両津「えっ?私(わたくし)が磯野さん家におじゃまするんですか」


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トップ 作品一覧 作者一覧 掲示板 検索 リンク SS:麗子「あぁっ、両ちゃんっ……///そんなに激しく突かないでっ///」

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1 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2012/03/03(土) 08:53:01.90 ID:lEp44GG0O

部長「お前昔「貸しお父さん」のバイトをやっていただろう 今回フグ田マス夫さんの依頼で磯野さん家に行ってもらうことになった」

中川「ネタがマニアックすぎますよ部長」

麗子「「貸しお父さん」なんて誰も知らないと思うわ」

両津「いいでがしょ あっしに任せて下さい」

6 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2012/03/03(土) 08:58:17.60 ID:lEp44GG0O

中川「ちょ…ちょっと先輩、あまり安請け合いしない方が…」

麗子「そうよ両ちゃん 簡単なことではないのよ」

両津「なにを焦っているんだお前ら 磯野さん家はそんなに恐ろしい場所なのか」

部長「両津…実は磯野さん家を訪問して生きて帰った者はいないんだ」

7 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2012/03/03(土) 09:03:45.27 ID:lEp44GG0O

部長「わしの知り合いにノリスケくんという男がいたが「ハーイばぶぅチャーン」と言う言葉を最後に完全に消息をたってしまった 奥さんと子供はショックで正気を失い現在リンゴの中で暮らしているよ」

両津「なんと!悲惨な話だ…」

麗子「しかも恐ろしいのはノリスケさんは家長の波平さんの甥っ子なの」

中川「親戚にそこまでするのだから余所者などどうされるか分かりませんよ」

8 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2012/03/03(土) 09:08:10.82 ID:lEp44GG0O

両津「部長、心配いりません 必ずや「貸しお父さん」の役目を立派に果たしてみせます 見ていて下さい」

部長「両津…」ジーン

麗子「両ちゃん…」

両津「止めるんじゃない麗子、男にはやらねばならぬ時がある それが今だ」

麗子「いえ…ついでに市役所で税金払ってきたら?」

9 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2012/03/03(土) 09:14:26.70 ID:lEp44GG0O

両津「さて…などと言ってみたのはいいが磯野さん家は何処にあるんだ?私(わたくし)は地図など全然読めんぞ」

両津「丁度いい、あの三河屋さんに聞いてみよう」

サブちゃん「えっ?磯野さん家が知りたいですって!?ひぃいいい!ぎょえええええええ」

両津「お…おい、どうしたと言うんだ」

サブちゃん「た…助けてくれぇ!!!!!!」

10 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2012/03/03(土) 09:20:13.38 ID:lEp44GG0O

サブちゃん「あひゃひゃひゃひ…」ガンッ

両津「笑いながらトラックに突っ込んでいってしまった…とんでもない変態野郎だ…しかし弱ったな 磯野さん家はどうやって行けばいいんだ」

中島「よ〜しボクは今から磯野と野球をするぞう!」

両津「なんと!都合よく磯野さんと野球をやりたいという少年が現れたぞ ホームドラマ並の展開の早さだ」

両津「あの少年のあとをつけよう」

11 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2012/03/03(土) 09:23:16.50 ID:lEp44GG0O

中島「磯野〜野球しようぜ」

両津「な…なんと中島くんが突然 電柱 に話しかけているぞ!一体どうしたというんだ」

中島「磯野〜いその〜いそいそいそいそいそいそのののののののののののののののいのそそ」

両津「」ピクピクッ

16 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2012/03/03(土) 09:26:16.01 ID:lEp44GG0O

両津「な…なにか見てはいけないものを見てしまった気がするな…今のことは忘れよう」
マス夫「あ!あなたはもしや「貸しお父さん」では!?」

両津「何故分かったのか知らんが確かにそうだ」

マス夫「良かった…ずっとお待ちしてました ボクが依頼者のフグ田マス夫です」

19 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2012/03/03(土) 09:32:06.75 ID:lEp44GG0O

両津「そうかマス夫さん…どうやら随分磯野さん家に追い詰められていたらしいな」

マス夫「えぇ…あの家は地獄です ボクが余所者というだけで徹底的にいじめられました この前など嫁のサザエに鼻に落花生を詰められました しかもフトコロに目覚まし時計を仕込まれていたのです」

両津「サザエさんの原作を読んでる人にしか面白くないだろうが…ひどい話だ」

22 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2012/03/03(土) 09:36:58.51 ID:lEp44GG0O

マス夫「両津さん助けて下さい!あの家を…あの呪われた一家を…破滅させてやって下さい!」

両津「なにか話が妙なことになってきたが…任せたまえマス夫さん わしも「警視庁の悪魔」と呼ばれた男 私(わたくし)がいる限り磯野さん家はもうおしまいだ」

マス夫「た…頼もしいなぁ」

24 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2012/03/03(土) 09:41:45.47 ID:lEp44GG0O

カツ夫「けけけ…聞いたよ兄さん」

マス夫「げっ!カツ夫くん!!」

カツ夫「姉さんに無断でそんなものを頼むとは…姉さんに言いつけてやる」

マス夫「ぎぇええ!やめてくれぇ」

両津「待ちなさいカツ夫くん!今日からキミの兄さんはこの両津さんだ」ビシッ

25 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2012/03/03(土) 09:45:59.73 ID:lEp44GG0O

マス夫「そうです!この人が新しいお兄さんです」ヘコヘコ

カツ夫「そうかい、じゃあお小遣いをもらもうか 一千億万円」

両津「はいはい、あげますよ と見せかけて」ビュッ

カツ夫「きょんっ」ゴキッ

28 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2012/03/03(土) 09:49:04.60 ID:lEp44GG0O

両津「新しい兄さんはつえぇんだ 覚えときな」

カツ夫「」ピクピクッ
タラちゃん「カツ夫兄ちゃんをいじめるな!」ゴンッ

両津「ぎょえっ!!」
マス夫「タ…タラちゃん!!」

29 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2012/03/03(土) 09:52:58.23 ID:lEp44GG0O

両津「な…なんてガキだ なんの遠慮もなくハンマーで殴ってきたぞ!」

マス夫「タラちゃんは昔「おじいちゃんのカタキだ」と叫びながら医者を殴り殺したこともあるんです」

タラ夫「うぉおおおおみんな死ねぇええええ」ブンブンッ

32 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2012/03/03(土) 09:58:00.25 ID:lEp44GG0O

マス夫「もうだめだ!逃げましょう両津さん」

両津「待て、マス夫さん タラちゃんは理解して欲しいのだ 自分の心が満たされずいつも何かが燻っていることを 幼さゆえ暴力で訴えることしかできんのだ」

マス夫「絶対違うと思う…」

タラちゃん「なにをゴチャゴチャ言っておるか!2人まとめて死ねぃ」

36 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2012/03/03(土) 10:02:23.03 ID:lEp44GG0O

両津「ならばこちらも拳で語りあうしかあるまい!」

マス夫「あっ!両津さん!?」

両津「タラちゃん!ただいま!!」ビシッバシッ
タラちゃん「ぎょえっ!」

両津「お父さんはおなかがすいたよ!今日のオカズはなにかなっ!?」ゴッ

タラちゃん「ぐふっ…」ゲロゲロ

37 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2012/03/03(土) 10:05:52.97 ID:lEp44GG0O

ワカメ「きゃあああああタラちゃん!?」

両津「ワカメちゃん!遊んでいてはダメだよっ!!勉強しなさい!!」ドガッ

ワカメ「えぼっ!!」
マス夫「な…なんかとんでもない人に頼んでしまった気がする…」

39 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2012/03/03(土) 10:09:24.06 ID:lEp44GG0O

フネ「な…なんだいアンタはぁあああああ」
両津「お義母さん、ただいま戻りました!さっそく夕飯にして下さい!!」ズダーン

フネ「あびょっ」ビスッ
サザエ「なんの騒ぎだい?」ぬっ

42 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2012/03/03(土) 10:14:08.83 ID:lEp44GG0O

両津「な…なんだこのデカい女は」

マス夫「嫁のサザエです サザエはゴリラのモノマネがクラスで一番上手いんです」

両津「だからどうしたと言うんだ…」

サザエ「あたしの家になんか用か?おいっ!」

46 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2012/03/03(土) 10:18:05.20 ID:lEp44GG0O

サザエ「アンタっ!説明しなっ!!」

マス夫「ひぇええええ」

両津「サザエっ!愛しているぞ」ボキッ

両津「ぎぇええ!腕が折れたっ!!」

サザエ「わあっはっは!蚊が刺したのかと思ったぞ」

51 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2012/03/03(土) 10:23:30.95 ID:lEp44GG0O

両津「ならば下段を狙う!あちょっ」ガンッ
サザエ「きかぬわっ!うるさいコバエめ…まずは貴様から料理してやる!!」

マス夫「あっ!両津さん!」

両津「ぎぇええええ」

53 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2012/03/03(土) 10:26:26.49 ID:lEp44GG0O

サザエ「見事背負い投げ!」

マス夫「あっ!昔サザエが近所の柔道教室に通っていた時に編み出したどう見ても肩車にしか見えない背負い投げだ!!」

両津「いってぇ…いい投げしてやがる、女のくせに」

サザエ「わあっはっはっは!あたしの勝ちだ!!」

56 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2012/03/03(土) 10:30:10.56 ID:lEp44GG0O

両津「心配するな、マス夫さん わしは悟ったよ どうやら夫婦間に遠慮はいらない お互いが本音で全力でぶつかるしかないようだ」

サザエ「何をゴチャゴチャと…」

両津「サザエっ!スケベしようや!」ドグシャッッッ

サザエ「へべっ!!」

57 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2012/03/03(土) 10:33:30.77 ID:lEp44GG0O

両津「サザエっ!わしはもう辛抱たまらん!タラちゃんは寝たかなっ!?」ドッゴ

サザエ「えぐぉっ!!」

両津「サザエっ!膣内(なか)で出すぞ!いいだろうっ!?」グシャアッ
サザエ「へぶぁああっ」

60 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2012/03/03(土) 10:36:09.08 ID:lEp44GG0O

両津「サザエぇええええええ!!!!」

サザエ「うぎゃあああああ!ダレダイッ!」
ドグォオオオン

サザエ 完全敗北 再起不能(リタイア)

マス夫「なにか知らないが…勝ってしまった」

62 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2012/03/03(土) 10:39:51.58 ID:lEp44GG0O

両津「ふぅ…あらかた片付いたな あとは誰が残っているんだっけ?」

マス夫「家長の波平です 磯野家最強の男と呼ばれています」

両津「ううむ…あのサザエより強いのか」

マス夫「強いなんてものじゃありません サザエのフライパンでの一撃を頭に食らってもピンピンしてました」

64 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2012/03/03(土) 10:44:19.87 ID:lEp44GG0O

マス夫「しかも奴はスタンド使いです ヤツの「ミナモトノスタミナ」はオハギを無限に喰えるというとんでもない能力を使います」
両津「さっきから原作ネタを使いまくってるがほとんどの人がついてこれてないと思うぞ…」

マス夫「両津さん!これが最後の闘いです!!」

両津「うむ!ゆくぞっ」

66 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2012/03/03(土) 10:50:17.47 ID:lEp44GG0O

両津「波平!覚悟っ!!」

マス夫「あっ!お…お義父さん!?」

波平「ふぅ〜…夏バテになってレバーや牛乳、モリを二枚食べながらアメリカ人と写真を撮ったらわしは頭しか写っておらんでしかも屋根から落ちそうになっても誰もハシゴを持ってきてくれなかったよ わしの負けだ」

両津「最後まで原作ネタで勝ってしまった…」

69 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2012/03/03(土) 10:55:27.00 ID:lEp44GG0O

派出所

麗子「どうやら両ちゃんの「貸しお父さん」は大成功だったみたいね」

部長「うむ、あいつもなかなかやるもんだ」
中川「それで…肝心の先輩はどこへ?」


部長「なんでも「税金を払いにいく」と言っていたが…」

70 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2012/03/03(土) 11:00:08.70 ID:lEp44GG0O

税務署

職員「ぎぇえええ!なんですかあなた達は!?」

両津「実は国民健康保険を払いにきました 家族が多いと大変ですよ」ハッハッハッ

磯野一家「「「「もう〜両津さんったら」」」」」

両津「と、言うわけでオチは「貸しお父さんファミリーで税金を払いに来る」という思いもよらぬものでした おしまい」


両さん、誕生日おめでとう



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