シンジ「アマガミ……いいな、これ」フフッ アスカ「は?」


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トップ 作品一覧 作者一覧 掲示板 検索 リンク SS:アガサ博士「元太君の胃を小型ブラックホールに改造したぞい

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5 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2013/01/06(日) 22:42:18.68 ID:+su6M8MI0

ミサト「最近、ずっと部屋に篭りっぱなしねシンちゃん」

アスカ「リビングにいてもゲームばっかしてるし…なんなのかしら」

シンジ「」ガラッ

シンジ「」スタスタ

アスカ「たまに部屋から出てきたかと思えば」

ミサト「トイレか水分補給」

ミサト アスカ「はぁ……」

7 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2013/01/06(日) 22:46:38.21 ID:+su6M8MI0

シンジの部屋

シンジ「ふふ…」ピコピコ

シンジ「ふふふ」ニヤニヤ

シンジ(み〜んな、可愛いな)

シンジ(それに優しいし)

シンジ「こんなの一人に絞るなんて僕には無理だよぉ」エヘヘ

10 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2013/01/06(日) 22:48:53.76 ID:+su6M8MI0

シンジ「紗江ちゃん……可愛い」

シンジ「絢辻さんはいいや。こういう強気なのはアスカで十分だよ」

シンジ「七咲も、う〜ん悩みどころだなぁ」

シンジ「あぁもう!!一向に進まないよ!」

アスカ「バカシンジ」ガラッ

11 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2013/01/06(日) 22:50:51.79 ID:+su6M8MI0

シンジ「なんだよ、アスカ。ノックくらいしてよ」

アスカ「アンタ、最近部屋にこもってなにしてんの?」

シンジ「なんだっていいじゃないか」

アスカ「携帯ゲーム?」

シンジ「あ、アスカだっていつもしてるだろ…」アセアセ

アスカ「ちょっと見せてよ」

シンジ「やだよ!」

アスカ「いいじゃない、みせないさいよっ」ガシッ

シンジ「ちょ!アスカ!」

13 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2013/01/06(日) 22:53:08.05 ID:+su6M8MI0

アスカ「なにこれ、アマガミ?」

シンジ「」

アスカ「ふ〜ん」

シンジ「な、なに?」モジモジ

アスカ「気持ち悪いっ!もてないからってこんなので現実逃避してるわけ!?」

アスカ「あ〜、なんだか寒気してきた」

シンジ「気持ち悪くないよ!みんな可愛いよ!!!」

アスカ「いや、アンタが気持ち悪いって言ってんの!」

14 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2013/01/06(日) 22:56:15.15 ID:+su6M8MI0

アスカ「まぁ、こういう絵も私は苦手なんだけどね〜」

アスカ「ホント、日本人って悪趣味だわ」

シンジ「やめろよ……」

アスカ「?」

シンジ「みんなの悪口はやめてよ!!!」

アスカ「へ?」

シンジ「僕をどれだけ罵倒してもいい!!でも!!」

シンジ「輝日東のみんなを傷つける発言は…それだけは絶対に許さない!!!!」

15 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2013/01/06(日) 22:58:43.15 ID:+su6M8MI0

アスカ「うわ……ホント、気持ち悪い」スタスタ

シンジ「待てよ!!」

アスカ「一生、現実逃避しとけば?」ガラッ

シンジ「」シーン

シンジ「何が悪いんだよ……」ボソッ

シンジ「嫌なことから逃げ出して…恋して……」

シンジ「何が悪いって言うんだよ!!!!!!!!!!!」ドンッ

18 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2013/01/06(日) 23:04:19.58 ID:+su6M8MI0

シンジ「うぅ……」シクシク

シンジ「」グスン

シンジ「使徒をみんなやっつけて、パイロットをやめて…」

シンジ「それで、高校生になればきっとこんな恋だってできるはずだ…」

シンジ「そうだよ……きっとそうなんだよ」

シンジ「もう少し我慢すれば」

シンジ「きっと楽しい高校生活が」

シンジ「きっと……」

――


20 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2013/01/06(日) 23:07:57.80 ID:+su6M8MI0

ジリリリリリリ

シンジ「朝かぁ…ふぁぁ」

シンジ「もうちょっと…」ウトウト

ユイ「シンジー!朝ごはんできてるわよー!」

シンジ「わかったよぉ!今行く」

――


シンジ「いってきま〜す」

21 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2013/01/06(日) 23:10:11.66 ID:+su6M8MI0

登校途中

シンジ「ふぁあ……眠い」ウトウト

梅原「よぉ!センセ!」

シンジ「おはよう」

梅原「相変わらず、朝は弱いなぁ!」アッハハ

橘「ふぁぁ…」

梅原「なんだぁ、大将も眠そうだな」

橘「夜中にビーバー三国志一気読みしちゃって…」アハハ

23 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2013/01/06(日) 23:16:24.77 ID:+su6M8MI0

シンジ「今度、貸してほしいなぁ」

梅原「なんだ?センセは読んだこと無いのか?」

シンジ「う、うん」

橘「それは!!まずい!重症だよ!!」

シンジ「え、えぇ…」アセアセ

橘「人生の半分、いや八割は損してる!早急に手を打たねば!!」

25 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2013/01/06(日) 23:19:52.04 ID:+su6M8MI0

学校

昼休み

棚町「あれ?もしかして今日はみんな弁当なし?」

梅原「そうだけど」

棚町「へっへっへ〜それじゃぁ」

棚町「じゃんけん大会といきましょうか」

梅原「いいねぇ!!動きたくないし〜」

シンジ「みんなの分、持てるかな」モジモジ

橘「負けなければどうということはないよ!!」

28 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2013/01/06(日) 23:22:53.25 ID:+su6M8MI0

シンジ「結局、僕が負けるんだ…」トボトボ

絢辻「よいしょっと」

シンジ(あ、絢辻さんだ)

シンジ(重そうなダンボール……やっぱり、僕が持ってあげたほうが)

シンジ「あ、あの…えっと」

絢辻「?」

絢辻「どうしたの?碇君」

シンジ「え?えっと」

シンジ「ダンボール、重そうだから…僕が…」

29 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2013/01/06(日) 23:25:39.44 ID:+su6M8MI0

絢辻「?」

絢辻「あぁ、これね。ふふ、大丈夫よ」

シンジ「だけど」

絢辻「平気よ?これくらいのものも持てないんじゃ実行委員もやってけないしね」フフッ

絢辻「ありがと」ニコッ

シンジ「え、いやぁ」モジモジ

絢辻「」スタスタ

シンジ「あぁ…」

30 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2013/01/06(日) 23:28:18.61 ID:+su6M8MI0

食堂

シンジ「うわぁ……相変わらずの人だなぁ」

ワイワイガヤガヤ

シンジ「みんなの分、買えるかな…」モジモジ

中多「パン…」モジモジ

シンジ「はぁ……やっぱり、かき分けて行くしか」

中多「……」モジモジ

シンジ「?」

33 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2013/01/06(日) 23:31:32.69 ID:+su6M8MI0

シンジ「さ、紗江ちゃんだ/////」

中多「?」

シンジ「え!?えっと」

シンジ「き、君もパンを買いに来たの?」

中多「……」コクリッ

シンジ「こんなに、人がいっぱい居ると買いにくいよね」アセアセ

中多「はい…」モジモジ

シンジ「……」モジモジ

35 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2013/01/06(日) 23:34:42.96 ID:+su6M8MI0

シンジ(僕が紗江ちゃんの分も買ってあげないと…)

シンジ(でも、この人集りじゃ……)

シンジ「……」モジモジ

シンジ「ぼ、僕が買ってきてあげるよ」

中多「え?」

シンジ「よ、よし……」ゴクリッ

ワイワイガヤガヤ

シンジ「……」モジモジ

中多「…」モジモジ

シンジ(できるわけないよ!!!無理だよ!!こんなの!!)

37 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2013/01/06(日) 23:37:46.33 ID:+su6M8MI0

シンジ「ど、どうしよ……」アセアセ

中多「…え?」モジモジ

森島「き〜みたちっ!」

シンジ 中多「!?」

森島「パン買いにきたんでしょ?」

シンジ 中多「」コクリッ

森島「ふふ」

森島「ちょっと〜!この子たちにも買わせてあげて〜♪」

ザワザワ

「うわっ!森島先輩だ!」 「どうぞ!どうぞ!お先に!!」

「やっぱ美人だなぁ!」  「後輩思いとか性格まで完璧だぜ!!」

シンジ 中多「」モジモジ

森島「どうぞ♪」

38 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2013/01/06(日) 23:39:58.05 ID:+su6M8MI0

シンジ「買えた……」フゥ

中多「え、えっと……ありがとうございました」

森島「どういたしまして」ニコッ

中多「そ、それでは」スタスタ

シンジ「あ!」(紗江ちゃん!行かないで!!)

森島「〜♪」

シンジ「あ、あの、ありがとうございました」

森島「いいの♪いいの♪」

39 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2013/01/06(日) 23:42:07.24 ID:+su6M8MI0

森島「あそこでオドオドしてた君たちが子犬みたいで可愛くて♪」

シンジ「こ、子犬?」

森島「うん!わんちゃん!」

シンジ「うわっ!近い///」ドテッ

森島「?」

シンジ「ぱ、パンが…」アセアセ

森島「もう!君は慌てん坊さんだね」フフッ

シンジ「す、すいません……」

44 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2013/01/06(日) 23:48:33.15 ID:+su6M8MI0

放課後

桜井「じゅんいち〜!」

橘「なんだよ梨穂子?」

桜井「茶道部行こう?」

橘「どうしてまた」

桜井「新しいお菓子に挑戦してみたんだ〜」

桜井「君たちもどう?」

シンジ「え?」

梅原「俺は別にいいぞ」

46 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2013/01/06(日) 23:51:05.56 ID:+su6M8MI0

茶道部

桜井「どうぞ♪」

橘「」モグモグ

橘「うん、美味しい」

桜井「それだけ〜?」

橘「うん」

シンジ「美味しい!」

桜井「そうそう♪こういう反応を期待してたの」

橘「センセはちょっとオーバーなところがあるからなぁ」

桜井「えぇ!そうなの?」

シンジ「そ、そんなことないよ!!!」ブンブン

48 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2013/01/06(日) 23:54:25.74 ID:+su6M8MI0

帰り道

橘「そういえば、もうすぐ創設祭かぁ」

梅原「で、どうなんだよ?お前ら」

シンジ「?」

梅原「なんだ?忘れたのか?創設祭までに彼女作るって話!」

橘「忘れてなんかないぞ?梅原!」

橘「僕だって今、頑張ってる最中なんだから!」

梅原「センセは?」

シンジ「僕は……あはは」

50 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2013/01/06(日) 23:56:55.83 ID:+su6M8MI0

シンジ(創設祭かぁ)

シンジ(冬ってこんなにも寒いんだ)

シンジ(息だって白くなるし、だけど……)

シンジ(なんだか暖かいなぁ)

シンジ「」フフッ

梅原「どうしたセンセ?」

橘「まさか!もうすでにゴールインしたとか!?」

梅原「おいおいおい!俺たちに黙って」

シンジ「え?違う!違うよ!」

アハハハハ

51 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2013/01/07(月) 00:00:46.73 ID:5WrQex0E0

美也「お兄ちゃん、相変わらず声でかい」

橘「なんだ美也か」

七咲「どうも」

橘「それに七咲も」

シンジ(七咲さんだ……)

七咲「?」

シンジ「!」

シンジ「」モジモジ

七咲「なんですか?」

シンジ「え?なんでもないよ」

七咲「いえ、何かあります」

シンジ「ひぃ!」

53 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2013/01/07(月) 00:02:48.68 ID:5WrQex0E0

梅原「こらこら、下級生が上級生をいじめるな〜」

七咲「いじめてなんかいません」

中多「あ、あの人」

美也「どうしたの?紗江ちゃん」

橘「センセと知り合いなの?」

中多「せんせい?」

梅原「あぁ、碇シンジって言うんだよ」

56 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2013/01/07(月) 00:06:15.40 ID:5WrQex0E0

シンジ「どうも///」モジモジ

シンジ(やっぱり、可愛いなぁ…僕より身長低いし)

梅原「どうした〜?後輩のムチムチボディに興奮でもしたか?」

中多「え//////////」カーッ

シンジ「そ、そんなことないよ!」アセアセ

美也「ひょっとして、紗江ちゃんが言ってた食堂で助けてくれた人ってこの人なの?」

中多「」コクリッ

60 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2013/01/07(月) 00:10:00.32 ID:5WrQex0E0

――

梅原「おっと!センセが一歩リードか?」

中多「えっと、今日は……その、ありがとうございました」

シンジ「い、いいよ……結局、僕は何もできなかったし」モジモジ

中多「」モジモジ

シンジ「……」モジモジ

橘「あはは……」

美也「なんか、2人そろうと気まずいね」

梅原「とりあえず、歩こうか、な?」アセアセ

62 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2013/01/07(月) 00:12:07.60 ID:5WrQex0E0

次の日

学校

橘「それは本気なの?」

シンジ「」コクリッ

棚町「後輩を狙うなんて碇君らしいじゃない」

梅原「俺は全力で応援するぜ!!」

橘「うん!僕も手伝うよ!」

シンジ「ありがとう…みんな」モジモジ

63 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2013/01/07(月) 00:14:21.81 ID:5WrQex0E0

食堂

橘「というわけで、今日のお昼は美也達と食べることにする」

シンジ「」モジモジ

中多「」モジモジ

美也「やっぱ、気まずいよぉ」アセアセ

七咲「そう?」

梅原「とにかく!食べようぜ!」

67 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2013/01/07(月) 00:18:17.70 ID:5WrQex0E0

創設祭が近づくに連れて、少年と少女は互いに心を許すようになっていった。

廊下

シンジ「それで、初めてビーバー三国志をよんだんだ」

中多「へぇ」モジモジ

シンジ「面白くて可愛いから!今度、紗江ちゃんにもかしてあげるよ!」

中多「」コクリッ

森島「あぁ!子犬ちゃんたち発見!」

68 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2013/01/07(月) 00:20:56.78 ID:5WrQex0E0

シンジ「大丈夫!ちゃんと橘くんから許可」

森島「やっほ〜」ギュゥ

中多 シンジ「!?」

森島「2人とも本当に可愛いなぁ!キュンキュンしちゃう♪」

シンジ「え?せ、先輩////」

中多「くるしい…」アセアセ

塚原「こら!はるか!!!」

69 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2013/01/07(月) 00:23:03.30 ID:5WrQex0E0

塚原「離しなさい!!怯えてるじゃない!!」

森島「えぇ!もう!響ちゃんのいじわるぅ」

塚原「呆れた……ごめんね?君たち」

シンジ「い、いえ…///」モジモジ

中多「」モジモジ

塚原「行くわよ!はるか」スタスタ

森島「え〜待ってよぉ。子犬ちゃんともっと遊びたい〜」

塚原「だ〜めっ」

72 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2013/01/07(月) 00:28:08.43 ID:5WrQex0E0

シンジ「な、何だったんだろ?今の」

中多「」

シンジ「どうしたの?紗江ちゃん」

中多「ぐぬぬ……」

中多「」プイッ

シンジ「え?何か悪いことした?」アセアセ

中多「知りません」プンプン

シンジ(よくわからないけど、怒った紗江ちゃんも可愛い)

シンジ「」ニヤニヤ

中多「何ですか!?」プンプン

シンジ「ううん!なんでもない」

74 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2013/01/07(月) 00:31:05.58 ID:5WrQex0E0

更に数日後

橘「明日は創設祭!」

シンジ「楽しみだね!」

梅原「いいよなぁ〜お前らはよぉ」

棚町「碇くんはまだ告白してないのよね?」

梅原「明日までとっておいたんだろ?」

シンジ「え?」(そういえば……告白、してないな)

シンジ(紗江ちゃんといるのが当たり前だって思ってたから……)

シンジ(本当はそんなのありえないのに)

76 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2013/01/07(月) 00:33:26.85 ID:5WrQex0E0

創設祭

桜井「お二人さ〜ん!甘酒はいかが〜?」

シンジ「甘酒、のみに行こ?紗江ちゃん」

中多「はい♪」



桜井「はい、どうぞ」

シンジ「ありがとう」

78 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2013/01/07(月) 00:35:43.13 ID:5WrQex0E0

シンジ「やっぱり、夜は寒いね」

中多「先輩って少し寒がりですね」フフッ

シンジ「そうかな?」

中多「はい」ニコッ

シンジ「寒いのには慣れてないんだ」

シンジ「冬なんてずっと知らなかったから」

中多「?」

シンジ「そうだ!ツリー見に行こうよ!」

中多「はい!」

80 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2013/01/07(月) 00:37:18.39 ID:5WrQex0E0

ワイワイガヤガヤ

シンジ「」

中多「」スッ

シンジ「!?」

中多「やっぱり、先輩の手、冷たい//」

シンジ「紗江ちゃん」

中多「温めて、あげます」

シンジ「うん、ありがとう」ニコッ

82 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2013/01/07(月) 00:39:02.38 ID:5WrQex0E0

森島「響ちゃん!見てみて!あの子たち!」

塚原「?」

森島「手をつないでる!!可愛い!!!」

塚原「行かせないわよ!」ガシッ

森島「えええ!どうして!」

塚原「2人の時間の邪魔になるでしょ」

森島「ふふ、そうね」

85 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2013/01/07(月) 00:42:04.20 ID:5WrQex0E0

クリスマスツリー

シンジ「大きい…」

中多「とても綺麗ですね」

シンジ「来年も……またみたいな」

中多「はい」

シンジ「紗江ちゃん」

中多「?」

シンジ「好きだ。僕は紗江ちゃんのことが大好きだ」

中多「先輩///////」

87 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2013/01/07(月) 00:45:41.68 ID:5WrQex0E0

中多「私も…先輩のことが大好きです。先輩と居る時間がとても幸せで…」

中多「ずっと、先輩と一緒にいたいです」

シンジ「僕もだよ。ずっと一緒にいようよ!来年も再来年も!また2人でツリーを見ようよ!」

シンジ「もっと色々してあげたいことがあるんだ……」

シンジ「もっと2人で行きたい場所があるんだ!だから!」

中多「先輩…」ギュッ

シンジ「紗江ちゃん…」

中多「それはできません……」

シンジ「…え?」

93 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2013/01/07(月) 00:48:46.56 ID:5WrQex0E0

中多「先輩にはやるべきことがあるでしょう?」

シンジ「何言ってるんだよ…」

中多「先輩の居るべき場所はここではないんです」

シンジ「何言ってるんだよ!?紗江ちゃん!!」

中多「先輩と……もっとおしゃべりしたかった…」

シンジ「できるじゃないか!?そんなの!」

中多「先輩」

シンジ「紗江ちゃん」ウルウル

97 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2013/01/07(月) 00:50:25.62 ID:5WrQex0E0

中多「先輩と出会えて私は幸せでした」

中多「だから、先輩も幸せになって」ウルウル

シンジ「行かないでよ……紗江ちゃん」シクシク

中多「先輩、大好きです。愛してます」ニコッ

シンジ「紗江ちゃん!!!!!!!!!!!」

――


100 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2013/01/07(月) 00:52:19.03 ID:5WrQex0E0

シンジの部屋

アスカ「起きろ!!バカシンジ!!!」

シンジ「え?」キョロキョロ

アスカ「何時だと思ってんのよ!!早く!弁当作ってよ!!」

シンジ「……夢?」

シンジ(そうだよな……あんな幸せな日々…夢に決まってるよな…)

104 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2013/01/07(月) 01:00:41.61 ID:5WrQex0E0

シンジ「紗江ちゃん…」ウルウル

シンジ「やっぱり、紗江ちゃんがいないと僕は幸せになんかなれないよ……」

シンジ「PSP…PSP」ガサガサ

シンジ「今日は学校休もうかな」ピコピコ

シンジ「……」

『先輩と出会えて私は幸せでした』

『だから、先輩も幸せになって』

シンジ「夢じゃなかったのかもしれない」

シンジ「そんなこと…ありえないけど……紗江ちゃんがそう言ってくれるのなら」

106 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2013/01/07(月) 01:05:09.82 ID:5WrQex0E0

登校途中

アスカ「遅刻するわよ!バカシンジ!」タッタッタ

シンジ「う、うん」

シンジ(もう一度、会いたいな。紗江ちゃんに…みんなに)

シンジ「?」

シンジ「ポケットに何か」ガサガサ

アスカ「何よ!急いでんのに!」

107 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2013/01/07(月) 01:08:32.49 ID:5WrQex0E0

クリスマスツリー

中多「」シクシク

美也「紗江ちゃん!!!どうしたの?急にいなくなったと思えば!」

中多「わからない……なんだか、悲しくて」

美也「紗江ちゃん…」

中多「うぅ……」グスン

中多「きっと、幸せになれますよ」

美也「?」

中多「先輩」ウルウル

109 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2013/01/07(月) 01:11:20.56 ID:5WrQex0E0

シンジ「輝日東高校、創設祭」

アスカ「なに、その紙くず」

シンジ「夢じゃなかったんだ」

アスカ「はぁ?もう!遅刻するわよ!!」

シンジ「うん!」タッタッタ

アスカ「て!ちょっと!待ってよ!バカシンジ〜!」

シンジ(きっと、また会えるよね)

シンジ(紗江ちゃん)

おわり

117 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2013/01/07(月) 01:54:13.37 ID:5WrQex0E0

即興でかいたんだ
ごめんね(´;ω;`)



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