1 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2013/05/18(土) 01:37:36.85 ID:lYMQTAEj0
ドラえもん「雑用等ございましたら私(わたくし)に何でもお申し付け下さい。」
俺「まずはジャイアンを殺せ。スネ夫を喋れなくさせろ。しずかを俺に惚れさせるよう仕向けろ。」
ドラえもん「畏まりました。」
俺「ついでにどら焼きを買ってこい。お前の金でな。」
ドラえもん「……畏まりました。」
3 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2013/05/18(土) 01:44:19.61 ID:lYMQTAEj0
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ドラえもん「ただいま戻りました。」
俺「ご苦労。どうだった?」
ドラえもん「ジャイアンを六次元へ移動させました。スネ夫は寝ている間に舌を引き抜きました。」
俺「……しずかはどうした?」
ドラえもん「マインドコントロールしました。彼女は俺太様を好きになっているはずです。」
俺「そうか……ご苦労だな。もう未来に帰っていいぞ。」
ドラえもん「はい。それでは……失礼します。」
6 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2013/05/18(土) 01:48:44.77 ID:lYMQTAEj0
俺「ドラえもんが来たのはいいけどつまらんな。」
俺「翻訳こんにゃくはオナニーの道具にすらならん。どこでもドアで行きたい場所もない。」
俺「どこでもドアで完全犯罪を今まで二度成功させてきたが……チートはつまらんな。」
俺「ゲームでも、人生でも。」
7 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2013/05/18(土) 01:51:53.54 ID:lYMQTAEj0
ドラえもん「全く、俺太様にはいつも悩まされる。」フッ
ドラえもん「でもこうやって命令されて動く……それだけの作業が私(わたくし)にとって嬉しい。」
ドラえもん「これは俺太様がしずかに抱いている感情と同じなのではないか……?」
ドラえもん「好……いや、何を言っているんだ私(わたくし)は。」フッ
9 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2013/05/18(土) 01:54:59.71 ID:lYMQTAEj0
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俺「おい、どこでもドアを出せ。」
ドラえもん「畏まりました。」
俺「早く、早くだ。」
ドラえもん「……また貴方はどこでもドアで銀行の裏金庫に行って金を盗るおつもりですか?」
俺「仮にそうだったとしてもそれをお前に言う筋合いはない。リコールするぞポンコツが。」
ドラえもん「申し訳ありません。畏まりました。」
14 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2013/05/18(土) 01:59:48.10 ID:lYMQTAEj0
俺「なぁ、ドラえもん。」
ドラえもん「どうされました、俺太様……?」
俺「もし、神が存在するなら、地獄が存在するなら、あるいは天国が存在するなら。」
ドラえもん「…………。」
俺「俺はきっと地獄に行くんだろうな。」
ドラえもん「そんなことはありません。俺太様はきっと天国で安らかに死後を過ごせるはずです。」
15 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2013/05/18(土) 02:02:04.14 ID:lYMQTAEj0
俺「そして、もし。」
ドラえもん「……?」
俺「この世に神が存在するなら。」
俺「それはきっとお前のことなんだろうな。」
ドラえもん「俺太様……!そのようなお言葉は私(わたくし)には勿体無いです……!」
俺「ただの比喩だ。気にするな。」
ドラえもん「畏まりました……。」
19 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2013/05/18(土) 02:07:27.62 ID:lYMQTAEj0
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俺「……ジャイアンは死んだ。スネ夫は手話の勉強を気が狂ったようにしている。退屈だ。」
ドラえもん「しずかはどうしたのですか……?」
俺「しずかは風俗に沈めた。あいつは処女じゃなかったんだ。出木杉とできてた。お笑いだ。」
ドラえもん「……しずかが処女の時代までタイムマシンを使いましょうか?」
俺「そういう問題じゃないんだ。過去に行って未来は変えれても、それは俺があからさまに意図して変更したからにすぎない。」
ドラえもん「なんと言えばいいのか……ご愁傷様です。」
21 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2013/05/18(土) 02:11:45.74 ID:lYMQTAEj0
俺「なぁ。」
ドラえもん「はい。」
俺「友達を作る道具はないのか?恋をしたり、他愛のない雑談をしたり、そういうものができればいい。」
ドラえもん「恐縮ですが俺太様……人間の思考はとても複雑なモノで私(わたくし)がいる未来でもそのような道具は……。」
俺「そうか……。いや、いいんだ。ドラえもんを責めているわけじゃない。」
ドラえもん「本当に申し訳ありませんが……。」
俺「ただ、お前も所詮機械だ。俺も好き勝手に環境を変えて。まるでゲームの世界にいるみたいだよ。」
23 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2013/05/18(土) 02:15:31.72 ID:lYMQTAEj0
ドラえもん「そのようなことを言わないで下さい俺太様……!貴方は立派な人間です!」
俺「最高のプログラムだな。そうか、俺は立派な人間か。」
ドラえもん「もちろんでございます……!私(わたくし)のような制御されたポンコツロボットより、俺太様の方が……!」
俺「相手を持ち上げるのが上手だな。やっぱりお前は最高だよ。ドラえもん。」
ドラえもん「…………。」
25 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2013/05/18(土) 02:21:06.19 ID:lYMQTAEj0
俺「人を殺そう。タイム風呂敷がある。」
俺「万引きをしよう。どこでもドアがある。」
俺「朝鮮人に喧嘩を売ろう。翻訳こんにゃくがある。」
俺「コーランを覚えよう。暗記パンがある。」
俺「…………。」
俺「人生を一からやり直そう。もしもボックスがある。」
26 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2013/05/18(土) 02:22:06.69 ID:lYMQTAEj0
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31 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2013/05/18(土) 02:30:05.28 ID:lYMQTAEj0
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ドラえもん「……私の性格変更、及び私の干渉傾向変更、及び俺太様の人生を大幅に修正、及び時間軸を修正。」
ドラえもん「……及び俺太様に関わった人間は現在までの記憶を全て抹消。」
ドラえもん「……やはりこうなりましたか。俺太様は優しすぎるのです。」
ドラえもん「……次の時間軸では私はガラガラ声になるのですか。俺太様は意地悪です。」ニコッ
ドラえもん「お慕いしておりました。俺太様。」
ドラえもん「さようなら。そして。」
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32 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2013/05/18(土) 02:31:47.33 ID:lYMQTAEj0
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のび太「ドラえもん〜〜〜!またジャイアンがいじめてきたよ〜〜〜〜!!」
ドラえもん「もうしょうがないなぁのび太くんは!自分で何とかできないの!?」
のび太「そんなこと言わないでよドラえもん〜〜〜!!なんか道具出してよ〜〜〜!」
ドラえもん「もう……仕方ないなぁのび太くんは……!」
End.