キョン「なあ、お前は芸能人で誰が好きだ?」古泉「そうですね…」


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トップ 作品一覧 作者一覧 掲示板 検索 リンク SS:長門「あ、あの……」キョン「ん?どうした?長門」

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1 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/11/24(木) 13:43:03.51 ID:EuERzfdQ0

古泉「堀北真希さん…ですかね」

キョン「うわ…三次元オタクだったのかお前…三次元の設定で芸能人なだけだろ」

古泉「予想外でしたか?案外良いものですよ、三次元も」

キョン「コンピ研の部長と仲間だったのか…」

2 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/11/24(木) 13:45:55.10 ID:EuERzfdQ0

古泉「正直彼の部屋に貼ってあるポスターを見て、微細ではありますがある種の仲間意識は芽生えましたね」

キョン「あんな異常に目が小さい奴等のどこが良いんだ?どこの誰が産んだかもわからんのに」

古泉「と言われましても…」

キョン「汚いオッサンと汚いオバサンがちちくり合って産まれたのかもしれないんだぞ?吐き気がする…」

4 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/11/24(木) 13:49:34.96 ID:EuERzfdQ0

古泉「その辺りは考えてはいけませんよ。飽くまで、その人はその人ですから。
両親が幾ら汚れて居ようと関係ありません」

キョン「オタクの考えは全くわからん。ただの現実逃避にしか聞こえん」

古泉「言葉が過ぎますよ。他人の趣味をそこまで否定する事も無いのでは?」

キョン「いや…まあ…そうだな、すまん言い過ぎた」

8 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/11/24(木) 13:52:25.55 ID:EuERzfdQ0

キョン「でもあいつらには「老い」があるだろ?
すぐに皺くちゃになっちまうんじゃねーか」

古泉「ええ、そうですね」

キョン「お前の好きなその堀北なんちゃらってキャラも、直ぐにそうなっちまう」

古泉「それの…何が、老いの何がいけないのでしょうか?」

10 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/11/24(木) 13:55:24.89 ID:EuERzfdQ0

キョン「え?」

古泉「三次元には、老いがある。
その老いから決して逆らえずに、逃げようと藻掻いても捕まり駄々を捏ねながら引き摺られ朽ちていく」

キョン「醜いもんだな」

古泉「ですが、美しく歳を重ねるキャラも居ます」

12 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/11/24(木) 14:00:32.47 ID:EuERzfdQ0

古泉「三次元の老いには、そのキャラが過ごして来たストーリー、そのキャラがどんな気持ちで成長して来たのかが現れます」

古泉「僕はとても、とても羨ましく思います。その方の顔が、何よりその方の歴史を語ってくれる三次元を」

キョン「こっちにだって居るじゃねえか、爺さんや婆さんは」

13 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/11/24(木) 14:05:03.83 ID:EuERzfdQ0

古泉「彼等は…作画と設定次第で、何時でも若く美しくなれる」

キョン「まあ、そうだな」

古泉「三次元ではそれは不可能なんです。
よく言いますが最初に与えられたカード…設定のみで勝負する事しか出来ません」

キョン「俺達は後付けで幾らでも進化できるからな…」

14 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/11/24(木) 14:08:14.15 ID:EuERzfdQ0

古泉「そんな融通の効かない三次元だからこそ、それぞれの個性があるんですよ」

キョン「ふーん…そういうもんか」

古泉「それに元々、僕達も三次元のキャラに作って貰った様なものですからね」

キョン「ただの鍵みたいな物だろ、あいつらは」

15 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/11/24(木) 14:13:32.51 ID:EuERzfdQ0

古泉「そう言ってしまえばそうですがね。
彼等に必然的に役割が与えられたのでしょう」

キョン「そういえば、三次元で気になる事があるんだが…」

古泉「なんでしょう?」

キョン「あいつらって一年を規則正しく過ごしてるって本当か?」

古泉「と言いますと…」

16 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/11/24(木) 14:18:28.83 ID:EuERzfdQ0

キョン「365日で一年なんだろ?現時点で高校一年なら、365日経過で高校二年、また365日で高校三年みたいな…」

古泉「ええ、事実ですよ」

キョン「やっぱそうなのか…三次元なら俺達はとっくの昔に卒業してるわけか」

古泉「そうなりますね。あの有名な団欒家族の磯野さん一家なんて、三次元の謎時空で言うと今頃どうなって居る事か…」

17 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/11/24(木) 14:22:03.65 ID:EuERzfdQ0

バァン!!

ハルヒ「ただいま!!」

キョン「部室はお前の家か!!」

ハルヒ「そうよ、悪い?」

キョン「じゃあここに住んでろ」

ハルヒ「嫌よ馬鹿」

古泉「どうも、涼宮さん」

ハルヒ「あら古泉君、お疲れ様。全く、キョン、も古泉君みたいに丁寧に挨拶できないもんかしらね」

18 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/11/24(木) 14:25:14.14 ID:EuERzfdQ0

キョン「お前に言われたく無いね、大体俺がお前以上に喚き散らし、物を弾き飛ばしながら挨拶した事なんて一度もないがな」

ハルヒ「あたしもそんなに暴れながら挨拶なんてした事ないわよ!!」

キョン「あーはいはいそうですね。っと……そういえばな、ハルヒ」

ハルヒ「何よ?」


19 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/11/24(木) 14:33:15.69 ID:EuERzfdQ0

キョン「お前三次元とか興味あるか?」

ハルヒ「三次元?うーん…まあ、そうね」

ハルヒ「興味あるって言うか、好きよ」

古泉「おやおや」

キョン「マジか…」

ハルヒ「特にアレが好きね!あのね…アレよ…名前が出てこない…。アンビリバボー!」

古泉「ああ、そっち系ね」

ハルヒ「え?なんて?」

古泉「何でもありませんよ」

21 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/11/24(木) 14:36:14.31 ID:EuERzfdQ0

ハルヒ「あれ面白いのよねー。キョンは見た事ない?」

キョン「いや俺は三次元はあんまりな…」

ハルヒ「ふーん…じゃあ何が好きなのよ」

古泉「それは僕も気になりますね」

古泉(先程は散々否定されましたからね…)

22 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/11/24(木) 14:40:47.48 ID:EuERzfdQ0

キョン「いや、俺の事はどうでもいい。それよりハルヒ、アンビリボバーってどんなのなんだ?」

ハルヒ「アンビリボバーって何よ…。アンビリバボーね、あれはね…」ペチャクチャ

古泉(話を逸らした…?それにしても涼宮さんに対する扱いの上手さには敵いませんね…しかし、この態度。やはり彼は何か)

長門「……隠して居る」

古泉「!!」

キョン「ん?おお、長門いつの間に」

ハルヒ「あら、有希!」

24 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/11/24(木) 14:43:00.29 ID:EuERzfdQ0

ハルヒ「今テレビのさ、アンビリバボーって番組の話してたんだけど、知ってる?」

長門「……知っている」

ハルヒ「ほらキョン、普通知ってるわよ!有希、こっちきなさい!」

長門「……彼の秘密を暴くのは危険」ボソッ

古泉「ええ、僕もそんな気がします」

25 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/11/24(木) 14:50:39.86 ID:EuERzfdQ0

古泉(もしかすると、涼宮さんに聞かれては不味い事なのかもしれませんね…若くは、ただ引かれそうな事かの何方か…)

キョン「おい古泉、お前も来いよ」

ハルヒ「古泉君三次元オタクなんでしょ?語りましょう!そりゃもう色々!!」

古泉「ええ、そうですね。是非参加させて下さい」(言ったんですね、貴方……もう容赦はしませんよ)

古泉「その前に、貴方は結局何が好きなのですか?」

ハルヒ「あ、そうよ!やっぱ気になるわ、教えなさい」

キョン「ぐっ…いや、そのだな…」(長門!!助けてくれ!!)

長門「……」フイッ

27 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/11/24(木) 14:52:59.13 ID:EuERzfdQ0

キョン「」

古泉「あの…?」

ハルヒ「キョン!早く言いなさい!!言わないと殺すわよ!!」ギリギリ

キョン「ちょっ…待て、わかったから首を締めるな…!!」

ハルヒ「言ったら離すわ」

キョン(最早…これまでか…)

28 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/11/24(木) 14:57:07.76 ID:EuERzfdQ0

キョン「…一次元」

ハルヒ「え?」

古泉「…はい?」

長門「……」

キョン「一次元が好きなんだ…点とか、曲線とかマジで萌える…」

31 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/11/24(木) 15:03:02.16 ID:EuERzfdQ0

長門「……」スタスタ……パタン

古泉「ちょっと急用を思い出したので、また」バタン

ハルヒ「あ、あたしもちょっと色々用事あったわ、じゃあね」バタン!!

キョン「……だよな……」

キョン「……勇気出したのにこのザマか……」

ガチャ

鶴屋さん「おっす!!皆元気……ってあれ?キョン君だけかい?」

32 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/11/24(木) 15:05:05.05 ID:EuERzfdQ0

キョン「ああ、はい…どうも」(鶴屋さんの三点リーダーマジ興奮するわ)

鶴屋さん「ふーん、そっかあ。なんか浮かない顔してっけど、なんかあったの?
もしかして振られた?なんつって!!にゃはは!」

キョン「……」

鶴屋「…ってマジでそうなん?」

キョン「いや、振られたとかでは…」

34 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/11/24(木) 15:08:22.38 ID:EuERzfdQ0

鶴屋さん「ね、キョン君。あたしで良いなら相談乗るからさ、全部話してみな?」

キョン「いやいいです。鶴屋さんもドン引きしますよこんなの」

鶴屋さん「大丈夫だっ!絶対引いたりしないからさ!」

キョン「じゃあ…言いますけど…」

鶴屋さん「うん、なになに?」


36 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/11/24(木) 15:11:53.32 ID:EuERzfdQ0

キョン「俺…一次元に興奮するんです…」

鶴屋さん「そっか!わかった、きっとだいじょぶっさ!キョン君頑張れ!じゃね!」バタン!!

キョン「」

キョン「そりゃそうだよな…鶴屋さんもドン引きだよな…」


38 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/11/24(木) 15:17:49.07 ID:EuERzfdQ0

キョン「……皆、自分の趣味を打ち明ける事は凄く勇気が要る事だよな。
実際俺も古泉が三次元オタクと聞いた時はドン引きだった。
今俺の独白を聞いているのが三次元のキャラなのか二次元の誰なのかわからんが、これだけは言える」

キョン「三次元キャラが四次元オタクでも良い。二次元の人間が三次元オタクでも良い。
でもあまり人には言わず、心の中で閉じ込めて置くのが最善だと思う。
……そりゃ、仲間は欲しいけどさ」

キョン「俺の二の舞だけには、なるなよ」

キョン(帰って直線で抜くか…)パタン



49 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/11/24(木) 15:36:58.09 ID:EuERzfdQ0

あ、三次元オタク=こちらで言う二次元オタク
です



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