キョン「なあハルヒ。嘘だけど俺お前のこと好きなんだ」


メニュー
トップ 作品一覧 作者一覧 掲示板 検索 リンク SS:シンジ「アスカってどこのファン?」アスカ「阪神」

ツイート

1 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/12/19(月) 23:34:50.23 ID:xK8rRZJC0

ハルヒ「……っは!?」

キョン「いや、そのな?」

ハルヒ「え?」

キョン「嘘だけどな? 俺お前のこと好きなんだ」

ハルヒ「……えっ!?」

キョン「嘘だけどな」

ハルヒ「……え? あ、嘘?」

キョン「ああ」

ハルヒ「な、なによ……バカキョン!!」

キョン「でもお前のこと好きなのに代わりはないけどな」

ハルヒ「……えっ!?」

9 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/12/19(月) 23:40:04.80 ID:xK8rRZJC0

キョン「まあ、そういうことだ」

ハルヒ「いや、ちょ、ちょっと待ちなさいよ!!」

キョン「ん?」

ハルヒ「え? ど、どっちなの!?」

キョン「いや、だから嘘だよ」

ハルヒ「……は、はぁ!?」

キョン「さっきからそう言ってるだろ?」

ハルヒ「あ、あんた……ふざけんじゃないわよ!!」

キョン「ふざけてなんかないさ。だって俺がお前のこと好きなのに変わりはないだろ?」

ハルヒ「……はぁっ!?」

キョン「そういうことだよ」

ハルヒ「……え? ちょっと待って、意味わかんない」

10 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/12/19(月) 23:44:54.49 ID:xK8rRZJC0

キョン「なんで分からないんだ?」

ハルヒ「あんた何言ってんの?」

キョン「いやだから、……はぁ」

ハルヒ「何よそのため息は!!」ムカッ

キョン「いいか? よーく聞けよ?」

ハルヒ「何よ!!」

キョン「まず大前提、今からする話は嘘だ」

ハルヒ「ということは嘘なのね!? そうなのよね!?」

キョン「それと、俺はお前が好きだ」

ハルヒ「ああもう!! 何よそれ!! ほらわかんなくなった!!」

11 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/12/19(月) 23:49:42.34 ID:xK8rRZJC0

キョン「まあそういうことだ」

ハルヒ「だから意味わかんないわよ!! 好きなの!? 嘘なの!? どっちなのよ!!」

キョン「それはあれだ」

ハルヒ「あれ!? あれって何よ!!」

キョン「愛している」

ハルヒ「はっ……えぇっ!?」カァ

ハルヒ「ちょ、あ、あんた!! 何言ってんのよ!! あ、あいし!!」

キョン「まあ嘘なんだけどな」

ハルヒ「……はぁ!?」

キョン「あっはっは!! あーはっはっは!!」

ハルヒ「ちょ! 何笑ってるのよ!!」


18 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/12/19(月) 23:56:16.39 ID:xK8rRZJC0

キョン「はぁ……」

ハルヒ「えっ?」

キョン「ごめんな、ハルヒ」

ハルヒ「えっ? な、何よ急に」

キョン「ごめんな……」

ハルヒ「ちょっと! どうしたのよキョン!?」

キョン「俺のせいで……くっ……俺のせいで!!」

ハルヒ「あ、あんた何かおかしいわよ!? ほ、本当にどうしたのよ!」

キョン「……いや、いいんだ……なんでもないんだ……全部俺のせいなんだ」

ハルヒ「何の話よ!?」

キョン「くそっ……くそぉ!!」ガンッ

ハルヒ「キョ、キョン……?」

22 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/12/19(月) 23:59:52.03 ID:xK8rRZJC0

キョン「なんてな」

ハルヒ「……はっ!?」

キョン「全部嘘でした」

ハルヒ「……えっ? な、何言ってるの……?」

キョン「何って、そのままの意味さ」

ハルヒ「……は? え? じゃ、じゃあさっきまでのなんか悔しがってたのは?」

キョン「だから嘘だよ、それが」

ハルヒ「……は、はぁ!? あ、あんたねぇ!!」

キョン「まあ悔しがってることに変わりはないんだけどな」

ハルヒ「……えっ?」

24 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/12/20(火) 00:04:16.23 ID:nVJ23Wuz0

ハルヒ「ちょっと待って!? 意味わかんない!! 全然意味わかんないわ!!」

キョン「まあ分からないだろうな……」

ハルヒ「え? なにそれ、どういうこと?」

キョン「さぁな……自分の胸に聞いてみろよ……」

ハルヒ「……へっ?」

キョン「……はぁ」

ハルヒ「あ、わかったわ! それも嘘なんでしょ!? もーうその手には引っかからないわよ!!」

キョン「嘘? 何を言ってるんだお前は」

ハルヒ「へっ? ……ち、違うの? あたし、なんかしたっけ?」

キョン「さぁな……自分の胸に聞いてみろよ……」

ハルヒ「え? またそれ? 何? なんなの?」


26 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/12/20(火) 00:07:48.29 ID:nVJ23Wuz0

キョン「なんてな……お前のせいじゃねえよ」

ハルヒ「……な、なによ!! やっぱり嘘だったんじゃない!!」

キョン「そうだな……全部俺のせいだからな……」

ハルヒ「ま、またそれ!? それも嘘なんでしょ!?」

キョン「ああ、そうだな……」

ハルヒ「えっ? あ、そ、そうなのね……」

キョン「なあ古泉……あっ」

ハルヒ「古泉……? 古泉って誰よ」

キョン「いや、なんでもないんだ……お前は気にしなくていい……」

ハルヒ「な、なによ……さっきからそんなのばかりじゃない……」

キョン「……」

33 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/12/20(火) 00:13:43.93 ID:nVJ23Wuz0

キョン「……」

ハルヒ「ね、ねえ、ちょっとキョン」

キョン「……なんだ?」

ハルヒ「あんた……どうかしたの? なんか、おかしいわよ?」

キョン「……」

ハルヒ「……ね、ねえ、なんとか言いなさいよ」

キョン「……はは、そうだよな……そうなんだよな……」

ハルヒ「え? な、なに?」

キョン「おかしいのは、全部俺なんだよな……」

ハルヒ「ちょ、ちょっとどういうことよそれ? 全然ついていけてないわ!」

キョン「……そうだよな……」

ハルヒ「……な、なによ……団長にも話せないってんじゃないでしょうねえ!?」

キョン「……」

34 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/12/20(火) 00:18:44.18 ID:nVJ23Wuz0

ハルヒ「ちょっとキョン!!」

キョン「話してぇよ!!」

ハルヒ「えっ?」ビクッ

キョン「俺だって話してぇよ!! なんだよ!! なんなんだよ!!」

ハルヒ「キョ、キョン!? な、なんなの!? 落ち着きなさい!! ねえ!!」

キョン「何が起こったんだよ!!!! 朝比奈さんはどこにいった!? 長門は!! 古泉は!!!!」

ハルヒ「あ、あさひ……? ちょ、ちょっとなんの話よ? 誰よそれ、聞いたこと……」

キョン「いいんだよ!! そうさ!! お前は悪くない!! 全部俺がお前に……!!」

ハルヒ「あ、あんたがあたしに……?」

キョン「……なんでも、ねえよ……」

ハルヒ「……なんなのよ、一体……どうしたのよ……」

40 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/12/20(火) 00:24:36.65 ID:nVJ23Wuz0

キョン「なんてな……」

ハルヒ「……えっ?」

キョン「全部……嘘だよ。気にしないでくれ」

ハルヒ「は、はぁ? い、今のが嘘だって言うの!?」

キョン「ああ、そうさ……全部嘘だ。古泉も、長門も、朝比奈さんも、全部俺が作り出した嘘の人物だ」

ハルヒ「何言ってんのよ……何よそれ……そんなの嘘に決まってるじゃない……」

キョン「ああ、だから嘘だと」

ハルヒ「あんたのあんな真剣な目、初めて見たわよ!!」

キョン「……」

ハルヒ「なんなのよ……何を隠してるのよ……教えなさいよ、バカキョン……」

キョン「……」

42 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/12/20(火) 00:28:45.89 ID:nVJ23Wuz0

ハルヒ「あたしは団長なのよ? 団員なんだから、頼りなさいよ……」

キョン「……」

ハルヒ「……」

キョン「……」

ハルヒ「……」

キョン「……お前は」

ハルヒ「!!」

キョン「お前は……全てを叶える能力を持ってる」

ハルヒ「……はぁっ!?」

キョン「……嘘じゃないんだ」

ハルヒ「な、何を……えっ? はぁ?」

キョン「本当のことなんだ……」

ハルヒ「ちょっ、……何を言い出すのよあんた……」

47 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/12/20(火) 00:37:12.78 ID:nVJ23Wuz0

キョン「お前は願望実現能力を持ってる。本当のことなんだ」

ハルヒ「そ、そんなことありえないわよ……」

キョン「信じられないだろうな……」

ハルヒ「当たり前じゃない……」

キョン「そうだな……お前に気付かせないために、あいつらがいたんだからな」

ハルヒ「あ、あいつら……?」

キョン「そうさ……。お前のそのあり得ない能力を影で支える為に、またまたあり得ないやつらが集結してたんだ」

キョン「超能力者はお前の精神を落ち着かせ、宇宙人はお前の問題を全て取り除き、未来人はそれを事前に教えてくれた」

キョン「そうさ、お前は守られていたんだ。知らぬ間に、何も気付かないまま、お前は全ての世界を自分の都合の良いように変えてきたんだ」

ハルヒ「な、何を言ってるのよ……」



48 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/12/20(火) 00:41:46.90 ID:nVJ23Wuz0

キョン「その結果がこれだ……」

キョン「団とは名ばかりの、スカスカの部室。あいつらの影は消え、お前の能力だけが全てを呑み込んじまった」

キョン「なあ、一体何がいけなかったんだ? 教えてくれよハルヒ。俺は、何を間違えちまったんだ?」

ハルヒ「な、なんのことよ……」

キョン「お前に告白することで、何故大切なものをこんなにも失う羽目になったんだ?
    お前は何が気に入らなかったんだ? 教えてくれよ……ハルヒ」

ハルヒ「キョ、キョン……?」

キョン「おかげで、お前に何も伝えられなくなっちまったじゃねぇか……」



52 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/12/20(火) 00:52:03.65 ID:nVJ23Wuz0

キョン「ちんぽこどっこいしょ!」

ハルヒ「……えっ?」

キョン「なんつって! 嘘でしたー!」

ハルヒ「……は、はぁ!?!?」

キョン「ねえ今どんな気持ち? ねえ騙されて今どんな気持ち!?」トントン

ハルヒ「……えっ? なに? なんなの? 本当に嘘なの? はっ?」

キョン「嘘だよ、そんな能力あるわけねえだろ!」

ハルヒ「…………あ、あんたねぇ」プルプル

キョン「お? 殴ってみろ? ほら、こいよ、ほら」

ハルヒ「……最っっっ低!!!!!」ゲシッ

キョン「がはぁっ!!!」

ハルヒ「死ね!! アホキョン!!!!」バタン、タッタッタッタ

キョン「け、蹴り……だと……」

古泉「はいカットー」

62 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/12/20(火) 00:58:40.36 ID:nVJ23Wuz0

ハルヒ「……どうだったかしら?」

みくる「す、すごかったです! お二人とも、とても演技が上手で!! その、ほ、本当にあったことみたいでした!!」

古泉「ええ、とても素晴らしかったですよ。特に彼が激昂するシーンなんて、素人とは思えませんでしたから」

キョン「そ、それはありがたいんだが……これは俺の蹴られ損のような気がするんだが……なあ長門」

長門「そんなことはない」

ハルヒ「そうよキョン! せっかく有希の初脚本なんだか、ケチなんてつけようもんなら死刑よ! 死刑!!」

キョン「……やれやれ」

長門「二人には感謝している」

ハルヒ「なになに! いいのよ!」

キョン「ああ、悪いな本気で蹴ったハルヒなんだから、長門は気にしなくていいんだ」

ハルヒ「はぁ!?」

66 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/12/20(火) 01:03:08.65 ID:nVJ23Wuz0

キョン「それにしても、これを文化祭で発表するのか?」

ハルヒ「もっちろんよ!! とても素晴らしい脚本だわ!! 特にあたしの能力うんぬんのところなんか、最高よ!!
    ねっ!? そうよね!? 古泉くん!」

古泉「ええ、とてもよく作り込まれていましたね」

長門「……」

みくる「な、なんだか長門さんが照れてるように見えます」

キョン「つまり俺が公衆の面前でハルヒに蹴り飛ばされることが確定したわけか……」

古泉「……心中お察しします」

キョン「嘘つけ」

古泉「おやおや……」

69 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/12/20(火) 01:05:55.45 ID:nVJ23Wuz0

「ねぇちょっとキョン!? キョンってば!!」

キョン「ん……んぐっ……な、なんだ……?」

ハルヒ「キョン!? キョン!! 良かったわ!!」

キョン「……なんだ……?」

ハルヒ「あんた、急に頭抱えて倒れたのよ!! いくら呼びかけても唸ったままだし、何事かと思ったわよ!!」

キョン「そ、そうか…………ハッ!! こ、古泉は!?」

ハルヒ「……古泉……? 誰よそれ、知らないわよ?」

キョン「……なんだって?」

73 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/12/20(火) 01:10:38.90 ID:nVJ23Wuz0

キョン「お、おいハルヒ……お前何言ってるんだ?」

ハルヒ「あんたが何言ってるのよ? 急に倒れたかと思ったら……やっぱりどこかうったのかしら……」

キョン「ちょ、ちょっと待て!! じゃあ長門は!? 長門はどこにいる!?」

ハルヒ「……あんたやっぱりおかしいわ。今すぐ病院に行くべきよ」

キョン「う、嘘だろ……?」

79 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/12/20(火) 01:13:54.69 ID:nVJ23Wuz0

ハルヒ「……ほんとにまずいわね」

キョン「なんだ……何が起こった……くそっ! 意味が分からん!」

ハルヒ「意味が分からないのはこっちよ!」

キョン「どこからが夢なんだ……?」

ハルヒ「夢……? あんたまさか、その古泉ってやつと、長門って夢の中の登場人物?」

キョン「いや、そうなんだが……でも違うんだ!」

ハルヒ「分かった。あんた混乱してるのよ。そりゃそうよね。突然頭痛に襲われるなんて、滅多にないもの」

キョン「違う!! 違うんだ!!」

81 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/12/20(火) 01:19:38.87 ID:nVJ23Wuz0

ハルヒ「何が違うのよ?」

キョン「確かに古泉と長門は夢に出てきた……だが違うんだ。そいつらは実在するはずなんだ」

ハルヒ「実在するはず? あんた、夢と現実をごっちゃにするなんて、見かけによらずメルヘンなところあんのね……結構痛いわよ」

キョン「だからそうじゃないんだよ!!」

ハルヒ「な、何本気になってんのよ……やっぱりおかしいわよあんた……ねぇ、そう思うわよね?」

みくる「……キョ、キョンくんどうしちゃったんですか? だ、大丈夫なんですか?」

キョン「……えっ?」

みくる「ふ、ふぇ……?」

キョン「あ、朝比奈さん!!」

84 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/12/20(火) 01:25:30.50 ID:nVJ23Wuz0

キョン「よ、良かった!! 朝比奈さん!!」

みくる「ふえ、ふぇえ、な、なんですかぁ〜?」

キョン「朝比奈さんなら知ってますよね!? 古泉のこと! 長門のこと!!」

みくる「……ご、ごめんなさい……聞き覚えがなくて……」

キョン「……そ、そんな……」

ハルヒ「ちょっと、キョン」

キョン「じゃ、じゃあ未来人のことは!? 願望実現能力のことは!?」

みくる「な、なんですかそれぇ〜、どうしちゃったんですか……」

ハルヒ「ちょっとキョン! あんたいい加減にしなさい!! みくるちゃん怯えさせてどうするのよ!!」

キョン「そんな……」

86 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/12/20(火) 01:34:38.66 ID:nVJ23Wuz0

終わり



ツイート

メニュー
トップ 作品一覧 作者一覧 掲示板 検索 リンク SS:みくる「ハー、ダルいなぁ……」