新世紀ドラクエリオン


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1 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[] 投稿日:2013/11/15(金) 14:25:42.35 ID:OnAa0ZI80

―――ここはネルフ王国。争いがなく、交易も盛んな平和な国であった…


あらくれ男「おうおう!どうしてくれんだコラ!買った薬草に虫が入ってたぞ!!」

「も、申し訳ありません!ちゃんと点検していたつもりなのですが…」

あらくれ男「薬草代と慰謝料しめて100G!払ってもらおうか!」バン!

「ひゃ、100Gなんてそんな大金…」

あらくれ男「なんなら身体で払ってもいいんだぜ?へっへっへ…」ポン

「うう…」


2 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL)[] 投稿日:2013/11/15(金) 14:29:00.53 ID:OnAa0ZI80

「や、やい!そこのお前!その汚らわしい手を離せ!!」

あらくれ男「んだテメェ!?ああ!?」

「…!」

「僕はここの店員だよ!や、薬草の点検は僕がしたんだ!だから絶対に虫なんか入ってない!!」

あらくれ男「このクソガキ…俺がウソついてるとでも言いてぇのか!?」

「そ、そうだよ!このペテン師め!!」

あらくれ男「てめえええええええコラアアアアアアアアアアア!!!」バキッ

「ぐふぅっ…」

あらくれ男「このクソガキが!!調子に乗ってんじゃねぇぞ!!」ドゴッ

「がはぁっ!」


3 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL)[] 投稿日:2013/11/15(金) 14:31:53.44 ID:OnAa0ZI80

「やめ、やめてください!!」

あらくれ男「うるせぇ!!」ブンッ

「きゃっ!」

あらくれ男「もう二度とそんなへらず口を利けないようにしてやる!!」ガスッ

「あぐっ…」

「こらー!!貴様、そこで何やってんだー!!」

あらくれ男「チッ、見回りの兵が来やがった!」ダダダッ

「全く逃げ足の速い奴め…ところで君、大丈夫かい?」

「は、はい…僕はなんとか…」

「そこのお嬢さんも」

「わ、私も大丈夫です…」

「そうか、それはよかった。最近は治安が悪いからね、何かあったらすぐに私たちを呼んでくれたまえ」

「「あ、ありがとうございます…」」


4 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL)[] 投稿日:2013/11/15(金) 14:34:02.99 ID:OnAa0ZI80

〜〜〜〜〜

「ごめんねシンジ君。あんな目に遭わせちゃって…」

「別にマヤさんのせいじゃないですよ。騙そうとしたあいつが悪いんですから」

マヤ「…ありがとうシンジ君。でも結構ケガしちゃったわね。薬草で治療しないと…」パタパタ

シンジ「だ、大丈夫ですよこのくらい…うっ」ズキ

マヤ「ダメ!じっとしてて…この特製ぬり薬を塗ってと…」ヌリヌリ

シンジ「ううう…滲みる…」

マヤ「…はい!これでもう大丈夫よ!」

シンジ「ありがとう、マヤさん」

マヤ「どういたしまして」ニコ

マヤ「もう夜だし、晩御飯にしましょうか」

シンジ「そうですね!」


5 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL)[] 投稿日:2013/11/15(金) 14:35:51.89 ID:OnAa0ZI80

〜〜〜〜〜

マヤ「ごめんね、シンジ君。この道具屋が繁盛していればもっといっぱい食べさせてあげるのに」カチャ

シンジ「い、いえ!僕は居候の身ですからそんな贅沢は…あっ」グゥー

マヤ「ふふ、食べ盛りですものね。ほら、私のお肉あげる」ヒョイ

シンジ「そ、そんな…」

マヤ「いいのよ別に。私、食欲ないし」

シンジ「マヤさん…ありがとうございます!」パクパクムシャムシャ

マヤ「ふふ…」ニコニコ


6 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL)[] 投稿日:2013/11/15(金) 14:38:22.49 ID:OnAa0ZI80

〜〜〜〜〜

「「ごちそうさまでした」」

シンジ「ふぅ…食べた食べた…」

マヤ「…」

マヤ「この国もすっかり変わっちゃったわね…」

シンジ「昔はどんな感じだったんですか?」

マヤ「罪を犯す人なんていない平和な国だったわ。王様はとても聡明で素晴らしい人だったの」

マヤ「でも10年前に王妃様がなくなってからは王様は変わってしまった」

マヤ「変なメガネはかけるわ、ヒゲを生やすわ、わがままな性格になっていったの」

シンジ「…」

マヤ「隣国との外交は決裂し政治は腐敗が進んで民は疲弊し、治安が悪くなっていったわ…」


7 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL)[] 投稿日:2013/11/15(金) 14:40:32.65 ID:OnAa0ZI80

マヤ「国を見捨てていく人もいた。以前、ウチはよろず屋でセンパイと一緒に商売やってたんだけど…」

マヤ「ある日突然、センパイは消えちゃった。『ごめんなさい』という手紙を残して…」

シンジ「そうだったんですか…」

マヤ「そういえばシンジ君、あなたお父さんやお母さんのこと覚えてないのよね?」

シンジ「はい、小さいころから教会でお世話になってました」

マヤ「そう…あなたも色々大変だったわね」

シンジ「でもマヤさんのところで働かせてもらえるようになって嬉しいです」ニコ

マヤ「うふふ、私、前から弟が欲しいって思ってたの!こんなかわいい弟がいて私も嬉しいわ」ナデナデ

シンジ「マ。マヤさん…///」

マヤ「夜も遅いし片付けしてもう寝ましょうか。明日も忙しくなるわよ〜」

シンジ「わかりました!」


8 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL)[] 投稿日:2013/11/15(金) 14:42:18.09 ID:OnAa0ZI80

〜〜〜〜〜

チュンチュン

「おーいセンセ!大変やで!大変なんや!」ドンドン

シンジ「う〜ん、マヤさん…もう我慢できない…」ムニャムニャ

「おい碇!ビックニュースだよ!」ドンドン

シンジ「なんだよトウジ、ケンスケ…お店はまだ…」ガチャ

トウジ「王様がお前のことお城に招待してるんやて!!」

ケンスケ「そうそう!」

シンジ「えーっ!?」

13 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL)[] 投稿日:2013/11/15(金) 16:43:38.39 ID:OnAa0ZI80

〜〜〜〜〜

シンジ「ここがネルフ城か…大きい門だなあ」

「君がシンジ君だね?」

シンジ「あっ、あなたは昨日の!」

日向「俺は日向っていうんだ。よろしくな」

シンジ「ひゅ、日向さん!昨日はありがとうございました!」

日向「何、たいしたことじゃない。着いてきたまえ。王の間に案内しよう」

シンジ「は、はい!」ドキドキ


14 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL)[] 投稿日:2013/11/15(金) 16:44:50.68 ID:OnAa0ZI80

〜〜〜〜〜

ゲンドウ「…」

冬月「…」

日向「王様、連れて参りました」

冬月「ご苦労。下がっていいぞ」

日向「はっ!」

シンジ「…」ドキドキ

ゲンドウ「…そなたがシンジか」

シンジ「は、はい!」

ゲンドウ「シンジよ、魔王を倒して参れ。でなければ帰れ!」

シンジ「へ?」

冬月(碇、いくらなんでもそれは唐突すぎるぞ…)


15 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL)[] 投稿日:2013/11/15(金) 16:47:02.96 ID:OnAa0ZI80

シンジ「ぼ、僕がですか?」

ゲンドウ「そうだ」

冬月「昨夜、城兵から君のことを聞いたものでな。暴漢を退けたそうじゃないか」

シンジ「そ、そんな!僕はただ…」

冬月「君も知っていると思うが最近、魔物が勢力を拡大してきておる。おそらく魔王が力をつけてきためだと思うが…」

冬月「討伐隊を結成したいのだが、隣国との睨み合いも続いているため迂闊なマネもできん」

冬月「誰かさんのわがままのお陰でな」チラッ

ゲンドウ「…」

冬月「そこでだ。君に魔王を倒してきてほしい、というワケだ」

冬月「君のような正義感の強い度胸のある少年を探していたのだよ」

シンジ「そんな…そんな急に言われても…」

冬月「無理を承知でお願いしているのだ。君しかやれる人間はおらんのだよ」

シンジ「…」

16 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL)[] 投稿日:2013/11/15(金) 16:48:22.99 ID:OnAa0ZI80

シンジ(魔王を倒しに行くってことは僕が勇者に…?)

シンジ(でも僕には道具屋の店員という役目が…)

シンジ(でも魔王を倒して世界が平和になれば…この国もきっと…お店もきっと…)

シンジ(もうマヤさんの悲しい表情は見たくない…!)

シンジ(逃げちゃダメだ逃げちゃダメだ逃げちゃダメだ)

シンジ「…やります!僕が行きます!」

冬月「おお!やってくれるかね!」

ゲンドウ「決まりだな。それでは支度金として300Gを与える。これで装備を整えよ」

シンジ「はい、ありがとうございます!」

冬月「城下町の酒場に寄るといい。あそこなら旅の仲間を見つけられるだろう」

シンジ「わかりました。それでは失礼します!」


冬月「上手く行くといいな…」

ゲンドウ「ああ…」(もうすぐだ…ユイ…)


17 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL)[] 投稿日:2013/11/15(金) 16:50:09.67 ID:OnAa0ZI80

〜〜〜〜〜

シンジ「酒場っていったらここだよね」キィ

ガヤガヤ

ミサト「ようこそミサートの酒場へ!…ってシンちゃんじゃない!マヤのおつかいかしら?」

シンジ「いえ、それが魔王討伐に行くことになったんですよ」

ミサト「どっひゃ〜!それホントなの!?」

シンジ「はい、王様から直々に頼まれたんです。だから旅の仲間を見つけようと思って」

ミサト「なるへそ。で、どの職業の子がいいのかしらん?」

シンジ「そうだなあ…、じゃあ僧侶の方をお願いします」

ミサト「僧侶ねぇ…どんな子がいたかしら」ペラッ

22 名前:>>19違う人だと思います[saga] 投稿日:2013/11/15(金) 21:21:32.19 ID:OnAa0ZI80

ミサト「あ、あなたと同い年の子が一人いるわ。その子でいいかしら?」

シンジ「はい。同い年なら気楽ですもんね」

ミサト「よしっ、僧侶ちゃーん!!お呼び出しがかかったわよー!!」

「はい」スタスタ

シンジ「!」

ミサト「紹介するわ!この子は最近入ったばかりの僧侶、綾波レイちゃんよ!」

綾波「よろしく」

シンジ「よ、よろしく…///」

シンジ(か、可愛い…///)


23 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL)[saga] 投稿日:2013/11/15(金) 21:22:46.40 ID:OnAa0ZI80

ミサト「ほら!シンジ君も見惚れてないで自己紹介しなさいな!」

シンジ「え…あ、僕は碇シンジって言うんだ!」

綾波「そう。…碇君って呼べばいいかしら?」

シンジ「う、うん!えっと、じゃあ僕は…」

綾波「綾波でいいわ」

シンジ「わかった!よろしくね、綾波!」ニコ

綾波「…え、ええ」

ミサト(こいつら…早速いい雰囲気じゃないの…)


24 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL)[saga] 投稿日:2013/11/15(金) 21:24:33.47 ID:OnAa0ZI80

〜〜〜〜〜

シンジ「僕、道具屋で働いてるんだけどちょっと寄っていいかな?」

綾波「かまわない」

〜〜〜〜〜

マヤ「あら、シンジ君。どこ行ってたの…ってそっちの子はお友達?」

綾波「…」

シンジ「それが今朝王様に魔王討伐を依頼されたんです。こっちの子、綾波はその随伴でして…」

マヤ「ええっ!?ホント!?」

シンジ「はい。だからちょっとここで働けなくなっちゃうんです…」

マヤ「…ううん。いいのよシンジ君。私は大丈夫だから」

マヤ「それにシンジ君が世界を救うために頑張ってくれるなんて私も嬉しいもの」

シンジ「マヤさん…」

マヤ「だからいらない心配はしなくていいの。おねーさんに任せときなさいっ!」

シンジ「…ありがとう、マヤさん」ニコ


25 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL)[saga] 投稿日:2013/11/15(金) 21:26:38.38 ID:OnAa0ZI80

シンジ「あ、そうだ。王様から支度金貰ったんで少しあげますよ」

マヤ「ダダ、ダメよそんなこと!それは大事に使いなさい。先は長いのよ?」

シンジ「…じゃあここのお店で買い物させてください。それならいいでしょ?」ニコ

マヤ「シ、シンジ君…」ジーン

マヤ「…わかったわ。いらっしゃいませ!何になさいますか?」ニコニコ

シンジ「じゃあ薬草5つと毒消し草とキメラの翼、2つずつください」

マヤ「はい!合計で110Gになります!こちらの袋に入れておきますね!」チャリーン

マヤ「あ、そうだ!ちょっと待ってて…」ガサゴソ

シンジ「?」

ドサッ

マヤ「…これはよろず屋時代に売れ残った武具よ。処分するつもりだったから好きなの持ってってちょうだい」

シンジ「…ありがとう、マヤさん!」


26 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL)[saga] 投稿日:2013/11/15(金) 21:28:59.31 ID:OnAa0ZI80

マヤ「…あとこれも」

シンジ「これは…?」

マヤ「ペンダントよ。王妃様がご存命のとき、よろず屋にプレゼントしてくれたものなの」

シンジ「そんな大事なもの…」

マヤ「いいの。私なんかが持ってても宝の持ち腐れだから…」

マヤ「私だと思って…大切にしてちょうだい」

シンジ「マヤさん…必ず…必ずまたここに帰ってきます!」

マヤ「ええ。ずっと待ってる…気を付けて」

シンジ「はい!」

マヤ「それと綾波さん、と言ったかしら」

綾波「…」

マヤ「シンジ君のこと、よろしくお願いね」ニコ

綾波「…はい」


27 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL)[saga] 投稿日:2013/11/15(金) 21:30:22.54 ID:OnAa0ZI80

〜〜〜〜〜

シンジ「それじゃ行こうか」

綾波「ええ」

ケンスケ「おーい碇ー!」

シンジ「ケンスケ!トウジも!」

トウジ「何も言わずに行ってまうなんて水臭いやんけ!」

シンジ「ごめんごめん」

シンジ「ところでさ、ここから近い村ってどこだっけ?」

ケンスケ「リーザス村だな。ここから西に、山を一つ越えたところにあるぞ」

ケンスケ「ちなみにトウジの好きな子が引っ越していった村さ」

トウジ「よ、余計なこと言うなや!///」


28 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL)[saga] 投稿日:2013/11/15(金) 21:31:18.34 ID:OnAa0ZI80

シンジ「ふふっ、リーザス村だね。最初の目的地はそこにしようか、綾波」

綾波「ええ」

シンジ「じゃあ僕たちはそろそろ出発するよ」

ケンスケ「おう!」

トウジ「達者でなー!」

シンジ「二人とも元気でねー!」


トウジ「…さっきの子ごっつうキレイやったな」

ケンスケ「あれ、もしかしてトウジ…」

トウジ「そ、そんなんちゃうわ!」

ケンスケ「むふ」


29 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL)[saga] 投稿日:2013/11/15(金) 21:33:45.79 ID:OnAa0ZI80

〜〜〜〜〜

シンジ「西はこっちだね」テクテク

綾波「…!」テクテク

―――――――――――

スライムが 現れた !

スライム「キキッ」

シンジ「これがスライムか…なんか拍子抜けだなあ…」

綾波「碇君!油断してはダメよ!」


30 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL)[saga] 投稿日:2013/11/15(金) 21:34:48.72 ID:OnAa0ZI80

スライムは いきなり 襲いかかってきた !

シンジ「むほぁ!?」

スライムは その身体で シンジの 顔を覆っている !

シンジ「―!―――――!」(い、息ができな…)ジタバタ

綾波「碇君!」

シンジ「…!……!」ジタバタ

綾波「碇くぅん!」

シンジ「」パタ…

シンジ「」

綾波「碇くーん!」

シンジは 力尽きてしまった !(死因:窒息死)


33 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL)[saga] 投稿日:2013/11/16(土) 13:19:08.23 ID:Q6JBqG+u0

綾波「よ、よくも碇君を…!」

綾波「えいっ!」ポカ

スライム「ピギィ!」

スライムは 倒れた !


シンジ「」

綾波「碇君…」

綾波「とりあえず教会に…」ズルズル

〜〜〜〜〜

神父「ああ神よ!シンジの御霊をここに呼び戻したまえ!」

テレレレレーレーレー

シンジ「…知らない棺桶だ」

綾波「大丈夫?」

シンジ「う、うん。足引っ張ってごめん」

綾波「大丈夫」


34 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL)[saga] 投稿日:2013/11/16(土) 13:20:52.36 ID:Q6JBqG+u0

〜〜〜〜〜

シンジ「よしっ、今度は手加減しないぞ!」

綾波「ええ」

――――――――――

スライムが 現れた ! いっかくうさぎ が現れた !

シンジ「うおおおおおおおお!」バキッ

スライム「ピギィ!」

スライムは 倒れた ! いっかくうさぎの 攻撃 !

グサッ!

シンジ「い、痛い…」

綾波「ていっ!」ポカ

シンジ「コノヤロウ!」バキッ

いっかくうさぎは 倒れた !

テレテレテッテッテー

綾波は Lv2に 上がった ! 綾波は ホイミを 覚えた !
シンジは Lv2に 上がった ! シンジは ホイミを 覚えた !


35 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL)[saga] 投稿日:2013/11/16(土) 13:23:41.99 ID:Q6JBqG+u0

装備(イメージ)
シンジ Lv2 こんぼう たびびとのふく なべのふた
綾波 Lv2 ひのきのぼう たびびとのふく 皮の盾

〜〜〜〜〜

シンジ「ここがフタゴ山だね。ん…?何が立て札が置いてある…」

シンジ「『この先の洞窟、◆注意!』…?どういうことだろ…」

綾波「さあ…」

シンジ「まあいいや、とりあえず進もう」

〜〜〜〜〜

―洞窟内―

シンジ「あ、風が吹いてきた。もうすぐ出口みたいだね」

綾波「!あれは…!?」

◆「ラ〜♪」

シンジ「あれって立て札に書いてあったやつじゃ…」

綾波「気を付けて碇君。こっちに気付いたみたいだわ」

シンジ「…!」


36 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL)[saga] 投稿日:2013/11/16(土) 13:25:55.17 ID:Q6JBqG+u0

第5使徒 ラミエルが 現れた !

◆「ファーwwwwwwwwwwファーwwwwwwwwww」

◆「キャアアアアアwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwww」

ラミエルは 光り輝く 光線を 放った !

キュオオオオオオ!

綾波「碇君、避けて!」

シンジ「え、うわっ!」バッ

シンジは 咄嗟に なべのふたで 防御した !

ジュンッ

しかし あまりの 熱量で 溶けてしまった !

シンジ「うわああああああああああああああああああああああああ!!!!」

シンジ「う…が…」プスプス

シンジ「」バタッ

綾波「碇くーん!」

シンジは 力尽きてしまった !(死因:全身火傷)


37 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL)[saga] 投稿日:2013/11/16(土) 13:27:57.77 ID:Q6JBqG+u0

◆「ラーwwwwwwwwwwwwwwwwww」

綾波(つ、強すぎる…)

綾波(ここは一旦撤退…)ズルズル

――――――――――

〜〜〜〜〜

神父「ああ神よ!シンジの御霊をここに呼び戻したまえ!」(またかよ…)

テレレレレーレーレー

シンジ「…ハッ!死ぬかと思った!」

綾波「死んでるわ」

シンジ「でもあの四角いの…かなり強いよ」

綾波「そうね。少し修行した方がいいみたい」

41 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL)[saga] 投稿日:2013/11/16(土) 21:37:27.65 ID:Q6JBqG+u0

〜〜〜〜〜

シンジ「てりゃあっ!」ザクッ

スライム「オゥフ」

綾波「えい!」ポカ

いっかくうさぎ「モルスァ」

―――こうしてシンジたちは血の滲むような修行を終えた…

装備(イメージ)
シンジ Lv9 どうのつるぎ 皮のよろい 皮の盾
綾波 Lv9 こんぼう 皮のよろい 皮の盾

〜〜〜〜〜

―洞窟内―

シンジ「またチャーシューにされたらどうしよう…」

綾波「…来た!」

◆「ファーwwwwwwwwwwwwwwwwwwwww」


42 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL)[saga] 投稿日:2013/11/16(土) 21:38:52.75 ID:Q6JBqG+u0

第5使徒 ラミエルが 現れた !

◆「キャアアアアアアアアアアwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwww」

ラミエルは 光線を 横に なぎ払った !

シンジ「防御だ!」グッ

綾波「…」グッ

ビシャアアアアアアアア

シンジ「…っ!今がチャンス!」ダダダッ

◆「キャアアアアアアアwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwww」

綾波(反応が早い…!)

ラミエルは 光り輝く 光線を 放った !

シンジ「うわああ!まただ!」アタフタ

ギュオオオ!


43 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL)[saga] 投稿日:2013/11/16(土) 21:39:59.88 ID:Q6JBqG+u0

「フバーハ!」

やわらかな 光の衣が シンジたちを 包んだ !

シンジ「綾波!?」

綾波「あなたは死なないわ…私が守るもの」オオオ

綾波「ぐっ…今よ、碇君」オオオ

シンジ「…ありがとう、綾波!」ダダダ

シンジ「うおおおおおおおおおおおおおおおおっ!」ザンッ

◆「……キャアアアアアアアアアアアアアアアアア!」ドーン!

シンジの 会心の一撃! ラミエルを 倒した !

テレテレッテッテッテー

綾波は Lv10に 上がった ! 綾波は バギを 覚えた !
シンジは Lv10に 上がった  ! シンジは ギラを 覚えた !


44 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL)[saga] 投稿日:2013/11/16(土) 21:41:42.46 ID:Q6JBqG+u0

――――――――――

シンジ「やったあ!倒したぞ!」

綾波「…」

綾波「ごめんなさい、こういうときどういう顔、」

シンジ「出口だー!」タタタ

綾波「…」

〜〜〜〜〜

シンジ「あ、村が見えてきたよ。あそこがリーザス村みたいだね」

綾波「ええ」

〜〜〜〜〜

―リーザス村―

シンジ「もうすっかり夜になちゃったっね。今日はあそこの宿で泊まろうか」

綾波「そうね」


45 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL)[saga] 投稿日:2013/11/16(土) 21:43:56.26 ID:Q6JBqG+u0

〜〜〜〜〜

シンジ「すいません、今夜こちらに泊めていただきたんですが」

ヒカリ「お二人様でのご利用ですね!シングルとダブルどちらにいたしますか?」ニコニコ

綾波「!」

シンジ「え、いや…ダ、ダブルで///」

綾波「チッ」

ヒカリ「うふふ、冗談ですよ。お二人で20Gになりまーす」チャリーン

シンジ「も、もう…あ、そうだ。僕たちここに初めて来たんだけど、どういう村か教えてくれない?」

ヒカリ「ここ、リーザス村は元々代々ネルフ王家に使える戦士達による集落でした」

ヒカリ「ですから今でも名家が多く武芸に優れた人たちが多いのが特徴ですよ!」

シンジ「そうだったんだ…」

シンジ「ありがとう、ためになったよ」

ヒカリ「どういたしまして!」

46 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL)[saga] 投稿日:2013/11/16(土) 21:45:29.77 ID:Q6JBqG+u0

〜〜〜〜〜

シンジ「戦士の村か…ここなら新しい旅の仲間を見つけられそうだね」

綾波「ええ」

シンジ「今日はもう遅いし寝よう。おやすみ、綾波」

綾波「おやすみなさい」

シンジ「…」

綾波「…」

シンジ「…」

綾波「…」

シンジ「・・・ねぇ」

綾波「何」

シンジ「綾波はさ、小さいころってどんな風に過ごしてたの?」


47 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL)[saga] 投稿日:2013/11/16(土) 21:46:40.61 ID:Q6JBqG+u0

綾波「…よく、わからない。気がついたらシスターとして教会にいたから…」

シンジ「そっか。僕もそうでお父さんやお母さんのこと覚えてないんだ…」

シンジ「だから教会でお世話になってた…」

シンジ「でも全然寂しくなんかなかったよ。トウジやケンスケと一緒に遊んだりしてたから」

綾波「…」

シンジ「マヤさんのところで働くようになったときね、嬉しかったんだ。初めて家族ができたみたいで…」

シンジ「一緒にご飯食べたり、お風呂入ったり、おしゃべりしたり…」

シンジ「…ごめん。なんか勝手にベラベラしゃべちゃって」

綾波「別にいい」

シンジ「今度こそ寝るよ。おやすみ」

綾波「…おやすみ」


48 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL)[saga] 投稿日:2013/11/16(土) 21:47:20.16 ID:Q6JBqG+u0

投下終了



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