アスカ「クワーっクワっ!クワーっ!!」シンジ「やだなぁアスカ」


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1 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2013/01/26(土) 09:14:10.26 ID:3hi/yJvI0

アスカ「くわっ・・・くわぁ・・・!!」

シンジ「何だよそれ?おちょくってるの?」

アスカ「くわぁ!!クワ!!クワワワワ!!」

シンジ「そんなペンペンの真似して楽しい?意外と子供なんだね、アスカって」

アスカ「〜〜〜〜!!!」

シンジ「何怒ってんのさ・・・わざとでしょ?いいかげんにしてよね?」

アスカ「くわっ!!くーわっ!!くわわわわ!!」

シンジ「はぁ?だから、ペンペン語じゃわかんないよ・・・」

アスカ「アホー!!アホー!!」

シンジ「なに?アホとかアスカらしくないなぁ・・・?」

アスカ「シネー!」

シンジ「うん・・・まぁ、その方がアスカらしいや・・・」

アスカ「くわっ!!クワー!!」

シンジ「もう!なんなんだよ一体!!」

ペンペン「・・・」じーっ

9 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2013/01/26(土) 09:19:50.36 ID:3hi/yJvI0

アスカ「クワー!!くわー!!」

ペンペン「そう」

シンジ「えっ・・・?」

アスカ「くわっ!!くーわっ!!くわ!!」

ペンペン「そう、わかったわ・・・」

シンジ「・・・」じーっ

アスカ「くわっ!?・・・クワっ!!クワワ!!?」

ペンペン「アンタバカぁ?・・・何よ!!文句あんの?・・・ですって」

シンジ「・・・」じーっ

アスカ「くわわ!!」

ペンペン「哀れみの目で見ないで!!と言ってるわ」

シンジ「ペンペン、ありがとう」

ペンペン「いいえ」

シンジ「ペンペンってメスだったんだね?」

ペンペン「そう」

12 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2013/01/26(土) 09:27:37.42 ID:3hi/yJvI0

アスカ「くわっ!くわわわ!くわーっ!!」

シンジ「アスカ何て?」

ペンペン「バカ、私を無視するな!バカシンジ!」

シンジ「だって聞かなきゃわかんないじゃないか・・・早くペンギンごっこやめてよ」

アスカ「くっわわわ!!くぅうううわ!!」

ペンペン「私だってまともに喋りたいのよ!!人の気も知らないで!!・・・らしいわ」

シンジ「ふーん・・・じゃあまともに話せばいいのに?」

アスカ「くわわわわ・・・」

ペンペン「できたらやってるわよ・・・と言っているわ」

シンジ「へーえ・・・今までの罰が当たったんじゃない?口が悪いから」

アスカ「〜〜〜〜!!!」

シンジ「あ、これはわかる」

ペンペン「そう」

シンジ「ペンペンちょっと失礼」

ペンペン「なに?」

15 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2013/01/26(土) 09:33:56.40 ID:3hi/yJvI0

シンジ「よっ!・・・と」ひょい

ペンペン「何をするの?」

シンジ「アスカにぶつける」

ペンペン「なぜぶつけるの?」

シンジ「アスカが正気に戻る気がするから」

アスカ「くわっ!!くわわわ!!」

シンジ「問答無用!」ぽいっ

アスカ「!!」ぐしゃっ

ペンペン「痛ったいわねー!!何すんのよ!!バカシンジ!!」

シンジ「こらクソペンギンちょっと喋れるからって調子に」

アスカ「痛い・・・羽が千切れるかと思ったわ・・・」

シンジ「はぁ?」

ペンペン「デカシンジ、アンタいつの間にそんな背ぇ伸びたのよ?」

シンジ「今日は唐揚げにしようかな・・・」

ペンペン「いいわね!賛成!!早く準備しなさいよ!!」

20 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2013/01/26(土) 09:40:34.22 ID:3hi/yJvI0

アスカ「肉、嫌いだもの」

シンジ「えっ?アスカ、いつも肉ばっか食べるじゃないか?」

ペンペン「ちょっとアンタ!さっきから黙ってみてたら何で私の真似してんのよ!!」

シンジ「何言ってんだよペンペン早くまな板に乗ってよ?」

ペンペン「誰がまな板ですってぇぇええええ!!こんのバカシンジ!!」

シンジ「確かにペンペンはまな板じゃないよ?」

ペンペン「わかればいいのよ!!わかれば!!」

ペンペン「って・・・ペンペン?アンタバカぁ!?」

シンジ「ペンギンに覚えたての日本語は難しいよね?アスカの真似で覚えたら仕方ないや・・・」

アスカ「不思議・・・何故話せるの?」

ペンペン「はぁ?この式波アスカラングレー様のビューティフルフェイスを忘れたってーの!?」

シンジ「もう!ペンペンに何覚えさせてんだよ?アスカっ!!」

アスカ「・・・」

ペンペン「だから、私はここにいるってーの!!」

シンジ「ほら、ペンペンに取られちゃうよ?アスカ?」

24 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2013/01/26(土) 09:49:05.68 ID:3hi/yJvI0

アスカ「碇君・・・」

シンジ「なんだよ・・・名字で呼ぶなんて気持ち悪いなぁ・・・アスカ」

アスカ「ごめんなさい・・・でも、セカンドは居ないわ」

シンジ「今度は綾波ごっこ?今日のアスカ変だよ・・・?」

ペンペン「ハッ!良く化けたわね!!エコヒイキ!!私ソックリに化粧までして!?リツコにでも特殊メイクしてもらったの?」

シンジ「さっきからうるさいなぁ・・・ペンペン!!話の腰を折らないでよ!!」

ペンペン「なんですってぇええええ!!バカシンジの分際でこの私に口答え!?」

シンジ「もういいや・・・さっさと手羽先にしよ・・・」ひょいっ

ペンペン「なっ・・・!!」じたばた

ペンペン「ちょっとデカくなったからってレディーの首根っこ掴むなんてサイテーっ!!」じたばた

シンジ「はいはい、うるさいなぁ・・・アスカそっくりだよ・・・」ぽいっ

ペンペン「いったいわね!!放り投げないでよ!!」

シンジ「さ、アスカ・・・綾波ごっこ止めてご飯にしよう?」

アスカ「だから居ないわ、セカンドなんて」

シンジ「もう・・・じゃあ僕が今話してるのは誰なんだよ・・・」

27 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2013/01/26(土) 09:55:41.46 ID:3hi/yJvI0

アスカ「綾波レイ」

シンジ「もういいよ・・・」

ペンペン「だから!私はここでしょ!!」ばたばた

シンジ「うるさいなぁ!黙っててよペンペン!!」包丁まな板にブッ刺し

アスカ「包丁・・・私、セカンドになってる・・・」

ペンペン「きゃあああああああ!!何で私がペンペンにぃいいいい!?」

シンジ「もう・・・わけがわかんない・・・」

ペンペン「だからシンジやエコヒイキがデカく見えるのね!!」

アスカ「だから碇君はわからないのね」

ペンペン「聞きなさい!!バカシンジ!!私はペンペンじゃないわ!!」

アスカ「私もセカンドじゃないわ・・・」

シンジ「どう見てもペンペンとアスカだけど」

アスカ「これはおそらく」

ペンペン「精神が入れ替わったわね・・・」

シンジ「ぷっ・・・くく・・・」

28 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2013/01/26(土) 10:01:20.69 ID:3hi/yJvI0

ペンペン「なーにがおかしいんだっつーのぉおおお!!」

シンジ「やめてよね?命乞い?」

ペンペン「違うわよ!!バカシンジ!!」

シンジ「バカはどっちだよ・・・」

シンジ「精神が入れ替わったとして、なんでペンペンとアスカじゃなくてアスカと綾波が変わるのさ?」

アスカ「私、ペンペンに入ってたもの」

シンジ「はぁ?またワケわかんないこと言わないでよ、アスカ」

アスカ「違うの、碇君」

アスカ「昨日実験でペンペンと私は入れ替わったのよ」

シンジ「私って・・・?」

アスカ「綾波レイ」

シンジ「もう・・・!!ぐちゃぐちゃだよ!!」

アスカ「私はペンペンに入っていた綾波レイ」

シンジ「じゃあこのペンペンは?」

アスカ「セカンドが入ったペンペン」

32 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2013/01/26(土) 10:04:55.10 ID:3hi/yJvI0

シンジ「だとしてもおかしいよね?」

アスカ「どうして?」

シンジ「最初からアスカはクワクワ喋ってた」

アスカ「・・・わからないわ」

ペンペン「・・・」

シンジ「ペンペンに入ってるのが本当にアスカだとして」

シンジ「アスカ?」

ペンペン「何よ!!」

シンジ「アスカも実験してたの?」

ペンペン「してない!!誰がペンギンなんかと精神入れ替えるもんですか!!」

シンジ「こりゃ本物だ・・・」

ペンペン「だからさっきから・・・!!」

シンジ「じゃあさ、アスカ?」

ペンペン「何よ!!」

シンジ「なんでペンペン語話してたの?」

35 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2013/01/26(土) 10:08:59.00 ID:3hi/yJvI0

ペンペン「・・・」

シンジ「何で黙るの?」

ペンペン「知らない」

アスカ「きちんと説明しなければ、誤解は解けないわ」

ペンペン「言いたくない」

シンジ「じゃあ仕方ないや」

ペンペン「!!」

シンジ「今日は手羽先のからあ」

ペンペン「ちょっと待てぃ!!私が入ってるのよ!!」

シンジ「だってアスカ、そこに居るし・・・」

ペンペン「だとしても、ペンペン殺す気っ!!?」

シンジ「だってクソ生意気なんだもん、ミサトさんも許してくれるよ」

ペンペン「アンタバカぁ?そんなワケないでしょ!!」

シンジ「あーもう!そう言う所イライラする!!」

アスカ「ダメ、そろそろNERVに戻らなければ」

36 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2013/01/26(土) 10:13:27.37 ID:3hi/yJvI0

シンジ「どうして?」

アスカ「戻るの」

シンジ「戻れるの?」

アスカ「そう」

ペンペン「エコヒイキ!私も連れて行きなさい!!」

アスカ「でないと私も戻れないもの」

シンジ「ふーん・・・よくわかんないけど、ま・・・いっか」

アスカ「さよなら」

ペンペン「帰ったら覚えてなさい!!」

シンジ「はいはい、気をつけてー・・・」

37 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2013/01/26(土) 10:16:25.58 ID:3hi/yJvI0

帰宅

アスカ「バカシンジ!!良くも手羽先にしようとしてくれたわね!!」

ペンペン「アホー!!アホー!!」

シンジ「わぁ・・・いつも通りだ・・・」

アスカ「アンタ!覚悟出来てんでしょうね!?」

ペンペン「シネー!シネー!!」

シンジ「ところでさ、アスカ・・・?」

アスカ「あによ!!」

シンジ「なんでペンペンの喋り方してたの?」

アスカ「・・・」

シンジ「そこだけわかんないんだよ」

アスカ「それは・・・えっと・・・」

シンジ「?」

アスカ「か・・・可愛いかなって思ったのよ・・・」カァァ

シンジ「正気ですか?」

39 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2013/01/26(土) 10:20:32.95 ID:3hi/yJvI0

アスカ「〜〜〜〜!!!」

シンジ「いや・・・引くわぁ・・・」

アスカ「う・・・うぅ・・・」

シンジ「ネコや犬ならともかく」

アスカ「・・・」

シンジ「よりによってペンギンって」

アスカ「もう!!うるさいわね!!」

シンジ「センスの大半を戦闘スキルに持ってかれたね」

アスカ「なぁああああんですってぇえええええ!!!」

シンジ「私服はダサいし」

アスカ「なっ!」

シンジ「料理は出来ない」

アスカ「うっ・・・」

シンジ「おまけに暴力バカ」

アスカ「こんちくしょおおおおおおおお!!!」

40 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2013/01/26(土) 10:24:57.43 ID:3hi/yJvI0

シンジ「しょうがないよね?」

アスカ「はぁ!?」

シンジ「こんなの貰い手居ないし」

アスカ「失礼ね!!居るわよ!!」

シンジ「そうだね僕以外居ないね」

アスカ「は?」

シンジ「だから、僕が貰ってあげるよ」

アスカ「な・・・何言って」

シンジ「どうしようもないクズみたいな女だけど僕が貰ってあげるから」

アスカ「一言も二言も多いわよ!!」

シンジ「アスカの方が多いじゃないか」

アスカ「・・・」

シンジ「はぁー!すっきりした!!」

アスカ「私はストレス溜まったわよ・・・」

シンジ「アスカがちゃんとアスカで良かった」

44 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2013/01/26(土) 10:31:37.11 ID:3hi/yJvI0

アスカ「な・・・」

シンジ「だって綾波が入ったアスカなんておかしかったよ」

アスカ「そ・・・そう?」

シンジ「あれ?綾波ごっこ?」

アスカ「違うわよ!!」

シンジ「知ってる」

アスカ「このバカ・・・!!」

シンジ「アスカがホントは優しい良い子だって知ってる」

アスカ「えっ・・・」

シンジ「口が悪くて図々しくて自信過剰」

アスカ「それ、優しさの欠片も無いじゃない・・・」

シンジ「でも・・・本当は臆病で、寂しくてバレたくないから強がってる」

シンジ「僕をバカにしてくれる」

アスカ「フン!!バカにバカって言ってるだけよ!!」

シンジ「そういう事にしておくよ」

47 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2013/01/26(土) 10:36:44.18 ID:3hi/yJvI0

アスカ「ま、私をよく見て観察してるとこは」

シンジ「気持ち悪い?」

アスカ「誉めてあげるわ」

シンジ「やけに素直じゃないか・・・」

アスカ「私を見てくれてるんでしょ?」

シンジ「そうだね」

アスカ「で?私に惚れた?」

シンジ「そうだね」

アスカ「ふふーん」

アスカ「悪い気はしないわ!」

シンジ「良かった・・・」

アスカ「ねぇ、バカシンジ・・・」

シンジ「何?アスカ・・・?」

アスカ「今度、デートしてあげるわ」ぷいっ

シンジ「それは光栄だな」

50 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2013/01/26(土) 10:41:57.70 ID:3hi/yJvI0

アスカ「日曜、鈴原とかと予定入れないでよ!!」

シンジ「確かに承ったよ」

シンジ「あ、そうだアスカ・・・僕、これからNERVに野暮用があってね・・・」

アスカ「私はさっき行ったから一人で行きなさいよ!!」

シンジ「そうさせて貰うよ」

アスカ「気をつけてねー?」

シンジ「あぁ、わかってる」

アスカ「何か様子がおかしいわね・・・」

アスカ「ま、いっか!」

NERV

シンジ「と、言う訳さ・・・シンジ君」

加持「ありがとうございます!加持さん!」

シンジ「いやはや・・・シンジ君の口調を真似するのも、なかなか疲れるもんだな」

加持「そうですよね・・・ごめんなさい」

シンジ「なに!アスカの弱い所なら、俺が一番良く知ってるってもんさ!」

56 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2013/01/26(土) 10:49:53.94 ID:3hi/yJvI0

シンジ「それから、少し遊び過ぎてね・・・」

加持「へぇ・・・」

シンジ「色々悪ふざけをしてしまった・・・つい、ガキの頃を思い出してしまってね」

加持「気にしないで下さい、取り繕えると思いますから」

シンジ「なかなか据わってるな、男の顔になった・・・そう言ってくれると助かる」

加持「あ!そろそろ準備出来たみたいですね」

シンジ「行こうか?シンジ君」

リツコ「お待たせ、ちゃんと戻れるわよ?」

ピンポロポンポン♪

プシュー・・・

ミサト「で、どーぉ?加持ぃ!?アスカ、攻略出来た?」

加持「俺に落とせない女は居ないさ」

ミサト「まっ!そうやって調子乗ってたら痛い目見るわよ」

リツコ「あなたが加害するのね?」

ミサト「まあねーん」

59 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2013/01/26(土) 10:58:34.59 ID:3hi/yJvI0

シンジ「じゃ、僕は帰りますね」

ミサト「シンちゃーん!折角このバカが作ってくれたチャンスなんだから、モノにしないとダメよん?」

シンジ「わかってます!」

リツコ「あら?リョウちゃんの一日を体験して男の顔になったわね」

ミサト「アンタ、シンジ君に何か指示してたけど何させてたの?」

加持「秘密さ、男同士のな」

ミサト「ふーん・・・あやしい・・・」

リツコ「男には色んな世界があるのよ、流れ星の様にめくるめくうちに変わって行くわ」

ミサト「アンタが男を語るとは・・・良い研究の成果、得れたみたいね?」

リツコ「さあ?どうかしら」

加持「そのポーカーフェイス、攻略したいな」

リツコ「ミサト、攻略されて構わないかしら?」

ミサト「加持ぃいいいい!!」

加持「葛城、こう言う作戦もあるのさ」

ミサト「ハッ・・・!い・・・今のナシっ!!」

61 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2013/01/26(土) 11:08:18.67 ID:3hi/yJvI0

日曜

シンジ「さて・・・勝負だ!!」

アスカ「気合い入れすぎぃー・・・バッカみたい」

シンジ「そんな事ないよ」

アスカ「ま、アンタにバカにされたダッサい私服で申し訳ありませんけど!」

シンジ(加持さん・・・)

アスカ「そう言うアンタは・・・」

シンジ「えっ・・・?」

アスカ「ふーん・・・なんか、確かに少しセンス変わった?」

シンジ「そ・・・そうかな?」

アスカ「ま、言うだけあるわね・・・ムカつくけど」

アスカ「あ!良い事考えたわ!!」

シンジ「?」

アスカ「アンタ、私の服見立てなさいよ!!もちろんアンタのオゴリで!!」

シンジ「えっ・・・えぇえええええ!!」

62 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2013/01/26(土) 11:12:15.09 ID:3hi/yJvI0

アスカ「人のセンスにケチつけるくらいだから、ヨユーでしょ!?」

シンジ「お・・・お手本を見せてやるよっ!」

アスカ「言う様になったじゃない・・・流石、ステキのシンジ様ですわね!!」

シンジ(加持さん、少し恨みますよ)

アスカ「?」

2 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2013/01/27(日) 05:52:21.43 ID:kFl1mYfg0

アスカ「さ!どこに連れてってくれるのかしら!?」

シンジ「どこって・・・服買いに行くんでしょ?じゃユ◯ク」

アスカ「アンタバカぁ!?」

シンジ「えっえええ!!だって僕のオゴリなんでしょ!?」

アスカ「当然よ!!」

シンジ「だったら・・・」

アスカ「センス抜群のシンジ様が、女の子の服を選びに行くのにユ◯クロぉ!?」

シンジ「わかったよ・・・しょうがないなぁ」

アスカ「アンタ、仮にもエヴァのパイロットなのよ!お金が無いなんて言わせないわ!!」

シンジ「そんなぁ・・・」

アスカ「アタシと同等か少し少ないくらいでしょ!!」

シンジ(自分より多い可能性は考えてないんだ・・・)

アスカ「何か言いたそうね!!」

シンジ「いや・・・別に・・・」

アスカ「フン!私をバカにした罰よ!!さーて、何買って貰おうかしら♪」

3 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2013/01/27(日) 05:58:12.53 ID:kFl1mYfg0

シンジ「はぁ・・・」

アスカ「とりあえず、デパート行きましょ?」

シンジ「嫌な予感がする・・・」

デパート

アスカ「前から一度来てみたかったのよね〜!!」

シンジ「嘘・・・予感的中」

アスカ「見てみてー!このサイケデリックなワンピース!!」

シンジ「うわぁ・・・凄いや・・・うん、凄い値段」

アスカ「なんとお得な12万円!!」

シンジ「アスカ・・・周り見てよ」

アスカ「はぁ?」

シンジ「僕ら、場違いだよ」

アスカ「こんな貧乏人達より、アンタの方がよっぽど持ってるわよ!!」

シンジ「声が大きいよっ!!」

アスカ「で?こっちとこっちどっちがいい!?」

5 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2013/01/27(日) 06:04:09.53 ID:kFl1mYfg0

シンジ「うん、両方却下で」

アスカ「なに!?両方似合う!?すいませーん!!両方下さーい!!」

シンジ「うわぁあああああああ!!!!!」

「ありがとうございまぁす」

アスカ「どういたしまして!このバカが払いますから!!」

「お客様に良くお似合いですよ?」

アスカ「ありがとうございますぅ・・・」

アスカ「バカシンジ!!」ギロッ

シンジ「ひいっ・・・!恐喝だよ・・・」

アスカ「まぁ!良いお手本見せてくれたわ!!さっすがシンジ様、おっとこまえー!!」

「男前ですよ」

シンジ「うぅ・・・」

シンジ「いいよ!!そのくらい!!何て事ないよ!!」

アスカ「まいどー!」

「2点で19万円でございます」

6 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2013/01/27(日) 06:10:42.44 ID:kFl1mYfg0

シンジ「・・・下ろして来ていいですか?」

アスカ「10秒!!」

シンジ「無理だよ!!」

「ご安心下さい、取り置きしておきますので」

アスカ「ですって!GO!!」

シンジ「・・・はぁ」

アスカ「♪」

シンジ「ご機嫌だね」

アスカ「ま、散々バカにされた挙げ句手羽先に揚げられそうになった恨みはチャラってトコね!」

シンジ(加持さん・・・とばっちりが凄いです・・・)

アスカ「さ!次々、せっかくのデパートですもの!!本命は・・・」

シンジ「まだ買わせる気?」

アスカ「流石の私もそんなに外道じゃないわ!」

アスカ「あ!でも香水とか欲しいかもー・・・」

シンジ「ええっ・・・!!」

7 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2013/01/27(日) 06:18:29.33 ID:kFl1mYfg0

アスカ「・・・冗談よ」

シンジ「19万払わされた後で冗談に聞こえないよ」

アスカ「全く、同居人がそれくらいで喜んでるんだからありがたく思いなさいよ!」

シンジ「ミサトさんにだってこんなプレゼントした事ないのに・・・」

アスカ「アンタ、私とデート中の癖に他の女の事考えちゃうワケ!?」

アスカ「それも、よりによって年増のバカミサト・・・」

アスカ「ハァ・・・私もヤキが回ったわね・・・」

 ミサト「へっくち!」
 ミサト「きっと私の噂話ね・・・美しいって罪ぃ」
 加持「良い噂なら良いけどな」
 ミサト「どーいう意味よ!ソレ!!」

シンジ「ゴメン、アスカ・・・」

アスカ「自分から誘っておいて他の女の事考えるなんて、アンタも随分余裕出て来たみたいね?」

シンジ「そんなんじゃないよ・・・」

アスカ「ちゃんと私の事だけ考えてなさいよ」ぼそっ

シンジ「えっ?」

アスカ「何でもないわよ!このバカっ!!」

9 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2013/01/27(日) 06:25:20.24 ID:kFl1mYfg0

アスカ「さ、本丸が見えて来たわよ!」

シンジ「これって・・・地下じゃないか」

アスカ「当然!!デパートと言えばデパ地下よ!!」

シンジ「ま・・・色気より食い気だよね」ぼそっ

アスカ「何か言った!?」

シンジ「何でもないよ・・・」くすっ

アスカ「?」

シンジ「お腹空いたの?」

アスカ「少しね」

シンジ「じゃ、今日の晩ご飯の惣菜も買って帰ろうよ」

アスカ「アンタ、夕飯家で食べるとか言っちゃうワケ!?」

シンジ「違うの?」

アスカ「デーーーーーーーーーーーーーーーーーーーートッッッ!!!!!!!!!」

シンジ「えぇっ・・・?」

アスカ「デーーーーーーーーーーーーーーーーーーーートォォォォォォォォオオオオッッッ!!!!!!!!!」

10 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2013/01/27(日) 06:33:41.46 ID:kFl1mYfg0

シンジ「でも・・・ミサトさんのご飯が・・・」

アスカ「〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!」ギロッ

シンジ(しまった・・・)

シンジ「ごめん・・・そうだよね!!ミサトさんなんか餓死させとけば良いよね!!」

 ミサト「くしゅん!」
 リツコ「あら?風邪?」
 ミサト「今日は良く噂されるのよー」
 リツコ「大方デート中の二人があなたの話題でもしてるのよ」
 ミサト「あの子達・・・」じーん
 リツコ「あら?良い話とは限らないわよ?」

アスカ「♪」にこにこ

シンジ(餓死するワケ無いのに喜んでる・・・)

アスカ「ま、ミサトのお惣菜くらいは買って帰ってあげましょ!」

シンジ「そうだね・・・」

アスカ「でも!まずは私たちの昼ご飯よ!!」

シンジ「そうだね・・・そうかな?」

アスカ「そうよ!!あれとーこれとー!」

シンジ「そ・・・そんなに?」

11 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2013/01/27(日) 06:39:01.43 ID:kFl1mYfg0

アスカ「これも!」

アスカ「あぁああっ!それ、それも取って!シンジ!!」

アスカ「おいしそう・・・アレと、これと・・・それも!」

シンジ(どんだけ食べるの・・・?)

アスカ「あーっ!ケーキぃ!!デザートに・・・」

シンジ「バイキングか」

アスカ「あん?」ギロッ

シンジ「何でもないです」

アスカ「ふふーん!大漁ね!!」

シンジ「凄く恥ずかしい・・・」

アスカ「あぁ!?中学生なの!!食べ盛りなの!!伸び盛りなの!!」

シンジ「そうだね・・・大きくならない所もあるけどね」

アスカ「どこ見て言ってんのよ!!殴るわよ!!」メキャ

シンジ「うごぉ・・・も、もう殴ってるじゃないか」

アスカ「私ったら有言実行だから」

14 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2013/01/27(日) 06:47:56.06 ID:kFl1mYfg0

シンジ「食べきれるの?ソレ・・・」

アスカ「アンタバカぁ?そんなの無理に決まってるじゃない!!」

シンジ「だよね・・・軽く5人前はあるもんね」

アスカ「一口ずつ頂くのよ!!」もにゅもにゅ

アスカ「あっ!美味しい!!」ほわーん

シンジ「残りはどうするのさ・・・」

アスカ「そんなの決まってんじゃない!!ミサトの胃袋よ!!」

シンジ「なるほど・・・」

アスカ「だからわざわざ切り分けて貰ったのよ!!」

シンジ「抜け目ないなぁ・・・」

アスカ「食べたいだけ食べれて時間も短縮!まさに一石二鳥ね!!」

シンジ「でもケーキはアスカのしか・・・」

アスカ「ミサトはおあずけ!晩酌の上ケーキなんて、デブまっしぐらよ!!」

アスカ「ただでさえ酒臭いのに、それが贅肉の塊に変貌なんて・・・ああはなりたくないわね」

シンジ「まだなってないし失礼だよ」

16 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2013/01/27(日) 06:55:58.64 ID:kFl1mYfg0

アスカ「はぁー!おいしかった!!」

シンジ「今度はどこに行くのさ?」

アスカ「ふぅ・・・そうね」

アスカ「よっこいしょ・・・」

シンジ「やめてよね、オバサンみたいだよ?」

アスカ「食べ過ぎて動き辛いのよ・・・」

シンジ「もう・・・少し休んでなよ?」

アスカ「そうする・・・アンタは?」

シンジ「ミサトさんにメールしておくよ、惣菜買ったって」

アスカ「ふーん・・・マメなヤツね」

シンジ「僕らの方が遅くて何も無かったら怒りそうだし」

アスカ「大人なんだからなんとかするでしょ?」

シンジ「そうは行かないよ・・・」

アスカ「ま、そう言う気遣いがアンタの最大にして唯一の長所ね」

シンジ「それだけって・・・」

17 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2013/01/27(日) 07:01:01.42 ID:kFl1mYfg0

シンジ「動ける?」

アスカ「失礼ね!大丈夫よ!!」

シンジ「じゃ行こうか?」

アスカ「行き先決めてんの?」

シンジ「うん」

アスカ「まさかアンタがね・・・」

シンジ「少し歩くよ?」

アスカ「構わないわよ」

シンジ「・・・」てくてく

アスカ「・・・」てくてく

シンジ「そう言えばアスカ」てくてく

アスカ「あによ」てくてく

シンジ「これってデートなんだよね?」てくてく

アスカ「そうよ」てくてく

シンジ「じゃあさ・・・」ピタッ

18 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2013/01/27(日) 07:05:17.51 ID:kFl1mYfg0

アスカ「ちょっと!急に止まらないでよ!!」ドンっ

アスカ(せっかくしおらしく後ろ歩いてやってたのに・・・)

アスカ(シンジの背中見てたかったのにぃ・・・)

シンジ「手、繋ごうよ」

アスカ「」

シンジ「手、出して?」

アスカ「はっ・・・ハァ!?バカじゃないの!!?何ソレ!!」

シンジ「デートなんでしょ?」

アスカ「う・・・そうだけど・・・」

シンジ「じゃ、いいじゃないか」

アスカ「な・・・何で私がアンタと手なんて・・・」

シンジ「あれ?もしかして・・・」

アスカ「何よ・・・」

シンジ「恥ずかしいの?」

アスカ「」

21 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2013/01/27(日) 07:10:42.55 ID:kFl1mYfg0

アスカ「だっ!誰が!!」

シンジ「なんだ、アスカも意外と子供なんだね?」

アスカ「勘違いされるわよ!」

シンジ「知らない人ばかりなのに?」

アスカ「そうだけど・・・!!」

シンジ「なんだ・・・」

アスカ「!!」

シンジ「ビビリか・・・」ぼそっ

アスカ「いいわよ!!!手の一つや二つ!!繋いでやろうじゃんかぁああああ!!!」

シンジ「はい、どうぞ」

アスカ「行くわよ!!」ぎゅっ

シンジ「あ・・・アスカ!これは・・・」

アスカ「ハァ?何よ!!何か文句あ」

シンジ「恋人握りだよ・・・」

アスカ「こ!」

22 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2013/01/27(日) 07:18:29.04 ID:kFl1mYfg0

アスカ「恋人握りぃ!?」

シンジ「・・・そうだよ」

アスカ「何ソレ」

シンジ「知らないの?」

アスカ「知らないわよ・・・日本の風習?」

シンジ「・・・じゃあ知らない方が良いよ」

アスカ「繋ぎ方なんて何でもいいじゃない!!行くわよ!!」

シンジ「そうだね・・・」

「見て?あの中学生」ひそひそ

「うっわー!ススんでるーっ」ひそひそ

シンジ(恥ずかしい・・・)

アスカ(何よ、やけにジロジロ見られるわね・・・)

アスカ(フン!きっと私の美しさに見とれてんのね!!嫌だわ!!やっかみなんて!!)

マヤ「ふんふーん・・・久しぶりのお買い物ー♪あれ?アスカとシンジ君・・・?ちょっと!二人してどうし・・・た・・・」ちらっ

マヤ「・・・不潔」

23 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2013/01/27(日) 07:29:53.59 ID:kFl1mYfg0

シンジ「あっ!そこそこ!!もう着くよ?アスカ!!」

アスカ「そっ?意外と近かったわね?」

シンジ「そうかな?少し早く歩いたからかな?」

アスカ「なによこれ?」

アスカ「私と初めて会った漁港じゃない・・・」

シンジ「そうだよ」

アスカ「何でわざわざこんな所に来るワケ?」

シンジ「さっき自分で言ってたじゃないか・・・」

アスカ「えっ・・・?」

シンジ「初めて僕らが出会った大切な場所なんだ・・・」

アスカ「ふーん・・・ナナヒカリで選ばれたとかバカにされた上、足払いでコケさせられた場所がぁ?」

アスカ「アンタも物好きねぇ?」

シンジ「そうだね、物好きでなきゃアスカを好きにはなれないよ」

アスカ「失礼ね!!もう一回言って見なさいよ!!」

シンジ「二回も告白させる気なの?」

24 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2013/01/27(日) 07:35:01.52 ID:kFl1mYfg0

アスカ「ハァ!?誰が誰に!!」

アスカ「・・・って」

アスカ「あっ・・・」

アスカ「」カァァ

アスカ「・・・」

アスカ「〜〜〜〜〜〜!!!」

アスカ「もう!なんて締まらない告白の仕方なのよ!!」

シンジ「だって・・・」

アスカ「緊張感の欠片も無いワケ!?」

アスカ「アンタにとっての私ってそんなモン!!?」

シンジ「僕はただ・・・」

アスカ「ただ!?何!?」

シンジ「知っておいて欲しいだけなんだ」

アスカ「ハァ?」

シンジ「僕の気持ちを知っててくれたらそれで良い」

25 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2013/01/27(日) 07:40:00.47 ID:kFl1mYfg0

アスカ「何ソレ・・・バカみたい」

シンジ「なんで?」

アスカ「アンタ、私をアンタのモノにしたいとか思わないワケ!?」

アスカ「その為の告白じゃないの?」

シンジ「そうかも知れない・・・」

アスカ「そうかもってアンタ・・・」

シンジ「でも、良いんだ」

アスカ「そうやって逃げてれば、振られたって傷つかないもんね!!」

シンジ「違うよ、アスカ」

アスカ「?」

シンジ「伝える事が大切なんだ」

シンジ「けじめなんだ」

アスカ「・・・」

シンジ「僕が言いたいのはね、アスカ?」

アスカ「何よ・・・?」

27 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2013/01/27(日) 07:45:12.39 ID:kFl1mYfg0

シンジ「この場所で、アスカに出会えて良かった」

シンジ「アスカに会って、一緒に暮らせて」

シンジ「僕はきっと幸せなんだと思う」

シンジ「こんな生活がずっと続けば良いって思う」

シンジ「それを知っておいて欲しかったんだ・・・」

アスカ「」

シンジ「アスカ?」

アスカ「・・・アンタ、ホントにバカね」

シンジ「何で?」

アスカ「それ、告白なんて通り越してるわよ」

シンジ「えっ?」

アスカ「それじゃまるで・・・」

アスカ「プロポーズじゃない」カァァ

シンジ「そう捉えても構わないよ?」

アスカ「もう!!ちゃっかり遠回しに独占欲出してる!!」

28 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2013/01/27(日) 07:52:06.12 ID:kFl1mYfg0

シンジ「そうかな・・・」

アスカ「そうよ!!バカバカ!!何カッコつけてんのよ!!」

アスカ「ハッ!けじめ!?お笑いだわ!!」

アスカ「いいかげんにしなさいよね!!人舐めてんの!?」

アスカ「なんでそんな・・・!!」ぽろ

アスカ「なんでよ・・・」ぽろぽろ

アスカ「涙、止まらないじゃないっ・・・!!」ぽろぽろ

シンジ「アスカ・・・ゴメン」

アスカ「アンタ、ズルいわよ・・・こんなの・・・」ぽろぽろ

シンジ「ごめん」

アスカ「何よ・・・もう私、とっくにアンタのモノになっちゃってたんじゃない・・・」ぽろぽろ

シンジ「ありがとう、アスカ」ぎゅっ

アスカ「抱きしめないでよ・・・止めらんないじゃない・・・」ぽろぽろ

シンジ「アスカ・・・愛してる」

アスカ「ズルい」

29 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2013/01/27(日) 07:57:31.34 ID:kFl1mYfg0

シンジ「ごめん」

アスカ「言っとくけど、私・・・素直じゃないわよ?」

シンジ「知ってるよ」

アスカ「クワー!とか言うわよ?」

シンジ「可愛いよ」

アスカ「手羽先にしないでよ?」

シンジ「しないよ」

アスカ「うぅうう・・・バカぁ!!」

アスカ「じゃあ、こないだはどうして私がペンペンになってたってわからなかったのよ!!」

シンジ「そ・・・それは・・・」

アスカ「好きならわかれ!!バカシンジ!!」

シンジ「えっと・・・その・・・」

アスカ「ん?」

シンジ「それは・・・あの・・・」

アスカ「アンタ、何隠してるのよ?」

30 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2013/01/27(日) 08:02:12.54 ID:kFl1mYfg0

シンジ「実は・・・あの時の僕は僕じゃなくて・・・」

アスカ「ハァ?」

シンジ「アレは加持さんが・・・」

アスカ「どーいう・・・ハッ!!まさか!!」

シンジ「そうなんだ」

アスカ「アレ、アンタに入った加持さん?」

シンジ「うん」

アスカ「じゃ、アンタも変わってたの?」

シンジ「うん」

アスカ「なんで?」

シンジ「アスカを今日誘うために・・・勇気が出なくて・・・それで」

アスカ「ハァ・・・情けない」

シンジ「ごめん」

アスカ「ま、さっき男見せたから許してあげるわ・・・」ぼそっ

シンジ「ごめん」

31 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2013/01/27(日) 08:09:03.16 ID:kFl1mYfg0

アスカ「それにしても、アンタらしい何とも情けない感じがして、逆に納得したわ・・・」

シンジ「酷いや」

アスカ「フン!ホントの事でしょー!?」ぷいっ

シンジ「そうだね・・・」

アスカ「はぁ・・・」

シンジ「アスカ、日が落ちて来たよ?」

アスカ「そうね」

シンジ「そろそろご飯食べに行かない?」

アスカ「えっ!もう行くの?」

シンジ「だって繁華街まで結構歩くよ?」

アスカ「そっか・・・」

シンジ「行こう?」

アスカ「あっシンジ!まだ私、アンタの告白に答えてないけど?」

シンジ「別に良いよ」

アスカ「ダーメ!!私は白黒ハッキリつける女よ!!」

32 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2013/01/27(日) 08:13:32.55 ID:kFl1mYfg0

アスカ「アンタと違ってね!!」

シンジ「そんなぁ・・・」

アスカ「曖昧なままにしておくの、気持ち悪いのよ!!」

アスカ「だから・・・」チュッ

シンジ「!!」

アスカ「ん・・・」ぎゅっ

シンジ「・・・っ」ぎゅっ

アスカ「・・・ぅう」

シンジ「んぅ・・・」

アスカ「ぷはぁ!」

シンジ「っは!」

アスカ「伝わった!?私の気持ち!!」

シンジ「うん」

アスカ「よろしい!!じゃ、おいしいモノ食べさせなさいよ!!」

終われ



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