朝倉「私はもう飽き飽きしてるのね。だから、死んで?」


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トップ 作品一覧 作者一覧 掲示板 検索 リンク SS:キョン「ぶっちゃけ国木田が一番かわいい」

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1 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2012/12/20(木) 10:44:12.70 ID:yzblQchP0

キョン「いいのか...?」

朝倉「な、何がよ」

キョン「ここで俺を殺したらその瞬間、俺の体に埋め込まれたチップが起動し」

キョン「長門から預かった朝倉のあんな画像やこんな画像がインターネットにばらまかれるぞ!」

朝倉「!?」

4 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2012/12/20(木) 10:48:38.33 ID:yzblQchP0

朝倉「ふざけないで、そんなハッタリが通じると思ってるの?」

キョン「ハッタリなんかじゃないさ。このチップを埋め込んだのも長門なんだから」

朝倉「あの長門さんがそんなことするわけ...」

キョン「そうだよな、長門?」

長門「そう」

朝倉「!?」

7 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2012/12/20(木) 10:54:19.32 ID:yzblQchP0

朝倉「な、長門さん?冗談よね?」

長門「事実」

朝倉「...なんでそんなことを」

長門「私の監視にも限界がある。あなたが彼を襲撃しないよう、予防線として用意しただけ」

キョン「でもそんな写真、どうやって撮ったんだ?」

長門「ここで話すと朝倉涼子の精神が崩壊しかねない。推奨はしない」

朝倉「!?」

14 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2012/12/20(木) 11:03:40.53 ID:yzblQchP0

朝倉「まさか長門さんがそんな人だったなんてね...」

長門「私はバックアップであるあなたにとても興味がある。涼宮ハルヒの観察という行為以上に私という個体があなたを欲している」

朝倉「インターフェイスとしてどうなのよそれ...しかも今とっても怖いこと聞いた気がする」

キョン「そういうわけだ、朝倉。癒えない傷を作りたくなければ俺を殺すのはよせ」

朝倉「...」

16 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2012/12/20(木) 11:10:30.61 ID:yzblQchP0

朝倉「ふ、ふふふ」

キョン「な、何がおかしい?」

朝倉「二人とも、そんな大真面目な顔をして芝居するなんて」

朝倉「役者にでもなったらどうかしら?」

キョン「なんだと?」

朝倉「そこまで大掛かりで馬鹿みたいなこと、統合思念体が許すはずがない」

朝倉「そしてもし仮に本当だったとしても、そんな画像の一枚や二枚」

朝倉「流れたところで私は...い、痛くも痒くもないわよ!!」

キョン「ヤケクソになってないか?朝倉」

朝倉「う、うるさいわね!殺すわよ!?」

長門「ちなみに、彼を抹殺したのちに流出するあなたの画像はおよそ17,504枚ほど」

朝倉「」

20 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2012/12/20(木) 11:16:26.24 ID:yzblQchP0

キョン「長門がそんなに朝倉のことを気にかけてたなんてな」

長門「朝倉涼子は監視が必要」

朝倉「絶対違うでしょ!絶対監視目的じゃないでしょ!!」

キョン「その画像群、いただくことはできないのか?」

長門「あなたの携帯電話から不意に流出してしまう可能性が微粒子レベルで存在する。許可できない。あと私だけで楽しみたい」

朝倉「e?」

22 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2012/12/20(木) 11:22:21.78 ID:yzblQchP0

キョン「そうか。それは残念だ」

朝倉「い、いま長門さん楽しみたいって」

長門「話は終わり。空間凍結を解除する」バリバリバリバリ

----

キョン「やれやれ、とんだ目にあったぜ」

朝倉「それはこっちのセリフよ。よくもやってくれたわね」

キョン「だからあれは全部長門が言い出したことなんだって」

朝倉「信じられるわけないじゃない。あの長門さんがそんなことするなんて」

キョン「まあ俺も最初は驚いたけどな」

25 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2012/12/20(木) 11:27:53.97 ID:yzblQchP0

朝倉「あーあぁ。キョンくん抹殺という私の唯一の使命が絶たれちゃった」

キョン「唯一だったのかよ、それは恐ろしいな」

朝倉「毎日チャンスをうかがって、ようやく好機だと思ったのに...」

キョン「はは、まあ諦めるこったな、じゃあ俺は帰るから」

朝倉「え?」

キョン「朝倉も早く帰った方がいいぞ」

朝倉「...」

キョン「どうした?」

朝倉「ね、ねえキョンくん?悪いんだけど、今日泊めてくれない?」

キョン「はあ?」

27 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2012/12/20(木) 11:30:15.34 ID:yzblQchP0

キョン「まさか、寝てる間に俺をどうにかしようとかそんな魂胆じゃないだろうな」

朝倉「そんなわけないでしょ、それはもう諦めてるわよ」

キョン「じゃどういう意味だよ」

朝倉「...」プルプル

キョン「朝倉?」

朝倉「...長門さんの監視が怖いのよ!!」

キョン「ああー...」

28 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2012/12/20(木) 11:33:48.19 ID:yzblQchP0

朝倉「何よ!あんな画像こんな画像って!」

朝倉「私が聞いたら発狂するような方法で撮ったとか言うし!」

朝倉「しかも今日の長門さんのオーラがやけに気持ち悪かったし!!」

朝倉「家にいても落ち着けないのよ!!」

キョン「わ、わかった。わかったからそのナイフしまえ。な?」

30 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2012/12/20(木) 11:37:51.74 ID:yzblQchP0

キョン妹「キョンくんおかえりー!あれー?その人はー?」

キョン「ああ、学校の知り合いだ。今晩泊まっていくてさ」

朝倉「あとでいっぱい遊びましょうね」

キョン妹「ほんと?わーい!!」

朝倉「...」キョロキョロ

キョン「心配しなくても長門を忍ばせてたりはしねえよ」

朝倉「いまいち信用に欠けるわ」

33 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2012/12/20(木) 11:45:57.88 ID:yzblQchP0

キョン「しかし、俺も疑問なんだよな。長門がお前を溺愛してるのは」

朝倉「溺愛!?...ま、まぁ、あの徹底ぶりじゃその表現が正しいかもね」

キョン「そんなそぶりは今まで見せなかったのか?」

朝倉「ええ。私が知る限りはまったくそんな気配なかったわ」

キョン「んー、もしかしたら」

朝倉「?」

キョン「感情豊かな朝倉に反して、長門はからっぽだ」

古泉「もしかしたら、何か外的要因から影響を受けて」

古泉「それを非常に偏った形で解釈してしまったことで」

古泉「あのように歪んだ行動を取るようになったのかも」

朝倉「なるほど...一理あるわね」

キョン「ん?」

朝倉「え?」

朝倉「!?」

36 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2012/12/20(木) 11:52:16.94 ID:yzblQchP0

古泉「やあ、どうも」

朝倉「な、ななななな何なのこの人!」

キョン「あれ、お前知らないのか?古泉のこと」

朝倉「古泉?...もしかして、古泉一樹?」

古泉「そうです。はじめまして、朝倉涼子さん」

キョン「人の家に勝手に上がるなと何度言えばわかる」

古泉「おや、妹さんには許可をいただきましたよ?」

キョン「何も言ってなかったぞ?」

古泉「秘密にするようお願いをしたので」

キョン「靴も見当たらなかったが」

古泉「鞄に入れました」

キョン「...やれやれ」

朝倉「何この二人...」

61 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2012/12/20(木) 15:25:37.39 ID:yzblQchP0

キョン「それで?お前は何だって俺の家に上がり込んだんだよ」

古泉「やはり気になりますか」

キョン「当たり前だろ。何言ってんだお前」

古泉「すみません、実はあなたの隣にいる彼女にも関係があるのですよ」

朝倉「わ、私...?」

古泉「そう、あなたです。あなたは長門有希ととても深い関わりを持っていますよね?」

朝倉「...どういう関係か、もう大方わかっているんでしょう?」

古泉「ええ」

63 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2012/12/20(木) 15:29:49.82 ID:yzblQchP0

キョン「機関とやらも朝倉のことはマーク済みだったわけか」

古泉「もちろん。涼宮さんに対して有益になりそうなもの、あるいは脅威となりそうなもの。そのすべてを把握するのが僕たちの仕事です」

キョン「うわー、ご苦労さんなこった」

朝倉「で?何か話があるのよね?キョンくんに手を出すなとか、そういう話?」

古泉「いえ。正確にはあなたの話ではありません。長門さんについてです」

キョン「長門?」

65 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2012/12/20(木) 15:33:23.76 ID:yzblQchP0

古泉「長門さんのことは、かなり早い段階からマークしていたのですが」

古泉「ここのところ、彼女に不可解な行動が見られるようになったのですよ」

キョン「不可解だ?そりゃ長門はある意味不可解だが」

古泉「そういうことではないのですよ。朝倉さん。あなたのお住まいはどちらですか?」

朝倉「もう知ってるんでしょ?マンションよ」

古泉「長門さんと一緒の、ですね?」

朝倉「そ、そうよ」

古泉「やはり、そうでしたか」

朝倉「?」

66 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2012/12/20(木) 15:37:22.41 ID:yzblQchP0

古泉「長門さんの不可解な行動というのはですね」

古泉「彼女が住むマンションの、別の部屋の住人に対する」

古泉「とてもユニークなストーキング行為です」

朝倉「」

キョン「す、ストーカー?長門が?」

69 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2012/12/20(木) 15:46:50.97 ID:yzblQchP0

古泉「その一」

古泉「その住人が外出したのを察知した長門さんは、部屋の施錠を解き中へ侵入しています」

キョン「うわあ」

古泉「その二」

古泉「機関の人間が調べを入れたところ、その住人の部屋からとても多くの通信電波が出ているようでした」

古泉「恐らく、中に大量の盗聴器かカメラなんかが仕込まれているものと思われます」

朝倉「...」カタカタ

古泉「その三」

古泉「その住人が帰宅してからしばらくの間、長門さんはベランダに潜伏して様子を伺っています」

キョン「すげーな、つきっきりじゃねーか」



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