月「妹攻略本だと? レッツ購入だ」


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1 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/09/25(日) 20:02:42.59 ID:KnQH0M/10

月「残り1冊とはラッキーだっt―――はぅ!?」

★妹攻略本★【価格】¥99,999,999

月「9999万9999円!? くそっ! なんて法外な値段なんだ!」

『成功率100%の妹攻略法を伝授!』

月「しかし成功率100%……くっ……喉から手が……!」

リューク「ったく。そんなに欲しいなら買えばいいじゃねーか」

月「僕がこんな大金を持ってるはずがないだろ?」

リューク「じゃあ諦めるしかねーな」

月「嫌だ。何がなんでも――んっ!?」

【指名手配】“テロリストの逮捕にご協力ください”
≪ルルーシュ・ランペルージ Dead or Alive 懸賞金:1億円≫

月「これだ!」

2 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/09/25(日) 20:04:31.77 ID:KnQH0M/10

◆夜神家◆

月「ただいま」

粧裕「おかえり♪ あのね、お兄ちゃん――」

月「ごめん粧裕。部屋でやることがあるから後にしてくれ」

粧裕「あ……そうなんだ……」

月「もしかして、僕がいないと寂しいか?」ニヤニヤ

粧裕「さ、寂しくなんかないよ///」

月「え? あは、あははっ。冗談だって。じゃあまた後で」

粧裕「も〜。お兄ちゃんのばかっ///」

月「ははは」

『ガチャン』

月「……傷ついた」グスン

4 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/09/25(日) 20:06:23.05 ID:KnQH0M/10

◆月の部屋◆

リューク「妹のやつ、本当に寂しそうだったな」

月「嘘つくなよ。“寂しくなんかない”って言われただろ」グスン

リューク「いや、あれは思春期の照れ隠し……」

月「違う! 粧裕は僕のことが嫌いになったんだ!」グスン

リューク「いいから落ち着けライト。何のための“妹攻略本”だよ」

月「……そうだったな。あの本さえ手に入れば、全てが解決するんだ」

リューク「それで、どうするつもりだ?」

月「まずはルルーシュ・ランペルージについてネットで詳しく調べる」

リューク「テロ組織“黒の騎士団”の頭―――“ゼロ”の正体だっけか?」

月「ああ。確か今は、国内にて逃亡中のはずだ」

8 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/09/25(日) 20:07:50.45 ID:KnQH0M/10

リューク「顔は手配書でバレてるんだ。さっさとデスノート使おうぜ」

月「バカ。死体を警察まで届けなきゃ意味がないだろ」

リューク「ああ、そうか。奴の居場所が分かってないとダメなのか」

月「その通り。だからこうして奴について調べてるワケだ」

リューク「お? このサイトなんかいいんじゃないか?」

★テロリスト“ルルーシュ・ランペルージ”に関する情報まとめ★

月「そうだな。ここにある情報を材料に、作戦を練っていこう」

【名氏】ルルーシュ・ランペルージ(17)
【通学】アッシュフォード学園(兼住居)
【家族】家族に関する情報は依然として見つからず
【病気】健康診断にてシスコンと判明←妹がいるかも(仮説)
【備考】ナマリ、ナタリー、コロ助ナリ、といった単語にやや敏感な反応を示す

10 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/09/25(日) 20:09:42.31 ID:KnQH0M/10

◆【3日後】本屋◆

C.C「おいルルーシュ。お前を警察に突き出せば1億円が貰えるのか?」

ルル「名前で呼ぶなバカ。せっかくの変装が台無しになるだろ」

C.C.「そんなに捕まりたくないなら、本屋になど来なければいいではないか」

ルル「それはできない相談だな。オレには今すぐこの本が必要なんだ」

C.C.「妹攻略本? なんだそれは?」

ルル「フフフ、聞いて驚くなよ。なんと成功率100%を誇r―――ほっ!?」

★妹攻略本★【価格】¥99,999,999

ルル「た、高すぎだろ! キュッキュキュッキュって歯ぎしりかお前は!!」

C.C.「まぁ落ち着け。今なら110番するだけで1億円が貰えるぞ」

ルル「黙れピザ女! 今すぐ店員を呼んでこい! ボッタクリにもほどがある!」

C.C.「まったく。仕方のない奴だ」

12 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/09/25(日) 20:12:01.07 ID:KnQH0M/10

L「どうも。店員です」

ルル「おい! この本、値段を間違えてるだろ!」

L「いえいえ。間違ってるのはアナタの頭ですよ、ア・タ・マ」ツンツン

ルル「なっ!? 妹好きを愚弄するつもりか!?」

L「シスコンは病気ですよ。目を覚ましてください」

ルル「目を覚ますのはお前だ。妹の素晴らしさを教えてやろう」カチャ

L「ほほう。サングラスを取って、何をするつもりですか?」

C.C.「まさか……おいやめろルルーs――――」

ルル≪ルルーシュ・ランペルージが命じる―――シスコンになーれッ!!≫ギラッ

L「!?」

14 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/09/25(日) 20:13:33.30 ID:KnQH0M/10

L(……なんだ……今、私に何が起こった?)

ルル「おい店員。シスコンについてどう思う?」

L「素晴らしい以外に言葉が思いつきません」

ルル「ほう、そうか。ならこの妹攻略本、もっと安くできるな?」

L「尚更できませんね。この攻略本には、1億の価値が十分にある」

ルル(しまったっ! 逆効果だったか!!)

C.C.(……ルルーシュめ……なんてことを……)

ルル「おいC.C.。今オレのことを馬鹿だと思っただろ?」

C.C.「……」

ルル「おい無視するな!! 寂しいだr―――ん?」

★娘攻略本★【価格】¥1,000

ルル「こっちは妥当ではないか!」

16 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/09/25(日) 20:15:28.00 ID:KnQH0M/10

ルル「おい店員! この差は一体何―――え?」

総一朗「失礼」


彼はその一言と引き換えに、“娘攻略本”を手にとった。


L「夜神局長じゃないですか」

総一朗「りゅ、竜崎!? どうしてこんなところに!?」

L「アルバイトですよ……あの、何してるんです?」

総一朗「あ、これはだな……その……あれなんだ……」

L「あれ……とは?」

総一朗「つまるところ、私は粧裕とセクロスしたいのだよ!」

L「なっ!? なんだと!?」

総一朗「レッツ逃亡!」タタタタタ

L「あ! 待て局長! 皆さん万引きですよ!」

18 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/09/25(日) 20:17:17.69 ID:KnQH0M/10

バンバン!! 銃声をまねる総一朗の声。

総一朗「私を追ってくるな! 追ってくると本当に撃つぞ!!」

L「くっ……夜神局長が万引きをするなんて……」

ルル「逃げられちゃったな」

L「まぁ犯人は分かっていますし、問題ないで―――」

PRRRRRR♪PRRRRRR♪

L「何だ? ワタリ」

ワタリ≪今からサクラテレビにて、キラのメッセージが放送されるようです≫

L「メッセージ? テープが送られてきたのか?」

ワタリ≪はい。本物とみて間違いないかと思います≫

L「……分かった。今すぐ確認する」

20 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/09/25(日) 20:19:22.84 ID:KnQH0M/10

テレビ≪それでは、キラからのメッセージを再生します≫

≪聞こえるか? ルルーシュ・ランペルージ≫

ルル「!?」

L(ルルーシュ・ランペルージって……ゼロの正体か)

ルル(キラが……オレ宛てにメッセージだと!?)

≪私とお前は同志だ。私の仲間にならないか?≫

L(……奴は、何を企んでいるんだ?)

≪黒の騎士団が壊滅した今、お前に必要なのものは仲間だ≫
≪2人で世界を犯罪のない理想郷に創り変えようではないか≫
≪尚、この誘いを断るようであれば、お前は心臓麻痺で死ぬ≫
≪死にたくなければ明日10時、○○廃ビルに来い≫

ルル(ふん。仲間だと? 笑わせてくれるじゃないか。キラ!!)

22 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/09/25(日) 20:21:10.04 ID:KnQH0M/10

◆月の部屋◆

リューク「無事、放送されたな」

月「ああ。これで間違いなく、ルルーシュは釣れるだろう」

リューク「警察と野次馬、マスコミも一緒に釣れるだろうな」

月「フフフ。そこがミソじゃないか」

リューク「まぁな」

<ただいま

月「ん? 父さんが帰ってきたみたいだ」

『ガチャ』

◆廊下◆

月「おかえり。父さん」

総一朗「粧裕はいるか?」

月「粧裕なら部屋にいると思うよ」

総一朗「そうか」

25 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/09/25(日) 20:23:34.12 ID:KnQH0M/10

◆総一朗の部屋◆

総一朗「早速、“娘攻略本”を読むとしよう」

パラッ。

≪準備体操編≫

総一朗「ほう、準備体操とは本格的だ」

【1】まず、服を脱ぎます。

総一朗「よし。裸になったぞ。次はどうするんだ?」

【2】長座体前屈をします。

総一朗「んん……こうか? ペニヌが顔に近い……」

【3】フル勃起になるまでセルフフェラをします(射精はしない)。

総一朗「はむっ……じゅるじゅる……ちゅぱ……」

【4】ギンギンになったら準備体操は完了です。

総一朗「よし……いよいよ本題だな」ギンギン

【5】娘の部屋に行きましょう。

総一朗「了解した!」

26 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/09/25(日) 20:26:32.45 ID:KnQH0M/10

◆粧裕の部屋◆

粧裕「ん〜。宿題難しいなぁ……ちょっと休憩しよっか」

粧裕「えへへ。おやつのシュークリームたーべよっと♪」

『ガチャ!!』

総一朗「粧裕!!」

粧裕「ぎゃっ!?///」

≪ギャップ紳士作戦≫

【1】まずは鬼の一面を見せましょう。

総一朗「粧裕! おやつの前に宿題を終わらせなさい!」

粧裕「そ、その前にお父さんが服着てよぉ!!///」

総一朗「なっ! 父親に向かって命令だと? そんな子にはお尻ペンペンだ!!」

『ガシッ』

粧裕「!!!」

27 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/09/25(日) 20:29:04.93 ID:KnQH0M/10

『ズルッ』

粧裕「ひゃっ……!!/////」

総一朗「ククク。なんて綺麗のお尻なんだ……叩きがいがあるぞ!」

粧裕「離し……て! もう! やめ―――」バタバタ

『パンパンパンパン!!』

総一朗「おらおら! けしからん尻め!! 成敗してやる!!」ビシビシッ

粧裕「痛ッ! 痛いよぉ! お父さん……正気に戻ってぇッ!!」

【2】今度は優しい一面を披露しましょう。

総一朗「すまない……父さんが悪かった」

粧裕「うぅ……当たり前だよ……」グスン

【3】とどめに“紳士”。彼女にそっと囁くのです。

総一朗「セックスを、ご一緒しませんか?」

粧裕「もうこの人いやあああああああああああ!!!」

30 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/09/25(日) 20:31:16.89 ID:KnQH0M/10

『ガチャ』

月「よう……まさかここまで屑だったとはな……」

総一朗「ラ、ライト!? くそっ! 嗅ぎつけやがったか!」

粧裕「お兄ちゃん! 助けて!!」

月「ああ。心配いらないよ粧裕。すぐに片付けるから」

総一朗「オレの邪魔をするってか? いいだろう!」

月「フン! 容赦はしないぞッ!! 僕のターン!!!」

総一朗「遠慮はいらん! かかって来い!」

月「僕はこのポテチを手に取り……」

『シュッ』

月「……そして食べる!!」

『パリッ! ボリボリッ!』

月「ククク。ターンエンドだ」

総一朗(くそっ……何のつもりだ……!?)

32 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/09/25(日) 20:32:05.96 ID:KnQH0M/10

総一朗「まぁいい!! 俺のターン! ドr―――ッ!?」

『ドクン!!』

総一朗「うっっっ!! 心臓がっ……くそっ……どうして!?」

月「ふっ。引っかかったな。トラップカードオープン!」

≪実は40秒前、デスノートに貴様の名前を書いていたって寸法!≫

総一朗「ぐあああああああああああああああッ!!!」

月「デスノート―――それは名前を書くだけで、人を殺せるノートさ!」

総一朗「くっ……ポテトチップスはフェイクだったのか……!」

月「ああ、そうさ! ポテトチップスに意味なんてない!!」

総一朗「ふっ……変な名前のくせに……やるでは……ない……か……」

『バタン!!』

月「ふん。お前が言うな。お前だけは言うな」

粧裕「えーん! 怖かったよぉ! お兄ちゃん!!」グスン

月「大丈夫だよ……もう敵はいないから……」

33 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/09/25(日) 20:33:00.13 ID:KnQH0M/10

月「粧裕……」

粧裕「ひっく……ぐすん……」

月「粧裕は、僕の事が嫌いかい?」

粧裕「え? そんなわけないよ!」

月「そうか……よかった」

粧裕「もう。何言ってるのお兄ちゃん……」

月「僕は……粧裕のことが好きだ」

粧裕「え?////」

月「1人の女の子として」

粧裕「!!」

35 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/09/25(日) 20:33:45.65 ID:KnQH0M/10

粧裕「……」ウルッ

月「……ごめん、粧裕。忘れて―――」

粧裕「忘れたくないよ!」グスン

月「え?」

粧裕「こんなに嬉しいこと、生まれて初めてだもん」グスン

月「じゃ、じゃあ……もしかして粧裕も……」

粧裕「もう……今更気づいたの?」グスン

『ギュッ!!』

粧裕「お兄ちゃん大好き……ずっとずっと、これからも……///」グスン

月「ありがとう粧裕……」グスン

恋愛に必要なのは、伝える勇気、ただそれだけ。
そう。妹攻略本なんて、最初から必要なかったのだ。

だから僕は、ルルーシュとの約束を忘れることにした。

36 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2011/09/25(日) 20:34:16.11 ID:KnQH0M/10

◆【その頃】某所◆

C.C.「おいルルーシュ。キラの誘いに乗るのか?」

ルル「当然だろ……オレの命は奴の掌上にあるも同然だからな」

C.C.「だが抜け抜けと、奴の下僕になるわけではあるまい」

ルル「分かってるじゃないか。むしろ下僕になるのは奴の方だ」

C.C.「相変わらず強気だな。何か策はあるのか?」

ルル「無論だ。明日を楽しみにしておくといい」

C.C.「ふっ、そうか。じゃあルルーシュ……また明日、な」

ルル「お、おいどこに行く? お前、本屋から様子が変だぞ?」

◆【その頃】キラ事件捜査本部◆

L「私に妹がいないのは何故だ!?」カリカリ

ワタリ「どうしたんですかL? いきなり叫んで……」

L「私はシスコンだぞ! なのに妹がいない! この矛盾は何だ!?」

ワタリ(目が赤く光っている……ひどい充血だ)

37 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2011/09/25(日) 20:34:34.39 ID:KnQH0M/10

L「妹を想う度に胸が苦しい……助けてくれ、ワタリ」

ワタリ「……分かりました。では、どんな妹が欲しいのですか?」

L「それは……夜神局長の娘の……粧裕さんみたいな妹だ」

ワタリ「夜神粧裕さんですか。確かライト君の妹ですね」

L「そうだ。ま、まさか粧裕さんを、私の妹にする方法があるのか?」

ワタリ「ええ。あることにはあります。多少、難がありますが」

L「本当か? 教えてくれワタリ。私なら何でもする」

ワタリ「では粧裕さんの兄にあたる、ライト君と結婚してください」

L「!?」

38 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2011/09/25(日) 20:34:49.68 ID:KnQH0M/10

L「ライト君と結婚ですか……」

ワタリ「そうすれば、粧裕さんとは2親等の関係が築けます」

L「なるほど。晴れて彼女の“お義兄ちゃん”になれるというわけか」

ワタリ「はい。しかし彼は、十中八九キラ……それが唯一の難点です」

L「そうだな……まぁこの際気にしないことにするよ」

◆【その頃】粧裕の部屋◆

粧裕「まさかお兄ちゃんがキラだったなんて」

月「これは粧裕と僕の2人の秘密だからね」

粧裕「うん……ところで、このお父さんの死骸はどうしよう」

月「ああ。それなら心配しないで。僕が警察に届けるから」

月(……その前に、Lに報告しておくか)

PRRRRRR♪ PRRRRRRR♪

L≪どうかしましたか? ライト君≫

月「ああ。ちょっとした事件があってな」

39 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2011/09/25(日) 20:35:03.66 ID:KnQH0M/10

月「父親が(ry」

L≪夜神局長……キラに殺されたんですか?≫

月「ああ。妹の粧裕を犯そうとして、殺されたみたいだ」

L≪それは死んだ方がいいですね。アーメン≫

月「なんか反応薄くないか? 仲間が死んだんだぞ?」

L≪彼は私の店から万引きをした生命体ですよ?≫

月「そうなのか……なら仕方ないな」

L≪死体はコチラで処理します。彼は“行方不明”ってことで≫

月「本当か? それは助かるよ。でも何でだ?」

L≪ライト君には明日、別件をお願いしたいからです≫

月「別件? 何だそれは?」

L≪明日……私とデートしてくれませんか?≫

月「え」

40 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2011/09/25(日) 20:35:18.93 ID:KnQH0M/10

L≪待ち合わせは―――明日の10時、○○廃ビル前です≫

月(なるほど。この誘いを断れば、僕がキラ、というわけか)
月(ルルーシュとの約束はすっぽかしてもいいし、ここはOKすべきだな)
月(いや待て。僕がデートに参加して、キラが廃ビルに現れなければどうなる?)
月(Lはより一層、僕を疑うんじゃ……くそっ……キラの“身代わり”が必要だな)

L(“断ったら怪しまれる”。だからお前は、このデートに参加するしかない)
L(だが私は、お前をキラだと認めたくない。逮捕すれば結婚できなくなるからだ)
L(つまり、他の誰かをキラに仕立て上げ、そいつを冤罪で逮捕する必要があるな)
L(明日の廃ビル前はお祭り状態……キラの“身代わり”を探す絶好のチャンスだ)

月・L((キラの“身代わり”に最適な人物……それは……))

“ルルーシュ・ランペルージ!!”

月「ああ、いいよ。明日の10時、○○廃ビル前だな」

L「はい。デートの内容は、キラとルルーシュの逮捕です」

月「分かってるさ。楽しいデートにしよう」ピッ

粧裕「……デート?」ピク

月「ん? どうした粧裕?」

42 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2011/09/25(日) 20:35:35.38 ID:KnQH0M/10

粧裕「“楽しいデートにしよう”……ってどういうこと?」

月「え? ああ。明日Lとデートすることになったんだ」

粧裕「エル? エルって探偵さんだよね? 女の人なの?」

月「ハハハ、男だよ。デートってのはジョークの一種」

粧裕「なんだ♪ じゃあお兄ちゃん。一緒にシュークリーム食べよ♪」

月「そうだね。じゃあ僕は粧裕に食べさせてもらおうかな?」

粧裕「もぉ〜。甘えんぼさんなんだから………はい、あ〜んして?///」

月「あ〜ん♪」

総一朗「ダァッディッ!!!!」クワッ

粧裕「ぎゃっ!?/////」

月「な、何だ!?/////」

総一朗「―――――」

月「一瞬生き返ったな……早めに処分しないと……」

43 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2011/09/25(日) 20:35:49.09 ID:KnQH0M/10

◆【その頃】某所◆

C.C.「キルシュ……久しぶりだな」

ワタリ「会うのは2年ぶりですかね。今日はどのような用件で?」

C.C.「あの子の近況を聞きたくてな……実は今日、本屋で見かけたんだ」

ワタリ「そうなんですか……実はアルバイトを始めたんですよ」

C.C.「あの子がアルバイト……」

ワタリ「はい……ルルーシュ・ランペルージを捕まえるために」

C.C.「ルルーシュを? あの子はルルーシュも追っているのか?」

ワタリ「そうです。彼はキラだけでなく、ゼロにも興味をもちましたから」

C.C.「しかし、何故それがアルバイトをする理由になる?」

ワタリ「……妹攻略本という本をご存知ですか?」

C.C.「ああ、知ってるぞ。1億もする馬鹿げた本のことだろう?」

ワタリ「ええ。実はその本、ルルーシュを釣るための餌なんですよ」

C.C.「そ、そうだったのか!?」

44 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2011/09/25(日) 20:36:01.55 ID:KnQH0M/10

ワタリ「彼は重度のシスコンですからね。きっと引っ掛かるはずですよ」

C.C.(確かに引っかかったが、思いっきり取り逃してるじゃないか……)

ワタリ「引っ掛かれば即逮捕というわけです……ん? どうかしましたか?」

C.C.「いや……ところで、あの子は明日、どうするつもりなんだ?」

ワタリ「廃ビルの件ですか? もちろん、キラとルルーシュを捕まえにいきます」

C.C.「やはりそうか……無茶はしないでほしいが……」

ワタリ「まぁ、真の目的は、デートをすることですが」

C.C.「デートだと!? あの子に想い人ができたのか!?」

ワタリ「はい。一刻も早く、結婚したいそうです」

C.C.「そうか……あの子も、もうそんな年か……」

ワタリ「相手は男ですけどね」

C.C.「お、男!? どういうことだ?」

ワタリ「いろいろありましてね」

45 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2011/09/25(日) 20:36:13.79 ID:KnQH0M/10

C.C.「まさか……あの子がシスコンになったことに関係しているのか?」

ワタリ「鋭いですね。しかし、どうしてそのことを?」

C.C.(くそっ……ルルーシュめ……私の息子に何てことを……)

ワタリ「もしかして、彼がシスコンになった原因をご存知なんですか?」

C.C.「……ああ。この際、お前に全てを話そう。だからお前も全てを話してくれ」

〜〜〜〜

ワタリ(まさかルルーシュと行動を共にしているとは……)

C.C.(よりによって……デートの相手がキラだなんて……)

ワタリ「あなたは友と息子の、どちらの味方につくのです?」

C.C.「私はいつだってあの子の味方だ。たとえ相手がルルーシュであっても」

ワタリ「そうですか。それでは、彼の逮捕のため、Lに協力してもらいます」

C.C.「ああ。だが私のことは、あの子には絶対秘密にしてくれ」

ワタリ「分かっています。では、捜査本部まで付いてきてください」

46 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2011/09/25(日) 20:36:34.22 ID:KnQH0M/10

◆【その頃】キラ事件捜査本部◆

月「おーいL。死体を届けに来たぞ」

L「その辺に転がしといてください」

月「あぁ、分かった」コロコロ

L「ところでライト君」

『ギュッ』

月「おい、L!? 急に抱きついて、何のつもりだ!?」

L「本当は明日、ヤるつもりでしたが……ワタリが急用でいなくなったので……」

月「ま、まさかお前……お前の正体は……!」

L「私の正体はホモ、ということにしておきましょう」

月「!!! くっ! 離れろ! 僕にそんな趣味はない!」

L「いいじゃないですか。いずれ結婚する仲なんですから」

月「結婚だと!? 何を言ってるんだ!! 男同士だぞ!!!」

L「私のテクを堪能すれば、性別なんてどうでもよくなりますよ?」

月「やめろぉおおおおお!! 僕には粧裕がいるんだ!!」

47 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2011/09/25(日) 20:36:48.42 ID:KnQH0M/10

L「粧裕さんは、私のものです」

月「何!? 今何て言った!?」

L「実は私の狙いは結婚して粧裕さんを(ry」

月「なっ!? こ、このシスコンめッ! 尚更結婚なんてできるか!」

L「無駄ですよ。私の腰使いを覚えた人間は、誰だって求婚してきますから」

月「コイツッ! その自信は一体どこから……!!」

L「ほほう。なかなか綺麗なお尻をしてますね」

月「くっ……こいつ……早くなんとかしないと!!」

L「それでは挿入しますよ? 前戯はナシです!!」

月「くそっ……こうなったら……あの手しかない……!!」

月「リューク!!!!!! 取り引きだ!!!!!!」

リューク「お? 遂にプライドを捨てたか。まぁ処女を捨てるよりマシだな」

月「つべこべいってないで早くしろ!! この黒ムックがっ!!」

リューク「焦るなって。この特殊なコンタクトレンズを入れるだけなんだからよ」

48 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2011/09/25(日) 20:37:26.84 ID:KnQH0M/10

リューク「オレが入れてやるからじっとしてな」

月「分かった! じっとするから早く入れてくれ!」

L「早く入れてくれ? ふっ。ようやく観念しましたか! では挿入しますよ!!」

『ズブズブ』

月「いやああああああああああああああああああああああああ!!!」

L「おお! セコム入ってますよ!! 戸締まり最高っすよぉ!!!」

月「やめろぉおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおお!!!」

リューク「ちょ、ライト動くな! あ、また失敗した! じっとしてろって!!」

月「くっ……もういい!! 自分でやるから貸せ!! とりゃ!!」パンパン

≪死神の目、装着完了≫

月「フハハハハ! これでお前の本名が見え―――はっ、しまった!!」


 L(^o^) パンパンパンパンパンパン!!
(((( (ヽヽ))))
    >_| ̄|(; ???Д??`)月<この態勢では、Lの顔が見えない!!

49 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2011/09/25(日) 20:37:45.95 ID:KnQH0M/10

L「私の顔が見えない? 見たいのですかライト君?」パンパン

月「ああ……んんっ……み、見たい……Lの顔を見ながら逝きたい!!」

L「分かりました。では希望に応えて、正常位で逝かせてあげましょう」パンパン

『くるっ』

L「これでいいでしょう?」

月(み、見えた!! Lの本名は―――)

≪エル・ローライト≫

月は腕時計に仕組んでおいたデスノートの切れ端に、
尻から吹き出まくっている茶色を使って、その名を刻んだ。

月「フハハハハ! 逝くのはお前だよ! L!!」

L「そうですね。厳密に言うと、逝くのは僕です」パンパン

月「違う! そういう意味じゃなくって!」

L「それよりどうですか? この私のジャイロテクは」パンパン

月「くそっ……黙れ死にぞこない……///」

L「ああ、気持よくなってきました。ラストスパートを掛けましょう」パンパン

50 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2011/09/25(日) 20:37:56.43 ID:KnQH0M/10

『パンパンパンパン!』

月「くっ……んんっ……早く……死にやがれ……///」

L「ああ! もう駄目です! ライト君の中に出しますよ!!」パンパン

『ガチャ』

ワタリ「L。ただいま戻りました。心強い助っ人を連れて―――なんと!?」

C.C.「ここが、あの子の居場所―――なっ!?」

L「ああ! 逝きます! 逝きま―――あ」

月「やめろぉおおおおおおおおおお―――え?」

『ドピュドピュドピュドピュドピュ!!』

月「うあああああああああああ!!」

『ドクン!!』

L「うっ」

『バタッ』

C.C.「いやあああああああああああああああ!!」

51 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2011/09/25(日) 20:38:09.29 ID:KnQH0M/10

L「―――」

月「……」

C.C.「……」

ワタリ「……」

総一朗「―――」

あまりにも壮絶なワンシーンに、
部屋にいる全員が言葉を失った。

空白の時間が、無限のように思えた。

しかしその静寂は、夜神月によって打ち破られる。

月(コイツらも処分しなければ!!)

死神の目を持つ彼には
2人の本名が見えるのだ。

ワタリ:≪キルシュ・ワイミー≫
C.C.:≪セラ・ローライト≫

そして最後の茶色を振り絞り、
切れ端の裏面に、両者の名を殴り書いた。

52 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2011/09/25(日) 20:38:21.04 ID:KnQH0M/10

C.C.「エルッ!!!」

ワタリ「おのれ、夜神月……いや、キラめ!!」

月「ふん。ただの正当防衛さ」

ワタリ「黙れ! 貴様はここで殺す!!」

『カチャ』

月「おっと。キラの殺人方法が永遠に分からなくなるよ?」

ワタリ「ふん。今、腕時計を弄っておったが、それが関係あるのじゃろう!?」

月「おやおや、興奮して爺言葉になってるぞ?」

C.C.「キラめ……よくもエルを……」

月「そういえば、お前ら姓が同じだな。もしかして姉弟だったか?」

ワタリ「!!! 貴様、なぜ彼女の本名を知っている!?」

月「知ってちゃ悪いか? キルシュ・ワイミーさん?」

『ドクン!!』

ワタリ「んんっ!?」

53 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2011/09/25(日) 20:38:33.06 ID:KnQH0M/10

月「フハハハハハハ!! “目”を手に入れた僕は無敵だ!!!」

C.C.「貴様……キルシュの命まで……」

月「何!? お前……何故生きている!?」

C.C.「残念だったな。私は不老不死だ」

『カチャ』

月「おい……僕を殺すのか? 何の得にもならないぞ?」

C.C.「損得ではない。自分の子供が殺されたんだぞ」ブルブル

ルル「まさかお前が、あの店員の親だったとはな」

月・C.C.「!?」

月「誰だお前は!? その変な仮面を外せ」

C.C.「その声はルルーシュか? 何でこんなところに……」

月「ルルーシュだと!?」

ルル「悪いなC.C.。ずっと後をつけさせてもらった」

54 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2011/09/25(日) 20:38:44.67 ID:KnQH0M/10

ルル「夜神月! 貴様がキラならば、その証明に私を殺してみろ!」

C.C.「!!」

月(バカが。この現場を見られた限り、言われなくても殺してやるさ)
月(今は仮面で見えないが、お前の顔と名前は、既に分かってるんだよ!)

『カキカキ』

ルル「ふっ。何を書いている? 遺書のつもりか?」

月「ククク。これでお前は望み通り死ねるぞ」

ルル「オレが死ぬ? 紙に名前を書いただけでか?」

月「ただの紙ではない。これはデスノートの切れ端だ」

ルル「デスノート? 何だそれは?」

月「名前を書けばその人間が死ぬ、まるで夢のようなノートだ」

ルル「……そうか。それがキラの殺人方法ってわけか。教えてくれてどうも」

月「ふん。これでお前は死ぬからな。冥土の土産に教えてやったまでさ」

55 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2011/09/25(日) 20:38:55.22 ID:KnQH0M/10

ルル「それで、いつになったら死ぬんだ? もしかしてハッタリか?」

月「せいぜいほざいてろ。お前の余命はあと10秒だ」

ルル「そうか。なら急いで覚悟しないとな」

月(この余裕は何だ? まさかルルーシュ・ランペルージは偽名!?)

ルル「……10秒経ったぞ。貴様はとんだペテン師だな」

月「……その名は偽名というわけか」

ルル「ああ。偽名なら殺されない確信があった」

C.C.(ルルーシュめ、キルシュと私の会話を盗み聞きしてたな……)

月「……なるほど。殺されないと分かってたから出てきたわけか」

ルル「まぁな。この仮面は保険だったが、どうやら必要なかったみたいだ」ヌギヌギ

月(なるほど……本名は“ルルーシュ・ヴィ・ブリタニア”か)

ルル「では、今度はこちらの番だ!」

月「何だと?」

ルル≪ルルーシュ・ランペルージが命じる―――永久に我が下僕となれ!!≫

56 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2011/09/25(日) 20:39:09.93 ID:KnQH0M/10

ルル「あれ?」

月「馬鹿かお前。下僕になれと言われて誰が下僕になる?」

ルル「おかしい! 何故ギアスが効かないんだ!?」

C.C.「もしかして、2回目なんじゃないのか?」

ルル「そんなはずはない! ギアスを掛けた人間をオレは全て記憶している!」

C.C.「しかしそれ以外は考えられないぞ……」

月「一瞬だが左目が光ったな。まさかお前……何かの能力者か?」

ルル「ああ! この光情報を目にしたものは、オレの命令を遵守するはずなんだ!」

月(それは凄い能力だな……もしかして、そこの女の不老不死と関係あるのか?)

リューク「ライト。お前ラッキーだったな」

月「何がだ? リューク」

ルル「リューク? 貴様、誰に向かって喋っている!?」

リューク「おそらくその光情報ってのは、特殊なコンタクトレンズで遮断されるようだ」

月「つまり僕の目が死神のそれだから、ギアスとやらが効かなかったってことか?」

リューク「ああ、おそらくな。その絶対遵守の力は、死神には効かないってことだろう」

57 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2011/09/25(日) 20:39:23.23 ID:KnQH0M/10

ルル(独り言か? それとも奴には何かが見えてる?)

月「フハハハハ! ルルーシュ・ヴィ・ブリタニアよ。残念だったな!」

ルル「なっ!? 貴様! 何故オレの本名を……!!」

月「ククク。めんどくさいから教えない」

ルル「なんだと!? この意地悪め!」

月「さて、デスノートの切れ端に名前を……アレ?」

ルル「ふっ、どうした? まさかデスノートのストックが切れたのか?」

月「くそっ! 無駄遣いしすぎた! もっと小さい字で書けばよかった!」

ルル「ハッハッハ。うんこフォントを使用する貴様が悪いのだ!」

月「まぁいい! 家に帰ったらいくらでも―――うっ!///」

ルル「ん? 何だ?」

月(……前立腺がうずうずする……僕の体に何が起こっているんだ……?)

≪次の瞬間≫

月「うわああああああああああああああああああああああ!!!」

58 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2011/09/25(日) 20:39:35.23 ID:KnQH0M/10

C.C.「何だコイツ……一体どうしたのだ!?」

月「にゅううううううううううう!!! Lのが欲しいのぉおおおおお!!!!」

ルル「Lのが欲しい……だと?」

C.C.「貴様! 何を急に……!?」

月「Lのおちんぽきのこでぇえええ! ぐちゅぐちゅにして欲しいのぉおおおおお!!」

C.C.「コイツ……おいルルーシュ不愉快だ! 早く殺してくれ!!」

ルル「しかしコイツにはギアスが効かないんだぞ!?」

月「あのジャイロテクが忘れられないのぉおおおおおおおおおおおお!!!」

C.C.「馬鹿! キルシュ……この爺さんの銃を借りればいいだろ?」

月「結婚してぇえええええええええええええええええええええええええええ!!」

ルル「ああ! そうか! オレとしたことが……」

『カチャ』

ルル「死んでもらうぞキラ!! 黄泉の国にてその罪を懺悔するがいい!!」

『バン!!』

59 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2011/09/25(日) 20:39:45.45 ID:KnQH0M/10

◆【翌日10:00】○○廃ビル◆

カオスの一夜が明け、時計の針がAM10:00を指す頃、
○○廃ビル前は、マスコミ、警察、警備員、そして野次馬で溢れていた。

『ザワザワ』

「本当に2人とも来るのかな?」

「キラは来ないと思うな。ゼロを嵌めるつもりなんだよ、きっと」

「いや、もしかしたらこれはキラの陽動作戦かもしれん」

「目的は他にあるってことか?」

◆【その頃】某家◆

ルル「動くな。手を挙げろ」

爺「ひぃっ」

ルル「大人しく、その金庫を開けろ」

爺「は、はい! 開けるから撃たないでくれ」

ルル「……ざっと4000万か。でかしたぞ」

60 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2011/09/25(日) 20:39:58.63 ID:KnQH0M/10

ルル「たった3件で1億に達するとはな。この辺は金持ちが多くて助かる」

爺「くっ……強盗とはなんと卑劣な! 天罰が下るぞ!」

ルル「なんとでも言うがいい。じゃあな爺さん」

『ガチャ』

PRRRRRR♪PRRRRRR♪

爺「警察ですか? 今強盗に―――」

警察≪また強盗事件ですか? 今こっちはそれどころじゃないっての!≫

爺「なんじゃと!?」

警察≪世紀の大悪党を、2人同時に捕まえる大チャンスなんですよ?≫

爺「はっ?」

警察≪また後でかけ直してください!≫

爺「は? おい! 話を聞け! 今ならまだ犯人が近くにいる―――」

『ガチャン、プープー』

爺「……無能すぎワロタ……」

61 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2011/09/25(日) 20:40:09.07 ID:KnQH0M/10

あの銃の一撃でキラは死んだ。

そして、デスノートを研究しようと、
うんこの臭いを我慢しつつ、切れ端を手にとったわけだが、
次の瞬間、目の前に死神が現れたのだ。

名はリュークと言ったか、オレは恐怖のあまり、彼にギアスを行使した。
しかし困ったことに、彼にはキラ同様、ギアスが効かなかった。
しかもオレの左目からはギアスが暴発する始末。

C.C.「コードを受け取るんだ、ルルーシュ」

オレは言われるがままにコードとやらを受け継いでやった。
するとC.C.は死んだ。嬉しそうにLの隣で死んだ。

なんとも言えない虚無感が部屋を漂う。

別れ際に、リュークはキラの作戦を教えてくれた。
奴の真の狙いは、どうやら民家へ強盗することだったらしい。

そしてオレは、その作戦を自ら実行することにしたのだ。
もちろん、念願の“妹攻略本”を手に入れるためさ。

万引きの方が早い? ナンセンスだ。

62 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2011/09/25(日) 20:40:19.51 ID:KnQH0M/10

◆本屋◆

店員「いらっしゃいませ」

ルル「これを……///」

店員「9999万9999円です」

『ドサッ』

店員「1億円お預かりします」

『ピピッピッ』

店員「1円のお返しと、こちらがレシートになります」

ルル「ああ、どうも」

店員「ありがとうございました」

ルル(ついに手に入れたぞ……妹攻略本! 早速読もう!)

63 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2011/09/25(日) 20:40:46.90 ID:KnQH0M/10

【1】まず、服を脱ぎます。

ルル「よし。裸になったぞ。次はどうするんだ?」

【2】ブリッジをします。

ルル「ふん! こうか? 地面が顔に近い……」

【3】そのままアナルを舐めます。

ルル「アナルを!? くっ! なかなか難しいな!」

【4】急いで!

ルル「分かった! うぉおおおおおおおおおおお!!」

『バキッ!! ゴキゴキバキッ!!』

ルル「ぐあああああああああああああああ!!!!」

【5】骨折しましたか?

ルル「はぁはぁ……脊髄をもってかれたぞ……次はどうするんだ?」ハァハァ

【6】逮捕されるまで、そこで待機です。 by L

ルル「やられたあああああああああああああああああああああああ」

fin

64 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2011/09/25(日) 20:41:48.54 ID:KnQH0M/10

俺は馬鹿だ
何故こんなものを書き溜めた



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