ゲンドウ「ファーストアダルトの碇ゲンドウだ」


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1 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2012/12/04(火) 00:43:21.15 ID:evmMy7fQ0

ミサト「みんな、仲良くしてあげてね」


アスカ・シンジ「えっ」

綾波「………」

ゲンドウ「やる気だけは負けないつもりだ。しかし他の面に置いても君達に負けないように頑張って訓練に励む。よろしく頼もう」

シンジ「ミサトさん……ちょっとコレは」

アスカ「……どういうことよ」

3 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2012/12/04(火) 00:45:16.52 ID:evmMy7fQ0

ミサト「……司令にもエヴァーが動かせることが判明したのよそれが」

シンジ・アスカ「………」

ミサト「ってワケで早速……訓練なんだけど碇司令」

ゲンドウ「待て」

ミサト「なんでしょう」

ゲンドウ「今の私はファーストアダルトであって司令ではない。一端のチルドレンと同等だ」

ミサト「は、はあ………」

ゲンドウ「私への呼称もチルドレンへのそれと同じにするべきだと思わんかね」

ミサト「じゃあ……えっと……ゲンドウくん?」

ゲンドウ「私は今から君をミサトさんと呼ぶ」

ミサト・アスカ・シンジ「うわぁ」

13 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2012/12/04(火) 00:53:00.21 ID:evmMy7fQ0

ゲンドウ「ATフィールド全開!!!!プログレッシブナイフ装備!!!!」バッバッ

ミサト「えっと……じゃあ、ゲンドウくんとシンジくん着替え……一緒の部屋だけど大丈夫?」

ゲンドウ「ああ」

シンジ「僕は……まあ……」


ミサト「じゃあ……頑張ってね」

ゲンドウ「行くぞ」

シンジ「はい………」

シンジ(どうしよう……どうしたらいいんだか全くわからないよ………)

19 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2012/12/04(火) 00:58:24.08 ID:evmMy7fQ0

【男子更衣室】

シンジ「………」

ゲンドウ「………」

シンジ(どうしよう……死ぬほど気まずい)

ゲンドウ「……シンジ」

シンジ「……何でしょう」

ゲンドウ「うぃぃぃぃぃぃー!!!!!!!!!!」

シンジ「!?」

ゲンドウ「……別に驚かせるつもりは無かったのだが」

シンジ「は……はい………」

ゲンドウ「………若者は今のような言葉で会話するとNHKで見たのだが」

シンジ「あ……あんまりしないです……」

ゲンドウ「そうか………」

26 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2012/12/04(火) 01:09:00.82 ID:evmMy7fQ0

―そして―

シンジ「………」
アスカ「………」
綾波「………」

ミサト「いか……じゃなくてゲンドウ…くんは?」

シンジ「なんか高血圧の薬を飲んでくるみたいです」

ミサト「そ、そう……」

アスカ「ねえミサト……やりにくくて適わないんだけど」

シンジ「僕も……なんか、無駄に緊張しちゃって」

ミサト「私だって上司なんだから…やりにくいことこの上ないわよ……」
ミサト「だけどさ……万年人不足なんだから仕方ないし……アンタたちの負担だって軽くなるわよ」

アスカ「精神的な部分がボロボロよ………ちょっと何とか追い出せないの?ストレスでおかしくなりそう」

ミサト「あたしだってなんとかしたいのよ!碇司令に言っても『決定事項だ』の一点張りだし…」

綾波「……正直邪魔」
アスカ「早くいなくなってくれないかしら」
ミサト「毒でも盛ってやろうかしら」

シンジ「ちょっと、みんな言い過ぎだよ…」

27 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2012/12/04(火) 01:09:59.24 ID:evmMy7fQ0

アスカ「じゃあ何!あんた司令と今まで通り作戦が遂行できるって思うワケぇ?」

シンジ「それは……」

綾波「足手まとい」

ミサト「ぶっちゃけお荷物よね」

シンジ「………」

アスカ「………」

綾波「…………」

綾波「………」

ガラッ!

ゲンドウ「ちぃぃぃぃぃっす!!!!!!!!!!!!!!!!!!」

一同「…………」

ゲンドウ「………?」

ゲンドウ(青ナントカ君から若者流の挨拶を学んで来たところなのだが…これも駄目だったのかな………)

38 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2012/12/04(火) 01:18:17.62 ID:evmMy7fQ0

ミサト「……それじゃあ、いか……ゲンドウくん、プラグに搭乗して下さい」

ゲンドウ「うむ………」しょんぼり

ミサト(……ま、ここで低い数値を出してくれりゃパイロットをクビに出来るわよね)

アスカ(わずかな間の辛抱よね)

綾波(スーツ、ピッチピチでキモいわ)

ゲンドウ「シンジシンジ」ツンツン

シンジ「なんですか」

ゲンドウ「塩あめ、たべるか?」

シンジ「いや、ぼく………」

ゲンドウ「………」

シンジ「いただきます」

ゲンドウ「黒あめとアルファベットチョコレートもあるぞ」ゴソゴソ

シンジ「ど……どうも………」


ミサト「妙に仲良いわよねあの二人……」
アスカ「…腐っても親子なのよ」

42 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2012/12/04(火) 01:20:10.94 ID:evmMy7fQ0

―そして―

ミサト「どう?結果は」

マヤ「それが……」

ミサト「ああ、やっぱ司令は低いってカンジ?」

マヤ「……じゅっパーセント」

ミサト「シンクロ率10パーじゃ話になんないわね」

マヤ「はちじゅっパーセント」

ミサト「え?」

マヤ「80パーセントです」

ミサト「 」

47 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2012/12/04(火) 01:22:45.56 ID:evmMy7fQ0

―そして―

【帰り道】

アスカ「ったく……なんなのよ。やりにくいったらありゃしない」

シンジ「まあ………」

アスカ「しかもあのヒゲグラサンでシンクロ率80って……正気の沙汰じゃないわ………」

シンジ「……うん」

アスカ「えらっそーに。いつも私たちを見下ろしちゃってさ」

綾波「ゴミを見るような眼で」

シンジ「ちょっと言い過ぎだよ二人とも………」

アスカ「って言うか何で突然乗れるようになったのよ……」

綾波「司令のLCLって臭そう」

シンジ「………」

51 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2012/12/04(火) 01:24:00.74 ID:evmMy7fQ0

アスカ「……っていうかなんであんた、ミサトのマンションまで付いてきてるのよ」

綾波「碇くんに呼ばれたから」

シンジ「そう。たまには綾波もうちに来てよって」

アスカ「ま、あんた愛想悪いからペンペンの愛想の良さを見習った方がいいわね」

綾波「クェェ!!!!」

シンジ・アスカ「!?」

綾波「どう」

シンジ・アスカ「どうって………」

シンジ・アスカ(そ……そっくり………)

56 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2012/12/04(火) 01:26:20.39 ID:evmMy7fQ0

アスカ「ただいまー」

「おかえりなさーい」

アスカ「ん」
シンジ「ん」
綾波「ん」

アスカ「シンジ、たしか今ミサトは仕事よね」
シンジ「うん」

綾波「……じゃあ、誰」
シンジ「まさかペンペン」
アスカ「な、わけないでしょ!」

綾波「………」スタスタ

シンジ「あ、綾波?」
アスカ「ちょ!危ないわよアンタ!」

ガラッ

「あ……いまご飯………」

綾波「………」ドゴォ!

「んぐぅ!?」

シンジ「ちょ!」

58 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2012/12/04(火) 01:27:45.50 ID:evmMy7fQ0

アスカ「よくやったわ!おら!覚悟しなさい不審者!」ドゴォ!ドゴォ!ドゴォ!


「ぬふぅ!?ぬふぅ!?ぬふぅ!?」


ドゴォ!ドゴォ!ドゴォ!ドゴォ!ドゴォ!ドゴォ!


シンジ「……ああああああああ」

アスカ「なによ急に震えて」

シンジ「だ、だって………」


ゲンドウ「 」チーン



綾波・アスカ「あっ………」

60 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2012/12/04(火) 01:29:13.57 ID:evmMy7fQ0

【一時間後】

ゲンドウ「んっ………」

シンジ「だ、大丈夫……ですか、父さん」

ゲンドウ「ああ……」

シンジ「ああっ……」

アスカ「ちょっと…やりすぎよ…えこひいき」

綾波「ぜんぶ二番目がやりました」

アスカ「ちょっとぉ!?」

ゲンドウ「いや……いい。君たちに無断で入った私が悪かった……ミサトさんには許可は得たのだが」

シンジ「何をしてたんですか……」

ゲンドウ「ご飯を作っていた。ここで暮らすものとして当然の行為だろう」

アスカ「そうねここで暮らすなら、当然よね」

シンジ「やったことないじゃないアスカ」

アスカ「なによ!バカ………」


シンジ・アスカ「えええええええええええええええ!!!!!!ここで暮らすぅ!?」

65 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2012/12/04(火) 01:32:26.15 ID:evmMy7fQ0

アスカ(最悪……最悪よ………)

シンジ(……僕は意外と別に)


ゲンドウ「そうか……まあいい…とりあえず三人には小遣いを」

アスカ「ようこそ」ヒシッ

綾波「司令、好きです」ヒシッ



シンジ「アスカ…綾波……」

73 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2012/12/04(火) 01:35:48.77 ID:evmMy7fQ0

ゲンドウ「で、どうだ。夕飯を作ったのだが」

シンジ「わあ、いいですねいただきます」
アスカ「楽しみね!」
綾波「おいしそう」

ゲンドウ「どうだ。シンジ」

シンジ「い、いただきます」ぱくっ
アスカ・綾波「いただきます」ぱくっ

シンジ「………うすっ」

ゲンドウ「ええ!」

シンジ「い、いや……その……」

76 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2012/12/04(火) 01:36:53.92 ID:evmMy7fQ0

ゲンドウ「く、く、く、口にあわなかったのか?あわなかったのか?」

シンジ「い、いい意味で薄味っていうか………美味しいなぁ……アハハ」

アスカ「ね!美味しいわ!」

綾波「この魚くさい」

ゲンドウ「!!」

シンジ「ちょっと……綾波!い、いや……癖になりますよ!」

綾波「ドブみたいな匂いが?」

シンジ「綾波!」
アスカ「ば、バカ!」

ゲンドウ「………」

79 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2012/12/04(火) 01:38:17.76 ID:evmMy7fQ0

ゲンドウ「すまない……普段料理などしないから」

シンジ「で、でも賢明さは伝わって……」

ゲンドウ「喜ばれて初めて意味がある……私の料理は失格だった」

ゲンドウ「……この金でテンヤモノを頼め」

シンジ「あの………」

ゲンドウ「すまない………少し寝る」


ガラッ


シンジ「………」

アスカ「ま、いいじゃない。ピザ頼みましょうピザ!3万もあるわよ!」

綾波「私はうなぎ」

アスカ「………アンタ、図々しいわね。シンジあんたは」

シンジ「………僕はなんでもいいや」

アスカ「そっ……あ、もしもし〜」

シンジ「………」

86 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2012/12/04(火) 01:42:05.69 ID:evmMy7fQ0

アスカ「ごちそうさま〜おいしかったわ」
アスカ「案外良かったわ司令が来て。結果的に美味しいもの食べられるしお金くれるし」

シンジ「アスカ、そういうのは」

アスカ「いいじゃない。べつにくれるんだし」
シンジ「だけどさ………なんていうか」


ガラッ

ゲンドウ「そんなの関係あるまい!」
一同「!?」



ゲンドウ「そんなの関係あるまい!そんなの関係あるまい!そんなの関係あるまい!そんなの関係あるまい!」

シンジ「………父さん…どうしたんですか急に」

ゲンドウ「そんなの関係あるまい!そんなの関係あるまい!そんなの関係あるまい!そんなの関係あるまい!そんなの」

一同「??」

ゲンドウ(青柳くんに若者のギャグ教わったのだが………まただめだったか………)

ゲンドウ「………すまないもう寝る」

アスカ・シンジ「お……お休みなさい………」

93 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2012/12/04(火) 01:45:05.98 ID:evmMy7fQ0

アスカ「……どうするのよ」

シンジ「どうするってアスカ」

アスカ「……アレが毎日続くのよ」

シンジ「……そうだろうね」

アスカ「いやよ!やかましいATMにもほどがあるってもんよ!」

シンジ「ATMってアスカ……」

アスカ「とりあえずアレね、お金くれる時だけ構って、後は放置するわ」

シンジ「出来るの?」

アスカ「……出来ないのよね、私性格いいから」

シンジ「……うわぁ」

98 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2012/12/04(火) 01:47:01.18 ID:evmMy7fQ0

アスカ「まあいいわ。とにかく寝ましょ」

シンジ「そうだね……おやすみ」


シンジ(……父さんは実は楽しい人なのかな)



ゲンドウ『乗るなら早くしろ!でなければ帰れ!』



シンジ(なんてね……)


シンジ(気を許しちゃダメだ)

シンジ(後悔する……きっと)


ガチャッ



【シンジの部屋】

ゲンドウ「シンジ……先に寝ていたぞ」

シンジ「 」

102 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2012/12/04(火) 01:49:41.95 ID:evmMy7fQ0

シンジ「え………え………?」

ゲンドウ「ミサトさんから、お前の部屋で一緒に寝るように言われた」

シンジ「………」

シンジ(どうしよう……なんか……怖い……)

ゲンドウ「半分開けて置いたぞ、シンジ」

シンジ「い……いや、僕は下に……」

ゲンドウ「腰に良くない。ベッドの方が良く眠れる」

シンジ「いや……」

ゲンドウ「ほら」ポンポン

シンジ「……ハイ」

ゲンドウ「うむ」ニヤッ


シンジ(うっ………加齢臭……あとで布団ごと洗わなきゃ………)

106 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2012/12/04(火) 01:51:34.64 ID:evmMy7fQ0

シンジ「あ……あの、父さん………もう少し向こうに……ちょっと寄りすぎじゃ」

ヒシッ

シンジ「グェッ!?」

ゲンドウ「むにゃむにゃ……シンジ………フヒヒ」

シンジ「へ!?と、父さん…………」

ゲンドウ「チュッチュッチュッチュッ」

シンジ「ぬわあああああ!!!!や!やめ!くさい!ぐわああああああ!!!!!!!!」

ちゅっ

シンジ「ぎゃああああああああああ!!!!!!!!!!!!」

110 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2012/12/04(火) 01:53:05.17 ID:evmMy7fQ0

ガラッ

アスカ「やかましい!」

シンジ「あ……アスカ……たすけ………」

アスカ「って!きゃああああああああああ!!」

アスカ「へ、変態!変態親子!シンジ!ヤケに司令を庇うと思ったら……」

シンジ「ちがう!誤解だよアスカ!」

ミサト「ただいま〜」

アスカ「あ!ミサト聞いてよ!シンジと司令が……」

シンジ「あああああ…………」


ゲンドウ「………フヒッ」zzz

111 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2012/12/04(火) 01:53:56.33 ID:evmMy7fQ0

【翌朝】

シンジ「………」

アスカ「………」

シンジ「あの、アスカ昨日のは」

アスカ「………」

シンジ「その……父さんが寝ぼけて、だから断じてそういうんじゃ」

アスカ「わかってるわよ。あんまり弁明すると逆に怪しいわよ」

アスカ「……バカね、アンタ。ほら、遅刻するわよ」

シンジ「うん!」

シンジ(よかった……誤解が溶けた……)

ガラッ

【教室】

シンジ「みんなおはよう」

ゲンドウ「おはよう」

アスカ・シンジ「 」

116 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2012/12/04(火) 01:57:51.89 ID:evmMy7fQ0

シンジ「あの……父さん、なんでここに……」

ゲンドウ「弁当を届けに来た」

シンジ「お、お弁当って……随分大げさな包みなんですけど……」

ゲンドウ「銀座久兵衛につくらせた、超高級寿司詰め合わせだ」

アスカ「キャー!司令だーいすき!」ヒシッ

綾波「……痺れるわ」ヒシッ

シンジ「 」

119 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2012/12/04(火) 02:00:27.38 ID:evmMy7fQ0

トウジ「ええなぁ……」

ケンスケ「ズルいぞっ!」

シンジ「そうだよ……なんかクラスの皆に不公平っていうか……悪目立ちっていうか」

ゲンドウ「そう言うと思ってクラス全員分用意させた」パチン



黒服「………」ガラガラガラガラガラ



クラス一同「うおおおおおおおおおおおおおおおお!!!!!!」

ゲンドウ「では私は帰る」

ゲンドウ(どうだシンジ。お前の顔を立てるために私は……)チラッ

シンジ「………」

ゲンドウ「シンジ……?」



トウジ「あれ、なんてワシの分だけあらへんのや……?」

126 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2012/12/04(火) 02:04:29.66 ID:evmMy7fQ0

【放課後】

アスカ「美味しかったわね、お寿司」
シンジ「うん……」
綾波「……碇くん?」

キキーッ

アスカ・シンジ「!?」

ゲンドウ「迎えに来た。乗っていくなら早くしろ」

アスカ「は……はい……」
シンジ「………ありがとうございます」

ゲンドウ「気にするな。今日の夕飯は今半のすき焼きだシンジ」

シンジ「………」

ゲンドウ「明日は料亭の超高級なお重を持たせてやる」

アスカ・綾波「キャー!ステキ!」

ゲンドウ「毎日毎日高級なものを食べさせてやるし、毎日小遣いをやる。どうだシンジ」

アスカ・綾波「ゲンドウくん最高!!!!!!」

シンジ「………」

131 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2012/12/04(火) 02:07:30.99 ID:evmMy7fQ0

シンジ「………いいです」

ゲンドウ「えっ?」

シンジ「降ります、ありがとうございました」

ゲンドウ「待て!シンジ!」

シンジ「明日からご飯もお弁当も自分で作りますから……じゃあ」

アスカ「何アイツ」

綾波「変ね」

ゲンドウ(何故だ……何故だシンジ………?)

132 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2012/12/04(火) 02:09:03.30 ID:evmMy7fQ0

ガチャッ

ゲンドウ「お前達は先に今半に行っていろ」

アスカ「えっ」


ゲンドウ「シンジ!」タタタタッ

シンジ「父さん!?」

ゲンドウ「待てシンジ!」

シンジ「来ないで!」

ゲンドウ「待て!」

シンジ「来ないで!来ないで!」

ゲンドウ「まてぇぇええ!!!!!!」タタタッタタタッタタタッ

シンジ「来ないでえええええ!!!!!!!!!!」タタタッタタタッタタタッ

主婦「あ、もしもし警察ですか?サングラスの不審者が少年を………」

137 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2012/12/04(火) 02:13:44.23 ID:evmMy7fQ0

【警察署】

冬月「…………連絡した冬月だが」

刑事「お待ちしてました……まさか親子とは」

ゲンドウ「………だから何度も言った」

シンジ「………」

冬月「全く……これで2度目だぞ碇」



冬月「……私は忙しい、あまり手間をかけてくれるな」

ゲンドウ「………すまなかった冬月」

シンジ「………」

冬月「別に構わないが……あとこれ」

ゲンドウ「なんだこれは」


冬月「二人が飲み食いした料金だ。占めて21万」


ゲンドウ「 」

140 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2012/12/04(火) 02:15:19.18 ID:evmMy7fQ0

冬月「………息子は私が送っていく。お前は支払いをすませろ」

ゲンドウ「ああ……」

冬月「ったく………」

シンジ「…………」


【車内】

冬月「……すまんな」

シンジ「大丈夫です……こちらこそ迷惑を掛けてしまって……」

冬月「君は別にいい。問題は碇だ。いきなりパイロットをやると言い出したと思ったら、全てを私に押し付ける。昔からそうだった」

シンジ「……昔?」

141 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2012/12/04(火) 02:17:06.86 ID:evmMy7fQ0

冬月「碇と君の母親は私の研究室にいた。不器用で空回りばかりしている男だったよ」

冬月「空回りし過ぎて2浪して4留する始末だ」

シンジ「……うわぁ」

冬月「だが悪い男ではない。不器用である故に勘違いされやすいが」

シンジ「………勘違いって」

冬月「……ああそうだ。初号機を改修した」

シンジ「えっ!いつの間に!」

冬月「その際ダブルエントリーシステムを採用したらしい」

シンジ「ダブルエントリー……システム?」
冬月「二人で運転するということだ。理論上は2倍のパワーを出せる。というのは表向き……碇はわざわざ……」

シンジ「えっ?」

冬月「……聞かなかった事にしてくれ」

142 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2012/12/04(火) 02:18:04.83 ID:evmMy7fQ0

ウー!ウー!ウー!ウー!

シンジ「警報!?」

ピッ

冬月「冬月だが…何!使徒だと!」


デーンデーンデーンデーンドンドン
デーンデーンデーンデーンドンドン


2号機(アスカ)「んぐっ………たべすぎた……」

零号機(綾波)「げふっ」

アスカ「ちょっとちょっとシンジと碇司令は!」

ミサト「今絶賛スタンバイ中よ!だけど……」

ゲンドウ「……」ガクガクガクガクガクガク

リツコ「立ってください碇司令」

シンジ「立ってよ父さん……」

147 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2012/12/04(火) 02:23:25.23 ID:evmMy7fQ0

ミサト「ったく………ま、そっちでなんとかしてくれると有り難いわ」

アスカ「了解!で、今日の使徒はなんじゃらほいっ」

使徒「ラー」

綾波「………第六の使徒?」

ミサト「形はクリソツだけど……まさか同じ使徒ってわけじゃあないわよねぇ」

冬月「……おい碇」

ゲンドウ「話掛けるな!」ガクガクガクガク

冬月「………今回の使徒は想定外だぞ」

ゲンドウ「そうだっけ……?」

冬月「そうだっけって…碇……」

154 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2012/12/04(火) 02:29:42.60 ID:evmMy7fQ0

ミサト「いつまでも私たちが進化しないと思ったら大間違いよ!」

ミサト「ま、とりあえず前回から大幅にパワーアップさせた上に軽量化させた超陽電子砲でサクッとやっちゃいましょ!リツコー」

リツコ「そう言うと思って用意済よ」

アスカ「用意いいわね。誉めたげるわ!」プシュッ

マヤ「2号機!超陽電子砲装備!」

アスカ「えこひいき、バックアップよろしく」

綾波「ええ………げぷっ」

アスカ「汚いわね……まあいいわ、標準よろし!」

使徒「ラー」

ミサト「ちなみに一発充電1ヶ月掛かるんだからねそれ」

アスカ「一発で決めろってことね!やったろうじゃん!」

アスカ「いっけええええええええええええええええええええええええ!!!!!!!!!!」

日向「いまのところ命中率99パー!」

ミサト「よしっ!いける!」

ゲンドウ「ひいいっ」ビクッ

158 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2012/12/04(火) 02:32:54.41 ID:evmMy7fQ0

ババババババババ!!!!!!


使徒「ラー……?」

アスカ「えっ……」

マヤ「直撃……しました………」

使徒「ラアアアアアアアアア!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」ピカッ


ミサト「えっ?」

リツコ「あ……全然利き目ない感じね」

ミサト「ったく!いいわ立て直し!反撃される前に撤退!撤退よ!」

マヤ「もうやられてます」

ミサト「えっ」



ゲンドウ「…………」ガクガクガクガクガクガク

159 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2012/12/04(火) 02:34:38.72 ID:evmMy7fQ0

―そして―


アスカ「……」ブスー

綾波「………」

リツコ「両機破損……もうロクな攻撃できないわね」

ミサト「はぁ……」

アスカ「シンジ!あんたがボケボケしてるからやられちゃったじゃないのよ!」

シンジ「だって父さんが………」

ゲンドウ「………いざ自分が乗るとなると怖かった」

アスカ「……ふざけないでください!」バンッ

ゲンドウ「小遣いをやる」

綾波・アスカ「仕方ありませんよね」

シンジ(なんなんだよコレ……)

162 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2012/12/04(火) 02:37:20.06 ID:evmMy7fQ0

リツコ「あ、そうそう。使徒から宣戦布告があったのよ」

ミサト「は?」

マヤ「午前12時に第三新東京を焼け野原にした挙げ句の果てにビームを真下に打ち込んで本部も焼け野原にすると」

リツコ「学んだのね、ドリルなんて面倒だもの」

ミサト「……いや、そういう事じゃなくってさ、なんで分かったのよ」

リツコ「ラミエル語解析ソフトを作ってたのよ。暇だったから」

マヤ「せっかくラーって喋ってくれてますからね」

ミサト「……無駄にハイテクな暇つぶしね」

166 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2012/12/04(火) 02:40:50.32 ID:evmMy7fQ0

アスカ「どうすんのよミサト…もう夜7時よ」

ミサト「……どうしよう」

加持「そんな時の“加持頼み”、じゃあないのかい?」

ミサト「……いつから居たのよ」

加持「それはそれは素晴らしい作戦がこのディスクに入ってる」

ミサト「よこせ」

加持「いくらで買う?葛城ぃ」

ミサト「金取るのアンタぁ!」

ゲンドウ「100万」

加持・ミサト「えっ」

ゲンドウ「君へのボーナスに追加しよう……不満か?」

加持「いやいや、毎度ありがとうございます、碇司令」

ゲンドウ「ああ………」


シンジ(父さん……やっぱりお金なんだ……)

171 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2012/12/04(火) 02:53:09.99 ID:evmMy7fQ0

加持「以上が作戦の概要です」

一同「………」
ミサト「正気?直接初号機でコアを殴りに行くなんて」

加持「特徴として前回よりコアを露出している時間が長かった……一方向の防御だけには強い…ってやつだな。だが、通常兵器はいけない。ATフィールドがあるからな」
加持「前回より強力だが、前回よりも大きくないし、ビームを地下に打ち込もうとしているせいか、そんなに上には上がってない。ギリギリ殴れる」

ゲンドウ「加持君、君は本気か?」
ミサト「至近距離で撃たれたらひとたまりもないわよ」

加持「大丈夫。今の改修した初号機の……ATフィールドならば……」

ゲンドウ「本当にそれしかないのか?」
加持「ありませんね」

ゲンドウ「そうか。では碇シンジを更迭……私一人で作戦を遂行する」

シンジ「えっ!父さん!」

ミサト「しかし………それでは碇司令!」

ゲンドウ「私一人で十分だ。それから今はゲンドウくんと呼べ」

ゲンドウ「シンジ、お前は必要ない」

シンジ「えっ……?」

173 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2012/12/04(火) 02:55:43.75 ID:evmMy7fQ0

シンジ「ま、待ってよ……父さん……」

ゲンドウ「帰れ!」

シンジ「………!」

ゲンドウ「お前は必要ない!」

冬月「碇……」
一同「………」

シンジ「……ひどいよ、父さん」
シンジ「せっかく……父さんと……少しは仲良くなれたかなって」
シンジ「父さんと……」

ゲンドウ「……お前は作戦上邪魔だ。シェルターにでもいろ」

シンジ「もういいですよ!!!!!!パイロットもやめます!先生のとこに帰ります!さようなら!!!!」タッ

一同「………」

ミサト「……止めてきます」

ゲンドウ「その必要はない、ミサトさん」ゲンドウ「…………」

アスカ(どうしたのよいきなり……)

綾波「………」オロオロ

175 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2012/12/04(火) 02:58:34.35 ID:evmMy7fQ0

シンジ「必要ないって………!なんで僕だけ!!!!」

シンジ「なんだよなんだよなんだよなんだよなんだよ!」

シンジ「せっかく……せっかく父さんのこと……少しだけ」

シンジ「好きに……好きになれたのに!!!!嫌いだ!嫌いだ!」

シンジ「必要ないって……必要ないって言った……」

シンジ「もう知るもんか……ネルフなんか……やめてやる………」


シンジ「………先生に連絡してやる」ピッ


―――――

シンジ「えっ……先生は死んだ?」

シンジ「そう……ですか……」

シンジ「ご冥福をお祈りします……失礼します」ピッ

シンジ「……アハハ」

178 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2012/12/04(火) 03:02:03.73 ID:evmMy7fQ0

【ネルフ】

綾波「……私たちはどうすれば」

ミサト「うーん……なまじ地上にいるよりかは、ネルフの方が安全かもね」

リツコ「ええ。あと3時間じゃ、ろくな場所には逃げられないわよ。ここがやられれば全て終わりも同然だしね」

アスカ「それより……本当に司令だけで大丈夫なの?」

ゲンドウ「ハッ!トゥッ!!ヤァ!」バッバッ

ミサト「……気合いだけはね」

ゲンドウ「……もう片方にはダミーを乗せる。それで起動するはずだ」

リツコ「もう時間がないわ。それでいくわよ、ミサト」

ミサト「…ええ」

ミサト「あれ、そういや加持は……?」

リツコ「リョウちゃんなら可愛い子を口説きに言ってくるって」

ミサト「あいつぅ……」

ミサト「もういい!作戦準備開始っ!」

180 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2012/12/04(火) 03:04:42.66 ID:evmMy7fQ0

【街の外れ】

シンジ「………」フラフラ

シンジ「………」

シンジ「ここに来る前の場所にも戻れない」

シンジ「……来た後の場所にも戻れない」

シンジ「どこにも帰る場所なんてないんだね」

シンジ「………」

シンジ「………そうだ」

シンジ「……悪いことしよう」

シンジ「僕が悪いことをすれば……父さんは困るだろうな……」

シンジ「ハハハ、そうだ……留置場にいけば三食食べられるし……一応寝るだって……」

シンジ「このまま帰る……くらいならいっそ悪いことをしてやる……!」

181 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2012/12/04(火) 03:05:24.45 ID:evmMy7fQ0

「じゃあ悪いことって例えば?」

シンジ「えっ……ああ…えっと………交番の窓ガラス割ったり……とか」

「未成年の君じゃせいぜい、注意どまりだな」

シンジ「じゃあ……誰かぶったり……」

「本当に出来るのかい?」

シンジ「………うっ」

「君は誰よりも優しい。だから出来やしないさ」

シンジ「出来る!出来るよ!」バッ

シンジ「あっ………」

182 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2012/12/04(火) 03:06:13.03 ID:evmMy7fQ0

加持「そんなことより俺とデートしようぜ、シンジくん」パチッ

シンジ「デート……」

加持「ふふふっ……」

シンジ「ちょっ加持さん!?」

加持「逃がさないぞぉ……シンジくーん……」

シンジ「アッーーー!」

185 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2012/12/04(火) 03:09:29.24 ID:evmMy7fQ0

【ネルフ】

ゲンドウ「………ユイ」
初号機「…………」

ゲンドウ「すまないが……万が一の時は私と……」グッ
初号機「…………」

リツコ「ダミープラグ、挿入完了しました」
ゲンドウ「……ああ。私も行く」

ゲンドウ「………シンジ」ボソッ
綾波「……碇司令」

ゲンドウ「………ひゃあ!」

ゲンドウ「なんだ……レイか」

綾波「これ……」
ゲンドウ「………眼鏡?まさかあの時のをまだ………」

綾波「お守りです」
ゲンドウ「!」

綾波「………なにか」
ゲンドウ「いや……」

187 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2012/12/04(火) 03:11:08.55 ID:evmMy7fQ0

ゲンドウ「………すまないな、レイ」

ゲンドウ「と言うかお前、なぜプラグスーツを着ている……早く避難を」

アスカ「そうは行きませんよ、し・れ・い」

ゲンドウ「君は………!」

アスカ「働かざる者食うべからず。食事代くらいは働かないとね、えこひいき」

綾波「そうねギャーギャーうるさい人」

アスカ・綾波「…………」

アスカ「ふんっ」つんっ
綾波「………」ぷいっ

ゲンドウ「しかし………」

アスカ「引きつけるくらいなら出来るわよねえこひいき」

綾波「できるわ」

188 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2012/12/04(火) 03:16:10.32 ID:evmMy7fQ0

アスカ「……行くわよ」

綾波「言われなくても、行くわ」

アスカ「………ケッ」

スタスタスタスタ

ゲンドウ「………」

冬月「レイも変わったな。お前の息子と二番目の功績かな?」

ゲンドウ「……あいつはどうした」

冬月「加持主席が保護に向かったと報告があった」

ゲンドウ「………そうか」

冬月「そろそろ時間だ碇」

ゲンドウ「ああ」

ゲンドウ「………冬月先生、あとは頼みます」

冬月「ユイくんによろしくな」


冬月「素直じゃない奴め」

192 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2012/12/04(火) 03:19:55.50 ID:evmMy7fQ0

ミサト「スタンバイOK?」

アスカ「OKよ!」

綾波「はい」

ゲンドウ「問題ない」



ミサト「エヴァンゲリオン初号機、2号機、零号機、発進!!」

194 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2012/12/04(火) 03:21:19.49 ID:evmMy7fQ0

【加持農園】

シンジ「タアアアアア!!!!!!」

ドゴォ!ドゴォ!ドゴォ!

シンジ「はぁ!スイカ割りってスッキリしますね加持さん!」

加持「楽しんでくれて嬉しいよハハハハハハハハ」

シンジ「……泣いてます加持さん?」

加持「まさかハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハ」

197 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2012/12/04(火) 03:24:15.49 ID:evmMy7fQ0

シンジ「………ありがとう加持さん。いいデートですね!なんかすごくスッキリしました」

加持「そりゃ良かった……ハハハ」

加持「で、落ち着いたところでよく考えてごらんシンジくん」

加持「君のお父さんは不器用な人だ。だから誤解されやすい……が、2日間一緒に過ごしてみてどうだった」

シンジ「どうだって……」

加持「………不愉快だったかい?」

シンジ「………」

加持「司令はさ、言葉足らずなんだよ。だから……伝わらない」

199 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2012/12/04(火) 03:25:52.69 ID:evmMy7fQ0

シンジ「だけど……小さいとき僕を置き去りにしたり」

加持「仕事が忙しいから君を独りにしてしまう機会が増える……それにさ、偉い人の子供は狙われやすい。近くにいればいるほどね」

シンジ「だけど連絡だって!」

加持「連絡したら君の居所がバレてしまう。……そうなれば、ネルフの護衛ごときじゃなんともならない事だって起きるかも知れない」

シンジ「それは………」

加持「司令のさ、言葉の意味を察してみると……君が心配で心配でたまらないんだよ。あの人は」

加持「だからあんな事をいったのかな……なんてな」

シンジ「……」

加持「シンジ君。君は子供かい?大人かい?」

シンジ「えっ?」

シンジ「………なんでそんな事」

加持「いいから」

205 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2012/12/04(火) 03:32:18.83 ID:evmMy7fQ0

【第三新東京・市街】

プップップップー

日向「時間です」

ミサト「ったく、結局加持のヤロー戻って来なかったんだから……」

ミサト「いいわ。アスカ、レイ、いかりし……じゃなかった。ゲンドウくん。乗ってくれてありがとう」

ミサト「無茶はくれぐれもしないように」

アスカ「……無茶しなきゃ、人間おしまいなのに?」

ミサト「生き残っても可愛いアスカとレイがいなきゃ何の意味もないってことよっ」
アスカ「くっさーいミサト」

ミサト「2人は無理だと思ったら即引き上げて!無理しないのが任務よ」

綾波「了解」
アスカ「りょーかい」

207 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2012/12/04(火) 03:34:19.73 ID:evmMy7fQ0

ミサト「じゃあスターt」

使徒「キシャアアアアアアアアアア!!!!!!」

ミサト「って!いきなりなんなのよぉ!」

アスカ「いくわよ!」

綾波「………ええ!」

アスカ「おーにさんこーちら♪っと!」

綾波「………!」

使徒「キシャアアアアアアアアアア!!!!!!」ピカッ


ババババババババ!!!!!!!!


アスカ「ヤバッ!さっきより強いじゃない!」

綾波「これじゃ……あんまりもたない………」

ミサト「よっしゃっ!後ろがむき出し!碇司令!早く!」


初号機(ゲンドウ)「問題………」

初号機(ゲンドウ)「なああああああああい!!!!!!!!!!!!!!」バッ!

210 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2012/12/04(火) 03:39:50.33 ID:evmMy7fQ0

綾波「限界よ………」

アスカ「チッ………」
綾波「結局……こなかったわね……」
アスカ「バカシンジ………」

ゲンドウ「やはり、ダミーでは…ダメか……」
ゲンドウ「……やはりこの出力ではコアは破壊出来ない、と言うことか」

ゲンドウ「……すまないな、ユイ」カコッ

ミサト「碇司令……ちょっと何を!?」

ゲンドウ「………私にしては……ロマンチック過ぎる散り方か」

リツコ「まさか………」
アスカ「最初から……自爆する気だったの!?」


ゲンドウ(シンジ)
ゲンドウ(幸せになれ…………)

カチッ




綾波「ダメ」

302 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2012/12/04(火) 18:33:13.30 ID:evmMy7fQ0

使徒『マテ』


使徒『アノコガイナイ』


?『アノコハイナイワ』


使徒『ナゼダ』


?『マニアワナカッタカラ』



使徒『ナラバ……マツ』

使徒『ワタシハソレガノゾミダ』


?『ワカッタ』

?『ワタシモソレガノゾミダカラ』



『ツレテクル』

307 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2012/12/04(火) 18:41:01.43 ID:evmMy7fQ0

ゲンドウ「……」


ゲンドウ「……あれっ?」



キィィィィィン!!!!



ゲンドウ「なぁ!?」


ミサト「………エヴァが跳ね飛ばされた!?」

アスカ「ええっ!?」

マヤ「自爆システムが……キャンセルされました!」

リツコ「なによ…どうなって………」

ゲンドウ「ま、まて!何が!どうなって」

初号機『ウォオォオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオ!!!!』

309 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2012/12/04(火) 18:45:03.33 ID:evmMy7fQ0

初号機「ウオ!ウオ!ウオオ!」

ダダダダダダダダダダ!!!!

ゲンドウ「どこへ行く!ユイ!ユイ!」


使徒「…………」


マヤ「使徒が……何故か沈黙しています………」

ミサト「んはぁー……」

アスカ「なんなのよ一体………」

310 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2012/12/04(火) 18:46:03.70 ID:evmMy7fQ0

【加持農園】

シンジ「ぼくは、大人何でしょう……か」

加持「いいや、違うな。だが完全な子供でもない」

シンジ「じゃあ何なんです」

加持「あえていうなら」

シンジ「言うなら?」

加持「単なる思春期で反抗期さ」

シンジ「なんですかそれ」

加持「大人も子供も好きに使い分けられる便利なお年頃ってことさ」

シンジ「…………」

311 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2012/12/04(火) 18:52:43.31 ID:evmMy7fQ0

加持「だから親を大切にするべきでもあるし、親に反抗もするべきだ」

シンジ「反抗?」

加持「そうだ。君くらいの年齢なら……堂々と愛情と信念を持って反抗するべきだと、俺は思うね」



ウォオォオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオ!!!!!!!!!!


加持「そら、お迎えが来た」

シンジ「初号機………!?」

317 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2012/12/04(火) 19:02:36.51 ID:evmMy7fQ0

シンジ「………これ、どういう」

初号機「………」プシュッ

シンジ「え………乗れっていうの?」

初号機「……」コクリ


ゲンドウ「シンジ!ダメだ!止まれ!止まれ!」


初号機「…………」ドンッ!

ゲンドウ「ひっ!」

320 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2012/12/04(火) 19:10:39.97 ID:evmMy7fQ0

加持「初号機は乗ってほしいみたいだぞ、君に」

シンジ「でも………」

ゲンドウ「シンジ!逃げろシンジ!」

シンジ「………父さんが」

加持「俺は…君のしたいようにすべきだと思うな」

シンジ「僕の……したいように」

ゲンドウ「逃げろ!逃げろシンジ!」

シンジ「………嫌です」

ゲンドウ「………なに」


シンジ「嫌だって!言ってるんです!!!!!」


ゲンドウ「……!?」

324 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2012/12/04(火) 19:15:57.79 ID:evmMy7fQ0

シンジ「……乗ります」

シンジ「僕は乗ります!父さん!」


ゲンドウ「何故だ………!」

ゲンドウ「シンジ!何故乗るなと言っているのに乗る!?」




シンジ「僕はエヴァンゲリオン初号機パイロット……」


シンジ「そして」





シンジ「思春期で反抗期の碇シンジだからです!!!」





ゲンドウ「はっ………!?」

330 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2012/12/04(火) 19:22:19.06 ID:evmMy7fQ0

加持「……行ってこい」ポンッ

シンジ「………はい」

加持「暴れてこいシンジ君。後のことは俺たちに任せてな!後始末は大人の特権だ!!」

シンジ「ありがとうございます……加持さん!」


ゲンドウ「なぜだ、シンジ……」

331 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2012/12/04(火) 19:23:18.96 ID:evmMy7fQ0

シンジ「ぼくは、過去の父さんが許せません」

ゲンドウ「………」

シンジ「でも、未来の父さんを守りたいとも思います」

ゲンドウ「………」

シンジ「アスカとも、綾波とも、ネルフの皆も……現在の父さんも。だから戦います!父さん!」




初号機「ウォオォオオオオオ!!!!!!!!!!」


ゲンドウ「………」

ゲンドウ「……好きにしろ」

335 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2012/12/04(火) 19:26:48.24 ID:evmMy7fQ0

初号機「………」てくてくてく

マヤ「あ、初号機帰ってきました」

ミサト「ええっ」

マヤ「しかも歩いてます」

リツコ「何がなんなんだか」

アスカ「あたしら完全に置いてきぼり喰らってるわよね」

337 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2012/12/04(火) 19:27:51.35 ID:evmMy7fQ0

使徒「…………」

初号機「………」

初号機「ウォッ!!!!!!」バッ

使徒『!?』

シンジ「僕は、負けたくない!」

ドゴォ!

使徒「キシャア!?」
シンジ「だから!だから!」グッ

ドゴォ!ドゴォ!

………パリーン!!!!!!

使徒「ギャアアアア!!!!!!!!!!」

アスカ「バカシンジ……?」
綾波「…………おかえりなさい」

ミサト「すごい……あの使徒に本当に直接ダメージを……!?」
リツコ「使徒が怯んで……攻撃できないでいる………」

340 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2012/12/04(火) 19:31:33.67 ID:evmMy7fQ0

シンジ「このまま一気に!!!!」

ゲンドウ「……シンジ、そろそろ離れないと反撃がくる!」

シンジ「チャンスなんだよ!父さん!!!!」

ドゴォ!ドゴォ!ドゴォ!ドゴォ!

ゲンドウ「シンジ!!」

使徒『………』

ピカッ!

◇<オレダッテマケルワケニハイカネェ!!!!!!』

使徒「キシャアアアアアアアアアア!!!!!!!!!!!!」


シンジ「!?」

342 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2012/12/04(火) 19:33:18.52 ID:evmMy7fQ0

ゲンドウ「まずい!」

青葉「目標内部に、高エネルギー反応!」
ピカッ!

バババババババ!!!!!!!!!!!!

ミサト「なっ!直撃!?リツコ!」



ゲンドウ・シンジ『ATフィールド全開!!!!!!』

キィィィィィン!!!!!!


ミサト「この距離で………持つの!?」

リツコ「あの時と比べものにならないくらい初号機のATフィールドは強力だから、なんとか機体は持つわ!でも………」

343 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2012/12/04(火) 19:36:27.21 ID:evmMy7fQ0

ゴボボボボボボボボボボボボボボボボボボボボボボボボボ!!!!!!!!!!!!

シンジ「ギャアアアアアア!!!!!!!!!!!!!!!!!!」

ゲンドウ「ウグゥゥ………!」



ミサト「全ては防ぎきれないか…………」

日向「この距離であのシンクロ率ならいくらATフィールドといえども………」

マヤ「うっ」

綾波「………」

アスカ「………シンジ」

シンジ「ギャアアアアアアアアアアアアアアアア!!!!!!!!」

345 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2012/12/04(火) 19:38:44.24 ID:evmMy7fQ0

ゲンドウ「………赤木……博士」

リツコ「司令!」

ゲンドウ「シンジの……」

リツコ「えっ」

ゲンドウ「………私に……シンジの……ダメージを………回せ………」

リツコ「正気?!」

ミサト「ダメージのみを一方に……そんなこと……できるの!?」

リツコ「……改修に則しての…碇司令のリクエストよ……」

ミサト「できたって!今の碇司令じゃ……」

マヤ「司令の年齢を考えれば……」

リツコ「……ショック死の可能性もある」
ミサト「そんな!」


シンジ「うわああああアアアアアアアアアアアアアアアア!!助けて!!助けてよ!!!!アアアアアアアア!!!!!!!!」

346 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2012/12/04(火) 19:41:13.10 ID:evmMy7fQ0

ゲンドウ「早く!」

ミサト「しかし………」

シンジ「ギャアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアア!!!!!!!!!!」


ゲンドウ「早くしろ!!!!」



リツコ「マヤ、パイロットのダメージを…碇司令のプラグに全て切り替え」

マヤ「えっ」

リツコ「切り替え!」

マヤ「はい………」

リツコ「………ッ」



………カチッ


ゲンドウ「アアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアア!!!!!!!!!!」


ミサト「司令………そこまでシンジ君を………?」

347 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2012/12/04(火) 19:42:53.86 ID:evmMy7fQ0

シンジ「うっ……あ………」ヨロッ

シンジ「攻撃が終わった………?」

シンジ「………やっと痛みが……死ぬかと……思った」



ゲンドウ「アアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアア!!!!!!!!!!」


シンジ「………父さん!?」

ミサト「シンジくん……今のうちに早く一旦逃げて!」

ゲンドウ「シンジ………早く………このまま……やれ……………」

シンジ「えっ……!どうしたら………僕!」

ミサト「お願い!!!!逃げて!!!!」

ゲンドウ「やれ!」


シンジ「どうしたらいいか……わからないよ!!!!!!!!」

352 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2012/12/04(火) 19:46:45.36 ID:evmMy7fQ0

ゲンドウ「ギャアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアア!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」

シンジ「!?」

ゲンドウ「………」ガクッ

シンジ「………父……さん?」



ピーーーーーーーーーーーーーーー


マヤ「碇司令のプラグから反応、なくなりました……」

ミサト「…………えっ」

マヤ「パイロット……心音確認できず」




マヤ「……パイロット生死不明」

353 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2012/12/04(火) 19:49:11.65 ID:evmMy7fQ0

シンジ「………父さん!」


ゲンドウ「………」

シンジ「父さん!父さん!返事してよ!父さん!」ドンッ!ドンッ!ドンッ!

シンジ「なんで………父さん?」


使徒「キシャアアアアアアアアアア!!!!!!!!!!!!!!!!」

青葉「目標内部に、高エネルギー反応!」

マヤ「2発目来ます!」

リツコ「……碇司令がダメとあらば、今度はダメージがシンジくんにモロにくる上……ATフィールドはさっきの半分よ」

ミサト「シンジくん!逃げて!お願い……!」

シンジ「……うっ」

アスカ「あの……バカ……!なにやってんのよ!」

356 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2012/12/04(火) 19:56:24.85 ID:evmMy7fQ0

ドクン

シンジ「………父さん」

ドクン

シンジ「父さん、父さんの気持ちようやく分かったよ…父さん」

シンジ「S-DAT……ありがとう、宝物だよ父さん……」

シンジ「父さんありがとう……父さん」

ゲンドウ「…………」

シンジ「父………さぁん………………」


シンジ「うわああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああ!!!!!!!!!!!!」



綾波「行きなさい……シンジ……」

アスカ「………えこひいき?」

359 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2012/12/04(火) 20:05:26.58 ID:evmMy7fQ0

『行きなさいシンジ』

シンジ「!」


キシャアアアアアアアアアア!!!!!!!!


ミサト「神様……シンジくんを……どうか!!」グッ


シンジ「………」

シンジ「………」




シンジ「………父さんを」




シンジ「傷つけたなッ!!!!!!」ギロッ



使徒「キシャッ!?」

361 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2012/12/04(火) 20:13:23.39 ID:evmMy7fQ0

初号機『ウォオォオオオオオ!!!!!!!!!!!!!!!!』
シンジ「ウォオォオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオ!!!!!!!!」

使徒『!』
使徒「ラアアアアアア!!!!!!!! 」

初号機『…………』

ピカッッ!!!!!!

使徒「ギャアアアアアア!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」

いま私の願いごとが

シンジ「父さん!父さん!」

かなうならば翼がほしい

シンジ「ごめんね……父さんは………」

この背中に鳥のように


シンジ「こんなに……僕を不器用だけど……思っていてくれた」
シンジ「本当はにぼくは、嬉しかった………父さんが僕をネルフに呼んでくれて」
シンジ「お寿司も美味しかったよ…ちょっと恥ずかしがったけど」
シンジ「父さんの手料理も……」

シンジ「まずかったけど……嬉しかった」

364 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2012/12/04(火) 20:17:21.51 ID:evmMy7fQ0

白い翼つけてください


リツコ「プラグ深度は」

マヤ「問題……ありません」

リツコ「暴走……という訳でもないか……」
ミサト「何が………起きてるの……?」

アスカ「なに……この異常な強さは……」

リツコ「………親子愛」ボソッ

ミサト「えっ……」

リツコ「いえ……正確にはわからないけれど」

ミサト「どうしたの急にPC抱えちゃって……」

ミサト「………親子愛」

ミサト「父親………か」ギュッ

366 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2012/12/04(火) 20:25:14.17 ID:evmMy7fQ0

シンジ「ごめんね……素直に喜べなくって………」

シンジ「父さんにまた会えて……僕は嬉しかった」


シンジ「もう……僕のこと忘れちゃってたかと」


『あなたは……あの人を許すの?』

シンジ「許すも許さないも」

シンジ「父さん………父さんは僕の父さんだから……そうでしょう?」


シンジ「それ以外の理由なんか……いらないでしょう……」


『………』


『そうね、シンジ』


シンジ「うん………」

369 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2012/12/04(火) 20:33:28.83 ID:evmMy7fQ0

この大空に翼をひろげ
飛んで行きたいよ


『シンジ』

シンジ「………」

『シンジ、父さんと幸せになりなさい』

シンジ「……」

シンジ「うん」


『あと……』


『便器の蓋は閉めなさい』

シンジ「えっ?」

『あと気を使いすぎるのもほどほどに』

『ただもうちょっと女の子には気をつかいなさい』

シンジ「ちょっと?」

375 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2012/12/04(火) 20:38:37.12 ID:evmMy7fQ0

『買い食いは夜ご飯が食べられなくなるから控えめに。』
『あんまり葛城さんと同居人のアスカちゃんに迷惑は掛けないように。かわいそうよ』

シンジ「えっ……あの」

『それから私からあんまり贅沢させるのはシンジが逆に気後れするから今度食事に連れて行くときは、すかいらーくにしなさいって行って置くわ』

シンジ「あの……すかいらーくはもう全部ガストに……」
『えっ、そうなの?それは知らなかったわ……』

シンジ「そうです……えっと、もしや母さん?」

『……私は初号機の妖精です』

シンジ「……父さんのお嫁さんらしい返しだね」

『まあ、とりあえず2人で幸せにね!じゃあ!』

シンジ「ちょっと!?」

悲しみのない自由な空へ翼はためかせ

行きたい

378 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2012/12/04(火) 20:41:52.15 ID:evmMy7fQ0

初号機「ウォオォオオオオオ!!!!!!!!!!!!!!」

使徒「ギャアアアアアアアアアアアアアアアア!!!!!!!!!!!!」

グシャアアアアアアアア!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!

使徒『………』


マヤ「使徒……沈黙」
アスカ「なに……さっきのは………」

加持「人類補完計画………その真の姿は」



冬月「碇家補完計画。碇家にとって理想の世界を目指す計画」


冬月「しかしもう……必要はないかもしれんな」

加持「いたんですか副司令……」



綾波「………」ニコッ

380 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2012/12/04(火) 20:49:52.30 ID:evmMy7fQ0

シンジ「いてて……終わったの……かな」
シンジ「ミサトさん!……あれ、通信壊れてるな………」

シンジ「はっ」

シンジ「父さん!父さんは………」

シンジ「初号機はまだ動く……父さんのプラグを……!」

初号機「………」


ギリギリギリギリギリギリ

初号機「………」


プシュウウウウウウ!!


シンジ「父さん……父さん!!」

グググググッ………

シンジ「ウオオオオオオオオ!!!!!!」

ガチャッ


シンジ「父さん!」

383 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2012/12/04(火) 21:02:05.94 ID:evmMy7fQ0

ゲンドウ「………」

シンジ「父さん………」

ゲンドウ「………」


シンジ「父さん……返事してよ……父さん」ペチペチ

ゲンドウ「…………」」


シンジ「父さん……目を覚まして……起きてよぉ!」バチン!バチン!バチン!

シンジ「うわあああああ!!!!!!父さんが死んじゃったアアアア!!!!」ドゴォ!ドゴォ!ドゴォ!

シンジ「うわアアアアアアアア!!!!!!!!」ドゴォ!!!!!



ゲンドウ「んぐふぅ!?」



シンジ「あ、父さんおはよう」

ゲンドウ「……あ、ああ」ボロッ

385 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2012/12/04(火) 21:04:32.14 ID:evmMy7fQ0

シンジ「父さん……ごめん、僕………」

ゲンドウ「いい。なにも言うな」

シンジ「………はい」


ゲンドウ「………」

シンジ「………」

ゲンドウ「………」

シンジ「………」



ゲンドウ「『あいしている、シンジ』」ボソッ

シンジ「えっ」

ゲンドウ「………」カァァッ

387 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2012/12/04(火) 21:08:11.98 ID:evmMy7fQ0

シンジ「えっ、父さん今なんて」

ゲンドウ「……二度は言わないっ」

シンジ「………」

シンジ「………ふふっ」


シンジ「行こう、父さん」スッ

ゲンドウ「………」

ゲンドウ「ああ……」ニギッ




初号機「…………」

393 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2012/12/04(火) 21:14:31.98 ID:evmMy7fQ0

【翌日】

シンジ「えっ…みんな昨日使徒の記憶がない?」

アスカ「来たっけ」

綾波「知らないわ」

リツコ「記録にないわね……」

シンジ「まさか!」

リツコ「レイに至ってはここ数日の記憶がないそうだし」

綾波「……全然」

シンジ「エヴァンゲリオンは!」

リツコ「搬入中の事故で破損中よ」

マヤ「ミスで何故か操縦席が2つに増設されてましたし」

リツコ「こっちの発注だって主張するんだからやんなっちゃうわ」

シンジ「じゃあ父さんのケガは……なんだっていうんです」

リツコ「副司令とケンカして返り討ちにあったって」

ゲンドウ「…………」

395 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2012/12/04(火) 21:16:45.02 ID:evmMy7fQ0

シンジ「なんで……」

ミサト「あ、ゲンドウくん」

ゲンドウ「なんだミサトさん」

ミサト「パイロット、クビ」

ゲンドウ「えっ」

ミサト「テストは機械の故障でした。1パーたりとも素質はありませーん」

ゲンドウ「…………」

シンジ「………」

冬月「さて、という訳で碇。司令の仕事に戻ってもらうぞ」

ゲンドウ「それは困る。今からシンジとガストに夕飯を食べに行く。な」

シンジ「はい」

冬月「させるか!ひったてい!」

黒服「はっ!」


ゲンドウ「……逃げるぞシンジ」

シンジ「えっ」

396 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2012/12/04(火) 21:21:34.99 ID:evmMy7fQ0

現実は夢の続き
夢は現実の続き


冬月「まてええええ!!!!!!!!」
アスカ「ちょっと!一人だけ外食なんて抜け駆けさせないわよ!」
綾波「………」タタタッ

ゲンドウ「捕まるものかアアアア!!」
シンジ「待ってよ父さん!!!!」

加持「二人とも、こっちこっち」チョイチョイ

シンジ「加持さん!」

コラマテニガスカー!フユツキノバーカ!ナンダトー!トッツカマエロー!

ゲンドウ・シンジ「…………」ジッ

ゲンドウ・シンジ「…………」ニヤッ


ゲンドウ・シンジ「捕まるものかァ!!!!」




『めでたしめでたし♪』

―終劇―

406 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2012/12/04(火) 21:26:23.26 ID:evmMy7fQ0

【おまけ】

ゲンドウ「私は第18使徒、ゲンドウエルだ」

シンジ「はっ?」

ゲンドウ「さあ大変だ。私を倒さないとサードインパクトが起きるぞ」

シンジ「……そうなんだ」

ゲンドウ「全力で来いシンジ」バッ
ゲンドウ(シンジと堂々触れ合えるぞフフフ)

綾波「………」グサッ

ゲンドウ「ギャアアアア!!!!」

シンジ「あ、あやなみ………?」

綾波「ロンギヌスの槍よ」
シンジ「………ただのフォークだよそれ」
シンジ「大丈夫父さん……手当てしてあげるね」
ゲンドウ「ああ……」

シンジ「ここ?絆創膏はるね」ペタッ

ゲンドウ(結果オーライ…問題……ない………)

fin

412 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2012/12/04(火) 21:31:24.82 ID:evmMy7fQ0

以上です

皆さん濃厚なLGSにお付き合いありがとうございました



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