コナン「光彦がテクノブレイクしたのはどう考えてもお前らが悪い」


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1 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2013/07/12(金) 13:40:49.75 ID:wRSY/CjB0

米花小学校に通う円谷光彦君(7)の遺体が今日午前七時三十分頃に発見された。
第一発見者は光彦くんの母親であり、ドアの外から声をかけたところ光彦くんの返事はなく
不審に思った彼女が部屋に入ったところ、光彦君は既に亡くなっていた。
警察は遺体に特に不審な点は無く、事件性はないと見解を述べている。

歩美「コナン君聞いた? 光彦くんのこと……」

コナン「ああ、……あのバカ、次の日曜に俺としっぽりやるのをあんなに楽しみにしてたのに……」

コナン「死んじまったらどうしようもねーじゃねーか……バーロー」

歩美「ちょっとコナン君! そんな言い方……」

灰原「やめなさい、吉田さん」

歩美「でも……」

灰原「江戸川君は放っておいて、先に学校に行きましょう」

灰原(辛いわね、江戸川君、……お互いに)

元太「コナン……」

コナン「元太か……」

元太「元気出せよな、光彦のひょろっちいアイアンテールなんかより、俺の電気ウナギの方がコナンだって好きだろ?」

元太は奇形の三角顔を精一杯歪めて醜い笑顔を作った。彼もまた親友の死を悼む一人なのだ。

コナン「ああ……そうだな、今日の帰りはパーっと4Pでもやって盛り上がるか」

13 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2013/07/12(金) 13:54:41.64 ID:wRSY/CjB0

キーンコーンカーンコーン

永遠に続くかと思われた授業の終わりを告げるチャイムが鳴る。
コナンは憔悴していた。歩美も、元太も、そして灰原でさえも。
若干七歳にして思春期の青少年の特権であるそばかすを発症していたあの少年の大切さに、彼らは今更ながら気づいたのである。
光彦を失った、今になってようやく。

歩美「……ねぇ、コナン君」

コナン「……わかってる、歩美ちゃん。俺たちは突き止めなくちゃいけない、光彦の死の真相を」

灰原「……江戸川君」

歩美「ありがとう、コナン君」

元太「ちぇっ、4Pは無しかよ、バイアグラウナギ食ってきたのによぉ……」ボソッ


光彦宅

光彦母「皆さん……来てくれたのね」

コナン「光彦くんのこと、残念でしたね、お母さん」

灰原「ご愁傷様です」

元太「まあうな重やるからよ! 元気出せよな、おばさん!」

歩美「元太くん!」

17 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2013/07/12(金) 14:06:28.32 ID:wRSY/CjB0

光彦母「あは、アハハハハハハハハハハハッハ」

奇形の少年の無粋な発言がよほど可笑しかったのか、光彦の母親は白痴のような声を立てて笑った。
さながらハムレット第三幕のオフィーリアのように。

光彦母「くすくす……ご、ごめんなさい、皆さん、あんまりおかしくって……ぷぷっ」

コナン「……気にしないで、お母さん。それで僕たちが今日ここに来たわけなんだけど……」

光彦母「光彦の部屋が見たいの?」

光彦の母親は笑い声をピタリと止め、深刻な表情を浮かべている。
コナンたちにはよほど見せたくないものがあるかのようだった。

コナン「……うん、ダメ、かな?」

歩美「お願い! 光彦くんのお母さん!」

光彦母「歩美ちゃんまで……」

灰原「私からもお願いします」

光彦母「……そうね、貝合わせまでした仲だもの。家族みたいなものですものね、私たちは……」

コナン「それじゃぁ……いいんですか?」

光彦母「ええ、構わないわ。だけど気をつけて。その……臭いがすごいから……」

コナン「僕たちはこれでも死体は見慣れているから大丈夫ですよ。元太なんてネクロフィリアなんですから」

21 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2013/07/12(金) 14:17:53.07 ID:wRSY/CjB0

光彦母「……光彦の部屋の位置は、大丈夫よね? とにかく見てみたらわかるから,行ってちょうだい」

どこか投げやりな口調でそういったきり、彼女はそそくさとリビングへ戻っていった。

コナン「じゃあ、開けるぞ、皆」

少年探偵団の面々が頷くのを確認し、コナンは光彦の部屋の扉を開けた。
途端に異臭が漂ってくる。血の匂いだけではない、これは――スペルマ。
約三ガロンに及ぶであろう精液の痕跡が、部屋の中の至るところに残っていた。

歩美「う……オェェェェェエエエエエエエエエェ」ゲロゲロ

灰原「吉田さん、大丈夫?」

歩美「わ、私のことはいいから、光彦くんのほうを、もっとよく見て……」

歩美が吐き気をこらえながら震える指で光彦の遺体を指差す。
下着は履いておらず、恥部が露出した下半身。
陰茎には彼の右手が添えられている。
そして彼のデスマスクは女性物の下着で覆われていた……。

コナン「こ、これは……」

灰原「テクノブレイク。過度の自慰により引き起こされる擬似的な腹上死ね……」

元太「あ、あわわわわわわ」

23 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2013/07/12(金) 14:28:42.34 ID:wRSY/CjB0

コナン「元太?」

死姦が日課である元太が、この程度の変死体を見て恐慌をきたすはずがない。
いったい何故彼は怯えているのか?

元太「お、俺のせいだ」

歩美「……え?」

元太「俺、光彦に頼まれて媚薬入りのウナギを売っちまったんだ……普段のオナニーじゃ物足りないからどうしてもって言われて」

灰原「そんな……あの媚薬にはテクノブレイクを引き起こすほどの興奮性はなかったはずよ」

灰原(江戸川君とした時もそんなに体は火照らなかったし……彼のモノが短小なせいもあるかもしれないけれど)

元太「サ、サービスのつもりで量をふやしちまったんだ」

歩美「そ、そんな……それじゃあ元太くんのせいで光彦くんは……」

コナン「そうじゃないよ、歩美ちゃん」

歩美「……え?」

コナン「責められるべきは元太だけじゃない。これを見てくれ」

そう言いながらコナンは光彦の顔を覆っていたパンティと、さらに光彦の右腕のそばに落ちた二枚のパンティを拾った。

コナン「俺はこの三枚の下着の柄に覚えがある」

歩美「そ、その下着は……」

24 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2013/07/12(金) 14:37:38.06 ID:wRSY/CjB0

コナン「そう、一枚は歩美ちゃん、君のものだ」

歩美「…………」

コナン「そうしてもう一枚は灰原、お前のだよな?」

灰原「……否定はしないわ」

コナン「そして残る一枚は光彦のお姉さんのものだ。光彦が持ってきた盗撮映像の中で何度か見たことがある」

コナン「これらの下着が意味するものは……お前らならわかるだろ?」

コナンの問いに答えられる者はいない。
――否。心の中では答えは出ているのだろう。
ただその答えを口に出せば己の罪を認めることになる。
彼らはそれを恐れているのだ。
だがコナンによる真相の暴露は無情にも続く。

コナン「光彦は俺たち少年探偵団の中でただひとりの童貞だった、歩美と灰原が奴の物欲しそうな顔に興奮するから、という理由だけで」

コナン「そんな光彦は性欲の捌け口をマスターベーションに求めるしかなかった……真面目なあいつは近親相姦なんてできなかったんだ」

コナン「だから、光彦を殺したのは俺たちなんだ……」

歩美「……」

灰原「……」

コナン「光彦がテクノブレイクしたのはどう考えてもお前らが悪いんだよ!!!!!!」

31 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2013/07/12(金) 14:57:58.27 ID:wRSY/CjB0

コナン「そして……光彦が追い詰められていることに気づいてやれなかった俺もな……」

歩美「コナン君……///」キュンッ

コナン「ただ一つの救いは……光彦が安らかそうな顔で逝ったことだ」

コナン「見てみろよ、この綺麗な死に顔を……いままで見てきた光彦のどんな顔よりも綺麗じゃねーか、バーロー……」

コナンは眼に涙を溜め、光彦を見つめる。
その情感のこもった眼差しは、紛れもなくつがいの相手を失った同性愛者のそれであった。

灰原「……少し、綺麗すぎるわ」ガバッ

そう言って灰原は突然しゃがみこみ、光彦の顔面に顔を近づけて匂いを嗅ぎだした。

歩美「哀ちゃん……臭いフェチだからってこんな時まで……」チラッ

歩美は光彦の死を悼むようなセリフを吐きながら、脇目でコナンを見た。
コナンはメスとしてのアピールを常々忘れない歩美のサガに驚嘆すると同時に、疎ましくも思った。
コナンを同性愛に走らせたのは、こんなメスが彼の周りを埋め尽くしていたせいなのかもしれない。

灰原「やっぱり……」

コナン「やっぱりって、どうしたんだよ? 灰原」

灰原「気づかないの? 江戸川君。 円谷くんの顔からそばかすが消えているわ」

灰原「そして彼の顔からする異臭……これは唾液の匂い。この二つの符合が指し示すものは……」

33 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2013/07/12(金) 15:06:59.05 ID:wRSY/CjB0

元太「誰かが光彦の顔を舐めてそばかすを消したってことか!?」

灰原「ご明察ね、小島くん。後でうちに来て博士をファックしていいわ」

元太「へへっ、やーりぃっ!」

コナン「いや……その推理は詰めが甘いぞ、灰原」

灰原「……それなら聞かせてもらおうかしら? この二つの謎に関するあなたの推理を」

コナン「なに、難しいことじゃないさ……大事なのは光彦がテクノブレイクしたって事実だ」

灰原「それがどうかした?」

コナン「灰原、お前、いつも自慰をする時、口をどうしている?」

灰原「どうって……そうね、ちょうど口を『あ』のカタチにして存分に喘げるようにしているけれど」

コナン「その状態で長時間仰向けで自慰に耽ることを想像してみてくれ……」

灰原「……んっふっ///」

想像力豊かな灰原は自身の痴態を想像するだけで天王山を超えてしまったようだ。
不可視の世界への理解力を要求される科学者の職業病というべきか。

コナン「分かったか? 灰原」

灰原「ええ、自慰に耽ると本能のままに唾液を垂れ流しにしてしまう、円谷くんの顔が唾液臭かったのは……」

コナン「そう、光彦の顔を唾液まみれにしたのは光彦自身だったんだよ!」

35 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2013/07/12(金) 15:14:53.62 ID:wRSY/CjB0

コナン「灰原……お前は存在しもしない幻の犯人を作り出してしまったんだよ、取るに足りない証拠からな」

灰原「…………」

コナン「俺たちが今しなくちゃいけないのはそんなことなのか!?」

歩美「コナン君……」

コナン「そうじゃないだろ!!!」

元太「コナン……」

コナン「俺たちがしなくちゃいけないのは……己の罪と向き合うことだ……」

コナン「光彦を……追い詰めちまった罪を……」

眼鏡の少年の頬を熱い涙が伝う。
少年探偵団の面々はそんな彼の姿に心を打たれたのだった……。
ただ一人……永久に別れを告げるものを除いては……。



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