キョン「百合万歳!薔薇万歳!」長門「万歳」


メニュー
トップ 作品一覧 作者一覧 掲示板 検索 リンク SS:キョン「……何してんだ?佐々木?」 佐々木「>>5」

ツイート

1 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。[] 投稿日:2008/05/20(火) 00:11:32.93 ID:2ZZPqjti0

みくる「キョ…キョンくんの事が好きなんです…っ」
キョン「……」
みくる(…ひゃ…ひゃあ…いちゃった…!どうしようっ…)
キョン「…申し訳ありません、朝比奈さん」
みくる「!」
キョン「俺、異性は萌の対象としか見れないんです」
みくる「…」
みくる「…へ?」

2 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。[] 投稿日:2008/05/20(火) 00:17:50.45 ID:2ZZPqjti0

みくる「あの…つまりそれはどういう…?」
キョン「俺は女性同士でにゃんにゃんな関係に陥る所謂レズもの…もっと柔らかく言えば百合ものが大大大好物なんです」
みくる「…っ!?」がーん
キョン「そして俺自身は男が好きというホモ野郎…古泉は俺の嫁」
みくる「!!??」ががーん
キョン「しかし俺は好きな子では自慰は出来ない類のシャイボーイ…
そこで日々のオカズは萌の対象である百合ものでよろしくやってる訳なんです。OK?」

3 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。[] 投稿日:2008/05/20(火) 00:21:16.58 ID:2ZZPqjti0

みくる「ぜ…ぜんぜんおーけーじゃないですぅ…」
キョン「でも心配しないで下さい!朝比奈さんも良くハルヒやら長門とやらと絡めて楽しませて頂いてます」
みくる「ふ…ふえーん…キョンくんが壊れましたぁ〜」

ガチャ

長門「話しは聞かせて貰った」
みくる「な…長門さんっ!?」
キョン「おー、長門」

5 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。[] 投稿日:2008/05/20(火) 00:24:20.42 ID:2ZZPqjti0

みくる「聞いて下さい長門さんキョンくんの様子が…」
長門「私という個体は男同士の恋愛を想像するだけで異様な程の興奮を覚える」
みくる「!?」
長門「しかし私自身は自分と同じ性別の人間にしか恋愛感情を持てない」
みくる「!!?」

7 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。[] 投稿日:2008/05/20(火) 00:27:27.91 ID:2ZZPqjti0

長門「そしてこれと全く同じ説明をたった私は古泉一樹にしたばかり」
長門「入って来て」
古泉「……」
みくる「な…なんでそんな事をわざわざ古泉くんにまで…」
長門「彼は私に対し恋愛感情を持っていると言った」
キョン「なん…だと!?」

9 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。[] 投稿日:2008/05/20(火) 00:29:19.67 ID:2ZZPqjti0

長門「そして私自身は朝比奈みくる、あなたに対し友人以上の感情を胸に持て余している」
みくる「ほ…ほえぇ!?」
キョン「成る程……こりゃ見事な4角関係ってわけか…」
古泉「……」

17 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。[] 投稿日:2008/05/20(火) 00:33:31.26 ID:2ZZPqjti0

長門「この混沌とした関係をどうにかする術を私は見つける事が出来ない」
長門「協力して」
キョン「あたぼーだぜ長門!要は最終的に俺と古泉、お前と朝比奈さんがスイートラブな関係になり
お互いのカップルの性交をみあったりしちまうスペクタル企画を立て合えるような感じになる様
物事を解決すればいいんだろ?」
長門「…」(こくんこくん)
古泉「そ…それのどこが解決って事になるんですか…」

23 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。[] 投稿日:2008/05/20(火) 00:39:51.44 ID:2ZZPqjti0

キョン「そういう訳だ、さあ古泉さっさと恋人の契りを交わしちまおうぜ」
古泉「ひ…ひぃい!顔が!顔が異様に近いです!」
キョン「お前がいつもこうして俺を煽ってるんじゃないか…
あれは『キョンくん…僕にキスしてください…もう一樹我慢の限界!』の意なんだろ?何をいまさら…」
古泉「何なんですがその超自己主義解釈は!!」

みくる「ふえぇ…キョンくんが……っひぃあっ!?」
長門「大きくて柔らかい胸。素敵」
みくる「ななな、長門さん…っ一体何を…っひんっ!」
長門「貴女の胸を揉んでいる」
みくる「それは分かってますぅ!や、止めて下さい!おかしいですこんなっ…」

スタスタスタスタ

長門「!」
キョン「!」

25 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。[] 投稿日:2008/05/20(火) 00:44:05.94 ID:2ZZPqjti0

キョン「これはっ…」
長門「間違いない。これは彼女の足音。涼宮ハルヒはこちらにへと向かって来ている」


ハルヒ「みーんな!元…あら、みくるちゃんに古泉くん、何2人そろって茫然と立っているの?」
古泉「…」(長門さん…既に何時もの位置に腰掛け本を開いている…)
みくる「…」(キョンくんも…何事も無かったかのように机に肘を立てて頬杖をしています…)

36 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。[] 投稿日:2008/05/20(火) 00:53:10.21 ID:2ZZPqjti0

てれれってっれれー 第一回、古泉あんどみくるの作戦会議タイムー

古泉「い…一体、何だったんでしょう、今朝の長門さんと彼は…」
みくる「私にも分かりません…ただ…私…ショックで…」
古泉「そりゃああれでショックを受けない方がおかしいですよ…でも…」
古泉「僕はあの様な本性を曝け出されても、まだ長門さんの事を好きな事をやめれないようです…」
みくる「!」
古泉「可笑しいでしょう?」
みくる「…」
みくる「私も…。それでも私も、まだキョンくんの事が好きで胸が苦しいです…」
古泉「朝比奈さん…」
みくる「えへへ…。考えてみれば私たち、ライバル同士なんですね」
古泉「ええ…お互い、頑張りましょう」
みくる「…はいっ。」


キョン「なあ長門、古泉の乳首吸ったとして何かミルク的な物出るとおもうか?
この疑問のおかげで眠れるに眠れん」
長門「物理的には不可能」

41 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。[] 投稿日:2008/05/20(火) 00:58:11.38 ID:2ZZPqjti0

みくる「…あ、あの…長門さん…」
長門「何か」
みくる「い…今授業中ですけど…何故ここの教室に…」
長門「愛に学年など関係ない」
みくる「いやそういう問題じゃ…あと2人で1つの椅子に座るのは狭いですぅ…」
長門「それは遠まわしに『だったら私の膝に座ればいいじゃないですかぁ』という事を言いたいという事で解釈する」
みくる「し…しないでくださぁい…」

48 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。[] 投稿日:2008/05/20(火) 01:02:42.64 ID:2ZZPqjti0

古泉「あ、先生」
担任「ん?なんだ古泉、トイレか?」
古泉「えっと違います、黒板の字が間違っ…」
キョン「馬鹿野郎!古泉がうんこの類などする訳がないだろう!
百歩譲ってするとしたら俺の顔面にだ!トイレでなど断じて認めん!」
担任「お前…確か5組の…一体どこから湧いて…」
古泉「泣きたい…」

51 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。[] 投稿日:2008/05/20(火) 01:05:37.15 ID:2ZZPqjti0

ハルヒ「ちょっとキョン!今日の授業中どこにいってたのよ!いきなり抜け出して!」
キョン「はっはっは、すまんすまん。急に便意に催されてしまってな」

55 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。[] 投稿日:2008/05/20(火) 01:10:52.33 ID:2ZZPqjti0

古泉「はあ…」
みくる「あ…、古泉くん」
古泉「朝比奈さん…、貴女もここでお昼ですか」
みくる「ここの屋上は人気が少ないですから…あの、落ち着いて食べれるかと…」
古泉「ふふ…、僕も同じような理由です…」


長門「あともう少し強い風が吹けば朝比奈みくるのパンティーが拝める可能性大。野外最高」
キョン「古泉は奴なんでスカート履かないんだろうか…」
長門「購入する勇気が無いと予想」
キョン「なんてシャイな奴なんだ…可愛っ」

64 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。[] 投稿日:2008/05/20(火) 01:15:48.45 ID:2ZZPqjti0

帰宅後

みくる「はあ…今日も一日疲れました…」
みくる「キョンくん…」(おもむろに定期入れに入ったキョンの写真を見つめる)
みくる「何時になったらわたし、キョンくんと幸せに…」
長門「私とだったら今すぐに幸せになれる」
みくる「っひゃっ…ひゃあ!長門さん!?一体どこから…というか挨拶代わりに胸揉まないで下さぁぁい」
長門「一緒に枕投げなどのラブイベントをしてくれるなら解放してあげてもいい」
みくる(ま…枕投げってラブイベントなんですか…?)

69 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。[] 投稿日:2008/05/20(火) 01:20:26.71 ID:2ZZPqjti0

早朝

ジリリリリリリリ

古泉「…ん…」
古泉(ああ…もう朝ですか…壮絶な一日の幕開…)
キョン「古泉ー!お前目玉焼きは半熟派か?それともがんがん火通すタイプか?」
古泉「あ…半熟で…って…ええ!?」ガバッ
キョン「とっとと飯食え!学校に遅れるだろうが!」
古泉「はっ…裸エプロン…しかもそれ僕のエプ…」
キョン「ふっ…お前のエプロンったら俺の股間に見事にフィットしやがる…
物は持ち主に似るってあれ本当だったんだな…このおませさんが」
古泉「そ、そんな言葉はありません!」

76 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。[] 投稿日:2008/05/20(火) 01:27:20.55 ID:2ZZPqjti0

みくる「聞いて下さい古泉くん…実は昨日かくかくしかじかで…結局オールナイトで
枕投げさせられちゃいましたあ…」
古泉「じ…実は僕もかくかくしかじかで…しかも彼の手料理…とてもいただけない…」
みくる「…」(つまり古泉君は朝キョンくんに起こされてキョンくんと共に朝食を…)
古泉「…」(つまり朝比奈さんは昨夜一晩中長門さんと共に…)
みくる(ちょっとだけ…ちょっとだけですが…)
古泉(う…羨ましいかも…なんて…)


キョン「聞いてくれよ長門、実は今日俺古泉の家で朝向かえちまってさー」
長門「私も朝比奈みくると一晩中よろしくやっていた」

85 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。[] 投稿日:2008/05/20(火) 01:35:30.33 ID:2ZZPqjti0

―昼食時―

長門「朝比奈みくる」
みくる「は、はい…何でしょう!」 びくびく
長門「これ」
みくる「?」
長門「食べて」
みくる「ほ…ほぇ…手作りクッキーですか?」
みくる「あ…有り難うございます!」(わ…わたし、少し長門さんの事警戒し過ぎていたかもしれない…)
長門「それを食べた後にやけに身体が熱くなるとは思うが断じて媚薬などではないから
安心して私の所に来て。一緒にどうやったら熱が解消されるかという解決策を探すから」
みくる「…」
長門「…」
長門「私は嘘が下手かもしれない」
みくる「というより少し喋り過ぎなのでは…」

96 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。[] 投稿日:2008/05/20(火) 01:39:50.81 ID:2ZZPqjti0

キョン「ほれ古泉、あーん」
古泉「ひ…っ…」(この弁当は間違いなく彼が手作りしただろう代物…彼の手作り料理はもう二度と口にしたくない…
あれを食べる位だったら僕の方から彼に何かアクションを起こしてこの場をごまかして…)
古泉「あ…あの…もしよろしければ、僕の方から「あーん」をやらせて頂けませんか…?」
キョン「あ…あんあんさせて下さい…だと!?」
古泉「……いいえ、何でも…」

103 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。[] 投稿日:2008/05/20(火) 01:44:07.76 ID:2ZZPqjti0

キョン「おい長門、何読んでるんだ?」
長門「BL同人誌 コンピュータ研究部部長と谷口のドロドロもの」
キョン「マニアックだな」

111 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。[] 投稿日:2008/05/20(火) 01:48:30.18 ID:2ZZPqjti0

長門「朝比奈みくる」
みくる「は、はい!」
長門「一緒に帰宅する事の許可を」
みくる「え…えーっと…」
長門「駄目?」
みくる「う…っ。い…いいですよぅ…」


キョン「古泉!一緒に電車で帰って痴漢プレイと洒落込むぞ!」
古泉「遠慮しときます…」
キョン「これが流行りの遠慮デレって奴か…」

119 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。[] 投稿日:2008/05/20(火) 01:51:09.07 ID:2ZZPqjti0

キョン「星が綺麗だな古泉」
古泉「何故結局僕は貴方と一緒に下校を…それにまだ星なんて出てませんが…」
キョン「ばっ…。そこはお前少しでもエロマンティックなムードを醸し出そうとしてる俺の身になってだな…」
古泉「エ…エロマンティック…!?」

124 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。[] 投稿日:2008/05/20(火) 01:55:33.16 ID:2ZZPqjti0

長門「朝比奈みくるの今日のパンツの色は紫のラメ入りと予想」
みくる「そ…そんなの履きませんよ!ただの白のレース…ッハ!」
長門「…」
みくる「にやってしないで下さい…」


キョン「俺達はノーパン主義だからそんなの関係無いよな!」
古泉「俺…達!?」

132 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。[] 投稿日:2008/05/20(火) 01:59:08.69 ID:2ZZPqjti0

長門「ホモ同人誌萌え」
キョン「今回の組み合わせは?」
長門「シャミセンと谷口」
キョン「お前…谷口ファンなのか…」

135 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。[] 投稿日:2008/05/20(火) 02:05:20.70 ID:2ZZPqjti0

長門「朝比奈みくる」
みくる「は…はい?」
長門「口付の許可を」
みくる「そ…それはいくらなんでも駄目ですうう」

キョン「俺思ったんだが」
古泉「はい?」
キョン「お前がおれの息子を舐めた後に俺が俺の息子にキスすりゃこれって
間接キスじゃないか?」
古泉「どんだけ自分の体の柔らかさを自負してるんですか…」
キョン「実は最近ちょっと酢を飲んで頑張っている」

138 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。[] 投稿日:2008/05/20(火) 02:07:36.52 ID:2ZZPqjti0

長門「キス」
みくる「駄目です」
長門「キスがしたい」
みくる「駄目ですうぅ」
長門「…」
長門「残念ながら私はノンケでも平気で食べてしまう人間」
みくる「!」

143 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。[] 投稿日:2008/05/20(火) 02:09:38.20 ID:2ZZPqjti0

みくる「うう…」
古泉「どうしたのですか朝比奈さん?」
みくる「じ…実はとうとう長門さんに唇を奪われてしまいました…」
古泉「!」ががーん

145 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。[] 投稿日:2008/05/20(火) 02:11:39.27 ID:2ZZPqjti0

古泉「しょぼん…」
キョン「しょぼんを口で…。何があった古泉」
古泉「実はかくかくしかじかで…」
キョン「マジかよ…百合テラ萌え…じゃなかった、けしからんな」
古泉「もうつっこむ元気も無いです…」

148 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。[] 投稿日:2008/05/20(火) 02:13:25.43 ID:2ZZPqjti0

キョン「と、冗談はさておき古泉…馬鹿だな、そんな事で悩んでたのか」
古泉「は、はい…」(いつになく真剣な表情だ…)
キョン「そういう時は眼には眼を歯には歯をだぜ!きっかけを有難う長門!」
古泉「ひ…ひえええ!」

150 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。[] 投稿日:2008/05/20(火) 02:15:24.17 ID:2ZZPqjti0

古泉「うう…」
みくる「どうしました古泉くん?」
古泉「じ…実は僕まで彼に唇を…」
みくる「!」ががーん
古泉「初めてなのに舌を…」
みくる「!!」がががーん

155 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。[] 投稿日:2008/05/20(火) 02:18:16.57 ID:2ZZPqjti0

古泉「あ…」
みくる「な、なんでしょうか?」
古泉「あ、あの、もしも…もしもですが、もしここで僕と朝比奈さんがキスしたら…
僕は長門さんと間接キスを交わしたという事になるんですよね…」
みくる「!」
みくる「という事は私もキョンくんと…」

160 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。[] 投稿日:2008/05/20(火) 02:19:58.32 ID:2ZZPqjti0

古泉「な…なんちゃって…ははは」
みくる「あはははは…ないですよねーいくらなんでも…」
古泉「…」
みくる「…」
古泉「…」
みくる「…あの…」
みくる「や、やっぱ、してみませんか?」

166 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。[] 投稿日:2008/05/20(火) 02:21:57.09 ID:2ZZPqjti0

古泉「あ…朝比奈さん…」
みくる「はわわわ…わたし…」
古泉「…。良いです、僕も長門さんと間接キスが出来るなら本望ですし…」
古泉「眼を…瞑って下さい」

172 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。[] 投稿日:2008/05/20(火) 02:24:52.53 ID:2ZZPqjti0

長門「あそこにいるのは朝比奈みくる」
キョン「俺のハニーもいるではないか」
長門「…。何やら怪しい雰囲気」
キョン「おいあれ…何かだんだん顔近くなって…」
長門「究極のピンチ」
キョン「そっ…そのキス待ったああああああああああああああ」

チュッ

175 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。[] 投稿日:2008/05/20(火) 02:27:07.36 ID:2ZZPqjti0

古泉「…」
みくる「…」

ぱっ

古泉「…な、なんだか恥ずかしいものですね…やはり」
みくる「そ…そうですね…ってはわわ!?」
古泉「どうしたのですか…って!?」
みくる「キョンくん!」
古泉「長門さんっ…」

キョン「……」
長門「……」

180 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。[] 投稿日:2008/05/20(火) 02:28:40.06 ID:2ZZPqjti0

長門「…」
長門「…」
長門「…急な腹痛に見舞われた」
長門「…帰る…」

みくる「…長門さん…!」
みくる「…やっぱり、嘘吐いてるのばればれです…」

185 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。[] 投稿日:2008/05/20(火) 02:32:23.54 ID:2ZZPqjti0

古泉「…」
キョン「…」
古泉「…」

―古泉の予想―

キョン『ばっきゃろう!なんて事してんだ古泉!お前は俺の嫁!あーゆーおっけい!?』
古泉『は…はあ…』
キョン『という訳で消毒のキスだ!』
古泉『ど…どういう訳でですかっ!』

187 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。[] 投稿日:2008/05/20(火) 02:34:38.46 ID:2ZZPqjti0

古泉(と…普段の彼ならくる筈ですが…)
キョン「…古泉」
古泉「は…はいっ」
キョン「…俺の思いは欠片もお前には伝わってはいなかったって事か…」
古泉「え…」
キョン「………。こ、この浮気者めがーっ」ダッ!

古泉「……」
古泉「……何故僕が罪悪感を……」

195 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。[] 投稿日:2008/05/20(火) 02:38:21.22 ID:2ZZPqjti0

翌日


みくる「お、おはようございます」
古泉「おはようございます」
みくる「…」
古泉「…」
みくる「あ…、あれからキョンくんとの接触はありましたか?」
古泉「いいえ全く。大体何時もなら既に湧いて出て来てると言うのに…。朝比奈さんの方は…」
みくる「私も同じような感じです…」

202 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。[] 投稿日:2008/05/20(火) 02:41:09.00 ID:2ZZPqjti0

キョン「俺はもう駄目だ…駄目だもう俺は…」
長門「悲しい」
キョン「古泉ー…好きだー…」
長門「恋しい」
キョン「でもこんな気持ちあいつにとっては迷惑以外のなんでもねーんだよな…」
長門「空しい」

205 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。[] 投稿日:2008/05/20(火) 02:43:15.50 ID:2ZZPqjti0

―下校時―

みくる「結局今日一度も長門さんと顔を合わせる事はありませんでした…」
古泉「僕もです…」
みくる「…」
古泉「…」
みくる「…なんだか」
古泉「…少し、寂しいものですね」

209 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。[] 投稿日:2008/05/20(火) 02:47:13.86 ID:2ZZPqjti0

少し、寂しいものですね…少し、寂しいものですね…少し、寂しいものですね…

ガサッー!!
キョン「両想いフラグキタアアアアアアアアアアアアアア!!」
古泉「ひいい!?」
みくる「く…草むらから…」
キョン「っはっはっは!直ぐに立ち直るのがキョンたんの良い処なのだ!
それよりも今の発言聞いたぞ!聞いたぞ古泉ぃ!」

216 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。[] 投稿日:2008/05/20(火) 02:49:30.38 ID:2ZZPqjti0

長門「私もいる」
みくる「長門さん!」
長門「貴女は私と顔を合わさない今日という一日にどこか不満を持っていた」
みくる「…」
長門「違うなら否定を」

222 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。[] 投稿日:2008/05/20(火) 02:52:11.28 ID:2ZZPqjti0

古泉「あ…あの…」
キョン「ん?ん?何だ?言ってみたまえ」
古泉「怒ってないんですか?」
キョン「…へ?」
古泉「朝比奈さんとキスした事…怒ってないんですか?」

224 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。[] 投稿日:2008/05/20(火) 02:53:21.50 ID:2ZZPqjti0

長門「否定を」
みくる「…」
長門「…」
みくる「…あ…あの…、」
みくる「…否定、は…出来ません…」
長門「…!」

231 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。[] 投稿日:2008/05/20(火) 02:57:52.31 ID:2ZZPqjti0

キョン「oh my god………」
古泉「…?」
キョン「それはつまり…つまりだな古泉…」
キョン「『貴方という愛しのダーリンがいるというのに他の人とキスしちゃってごめんなさい…怒ってない?』
という感じで解釈していいのだな?」
古泉「ど…どうなんでしょう…」

234 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。[] 投稿日:2008/05/20(火) 02:59:28.81 ID:2ZZPqjti0

長門「…肯定した」
みくる「は…はい」
長門「貴女は肯定を…」
みくる「…ひゃっ!あ…あの…長門さん!」
長門「もう離さない」

240 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。[] 投稿日:2008/05/20(火) 03:02:23.83 ID:2ZZPqjti0

古泉(朝比奈さん長門さんに抱きつかれてる…いいなあ…)
キョン「愛してるぜ古泉!」がばっ
古泉「え…ええー」
キョン「もう離さない!」
古泉「しかも台詞をパクッている…貴方が言ってもあまり可愛くな…」
キョン「と言う事は少しは可愛いという事だなしめしめ…」
古泉「え…ええー…そうなんですか?」

248 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。[] 投稿日:2008/05/20(火) 03:06:46.60 ID:2ZZPqjti0

みくる「あ、あの長門さん…」
長門「何」
みくる「でも私…まだその…貴女とキス…とかそういうのは…それに私キョンくんをまだ」
長門「…」
長門「私は今日から長門キョン」
みくる「む、無理があります!」


古泉「あのー…でも僕は長門さんを…」
キョン「分かった分かった!でも一番は俺だからな!」
古泉「ええー…もうそれでいーか…」

251 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。[] 投稿日:2008/05/20(火) 03:09:34.87 ID:2ZZPqjti0

以上でおわりです。何かもう眠いんで…お付き合い有り難うございました。

380 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。[] 投稿日:2008/05/20(火) 07:21:47.05 ID:2ZZPqjti0

有り難う。7時30分位までしかいられないがそれでもいいなら見てくれたら嬉しい

長門「朝比奈みくる」
みくる「は…はぁい、何でしょう?」
長門「放課後」
みくる「?」
長門「私と付き合って欲しい」
みくる「は…はあ…いいですが…」
長門「では校門前で待っている」
みくる「は、はい…」
長門「…」
長門(…デートの約束を取り付けた)


キョン「古泉デートだ!デートをするぞ!」
古泉「え…ええー…その内容はどういったプランで?」
キョン「そうだな、下校しながらいろんな店寄って…最後にゃお別れのマウストゥマウスみたいな、そんな感じだ」
古泉「おお…以外に普通だ…」

382 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。[] 投稿日:2008/05/20(火) 07:25:03.40 ID:2ZZPqjti0

下校時

みくる「お、おまたせいたしましたぁ」
長門「構わない」
長門「私も今来たところ」
みくる「あ、あの、それで付き合うってどこへ?」
長門「…」
長門(約束をこぎつける事に頭がいっぱいであまりまともにプランを考えていなかった)
長門「…八百屋」
みくる「や…八百屋さんですかぁ?」

384 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。[] 投稿日:2008/05/20(火) 07:27:05.33 ID:2ZZPqjti0

キョン「さあ行くぞぅ小泉!」
古泉「は…はぁ…処でどこへ?」
キョン「まずはおもちゃ屋だな!わんぱく少年にとっての夢の国!」
古泉「おもちゃ屋さん…ですか?」

385 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。[] 投稿日:2008/05/20(火) 07:34:10.02 ID:2ZZPqjti0

―おもちゃやにて―

キョン「おい古泉みろよこれ…とんでもねえぜ…半端ねえ…こんな物まで売ってるとは…」
古泉「あ…あの…ここどう考えてもおもちゃ屋というよりは卑猥なグッツ売場…」
キョン「なあ古泉よ」
古泉「?」
キョン「俺は遊び心を忘れた廃れた大人のあの眼が嫌いだ…俺は先公なんて信じねえ」
古泉「はあ…」
キョン「まあ何が言いたいかって言うと男は何時でもやんちゃな位が一番だって事さ」
古泉「それにしても貴方はやんちゃ過ぎる気が…」
キョン「あ、すみまっせーん、ここからここまでの商品全部下さーーい」
古泉「ええー…まさかの大人買い…」

389 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。[] 投稿日:2008/05/20(火) 07:37:56.77 ID:2ZZPqjti0

すまん時間だ。中途半端でごめん。みんな有難う。また書けたら嬉しい

475 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。[] 投稿日:2008/05/20(火) 16:38:23.65 ID:2ZZPqjti0

お前ら大好きです
本当に有り難う

477 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。[] 投稿日:2008/05/20(火) 16:42:51.48 ID:2ZZPqjti0

八百屋おっちゃん「いっらっしゃいwww新鮮なのいっぱいあるよwww」


みくる「わー、色々な種類のお野菜がありますねー」
長門「八百屋は野菜を売る場所であるから当たり前と言えば当たり前」
みくる「…」
長門「…」
みくる「き、綺麗な色のトマトですね!本当に新鮮そうですっ」
長門「貴女の美しさには敵わない」
みくる「ト…トマトと比べられてもリアクションの取り方がいまいち…」

478 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。[] 投稿日:2008/05/20(火) 16:45:45.75 ID:2ZZPqjti0

キョン「野菜プレイか…ありだな」
古泉「?今何か言いました?」
キョン「いいや…ただ、やっぱり下手なきゅうりやらニンジンやらよりおれのマグナムのがお前にはしっくりくると思ってな!」
古泉「イイ顔して一体何を…」

480 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。[] 投稿日:2008/05/20(火) 16:51:52.83 ID:2ZZPqjti0

とある金曜日

長門「どんどんどん」 注:太鼓的な物口真似
キョン「パフパフパフー!」 注:ラッパ的な物口真似
キョン「聞け古泉!朝比奈さん!」
長門「私達はとても素晴らしい提案を思いついた」
みくる「…?」
古泉(またろくでもない提案を繰り出してきそうだ…)

483 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。[] 投稿日:2008/05/20(火) 17:01:43.21 ID:2ZZPqjti0

キョン「はい古泉!今日は何曜日か言ってみろ!」
古泉「えっと、金曜日です」
キョン「はい正解。お前は本当に賢くて瞬発力に優れてるな…可愛っ」
古泉「…」
長門「つまり翌日は休日に当たる」
みくる「た、確かにそうですが…それがなにか?」
キョン「という訳で素敵な男×男・女×女の不健全な親睦を深めようじゃないかの会を代表してここに企画する!
名付けて、≪古泉と朝比奈さんと長門が俺の家に泊まりに来ればいいではないか≫企画〜」
長門「企画」
みくる「…!キョ…キョンくんの家にお泊り…ですかぁ!?」
古泉「長門さんとお泊り…ですと!?」

487 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。[] 投稿日:2008/05/20(火) 17:06:13.27 ID:2ZZPqjti0

古泉「し…しかしご家族の方に御迷惑が掛かりませんか…?」
キョン「そこは心配しなくていい。俺以外の家族は今週の土日とも外出するという都合のいい感じになってるからな」
長門「さくっと情報操作で解決」
古泉「そんな事に力を使っちゃ駄目ですよ!」

491 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。[] 投稿日:2008/05/20(火) 17:14:41.02 ID:2ZZPqjti0

キョン「という事で今日の夜7時に俺の家集合な!夕飯は出前取るから余計な配慮はいらん」
長門「了解した」

古泉(…ほ…っ。)
みくる「はわわわ…さくさく話が進んじゃいましたね…」
古泉「全くです…しかし」
みくる「…ちょっと…楽しみですよ…ね!」

493 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。[] 投稿日:2008/05/20(火) 17:19:09.85 ID:2ZZPqjti0

―みくる妄想―

キョン『おっと朝比奈さん、ソースが付いてますよ。』
みくる『ひゃ…!ど、どこにですかぁ?』
キョン『はははっ、可愛い人だ』
みくる『も…もー!意地悪言わないで教えて下さいよぅー!』
キョン『そんなに言うならとって上げますよ…』
チュッ!
みくる『////!?』
キョン『唇に付いてたんですよ…言ったら舐めとってしまっていたでしょう?』
みくる『キョンくん…!』


みくる「な…なーんちゃって!!なんちゃって!」
キョン「うん、朝比奈さんも良い感じに壊れて来たな!」

495 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。[] 投稿日:2008/05/20(火) 17:26:40.14 ID:2ZZPqjti0

―午後7時―

ピンポーン

古泉(長門さんもう来ているでしょうか…。も…もし王様ゲームとかやっちゃった場合
僕と長門さんがポッキーゲームな流れになったらどうしてくれましょう…!
いやいやいやそれはいきなりすぎますよね…でもせめて手ぐらいは……っ!!)

ガチャッ

キョン「良く来たな古泉」
古泉「あ…、お邪魔します!」
すたすたすた
古泉「あの、長門さんや朝比奈さんは?」
キョン「ああ、まだ来てないんだなこれが!困っちゃうな全く!!」
古泉「ウィンクしながら親指立てられて言われてもあまり説得力が…」

497 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。[] 投稿日:2008/05/20(火) 17:32:27.76 ID:2ZZPqjti0

キョン「という訳でここが俺の部屋だ」
古泉「あれ、意外とまとも…もとい片付いてますね」
キョン「だろ?だろだろ?」
古泉「随分大きな本棚がありますね。様々な種類の本が…」
キョン「ああそれカモフラしてっけど上3段辺りは全部百合本なんだよ」
古泉「……」
キョン「おっと嫉妬はよさないか古泉!勿論あとの場所は全部いっちゃんメモリーという名の隠し撮りでいっぱいだからな。何も心配しなくていい」
古泉「……」

500 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。[] 投稿日:2008/05/20(火) 17:44:19.02 ID:2ZZPqjti0

キョン「はい、古泉くん。今のこの状況を説明してみなさい」
古泉「は…はい?…えっと、ここは貴方の部屋で…まだ長門さんと朝比奈さんは来ていない…」
キョン「ふむふむ、そして今俺達はどこに座っている」
古泉「貴方のベッドの上……ですが…」
キョン「はい、よくできました…という訳で頂くぜお前の全部!!」
古泉「ひいいぃっ…というか何ですかその眼鏡は!?」
キョン「いや教師と生徒の禁断の恋って設定もいいって思ってな…あちゃーこれじゃあまるでイメクラだな!」
古泉「唯でさえアブノーマルにアブノーマルを厚塗りしてどうするんですか!」

ピンポーン

504 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。[] 投稿日:2008/05/20(火) 17:51:37.13 ID:2ZZPqjti0

みくる「こ…ここがキョンくんの家!」
長門「そして私と貴女の愛の発展場となる場所」
みくる「は…はってんば…?」
長門「ハッテン場」
みくる「よ…良く分かりませんがキョンくん出ないですね…もう一度チャイム鳴らしま…」

ガチャンッ

キョン「よ…よく来たな…朝比奈さんに長門っ…」
みくる「ひっ…キョンくんの顔がかつてなく引き攣るに引き攣って…!」
長門「ユニーク」
キョン「黙らっしゃいそこ!」

506 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。[] 投稿日:2008/05/20(火) 18:01:01.17 ID:2ZZPqjti0

古泉「デリバリーピザという物もたまに食べるとても美味に感じますね」
キョン「デリヘルっておまっ…そんなもんで性欲解消するぐらいならおれが解消してやるっつってるだろーが!」
古泉「ええー…チェンジで…」

みくる「このピザのチーズとても伸びまひゅね…」もぐもぐ
長門「白くてやや黄色も帯びているの例のあれを口に含み恍惚とする朝比奈みくる…」
みくる「チ…チーズですってば!」

511 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。[] 投稿日:2008/05/20(火) 18:07:13.69 ID:2ZZPqjti0

キョン「朝比奈さん、口元にケチャップが…」
みくる「へ…!?」(もしかしてあの想像が現実に…っ)
ぺろっ
みくる「ひゃぁっ!」
長門「排除」
みくる「………。………あ…りがとうございます……」

515 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。[] 投稿日:2008/05/20(火) 18:14:01.89 ID:2ZZPqjti0

キョン「さあさあ飯も食った事だし風呂でも入るか☆」
古泉「何という100万ドルの笑顔…」
キョン「まずは長門組と俺達どっちから入る?」
長門「貴方達で構わない」
古泉「ああやはり『俺達』の中にと僕が含まれてるんですね…いや当たり前ですけど…」
キョン「わっふるわっふる」

519 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。[] 投稿日:2008/05/20(火) 18:23:03.12 ID:2ZZPqjti0

脱衣所

キョン「さあさあ脱がしあいっこしようぜ」
古泉「それは勘弁で…というか既に貴方全裸じゃないですか」
キョン「お前も全裸になれ!何をもたもたと…分かった、パンツだな!?
パンツ何か履いてるからそんな…ええい忌々しい…」
古泉「貴方のその異様な程の下着への怨念はなんなんですか…」
キョン「なあに、ただのしがないノーパン主義者なだけだよ」

523 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。[] 投稿日:2008/05/20(火) 18:32:21.57 ID:2ZZPqjti0

キョン「ほうら楽しいな古泉〜ぃ!楽しいな古泉ぃ〜!」
古泉「うわっ…なんなんですかこの人浴槽のお湯を執拗にこちらにへとかけて来る…」
キョン「だってはしゃいでんだから仕方ないじゃないか…お前だってそうだろう?」
キョン「ほらほら俺なんて泳いじゃうぞー!見ててくれ俺の勇姿を!」
古泉「えっ…あのっ…!」

バシャバシャバシャーーッ!ごんっ!!

ぷかー

古泉「そ…そんな狭い所で泳ぐからです…」

527 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。[] 投稿日:2008/05/20(火) 18:37:36.34 ID:2ZZPqjti0

みくる「ひゃっ…どうしたんですか古泉くん!?キョンくんの肩なんて担いで…
ついに出来ちゃったんですかぁ…!?」
古泉「で…できてませんよっ。実はちょっと…その…彼がのぼせてしまいまして…」
古泉「部屋で暫く休ませますのでお次にお風呂、どうぞ」
みくる「で…でも心配で…」
長門「…」
長門「ついにこの時が来た」

530 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。[] 投稿日:2008/05/20(火) 18:42:31.42 ID:2ZZPqjti0

長門「朝比奈みくるの今日の下着は上下お揃いの薄紅色のチェック模様…」
みくる「ひゃ…!そんなわざわざ詳しく口に出さないで下さい!」
長門「…」
長門「貴女のに比べ私の胸は貧相」
みくる「な…長門さん…」
長門「なので貴女が揉んで大きくすればいい」
みくる「きょ、協力出来ません!」

532 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。[] 投稿日:2008/05/20(火) 18:45:45.00 ID:2ZZPqjti0

長門「背中の流し合いを所望する」
みくる「ええ…それぐらいなら…」
ごしごしーごしごしーみくるちゃんごしごしー
みくる「あの…長門さん…どんどん手が胸の方にへと行ってる気がするんですけど…」
長門「これはうっかりしていた」

533 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。[] 投稿日:2008/05/20(火) 18:48:54.17 ID:2ZZPqjti0

キョン「………っう」
古泉「あ、」
キョン「…古泉?…あれ、俺確かお前と風呂にいた筈…」
古泉「記憶がしっかりしてますね、良かったです…。あの後色々あって貴方気を失ったんですよ」
キョン「なんてこったい…キョンたんショック…」

547 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。[] 投稿日:2008/05/20(火) 19:12:20.80 ID:2ZZPqjti0

古泉「というかあの、気になってた事があったんですが…」
キョン「おう、なんだ?」
古泉「何故今回僕の他に朝比奈さんと長門さんも呼んだのですか?
普通の貴方なら僕だけを誘って来ると思ったのですが…」
キョン「いやそうしたかったのはやまやまなんだがお前それじゃあ警戒して来ちゃくれねえだろ?
だが朝比奈さんさえいえばお前はほいほい来ると思った訳でまあエサっで釣ったって訳だな。はっはっは」
古泉「……」
キョン「まあ長門の方もそんな感じで今回の企画が催されたわけだ」
古泉「そう…ですか」

548 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。[] 投稿日:2008/05/20(火) 19:15:42.94 ID:2ZZPqjti0

みくる「良いお湯でしたが…えらい目に逢いました」
長門「満足」
みくる「あれ、キョンくん達の姿が見えませんね」
長門「恐らくのぼせている彼に古泉一樹が付き添っていると予想」
みくる「はわわ…キョンくんの具合が心配ですっ。わたしたちも様子を見ていきましょう」
長門「了解した」

550 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。[] 投稿日:2008/05/20(火) 19:20:53.78 ID:2ZZPqjti0

キョン「しかしこのデコの濡れタオルは一体…」
古泉「あ、勝手ながら脱衣所にあったのを一枚拝借させて頂きました。あなた思いっきり額をぶつけていましたし…」
キョン「お前は」
古泉「はい?」
キョン「良くわからん奴だな」
古泉「あ、貴方に言われたくないですよ…」
キョン「おれがガッつくといつも顔青くする癖に結局いつも付き合ってくれとるしいざって時は優しいしな」
古泉「…っあ…」
キョン「まあただ単に押しに弱いだけだろうがな。その調子でどんどん俺に押し倒されてろ」
古泉「……すみません」

555 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。[] 投稿日:2008/05/20(火) 19:24:57.38 ID:2ZZPqjti0

長門「失礼する」
古泉「長門さん!」
みくる「キョ、キョンくん、大丈夫ですかぁ?」
キョン「朝比奈さん…」
古泉「あ…タオル大分温くなってますね。僕替えてきます」
みくる「…わ、わたしも手伝います!」
古泉「え?…あ、はい…」

558 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。[] 投稿日:2008/05/20(火) 19:26:38.02 ID:2ZZPqjti0

とんとんとんとんとん(階段を下っているよ!)

みくる「…」
古泉「…」
みくる「さっきの…」
古泉「やはり、聞こえてましたか…」
みくる「…はい」

560 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。[] 投稿日:2008/05/20(火) 19:28:41.99 ID:2ZZPqjti0

古泉「僕は、彼に随分酷い事をしているのかもしれません」
古泉「半ば期待させるような行動ばかりして流されて…」
古泉「その癖やたら彼を否定して、傷つけてるのかもしれません。嫌なら嫌と初めから突き離せばいいものを…」
みくる「わたしも…」
みくる「わたしも…です…」

562 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。[] 投稿日:2008/05/20(火) 19:33:51.58 ID:2ZZPqjti0

みくる「きっぱりと彼女を拒否をする事もしなければ彼女の願い入れを全て呑むみ込もうともしない…」
みくる「中途半端に期待させて、苦しい思いをさせています」
古泉「朝比奈さん…」
みくる「何をやってるんでしょう、私…」
古泉「いいえ…私達、ですね。」

564 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。[] 投稿日:2008/05/20(火) 19:37:31.84 ID:2ZZPqjti0

みくる「た…ただいま戻りましたぁー」
古泉「しっかり冷やして来ましたよ」
キョン「おお、サンキュー」
長門「…………」
みくる「長門さん?」
長門「…ッハッ」
キョン「長門、眠いのか?」
長門「…」こくん
長門「貴方がこの様な状態に陥っている時に呑気な事を言ってすまない」
キョン「いやそんな大げさなもんじゃないんだが…」

566 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。[] 投稿日:2008/05/20(火) 19:39:43.56 ID:2ZZPqjti0

キョン「言い忘れてたが女性陣の寝室は隣の客間だからそこで寝るといい。
俺はもう全然平気だからさっさと寝て良いぞ」
長門「感謝する。」
みくる「わ…わたしもそろそろ、眠くなってきました!」
長門「では一緒に」

568 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。[] 投稿日:2008/05/20(火) 19:43:02.54 ID:2ZZPqjti0

ぱたん

キョン「俺達もそろそろ寝るか?高校生にしちゃ早い時間だが」
古泉「ええ、そうしましょうか」
キョン「俺の腕枕で眠りなハニーと言いたいところだが男子高校生2人でこのベッドは狭いだろうからな」
キョン「俺が床に布団敷いて寝るわ」
古泉「いいえ、僕が床に寝ます!」
キョン「何を遠慮…」
古泉「床で寝ますっ!」
キョン「い…いつになく押しが強いのないっちゃん…」

571 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。[] 投稿日:2008/05/20(火) 19:44:52.30 ID:2ZZPqjti0

客間

長門「では電気を消す」
みくる「はい、どうぞ」
長門「…」
みくる「…」
長門「朝比奈みくる」
みくる「…はい」
長門「今日は楽しかった」

572 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。[] 投稿日:2008/05/20(火) 19:46:58.08 ID:2ZZPqjti0

みくる「!」
みくる「わたしも…です。」
みくる「友達とお泊り、なんて今までした事ありませんでしたから…」
長門「…私も」
長門「…いや、違う」
みくる「?」
長門「やはり私はどうやっても貴女を友達としては見れない」
みくる「長門さん…」
長門「貴女が、好き」

576 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。[] 投稿日:2008/05/20(火) 19:50:50.66 ID:2ZZPqjti0

キョン「星が綺麗だな古泉」
古泉「そうなんですか?」
キョン「そうなんですかってお前…どこまで良い雰囲気にしようとしてる俺の努力クラッシャーなんだお前」
古泉「すみません…ここからの角度じゃあまり窓の様子が見れないので…」
キョン「だからお前がベッドに寝てればいいといっとるに」
古泉「部屋の主である貴方を床に寝かせる訳にはいきませんよ」

578 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。[] 投稿日:2008/05/20(火) 19:53:41.28 ID:2ZZPqjti0

古泉「…あの…」
キョン「なんだ?」
古泉「貴方は一体…その、僕のどこを好きになったんでしょうか?」
キョン「さーな」
古泉「さーなって…」
キョン「好きになったもんはしょうがないじゃないか。理由は分からんがこの気持ちは確かだから突っ走ってるまでさ」
古泉「…」

580 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。[] 投稿日:2008/05/20(火) 19:56:31.71 ID:2ZZPqjti0

みくる「…長門さん」
長門「…」
みくる「わっ、私は…キョンくんが…好きです」
長門「…」
みくる「その気持ちはまだこの胸に…確かに存在しています」
長門「承知している」
みくる「無理にこの気持ちを揉み消そうなんて気にはなれません…でも、」
みくる「貴女を想う気持ちも、なんだかこの胸にあるみたいなんです…」
長門「!」

586 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。[] 投稿日:2008/05/20(火) 20:02:50.32 ID:2ZZPqjti0

みくる「キョンくんのタオルを替えにいった時、古泉くんと話して思いました」
みくる「私は…今まで同性の筈なのに言い寄ってくる長門さんを強く突き放せませんでした…」
みくる「ですかあの…古泉くんとのキス騒動で貴女が私の周りに現れなくなって、
ひどい不安と物足りなさを感じました…。
私と顔を合わさない今日という一日にどこか不満を持っている、と長門さんに言われた時、
あれは貴女を突き放す最大のチャンスだったのでしょう…でも私はそれを棒に振ってでも自分の気持ちに正直になりたかったんです…」
長門「…朝比奈みくる…」
みくる「これじゃまだ…曖昧すぎるでしょうか…」

588 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。[] 投稿日:2008/05/20(火) 20:06:15.17 ID:2ZZPqjti0

長門「…いいえ」
長門「構わない」
みくる「…長門さん」
長門「すぐにあなたの心を私でいっぱいに出来るよう努力する」
みくる「わ…わたしの方こそ…ふつつか者ですが…」
長門「…」
みくる「…」
長門「口付の許可を」
みくる「は…はい」
みくる「ど、どうぞ…っ」
長門「…」
みくる「…」
長門「…」
ちゅっ

590 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。[] 投稿日:2008/05/20(火) 20:07:35.10 ID:2ZZPqjti0

長門「…」
みくる「…」
長門「…嫌だった?」
みくる「…いいえ…」
みくる「いいえ…!長門さん!」
長門「朝比奈みくる…」

595 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。[] 投稿日:2008/05/20(火) 20:13:18.68 ID:2ZZPqjti0

キョン「で、何でそんな事聞こうと思ったんだ?」
古泉「いや…あの…僕も走ってみようかなって…」
キョン「は?」
古泉「…大体、常日頃の貴方のアピールが変態的なんですよ貴方は」
キョン「ははん、それが俺のスタイルだからな」

597 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。[] 投稿日:2008/05/20(火) 20:15:47.39 ID:2ZZPqjti0

古泉「そんなのに揺れてる自分が馬鹿みたいです。…というか同レベルで変態なんでしょうか…」
キョン「まあまあ…。可愛い奴ほど馬鹿っていうしな」
キョン「…って…」
キョン「お前、今なんて…」

602 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。[] 投稿日:2008/05/20(火) 20:18:19.90 ID:2ZZPqjti0

古泉「僕、星が見たいです」
キョン「…へ?」
古泉「でもここからじゃ見れません」
キョン「じゃあやっぱ場所替え…」
古泉「なの…で…」
古泉「僕も…そちらに行ってよろしいでしょうか?」

606 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。[] 投稿日:2008/05/20(火) 20:21:10.11 ID:2ZZPqjti0

キョン「ちょ…っちょちょちょちょっ待っ…!!」
古泉「い、今更何照れてるんですか!」
キョン「いやだっておまっ…俺は特攻するのは得意だが特攻されるのはだなぁ!」
古泉「じゃ…じゃあやっぱやめます!」
キョン「いややめるな!」
古泉「どっちなんですか貴方は!」

611 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。[] 投稿日:2008/05/20(火) 20:23:52.92 ID:2ZZPqjti0

キョン「だって…お前…密着してお前と寝て俺が朝まで我慢出来ると思うか!!」
古泉「出来ろ!!」
キョン「命令!?」
古泉「…」
キョン「…」
古泉「…手…」
キョン「テ?」
古泉「繋いで…寝てみます…?」
キョン「ぶはっ」

618 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。[] 投稿日:2008/05/20(火) 20:26:06.73 ID:2ZZPqjti0

古泉「…暑いですね…」
キョン「初夏だしな…」
古泉「…暑いですね…」
キョン「男子高校生2人がシングルベッドで手繋いで寝りゃそりゃ暑いわな…」
古泉「…熱いです…」
キョン「…俺もだ…」

621 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。[] 投稿日:2008/05/20(火) 20:29:38.97 ID:2ZZPqjti0

みくる「…ん!長門さん!」
長門「…」ぱちり
みくる「もう朝ですよー?そろそろ起きないと…」
長門「…」むくり
長門「…何事もなかったような朝比奈みくる…」
長門「…夢落ち…?」

625 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。[] 投稿日:2008/05/20(火) 20:32:02.62 ID:2ZZPqjti0

長門「…朝比奈みくる」
みくる「はい?」
長門「…好き」
みくる「は…はい?!」
みくる「え…えーーと…」
みくる「わ…わたしもですっ…」
長門「…夢ではない」
長門「妄想でもない朝比奈みくるが私を好きだと」
長門「………」たらっ
長門「…鼻血…」

630 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。[] 投稿日:2008/05/20(火) 20:37:18.38 ID:2ZZPqjti0

キョン「うおおおおおーー!フォーリンラブだ古泉いいいぃいいい!」
古泉「どんな寝言ですか」ぼかっ
キョン「あべしっ」ハッ
古泉「もう朝ですよ、もうそろそろ起きなければ」
キョン「…古泉だ」
キョン「至って普通だな、お前」
古泉「ええ僕はいたって普通です」
キョン「…じゃあ昨日のはやっぱゆ」
古泉「…でしたが昨日、貴方の手によってアブノーマルワールドに引き摺り落とされてしまいましたよ」
キョン「こっ…」
古泉「責任…ちゃんととって下さいね…なんちゃって」
キョン「あ…あたぼーだろがこの野郎!」

おわり

631 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。[] 投稿日:2008/05/20(火) 20:38:23.73 ID:2ZZPqjti0

なんかキョンと古泉のラブいシーン書いてて俺何やってんだろうと思いましたが終わりです。
お前らどうも有り難うございました。



ツイート

メニュー
トップ 作品一覧 作者一覧 掲示板 検索 リンク SS:古泉「僕は、君が、好きです」