁ、十中八九来るんじゃないかしら」
みくる「喜ぶでしょうねぇ。涼宮さん」
長門「きっと喜ぶ」

174 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2008/11/16(日) 21:17:24.21 ID:k7CSIp3Z0

長門「……来た」
ハルヒ「ちょっと邪魔よあんた急いでるのよ!」
キョン「わかりやすいやつだ」
ドォン バッターン
キョン「直したのに……! 扉この前直したのに……!」
ハルヒ「涼子!」
朝倉「ハルヒ。ただいま」
ハルヒ「涼子……おかえり!」
朝倉「わ、わかったから抱きつかないで。わ、わ、わ転ぶー!」

朝倉「あんたたち揃いも揃って人に抱きつくなんて……」
ハルヒ「ん? みんな抱きついたの?」
キョン「そ、そんなことより! 一体どうやって帰ってきたんだよ。親の出張じゃなかったのか?」
朝倉「ああ、私も話が急だったからね。思いっきり反抗したら帰してくれた」
ハルヒ「あっけないわね」
みくる「でもよかったですねぇ」
長門「……」

175 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2008/11/16(日) 21:23:58.51 ID:k7CSIp3Z0

朝倉「まぁそういうわけで今後ともよろしくね」
ハルヒ「あったりまえよ!」
キョン「こいつ、お前が転校したって聞いたときはひどかったぞー」
ハルヒ「ちょ、いいのよ! そんなこと話さなくて!」
みくる「お茶でも飲んで落ち着きましょう」
長門「これでまた平和……」
キョン「ん? 長門、どうかしたか? 誰か今、来てたか?」
長門「いや……なんでもない。ただの気のせい」
ハルヒ「あー! そういえばさっき部室の前の廊下にあの男がいたのよね!」
朝倉「あの転校生ね」
キョン「あー……あいつにも悪いこと言ったな」
みくる「そうですよぉ。キョン君ったら朝倉さんが転k」
キョン「ストーップ朝比奈さん! そこまでですよー。今日は会話を止める回数が多いですねー」
朝倉「なんだかみんな秘密持ちね」
みくる「ですねぇ」

178 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2008/11/16(日) 21:28:48.23 ID:k7CSIp3Z0

ハルヒ「っともうこんな時間。今日はここまでね!」
朝倉「さーて、明日はクラスの反応を見ることになるわね」
みくる「きっと驚きますよー」

キョン「ん? 長門。帰らないのか?」
長門「……ちょっと残って」
ハルヒ「先帰ってるわよー」

キョン「一体どうしたんだ?」
長門「あの男がいる」
キョン「なんだと? あ、あんなとこに!」
長門「もしかしたら……」
キョン「知り合いか何かか?」
長門「わからない。でも少し話がしたい」
キョン「じゃあちょっと話に行くか」

181 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2008/11/16(日) 21:35:01.08 ID:k7CSIp3Z0

男「……来ましたね。少し逃げますか」
キョン「おい、ちょっと待ってくれ。話がしたいんだ」
長門「……」
男「……おや、今日はフレンドリーなんですね」
キョン「昨日は悪かったな。俺も少しいらついててな」
男「朝倉さん関連ですね。やはり涼宮さんが再び呼び寄せましたか」
キョン「どうやら色々と訳ありのようだな」
男「そうですね。時間ありますか? ゆっくりとお話したいのですが」
キョン「長門、大丈夫か?」
長門「問題ない」
男「ありがとうございます。申し送れました。僕は古泉一樹と言います」

210 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2008/11/17(月) 00:09:30.63 ID:8/2QAsLV0

家族共用PCとか(笑)
ええ、保守ありがとうございます

キョン「超能力ねぇ……本当なのか?」
長門「可能性としてはありえる」
古泉「信じろというほうが無理があるかもしれませんね」
キョン「しかしハルヒが機嫌を悪くするたびにお前はそんなことしてるのか」
古泉「そんなことをしているんですよ。まぁ高校に入ってからは実に安定していますけどね」
キョン「昨日は……ひどかったか?」
古泉「いえ、昨日はとても簡単でした。むしろ罪悪感があるくらいでしたね。まさか神人が泣くなんて……」
キョン「そうか。相当落ち込んでたんだな……」
長門「あなたの話を仮に信じたとしてもあなたが私たちの味方であるかどうかは判断できない」
古泉「これは手厳しいですね。確かにあなたたちの仲間だと証明することはできませんね」
キョン「すまないな。いろいろあって警戒してるんだ。それにハルヒはお前のことを完全に変質者か何かかと思ってる。
     残念だが部活に入れることは到底できそうにないぞ」
古泉「これまた変質者とは……。まぁ確かにストーカー気味ではあったかもしれませんね」
キョン「遠くで観察するくらいならかまわないが……もしもハルヒに手を出してみろ。ただじゃおかねぇぞ」
古泉「わかってますよ。むしろ僕も守りたいくらいなんですから」

212 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2008/11/17(月) 00:17:56.48 ID:8/2QAsLV0

ハルヒ「え、あの男と話したの?」
キョン「ああ、特に悪いやつというわけではなさそうだったぞ」
ハルヒ「なんか言ってた?」
キョン「いや、コレと言ってなにも言ってなかったな。部活は諦めますってさ」
ハルヒ「それが賢明な判断ね。ったく何が目的だったのかしら」
キョン「さぁな」
みくる「一段落ですねぇ」
朝倉「人騒がせな人だったわ」
長門「……」
ハルヒ「さてと、モノも揃ったことだしそろそろちゃんとした部活をしようと思うんだけど……」
キョン「だけど?」
ハルヒ「何がいいかしらね。あまり目立つ行為はできないし……」
朝倉「汗を流すなら運動よね」
長門「灼熱我慢大会……」
みくる「確かにそれも汗でますけどなんか違いますぅ」
キョン「というか何も考えてなかったのか」
ハルヒ「いや、なんだかこのままの雰囲気でもいいんじゃないかなーって思っててさ。つい」

214 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2008/11/17(月) 00:25:23.17 ID:8/2QAsLV0

朝倉「とりあえずここにある運動系の道具は……」
みくる「卓球のラケットとピンポン玉」
長門「バトミントンのラケットとハネ……」
キョン「以上」
ハルヒ「選択肢少ないわねー。キョン、何か取って来なさい」
キョン「無茶言うな。あとは道具を使わないものぐらいだな」
朝倉「卓球でもする? この長机使って」
ハルヒ「ネットがないわね。確かこの辺に……あった。一メートル定規」
キョンおい、振り回すな!」
みくる「これで台の端に同じくらいの高さのものを置けば」
朝倉「代用ネットね」
長門「私の本……」
ハルヒ「よし! やるわよ! 最初の相手は誰?」

216 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2008/11/17(月) 00:33:20.78 ID:8/2QAsLV0

長門「このファンタジーは面白い」
みくる「あ、これ読んだことありますよぉ。これの続編も中々面白いですよ」
キョン「本なんてまともに読んだのいつくらいだろうな……」
朝倉「てぃ!」
ハルヒ「はっ!」
長門「続編はここにはない……。買いに行かないと」
みくる「あとこの人の作品ならこれとこれとこれもいいですね」
キョン「お、これ小学校のころ読んだな」
朝倉「てりゃー!  よし!」
ハルヒ「ちょ、待て待て待て!」
長門「意外」
みくる「そうですね。キョン君って本を読むイメージがないですね」
キョン「なんかひどい言われようだな……」
ハルヒ「今の下でしょ!?」
朝倉「どこ見てんのよ! 上に決まってるでしょ!」

218 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2008/11/17(月) 00:39:04.26 ID:8/2QAsLV0

みくる「……なんだかすごく白熱してますね」
長門「二人とも熱血」
キョン「楽しそうでいいじゃあないか」
朝倉「いい? 今、このぎりぎり上を通ってー!
     ぎゅぎゅぎゅいーん! 玉が走る!
      カコーン! 玉跳ねる! すごい高い! 絶対取れない」
ハルヒ「ああ、わかった。あんた馬鹿なのね! バーカバーカ!」
みくる「……」
長門「……」
キョン「……なんだこれ」
ハルヒ「キョン! 今の見てたわよね!」
朝倉「審判! どっちよ!」
キョン「え、そうだな。俺が見たのが正しければ……。
       ここで玉がシュピーンって消えてここでズバーンって出てきたな」
朝倉「瞬間移動……?」
ハルヒ「どっちの点かしら」
みくる「なんだか平和ですねぇ」
長門「いいこと」

224 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2008/11/17(月) 00:47:38.16 ID:8/2QAsLV0

ハルヒ「78-78……どうやら引き分けのようね」
朝倉「この勝負、また次回決着をつけてやるわ」
みくる「結局私一度も打ってませんよ」
長門「同じく」
キョン「同じく。まぁいいじゃあないですか」
ハルヒ「今日はこれにて解散! 明日も集合するのよ!」

キョン「自転車の鍵がないな……部室かな。
     ん? 灯りがついてる。まだ誰かいるのか?」
ガチャ
ハルヒ「あら、どうしたの?」
キョン「鍵を忘れたみたいでな。お前こそどうしたんだ? 教師にばれたら怒られるぞ?」
ハルヒ「ちょっと考え事よ。丁度いいわ。一緒に帰るわよ」
キョン「ああ……と、鍵発見。こんな机の上に置きっぱなしにするなんて不注意なもんだ」

227 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2008/11/17(月) 01:02:04.29 ID:8/2QAsLV0

キョン「そういえば前もこんな日があったな」
ハルヒ「私を初めてハルヒって呼んだ日?」
キョン「あの時は小雨が降ってたな」
ハルヒ「あのオンボロ傘どうしたんだっけ?」
キョン「お前が結局持ってっただろ」
ハルヒ「あれ? そうだっけ……」
キョン「……ハルヒ、なんか悩みでもあるのか?」
ハルヒ「へ? なんで?」
キョン「みんなが帰ったあとの部室で考え事なんざ何か悩みがあるに決まってるだろ」
ハルヒ「大したことじゃないわ。ただ、これでよかったのかなって思っただけ」
キョン「朝倉がいて長門がいて朝比奈さんがいてお前がいて俺がいて。なんか不満でもあるのか?」
ハルヒ「私はないわよ。たださ、みんなはいいのかなって思っただけ」
キョン「大丈夫だ。安心しろ。みんなお前が思っている以上に部活を気に入ってるだろうからな。それに俺は前にも言ったが感謝してるんだぞ」
ハルヒ「そう……。うん、大丈夫よね。考えすぎたわ」
キョン「そうだぞ。あんまり考えすぎると頭がパンクするぞ」
ハルヒ「あんたじゃあるまいし大丈夫よ。っと、ここまでね。じゃーね!」
キョン「おい、ハルヒ! 最後にお前ってやつは!」
ハルヒ「キョン!」
キョン「なんだ!」
ハルヒ「ありがと!」

229 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2008/11/17(月) 01:09:53.39 ID:8/2QAsLV0

妹「キョンくーん!」
キョン「なんだー」
妹「キョンくんのくせに生意気だとPSP貸してー」
キョン「勝手にタイトル変えるなよ……。というかもう寝なさい」
妹「ちょっとだけだよー」
キョン「俺は寝るから戻しにこなくていいぞ。夜更かしすんなよー」
妹「はーい。おやすみー」
キョン「ああ、おやすみ」

キョン(宇宙人、未来人、超能力者か……。
     ハルヒは本当にそんなのを求めていたのだろうか。
     今のハルヒからは宇宙人のうの字も出てこない。
     三年前か……。一体何があったんだろうな……)

230 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2008/11/17(月) 01:14:31.21 ID:8/2QAsLV0

「……」
(ん? 誰かの声が聞こえる。うるさいな、俺は寝ていたいんだ」
「…………?」
「…………」
(一体なんなんだ……俺はねていt)
キョン「!? ぬおおぉぉぉ!! ギブギブギブギブ!!」
朝倉「あら、早いわね」
ハルヒ「起きないのが悪い」
みくる「大丈夫ですかぁ?」
長門「……」
キョン「なんだよ! 一体! ……てあれ? なんでお前。というかここは部室か?」

231 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2008/11/17(月) 01:21:14.98 ID:8/2QAsLV0

ハルヒ「外見て」
キョン「ん? なんだ、この空……。それになんだこの音は……」
朝倉「多分校庭のほうからなんだろうけど……」
みくる「夢じゃないんですよね?」
長門「……」
みくる「痛い痛い痛い! 長門さんやめてくださいぃ!」
キョン「……! まさか……」
ハルヒ「心当たりでもあるの?」
キョン「いや、なんでもない」
ハルヒ「なら紛らわしいこと言わないでよ。とりあえず校庭に集合ね」
キョン(……まさか古泉の言ってた閉鎖空間ってやつか?)

234 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2008/11/17(月) 01:27:15.69 ID:8/2QAsLV0

長門「……」
みくる「ふぇ……」
朝倉「んー……」
キョン「……」
ハルヒ「……キョン、何あれ」
キョン「青いの人型をしているが人間ではなさそうだな」
ハルヒ「それは……わかるわ」
朝倉「問題はなんでその変な人たちがサッカーをやっているかってことよね」
みくる「不気味だけど……とても楽しそうですね」
長門「変だけど青春の汗」

236 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2008/11/17(月) 01:33:26.75 ID:8/2QAsLV0

神人「! !! !!」
長門「朝比奈みくるが呼ばれている」
みくる「いえ、多分朝倉さんじゃないかと思います」
朝倉「ハルヒ、出番よ」
ハルヒ「キョン! どうにかしなさい!」
キョン「長門……わかった。俺が行くよ。行けばいいんだろ」

キョン「あー、こんばんわ」
神人「! !! !?」
キョン「すまん、多分全く違う言葉なんだと思う」
神人「! !! !!!」
キョン「このボールを? 蹴る?」
神人「!! !!」
ハルヒ「キョン! 通じてるわよ!」
みくる「よくみたらなんだか可愛らしいですね」
長門「案外背も高くない」
朝倉「さぁ、キョン君頑張りなさい!」
神人「!! !? ??」
キョン「サッカーを一緒にやらないかって言ってるのかな……」
「ここは僕におまかせください!」

238 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2008/11/17(月) 01:37:47.41 ID:8/2QAsLV0

キョン「誰だ!」
赤い玉「僕です」
ハルヒ「誰だ!」
赤い玉「おっと失礼しました」
ニュイーン
朝倉「うわ、きもっ」
古泉「すごく傷つくのでやめてください」
キョン「なんだ、お前か。やっぱり人間じゃないんだな」
古泉「これが僕の使える超能力です」
みくる「ところでお任せくださいって言ってましたけどぉ」
古泉「僕は彼らの言葉がわかるんです。少々お待ちを」
神人「!! !! !!」
古泉「 !  ? !!!」
長門「すごい……」
ハルヒ「でもなんでこいつがいるんだろう……」

239 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2008/11/17(月) 01:45:36.80 ID:8/2QAsLV0

古泉「!! !! !?」
神人「!!!」
朝倉「何か決まったようね」
古泉「彼らは卓球の試合をしたいと要求していますね」
ハルヒ「そういえば卓球の団体戦って確か六人だっけ?」
朝倉「知らないわよ。でもそうなんじゃない」
長門「シングル4、ダブルス1.合計6人」
みくる「はー、物知りですね」
長門「少々古い情報……」
ハルヒ「まぁー勝負申し込まれたなら受けてたたないとね!
      赤い玉! オッケーって伝えなさい!」
古泉「古泉です。わかりました。 !! !」
神人「!!!」
古泉「頭上に注意してください」
ヒュードスン
ハルヒ「テーブルが5つにラケットまで……うちの部活に入らない?」
朝倉「勧誘はあとにして順番決めるわよ」

241 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2008/11/17(月) 01:52:32.52 ID:8/2QAsLV0

ハルヒ「さて、とりあえずここにクジがあるわ」
キョン「準備がいいな」
朝倉「青い人に感謝ね。じゃあひくわよ。恨みっこなしね」
「せーの!」
ハルヒ「みくるちゃんとえーっと元和泉はダブルスね。あとはシングル」
古泉「古泉です。テーブルはあるので順番は決めなくてもいいですね」
朝倉「なんでこんな状況になったのかよくわからないけど頑張るわよ」
みくる「よろしくおねがいします。えーっと、古泉くん」
長門「頑張る」

キョン(ああ、そうか)

ハルヒ「よーし、気合一発一球入魂! 頑張っていくわよー!」
「おー!」

キョン(ハルヒが望んでいたことって)

神人「〜 !」
キョン「ん? ああ、よろしく頼むな」

キョン(こういうことだったのか)

『ピー!』
カコン

242 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2008/11/17(月) 01:58:51.82 ID:8/2QAsLV0

翌日
キョン「うーっす……」
ハルヒ「おはよー、なんだか今にも死にそうな目ね」
朝倉「大丈夫?」
キョン「なんか知らんがすごい筋肉痛が……」
ハルヒ「そういえば私も少し……」
朝倉「私もだけどハルヒと私は昨日の卓球じゃない?」

みくる「いたたたた……あ、こんにちわ」
ハルヒ「あれ? みくるちゃんも筋肉痛?」
みくる「身に覚えがないんですけどね……」
キョン「長門もか」
長門「……コクリ」
ハルヒ「大丈夫?」
長門「……フルフル」
朝倉「だめそうね」
キョン「……あ、あれって」
ハルヒ「ん? ……あ、変な男。あいつもなんか歩きかたギクシャクしてるわね」
みくる「なにかあったんですかね。いたたた」
ハルヒ「……ちょっと連れて来るわ」
キョン「おう……。いててて……しかしなんでこんなに筋肉痛が……」

243 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2008/11/17(月) 02:00:44.95 ID:8/2QAsLV0

一応ここで終わり。一巻の内容分ということで。
これ以上はネタを考えてないんでぐだぐだになる可能性が大なので一旦やめます。眠いし。
明日、もしもスレが残ってたら二巻の内容から始めようかなと考えております。
ということで保守してくれた本当にありがとうございました

297 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2008/11/17(月) 16:26:50.69 ID:8/2QAsLV0

保守ありがとうございます。
いつまで書けるかわからないけど第二部的な何かを開始したいと思います。

ハルヒ「はっ!」
みくる「えぃ!」
ハルヒ「なんの!」
みくる「そこっ!」
ハルヒ「どりゃぁー!」
ポテン
朝倉「朝比奈さんの完封勝ちー」
キョン「なんでバトミントンだけそんなに強いんですか?」
みくる「さぁ……特に何かやってたってわけじゃないんですけどねぇ」
長門「意外」
ハルヒ「くー……これだけは勝てないわね」
キョン「そろそろ戻るか。もうすぐ下校時刻じゃないか?」
朝倉「そういえばそうね。早くもどりましょ」

299 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2008/11/17(月) 16:33:18.55 ID:8/2QAsLV0

ハルヒ「はー……疲れた」
キョン「そりゃあ、あれだけ叫びながらやれば疲れるさ」
みくる「私も疲れましたよぉ」
朝倉「その割りには息切れしてないわよね」
長門「運動音痴ではない……」
キョン「でも他の競技はだめだよな」
ハルヒ「まぁ一つくらい得意な競技があってもおかしくないわね」
コンコン
朝倉「どうぞー」
古泉「失礼します。中庭にいなかったもので少し探しましたよ」
ハルヒ「おー、古泉ー。どうだったー?」
古泉「ばっちり許可もらえましたよ。これが用紙です。部活名と部員、それと参加する競技を書いてくださいとのことです」
ハルヒ「よくやったわ! 褒美にみくるちゃんのお茶をあげるわ!」
みくる「どうぞぉ」
古泉「ありがたく頂戴致します」

300 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2008/11/17(月) 16:41:53.59 ID:8/2QAsLV0

キョン「何の書類だ? それ」
朝倉「多分体育祭のやつじゃないかしら」
ハルヒ「その通り! 私が行ったら確実にだめって言われるだろうから古泉に行かせたのよ」
キョン「お前いつの間にか馴染んでるな」
古泉「恐れ入ります」
みくる「賑やかでいいと思いますよ」
長門「騒がしいとも言える……」
朝倉「騒がしいのは今に始まったことじゃないわ」
ハルヒ「結構競技あるわね……。とりあえずクラブ対抗リレーは参加決定ね。丁度六人だし」
キョン「あと何があるんだ?」
ハルヒ「他のは……参加できそうにないやつばっかだわ。唯一出来そうなのは卓球団体戦」
みくる「……何か嫌な感じがしますね」
長門「同じく」
古泉「同感です」
キョン「なんでだろうな。俺もだ。対抗リレーだけでいいんじゃないか?」
ハルヒ「そうね……これでよしと。はい、古泉。提出お願いね」

302 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2008/11/17(月) 16:49:52.78 ID:8/2QAsLV0

古泉「了解しましt……SOS団?」
ハルヒ「あれ、知らなかったの?」
古泉「初耳ですね」
朝倉「あなた今までここがなんだと思ってたのよ」
古泉「いえ、ただ集まってるだけかと思ってました」
ハルヒ「SOS団とは! Surume Oisii Subarasii の頭文字を取った団で
      団長はこのあたし! 涼宮ハルヒよ!」
朝倉「ちなみに私が副団長。ジャンケンで決めたのよ」
キョン「というか頭文字ってそんなのだったっけ?」
ハルヒ「そうよ? 何ぼけてるのよ、キョン」
みくる「涼宮さんが団長だったんですねぇ」
長門「知らなかった」
ハルヒ「あっれー? おかしいわね……」
朝倉「情報伝達に齟齬が発生してるわね。ああ、古泉君。それ出してきちゃって。
     今日はもう部活おしまいだから」
古泉「ええ……でもこれで通りますかね……」

304 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2008/11/17(月) 16:55:38.98 ID:8/2QAsLV0

翌日 放課後
ハルヒ「うぃーっす。古泉来た?」
キョン「いんや、まだだけど。というか一番に教室から抜け出したお前がなんで一番最後なんだよ」
ハルヒ「走りこみに丁度いい場所をさがしていたのよ」
朝倉「それで見つかったの?」
ハルヒ「全然だめね! どこもかしこも運動部だらけ」
みくる「お茶どうぞ」
ハルヒ「あ、ありがと。こうなったら校内の階段でやろうかしら」
朝倉「やめときなさい」
コンコン
みくる「はーい、どうぞー」
古泉「こんにちわ。少し遅れましたね」
ハルヒ「遅いわよ! で、どうだったの?」
古泉「どうにかこうにか参加資格はもらえましたよ」
朝倉「よくやったわ! ご褒美に朝比奈さんのお茶をあげるわ!」

306 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2008/11/17(月) 17:01:44.60 ID:8/2QAsLV0

>>303
古泉が入部するまでのいきさつがずいぶん違うのでその差ということで

キョン「しっかし勝算なんかあるのか? 相手は陸上部男子とかいるんだろ?」
ハルヒ「希望は捨てるまであるものなのよ。特訓すれば優勝ぐらい出来るわ!」
朝倉「それになんだかんだ言って私とハルヒと長門さんがいるから平気よ」
長門「しかし他のメンバーの強化も必須」
みくる「走るのは苦手ですぅ」
古泉「特に得意でも苦手でもないですね」
ハルヒ「キョンと古泉はまだそこそこ走れるだろうけどみくるちゃんはねぇ……」
朝倉「まずはその胸についた余計な脂肪を取ることから開始したほうがいいわね」
長門「走る上で必要ない」
みくる「ふぇぇ? ちょっとやめてくだsあん……あ、やめてええぇぇぇ」
キョン「……古泉。オセロでもしようか」
古泉「僕は強いですよ?」

307 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2008/11/17(月) 17:06:29.10 ID:8/2QAsLV0

キョン「つ、つえぇ……」
古泉「ふふふ、こんなもんですよ」
ハルヒ「ほれほれー、ここかええんじゃろぉ」
朝倉「このぉ、このぉ……ってハルヒ! こんなことしてる場合じゃないわ!」
長門「もう少し」
みくる「うっ……っ……」
ハルヒ「! もうこんな時間じゃない! ほら、長門もおしまい! 男二人はなにやってるのよ!」
キョン「オセロ」
ハルヒ「止めなさいよ!」
キョン「そんなよだれだらけの顔で言われてもな……」
ハルヒ「! か、顔洗ってくる!」
バッターン タッタッタッタッタ……
朝倉「長門さんもひどいわよ。一緒に行きましょ」
長門「……コクリ」
テクテクテクテク

308 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2008/11/17(月) 17:12:29.32 ID:8/2QAsLV0

みくる「うっ……うう……」
キョン「朝比奈さん……」
みくる「キョン君……もしも私がお嫁にいけなかったら貰ってくださいね……」
キョン「考えておきます。とりあえず部屋から出ますね。行くぞ、古泉」
バタン
古泉「朝比奈さんの目には僕は入らなかったんでしょうか」
キョン「単に興味ないだけじゃないか?」
古泉「モテモテのあなたが時折羨ましくなります」
キョン「そんなんじゃないだろ……。しかし本当にいつの間にかお前は馴染んでいたな」
古泉「あの日どうにか閉鎖空間に入れたおかげですね。まさか大人数でお越しになるとは思いませんでしたよ」
キョン「あの日? お前は何を言っているんだ?」
古泉「おおっと。これはこっちの話ですね……」
ハルヒ「あれ? 二人して何外に出てるのよ」
キョン「今、朝比奈さんが中で服を直してるんだよ」

310 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2008/11/17(月) 17:20:08.55 ID:8/2QAsLV0

ハルヒ「と、まぁ今日はみくるちゃんで遊んでたら終わっちゃったけど明日からは真面目に
     どこで訓練するか考えるわよ」
朝倉「そもそも校内でやるかどうかも決めないといけないわよね」
長門「校内だと問題が多い」
キョン「しかし校外だともっと難しいんじゃないか?」
古泉「明日までに意見を考えてくるというのはどうでしょうか」
ハルヒ「そうね。古泉の意見採用。明日までに各自どのへんがいいか考えてくるように!
      それじゃあ今日は解散!」
キョン「朝比奈さん。解散ですよ」
みくる「うっ……わかりました……」
ハルヒ「大丈夫かしら……」
朝倉「不安ね」
長門「心配」
キョン「お前ら……」

311 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2008/11/17(月) 17:28:58.83 ID:8/2QAsLV0

キョン「うぃーっす」
みくる「こんにちわ、キョン君一番最後ですよ」
ハルヒ「遅いわよ、キョン! 罰として校庭百周してきなさい!」
キョン「無茶言うな。死んでしまうわ」
朝倉「情けないわね……」
長門「貧弱ゥ」
ハルヒ「情けないのはいつものことだわ。それで訓練場所とか思いついた?」
古泉「こちらには引っ越してきたばかりなんでまだわかりませんね」
朝倉「そういえば転校生だったわね。あなた」
キョン「うまく逃げやがって……」
ハルヒ「何よ。みんな意見なし? 私もないけど」
キョン「お前もないのかよ」
長門「ある」
朝倉「え?」
長門「訓練にいいかもしれない場所がある」

312 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2008/11/17(月) 17:37:28.58 ID:8/2QAsLV0

ハルヒ「へぇ……こんなところに神社なんてあったんだ」
キョン「うわ、懐かしい……。小学校以来だ」
みくる「鳩がいっぱいいますよー」
古泉「なかなかいい神社ですね」
朝倉「それで訓練場所というのは……」
長門「今上ってきたこの階段」
ハルヒ「確かにいいわね」
キョン「すごく……長いです」
朝倉「今から泣き言言ってるなんて先が思いやられるわ」
古泉「諦めましょう」
みくる「鳩ぽっぽー」

313 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2008/11/17(月) 17:42:44.19 ID:8/2QAsLV0

ハルヒ「ほらほら! 止まるなー! 走りなさーい!」
朝倉「頑張ってー」
長門「……」
キョン「はぁ……はぁ……あいつら、なんであんなに、早い、んだ」
古泉「負けて、られません、ね……」
みくる「ふにゃぁ……もうだめ……」
ハルヒ「あ、みくるちゃんが死んだ」
朝倉「長門さん!」
長門「コクリ」
みくる「ふぇ? わ、わわわわああああぁぁぁ」
キョン「人背負って、るのに、あんなに、早い、なんて……」
古泉「脅威、ですね……。ぐ、僕もそろそろ……」
キョン「古泉? どうした! 古泉いいいぃぃ!!」
ハルヒ「叫んでるヒマがあったら走りなさい!」

315 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2008/11/17(月) 17:50:04.56 ID:8/2QAsLV0

ハルヒ「よーし、今日はここまで!」
朝倉「いい運動になったわ」
長門「お風呂……」
みくる「……」
古泉「……」
キョン「……やっと終わったか」
ハルヒ「三人してなにだらけてるのよ。明日もあるっていうのに」
みくる「明日も……ですか」
古泉「これはなかなか厳しいかもしれませんよ」
キョン「体育祭まで生き残れないかもしれないな……」
ハルヒ「弱いわねぇ。私なんて重りがあってもいいくらいなのに。まぁいいわ。
      各自食べるものには気をつけてね。甘いものはだめよ。今日はこれにて解散!」
朝倉「さ、帰ってお風呂でも入ろうかな。ね、長門さん」
長門「同意」
キョン「なんであいつらはあんなに元気なんだ……」
古泉「朝比奈さん、立てますか?」
みくる「どうにか……これから毎日これですか……」

317 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2008/11/17(月) 17:58:45.86 ID:8/2QAsLV0

翌日
ハルヒ「みんな集まってるー? ……なんか三名死に掛けてるわね」
キョン「あれだけ動けば普通筋肉痛になるだろ……。その袋はなんだ?」
ハルヒ「ふふふ、聞いて驚きなさい。ジャーン! 重り付きリストバンドー!」
みくる「ふぇぇ、まさかそれつけて今日からはやるんですか?」
ハルヒ「そんなに数がないから私と涼子と有希だけかな」
朝倉「わ、結構重いわね。どうしたのよ、これ」
ハルヒ「あー、昨日お父さんがお土産で持ってきたのよ」
長門「お土産……」
古泉「変わった方なんですね」
ハルヒ「私も驚いたわー。なんか駅前のクジで偶然当てたらしいわ」
キョン「偶然、ねぇ……」
ハルヒ「そのうちあんたたちもつけることになるんだろうから覚悟しておきなさい」
みくる「ふえぇ……」

319 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2008/11/17(月) 18:03:46.43 ID:8/2QAsLV0

ハルヒ「さてと始めましょうか」
朝倉「一番上まで競争ね」
長門「入念にストレッチ」
キョン「最初から飛ばさないほうがいいよな」
古泉「ですね。ペース配分が重要です」
みくる「また倒れたらどうしよう……」
ハルヒ「次は助けないわよ。リストバンドよしと。
     それじゃあ位置についてーよーい……スタート!」

朝倉「おっらよいさー!」
ハルヒ「にばーん!」
長門「三番」
キョン「本当に、重り、つけて、るのか……?」
古泉「ここまで、差がつくと、なんだか悲しい、ものですね」
みくる「もう……ゴールしてもいいですよね……?」
キョン「朝比奈さん! 帰ってきてください!」

322 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2008/11/17(月) 18:10:31.34 ID:8/2QAsLV0

ハルヒ「おらー! 気合いれてはしりなさーい!」
朝倉「なんだかデジャビュね」
長門「本持ってくればよかった……」
キョン「そういえば、よ。さっきの、リストバンドって」
古泉「涼宮さんの、能力と、言いたい、んですか? 十分に、ありえ、ますね」
キョン「こんな、小さなことにも、発揮、するんだな」
古泉「ええ、彼女が、望めば、どんなこと、にも、ですね」
キョン「と、言うことはだ、もしも、あいつが、優勝を望めば」
古泉「それは、わかりませんよ。彼女が、部員に力を、信じるならば、能力を使わずに、優勝も、可」
ハルヒ「おらおらー! 喋る余裕があるならもう三セット追加するわよー!」
キョン「くそ、急ぐぞ、朝比奈さんも」
みくる「ふぁぁい……」
古泉「優勝以前に、朝比奈さんが、生きていられ、ますかね」

324 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2008/11/17(月) 18:18:31.45 ID:8/2QAsLV0

そして時は流れに流れて体育祭前日
みくる「ゴール……!」
朝倉「お疲れ様。はい、お茶」
ハルヒ「タイムも悪くないわね」
長門「短期間で驚異的に運動能力が向上した」
古泉「階段訓練のおかげですよ」
キョン「気づけばいつも重りつけてるしな」
ハルヒ「これなら優勝狙えるわ!」
朝倉「最後は校庭で練習したかったわね」
キョン「中庭でも十分だろ。案外広くて助かったな」
みくる「最初からここでやれば……」
長門「禁句」
ハルヒ「よーし! それじゃあ今日は各自休息をしっかり取って明日に備えるのよ!」
「おー!!」
長門「……あ」
朝倉「どうかしたの?」
長門「バトンの受け渡しの練習をしていない」
ハルヒ「……」
みくる「……」
古泉「……」
キョン「……」
朝倉「……」
長門「……」
ハルヒ「……ぶっつけ本番って言葉があるわよね」

326 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2008/11/17(月) 18:27:14.58 ID:8/2QAsLV0

体育祭当日
アナウンス『クラブ対抗リレーに参加する部活はー準備してくださいー』
ハルヒ「結構女子もいるのね」
朝倉「運動部女子もいるからね」
みくる「緊張しますぅ」
長門「リラックス」
古泉「結局バトン練習はなしでしたね」
キョン「やれやれ。何で誰も気づかないもんかね」
ハルヒ「今さら愚痴っても仕方ないわ。とりあえずここにクジがあるわ」
キョン「ああ、順番を決めないとな……」

ハルヒ「一番ね」
古泉「二番ですか」
朝倉「三番ね」
長門「四番」
キョン「五番だな」
みくる「……」
ハルヒ「だ、大丈夫よ。自分の力を信じなさい!」
みくる「ごめんなさい……私のせいで……」
アナウンス『次はークラブによるー対抗リレーです。部活の威信を賭けたー熱い勝負をーくりひろげまーす』
朝倉「泣いてる場合じゃないわ。ほら、前が進んでる。行きましょう」

328 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2008/11/17(月) 18:40:14.99 ID:8/2QAsLV0

アナウンス『これはエキシビジョンマッチなのでー勝ち負けによる点数はありません。
        しかしこの勝負に勝つということはー最速の部活ということになります。
        さぁ、最初の走者が位置につきました……』
審判「ヨーイ」
パァン
アナウンス『さぁ、各走者一斉にスタートを切りました。おおっと! さっそく先頭グループが形成されています!
         ええとですね……赤が野球部! 青がサッカー部! 緑が陸上部ですね。あとあの白は……SOS団?
         そんな部活ありましたっけ? おおっと、ここで第二走者に交代です。さすがは陸上部。滑らかなバトンタッチです。
         さすがは優勝候補だけはありますね! 今、緑の陸上部がトップを走っています。その後は赤、青。やや遅れて白。
         さらに離れて紫のバスケットボールを先頭にした後方集団が追いかけています。さぁ、ここで第三走者の出番です。
         おおっと! サッカー部! バトンを落としました! コレは痛いです! 順位は変わって緑、赤、白、青です。
         それにしても白はすごいですね。女子なのに男子と同じ……。いや、これはもしかして赤をぬくか? ぬくか?
         第四走者にバトンタッチです。おお! 白が実に滑らかに交代しました! 赤を抜きました! これは早い!
         早い! 早い! 緑との差が縮まって縮まって……抜いたぁ! 抜きました! 素晴らしい走者です!
         ここで白が先に第五走者に交代です。遅れて緑が交代です。さぁ最早一騎打ちになりつつあります。
         やや緑が迫ってきているでしょうか。白も早い早い早い。ここでアンカーの登場です。白は……また女子です。
         交代しました! 白依然トップ! その後ろから緑が! 早い早い! これは逃げるか! 白逃げるか!
         緑迫る! 迫る! ゴールまであと少し! 白行くか! 行くか! 行くかー!!』

329 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2008/11/17(月) 18:47:06.36 ID:8/2QAsLV0

後日
ハルヒ「もうちょい右……もうちょい。はいストップ!」
キョン「……これでよしと」
朝倉「うん。いい位置に来ているわね」
古泉「それじゃあ写真撮りますよー。集まってください」
ハルヒ「ちゃんと賞状が真ん中に来なきゃだめよ!」
古泉「大丈夫ですって。えっと涼宮さんが真ん中で朝倉さんがもう少しキョン君のほうへ寄ってください。
    キョン君ももう少し右……ああ、僕から見て右です。涼宮さん寄りに。長門さんと朝比奈さんももう少し真ん中に。
    朝比奈さんの隣に僕が来るんで。それじゃあ撮りますよー。ぽちっとな……」
ジー       カシャン

『体育祭 優勝記念写真』

332 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2008/11/17(月) 18:52:18.69 ID:8/2QAsLV0

これで第二部らしきもの終了です。第二巻の冒頭部分の体育祭の話です。
さて、このあとなんですが、もしも書くならば第三巻の内容ではなく季節ごちゃまぜの
適当話になると思います。まぁ時折ほかの巻の出来事を取るとは思いますが……。
とりあえず食事なんて今はここまでです。
保守してくれたかた、そして読んでくださったかた。どうもありがとうございました

351 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2008/11/17(月) 21:28:06.69 ID:8/2QAsLV0

もしくはネタ切れという可能性も

長門宅
朝倉「ごはん出来たわよー」
長門「……」
朝倉「それじゃあ食べましょうか。いただきます」
長門「いただきます」
モグモグ
長門「……おいしい」
朝倉「そ? ありがと」
長門「私一人だと食事が偏るから助かる」
朝倉「そうよ。毎日カレーカレーカレーカレーカレー。そのうち戦隊物のイエローに選ばれちゃうよ」
長門「それは困る」
朝倉「どうせならホワイトとかピンクとかやりたいもんね」
長門「……私はブルーがいい」
朝倉「あら? なんで?」
長門「……なんとなく」

352 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2008/11/17(月) 21:33:57.34 ID:8/2QAsLV0

部室
朝倉「そういえばハルヒってずっとポニーテールよね」
ハルヒ「それがどうかした?」
朝倉「キ ョ ン 君 に言われて以来ずっとポニーテールよね」
ハルヒ「なんでキョンの部分を強調するのよ……」
朝倉「別にー……。キョンくーん、まだポニーテール好きなの?」
キョン「ん? ああ、好きだが……あ、待った。それ待った」
古泉「何回待ったする気ですか……」
朝倉「ふーん……」

翌日
キョン「……朝倉、なんでお前もポニーテールなんだ?」
朝倉「あら、似合ってない?」
キョン「いや、似合ってるぞ」
ハルヒ「ジー……」
朝倉「ハルヒどうかしたの?」
ハルヒ「べっつにー!」 プイッ
キョン「……やれやれだ」

354 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2008/11/17(月) 21:43:20.19 ID:8/2QAsLV0

部室
キョン「そういえば長門」
長門「なに」
キョン「お前さー、俺がここに来た時既にこの部活が設立されることを知ってたよな?」
長門「……」
キョン「なんで知ってたんだ? 大丈夫だ。今ハルヒはいない」
長門「前に話したとおり私は生み出されてから三年間ずっと涼宮ハルヒを観測してきた。ずっと。ずっと。
     涼宮ハルヒの住所電話番号はもちろんどんな部屋に住んでいるのかも知っている。
     好きなもの、嫌いなもの、苦手なもの、趣味身長体重。あらゆる個人データを把握している。
     そして何よりも涼宮ハルヒがつけている黄色のアクセサリーは私が盗聴器を仕組んだ特製のアクセサリー。
     だから私は涼宮ハルヒがいつ何をしているかということを大体は把握している」
キョン「……頑張ったな」
長門「……とても」

355 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2008/11/17(月) 21:51:40.52 ID:8/2QAsLV0

キョン「BUBUBU部活ー……ん? なんだ? 部室の前に人だかりが……」
生徒A「ぜひともうちの部活に来てくれ!」
B「いや、うちの部活に! お願い!」
C「体育祭での活躍は見事だった! うちに部活に!」
ハルヒ「うるさいうるさいうるさーい! いい! 私はSOS団団長なの! ここにいるのは団員なの!
     掛け持ちする気もさせる気もないわ! それ以上しつこいと……有希! あれを!」
長門「はい」
っ木刀
ハルヒ「さぁ、お尻を叩かれたいのは 誰 か し ら ?」
生徒群「ヒー!」
キョン「うわ、あぶね。ったくー、毎日よくもまぁ来るもんだ」
ハルヒ「あら、キョン。来てたのね」
キョン「入ってやればいいじゃないか。仲間達との青春の汗が流せるぞ?」
ハルヒ「いやよ、今更。私はこの部活がいいの!」
キョン「そうかい。まぁ俺も勧誘されても出てく気はないけどな」
ハルヒ「そういうことよ。さぁ入りなさい。今日の部活を決めるわよ!」

356 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2008/11/17(月) 21:57:18.99 ID:8/2QAsLV0

キョン「ハルヒー」
ハルヒ「何ー? キョン」
朝倉「……」
長門「顔が怖い」
朝倉「あら、そうだった? 意識してなかったわ」
長門「二人を見る視線がとても強烈」
朝倉「そう……。よし、決めたわ」
長門「?」
朝倉「キョン君」
キョン「なんだ、朝倉」
朝倉「これから涼子と呼びなさい」
長門「!!!」
ハルヒ「な、なななななんですってー!」
古泉「これは驚き桃の木」
みくる「山椒の木です……」

358 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2008/11/17(月) 22:03:27.71 ID:8/2QAsLV0

キョン「な、なんだよ、いきなり」
朝倉「別にハルヒのこと呼び捨てしてるんだから構わないでしょ?」
キョン「まぁ確かにそうだが……」
ハルヒ「ダメよ! だめだめだめだめ! 絶対だめ!」
朝倉「あら? なんで?」
ハルヒ「だって、ほら、キョンはその、あれよ!」
朝倉「わからないわよ」
長門「……」
古泉「なぜか長門さんも固まってますね」
みくる「言われて気づきましたけど女性の下の名前を呼び捨てって結構親しい証拠ですよね。むしろこいb」
ハルヒ「ストーップ! みくるちゃん。それ以上は命の危険が危ないわよ」
朝倉「動揺しすぎよ」
ハルヒ「どどどど動揺してないわよ! キョンも何か言いなさい!」
キョン「俺は別に構わないが」
ハルヒ「ズームパンチ!」
キョン「メメタァー!」
みくる「女心を理解してないですね。キョン君は」
古泉「だめだめですね」
長門(……キョンめ)

359 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2008/11/17(月) 22:12:11.12 ID:8/2QAsLV0

長門宅
朝倉「ごはん出来たわよー」
長門「……」
朝倉「いただきます」
長門「……モグモグ」
朝倉「……もう、機嫌わるいわね。どうかしたの?」
長門「……」
朝倉「もしかしてキョン君のこと?」
長門「!!」
朝倉「やっぱりそうなのね。その時から様子がおかしいと思ってたけど……。
    まさかあなたもそうだったなんてね」
長門「?」
朝倉「とぼけなくてもいいのよ。あなたもキョン君が好きなんでしょ」
長門「!?」
朝倉「よかったじゃない。あなたが今、彼に対して抱いているのが 愛 情 ってやつよ。
     ああ、なんて甘い響き。純人間になったおかげで感情が豊かになったわ」
長門(……彼を叩きのめしたいというこの感情が……愛情)

363 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2008/11/17(月) 22:20:26.30 ID:8/2QAsLV0

古泉「……王手」
キョン「ぬおぉ。待ったタンマ」
古泉「諦めてください。積みですよ」
キョン「いや、まだ道があるはずだ……!」
古泉「ところでお聞きしたいことがあるのですが」
キョン「あー、なんだ? ここ……はだめか」
古泉「あの二人が外でバトミントンしているうちに聞きます。朝倉さんのことなんですけど」
キョン「ああ、昨日の話か。まだ下の名前では呼んでないな」
古泉「女性を下の名前で呼ぶことに何か思うことはないのですか?」
キョン「あー? ないな。上だろうか下だろうか名前であることには変わりないだろ? ここ……く、だめだ」
みくる「お茶どうぞぉ(この男、鈍い!)」
長門「……(私から朝倉涼子を奪ったら敵性と判断する)」
キョン「そんな神経質になることでもないだろ……。! ここだ!」
古泉「……僕の勝ちということで(お二方ともに報われませんね)」

365 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2008/11/17(月) 22:28:32.02 ID:8/2QAsLV0

キョン「……なんか視線が痛いんだが」
谷口「体育祭では見事だったと思うぞ」
国木田「陸上部、本気でくやしがっているだろうね」
キョン「ああ、そのことか。結構訓練したからな」
谷口「ほー、訓練ですか。きっと訓練の中で些細な出来事が二人の心を通わせて……。
     はああああああああああああああ!!」
国木田「うるさいよ。谷口。それで、結局どっちにしたの?」
キョン「どっちって何が?」
国木田「涼宮さんと朝倉さんだよ。最近じゃあどっちも下の名前で呼んでいるよね」
キョン「ああ、またその話か」
国木田「その上二人とも君の好きなポニーテール……。これは谷口じゃなくても羨ましいよ」
キョン「よく聞かれるがそんなこと聞かれても答えられないぞ」
国木田「ということはもしやどちらか既に決まっている?」
キョン「いんや、決まってないけどさ。どちらかとは限らんしな」
谷口「ここまで来てあの二人を振って他のやつに走るのかお前は!!
     見損なったぞおおおおおおぉぉぉぉ!!」
国木田「少し黙っててよ。谷口」
キョン「そんな好きだの嫌いだのどうでもいいことじゃあないか……やれやれ」

366 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2008/11/17(月) 22:39:20.88 ID:8/2QAsLV0

キョン「ふぁあぁぁ。昨日夜更かししすぎたな。……っとなんだ? 靴箱から手紙なんて……。
     ……誰にも見られてないな」

キョン「……『昼休みに部室で待ってます。みくる』か。なんだろう……」

キョン「朝比奈さーん、来ましたよー」
みくる?「待ってましたよ。会いたかったわ」
キョン「……朝比奈みくるさんですよね」
みくる(大)「ええ、あなたの知っている朝比奈みくるとはちょっと違いますけどね」
キョン「……ああ、そういえば未来人なんてこと言ってましたね。すっかり忘れてましたよ」
みくる(大)「ひどいわね。まぁ確かに来るのが少し遅かった、かもしれませんね」
キョン「本当に朝比奈さんですか?」
みくる(大)「あれだけの目にあっておきながら信じないんですか。いいでしょう、ここを見てください。
        ここにホクロがあるでしょ。これが証拠ですよ」
キョン「そもそもそこにホクロがあるかどうか知らないんですけど」
みくる(大)「え、だってキョン君が……。やだ、そういうことね。ごめんね。今の忘れて」

368 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2008/11/17(月) 22:46:21.04 ID:8/2QAsLV0

キョン「それで今日はどうかしたんですか? またハルヒ関連で何か?」
みくる(大)「いえ、今日は顔合わせだけです。ああ、それと……」
キョン「それと……?」
みくる(大)「私と……あまり仲良くしないでください。それじゃあ」
キョン「え、ちょっと待ってください」
みくる(大)「何?」
キョン「……なんでバトミントンだけやたら強いんですか?」
みくる(大)「……なんでだろうね」
バタン
キョン「あ……行っちまったか……。美人だったなー。朝比奈さんもいずれああいう風に……」
ガチャリ
キョン「うおぉ!?」
長門「……」
キョン「なんだ、長門か……今、そこで大きい朝比奈さんに会わなかったか?」
長門「……」
キョン「……どうかしたか?」
長門「……ニヤケ面がアホに見える」
キョン「なんですとー!」

370 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2008/11/17(月) 22:54:12.31 ID:8/2QAsLV0

キョン「……ボー」
みくる「どうかしましたか? 私の服になにか?」
キョン「いえ、別に。あ、そういえば朝比奈さん。このあたりにホクロありませんか?」
みくる「へっ? そ、そんなとこに……。!! な、なんで知っているんですか?」
ダン!
ハルヒ「そうよ。何で知ってるのよ」
朝倉「回答次第ではちょっとひどい目にあってもらうわよ」
長門「……(後で便乗しよう)」
キョン「え、いや、ちょっとな。うん、チラッと見えたんだよ。な、古泉」
古泉「……僕は知りませんね」
キョン「あ、てめ」
みくる「いつ見たんですかぁ。まさか着替え中に……」
ハルヒ「変態!」
朝倉「変質者!」
長門「変人」
キョン「うわ、ちょっとやめろ木刀は危ないかrうわああああぁぁあぁぁぁぁ……」
古泉「……やれやれですね」

371 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2008/11/17(月) 22:56:10.86 ID:8/2QAsLV0

もう方向性を見失ってワケワカメ('A`)

374 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2008/11/17(月) 23:05:10.68 ID:8/2QAsLV0

長門→朝倉→ハルヒ→キョン→みくる→古泉→長門にしようと思ったのにどこで脱線したのだろうか……

375 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2008/11/17(月) 23:13:35.50 ID:8/2QAsLV0

ネタがさっぱり浮かばないのでここで終わりです
保守してくれたかた、読んでくれたかたありがとうございました。
そして生きててごめんなさい

463 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2008/11/18(火) 21:10:35.59 ID:kkU8SOcf0

キョン「暑い……」
朝倉「溶けそうね……」
みくる「冷たいお茶をどうぞぉ」
長門「……」
古泉「そういえば涼宮さんがまだ見えてないですね」
キョン「いたら真っ先に暴れているだろ。もしかしたらどっかで倒れてるのかもな」
朝倉「ハルヒが死んだらと私が団長になるわね」
みくる「死んではいないと思うんですけどぉ」
バッターン ドンガラガッシャーン
ハルヒ「暑いわよ!」
キョン「また扉を直さなきゃいけないのか……」
古泉「手伝いますから頑張りばしょう……」
ハルヒ「そんなことよりこれを見なさい!」
朝倉「何、このチラシ……」
ハルヒ「野球大会に出場するわよ!」

465 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2008/11/18(火) 21:18:42.95 ID:kkU8SOcf0

キョン「第九回市内アマチュア野球大会ねぇ……」
朝倉「一応優勝賞金もあるのね」
ハルヒ「バシッと出てビシッと優勝してチャリッとお金をいただくわよ!」
古泉「さらに部活の目標も出来て一石二鳥というわけですね」
長門「しかし人数が足りない」
みくる「野球って何人でしたっけ?」
ハルヒ「九人よ。今ここに六人いるから残り三人ね」
キョン「バカと国木田でも呼ぶか?」
朝倉「そうね。私から誘っておくわ」
古泉「あと一人ですか……」
みくる「あ、それなら私の友だちを呼びましょうか?」
ハルヒ「みくるちゃんの? かわいい? 足速い? 可愛い? 力強い? カワイイ? 運動神経いいの?」
みくる「運動は得意みたいですよぉ。あとかわいいですね」
ハルヒ「なら決まりね。開催まで残り一週間しかないわ。明日から猛練習するわよ!」
キョン「またあれか……」
古泉「諦めましょう」

470 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2008/11/18(火) 21:25:36.97 ID:kkU8SOcf0

ハルヒ「そうと決まればちょっと野球部と交渉してくるわ! あ、みくるちゃんも来て!」
みくる「ふぇ? なんででsあやめてひっぱらないでえええぇぇぇぇ……」

キョン「やれやれ、台風みたいなやつだな。古泉。扉直すから手伝ってくれ」
古泉「了解しました」
朝倉「私はどうしようかしら……。長門さん、オセロでもする?」
長門「受けて立つ」
キョン「しっかしこんなに糞暑いのになんであいつはあんなに元気なんだろうか……」
朝倉「元気がないハルヒなんて輝かない太陽と同じよ」
キョン「ま、確かにそうだな」

473 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2008/11/18(火) 21:31:00.98 ID:kkU8SOcf0

翌日
ハルヒ「全員集合してるわね!」
谷口「楽しいことが出来ると聞いて」
国木田「嫌な予感しかしないけどね」
キョン「すまないな。部のために身を粉にしてくれ」
鶴屋「ほほー、君が涼宮ハルヒね!」
ハルヒ「ええっと……鶴屋さんね。よろしくね」
鶴屋「まっかせなさーい! カカッと働くにょろ!」
朝倉「これで九人ね。さすがに部室も狭いわね」
古泉「とりあえず移動しましょうか。またあの神社ですか?」
ハルヒ「野球部に頼み込んでグラウンドを借りることが出来たわ!」
キョン「どうやって?」
ハルヒ「みくるちゃんに聞いてごらん」
みくる「……大変でしたよ」
キョン「お疲れ様です……」

475 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2008/11/18(火) 21:41:26.90 ID:kkU8SOcf0

キョン「おお……野球部が一人もいない……」
ハルヒ「道具もいっぱいあるわよ! やりたい放題に出来るわね!」
朝倉「九人で使うには多すぎるわね」
谷口「これからどんな楽しいことが始まるんだろうな!」
国木田「これで野球以外が始まったらびっくりだよね」
鶴屋「さぁさぁ始めるにょろ! 最初はなにかなー?」
ハルヒ「基礎体力向上で走りこみかしらね」
キョン「結局同じかよ!」
古泉「タイヤがある分きついかもしれないですね」
みくる「はうぅ。また走るんですね……」
長門「諦めが肝心」
ハルヒ「それじゃあこれを腰に巻いたら五十周ね! 終わった人から素振り百回!」

476 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2008/11/18(火) 21:47:07.78 ID:kkU8SOcf0

ハルヒ「だらしないわよー! 頑張りなさいー!」
谷口「おおぅ……騙された……」
国木田「気づくの……遅いよ……」
鶴屋「よっ! ほっ! とっ! 素振り終わり!」
みくる「鶴屋さん、速いですねぇ。私はこれから素振りですよぉ」
朝倉「期待の新人だわ」
長門「有能」
キョン「それに! 比べて! あいつらは!」
古泉「喋るか、振るか、どっちかに、しましょう」
谷口「くそ……なんであんなに、可愛らしい朝比奈さんまで……」
国木田「どんな鍛え方したんだろう……」

478 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2008/11/18(火) 21:51:02.60 ID:kkU8SOcf0

ハルヒ「遅いわねー。それでも男子?」
谷口「……」
国木田「……」
キョン「まぁ、そう責めるな。死んでるかもしれないぞ」
朝倉「反応がないし本当にしかばねかもしれないわね」
みくる「お茶ですよぉ」
谷口「!」
グビグビグビグビ
谷口「ぷっはー! 少し生き返りましたよ!」
国木田「ふぅ。一息つけたね」
古泉「復活しましたね」
長門「朝比奈みくるのお茶に蘇生効果あり」
ハルヒ「あんたたちのせいでもうこんな時間じゃない! 明日からはもっと頑張りなさい!」
谷口「明日……だと?」
国木田「もうだめかもしれないね」

480 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2008/11/18(火) 21:56:11.46 ID:kkU8SOcf0

>>477
本作品のハルヒからお察しください

翌日
キョン「なぁ、思ったんだがハルヒ」
ハルヒ「なによ、あいつらに救済処置でもしろって言うの?」
キョン「いや、そうじゃなくて野球部はどこへ行っちまったんだ?」
ハルヒ「多分例の神社で走りこみでもしているなじゃないかしら」
朝倉「神社はいい迷惑ね」
古泉「おや、倒れましたね」
みくる「助けにいかないと……」
ハルヒ「あー、メンドクサイわね! みくるちゃん! このヤカンに水いっぱい入ってるからあいつらに浴びせてきて!」
みくる「ええー! そんなこと出来ませんよぉ」
ハルヒ「有希!」
長門「了解した」
テッテッテッ
国木田「うわぁー! つ、冷たい……」
谷口「でも……なんだか気持ちいい……」

482 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2008/11/18(火) 22:03:42.73 ID:kkU8SOcf0

大会前日
ハルヒ「明日はいよいよ本番よ! 今日は帰ったらぐっすり寝なさい!」
谷口「イエッサー! 明日の本戦では団長のために身を粉して戦います!」
国木田「谷口の人格がすっかり変わっちゃったね。それとイエス、マムのような気がするよ」
キョン「まぁいいじゃあないか。すこし暑苦しいがな」
古泉「あの時を思い出しますね」
みくる「運動会のときですねぇ」
朝倉「あの時はバトンタッチの練習してなくて大変だったわね。してればぶっちぎりだったのに……」
長門「今回はポジションが……」
ハルヒ「それなら安心! 心配いらないわ! ここに素晴らしいものがあるのよ!」
鶴屋「それは……あみだにょろ?」
ハルヒ「とはいってもピッチャーは私で決定してるから他のポジションね」
キョン「決定してたんだな……」
みくる「それじゃあ恨みっこなしで」
「せーの!」

484 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2008/11/18(火) 22:13:01.37 ID:kkU8SOcf0

ハルヒ「晴れ晴れしたいい天気ね!」
鶴屋「雲ひとつない、絶好の野球日和にょろ!」
みくる「お弁当も持って来ましたよー」
谷口「死ぬにはいい日和であります!」
国木田「いい加減戻ってよ」
朝倉「長門さん、靴紐がほどけてるわよ」
長門「朝倉もほどけている」
キョン「……なんだかピクニックに来てる気分だ」
古泉「球場の隣は緑地公園ですからピクニックも出来ますよ?」
ハルヒ「ピクニックねぇ……。まぁいいわ。それじゃあ気合をいれていくわよ!」
「おー!」

486 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2008/11/18(火) 22:22:04.68 ID:kkU8SOcf0

みくる「一回戦から強そうなところですよ」
キョン「そうですね。ハルヒ、今からピクニックに変更するって手もあるぞ」
ハルヒ「やるまえから諦めてどうするのよ! 希望をその手で掴みなさい!」
朝倉「でも私たちに負けたらさぞ悔しがるだろうねぇ……」
長門「期待」
鶴屋「お二人さん、顔が怖いにょろ」
審判「整列してくださーい」
ハルヒ「それじゃあ行くわよー!」
オネガイシマース
朝倉「どこかの草野球チームみたいね」
国木田「勝機が薄れるばかりだね」
谷口「馬鹿者が! 相手のなりで実力を測ろうなどとは愚かな行為! 武士ならb」
国木田「はいはい、そこまで。武士になった覚えもないからね」
ハルヒ「先攻とったどー!」
古泉「おや、さっそく僕の番ですか」
キョン「適当に頑張れよー」

488 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2008/11/18(火) 22:26:39.20 ID:kkU8SOcf0

プレイボール! (作者野球不詳につき間違いが発生する可能性がありますがスルーしてください)
古泉「見える! とう!」
カキーン
キョン「おお、打ちやがった……」
ハルヒ「古泉ナイス! よーし、これにどんどん続きなさい!」

谷口「小生の出番であります!」
カキーン
朝倉「いい調子ね」
長門「訓練効果」

しばらくの間カキーンでお待ちください

489 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2008/11/18(火) 22:31:56.87 ID:kkU8SOcf0

「マダマダトリカエセルゾー」
「オー!!」
ハルヒ「九点……。まずまずね」
キョン「なんだかあちら側がかわいそうになってきた」
古泉「同意します」
国木田「いやー、びっくりだよ。まさかあんな簡単に打てるなんてね」
谷口「団長殿の訓練のおかげであります! 小生はかんr」
鶴屋「思ったよりか簡単に勝てそうにょろ」
朝倉「ピッチャーは涼宮さんでキャッチャーは長門さんだっけ」
長門「コクリ」
みくる「気をつけてくださいねぇ。涼宮さん、投球練習相当頑張ってたみたいですし」
ハルヒ「さぁしまっていくわよ! 私の素晴らしい投球に涙するがいいわ!」

491 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2008/11/18(火) 22:36:34.44 ID:kkU8SOcf0

「……」
キョン「おい」
ハルヒ「なによ」
キョン「あっちのチーム泣いてるやつがいるぞ」
ハルヒ「弱いのが悪いのよ」
朝倉「この世は弱肉強食なのよ」
長門「相手の攻撃時間……三分」
古泉「ちょうど一人一分って計算ですね」
国木田「なんだか守備する必要がなかったよね」
谷口「かんd」
みくる「涼宮さんのおかげですねぇ」
ハルヒ「ふっふーん。まぁこんなもんよ。さぁ次はバカスカ打つのよ! 優勝賞金は目の前だわ!」
鶴屋「ホームラン打つにょろ!」
キョン「……やれやれだぜ」

492 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2008/11/18(火) 22:43:48.51 ID:kkU8SOcf0

「素晴らしかった! 感動した! おめでとう!」
パチパチパチパチ
ハルヒ「ありがとうございます!」

ハルヒ「さぁ、優勝祝いにごはん食べにいくわよ!」
朝倉「そういえば近くにファミレスあったわね」
みくる「ピザのおいしい店ですね」
長門「メラミン……」
鶴屋「なっにたべよっかなー」
谷口「国木田、なんだかここ数日の記憶がないんだが……」
国木田「教えてもいいけど幸せになれるかどうかはわからないよ」
キョン「優勝、ねぇ……」
古泉「なにか問題でもあるのか?」
キョン「これってまさかあの噂のハルヒパワーじゃないだろうな?」
古泉「なるほど。彼女の力で優勝を呼び寄せたと……」

496 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2008/11/18(火) 22:53:15.40 ID:kkU8SOcf0

>>492
なんでこの古泉タメ口なの? 死ぬの?
すみません、単なるミスです。ごめんなさい

古泉「それはないでしょう」
キョン「言い切れるのか」
古泉「疑い深い人ですね。そもそもあなたは彼女の力を信じていないのでは?」
キョン「まぁ半信半疑だな。しかし朝倉の件もあるしな……」
古泉「割り切れないって感じですね。確かに可能性としては十分にありえます」
キョン「長門が宇宙人的パワーでどうにかしたって手もあるしな」
古泉「それは長門さんに聞いてみないとわかりませんが……。でも僕は彼女に何かされた覚えがありませんね。
     それに長門さんがそんなことする理由もありませんよ」
キョン「確かに……。長門なら勝っても負けてもどちらでもいいだろうしな」
古泉「涼宮さんも勝負を楽しむわけであって最初から賞金目当てってわけではないと思いますよ」
キョン「そうかもしれんが……」
古泉「彼女の性格から考えればお金より思い出でしょうしね」
ハルヒ「ほらー! 二人遅いわよー!」
キョン「……やれやれ」

593 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2008/11/19(水) 22:46:22.05 ID:0BwNWbnT0

キョン「おお、寒い寒い。ついこないだまで夏休みにも入ってなかったような気がするが……」
谷口「うぃーっす、さみぃな」
国木田「おはよう」
キョン「うーっす、寒くて死にそうだぜ」
国木田「今年はクリスマスに雪降るかな」
谷口「そりゃあ降るさ。なにせクリスマスはな……クックック」
キョン「気持ち悪いな。クリスマスに何かあるのか?」
谷口「よくぞ聞いてくれた! 俺の心の予定表のクリスマスには赤いハートマークが書いてあるのだ!」
国木田「妄想かぁ」
谷口「ちげぇよ、バカ」
キョン「谷口……」
谷口「いや、嘘じゃないって。マジ。ほら、坂の下に高校あるだろ。あそこの子と仲良くなったんだよ」
国木田「坂の下の高校ってあのお嬢様学校だよね」
キョン「……国木田、行こうか」
国木田「そうだね」
谷口「あ、ちょ、待て! おい! 本当なんだってばぁ!」

594 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2008/11/19(水) 22:52:39.66 ID:0BwNWbnT0

放課後
キョン「おお、さみぃさみぃ。長門だけか。うっす」
長門「うっす」
キョン「ストーブ前を陣取りやがって……俺にもストーブ寄越せ」
長門「うん。それ無理」
キョン「そんなにっこり笑顔で……お前の笑顔って初めて見たかも」
長門「あなたが気づかないだけ」
キョン「そうか。おお、ぬくいぬくい……。お前、何読んでるんだ?」
長門「俗に言うライトノベル」
キョン「タイトルは……おお、これアニメにもなった有名なやつじゃん」
長門「アニメ?」
キョン「ああ、今レンタル出来るんじゃないか。確か一年くらい前だったはずだし」
長門「興味がある」
キョン「それ、面白いか?」
長門「面白い。特にこのキャラクターの性格が素晴らしい」
キョン「ああ、ツンデレだな。そいつかわいいよな」
長門「ツンデレ?」
キョン「ああ、ツンデレって言うのは……」

595 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2008/11/19(水) 22:58:51.86 ID:0BwNWbnT0


古泉「……なんだか入りにくいですね」
みくる「うう、廊下は寒いのに中は暖かそう……」
鶴屋「別の意味で暖かそうにょろ」
古泉「涼宮さんが来ればきっと蹴り開けてくれるのでしょうけど」
みくる「朝倉さんでもいいですね」
鶴屋「さすがのあたしもこれはちょっと開け辛いものがあるにょろ」
ハルヒ「うぃーっす。何、寒い中我慢大会でもやってるの?」
朝倉「物好きな人たちね」
古泉「噂をすれば、ですね」
ハルヒ「なによなによ、いい噂でしょうね」
みくる「え、あ、はい、いい噂ですよぉ」
朝倉「嘘ね」
鶴屋「みくるは相変わらず嘘が下手だねー」
ハルヒ「まぁいいわ。なんで中に入らないのよ」
古泉「耳を当てればわかりますよ」
ハルヒ「なになに……」

596 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2008/11/19(水) 23:04:56.23 ID:0BwNWbnT0

長門「別にあなたのためにこんなことやってるわけじゃないからね!」

ハルヒ「!! そぉい!」
バターン ドンピシャドッカーン
キョン「ぬお! ハルヒか、どうした。というかまた扉が……」
ハルヒ「不穏な空気を感知したわ! 何をしていたの!」
キョン「へ? ああ、長門にツンデレの説明してたんだよ」
ハルヒ「ツン……デレ?」
長門「興味があったから教授してもらった。人気が出る秘訣らしい」
朝倉「あらあら、そんなことしなくても長門さんは眼鏡っ子属性で十分なのよー」
鶴屋「むしろあらゆる要素をくっつけるなんて邪道にょろ」
古泉「やれやれ、やっと入れましたね」
みくる「お茶入れますねぇ」
キョン「なんだ、みんな外に居たのか」
古泉「入りにくかったもので」

597 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2008/11/19(水) 23:13:06.07 ID:0BwNWbnT0

ハルヒ「さてと、今日は冬休みのSOS団の活動について話し合うわ!」
鶴屋「しつもーん!」
ハルヒ「はい、鶴屋さん」
鶴屋「SOS団って何にょろ?」
ハルヒ「え、そこから? えっとね、SOS団ってのはね……。うーんと、えーっと……。
     Surume Osake Subarasii の頭文字をとってSOS団よ」
鶴屋「中年みたいにょろ」
キョン「そもそも未成年の分際でお酒を団名に使っちゃダメだろ」
ハルヒ「あー! もう! わかったわよ!
     Suteki Oisiii Surume ! これでいいわね!」
朝倉「ころころ変わる団名ね」
長門「スルメは欠かせない」
みくる「スルメ好きなんですねぇ」
古泉「僕も好きですよ。スルメ」
ハルヒ「噛めば噛むほど味が出ていいわよねぇ。こう、火で少しあぶって食べるのがいいのよ。
      って話が進まないじゃない!」

599 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2008/11/19(水) 23:19:58.85 ID:0BwNWbnT0

ハルヒ「とりあえず冬は鍋がおいしいので鍋パーティをやるわよ!」
キョン「鍋か。ここでやるのか?」
ハルヒ「そうね、道具を持ち込んでここでやろうかしら」
朝倉「コンロはあるから必要なのは土鍋と食器と……」
長門「炊飯器」
みくる「あとは食材ですねぇ」
古泉「食材は当日買えば大丈夫そうですね」
鶴屋「はいはーい! 炊飯器持ってこれるよー! おっきいやつのほうがいいにょろ?」
ハルヒ「そうね、七人いるわけだしそこそこ大きいやつのほうがいいわね」
鶴屋「了解にょろー」
朝倉「食器はどうする? 各自家から持ってくる?」
キョン「使い捨てタイプのやつという手もあるな」
古泉「ちょうどいいやつがあればいいんですけどね」
ハルヒ「そのへんは今度の休みに買いにいけばいいわね」
長門「味は?」

602 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2008/11/19(水) 23:25:12.68 ID:0BwNWbnT0

ハルヒ「そうねぇ……なんでもいいんじゃないかしら」
朝倉「あら、意外ね。これ! って言いそうだけど」
ハルヒ「みんなで食べれば闇鍋もおいしいわよ」
みくる「闇鍋はちょっと……」
キョン「俺も遠慮したいな」
古泉「そのへんは食材買うときに決めますか?」
鶴屋「今のうちに決めたほうがあとで混乱がないにょろ」
長門「あとで手間取ってだめになるよりも今のうちに……」
朝倉「そうね。決めたほうがいいわ」
ハルヒ「じゃあ何がいい? 各自希望出してー」

ハルヒ「ということでしょう油ベースでいいわね!」
キョン「なんだかすごい時間を使ったな」
鶴屋「外は寒そうにょろ」
古泉「風邪を引かないようにしないといけませんね」
ハルヒ「それじゃあ各自暖かくして寝るのよ。今日はこれにて解散!」

603 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2008/11/19(水) 23:29:44.28 ID:0BwNWbnT0

翌日
キョン「おお、さみぃさみぃ……デジャビュだな」
谷口「うーっす……」
国木田「おはよう」
キョン「谷口が元気ないなんて雪でも降るんじゃないか?」
国木田「今年は一段と寒いからそうかもしれないね」
谷口「くそー、俺の風邪引きなんて今に始まったことじゃないだろ……」
キョン「へ? 昨日はクリスマスでキャッキャウフフってテンション高めに言ってたじゃねーか」
谷口「何の話だよ……俺の手帳はいつでもまっさらだよ、糞が」
国木田「そういうキョンは何かあるの?」
キョン「え、ああ、鍋パーティをやるみたいな話をしてたな」
国木田「へぇ、楽しそうだね。僕も予定真っ白だから羨ましいよ」
谷口「風邪でもくらいやがれ!」
キョン「おいばかやめろ!」

605 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2008/11/19(水) 23:35:32.88 ID:0BwNWbnT0

教室
キョン(なんだか空席が目立つな……。もう早いって時間でもないのに)
ハルヒ「何バカ面してるのよ」
キョン「朝っぱらから失礼なやつだな」
ハルヒ「それよかちゃんと罰ゲームでやること考えてきなさいよ」
キョン「罰ゲーム? 何のこっちゃ」
ハルヒ「何しらばっくれてるのよ。もしも忘れたら裸で校庭走らせるわよ」
キョン「お前は何を言ってるんだ。いつの間にそんなこと決めたんだ」
ハルヒ「SOS団で決めたでしょ? 頭にインフルエンザでも入った?」
キョン「今日はやたら手厳しいな。まぁいい。朝倉に確認するか。記憶にないがな」
ハルヒ「は? あんた本格的にあたまいかれてるんじゃない?」
キョン「ああ? なんか今日はやけに絡むな。なにがどういかれてるって言うんだ」
ハルヒ「朝倉なんてとうの昔に転校したでしょ。ついにバカが記憶を蝕み始めたの?」
キョン「おいおい、いくら本人がいないからってそれはないだろ。朝倉泣くぜ?」
ハルヒ「……もうだめそうね。なら自分で確認しなさい」
キョン「ったくなんなんだよ、一体」

606 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2008/11/19(水) 23:40:30.01 ID:0BwNWbnT0

昼休み
キョン「今日は朝倉休みか……。さすがに今頃登校しないよな」
谷口「ああ? お前何言ってるんだ?」
国木田「朝倉さんはずいぶん前に転校したじゃないか」
キョン「お前らまでそんなこと言うのか。あのな、言っていいことと悪いことがあるんだぞ」
谷口「だったら名簿で確認すればいいじゃんか」
キョン「そういえばそんな手があったな……。えっと、これが名簿か。
     ……朝倉の名前が載ってない……。どういうことだ?」
国木田「悪い夢でも見てたんじゃないの?」
谷口「そうだぞ、今日は早退したほうがいいんじゃないか?」
キョン「……」
谷口「あ、おい。……行っちまった」
国木田「机は片付けておいてあげようか」

610 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2008/11/19(水) 23:46:43.53 ID:0BwNWbnT0

昼休み 部室
ガチャ
キョン「よぉ、長門。やっぱりいてくれたか」
長門「……」
キョン「返事ぐらいしてもいいだろ……。いや、それよりか聞きたいことがある。朝倉がいないんだがこれはどういうわけだ」
長門「朝倉涼子は既に消滅させた。同位体の存在も確認されない」
キョン「……つまりいないってことか?」
長門「そう」
キョン「なんでお前までそんなこと言うんだ。朝倉はここにいただろ? 昨日もここにいてお前と仲良く話してたじゃないか!」
長門「……」
キョン「なんで何も言わない……。ん? なんか部室の様子が昨日とはずいぶんと違うな」
長門「昨日涼宮ハルヒが持ち込んだ」
キョン「俺の記憶にはないんだが……。うお、なんだ、このコスプレ衣装は」
長門「……」
キョン「……どうなってんだ? これはびっくりかなにかか?」

615 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2008/11/19(水) 23:52:14.28 ID:0BwNWbnT0

長門「何も異常はない」
キョン「だって一日でこんなに部室は様変わりするし、朝倉はいないって言い張るし……おかしいだろ」
長門「何も問題はない」
キョン「……お前、本当に長門か?」
長門「そう」
キョン「本当に昨日と同じ長門有希か」
長門「そう」
キョン「……昨日読んでた本はどれだ」
長門「……」
キョン「……SFのハードカバーか。そうかそうか」
長門「……」
キョン「性質の悪い冗談だな。悪い夢なら覚めてほしいぜ」
長門「夢ではない」
キョン「そうか……。なぁ長門。SOS団って何の略だ?」
長門「世界を大いに盛り上げる涼宮ハルヒの団」
キョン「……オーケー、ありがとう。どうやらおかしいのは俺のようだ」

620 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2008/11/19(水) 23:59:34.40 ID:0BwNWbnT0

長門「……」
キョン「それは心配してる目か? わかりにくいな」
長門「元から」
キョン「ああ、そうかもしれないな……。さてと、後でまた来るかもしれない。じゃあな」

古泉「何を言っているのかよくわからないのですが」
キョン「だーかーら、例えば超巨大なしかも本来の世界とほとんど変わらない規模の閉鎖空間が発生する可能性はあるかって聞いてるんだよ」
古泉「そんなサイズの閉鎖空間が出来ようものならこの世界はもうなくなっているでしょう」
キョン「じゃあ仮に本来の世界とほとんど変わらない世界が誕生したとしたらそれはなんなんだ?」
古泉「仮に、ですか。可能性としてはありえませんけど発生するとしたらやはり涼宮さんの力ではないでしょうか」
キョン「そりゃそうだよな。まぁここが閉鎖空間じゃないってわかっただけでも儲け物か」
古泉「突然どうしたんですか? そんな話をしだすなんてあなたらしくないですね」
キョン「なーに、ちょっとSFに目覚めただけさ。らしくないついでにもう一ついいか?
     もしもそんな本来とは違う世界に閉じ込められた場合、元の世界に戻るにはどうすればいいんだ?」
古泉「それは不可能というものでしょう。多分新たな世界が出来た時点で元の世界は消えているんですから」

624 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2008/11/20(木) 00:05:18.21 ID:QvuB6nYh0

午後の授業
キョン(どうやら元の世界とは微妙に違う世界に来たのはわかった。夢でもないようだ。
     だがそもそもにしてなんで俺がこの世界に来ているんだ? なんかきっかけでもあったか?)
コツン
キョン「なんだよ、授業中だぞ」
ハルヒ「さっきから唸っててうるさいのよ。朝から変なこと言うしさ」
キョン「……なぁハルヒ。夏休み前にやった野球大会覚えてるか?」
ハルヒ「覚えてるわよ。仕方なく辞退したのよね。あの時は」
キョン「体育祭のときはどうだったっけ?」
ハルヒ「クラブ対抗リレーで優勝したわね。ま、私たちにかかればあんなの楽勝ね」
キョン「文化祭は何もやらなかったよなー」
ハルヒ「はぁ? 本当に大丈夫? バカになっちゃった?」
キョン「ああ、なんだか記憶がごっちゃになってるみたいでな」
ハルヒ「……まぁいいわ。文化祭では映画を撮ったでしょ? 覚えてないの?」
キョン「そうだったっけかぁ……」

626 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2008/11/20(木) 00:09:41.87 ID:QvuB6nYh0

キョン「……あとさ、大事なことも忘れちまったんだよ」
ハルヒ「何よ?」
キョン「SOS団って何で立てたんだっけ?」
ハルヒ「そんな大事なことも忘れたの!?」
先生「ヒィ!」
ハルヒ「……いい? 頭の中空っぽにしてよく脳みそに刻みなさい?
     私は宇宙人、未来人、超能力者、異世界人。そういった人たちと遊ぶために作ったのよ!」
キョン「そ、そうか……。ああ、すみません。先生、授業を再開してください」

628 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2008/11/20(木) 00:14:00.93 ID:QvuB6nYh0

放課後
キョン「ああ、朝比奈さん、ちょっといいですか?」
みくる「あれ? キョン君、どうかしましたか?」
キョン「ええ、どうかしましたよ。ええっと、未来人の朝比奈さんで問題ないですよね」
みくる「え、そうですけどぉ」
キョン「つい最近時間的な何かな異変起きました?」
みくる「いえ、観測されてないですよぉ」
キョン「そうですか……」
みくる「どうかしたんですか? また時間移動する用事でも?」
キョン「またって……時間移動なんてしたことないですよ」
みくる「何いってるんですか。したじゃないですか」
キョン「え、しましたっけ……。ははは、今日はちょっと調子悪いんですよ」
みくる「暖かくしたほうがいいですよぉ」
キョン「ええ、そうします」
みくる「部活には参加するんですかぁ?」
キョン「……ええ、参加しますよ。一緒に行きましょうか」

629 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2008/11/20(木) 00:17:58.97 ID:QvuB6nYh0

ハルヒ「みくるちゃん遅いわよ!」
みくる「すみません、すぐに着替えますね」
古泉「それでは僕は退席しますか」
キョン「着替えるって……いや、まぁいい。退席するか」

古泉「大丈夫ですか?」
キョン「ん?」
古泉「涼宮さんが愚痴を言っていましたよ。あなたの様子が変だって」
キョン「まぁな。ちょっと現実味がありすぎる夢を観ていたらしくいろいろごっちゃになってるんだ」
古泉「そうですか。安心しましたよ。まるであなたがあなたじゃないみたいでしたから」
キョン「そうだねぇ。俺が俺じゃないみたいかぁ」

632 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2008/11/20(木) 00:26:15.56 ID:QvuB6nYh0

キョン(この世界では朝比奈さんはいつもメイド服なのか……。けしからん)
ハルヒ「キョン、みくるちゃんになんて目で見てるのよ」
キョン「え、ああ、なんでもない目だ。気にするな」
ハルヒ「ふーん、なんか今日はやたら様子が変ね」
キョン「まぁいろいろあったな。いろいろ勘違いをしただけだ」
ハルヒ「そう。バカがよりバカになったらどうしようかと思ったわ」
キョン(大事に飾ってあった賞状がないな。それにパソコンがなぜかある。こっちのほうが設備いいかもな。
      一層のことこのまま過ごすのも悪くないかもな)
ハルヒ「あんた本当に大丈夫?」
キョン「おいおい、そんなに変に見えるか?」
ハルヒ「見えるわ。変よ」
キョン「そうかそうか……ばれてしまっては仕方ない。実は大事なことを隠していたのだ」
ハルヒ「へぇ、一応聞いといてあげるわ。下らないことだったら即刻部室から追い出すわよ」

634 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2008/11/20(木) 00:33:56.08 ID:QvuB6nYh0

キョン「何を隠そう、実は俺は宇宙人なのだー!」
長門「……」
キョン「というのは冗談で未来人なのだー!」
みくる「へ?」
キョン「というのも冗談で超能力者なのだー!」
古泉「……」
ハルヒ「……言いたいことは言い終わった?」
キョン「ああ、終わったぞ。実はお前の目標は案外近くで達成されていたんだよ!」
ハルヒ「オーケーオーケー。今日は死にたいらしいわね。遺言は五秒以内に済ませなさい」
キョン「ですよねー。ん? あれは……?」
ハルヒ「さぁ死ぬがいいわ!」
キョン「スットーップハルヒ! 少し待て!」
ハルヒ「なによ、ここまで来て命がおしいの?」
キョン「いや……。なぁ、長門。これ、お前の本か?」
長門「……フルフル」
キョン「そうか、わかった。じゃあ俺はこれでちと帰るわ。じゃあな」
バタン
ハルヒ「……ムキー!! バカキョンめ!」
みくる「なんだったんでしょうねぇ?」
古泉「さぁ……」

688 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2008/11/20(木) 17:36:41.51 ID:QvuB6nYh0

キョン(ここがもしも実は閉鎖空間だったというならあいつを怒らせれば何かしら変化が起きるんじゃないかと思ったが
     どうやら何も起きないみたいだな)
古泉「ちょっと待ってください」
キョン「ん? ああ、どうかしたか?」
古泉「どうもこうもありませんよ。閉鎖空間が確認されました。今から向かうところです」
キョン「そうか……。そりゃすまないことをしたな」
古泉「本当ですよ。わざと怒らせるなんて……」
キョン「ちょっと実験をしたかっただけだ。本当に悪かったと思ってる」
古泉「まぁこれ以上せめても仕方ありませんけどね……。それでは失礼」
キョン「頑張れよー。……我ながらひどいことをした気がするな」

689 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2008/11/20(木) 17:45:27.16 ID:QvuB6nYh0

キョン(SOS団設立の理由から察するに宇宙人、未来人、超能力者が揃ってるわけだから異世界人にあたるのが
     俺というわけか。ったくいきなり異世界に呼び出される人間の身にもなってほしいもんだな。
     だがしかしそれがわかったところで何の解決にもならないわけだ。異世界人とは言っても普通の人間と
     同じわけだしな。念じれば元の世界に帰れるとか簡単な問題ならよかったのに。あーあ、どうしよっかね)
キョン「手がかりとなりそうなのはこのラノベだけか……」
ペラペラ
キョン「ん? 真っ白じゃないか。どうなってるんだ」
ペラペラペラ ヒラリ
キョン「なんだこの栞は。……!」
『別にあなたのためじゃないんだからね!』
キョン「……。なんだ、付属の栞か。裏は……なんだこの幾何学模様は。読めないぞ。
     本にも何か書いてあるな。なになに……」
『あまりにも急すぎたためにこれしか残せなかった。でもこれだけあれば多分平気。
  あくまでも推測だけどその世界にも私がいると思う。その私にこの栞を渡して。後は野となれ山となれ』
キョン「長門……。もう少しちゃんとしたメッセージにしてほしかったぜ。まぁ文句は戻ってから言うかな」

690 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2008/11/20(木) 17:53:01.01 ID:QvuB6nYh0

長門宅
長門「……入って」
キョン「すまないな」
長門「……用件は」
キョン「ほい、これ」
長門「………………」
キョン「俺にはその幾何学模様が何かは理解出来ないんだがお前には出来るんだろ?」
長門「情報は解読できる。確かにこれは私が書いたもの」
キョン「そうかそうか。それで俺はここで元の世界に戻れるわけだな」
長門「わからない」
キョン「へ?」
長門「ここに記されているのは緊急プログラム。起動された場合あなたは一度だけ時空修正の機会を得る。
    しかし成功は保障できない。さらに帰還の保障も出来ない」
キョン「……つまりチャンスはやるからどうにかしてみろってことか?」
長門「そう」

692 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2008/11/20(木) 17:59:05.92 ID:QvuB6nYh0

キョン「一人でどうにかしろっていうのか」
長門「私も着いて行く」
キョン「そうなのか。なら、安心だな」
長門「しかし成功するかはわからない」
キョン「なに、お前が俺を信じなくても俺はお前を信じてる。起動させてくれ」
長門「……了解」
キョン「!? ぬお、魔方陣みたいでかっけー! うひゃあぁ、なんだか頭がグールグル……」


長門「起きて」
キョン「……頭いてぇ」
長門「移動する」
キョン「おい、どこへ行くんだよ……。夜にしては少し暑いな」
長門「……」
キョン「なんだか見覚えのある坂道だな……」
長門「見えてきた」

694 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2008/11/20(木) 18:03:08.60 ID:QvuB6nYh0

キョン「あれは学校じゃないか。……誰かいるな」
長門「……」スゥ
キョン「あれが犯人なのk」
ドッキューン
キョン「うお! いきなり何してるんだ!」
長門「外れた。反撃が来る」
キョン「何を言っているnうごぉ!」
長門「伏せてて」
???「あなたには無理です」
長門「……」
キョン「誰だ。あれは……」
長門「……勝てない」
キョン「え?」
ズドン
キョン「! 長門!」
???「無駄なことです」

695 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2008/11/20(木) 18:08:19.91 ID:QvuB6nYh0

キョン(これはどこかで見覚えが……そうか)
キョン「宇宙人か」
長門「私一人では勝てない」
???「無駄死にですね。大丈夫。あなたはまた蘇りますから」
ザシュ
キョン「長門!」
長門「補足した」
???「補足してもあなたには連結解除する力すらないです」
長門「私にはない」
「だけど私にはある」
???「!」
キョン「長門! ……が二人」
新長門「一人では越えられない壁も二人なら越せる」
長門「……」
???「そんな、解除されていく……」
キョン「長門の身体も消えていく……」
長門「歴史が元に戻る。したがって私も消える運命」

697 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2008/11/20(木) 18:14:23.27 ID:QvuB6nYh0

???「あとちょっとだったのに……」
長門「これでいい……」

キョン「……消えちまった」
新長門「あっけない終わり」
みくる「大丈夫ですかぁ」
キョン「朝比奈さん? なんで」
新長門「この時間まで運んでもらった」
みくる「突然家に来て助けに行くとか言われて……一体何がどうだったんですか?」
新長門「知る必要はない」
みくる「ふぇぇ」
キョン「俺は必要あるよな」
新長門「……面倒あので後でする」
キョン「後回りかy」
ドスン
新長門「そう……。後回し」

698 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2008/11/20(木) 18:18:31.10 ID:QvuB6nYh0

キョン「ん……」
ハルヒ「! 起きろキョン! 今こそ目覚めの時!」
キョン「耳元でうるせぇ! ……あれ? ここは?」
ハルヒ「病院よ」
キョン「へ、なんで?」
ハルヒ「覚えてないの? あんた部活の帰りに階段からこけて頭打ったのよ。
      いやー、見事な音だったわねー。ゴン! ってね。あんたにも聞かせてやりたいぐらいよ」
キョン「……なぁハルヒ。SOS団って何の略だっけ?」
ハルヒ「え? 何よいきなり。まぁいいわ。ちょっとまって。考えるから」
キョン「いや、それならいい。それでいいんだ」
ハルヒ「変なキョンね」
キョン「ところでなんでお前しかいないんだ?」
ハルヒ「私はずっとここにいたけどみんなはそうはいかないからね」
キョン「ずっと?」
ハルヒ「ずっと」

699 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2008/11/20(木) 18:21:36.41 ID:QvuB6nYh0

キョン「看病……してくれたのか」
ハルヒ「そうね。私のしたことといえばあんたの耳元で歌を歌うか英文を読むか数式を言うかぐらいね」
キョン「なんでそんなことを……まぁいいか」
ハルヒ「そうよー。目覚めなかったらどうしようかと思ったわ」
キョン「……そんなひどかったのか?」
ハルヒ「俗に言う意識不明ってやつね。数ヶ月後には立派な植物人間だったわ」
キョン「軽そうに言ってくれるな」
ハルヒ「まぁね。あ、ナースコールしないと」
キョン「やれやれだぜ……」

700 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2008/11/20(木) 18:26:39.43 ID:QvuB6nYh0

後日
みくる「お見舞いに来ましたよ」
古泉「意識が戻ったと聞いて」
長門「喜べ」
キョン「ああ、うん、ありがとう」
みくる「大変でしたねぇ」
キョン「そうですね。大変でしたよ」
ハルヒ「一番大変なのは私よ! 全く……」
長門「本当に大変だった」
古泉「そうですね。涼宮さんはあなたが階段から転んだとk」
ハルヒ「シャーラップ。古泉。黙らないと入院させるわよ」
古泉「おお、怖い怖い」
みくる「もうすぐ退院できるみたいですねぇ」
キョン「怪我はないみたいですからね。検査入院ってやつですよ。
     ……長門、お見舞いの品を勝手に食うな」
長門「あなたには勿体無い」

703 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2008/11/20(木) 18:30:51.03 ID:QvuB6nYh0

さらに数日後 部室にて
キョン「おお、寒い寒い……。長門一人か」
長門「ストーブは渡さん」
キョン「そういわずに……。そういえばさ、あの時のことなんだけど」
長門「ここだとまずい。移動する」

キョン「……やはり中のほうが」
長門「誰かに聞かれるとまずい。特に朝倉」
キョン「そうか……。で、一体何がどうなってこうなったんだ?」
長門「全ての原因はあなたが入学する前日に起きた」
キョン「ということは四月か。道理で暑かったわけだ」
長門「この学校にいる宇宙人の一人が暴走を起こした」
キョン「暴走?」
長門「行動を起こさない観察体に飽きた。しかし直接手を下せない。ならば歴史を変える」
キョン「無茶な発想だな。おい」
長門「相当なストレスがあったと思われる」

705 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2008/11/20(木) 18:38:03.28 ID:QvuB6nYh0

キョン「それでそいつがバヒューンと歴史を変えたわけだ」
長門「そう。その結果、今とは異なる……簡単に言えば『問題児の涼宮ハルヒ』が出来てしまった」
キョン「ん? それなら生まれたときからやり直さないといけないんじゃないか?」
長門「歴史なんていうものは簡単に変わる。例えばクラス最初の自己紹介。例えば中学時代の思い出。
     特に涼宮ハルヒの場合、一挙一動で世界がいくらでも変わる」
キョン「そういえばあっちのハルヒは宇宙人だの未来人だの言ってたな」
長門「痛い子」
キョン「まあ、それはいい。その結果、俺は異世界人としてあっちに召喚されたわけか」
長門「召喚……。上書き保存のほうが言葉としては適している。あちらにもあなたと同じ人間がいた。
     そこに上書きの形であなたが生まれた」
キョン「上書きねぇ……。それで俺はあの世界の長門宅へ行き、犯人をやっつけたわけだ」
長門「そう」
キョン「あの時、長門が二人いたよな?」
長門「そう。私があの時間へ移動したから二人になった」
キョン「あっちの世界の古泉は元の世界なんて消滅してるに決まってるって言ってたぜ」
長門「所詮、古泉」
キョン「……そうか」

708 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2008/11/20(木) 18:45:04.89 ID:QvuB6nYh0

長門「この世界が消えればあなたも異世界人である以上は消滅してもおかしくない。
    あなたの存在こそがこの世界の証明であった」
キョン「平行世界ってやつか」
長門「それに近い」
キョン「なるほどな……。で、俺はそのあとお前にぶん殴られて気絶したわけだ」
長門「身体はあった。要は意識が必要だった。あなたを気絶させれば意識は戻ると思った」
キョン「じゃあなんだ。俺は夢を見ていたのか」
長門「そう。そう思え。説明が面倒」
キョン「壮大な夢オチだな……」
長門「でも夢じゃないことがある」
キョン「なんだ?」
長門「私の読んでいたライトノベルをあなたの脱出のために使用した。そのせいで手元からなくなった」
キョン「ほう」
長門「買え」
キョン「え?」
長門「命の代金。安いもの」
キョン「やれやれ、俺の命はラノベ一冊か」
長門「それと買いたい本が二十冊ほd」
キョン「ラノベだけだ! それだけの命で十分だ!」
長門「チッ」
キョン「そうだ、あのとき朝比奈さんもいたよな? ならあの人にも記憶があるのか?」
長門「ある。消そうかと思ったけどやめておいた。何かに使えるかもしれないから」
キョン「何かにねぇ……。また俺がいなくなったりか?」
長門「それはない」
キョン「なんでだ?」
長門「私があなたを守る。別に私がそうしたいからではなくSOS団にあなたが不可欠だからであって……」
キョン「はいはい、わかったわかった。ほら、ハルヒが来る前に戻るぞ」
長門「うん」

709 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2008/11/20(木) 18:48:41.53 ID:QvuB6nYh0

ありのままに起こったことを話すぜ
『オチを>>630に読まれていた』
超スピードだとか催眠術じゃねぇ……
読まれていたオチだったんだ……

ということでここに一段落となります。
少しポルりましたがまぁ置いておきましょう。
そろそろ夕飯なので投下もひとまず終わりとなります。
保守してくださったかた、読んでくださったかた。ありがとうございました

723 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2008/11/20(木) 20:29:50.61 ID:QvuB6nYh0

終業式
キョン「なぁ、本当にやるのか?」
ハルヒ「本当にやるわよ」
朝倉「心配性ね。だから成績上がらないのよ」
キョン「これとそれは別問題だろ……」
ハルヒ「大丈夫だって。うん。きっと大丈夫。みんなただいまー」
鶴屋「メイン食材きた!」
長門「これでかつる」
みくる「待ってましたよー」
古泉「こちらの準備も出来てます」
ハルヒ「よーし、鍋パーティを始めるわよー!」
「おー!」

ハルヒ「さてと、お酒でも飲みましょうか」
キョン「え?」

724 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2008/11/20(木) 20:34:45.27 ID:QvuB6nYh0

キョン「それは没収とさせていただきます」
ハルヒ「せっかく買ってきたのに。じゃあこっちで我慢しようかな」
キョン「没収! 全部没収! 全部出しなさい!」

キョン「いつからこんなに隠してたんだ!」
ハルヒ「えっと、一週間前くらいから少しずつ……」
朝倉「見上げた根性ね。見つかったら退学よ」
みくる「缶ビールが十三本です」
古泉「日本酒までよく持って来れましたね」
鶴屋「あっはっは! さっすがにこれはやばいね!」
長門「全部私が回収」
朝倉「はーい、意味のわからないことを言わないでね」
ハルヒ「飲みたい飲みたい飲みたーい!」
キョン「ええい! どこのアル中だ! いいか、学校で飲むというのがどれだけ危険かわかるか!」
ハルヒ「わかんない」

726 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2008/11/20(木) 20:39:40.70 ID:QvuB6nYh0

キョン「いいか? ただでさえ鍋をするなんて大それたことをやってるのに飲酒までしてみろ。
      退学どころか警察行きだぞ!」
ハルヒ「でもさ、勿体無いじゃん。日本人の勿体無い心は素晴らしいわよ! だから飲みましょうそうしましょう」
キョン「朝比奈さん! 患者に精神安定剤を!」
みくる「は、はい! 少々お待ちをぉ」
キョン「我慢しような。家ならいくら飲んでも知ったこっちゃないからさ」
ハルヒ「みんなで飲むことに意味があるのよー!」
みくる「はい、どうぞ」
キョン「ほら、これを銜えろ」
ハルヒ「わーい、あぶったするめだー」
キョン「今日はこれで我慢しなさい」
ハルヒ「はーい」ハムハム
キョン「よし。……これの処理どうしようか」
古泉「捨てるには勿体無いですからね」
朝倉「みんなで分けて持って帰りましょう……」

727 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2008/11/20(木) 20:46:41.79 ID:QvuB6nYh0

ハルヒ「そういえば冬休みの予定も立てないとー」ハムハム
みくる「いよいよ明日からですからねぇ」
鶴屋「ん? それならうちの別荘来る? スキー場もあるよ!」
朝倉「別荘……」
長門「金持ち」
古泉「それはいい考えですね」
ハルヒ「よーし、それじゃあ決定ね!」ハムハム
キョン「かまわないが……いつから行くんだ?」
鶴屋「明日からも可能だよ」
朝倉「十時に駅前かしらね」
長門「移動手段は?」
古泉「電車……もしくは車ですね。丁度僕のにはあてがありますし」
鶴屋「持ち物はなにが必要かな。スキー道具はあっちにあるから着替えだけかな」
ハルヒ「三泊四日くらいでいいわね」
みくる「楽しみですねぇ」
キョン「……トントン拍子に物が決まっていく。というか予定とかないのだろうか」
朝倉「あってないようなものよ」

730 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2008/11/20(木) 20:55:43.95 ID:QvuB6nYh0

翌日
ハルヒ「八時だよ!」
キョン「十時だろ、バカ」
朝倉「そこは全員集合って言うべきでしょ」
古泉「そろったみたいですね。こちらのかたが今回の身の回りなどを世話してくれるかたです。
     女性のかたが森さんで男性のかたが荒川さんです」
ヨロシクオネガイシマース
鶴屋「それじゃあ乗ろうか!」
みくる「大きい車ですねぇ」
長門「乗り込む」
ハルヒ「よーし、それじゃあ雪山に向かってレッツゴー!」
「おー!」

731 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2008/11/20(木) 20:59:32.92 ID:QvuB6nYh0

ハルヒ「着いたぞー!」
朝倉「雪よ!」
長門「雪だー」
みくる「あ、三人とも走ると危ないですよぉ」
トテテテテテテ    コケッ   ドサッ
鶴屋「あっはっはっは! 早速転んでる!」
古泉「見事に三人並んでこけましたね」
キョン「見事だな」
ハルヒ「雪だー!」
長門「私の名前は」
朝倉「有希ね」

733 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2008/11/20(木) 21:04:57.28 ID:QvuB6nYh0

古泉「荷物運びますか」
キョン「なんかすごい損な役回りだ」
みくる「私も手伝いますから」
鶴屋「雪球をくらえー!」
ハルヒ「うお! つめたっ!」
朝倉「長門さん、一度投げた雪球をとって投げ返すのは卑怯よ!」
長門「出来ないのが悪い」

キョン「ふぅ、これで全部か」
古泉「そうですね」
荒川「それでは私は森とともに食材を買ってまいります」
みくる「よろしくお願いしますぅ」

ハルヒ「あ、食べもの買いにいくの? ならゴニョポニョゴニョ……」
荒川「……かしこまりました」

734 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2008/11/20(木) 21:10:16.50 ID:QvuB6nYh0

キョン「俺も外に出てみるkぶふぉ!」
ハルヒ「とろいわよ! 的でしかないわね!」
鶴屋「とりゃ!」
朝倉「甘いわ!」
長門「背面キャッチ」
みくる「みんな、楽しそうですねぇ……よーし。私も! えいっ!」
古泉「僕も頑張りますか。やっ!」
キョン「……やり返してやろうじゃあないか。うりゃっ!」

ハルヒ「寒いー」
キョン「はしゃぎすぎたな……フェックシュン!」
朝倉「気づけば身体びしょびしょ……」
長門「風邪をひいてしまう」
森「お風呂の準備が出来てますよ」
鶴屋「さっそく使わせてもらうにょろ……」

736 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2008/11/20(木) 21:14:00.90 ID:QvuB6nYh0

ハルヒ「お風呂は……一個よね」
鶴屋「さすがにふたつはないね」
キョン「よーし、一緒にはいろうかー」

キョン「うーん……」
古泉「長門さんの素晴らしいボディブローでしたね」
キョン「冗談だったのに……」
古泉「顔が本気でしたよ」
キョン「うーん……ヘックシュン!」

ハルヒ「あぁ……極楽極楽」
朝倉「暖まるわねぇ」
みくる「そうですねぇ」
鶴屋「露天風呂もあるみたい」
長門「いい湯だな……」

738 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2008/11/20(木) 21:18:12.50 ID:QvuB6nYh0

ハルヒ「あぁ……」
朝倉「星が綺麗ね」
みくる「街からそこそこ遠いみたいですからね」
鶴屋「ムニャムニャ……」
長門「……ボー」

キョン「あ、ちょ、待て」
古泉「いくらでも待ちますよ」
キョン「……ここだ」
古泉「残念。これをこうすれば終わりです」
キョン「くそぉ、なんでお前は将棋がそんなに強いんだ」
古泉「あなたが弱すぎるってこともありますよ」
キョン「俺はそんなに弱くないとは思うけどなぁ……」

740 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2008/11/20(木) 21:23:42.26 ID:QvuB6nYh0

キョン「……一応聞いておくが森さんと荒川さんって」
古泉「ええ、いわゆる『機関』の人間です」
キョン「だよな。お前個人の知り合いでメイドさんと執事なんていたらおかしいもんな」
古泉「珍しいといえば珍しいですからね」
キョン「……遅いな。女ども」
古泉「そうでもないですよ。ほら、浴場のほうからドタドタと」
ドタドタドタドタ
ハルヒ「キョン! 有希がのぼせたわ!」
キョン「ぬお! なんだその格好は!」
朝倉「団扇か何か取ってきて!」
古泉「ええ、わかりました」
キョン「そうだ、ビニールに雪でもつめるか。有希だけに」
朝倉「死ね」
キョン「すみません。ビニールとってきます」

742 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2008/11/20(木) 21:28:42.33 ID:QvuB6nYh0

長門「うーん……」
鶴屋「あっはっは! のぼせるまで我慢することはなかったのに!」
みくる「大丈夫ですかぁ?」
長門「平気……でもない」
朝倉「バカが雪持ってきたわ」
ハルヒ「あと団扇」
キョン「濡れタオルもってきたz」
朝倉「入るな!」
キョン「はい、すみません。ここにおいておきます」
鶴屋「キョンくん威厳なしだね」
ハルヒ「全く……。いい夜空だとは思うけどのぼせるまで入ることはないのよ」
長門「面目ない」
みくる「今度から気をつけないとですよぉ」
朝倉「んー、なんだか湯冷めしたわね」
鶴屋「もう一度温まるにょろ」

743 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2008/11/20(木) 21:34:20.55 ID:QvuB6nYh0

キョン「……」
古泉「……その顔でいたらまた殴られますよ」
キョン「……俺だって頑張ってるんだよ」
荒川「そろそろ夕食の支度が出来ますが……」
古泉「すみませんがもう少し待っててもらえますか? せめてお風呂には入りたいので」
キョン「畜生! なんで風呂がこんなに長いんだ!」
ハルヒ「なに怒鳴ってるのよ」
鶴屋「ふー、いい湯だったにょろ」
長門「待たせたな」
みくる「どうぞ、入ってきてください」
朝倉「キョン君は外で埋まっててもいいわよ」
キョン「ははは、ご冗談を。じゃあちょっと入ってくるぞ!」
ハルヒ「ん? 夕食出来てるの? なら食べましょうか」
キョン「殺生な! 待っててくれよ!」

キョン「お風呂の栓が抜かれてる……だと?」
古泉「やられましたね。シャワーと露天風呂で済ませましょう」

745 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2008/11/20(木) 21:37:49.75 ID:QvuB6nYh0

ハルヒ「よーし、みんな揃ったわね! それじゃあ食べるわよ!
イタダキマース
キョン「おお、うまい……」
古泉「さすがですね」
長門「……」モグモグ
朝倉「長門さん、誰も盗らないからゆっくり食べなさい」
みくる「これもおいしい。これもおいしいですねぇ」
鶴屋「毎日食べたいくらいの食事だねー」

ハルヒ「よし、じゃあ飲むわよ」
キョン「あん?」

746 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2008/11/20(木) 21:44:10.97 ID:QvuB6nYh0

一時間後……
ハルヒ「うまいのぉ……」
朝倉「あっはっはっはっはっはっはっはっは! あっはhh」
鶴屋「おなかが膨れるたぬきみたいーにゃはははははは!」
みくる「Zzz……」
古泉「ひどいありさまですね」
キョン「やれやれ全くだ」
朝倉「ちょっと横になろーっと」
長門「お酒はりいまーす♪」
朝倉「ガボガボガボガボ」
キョン「そこ! インしちゃだめ! 森さんと荒川さんもどうにかしてください!」
古泉「さっき寝室に戻りましたよ。二人とも眠いそうです」
キョン「大人酒弱すぎだろぉ!」
鶴屋「おい、坊主も一杯……飲まないか?」
キョン「誰ですか、あなたは」

750 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2008/11/20(木) 21:49:31.32 ID:QvuB6nYh0

ハルヒ「この酒、うまいのぉ」
キョン「はい! おしまい! お酒終了のお知らせ!」
ハルヒ「およ! およよよよ! ふうぅ……うわーん! おざげどられだー!」
キョン「泣くな! 面倒だな、おい!」
古泉「いやー! お酒って本当にいいですね!」
鶴屋「わかってるじゃないか、小僧!」
キョン「ああ、もういやだこの空間……」
長門「そこのおにーさん! 一杯いかがですか?」
キョン「せっかくですげ遠慮します」
朝倉「ぐるぐるぐるぐる世界がまわるー!」
みくる「Zzz……もう食べれないですぅ……ムニャムニャ」
ハルヒ「おざげがえじでー!」
キョン「わかったからほら、顔を拭け。ひどいぞ」
ハルヒ「う? チーン うぅ……」
キョン「鶴屋さんもそれ以上お酒を勧めないでください」

751 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2008/11/20(木) 22:00:03.91 ID:QvuB6nYh0

猿さんいただきましたー。解除されたかな?

鶴屋「わしの酒が飲めんというのか坊主!」
キョン「未成年ですから! ほら、次は古泉!」
古泉「いやですねー。僕は全然酔ってないですよ! キ ョ ン く ん ♪」
キョン「きめぇ。寄るな」
古泉「本気で傷つきましたね。今のは」
キョン「素なのか酔っ払いなのかはっきりしてくれ」
長門「ねぇお兄ちゃん。お姉ちゃんが歌ってるよ?」
キョン「ああ、その響き……誰がお兄ちゃんで誰がお姉ちゃんだ?」
長門「ほら、あそこ」
朝倉「純情プレパラート 頭の中はいつも一人よ 純情プレパレート!」
キョン「うわぁ、気持ち良さそうに歌ってるなぁ……。なんだか喉が渇いたな」
ハルヒ「どうぞ」
キョン「ああ、ありがと。ゴクゴク……ぷはぁ!」
鶴屋「よ! 男前! いい飲みっぷりだ!」
キョン「……飲んじまったよ」

754 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2008/11/20(木) 22:07:21.04 ID:QvuB6nYh0

ちょっと投下速度ゆっくりにしますね。

一時間後……
キョン「いやっほおおおぅぅ!!」
ハルヒ「いえーい!」
朝倉「お酒一杯であんな風になるなんてかわいそうな人たちね。長門さん」
長門「そうだね。お姉ちゃん」
鶴屋「いいか! 男っていうのは信念を曲げちゃならねぇんだよ!」
古泉「はい、わかります!」
みくる「ムニャムニャ……」
キョン「ハルヒー!」
ハルヒ「キョーン!」
ガシ
ハルヒ・キョン「アハハハハハハハハハ……」
長門「おねぇちゃん。あの人たち抱き合って回ってるよ?」
朝倉「みちゃだめよ」

755 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2008/11/20(木) 22:15:22.18 ID:QvuB6nYh0

鶴屋「それでしてしかば! ……う? 酒がないぞよ」
古泉「ないですね。どこにも……」
ハルヒ「キョンー……ムニャムニャ」
キョン「ハルヒー……ムニャムニャ」
長門「抱き合ったまま寝ちゃったよ?」
朝倉「寝かせておきなさい。私たちもそろそろ寝るわよ」
長門「わかった! おねぇちゃん!」
みくる「……んー……なんだか頭がぼんやりしてますねぇ……。
     ……寝ましょう。きっとこれは夢に違いないです……。Zzz……」
鶴屋「酒がなけりゃどうすればいいと思う?」
古泉「……! 作るんですか!?」
鶴屋「そうだ! その意気だ! しかしだ、ここで残念なお知らせがある」
古泉「……なんですか?」
鶴屋「眠い」 バッターン
古泉「鶴屋さん! ええ、私も寝ますよ! 寝ることに男の道見つけたり!」バッターン

758 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2008/11/20(木) 22:21:58.35 ID:QvuB6nYh0

そして夜が明けた……
森「……」
荒川「……」
森「……とりあえず食器を片付けますね」
荒川「……私はゴミを片付けます」
ガサゴソ
みくる「ん……。ふあぁぁ……。お早うございます」
荒川「おはようございます」
みくる「……ひどいですね」
荒川「ええ、ひどいです。朝食の前にお風呂でもどうですか?」
みくる「そうですね。入らせてもらいます……」

760 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2008/11/20(木) 22:28:04.64 ID:QvuB6nYh0

ハルヒ「……ん、ここは……」
みくる「大丈夫ですかぁ? 寝室ですよ」
ハルヒ「あれ、昨日私はお酒を飲んで……なんだろう、思い出したくないような思い出したいような」
みくる「それがいいと思いますよ」
ハルヒ「みんなだめになってるのね……。男どもは?」
みくる「二人とも寝ていますよ」
ハルヒ「そう。なら私ももうすこし寝るわ……ムニャムニャ」
みくる「……言うが早いですね」

朝倉「ん……んーっ」
みくる「お早うございます」
朝倉「お早うございます。朝比奈さんだけかしら」
みくる「涼宮さんは一度起きましたがすぐに寝ちゃいましたよ」
朝倉「そう……。お風呂沸いてるかしら」
みくる「はい、朝入ったときは沸いてましたよ」
朝倉「それじゃあちょっと入ってくるわ」
みくる「いってらっしゃい」

763 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2008/11/20(木) 22:41:29.40 ID:QvuB6nYh0

長門「……」ムクリ
みくる「おはようございます」
長門「朝倉は?」
みくる「お風呂に入ってます」
長門「私も行ってくる」
みくる「はい、いってらっしゃい。ふふふ」
長門「何か?」
みくる「仲がいいですねぇ」
長門「! べ、別にそういうわけじゃないんだからね!」
タッタッタッタ
みくる「ふふふ、かわいい」

765 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2008/11/20(木) 22:53:35.42 ID:QvuB6nYh0

途中送信しちゃった

男子部屋
キョン「んー……。ここは……寝室か」
古泉「Zzz……」
キョン「古泉はまだ寝てるのか。……眠気覚ましに風呂でも入るかな」
パタパタ
キョン「一番風呂かな」
ガラリ
キョン「……おや、先客がいるようだな」
キョン(先客がいる→男は三人→そのうち二人は寝てるのと仕事中だろう→ということは……)
キョン「そーっと出れば問題ないな……」
朝倉「長門さーん? そこにいるの?」
キョン「!?」
朝倉「早く入ってきなー!」
キョン「どうするの俺、どうするの!?」

766 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2008/11/20(木) 22:59:34.62 ID:QvuB6nYh0

キョン( A ここでハンサムな俺がひらめく
     B 仲間が助けてくれる
     C 現実は非常である
     やはりここはAであるべきなのだろうが俺にはそんなもの浮かばない!
     Bは……期待薄か! ならばCだ……)
ガラリ
長門「……」
朝倉「長門さん? どうかしたの?」
キョン「! !! !!!!」
長門「問題ない。今、入る」
朝倉「早くきなー。気持ちいいわよ」
長門「……」チョイチョイ
キョン「?」
長門「貸し1」ボソボソ
キョン「なっ!」

767 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2008/11/20(木) 23:05:35.30 ID:QvuB6nYh0

朝倉「あれ? 誰かと一緒?」
ガラリ
キョン「あ」
長門「あ」
朝倉「あ」
キョン「……」
長門「……」
朝倉「……」
ピシャン
キョン「……失礼しましたぁー!」
長門「……」
朝倉「……れた」
長門「なに?」
朝倉「見られた」
長門「見られた」
朝倉「私の……見られたぁ!」

769 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2008/11/20(木) 23:15:06.97 ID:QvuB6nYh0

長門「落ち着いて」
朝倉「見られたのよ! キョン君に!」
長門「大丈夫」
朝倉「大丈夫じゃないわよ! 今ごと必死に長期記憶に移行させてるんだわ!」
長門「そんなことはない」
朝倉「なんでそういえるのよ! ああ、もうどんな顔を合わせればいいのかわからないわ!」
長門「大丈夫」
朝倉「なにがよ!」
長門「見られて困るような身体ではない」
朝倉「なっ! うっ! ……え?」
長門「自慢してもいいような身体つきだから」
朝倉「そ、そうかな……」
長門「ただし胸部は残念賞」
朝倉「あなたに言われたくないわ!」
長門「私は問題ない」

770 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2008/11/20(木) 23:22:43.58 ID:QvuB6nYh0

朝倉「な、なんで問題ないのよ」
長門「私は宇宙人。変えようと思えば……」
朝倉「はっ、そうか。いくらでも変えられる」
長門「とりあえずお風呂に入る」
朝倉「あ、ええ、気持ちいいわよ」
長門「朝の風呂はいい」
朝倉「目も覚めるしねぇ」
長門「外は静か。シンとする静けさの中はいる風呂は格別」
朝倉「空も晴れてるしいいわね」
長門「入ろう入ろう」
朝倉「よっこいしょ……」
長門「ああ……」
朝倉「……気持ちいい」
長門「……」
朝倉「……って結局キョン君に見られたことには変わりないわね」

772 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2008/11/20(木) 23:29:43.20 ID:QvuB6nYh0

一方そのころ
鶴屋「Zzz……」
みくる「起きませんねぇ」
ハルヒ「まぁ……いいじゃない……」
みくる「大丈夫ですか?」
ハルヒ「だめ……頭がぁ……」
みくる「無理しないほうがいいですよぉ」
ハルヒ「そう……する……」
バタンキュー
ハルヒ「Zzz……」
みくる「そういえばあちらのお二方は起きたのでしょうか……」
テッテッテ  コンコン
キョン「どうぞー」
みくる「失礼します。あ、古泉君はまだ……」
キョン「多分起きないでしょう」

773 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2008/11/20(木) 23:37:37.86 ID:QvuB6nYh0

みくる「あちらも涼宮さんと鶴屋さんはダウンしてますね」
キョン「そうですか……」
みくる「朝倉さんと長門さんは割りと平気でしたね。お風呂に行きましたよ」
キョン「ええ、知ってますよ」
みくる「あれ、会ったんですか?」
キョン「ええ、会いましたよ」
みくる「そうだったんですか」
キョン「朝比奈さん」
みくる「なんですか?」
キョン「俺が死んだら黙ってPCのHDDと机の下の戸棚の中身を全部処理してください」
みくる「え?」
バッターン
朝倉「キョンくーん」
キョン「ヤァ、キョウモキュートダネ」
朝倉「あらぁ、ありがとう。さぁ、外に行きましょうか……」
キョン「やめてー! 不可抗力だったんだよー!」

二日目。ハルヒがまともに行動できず特になにもなく終わる

846 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2008/11/21(金) 20:01:08.04 ID:Js9v2DLc0

三日目
ハルヒ「いやっほおおおおおうぅぅぅぅ!」
キョン「昨日が嘘みたいなはしゃぎっぷりだ」
朝倉「昨日の分を取り戻さないとね」
鶴屋「スキー道具借りてきたよー! さあさあ着替えるっさ!」
長門「スキー」
みくる「久しぶりですねぇ」
キョン「子どものころにやったきりだからなぁ」
古泉「同じくです」
ハルヒ「さぁ今日は滑りまくるわよー!」

848 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2008/11/21(金) 20:05:30.53 ID:Js9v2DLc0

ハルヒ「お先に失礼!」
朝倉「待ちなさい!」
長門「誰よりも早く」
鶴屋「まてーい!」

キョン「リフトから降りたと同時にすごいスピードで下って行ったぞ」
古泉「まぁある程度は予想済みでしたけどね。朝比奈さんは行かれないのですか?」
みくる「あんなに早く滑れないですよぉ」
キョン「後発組は後発組らしくゆっくり滑るか」

キョン「……なんか前方に見覚えのあるウェアを来た人がいるのだが」
古泉「見事に頭から突っ込んでますね」
みくる「早く助けないと!」
ザックザックザック
朝倉「助かったわ……」
キョン「どうしたんだ。開始早々」
朝倉「エロキョン……。長門さんにやられたわ」

851 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2008/11/21(金) 20:09:18.99 ID:Js9v2DLc0

キョン「助けてやったのにそれかよ……」
古泉「長門さんに……ですか?」
朝倉「ええ、調子よく滑ってたら後ろからその……」
みくる「その?」
朝倉「その……突然叩いてきてびっくりして転んだのよ」
キョン「長門が叩いてきたのか」
古泉「長門さんがそんなことしますかね」
朝倉「……あれはどんな手を使ってでも一番になるって目だったわ」
みくる「長門さんもずいぶん性格変わりましたね」
キョン「新たな被害者が出てそうだな。急ぐか」

853 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2008/11/21(金) 20:13:25.13 ID:Js9v2DLc0

時既にお寿司。
申し訳ありませんが次スレは落としちゃってください

キョン「第二被害者発見!」
古泉「あれは大丈夫でしょうか」
朝倉「木にぶつかって上から雪が降ってきたって感じね」
みくる「とりあえず早く助けましょう!」
ザックザック
鶴屋「あひゃひゃひゃひゃ!」
キョン「大丈夫……ですね」
鶴屋「いやー、はるにゃんと体当たり勝負してたら負けちゃったよ!」
古泉「それで木に激突した、ということですか」
みくる「よく無事でしたねぇ」
鶴屋「どうにかこうにかってとこね! 助かったよ!」
朝倉「あとの二人が心配ね……」

854 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2008/11/21(金) 20:18:14.65 ID:Js9v2DLc0

ハルヒ「遅いわよ! どんだけトロトロしてるのよ!」
キョン「お前らが早いんだろ」
朝倉「で、どっちが勝ったの?」
長門「もちろん私」
ハルヒ「悔しいわ……・」
鶴屋「意外と早いんだねぇ」
みくる「もう一回上に行きましょうか」
古泉「今度はゆっくりいったらどうですか?」
ハルヒ「……そうするわ。二度も負けたら落ち込むものね」
朝倉「そうと決まればいざリフトへ!」
鶴屋「のりこめー!」
長門「乗り込む」
ハルヒ「あ! ちょ、待ちなさい! 待ってってばー!」
みくる「……結局さっきと変わりませんね」
キョン「やれやれ。別行動にしておくか」
古泉「同感です」

855 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2008/11/21(金) 20:24:07.55 ID:Js9v2DLc0

そして数時間後……
ハルヒ「最後は並んで滑るわよ」
キョン「それもそれで迷惑だと思うが」
鶴屋「今日はたっぷり滑ったからもう競争する体力もないよ」
朝倉「へとへとね。早くお風呂に入りたいわ」
長門「お風呂で遭遇」
朝倉「キョンのバカヤロウ!」
キョン「なんもいってないぞ!」
みくる「お風呂で何かあったんですか?」
古泉「詳しく聞かせてほしいですね」
ハルヒ「夕食の時に話をすればいいわ。さぁ滑るわよ! ラスト滑り!」
朝倉「それにしても本当に滑るの好きね」
ハルヒ「うん! だってスキーが好きだから! なんちゃって」

856 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2008/11/21(金) 20:29:54.79 ID:Js9v2DLc0


キョン「おい! ハルヒ! お前のせいだぞ!」
ハルヒ「すみません……。つい出来心で」
朝倉「さっきまで雲ひとつなかったのに今は1メートル先も見えないわ……」
長門「山の神がきれた」
古泉「とりあえずゆっくり下へ行きますか」
鶴屋「手を離しちゃだめにょろ!」
みくる「なんだか眠くなってきました……」
キョン「だめー! 朝比奈さん帰ってきてー!」
長門「ご臨終です」
みくる「殺さないでください。しかし本当にへとへとで……」
古泉「確かに早く降りないとまずいですね。体力的に」
朝倉「責任取りなさいよ。ハルヒ」
ハルヒ「今思ったんだけど言ってもいい?」
鶴屋「なにさ」
ハルヒ「八甲田山みたい」

860 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2008/11/21(金) 20:34:44.68 ID:Js9v2DLc0

キョン「不吉にもほどがある!」
朝倉「もうあんた黙ってろ!」
長門「発言禁止」
ハルヒ「ごめんなさい……」
鶴屋「とりあえず遭難にはならないようにしないと……」
みくる「でも普通に下ってけば麓に着きますよね?」
古泉「ナナメに進んでいたらだめですけどね」
朝倉「なるべく地面と平らに移動しないと」
ハルヒ「こr」
キョン「喋るな」
ハルヒ「……」
鶴屋「あと下までどれくらいだろう」
長門「私の勘では残り86メートル」
みくる「やけに具体的な数字ですね」
古泉「ということはあとちょっとですね。頑張りましょう」

861 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2008/11/21(金) 20:39:29.39 ID:Js9v2DLc0

キョン「……もう過ぎたよな。86メートル」
朝倉「そうね。もうそのくらい歩いててもおかしくないけど」
長門「……エラー」
鶴屋「ゆきにゃんGSPが壊れた!」
みくる「長門さんだけが頼りなんですよぉ!」
古泉「何があったんですか?」
ハルヒ「m」
キョン「黙ってろ」
ハルヒ「……」
長門「私たちは同じ場所にいる」
朝倉「……つまり?」
長門「私の勘では残り86メートル。つまり私たちはその場足フミをしている」
キョン「そんなはずないだろ。確かに下ってるぞ」
古泉「いくら吹雪きだからって同じとこにいるってのはないと思いますが」
長門「そんなこと言われても……」

863 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2008/11/21(金) 20:44:26.04 ID:Js9v2DLc0

みくる「つまりこれって遭難ってことですよね」
ハルヒ「! !!」
キョン「何ない胸張ってるんだ」
朝倉「エロキョンは黙ってなさい」
長門「ずばり遭難」
鶴屋「困ったねぇ。どうしよっかー?」
古泉「その割りには笑顔ですね……」
朝倉「この場で留まってたら凍え死んじゃうわね」
長門「どこか雪がしのげる場所があれば……」
ハルヒ「あ、あれ!」
キョン「黙って……ん? もしかして麓の灯りか?」
みくる「助かりましたね!」
ザックザックザック……
朝倉「……」
古泉「どうかしましたか?」
朝倉「……いえ、なんでここからよりも上の地点に灯りがあるのかしらと思ったのよ」

866 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2008/11/21(金) 21:00:54.45 ID:Js9v2DLc0

猿襲来

ハルヒ「でっかい……」
キョン「洋館だな……」
長門「お邪魔します」
朝倉「ちょ、何普通にはいってるのよ!」
長門「寒いから」
みくる「中は暖かいですねぇ」
古泉「鍵が空いていたということは中に人がいるのでしょうか」
鶴屋「だっれかいませんかー!!」
シーン
キョン「誰もいないみたいだな」
鶴屋「遭難したので上がらせてもらいますよー!! これでよしと」
みくる「よし……なんですか?」
朝倉「とりあえずこの服を脱いだほうがいいわね」
長門「同感」
ハルヒ「……」

867 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2008/11/21(金) 21:04:33.83 ID:Js9v2DLc0

ハルヒ「みんな聞いて」
キョン「なんだ?」
朝倉「おなか減った?」
長門「トイレ?」
鶴屋「ヒマ?」
古泉「寒いんですか?」
みくる「眠いんですか?」
ハルヒ「違うわよ! もっと重要なことよ!
       もしかしたら私……願望を叶える能力があるかもしれないわ!」
………………
キョン「ハハッ、ワロス」
みくる「気を確かに持ってください」
鶴屋「はるにゃんは冗談がうまいなぁー」
古泉「全く持って同感です」
朝倉「そんな下らないことよく言えるわね」
長門「もしかして:バカ」

871 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2008/11/21(金) 21:12:22.23 ID:Js9v2DLc0

ハルヒ「だってだってー!」
キョン「はいはい、とりあえず探索でもするか」
みくる「そうですね。もしかしたら人がいるかもしれないですし」
古泉「同感です。二組に分けますか」
朝倉「どうやって分けようかしら」
長門「グッパー」
鶴屋「じゃあいくよー! ぐっぱー……」
長門「!」 キュピン

キョン「ということでこっちが俺、長門、朝倉、朝比奈さん、古泉で」
鶴屋「こっちがあたしにはるにゃん」
ハルヒ「なんかバランス悪くない?」
キョン「自分のジャンケン運を恨め。ということで俺たちは二階に行ってみるわ」
鶴屋「探索終わったらまたここに集合にょろ」
みくる「では三十分後にまたここで」

873 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2008/11/21(金) 21:21:29.27 ID:Js9v2DLc0

テクテクテク
キョン「……ナイス長門」
長門「私にとっては朝飯前」
古泉「まさかあんなこと言い出すとは思いませんでしたね」
朝倉「どうするのよ。ねぇどうするの!」
みくる「緊急事態ですよ」
キョン「とりあえずはごまかしたがこのあとどうするんだ……」
朝倉「多分今頃鶴屋さんに必死になって説明しているわね」

ハルヒ「ヒックシ!」
鶴屋「寒いにょろ?」
ハルヒ「いや、大丈夫よ。でねでね! 私が遭難するかもなーと思ったら! 遭難するし……」

キョン「鶴屋さんには悪いことをしたな」
長門「惜しい人を……」
朝倉「死んでないから」

874 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2008/11/21(金) 21:30:45.65 ID:Js9v2DLc0

みくる「それにしても上の階は普通の部屋ばかりですねぇ」
キョン「このままホテルでも営業できそうだな」
朝倉「ここは一体なんなのかしら」
古泉「閉鎖空間……というわけではないですね」
長門「電波の混乱により現在位置が特定できない」
キョン「電波の混乱?」
長門「何かが私の邪魔をしている」
朝倉「何かって、あなたの邪魔できるほどの存在がどれくらいいるっていうのよ」
長門「ごく僅か。だと思いたい」
キョン「思いたいかよ」
みくる「……もしかしたら私も未来との道が途切れている可能性も」
古泉「試してみます?」
みくる「もしもそうだったら怖いのでやめておきます」
キョン「ふむ。二階は寝室だけのようだな」
朝倉「この館は一体なんなのよ……」

876 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2008/11/21(金) 21:38:08.03 ID:Js9v2DLc0

キョン「さてと、これから戻るに当たってハルヒの扱いをどうするかだな」
古泉「笑い飛ばしてもいいですがこれで閉鎖空間が発生しようものなら困りますからね」
朝倉「うまく扱わないといけないわね……」
みくる「本当にここは涼宮さんが生み出した場所なんでしょうか」
古泉「可能性としては十分ありえますね。その場合はこの建物は本当に普通の建物ですが」
キョン「それだと長門の電波混乱の説明がつかなくなるんじゃないか?」
朝倉「案外悪天候だからって理由かもね」
みくる「そんなまさかぁ」
キョン「そんなことないよな? ……長門?」
長門「……いい考えが閃いた」
朝倉「いい考え?」
長門「この場所から脱出する方法」
キョン「ほう、聞かせてもらおうか
長門「ゴニョゴニョ」
みくる「……成功するでしょうか」

さらに投下速度遅くなるかも

880 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2008/11/21(金) 21:46:08.67 ID:Js9v2DLc0

三十分後
ハルヒ「あら、早かったわね」
キョン「時間丁度くらいだろ」
古泉「何か収穫ありました?」
ハルヒ「それがね! 私の願望どおりなのよ!
        お風呂場から食堂、カラオケルームまであるわよ!」
朝倉「ほほう、願望どおりなのね」
長門「それは興味深い」
みくる「もっと聞かせてもらえますか?」
ハルヒ「やっと信じる気になったのね! 最初は私が吹雪になったら面白いなーって思ってたのよ!
      そしたら突然吹雪が起きたわ! で、次にこんな状況で遭難するんだろうなーって思ったのよ」
キョン「なんで思っちまったんだよ」
ハルヒ「仕方ないでしょ。状況が状況だったし。えーっと、遭難したわけね。その後まさかと思って
      暖かい寝床が人数分ある素晴らしい館でも出ないかしらーと思ったら!」
朝倉「ここが出たと」
ハルヒ「その通り!」

883 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2008/11/21(金) 21:53:12.14 ID:Js9v2DLc0

ハルヒ「いやー、まさかこんな隠れた能力が私にあるなんて思いもよらなかったわ!」
長門「だったら吹雪が止んで遭難しなくなって館がないと思えば全て元通り」
朝倉「おー、長門さん頭いいなー」
キョン「すごいなーかっこいいなー」
みくる「さすがですねー」
古泉「これはもう実行するしかないですね」
鶴屋「そこに痺れるゥ憧れるゥ!」
長門「ドードードー」
ハルヒ「それもそうね。待ってる人たちも心配しているだろうし帰ったほうがいいわね。
      よーし、願うわよー。麓に移動しろー麓に移動しろー麓に移動しろー!」
ピカー
キョン「な、なんだ。ハルヒが光に包まれてうわあああああぁぁぁぁ……」

「も……し……」
キョン「ん……?」

886 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2008/11/21(金) 22:02:02.13 ID:Js9v2DLc0

森「もしもし? 生きてますか? お墓立てますか?」
キョン「立てなくて大丈夫そうです。ここは……」
森「別荘の前ですよ。ドサって音がしたので見に来たら……」
キョン「他のやつらは……みんないるな」
森「もう。夕食作るのに忙しいんですから悪ふざけはよしてください」
テクテクテク
キョン「……あ、みんなを起こさないと」

ハルヒ「んー……」
キョン「おら、起きないと風邪引くぞー」
みくる「起きませんねぇ」
朝倉「このまま置いてく?」
長門「雪に埋める」
鶴屋「……なんか光がピカーしたのは覚えてるんだけど」
古泉「悪い夢でも見てたんですよ」

888 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2008/11/21(金) 22:07:10.22 ID:Js9v2DLc0

ハルヒ「……あれ、ここは?」
キョン「別荘の前だよ。なんでこんなとこに寝てるんだ?」
ハルヒ「へ? 寝てる?」
古泉「覚えてないんですか? まぁ無理もないですね」
朝倉「あの時ハルヒと鶴屋さんは最後だーって言って猛スピードで滑っていったのよ」
みくる「そ、それで体当たりに夢中で途中の木に頭をぶつけて……」
キョン「そういうわけだ。で、気絶した二人をここまで運んできたんだよ」
鶴屋「なんで雪に転がされてたのさ」
朝倉「雪に埋めようと思ったのよ。割りと本気で」
ハルヒ「あれー……なんか吹雪に巻き込まれなかった?」
キョン「はぁ? 空を見ろよ。この夕焼け空を」
古泉「残念ですが吹雪なんてありませんでしたよ」
朝倉「起きたら風呂に入るわよ。すっかり冷えちゃったわ」
ハルヒ「え、うん。私も入るわー!」
長門「……単純バカ」

891 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2008/11/21(金) 22:11:38.21 ID:Js9v2DLc0

キョン「……これでよかったのか?」
古泉「とっさの割りには上出来だったと思いますよ」
キョン「とてもじゃないがごまかしきれないような気がする」
古泉「あとは涼宮さんの純粋さを信じるしかありませんね」
キョン「鶴屋さんのほうは……」
古泉「あのかたは多分気づいていると思いますよ」
キョン「もしかしたら最初から気づいてたのかもな」
古泉「あのかたなら十分ありえます」

ハルヒ「それでね! なんかこう広々した洋館があったのよ!」
みくる「変わった夢ですねぇ」
鶴屋「私も同じだったけどなー」
朝倉「二人して頭ぶつけてたから共通夢でも見たのよ」
長門「……」

892 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2008/11/21(金) 22:18:50.28 ID:Js9v2DLc0

ハルヒ「というわけで疑惑だらけの三日目が終わったけど」
キョン「まとめるものなんてないだろ。というか早く寝ようぜ」
古泉「僕もさすがに疲れましたよ……」
長門「休息は大事」
鶴屋「明日も少しなら遊べるからそれに備えるにょろ」
みくる「明日は普通に雪だるまでも作っていたいです」
朝倉「私もそうしたいわ……」
ハルヒ「しょうがないわねー。じゃあ明日に備えて就寝!」
「おー」
Zzz……

三日目終了

894 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2008/11/21(金) 22:26:21.02 ID:Js9v2DLc0

四日目
ハルヒ「ということで雪だるまつくるわよ!」
キョン「あのバカ完全に忘れてるぞ」ヒソヒソ
朝倉「びっくりするほど単細胞ね」ヒソヒソ
長門「キョンのせいで」ヒソヒソ
ハルヒ「そこぉ! ヒソヒソ話は大声でしなさい!」
みくる「それヒソヒソじゃないですよぉ」
鶴屋「とりあえずどのくらいのやつ作ろうか?」
古泉「あまりにも大きすぎると頭が持ち上がりませんよ」
ハルヒ「まぁとりあえずは私たちくらいの高さでいいわよ。さぁまずは土台作りよ!」
キョン「やれやれ、元気なもんだな」
朝倉「今のうちかもしれないわよ。精一杯はしゃがないとね」
キョン「言われなくてもそうさせてもらうよ!」

895 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2008/11/21(金) 22:28:57.57 ID:Js9v2DLc0

>>893
終わったよ! 終わったんだよ!
ということで終わりました。
スレの残り的にも新しい話に入ると中途半端になりそうですし新しいスレでやる気もないのでここでおしまいです。
長い間保守してくれたかた、読んでくださったかた、本当にありがとうございました

897 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2008/11/21(金) 22:33:44.82 ID:Js9v2DLc0

>>896
終わりです!
雪山症候群で終わりです!

もうネタ浮かばないの……



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