シンジ「アスカって『あんたバカぁ?』しかないの?」アスカ「!?」


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トップ 作品一覧 作者一覧 掲示板 検索 リンク SS:社畜シンジ「エヴァに乗らさせていただいております碇シンジです!」

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1 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2012/12/10(月) 21:31:20.79 ID:uI7NxzOA0

アスカ「ちょっとそれ、どういう意味よ!」

シンジ「いや、他にレパートリーはないのかな……って思ってさ」

アスカ「あるわよ、もちろん!」

シンジ「じゃあ、やってみせてよ」

アスカ「やってやるわよ!」

アスカ「あんた……」

アスカ「バ、バ……バ……バ……」

シンジ(できるわけないよ)

アスカ「バ……バ……バ、バ、バ……バ、バ……バ……」

アスカ「バウムクーヘン?」

シンジ「!」

7 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2012/12/10(月) 21:36:34.66 ID:uI7NxzOA0

シンジ(う、うまいっ……!)

シンジ(ぼくとアスカが出会った時のエピソードを生かしてくるなんて……)

シンジ「ゴメンよ、アスカ……」

シンジ「まさかこんなにうまく切り返されるとは思わなかったよ」

アスカ「これで分かったでしょ、バカシンジ! 格の違いってやつが!」

シンジ「ん……!?」ググ…

シンジ「か、体が……!? 勝手にバウムクーヘンの形に……!?」グググ…

アスカ「バカ、なにやってんのよ!」

シンジ「そんなこと、ぼくが聞きたいよ!」グググ…

シンジ「いだだだだ……!」グググ…

ミサト「ちょっとあんたたちぃ、なにしてんのよ」グビッ

11 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2012/12/10(月) 21:40:21.50 ID:uI7NxzOA0

ミサト「──なるほどねぇ」グビッ

ミサト「アスカが『あんたバウムクーヘン?』っていったら」

ミサト「シンジ君が丸まっちゃったと」プハァッ

シンジ「いたた……ひどい目にあったよ」

アスカ「あんた体硬すぎ! 普段からちゃんと柔軟しなさいよ!」

ミサト「でも、意外だったわ」

ミサト「アスカに『あんたバカぁ?』以外のレパートリーがあったとはねぇ」

アスカ「なによ、ミサトまで!」

アスカ「アタシは元々これぐらいお茶の子さいさいよ!」

ミサト(このアスカの能力……使徒対策に使えるかもしれないわね)

13 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2012/12/10(月) 21:46:36.07 ID:uI7NxzOA0

数日後──

アスカ「えぇっ!? 使徒を手で受け止める!?」

アスカ「作戦といえるの!? これが!?」

ミサト「ホントにそうね……」

ミサト「だけど、たとえ使徒を受け止められなかったとしても」

ミサト「アスカのあの能力があれば、使徒撃退は理論上可能よ」

アスカ「えぇ〜……」

シンジ「頼むよ、アスカ」

アスカ「もう、しょうがないわねえ!」

レイ「?」

16 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2012/12/10(月) 21:50:21.18 ID:uI7NxzOA0

空から使徒サハクィエルが降ってきた。

サハクィエル「…………」ヒュルルルル…



アスカ「ダメ! アタシじゃ間に合わないわ!」ドスンドスン…

シンジ「ぼくもダメだ!」ドスンドスン…

レイ「私もダメ……」ドスンドスン…



サハクィエル「…………」ヒュルルルル…



シンジ「こうなったら、アスカ! 頼むよ!」

アスカ「──ったくもう!」

アスカ「あんた……」

アスカ「バルログぅ?」

サハクィエル「!」ピクッ

20 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2012/12/10(月) 21:56:23.92 ID:uI7NxzOA0

サハクィエル「ヒョー!」

サハクィエル「ヒョー!」



マヤ「目標……パターン青からパターンスペインに移行!」

マヤ「使徒からスペイン人に変化しました!」

ミサト「よっしゃ!」

ミサト「よくやったわ、アスカ!」

リツコ「形と大きさはそのままに、スペイン人になるなんて……信じられないわ」



サハクィエル「ヒョー! ヒョー!」

サハクィエル「ヨロレイヒ〜♪」



レイ「あの使徒はどうするの?」

シンジ「放っておけばいいんじゃないかな」

25 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2012/12/10(月) 22:02:29.40 ID:uI7NxzOA0

使徒に侵入されるネルフ。

青葉「ヤバイ、使徒がMAGIにハッキングしています!」

日向「なんてスピードだ! 人間技じゃないぞ……!」

リツコ「ダメね。私でも1秒、間に合わないわ」カチャカチャ…

ミサト「こうなったら……」

ミサト「アスカ、お願い!」

アスカ「もう……アタシがいないと全然ダメなんだから!」

アスカ「あんた……」

アスカ「ばいきんまん?」

イロウル「!」ピクッ

イロウル「バイバイキーン!」キラリン

マヤ「使徒、パターン雑菌に変化、どこかに飛んでいきました!」

ミサト「さすがだわ、アスカ……」

28 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2012/12/10(月) 22:05:18.14 ID:uI7NxzOA0

キール「──報告によれば」

キール「第10使徒はスペイン人に、第11使徒は雑菌になったそうだが」

キール「これはどういうことだ?」

ゲンドウ「分かりません」

キール「この場での偽証は死に値するぞ」

ゲンドウ「すみません、本当に分からないのです」

キール「分からないのならば仕方あるまい」

33 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2012/12/10(月) 22:10:16.54 ID:uI7NxzOA0

ミサト「すごいわ、アスカ! 使徒も立て続けに二体も無力化するなんて!」

アスカ「当然よ!」

リツコ「というわけで、今日はアスカの能力をさらに高めるために特訓を行うわ」

アスカ「え?」

リツコ「シンジ君とレイも協力してくれるそうよ」

アスカ「え? え?」

シンジ「じゃあさっそく始めよう」

レイ「そうね」

アスカ「え? え? え?」

37 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2012/12/10(月) 22:14:14.98 ID:uI7NxzOA0

特訓開始──

ミサト「パンにつけると美味しいわよねぇ」

アスカ「あんたバタぁ?」

リツコ「床屋にあるわね」

アスカ「あんたバリカン?」

シンジ「アスカなんかどっか行っちゃえ!」

アスカ「あんたバシルーラぁ?」

レイ「世界で一番小さな国よ」

アスカ「あんたバチカン市国ぅ?」

42 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2012/12/10(月) 22:19:20.80 ID:uI7NxzOA0

ミサト「ついつい肉ばかり食べちゃうのよねぇ」

アスカ「あんたバーベキュぅ?」

リツコ「昔の交通手段よ」

アスカ「あんた馬車ぁ?」

シンジ「机や下駄箱の中が気になるなぁ……」

アスカ「あんたバレンタインデぇ?」

レイ「日本の国旗の色違いね」

アスカ「あんたバングラデシュぅ?」

………
……


45 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2012/12/10(月) 22:25:17.00 ID:uI7NxzOA0

六時間後──

アスカ「ど、どうよ……」ゼェゼェ

リツコ「すごいわ……全て0.5秒未満で反応してるわ」

ミサト「さすがアスカね!」

シンジ「すごいなぁ……!」

レイ「正直なところ、バングラデシュは無理だと思ったわ」

アスカ「ふんっ! これくらい当然よ!」

アスカ「…………」

アスカ(なんか複雑な気分だわ……)

47 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2012/12/10(月) 22:29:47.92 ID:uI7NxzOA0

数日後、使徒レリエルが現れる。

レリエル「…………」

シンジ「うわぁっ!?」ズブズブ…

シンジ「アスカに出す問題を考えるのに夢中で、接近に気づかなかった!」ズブズブ…

アスカ「バカ、なにやってんのよ!」

レイ「碇君!」

シンジ「アスカ、助けてよ! アスカァッ!」ズブズブ…

レイ「お願い……!」

アスカ「ったくもう……アタシがいないとダメなんだから!」

アスカ「あんた──」

49 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2012/12/10(月) 22:33:48.78 ID:uI7NxzOA0

アスカ「バスケットボールぅ?」

レリエル「!」ピクッ

ミサト「なるほど!」

リツコ「あの球体とバスケットボールをかけたってわけね!」

レリエル「安西先生……バスケがしたいです……」

マヤ「使徒、パターン青からパターン三井に変化!」

レリエル「いいからテーピングだ!」

マヤ「パターン三井から、パターン赤木に変化! あ、先輩のことじゃありません!」

ミサト「色々なパターンに変化するようになったわけね。面白いわ〜」

レリエル「どあほう」



シンジ「ありがとう、アスカ! おかげで助かったよ!」

アスカ「感謝しなさいよ、バカシンジ!」

51 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2012/12/10(月) 22:38:16.46 ID:uI7NxzOA0

しかし、厳しい戦いは続く。

シンジ「えぇっ!?」

シンジ「エヴァ参号機の実験中に事故が起きて、使徒がこっちに向かってる!?」

ゲンドウ「そうだ」

ゲンドウ「ただちに発進して、使徒を迎撃しろ」

シンジ「分かったよ……!」

アスカ(参号機のパイロットってたしかアイツよね……大丈夫だったのかな)

レイ(鈴原君……)

53 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2012/12/10(月) 22:42:42.66 ID:uI7NxzOA0

参号機「…………」ズシンズシン…

シンジ「!?」

シンジ「使徒……!? あれはエヴァじゃないか!」

アスカ「しかも、あれに乗ってるのは鈴原なのよ!」

シンジ「なんだって!?」

シンジ「そんな……トウジと戦えるわけないよ!」

参号機「…………」バッ

ドゴォッ! ベキィッ!

レイ「きゃああっ!」

シンジ「綾波!」

アスカ「ファースト!」

レイ「うぅ……」

参号機「…………」ズシンズシン…

シンジ(くっ……こうなったら……)

54 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2012/12/10(月) 22:46:23.73 ID:uI7NxzOA0

シンジ「アスカ! ぼくが参号機を食い止める!」

アスカ「えっ!?」

シンジ「だから、そのスキにアスカはいつものヤツを頼む!」

アスカ「あんたバカぁ!? 一人で食い止められると思ってんの!?」

シンジ「……信じてるよ、アスカ」

アスカ「もう……ホントにバカね」

シンジ「トウジ、ごめんよっ!」

ガシィッ! グググッ……!

シンジ「ぐううっ……!」ググッ…

参号機「…………」ググッ…

55 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2012/12/10(月) 22:50:22.20 ID:uI7NxzOA0

アスカ「やってやるわよ!」

アスカ「あんた──」

アスカ(もし、アタシがしくじったら──)

アスカ(シンジも鈴原も……!)ゴクッ…

アスカ「バ……バ……ババ、バババ……バ、バ……」

アスカ「バ……バ……バ……バ……バ……」

アスカ(ダメ! プレッシャーで、いいフレーズが浮かんでこない!)

キョウコ『アスカちゃん』

アスカ「ママ!?」

キョウコ『考えないで、感じるのよ』

キョウコ『感じたままに言葉を紡げば、きっとお友だちは助かるわ』

アスカ「分かったわ、ママ!」

59 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2012/12/10(月) 22:54:25.38 ID:uI7NxzOA0

アスカ「あんたバルディエルぅ?」

参号機「!」ピクッ

参号機「…………」

参号機「そのまんまやないかい!」ビシッ!



マヤ「参号機パイロット、使徒の支配を振り切りました!」

ゲンドウ「なるほど、フォースチルドレンの内に眠る関西人特有の突っ込み魂」

ゲンドウ「これを刺激したというわけか」

冬月「自分がなにをいっているのか分かってるのか、碇」

ゲンドウ「分からん」

62 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2012/12/10(月) 23:02:21.04 ID:uI7NxzOA0

トウジ「すまんかったな、ワシのせいでとんだ迷惑をかけてしもた」

シンジ「トウジ、無事でよかった……!」

トウジ「ありがとな惣流、お前がおらなワシは死んでたかもしれん」

アスカ「使徒に乗っ取られるなんて、まったく世話が焼けるんだから……!」

シンジ「じゃあ、これからアスカの特訓を始めよう」

アスカ「え?」

シンジ「この件で、アスカの能力はまだまだ成長の余地があるって分かったからね」

レイ「そうね」

レイ「どうせなら、前よりも難易度を上げた方がいいわね」

アスカ「え? え?」

トウジ「ワシも参加するでぇ! あとケンスケも連れてくるわ!」

アスカ「え? え? え?」

65 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2012/12/10(月) 23:06:14.05 ID:uI7NxzOA0

再び特訓開始──

シンジ「度胸試しになるよね」

アスカ「あんたバンジージャンプぅ?」

レイ「船がよく行方不明になるわね」

アスカ「あんたバミューダトライアングルぅ?」

トウジ「あ〜……夢が食いたいのう」

アスカ「あんたバクぅ?」

ケンスケ「早口言葉」

アスカ「あんたバスガス爆発ぅ?」

69 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2012/12/10(月) 23:09:34.08 ID:uI7NxzOA0

シンジ「ハウス」

アスカ「あんたバーモントカレぇ?」

レイ「イギリス」

アスカ「あんたバッキンガム宮殿?」

トウジ「Q」

アスカ「あんたバケラッタぁ?」

ケンスケ「栗まんじゅう」

アスカ「あんたバイバイン?」



ミサト「すごいわ……」

ミサト「ハウスだけでバーモントカレーなんて、普通出てこないわよ」

リツコ「えぇ、反応が0.1秒未満になってるわ」

リツコ「先の戦いで、アスカが覚醒してしまったようね……」

70 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2012/12/10(月) 23:15:28.59 ID:uI7NxzOA0

そして、最強の使徒が訪れる。

ゼルエル「…………」ズンッ

シンジ「これは強そうだ……」

トウジ「新入りのワシにも分かるで……今までのヤツとは比べもんにならへんな」

レイ「でも……私たちにも彼女がいるわ」

アスカ「…………」ゴクッ

シンジ「綾波、トウジ! アスカの攻撃……もとい口撃まで、時間を稼ぐんだ!」

レイ「了解」

トウジ「おっしゃあ!」

ズガァンッ! ドゴォンッ! ズガガガガッ!

アスカ(今のアタシならやれる……!)ドクンドクン…

アスカ(最高の一撃をお見舞いしてやるわ!)ドクンドクン…

71 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2012/12/10(月) 23:18:42.47 ID:uI7NxzOA0

ドゴォンッ!

シンジ「うわぁっ!?」ドズゥン…

レイ「くぅ……っ!」ドザァッ…

トウジ「ぐおおっ!」ドスゥン…

アスカ「待たせたわね、みんな!」

ゼルエル「…………」ズシンッ

アスカ「あんたバーダックぅ?」

ゼルエル「!」ピクッ

76 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2012/12/10(月) 23:24:30.06 ID:uI7NxzOA0

マヤ「パターン猿、サイヤ人です!」



ゼルエル「これで全てが変わる……」

ゼルエル「この惑星地球の運命……! この俺の運命……!」

ゼルエル「使徒の運命……! そして、ネルフの運命もっ……!」

ゼルエル「これで最後だぁっ!!!」



ズドォォォォォンッ!!!



アスカ「え?」

ミサト「まずい、メインシャフトが丸見えだわ!」

アスカ「やっば、パワーアップさせちゃった……!」

80 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2012/12/10(月) 23:28:18.91 ID:uI7NxzOA0

アスカ「そ、そうだわ!」

アスカ「シンジ!」

シンジ「…………」ピクピク

アスカ「気絶してんのね、だらしない!」

アスカ「だったら初号機!」

初号機「…………」

アスカ「あんたバーダックの次男?」

初号機「!」ピクッ

83 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2012/12/10(月) 23:33:21.04 ID:uI7NxzOA0

初号機「オラ、腹減っちまったぞ!」ムクッ

マヤ「初号機、再起動!」

初号機「うめぇ〜!」ガツガツ

ゼルエル「カカロットよぉ〜〜〜〜〜っ!!!」



ミサト「使徒を……食ってる!?」

リツコ「S2機関を自ら取り込んでいるというの?」

マヤ「美味しそうに食べますね、お腹空いてきちゃった」グゥゥ…

ゲンドウ「ユイ……」

87 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2012/12/10(月) 23:37:35.98 ID:uI7NxzOA0

アスカ「危ないとこだったわ……」

アスカ「アタシとしたことが、使徒を強くしちゃうなんて……」

シンジ「能力がパワーアップしたんだから扱いには気をつけてよ、アスカ」

レイ「そうね」

トウジ「まぁ、結果オーライやろ!」

アスカ(なんとか微調整できるようにならないと……)



初号機「オッス、オラ碇ユイ!」

初号機「どうしたゲンドウ、久々だってのに元気ねぇなぁ?」

初号機「オラ腹ふくれて、力(りき)マンタンだぞ!」

ゲンドウ「そ、そうか……」

89 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2012/12/10(月) 23:41:34.83 ID:uI7NxzOA0

キール(今回受けた報告……)

キール(第14使徒がたった一人でフリーザに挑んだサイヤ人に変化し)

キール(エヴァ初号機が息子になってそれを捕食し、S2機関を搭載……)

キール(わけが分からん)

キール(碇め、なにを考えておる……)

キール(いや多分、あいつも分かっておらんだろうな)

キール(この修正、容易ではない……というか不可能な気もしてきたが)

キール(最後まで諦めずにシナリオを進めるしかあるまい)

レリエル「諦めたら、そこで人類補完終了だよ」

キール「!?」ビクッ

キール「まずは鳴らなかった鈴を始末してくれるわ」

91 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2012/12/10(月) 23:45:28.55 ID:uI7NxzOA0

加持「よぉ、遅かったじゃないか」

エージェント「…………」チャッ

ドギュゥンッ!

加持「…………」ピシュンッ

エージェント「!?」

ドギュゥンッ! ドギュゥンッ!

加持「今の俺はアスカの能力で、宇宙一のスピードを手に入れた」ピシュンッ

加持「いくら撃っても当たらないよ」ピシュンッ

エージェント「くっ……!」タタタッ

加持「逃げたか……」

加持(約束通り、葛城に言葉を伝えに行くか)

93 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2012/12/10(月) 23:49:35.25 ID:uI7NxzOA0

そして、新たな戦いへ──

アスカ「加持さんをスピードだけバータにしたのはよかったけど……」

アスカ「ミサトとよりを戻しちゃって……あ〜面白くない!」

アスカ「ムシャクシャするから、今回の使徒はアタシ一人で片付けてやるわ!」

ミサト「しょうがないわねぇ〜」

日向「今度の使徒は、衛星軌道上から動きませんね」

アスカ「衛星軌道!? それじゃアタシの声も届かないんじゃ」

ミサト「エヴァ弐号機、発進!」

アスカ「えっ、ちょっ、待っ──」シュゴッ

96 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2012/12/10(月) 23:53:28.22 ID:uI7NxzOA0

アラエル「…………」ハーレルヤ ハーレルヤ

アスカ「!?」

アラエル「…………」ハレルヤ ハレルヤ

アスカ「いやぁぁぁっ!」

ミサト「どうしたの!?」

マヤ「心理グラフが乱れています! 精神汚染が始まります!」

アスカ「アタシの中に入ってこないでぇぇぇっ!」



ミサト「まずいわね……!」

リツコ「これ以上は危険すぎるわ!」

98 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2012/12/10(月) 23:56:15.69 ID:uI7NxzOA0

ゲンドウ(ここで弐号機を失うのは得策ではない……いい口実ができたな)

ゲンドウ「レイ、ロンギヌスの槍の準備だ」

レイ「実は……さっき投げて外しました」

ゲンドウ「え!?」



アスカ「いやあぁぁぁぁぁっ!!!」

アラエル「…………」ハレールヤー



シンジ(アスカを助けるには……アレしかない!)

100 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2012/12/10(月) 23:59:38.85 ID:uI7NxzOA0

シンジ「アスカ!」

アスカ「なによ!? こんな時に!?」

シンジ「手軽に中華料理を食べられるファミレス」

アスカ「あんたバーミヤン?」



マヤ「パイロットの心理グラフ、正常に戻りました!」

ミサト「なんですって!?」



アラエル「…………」ハレ?

アスカ「よくもやってくれたわね……!」

アスカ「あんたバルスぅ?」

アラエル「!」ピクッ

103 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2012/12/11(火) 00:06:10.78 ID:OMcj6jCY0

アラエル「目が、目がぁ〜!」

アラエル「あああああ〜……!」

マヤ「使徒、パターン大佐に変化!」

ミサト「よっしゃ!」

リツコ「もはや、なんでもありね」



キール「ロンギヌスの槍、なぜ許可なく使用した?」

ゲンドウ「すみません、いつの間にか使用されてまして……」

キール「そうか……」

107 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2012/12/11(火) 00:10:02.18 ID:OMcj6jCY0

次に現れた使徒も──

マヤ「使徒が零号機を侵蝕しています!」

ミサト「なんですって!?」

リツコ「使徒が積極的に一次的接触を試みているというの?」



シンジ「アスカ、頼んだよ!」

レイ「お、お願い……早く……!」メリメリ…

アスカ「はいはい」

アスカ「あんたバーソロミュー・くまぁ?」



アルミサエル「旅行するなら、どこに行きたい?」

マヤ「使徒、パターン青からパターン七武海に変化!」

ミサト「よっしゃ!」

109 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2012/12/11(火) 00:12:38.90 ID:OMcj6jCY0

さらに──

カヲル「好意に値するよ」

シンジ「好意?」

カヲル「好きってことさ」



アスカ「なにあれ、怪しいヤツね」

ミサト「念のため、いつものアレやっといて」



カヲル「ゆで卵はいいねぇ」

カヲル「リリンの生み出した食文化の極みだよ」

シンジ「カヲル君!?」

アスカ(悪いわね、ちょっとだけ板東英二になってもらったわ……)



キール「うむむ……こうなったら実力行使だ!」

ついに最終決戦が幕を開ける!

112 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2012/12/11(火) 00:15:55.84 ID:OMcj6jCY0

日向「ネルフに戦自が迫っているとの情報が!」

ミサト「アスカ、お願い!」

リツコ「頼んだわよ」

シンジ「頼んだよ!」

レイ「お願い」

トウジ「頼むでぇ!」

カヲル「ゆで卵はおいしいなぁ」モグモグ

加持「だれもアスカに強制はしない……が、よろしくな」

冬月「ぜひお願いする」

ゲンドウ「頼む」



アスカ「どうなってんのよ、この組織は……」

114 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2012/12/11(火) 00:22:43.87 ID:OMcj6jCY0

戦略自衛隊もあっけなくアスカに敗れた。

隊長「そなたのはらわたを喰らいつくしてくれるわっ!」

隊員A「竜闘気砲呪文(ドルオーラ)! ギガブレイク!」

隊員B「16文キック!」

隊員C「俺はゴルフ場にある砂です」

隊員D「Yes We Can!」

隊員E「フォッフォッフォッ」チョキチョキ



キール「戦自もやられたか……」

キール「こうなったらヤケだ!」

キール「エヴァシリーズ全機、投入せよ!」



時を同じくして、ここで悲劇が起こってしまう……!

たび重なるATB(あんたバカ)フィールドの使用により、

アスカが倒れてしまったのだ!

119 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2012/12/11(火) 00:27:50.13 ID:OMcj6jCY0

ミサト「アスカが動けない今、エヴァシリーズはあんたたちに任せたわよ!」

シンジ「分かりました、ミサトさん!」

レイ「了解」

トウジ「いつも惣流に頼ってばかりじゃあかんしな!」

カヲル「ゆで卵がなくなった……」

しかし──

エヴァ量産機「ギィィィィィィッ!」バッサバッサ

ドゴォッ! ベキィッ! ガスッ!

シンジ「母さん、ちゃんと戦ってよ!」

初号機「オラ、腹減っちまって……」グゥゥ…

レイ「押されてる……!」

トウジ「惣流に任せきりにしてたツケが、ここで来たって感じやな……」

カヲル「ゆで卵が食べたい……」

すると──

122 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2012/12/11(火) 00:32:41.95 ID:OMcj6jCY0

サハクィエル「ヒョー! ヒョー!」ザシュッ

イロウル「俺様のばいきんメカで、エヴァ量産機をやっつけるのだ!」ズシンッ

アラエル「見せてあげよう、ラピュタの雷を!」ピカッ

アルミサエル「熊の衝撃(ウルススショック)」ドゴォンッ



ミサト「かつての強敵たちが助太刀に!?」

リツコ「これで戦況は互角だわ!」

冬月「勝ったな」

ゲンドウ「ああ」

128 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2012/12/11(火) 00:38:09.94 ID:OMcj6jCY0

キール「もはやエヴァシリーズもこれまでか……」

キール「しかし、なぜだ!?」

キール「なぜことごとく、我々のシナリオが崩れていくのだ!?」

キール「敗因はいったいなんなのだ!?」

レリエル「敗因はこの私! ゼーレの老人たちは最高のプレイをした!」

キール「!?」ビクッ



シンジ(あとはアスカが来れば……!)

レイ(全てを終わらせられるわね)

トウジ(早く起きろや、惣流!)

カヲル(ゆで卵……!)

131 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2012/12/11(火) 00:44:20.48 ID:OMcj6jCY0

キョウコ『アスカちゃん……』

キョウコ『アスカちゃん……寝てる場合じゃないわよ』

アスカ「ママ……」

キョウコ『みんながあなたを呼んでいるわ』

キョウコ『今こそ、ATBフィールドを全開にさせるのよ!』

アスカ「分かったわ、ママ!」

アスカ「ATBフィールド、全開!!!」



ズオオォォォォォォ……!



巨大アスカ「…………」ゴゴゴゴゴ…



シンジ「ア、アスカ……!?」

突如現れた、巨大なアスカ。

彼女はいったい人類になにをもたらそうというのか!?

134 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2012/12/11(火) 00:50:20.44 ID:OMcj6jCY0

巨大アスカ「あんたらバカぁ?」



シンジ「!」 レイ「!」 トウジ「!」 カヲル「!」

ミサト「!」 リツコ「!」 加持「!」

マヤ「!」 日向「!」 青葉「!」

ゲンドウ「!」 冬月「!」 初号機「!」

ケンスケ「!」 ヒカリ「!」

キール「!」

137 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2012/12/11(火) 00:55:33.60 ID:OMcj6jCY0

キール(そうだ)

キール(人類はみなバカなのだ)

キール(知恵をつけた人類は、バカにされないようバカにされないよう生きてきた)

キール(バカなことをして目立とうとする人種もたしかに存在するが)

キール(あれとて、あくまで売名や自己主張のためにやっているのであって)

キール(本当の意味でバカにされることなど望んではいない)

キール(だが、今の言葉で全人類が気づいた)

キール(自分たちはバカなのだと!)

キール(バカでいいのだ、バカだからこそいいのだ)

キール(バカだから色々と問題を起こすが、それもまた人類!)

キール(これが……これこそが──)



     真  の  人  類  補  完  !  !  !

140 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2012/12/11(火) 00:59:45.02 ID:OMcj6jCY0

………
……


アスカ「ここは……?」

シンジ「おはよう、アスカ。ここは病室だよ」

アスカ「シンジ……」

シンジ「アスカ、本当にありがとう」

シンジ「あのアスカの言葉で、全人類は手を取り合って生きていくことになったんだ」

アスカ「ふうん」

アスカ「ま、アタシにかかればあれぐらい楽勝よ!」

アスカ(全然覚えてないけど……)

141 名前:全ての人類(バカ)におめでとう[] 投稿日:2012/12/11(火) 01:05:38.85 ID:OMcj6jCY0

シンジ「おかゆ作ったんだ、よかったら食べてよ」

アスカ「うん」モグ…

アスカ「熱っ!」

アスカ「あんたバカぁ?」

アスカ「病み上がりの人間に、こんな熱いおかゆ食べさせてどうすんのよ!」

シンジ「そう、たしかにぼくは……いやぼくたちはバカなのかもしれない」

シンジ「だけどそれを認めて、少しでも今の自分よりマシになろうという気持ちが」

シンジ「大切だと思うんだ」

アスカ「…………」

アスカ「なによ、人が眠ってる間に一皮むけたような顔になっちゃってさ」

シンジ「お詫びに肩でも揉むよ、アスカ」モミモミ

アスカ「……気持ちいい」



                                      終劇



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