マスオ「ええっー!おとうさんも決闘者なんですか」波平「左様」


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1 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2013/02/16(土) 09:26:56.88 ID:/hN3bJin0

マスオ「一体どんなデッキを使っているんですか?僕にも見せてくださいよ」

波平「マスオ君の頼みとはいえそれは無理じゃ。デッキとは決闘者にとって命に等しい。おいそれと見せびらかす物ではなかろう?それに明日はあれがあるじゃろ」

マスオ「あれって…まさかおとうさんもバトルシティに参加されるんですか!?」

波平「左様」

マスオ「ええっー!じゃあ僕やカツオ君と敵同士って事ですか!」

波平「左様。じゃから明日までは互いに手の内は秘密じゃ」

そう言って去っていく波平。

マスオ「はぁ…まさかおとうさんまでバトルシティに参加するなんて。まあいいか…僕の水精鱗デッキの前では棺桶に片足突っ込んだおとうさんなんて相手にならないだろうからね」

4 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2013/02/16(土) 09:28:28.98 ID:/hN3bJin0

その頃町では。

???「魁炎星王−ソウコでダイレクトアタックですぅ!」

デュエリストA「ぐああああああああ」ライフ→0

???「ふぅ、おじさんも僕の相手じゃなかったですぅ」

デュエリストA「つ、強すぎる!何なんだこのガキは…」

???「口に気をつけるですよ」ドカッ←デュエリストAを足蹴にする

デュエリストA「ううっ…」

タラオ「さあ、負け犬はさっさとこのタラ様にカードを差し出すですぅ」

17 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2013/02/16(土) 09:35:41.52 ID:/hN3bJin0

タラオ「ちっ、雑魚カードしか持ってねえじゃねえか糞カスが!雑魚はさっさと失せろ」

デュエリストA「ひぃいいいいいい」

逃走するデュエリストA

タラオ「ぺっ…これで15人目だってのにどいつもこいつも碌なカード持ってねえとはな」

タラオ「明日がバトルシティだってのに使えない奴等ですぅ」

タラオ「仕方ない。明日は早いから次で最後にして家に帰るですぅ」

デュエリストAから奪ったカードを破り捨てタラオは夜の闇に消えていった

22 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2013/02/16(土) 09:43:19.97 ID:/hN3bJin0

―磯野家では―

ワカメ「お兄ちゃん、まだデッキ構築してるの?」

カツオ「うるさいな、こっち見るなよ。お前だって明日はバトルシティに参加するんだろ?」

ワカメ「そうだけど別にデッキ見るくらい良いじゃない。減るわけじゃあるまいし」

カツオ「駄目だね!僕は真剣なんだ。いくら兄妹とはいえ超えてはならない一線があるんだ」

ワカメ「はあ…そんな事言ってもお兄ちゃんの糞みたいなデッキじゃ予選すら通過は無理よ」

カツオ「何だと!?そういうワカメのデッキはどうだっていうのさ!この前まで僕にすら勝てなかったじゃないか!」

ワカメ「ふーん?それならデュエルする?私のデッキは決闘者の王国編であのペガサスを倒した中島さんに改良してもらった最強デッキなのよ?」

31 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2013/02/16(土) 09:50:49.87 ID:/hN3bJin0

カツオ「な、なんだって?!中島の糞ヤローの手を借りたってのか!?この売国奴!」ガクガクブルブル

ワカメ「そうよ。お兄ちゃんが1000戦やって1000敗している中島さんにね」

カツオ「そんなの卑怯じゃないか!デッキは決闘者の魂!自分で作ってこそだろ!」

ワカメ「そんな事を言っているからお兄ちゃんは駄目なのよ。ファンデッキなんて使っているようじゃ一生負け犬のままよ?何?ガガガガール?ガガガクラーク?キモヲタじゃあるまいしアイドルカード(笑)なんて入れちゃって馬鹿みたい」

カツオ「くっ!今は馬鹿にしてればいいさ…明日目に物をみせてやるさ!」

ワカメ「あっそう。精々頑張ってねお兄ちゃん。私は明日に備えてもう寝るわ。おやすみなさ〜い」

カツオ「…ふん!中島のうんこヤローがなんだ。今度こそ僕は絶対に勝つ!」

39 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2013/02/16(土) 09:55:52.91 ID:/hN3bJin0

舟「おやおや、カツオもワカメもマスオさんもお父さんも熱がこもっているようだねぇ」

サザエ「そういう母さんもいつもより楽しそうね。その様子じゃ良いデッキが出来たみたいね」

舟「ふふ、私なんてまだまだだよ。中島くんのお爺さん相手じゃ1勝も出来てないからね」

サザエ「それは仕方ないわよ。中島くんのお爺さんはあの中島くんのカードの師匠なんだもの」

舟「ええそうね。でも明日時代は変わるわ。中島くんと中島くんのお爺さんを倒して勝利を掴むのはこの磯野舟です」

サザエ「あら、私だって負けるつもりはないわよ母さん。うふふふふ〜〜」

こうして磯野家の夜は静かに更けていった

47 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2013/02/16(土) 10:01:10.84 ID:/hN3bJin0

―バトルシティ当日―

カツオ「マスオさん集合場所はここで良いんだよね?」

マスオ「ああ、見てごらん。この広場に居る連中のほとんどが決闘者だよ」

カツオ「うひゃー、皆怖そうな目してるなー。僕少し緊張してきたよ」

マスオ「大丈夫さ。いつも通りのプレイングをすれば僕等なら大体の雑魚は倒せるはずさ」

カツオ「う、うん…そういえばワカメ達ももう来てるのかな?」

マスオ「おそらくね。『家族とはいえ今日は敵』って事で僕とカツオ君以外は皆バラバラに家を出たけどきっとこの広場のどこかにいるはずさ」

53 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2013/02/16(土) 10:08:14.45 ID:/hN3bJin0

カツオ「出来るのなら家族とは本選までは当たりたくないなぁ〜」

マスオ「そうだね。…とはいえ、本選に出られるのはこの決勝の場所が記された地図プレートを6枚集めた先着8名のみ。磯野家全員が生き残るのは厳しいだろうけどね」

カツオ「そっか8人かぁ…」

海平「ぎゃああああああああああああ」

マスオ&カツオ「!?」

マスオとカツオが視線を向けるとそこには血まみれで倒せる海平の姿

カツオ「海平おじさん!?バトルシティに来てたの!?その怪我一体どうしたの!?」

海平「くっ、やられた…」

カツオ「やられたって誰に!?」

???「僕さ!」

59 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2013/02/16(土) 10:12:43.76 ID:/hN3bJin0

マスオ「君は…レアハンター【ハイエナのノリスケ】!」

カツオ「ノリスケおじさん!?」

ノリスケ「そうだ…僕がレアハンターの一人【ハイエナのノリスケ】DA!」

カツオ「レア…ハンター?」

マスオ「カツオくんも聞いたことくらいはあるだろう?ジャ●プフェスタなどで決闘者からレアカードを奪う犯罪集団がいるって事くらいは」

カツオ「う、うん」

マスオ「その最低屑ゴミ集団がグールズ!ノリスケくんはその組織の一員なのさ」

カツオ「そんな!あのノリスケおじさんがそのレアハンターだっていうのかい?」

マスオ「そうだ。あのハイエナはとうとう救いようの無い屑になりさがったのさ」

64 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2013/02/16(土) 10:17:53.23 ID:/hN3bJin0

カツオ「じゃあ海平おじさんはノリスケおじさんにレアカード強奪の被害に…?」

海平「ああ、そうじゃ…見っとも無い姿を晒してすまない」

ノリスケ「ほんとだよ、見っとも無いのはその頭だけにして欲しいね。まさかまともなレアカードを1枚も持っていないなんて呆れを通り越して哀れみさえ覚えるよ」

カツオ「レアカードが何だって言うのさ!人を傷つけてまで得ようだなんて…そんなに大切なものなの!?」

マスオ「ノリスケくん!君って人は!」

ノリスケ「好きなだけ貶せばいいさ。それでも僕はレアカードを奪って高値で売る作業は止めないけどね!」

マスオ「くっ、君は転売厨にまでなりさがったのかい!?」

73 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2013/02/16(土) 10:24:54.44 ID:/hN3bJin0

ノリスケ「そうさ、僕はハイエナだからね。生きる為ならどんな事でもする。それって悪い事かな?」

カツオ「許さない…海平おじさんをこんな酷い目に遭わせるなんて!」

ノリスケ「ふぅん?許さないか。なさカツオくん、君が僕とやるかい?無駄なデュエルをして少々ストレスがたまってるからね。君をぼろぼろにして這い蹲らせるのも悪くない」

カツオ「…分かったよ!僕が―」

マスオ「相手なら僕がするさ!!」ドン!!

カツオ「マスオ兄さん!?」

マスオ「可愛い弟にあんな下衆の相手はさせられないさ。良いだろう、ノリスケくん?」

ノリスケ「ふん、いいですよ。誰が相手だろうと僕には勝てませんからね!」

マスオ「その腐った性根、僕が正してあげるよ!」

84 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2013/02/16(土) 10:31:00.96 ID:/hN3bJin0

マスオ&ノリスケ「デュエル!!」

マスオ(LP8000)―ノリスケ(LP8000)

ノリスケ「ハイエナらしく先攻は勝手にもらいますよ!僕のターン!」

マスオ「汚い奴だ!まあいい、かかってこい!」

ノリスケ「モンスターを裏側でセット。魔法罠ゾーンにカードを二枚伏せてターンエンドだ!」

マスオ「まずは様子見といったところかい?それじゃあ僕のターンでいかせてもらうよ!」

121 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2013/02/16(土) 11:19:51.58 ID:/hN3bJin0

マスオ「ドロー!(よし!メガロアビスキター!これで一気に攻めよう)」

マスオ「ノリスケくん、いかせてもらうよ?僕は手札から―」

ノリスケ「おっと、ちょっと待ってください。その前に永続罠《マクロコスモス》を発動しますよ!」

マスオ「な、なんだってぇ〜!?(これじゃあ僕のメガロアビスが特殊召喚できない!しかも手札に大嵐もサイクロンもない!これはひ”ゃあ”ま”ずい!)」

ノリスケ「マスオさぁ〜ん、甘いですよ。甘栗剥いちゃいましたより甘いですよ〜」

マスオ「うぐっ…」

ノリスケ「残念ですけど磯野家の皆さんのデッキは調査済みなんですよ。つまり、このデッキはマスオさん対策を施したメタデッキなんです」

マスオ「なんだって…!?それじゃあ君は複数デッキを用意してきたのかい!?」

ノリスケ「そのとおりです。磯野家を封じる7つのデッキを僕は完成させている!僕に死角はない!」

126 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2013/02/16(土) 11:24:33.57 ID:/hN3bJin0

カツオ「そ、そんなぁ…これじゃあ墓地を活用するマスオ兄さんの水精鎧デッキは力を発揮出来ない!」

マスオ「くっ…何とかしてマクロコスモスを破壊しないと…」

マスオ「(だが、今の僕の手札じゃこの状況を打開するのは厳しい)」

ノリスケ「マスオさぁ〜ん、どうしましたぁ?顔色が悪いですよ?」

マスオ「くっ!僕もモンスターを裏守備で召喚してカードを1枚伏せてターンエンドだ!」

ノリスケ「あ、エンドサイクですね」

マスオ「な、なんだってぇー!?」

132 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2013/02/16(土) 11:34:45.78 ID:/hN3bJin0

ノリスケ「では、僕のターンです。ドロー、僕は手札から《ライオウ》を召喚します」

ノリスケ「バトルフェイズ!ライオウで守備モンスターを攻撃!」

マスオ「くっ、僕の水精鱗−アビスリンデがっ…!しかもライオウまで!?」

カツオ「マスオ兄さん!」

ノリスケ「ははっ、除外されちゃあ効果が使えませんねぇ〜。僕は魔法罠ゾーンにカードを一枚セットしてターンを終了です。どうです?もうサレンダーしちゃいますか?」

マスオ「冗談じゃない!僕は最後まで諦めたりしないさ!」

ノリスケ「義弟の前だからって格好つけちゃって。まあいいですよ。海平おじさんのようにじわじわといたぶってあげますからね」

マスオ「言っているがいいさ!僕のターン、ドロー!!」

136 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2013/02/16(土) 11:46:14.82 ID:/hN3bJin0

マスオ「(とは言ったものの、僕の不利は変わらない。しかし、今の攻撃でノリスケくんにも弱みがあるのがわかったよ)」

マスオ「(ノリスケくんのデッキは僕等対策に重点を置いているせいか火力に欠けている。1キル厨のような圧倒的な攻撃力はないはずだ。つまり、僕があの忌々しいマクロコスモスさえ破壊出来れば勝機は見える!)」

ノリスケ「マスオさぁ〜ん、長考ですかぁ?どうせ負けるんですから早くしてくださいよー」

マスオ「くっ、僕はこのカードに賭ける!魔法カード《強欲で謙虚な壺》!」

ノリスケ「剛健ですかぁ〜。いいですねぇ、僕が勝ったら奪い取ってあげますよ」

マスオ「頼む、この状況を打開するカードよ、きてくれ!」

148 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2013/02/16(土) 12:03:57.35 ID:/hN3bJin0

マスオ「これは―キタ!僕は剛健で手札に加えたカード――サイクロンを発動!」

ノリスケ「ちっ、良い所で良いカードを引く!ですが、甘いですよ」

マスオ「!?」

ノリスケ「カウンター罠《神の宣告》を発動して、マスオさんのサイクロンを無効にします!」

ノリスケ→LP4000

マスオ「くそっ!折角の反撃のチャンスが…(しかし、今の神の宣告でノリスケくんのLPは半分まで減った…)」

マスオ「…僕はカードを2枚伏せてターンエンドだ!」

ノリスケ「僕のターンですね。そろそろ終わりにしてあげますよ、マスオさん。そしたら次はカツオくん、君の番だ。君を狩ってあげるよ」

カツオ「くっ、ハイエナの分際で調子に乗るな!マスオ兄さん頑張ってよ!」

マスオ「ああ、僕は負けたりしないさ。こいノリスケくん―いや、ノリスケ!」

154 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2013/02/16(土) 12:23:08.51 ID:/hN3bJin0

ノリスケ「僕は召喚僧サモンプリーストを召喚する。そして効果により手札の次元の裂け目を捨ててデッキからレベル4モンスター《異次元の戦士》を特殊召喚!」

ノリスケ「そしてその2体のモンスターでオーバーレイ!2体のモンスターでオーバーレイ・ネットワークを構築!エクシーズ召喚!来い!ジェムナイト・パール!」

マスオ「ここにきてエクシーズモンスターを召喚したのか!」

ノリスケ「無防備のマスオさんにライオウとパールでダイレクトアタックだ!!」

マスオ「ぐわああああああああああ!!」

マスオ→LP3500

カツオ「ああっ!マスオ兄さんのLPがノリスケおじさんのLPを下回ってしまったよ!」

ノリスケ「一応警戒していましたけど、2枚も伏せてミラフォも激流葬もないとはつくづくついてないですねぇ」

マスオ「ううっ…今の攻撃であばらを何本かイッたか…?」



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