キョン「暇だな…メールでもするか」


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1 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/06/06(土) 23:36:26.48 ID:qgnWA7wQ0

日曜日の朝から俺が何をしているかと言うとズバリ何もしていない。
唯一ハルヒの魔の手から逃れられる日なのだが同時に暇を持て余す日でもある訳だ。


キョン「……こうして一日ごろごろするのも悪か無いが…」ゴロン

キョン「…やはり暇だ。どれ、誰にちょっかいメール出すかな…」


@涼宮ハルヒ
A長門有希
B朝比奈みくる
C古泉一樹

>>5

5 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/06/06(土) 23:37:34.01 ID:mqe2PYgr0

D超ベジータ

7 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/06/06(土) 23:38:38.98 ID:qgnWA7wQ0

キョン「生憎そういう知り合いは居ないんだよな…さてどうするか…」

@涼宮ハルヒ
A長門有希
B朝比奈みくる
C古泉一樹

>>10

10 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/06/06(土) 23:39:30.00 ID:33NX1SP/0

A

12 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/06/06(土) 23:45:01.97 ID:qgnWA7wQ0

キョン「長門にでもメール出すか…そういえば長門に団活以外でメールするのは
    これが初めてだったりするのか?もしかして」

さて、携帯を開き電話帳から長門有希を選択。
とりあえず「長門、今暇か?」とでも送ってみるか


ヴーッヴーッ

キョン「! 着たな!」


09/0X/XX/
:長門 有希
Re:よう長門
暇ではない
しかし時間が無い訳ではない

キョン「……」

キョン「まあ何とも長門らしいっちゃらしいが」

キョン「んー…返事はどうするか」

@じゃあメールしないか?
Aじゃあ電話しないか?
B今から家に来ないか?
C今日遊びに行かないか?

>>16

16 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/06/06(土) 23:47:43.81 ID:B9wFMB3Q0



20 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/06/06(土) 23:52:47.31 ID:qgnWA7wQ0

キョン「じゃあ、電話しないか…っと」

キョン「考えてみたらこういう感じで長門と連絡を取る事って無いからな。送信」


ヴーッヴーッ
09/0X/XX/ XX:XX
:長門 有希
Sub:Re:良かったらなのだが
________________
構わない

21 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/06/06(土) 23:53:28.25 ID:qgnWA7wQ0

キョン「短かっ!いや、長門ならこんなもんだr」

ヴーッヴーッ

ガチャ

キョン「ん。」

長門「……」

キョン「長門か」

長門「そう」

キョン「あー……ええとだな、おはよう」

長門「………」

キョン(何か言ってくれないと困るのだが…)

長門「おはよう」

22 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/06/06(土) 23:56:36.64 ID:qgnWA7wQ0

長門「それで」

キョン「ん?」

長門「用事は、なに」

キョン「あ、いや…これと言って用事って用事は無いんだが」

長門「…」

何故か分からないが受話器の向こうで眼に困惑の色を浮べた
長門が居る様な気がする。あくまで気がするだけなのだが


23 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/06/06(土) 23:57:40.07 ID:qgnWA7wQ0

キョン「いや、すまん。つい暇でな」

長門「そう」

キョン「それで、誰に連絡入れようかと思ったら何と無く長門になった訳だ」

いや全く他意はない

長門「……」

キョン「で、今良かったら暇なんで話相手になっちゃくれないか?」

長門「良い」

さて…どういう話をしたら良いものか。

>>28

28 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/06/07(日) 00:03:43.30 ID:jhY3JOyS0

パンツは何色なの?

30 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/06/07(日) 00:08:11.20 ID:93K6if9o0

キョン「なあ長門」

この時の俺は全くトチ狂っていたとしか思えない。
何せこんな阿呆…いやセクハラ質問を電話でするぐらいだしな

長門「何」

というか多分ハルヒ絡みだ。
ハルヒ絡みでどうにかなったに違いないきっとそうだそうに決まってる――

キョン「あの、さ…今履いてるパンツって何色なのか教えてくれないか?」


32 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/06/07(日) 00:09:30.25 ID:93K6if9o0

長門「…なぜ?」

キョン「いや…あの…そう。実はパンツ占いなるものがあってな」

長門「……」

まずい、バレたか。
やはり長門相手に嘘を吐くなんて無謀だったか…!

長門「白」

キョン「…ん?」

長門「白。私はあまり華美な物を好まない」

キョン「…そ、そうか。ありがとな…」

いかん、朝起ちと別でまた俺のジョン・スミスが起き上がろうとしているぞ


33 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/06/07(日) 00:11:30.33 ID:93K6if9o0

長門「それで?」

キョン「うん?いや、え?」

長門「…占いの結果」

キョン「ああ…勿論大吉さ」

長門「よかった」

キョン「ああ、多分今日は良い事があるだろうよ」

長門「…それなら既に間に合っている」

キョン「ん?」

長門「……」

キョン「…?」

っていかん。話題が切れた。
どうするか…

>>38

38 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/06/07(日) 00:13:45.73 ID:wP0M9v9rO

時間あるならうちに来ないか

41 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/06/07(日) 00:16:35.34 ID:93K6if9o0

キョン「なあ、時間があるなら家に来ないか?」

長門「!」

なんか今電話の向こうで物音がしたぞ。
大丈夫か長門!なんだ、朝倉でも来たのか!?

長門「…大丈夫、問題ない」

キョン「そ、そうか」

長門「それより」

キョン「うむ?」

長門「行ける。今日は涼宮ハルヒの観測の必要は無いから」

42 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/06/07(日) 00:18:13.75 ID:93K6if9o0

キョン「おお、じゃあ迎えに行くかr

長門「良い、待ってて」

キョン「いやしかし」

長門「良い」

ガチャッ

切れた。

キョン「ふーむ…長門が宇宙的何かを駆使しないでここに来るなら
    数十分は掛かるか…」

キョン「その間どうするかな」


@他の奴にメールする
A長門が来るまでに色々迎え入れる準備をしておく

>>47

47 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/06/07(日) 00:20:18.15 ID:VAjGzFWL0

A持ってる限りありとあらゆるアダルトグッズを並べる

57 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/06/07(日) 00:25:21.50 ID:93K6if9o0

キョン「…暇だ」

長門が家に来るまでの間、余りにもその時の俺は暇を持て余していた。
だからだろうな、つい

キョン「…おお、我ながら凄い」

所有しているいかがわしい類の本を並べて置いてみたりした。
いや、俺はまだ高校生だ。道具の方は持ってないぞ、期待するな


ピンポーン


うぐっ!まずいもう来たのか長門っ!

ドタタッ
キョン妹「キョンく〜ん!有希ちゃんがねー、キョンくんに会いに来たってー!」

うるさい!分かってるんだよそんな事は!
まずいどこに隠す!?

@ベッドの下
A机の引き出し
B意外と部屋の隅に置いておけば分からないかも
>>62

62 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/06/07(日) 00:26:40.84 ID:pgNrnxvyP

そのまま

75 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/06/07(日) 00:36:45.18 ID:93K6if9o0

キョン「…ええい、ままよ」

俺はとりあえず、並べたエロ本をそのままに
ドア越しに妹に

キョン「ああっと、妹よ。長門に部屋に来る様言ってくれるか?」

と伝え待った。
数秒と経たずして狂いの無いリズムで階段を上がる音が聞え


ギッ

長門「…まった?」

キョン「いや、そうでもないぞ」

長門が着て来たのは制服ではなくハルヒチョイスの短パンとシャツだ。
短パン小僧の様なイモい姿を思い浮かべた奴、出て来い。俺が殴ってやる

すらりと細いながら決め細やかな長門の太腿と言ったらそれはもうだな…

……そこで気付いた。長門の視線は床に並べたいかがわしい本に釘付けになっている

76 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/06/07(日) 00:37:35.15 ID:93K6if9o0

キョン「いや違う、違うぞ長門。これはだな」

長門「……これは?」

一冊の本を取った長門が呟いた。
やめてくれ、もう死んでしまいたい。

キョン「…じ、人体図鑑だ」

ははは、何て苦しい言い訳だろうか

長門「…そう…」

長門「見ても構わない?」

いやいやいや、ここは返事はひとつだろう

@駄目だ駄目!と本当のことを話して読ませない
A嘘を突き通して読ませてやる
Bそれより美味いケーキ屋が〜と外に連れ出しはぐらかす
>>76

79 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/06/07(日) 00:39:22.43 ID:93K6if9o0

すんません

安価は>>85で。そしてトイレット

85 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/06/07(日) 00:40:25.72 ID:NJH8cSITO

4みくるに電話で相談する

90 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/06/07(日) 00:47:31.98 ID:93K6if9o0

長門「だめ?」

いや、そんなエロ本を両手で抱えて首傾げられてもだな。
うんと頷ける野郎が居たならそいつはきっと超ド級の変態だ。

キョン「とりあえずそれは置いとこう、な?」

長門「…」

最後までかなり渋っていたが何とか長門からエロ本を取り上げた
俺はそのままそれをベッドの下に蹴り入れた。
長門はと言うと何がそんなに楽しいのか俺の部屋をじろじろ見回っている。
まあ退屈そうじゃないならそれで良いんだけどな。


92 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/06/07(日) 00:52:24.61 ID:93K6if9o0

…しかし二人きりの状況で女を部屋に入れた経験など片手で数える程度にしかない。
よってこういう状況でどうしたら良いかとかも全く分からないわけで。

ここはひとつ電話で助けを求めよう。

ハルヒ―――論外だな。アイツの場合なにやら引っ掻き回しに乱入しそうだ

古泉―――確かに俺よりかずっと女を引っ張り込んでるだろうよ。だがだからこそムカつく

朝比奈さん―――うん、オッケーだ。良心的な答えが聞けそうじゃないか


俺のベッドの上で黙々と漫画を読んでいる長門を尻目に携帯を開く俺


93 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/06/07(日) 00:56:50.14 ID:93K6if9o0

ピポパ

みくる「はぁい、あっ!キョン君!?」

キョン「どうも、すみませんいきなり…」

みくる「あ、ぜ、全然大丈夫ですっ!」

偉い気合の入った返事である。

キョン「は、はあ…」

みくる「えと、あの…?」

キョン「ああ、そうです用件なんですけど」

みくる「はいっ!」

何故そんなにも嬉しそうなんですか、朝比奈さん。

キョン「あのですね、実は今家に長門が居るんですが」

みくる「ぇ…あ、あぁ!へ〜ぇ、そうなんですかぁ」

何か一瞬朝比奈さんの声のトーンが一気に落ちた気がしたがまあ気のせいだろう


94 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/06/07(日) 00:57:44.16 ID:93K6if9o0

キョン「それでですね、こう…情けない話ですが、女の子と二人ってどういう遊びしたら良いのかわからずで」

キョン「よければ助言をーなどと…」

長門はさっきから椅子に座って電話している俺をベッドの方から
チラチラ眺めてきている。会話内容からして朝比奈さんが相手だとは分かってるんだろうな。

みくる「え…えぇと……そうですねぇ、女の子だからって特に変わらないと思いますよぅ?
    特に長門さんならTVゲームとかもやってくれそうですし…」

ああ、成る程確かに。
じゃあ早速ゲームでも始めるか…

朝比奈さんには何て言って切ろう?

@お礼を述べて切る
A良かったら来るかと誘ってみる
Bまた明日、と切る

>>100

100 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/06/07(日) 00:59:06.58 ID:LYFlMYZh0

B

110 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/06/07(日) 01:08:56.07 ID:93K6if9o0

キョン「助かりました。このお礼は必ず返しますよ」

みくる「う、ううん…私こんな事でしか役に立てないですから…」

キョン「いやいや、そんな事無いですよ!朝比奈さんの淹れるお茶は最高ですから」

みくる「えぇー…えへへ…照れますよぅ…♪」

キョン「マジですよ。正直あのお茶と朝比奈さんが無けりゃとっくにやめてたかもしれませんし」

みくる「…嬉しいな…」

キョン「…あ、と…じゃあ、また明日」

みくる「はぁい!」

ブチッ

ツーツー

112 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/06/07(日) 01:10:24.61 ID:93K6if9o0

キョン「ふむ…っておぅわ!?」

振り返るとすぐ目の前に長門が居た。
つかさっきまで漫画読んでたと思ったのに何時の間に…

徐に長門の右手が俺の頬に伸びる。なんだなんだ?

ギュゥ

キョン「いてぇ!」
キョン「!? !?」

なんだ、何で俺は今抓られたんだ?訳がわからん。
なあ、俺が何をしたんだ長門よ。

長門「……罰」

何の罰だよ

長門「……」

…分かる、分かるぞ。
無表情だが何故か長門は怒っている気がする。
何でだ、やはりエロ本が不味かったのか?
くそっ、どうする!?

@確か冷蔵庫にプリンがあったよな…アレで機嫌を取るか
Aとにかく謝る
Bその他
>>120

120 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/06/07(日) 01:12:47.82 ID:LYFlMYZh0

@

125 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/06/07(日) 01:20:45.68 ID:93K6if9o0

確か冷蔵庫にプリンがあったよな…アレで機嫌を取るか

キョン「…あー…ちょっと待っててくれるか」

静かな怒りを宿す長門を部屋に残し俺はずりずりと
長門の方を見たままドアを閉めた。
何故だか背を向けると危ないという訳の分からん考えに辿り着いたのだ。

とりあえず1階に付いた俺は親父がダラダラとTVを愉しんでいるのを
横目にキッチンへ走る。冷蔵庫を開くと―――

あった!それを掴み取るとスプーンを引ったくり階段を2段飛ばしで駆け上がる!
結構速かったと思うぞ…

キョン「はぁ…長門…こ、これ…ゼェ……」

長門「…?」

いかん、呼吸が整ってから出ないと会話にならん

126 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/06/07(日) 01:22:01.68 ID:93K6if9o0

キョン「…ふう…ええとだな、よく分からないが不快にさせちまったらしい。
    呼んでおいて不愉快にさせるってのは最悪だと自分でも思う。
    それをこんなプリンひとつでチャラにしようってなムシが良すぎると思うかもしれないが――」

長門「良い」

キョン「ん?」

長門「…気にして居ない。今あなたはそのプリンを私の為に取りに行った。それで十分」

キョン「そうか…」

長門「そう」

今一つ腑に落ちないがとりあえず長門にプリンを手渡してやる。
受け取るなり長門はちびちびとプリンをスプーンにすくって食べ始めた


……あれ?

…長門ってもっとこうひょいひょいと軽快かつ素早く食べるイメージだったような

長門「…貴方がくれたから」

スプーンに唇をつけながら長門が言う。
成る程な、人から貰った物は大事に食べたいと。まあ同感っちゃ同感だが

長門「……」

なんだよ

128 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/06/07(日) 01:27:35.38 ID:93K6if9o0

ちびちび食べてたってたかがプリンだ。
あっという間に無くなってしまい、容器を床に置く長門。

キョン「美味かったか?」

長門「わりと」

微々たる動きだが首を上下させる長門。
そうかい、そりゃ良かったよ。

そうだそうだ、朝比奈さんの助言にあやかりゲームでもするか

キョン「長門、ゲームとか興味あるか?」

長門「すこし」

キョン「そうか、じゃあ―――」


@鉄拳でもしてみるか
Aレースゲームでもするか
Bその他
>>132

132 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/06/07(日) 01:29:18.28 ID:nuUr8RdJ0

今すぐ帰れ
俺は愛しいハルヒとメールするから

148 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/06/07(日) 01:45:37.52 ID:93K6if9o0

キョン「今日はもう帰るか?」

長門「なぜ」

気のせいか長門の眉がほんの少し下がった様な気がした。
いや何故と言われてもな。

キョン「いやな、呼んだは良いが考えてみたところ長門に
    不快な思いばかりさせて居る様な気がしてな」

長門「そんな事は無い」

キョン「いやでもな」

長門「無い」

キョン「いy

長門「無い」

キョン「わ、分かった…」

長門「…」コクリ


150 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/06/07(日) 01:46:37.00 ID:93K6if9o0

キョン「…しかしな、生憎俺では長門を愉しませてやれそうにも無い。
    そこでひとつ提案がある」

長門「…?」

何時もより少し眼を大きくして俺を見上げる長門

キョン「もう一人ここに誰か呼ぼうと思うんだけど、良いか?」

長門「…異論は無い」

キョン「そうか、悪いな」

朝比奈さん――はさっき掛けたばかりだしな
古泉――は嫌だ。何と無く

……そうなるとまあ当然…

151 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/06/07(日) 01:49:06.11 ID:93K6if9o0

ハルヒ「何よ、あんた有希と今二人な訳!?」

キョン「だからそうだと言っとるだろうが」

ハルヒ「許せないわね、あんた有希に何かしてみなさい。
    一生男として機能しないようにしてあげるわよ」

おいおい、やめてくれ。
今股間がきゅうっとなったぞ

ハルヒ「とにかくあたしが行くまで変な事するんじゃないわよ!良い!?」

キョン「元よりそんなつもりはないが」

ハルヒ「つべこべ言わないの!じゃあね!」プチン

キョン「……やれやれ」

155 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/06/07(日) 01:52:33.34 ID:93K6if9o0

溜息と共に携帯をベッドに投げる俺の目の前にはまたしても長門。

キョン「ん? あぐっ」

今度はデコピンを喰らった。何ゆえ。

長門「……罰」

またですか。

さて…ハルヒが来るまでまだ少しあるな。
アイツが来たら嫌でも勝手に物事を進めてくれるんで楽なのだが
それまでは俺が長門をリードしなければなるまい。

キョン「…んー…長門、何かやるか?」

長門「……」

少し間を置いて、長門は――――

@指相撲がしたいと言った。
A押し相撲(直立状態から手で押し合うアレだ)をしたいと言った
Bゲームがしたいと言った。

157 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/06/07(日) 01:54:13.26 ID:93K6if9o0

すまん

>>165

あとこれで寝ます。ほんとすいません。続きは残ってたらちゃんと明日の2時過ぎに書きます

165 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/06/07(日) 02:00:14.18 ID:NJH8cSITO

2で長門の胸を押してしまうウハウハな展開に

224 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/06/07(日) 14:39:45.91 ID:93K6if9o0

十分に間を取った後長門はこう言った。

長門「―――押し相撲」

キョン「え?」

長門「押し相撲。両者が一定の距離で直立し、その状態から両腕で押し合い
   先に足が動いた方の負け。一見単純に見えるが高度な駆引きが要求される」

いや、押し相撲が何なのかは知っているが…

キョン「それをするのか?」

長門「そう」

226 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/06/07(日) 14:43:05.28 ID:93K6if9o0

今、ここでか

黙って頷く長門。
そして数秒の間のあと

長門「だめ?」

と、ほんの僅かに首が横に傾いた。

キョン「…いーや、やらせて貰うよ」

そんな風に尋ねられちゃ断ることもできまい。
やれやれと溜息混じりに立ち上がる俺。
…おっとこれだけは言っておかねば

キョン「長門、宇宙的パワーは禁止だからな」

長門「情報操作能力」

どっちだって俺には同じことさ。
とりあえず万が一があってはいかんからな…
長門は後ろにベッドがある位置に立って貰う。

227 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/06/07(日) 14:47:05.98 ID:93K6if9o0

キョン「行くぞ」

キョン「レディ!」

長門「…ゴー」

開始早々長門の両の掌が俺の両の掌目掛け伸びる。
いかん、この体勢で押されたら一瞬で敗北する!

キョン「うぬっ!」

間一髪腕を逸らし避ける俺。どうだ

長門はと言えばバランスが取れなくなり爪先立ちでゆらゆらしている。
こういう長門を見るのはかなり珍しい

230 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/06/07(日) 14:55:14.84 ID:93K6if9o0

長門「…っ…!」

やっとこさ体勢を立て直した長門。
が、それを黙ってみている俺ではないのだ

キョン「貰ったぁ!」

長門「!!」

キョン「何ぃ!?」

今何が起こったか説明しよう。
俺が長門の一瞬の隙を突いて両手を突き出した瞬間
超反応で長門が腕を上に上げた。いわゆるバンザイである。
つまりこのまま行けば俺は敗北して―――――

キョン「だああっ!駄目だ戻れん!」


ドサァッ


233 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/06/07(日) 14:59:57.84 ID:93K6if9o0

…うぬぬぬ…
いってえなちくしょう…いや、幸い長門の後ろがベッドだったお陰で何とも無いか。
やれやれ…ああ、そうだ長門大丈夫か?

ベッドに手を突き俺は立ち上がろうと――――


ふにゅっ

「…ん」

え?

掌に伝わる俺が今まで体感した事のない感覚。
同時に聞えた微かなれど可愛らしい囀り。

……見下ろした。

235 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/06/07(日) 15:03:37.79 ID:93K6if9o0

ベッドにショートカットの髪を広げ己の胸と俺の顔を交互に見詰める長門。
その顔はどうして良いのか分からないと言った感じ、差し詰め困惑の表情ってところか。

で、更に視線を下げて見ると俺の右手が長門の小振りの胸を思い切り掴んでいた。

掴んでいた。

掴んでいた。

掴んでいt

キョン「おわあああっ!?」

素っ頓狂な声を上げてベッドから跳ね飛ぶ俺。
そのままバランスを崩し歌舞伎役者みたいな足取りでドアの方までよろける。
いっそこのままドアに頭をぶつけて気絶してしまおう―――


238 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/06/07(日) 15:06:44.33 ID:93K6if9o0

ドンッ

キョン「ん?」

はて、ドアとは果たしてこんなに肉感的な感触を齎したであろうか?
ふとした疑問を抱きつつ長門を見詰める。
長門の視線は俺を捉え―――いや、後ろを見ていた。
くるりと振り返った先には

ハルヒ「……帰る!」

俺に向かってコンビニ袋に詰まった缶ジュースを投げ付けるハルヒ。
危ないだろうが

ハルヒ「うっさい!ついて来んな!」

只今俺とハルヒは階段を降りながら絶賛口喧嘩中である。
俺の後ろには長門。


239 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/06/07(日) 15:13:26.31 ID:93K6if9o0

キョン「とにかく俺の話を聞け。そして長門にも謝罪しないといかん」

ハルヒ「嫌よ、あんたの正体見たりって所ね。とりあえず有希は連れて帰るからね。
    一緒に置いといたら何しだすか分かんないから!」

ぐい、と長門の手を引き抱き囲むハルヒ。
やはり大きな勘違いが生じている。

キョン「いやだから俺の話を」

ハルヒ「黙りなさい」

うっ

長門「…彼の話を聞いてあげて欲しい」

長門よ、あんな事しちまった俺を庇ってくれるのか

243 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/06/07(日) 15:17:52.63 ID:93K6if9o0

ハルヒ「……まあ良いわ。良いエロキョン、有希が言うから聞いてあげるのよ。
    そこの所忘れるんじゃないわよ!」

言ってドタドタと階段を上がるハルヒ。
家族の前で恥を晒した俺の身にもなって欲しい


胡坐をかいて座るハルヒの前に正座する俺。
そしてハルヒの隣でハルヒが買って来たらしい飲むタイプのアイスをちゅーちゅーしてる長門。

ハルヒ「…何、じゃあ遊んでたらああいう風になったわけ?」

キョン「そうだ」

ハルヒ「そうなの?」

長門「そう」

何故いちいち長門に確かめるんだ

ハルヒ「あんたの言葉に信憑性が無いからでしょ」


245 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/06/07(日) 15:19:10.50 ID:93K6if9o0

ちくしょう、普段なら突っ掛かる所だが
今回の場合事が事だけに大きな態度は取れん。

ハルヒ「まあ良いわ、いつまでも引き摺ってても仕方ないし」

俺の弁明を全て聞き終えたハルヒは何故か上機嫌になっていた

しかしまあハルヒが俺の分までジュースを買ってくれてたとは意外だ。
明日は雨なんじゃないか?

ハルヒ「……3本で200円だったのよ」

普通4本とかじゃなかったか?

246 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/06/07(日) 15:21:24.63 ID:93K6if9o0

ハルヒ「うるっさいわね!折角あげたんだから有り難く飲みなさいよ!有希を見習いなさい!」

言って、既にアイスを感触しコクコク喉を鳴らしてジュースを飲む長門を指すハルヒ。

キョン「だったらお前も長門の静けさを少しは見習ってくれ」

な?長門。と顔を向け問いかける。
長門はジュースの缶を唇に当てたまま頭に「?」でも浮びそうな顔だ。

ハルヒ「…そんなに文句言うならソレ返しなさいよ」

唇を噛んだままハルヒが俺のジュースを返せと手を広げた。
まあ待て。と言うか怒るならまだしもその泣きそうなのか何だか分からん顔はやめろ。
居た堪れなくなる。

251 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/06/07(日) 15:25:39.00 ID:93K6if9o0

…日曜まで古泉の手を煩わせるのも流石に可哀想だしな。
うむ、仕方無い。別に俺はこんなの思っちゃいないんだがな。

キョン「悪かったな、お前から物を貰うって習慣が少ないだろ?だから少々舞い上がっていた、という事にしてくれ」

ハルヒ「…事にって何よ。ホントムカつくわね…」

ブツブツと唇を尖らせてぼやいていたハルヒだが何故かその後は終始ニマニマしていた。
何なんだよコイツは。長門は長門で急に俺の隣に移動したかと思うと太腿を抓ってくるし。

痛いだろ、と講義したら

長門「……罰」

本日3回目だ。いずれも心当たりがない。


256 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/06/07(日) 15:31:52.29 ID:93K6if9o0

ハルヒ「ねえキョン」

何時の間にか長門と反対方向の隣にハルヒが来る。
何なんだよお前ら。俺の部屋は確かにお世辞にも広いって訳じゃないが
横一列にならんと座れない程じゃないだろ。

ハルヒ「そんな事はどうだっていいのよ」

はいはい、そうですか

長門「そう」

ブルータス、いや長門お前もか

ハルヒ「何一人でブツブツ言ってんのよ、気色悪いわね。
    それよりキョン!誘ったのはあんたなんだから何か楽しい事企画しなさいよ!」

予想はしてたがやっぱり無茶振りだな

ハルヒ「良いから!で、何するの!?」

憧れのヒーローを目の当たりにした子供じゃないんだし
そんなに眼を輝かせるな。

そうだな…
@三人でトランプでもしようぜ
A外にでも出掛けるか?
Bその他
>>261

267 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/06/07(日) 15:39:34.55 ID:93K6if9o0


キョン「ツイスターゲームでもやるか」

ハルヒ「……」

何故睨む

キョン「な、長門」

長門「……」

……視線が痛い。

キョン「……冗談だ」

ハルヒ「でしょうね、本気で言ってるならぶっ飛ばして帰ってる所よ」

そこまで言うか

さてどうするか…
実は作者がツイスターゲームを詳しく知らないなんて言えないよな

@スマブラしようぜ
A外をブラブラするか
Bその他(無理難題でない範囲)
>>273

273 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2009/06/07(日) 15:41:54.44 ID:L6zI51ff0

Bブラのサイズと柄を

283 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/06/07(日) 15:48:29.51 ID:93K6if9o0

キョン「なあ、ところで」

ハルヒ「何?」

キョン「二人に聞きたい事がある」

ハルヒ「だから何なのよ」

キョン「心して聞いてくれ」

ハルヒ「だから勿体ぶって無いでさっさと言いなさいよ!」

怒鳴り散らすハルヒと無言で頷く長門。
…さて、これはどこからかの天の声によるお告げだ。そうなんだ

キョン「ブラのサイズと柄を教えて貰いたぐぇあ

スパコーン

ハルヒのチョップが俺の顔面に減り込んでいた。

287 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/06/07(日) 15:52:48.60 ID:93K6if9o0

ハルヒ「ななななな何聞いてんのよ!馬鹿じゃないの!?」

長門「…ショーツと同じ。白で…サイズは禁則事項」

鼻が痛い…が、そうか…やはり白なんだな長門…
多分さっき触った感じでは―――

ハルヒ「ちょ、ちょっと待ちなさい。有希。さらっと教えるもんじゃないのよそういうのは」

教室でいきなり脱ぎ出す変人の癖して言うか

ハルヒ「…それとショーツと同じってどういう事?」

う…まずいぬかった!この質問はやめるべきだった!
長門頼む。お前なら分かるよな?この俺の眼を見てくれ!

…長門と視線が合わさる…
そして無言で頷きハルヒに向き直る…流石長門だ。

長門「今朝、電話で聞かれた…とても重要らしい」

終わった。
なんで無意味に得意気なんだよ。

291 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/06/07(日) 15:59:13.07 ID:93K6if9o0

ハルヒ「キョ〜〜〜ン〜〜〜〜?」

どうにでもしてくれ、覚悟は出来ている

長門「違う、彼は悪くない」

ハルヒ「な、なによ有希!そんなエロキョン庇うつもり!?」

死を覚悟した俺とハルヒの間に立つ長門。
そして尚も続ける

長門「私は私の意志で教えた。今のブラに対する質問の答えからも分かるはず」

ハルヒ「…ぅ、ぅ」

長門「教える教えないは私の自由。それで彼に怒るのは辻褄が合わない。
   少なくとも怒られるとしたなら彼でなく私」

294 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/06/07(日) 16:02:45.47 ID:93K6if9o0

ハルヒ「な…なによ…」

まずい、ハルヒが拳を握り震えていらっしゃる

ハルヒ「…良いわ」

いきなり顔を上げたハルヒは俺を見るなりそんな事を言い出した。
そして俺に手を伸ばすと胸倉を掴み上げ――

キョン「っぐ…それはやめろと前にも言ったはずだが」

ハルヒ「うるさい。ねえキョン、占いってんならあたしも占いなさい」

何か悪い事(俺にとってな)を思いついた時のニヤニヤ顔でハルヒが言う。
ほお、お前が教えるってのか。ないね


299 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/06/07(日) 16:06:26.82 ID:93K6if9o0

ハルヒ「黄色」

は?

ハルヒ「だから黄色よ」

何が。

ハルヒ「下着に決まってんでしょ馬鹿!」

馬鹿はお前だ!下には親と妹が居るんだぞ!

ハルヒ「それでどうなのよ」

あ、ああ…
適当に言っておくか…

@大吉だ
A可愛いな
Bそんな事よりもだな〜と会話を続ける

>>305

305 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2009/06/07(日) 16:09:30.84 ID:2d//v05K0

大凶だ
小便くせぇ

315 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/06/07(日) 16:14:54.86 ID:93K6if9o0

キョン「大凶d

言い切る前にハルヒから平手打ちを喰らって俺は床に沈んだ。

…………

……




あれから30分ハルヒは俺と口を利いてもくれない。

ハルヒ「ねー、妹ちゃん。これなんかどうかしら?」

キョン妹「わ〜…有希ちゃん可愛い〜!」

両手をパンパン叩いてハルヒが持ち込んだどうも趣味の偏った
コスプレをさせられている長門に拍手を送る妹。


316 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/06/07(日) 16:17:25.53 ID:93K6if9o0

…犬耳ねぇ

ハルヒ「次はこれね!」

幸い脱がなきゃならんようなコスプレ服はないようで
俺は部屋から追放される事は免れているのだが…

ハルヒ「…何見てんのよ」

キョン「い、いや…」

くそぅ、なんだこの疎外感。


ヴーッ ヴーッ

09/0X/XX/ XX:XX
:古泉 一樹
Sub:突然すみません
________________
ふたつみっつ程御聞きしたいのですが。
もし御暇であれば電話を下さい


323 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/06/07(日) 16:26:51.97 ID:93K6if9o0

……用件は分かりきっているが…



プルルル ガチャ

古泉「どうも」

キョン「よお」

古泉「行き成りですが単刀直入に聞きましょう。
   涼宮さんが今貴方の御自宅に訪れては居ませんか?」

キョン「居るな」

古泉「…やはりそうですか。では二つ目の質問です。
   その場に居るのは涼宮さんだけですか?」

キョン「…妹が居る」

古泉「それだけですか?」

キョン「…長門も居るが」

325 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/06/07(日) 16:30:40.37 ID:93K6if9o0

古泉「おや、てっきり僕は朝比奈さんかと。珍しいですね、
   長門さんが貴方の家に団活とは無関係に訪れるなんて」

キョン「まあな」

古泉「話を戻しましょう。最後の質問です、今涼宮さんは不機嫌だ」

キョン「………ああ」

古泉「やはりそうでしたか…先程から極小さな閉鎖空間が現れては消えを繰り返していまして。
   そしてつい数分前ですね。かなり大きな閉鎖空間が観測されました」

キョン「…ああ、もう全力で謝る。全面的に俺の責任なんだ。すまない古泉」

電話じゃ聞えないだろうが俺は頭を下げた。
それからこの話は聞かれると不味いので廊下に出る。

328 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/06/07(日) 16:33:40.01 ID:93K6if9o0

古泉「おや、珍しいですね。貴方からの謝罪とは…」

受話器の向こうで妙に色気がかった笑い声が響いた。
ええい気色悪い。

古泉「…まだ僕の方に出動依頼は出ていません。基本的に毎日涼宮さんと接触している事から
   僕は休まず仕事をしている事になっています…もっとも僕自身は涼宮さん、いえSOS団の活動を
   勤務だと思い取り組んだ事はただの一度も無いのですがね。とにかくそういう訳でして日曜は基本的に
   機関は僕に極力協力を要請しないのですよ。閉鎖空間の発生の連絡は来ますがね」

そうかい。
じゃあお前の機関とやらの他の超能力者に謝っておいてくれ。
あと森さんとか新川さんにも。

古泉「それで済めば良いのですが、生憎そうも行かないかもしれません。
   じわじわとですが閉鎖空間は拡大を続けているんですよ」

マジか、俺と口利かないのを覗けば結構ご機嫌だぞ

329 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/06/07(日) 16:37:21.21 ID:93K6if9o0

古泉「だったら答えはひとつ。貴方と口が利けないから拡大し続けているという事です」

古泉「無理を言ってすみませんが、出来るだけ涼宮さんと和解してください。
   聞く限り思い切り貴方が悪いですよ」

今回はな

古泉「それでは」

キョン「待て、古泉」

古泉「なんでしょう?」

@俺一人じゃどうにもならん。家に来てくれ
A悪かった。じゃあな
Bその他
>>340

340 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/06/07(日) 16:39:58.88 ID:L6zI51ff0

ハルヒ、俺が毎日お前をオカズにオナニーしている件は謝る

345 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/06/07(日) 16:45:26.38 ID:93K6if9o0

キョン「悪かったな。こっちで何とかするよ」

古泉「ええ、何かあったならまた連絡を下さい」

キョン「すまんな」

プチ ツーツー


キョン「さて、今ハルヒに喋りかけた所でさっきの繰り返しだろうしな…」

ここはひとつメールで謝罪するか。
便利な社会になったもんだな本当に。

ハルヒ「ふふん、次はゴスロリで行きましょう!」

チャラララン

ハルヒ「?」

346 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/06/07(日) 16:47:03.99 ID:93K6if9o0

ハルヒ「メールね。ちょっと二人で遊んでて頂戴」

そのままあたしはキョンのベッドに腰掛けて携帯を開く。
誰からかしらね、古泉君?みくるちゃん?

…キョンだ。

別に見なくても良いけど、一応…ね。
謝るなら許さないでも無いわ

09/0X/XX/ XX:XX
:キョン
Sub:すまない
________________
ハルヒ、俺が毎日お前をオカズに
オナニーしている件は謝ろう。
さっきお前の下着の色を聞いただろ?
アレもその為だったんだがもう忘れるよ


ハルヒ「………」










350 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/06/07(日) 16:49:49.49 ID:93K6if9o0

あの時の事は本当に後悔している。
自分でもあの日は何かに憑かれてたとしか思えない。
後に古泉と朝比奈さんによる説得でハルヒの制裁は免れたが…

…それよりもアレから何故かいつも一時間目が始まって
少しすると後ろから紙くずが飛んで来るようになった。

開いてみると「黄色」とか「水色」だとか……
訳が分からん。何のまじないなんだ?ハルヒ。


…あとあの日以来長門から「罰」がやたら与えられるようになった。勘弁してくれ




355 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/06/07(日) 16:52:34.26 ID:93K6if9o0

何かとクロスさせていない純然たるハルヒSS書いたの初めてで緊張しました。
見てくれた人ありがとさん



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