灰原「工藤くん…私生理が始まってて妊娠したみたい」


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18 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/07/31(日) 20:51:39.72 ID:lVTmzAgR0

コナン「蘭……。ハハ…そうだよな。5年も俺のこと待ってはいられねーよな」

灰原「いいの?工藤君。彼女に本当のことをいわなくて」

コナン「バーロー。これ以上待たせてられっかよ」

20 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/07/31(日) 20:53:15.83 ID:lVTmzAgR0

灰原「そう……なら、いいんだけど」

コナン「蘭のあの笑顔……久しぶりに見るな」

21 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/07/31(日) 20:56:05.08 ID:lVTmzAgR0

その一週間後、蘭は結婚した。
相手は大学の先輩でもある人だった。

コナン「蘭ねーちゃん!本当におめでとう!」

蘭「コナンくん、ありがとう!一緒に暮らせなくなるけど、私たち家族なんだから、いつでも遊びにきてよね」

23 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/07/31(日) 20:59:07.06 ID:lVTmzAgR0

コナン「あ、うん……」

蘭「あ、一(はじめ)さん、これからもよろしくね!ちゅっ」

金田一「いやぁ、蘭ちゃん、頑張ろうね。お、コナン君じゃないか。いつでも推理勝負しようぜ」

24 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/07/31(日) 21:00:23.95 ID:lVTmzAgR0

コナン「はじめお兄さん、うん。お幸せにね!」

その夜、俺はおっちゃんの所に帰る気にはなれず、実家に戻っていった。
蘭……。
おれは……。

25 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/07/31(日) 21:02:29.78 ID:lVTmzAgR0

コナン「くっ、子供の体でのスピリタスはたまんねぇな……ヒック。蘭……新一のときに抱いておくんだったな、ヒック」

コナン「くそ……なんだってあんな男と……。クソが……。」

コナン「今夜は眠れなさそうだな」

26 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/07/31(日) 21:04:51.09 ID:lVTmzAgR0

コナン「電話……か。誰だ?こんな時間に」

iPhone26のディスプレイには、灰原の顔が映し出されていた。
その瞳に吸い込まれそうになり、俺は電話に出た。

コナン「よお、どうした?一人じゃ寂しいのか?」

27 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/07/31(日) 21:07:21.74 ID:lVTmzAgR0

灰原「工藤君、家に帰ってないらしいじゃない。蘭さんから電話がきたわよ。あんまり新婚さんを困らせないことね」

コナン「なんだよ、そんなことかよ。いいんだよ、蘭のことは」

灰原「めずらしく弱気じゃない。お酒でも飲んでるのかしら?」

コナン「ほっとけ、それより灰原。お前こそ博士の件から立ち直れてないじゃないか」

28 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/07/31(日) 21:09:20.58 ID:lVTmzAgR0

灰原「終わったことよ。それより、あなた自宅にいるんでしょ?開けなさいよ」


やれやれ。何でもお見通しってか。
灰原を招き入れると、俺はまたスピリタスで作ったモスコミュールを飲み干した。

灰原「相当まいってるみたいね。」

29 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/07/31(日) 21:11:03.17 ID:lVTmzAgR0

コナン「うるせぇよ。お前には俺の気持ちなんてわからねぇよ。」

俺がそう言うと、心無しか灰原は悲しげな笑みを浮かべているようだった。
灰原に当たっても仕方がないのは分かっていたが、それでも俺には抑えられなかった。

灰原「工藤君……。」


31 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/07/31(日) 21:13:43.94 ID:lVTmzAgR0

今度はウイスキーを開けようと立ち上がった時、俺は悪酔いに気がついた。
足下がふらつき、灰原に倒れこんでしまったんだ。

コナン「わ、わりい。……灰原……おまえ……」

灰原は薬の副作用で中学生ほどの体つきにはなっていたが、この時はじめて性的な感情を彼女に対して抱いている俺自身に気がついた。

32 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/07/31(日) 21:16:08.04 ID:lVTmzAgR0

灰原「工藤君、やめなさい……あっ……」

コナン「灰原……何時の間にかこんなに……」

気がつくと、俺たちはベッドにいた。
俺の脳裏に時々、金田一と蘭のことが浮かぶ。
それを必死に灰原の裸体で埋め尽くしていた。

34 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/07/31(日) 21:17:39.91 ID:lVTmzAgR0

コナン「灰原…出して、いいか?」

灰原「だめよ、あなた、何をいってるの?」

コナン「うっ……」

灰原「あっ……なっ……なんてことを……」

36 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/07/31(日) 21:19:28.62 ID:lVTmzAgR0

コナン「まだだ。まだ終わらない。終わらせねぇよ。」

その夜、俺は灰原に蘭を重ね、何度も絶頂に達していった。
何時の間にか、俺は眠りについていた。

そして目覚めた時には灰原はいなかった。

39 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/07/31(日) 21:22:41.19 ID:lVTmzAgR0

コナン「ハハハ……。なにやってんだよ、俺は。蘭のことは何度も忘れようって誓ったじゃねえか。」

自虐気味に、ひとりごとを呟くと、おれは灰原に電話をかけた。
だが、案の定というべきか、灰原は出なかった。
そして心のどこかで、灰原がでなかったことに俺は安堵の気持ちがあった。

40 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/07/31(日) 21:24:29.67 ID:lVTmzAgR0

そして、灰原は消えた。
俺のせいだ。博士があんなことになってから、あいつが信頼できたのは俺だけだったのに……

俺は何てことを……

灰原……

コナン「灰原、許してくれ」

41 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/07/31(日) 21:27:25.77 ID:lVTmzAgR0

コナン「おっちゃん、怒ってるだろうなぁ。仕方ねぇ。とりあえず帰るか」

そんなことをツイートしながら、俺はおっちゃんの元へ帰ったのだが、その心配は杞憂に終わった。

一人娘が嫁にいった父親が、飲んだくれない道理はないってわけだ。
おっちゃんは俺以上に飲んだくれた様で、ウイスキーの空瓶が転がっていた。

42 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/07/31(日) 21:28:57.11 ID:lVTmzAgR0

俺は手短に蘭に電話で謝り、ランドセルがわりのカバンを手に家を出た。

やってられねぇ。学校はふける。

「あれ?コナン君じゃないか?」

コナン「!?」

43 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/07/31(日) 21:31:00.11 ID:lVTmzAgR0

コナン「は、はじめお兄ちゃん。お、おはよう。お仕事?」

金田一「そうなんだよ、新婚翌日だってのに、厄介な事件が起きてな。それよりコナン君、学校サボる気だろー?」

コナン「え、あ、いや、その…」

金田一「はっはっは、いいぜいいぜ。蘭にはいわないでおくって!俺も学生時代はまともに通ってなかったからな」

45 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/07/31(日) 21:34:48.75 ID:lVTmzAgR0

コナン「ははは、はじめお兄ちゃんらしいね。蘭ねーちゃんは元気?」

金田一「おお、元気元気!昨日なんか凄かったんだぜ……って、コナン君位だったらもうわかっちゃうかな笑」

コナン「ははは……。あ、ぼくもう行かないと。はじめお兄ちゃん、またね!」

金田一「おう!気をつけてな!」

46 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/07/31(日) 21:37:56.39 ID:lVTmzAgR0

金田一「コナン君ももうオナニーくらいはしてる年頃だったよな。まずいこといっちまったかなぁ」




コナン「……」
金田一一とのやりとりで気分は沈んでいった。
それでも、灰原の家に到着した。

47 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/07/31(日) 21:39:39.64 ID:lVTmzAgR0

prrrr

prrrr

prrrr

灰原、出ないな。
家にいる雰囲気もないし、どうしたんだ。
まさか、どこかの街へいったのか?

くそ、俺はなんて事を。

理性ではそう考えていたが、おれの脳裏には昨晩のことが映し出され、下腹部が熱く膨張していた。

48 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/07/31(日) 21:42:45.37 ID:lVTmzAgR0

灰原……

コナン「くそ……思春期の体だと性欲のコントロールができねぇ。」

その晩、おれはみず知らずの女と寝た。

49 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/07/31(日) 21:45:13.98 ID:lVTmzAgR0

女は芸術のような舌の動かし方をし、おれは何度も絶頂した。

女「ぼうや、まだいけるわよね?お姉さんをイかせなさい?」

コナン「あ、ああ。」

女「そう、そこよ……。いいわ……、あぁ……そう」

51 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/07/31(日) 21:47:13.78 ID:lVTmzAgR0

女「コナン君、良かったわ。」

コナン「う、うん。お姉さん、どうしてぼくと?」

女「……。あなたが私自身に見えたの。大切な人に捨てられて、暗闇を彷徨っている。そんな風にみえたの」

コナン「……」

52 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/07/31(日) 21:48:39.35 ID:lVTmzAgR0

女「やだ、また元気になってる。ふふふ、若いってすごいわ」

コナン「美雪さん……すごいよ……」

53 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/07/31(日) 21:50:41.37 ID:lVTmzAgR0

コナン「うっ……ふぅ……」

美雪「少しだけ、気持ちが和らいだわ。ありがとう、コナン君」

コナン「え、あ、うん。こちらこそ、ありがとう、美雪さん」

その後、俺と彼女はシャワーを浴び、俺は彼女のアパートを後にした。


55 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/07/31(日) 21:52:00.33 ID:lVTmzAgR0

それにしても、彼女の部屋にあった写真。
あれは蘭の旦那さんにそっくりだった。

まさか、彼女ははじめさんの元こいびとなのか?
いや、そんなことは今はどうだっていい。

余韻に浸りながら、俺は目を閉じた……

56 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/07/31(日) 21:54:37.18 ID:lVTmzAgR0

夢の中の蘭は、工藤新一と抱き合っていた。
蘭の温もり、蘭の手触り、蘭の優しさ。

俺はわかっていた。
それは灰原と美雪さんの幻影だと。
それでも夢の中の俺は蘭を必死に抱いていた。

すると、黒い男が現れ、蘭をさらっていく。

57 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/07/31(日) 21:57:09.61 ID:lVTmzAgR0

もう何度その夢を見たのだろう。
数えきることはできなかった。

あの日以来、俺は灰原にも美雪さんにも会っていなかった。

蘭の事を忘れる日は無かったが、それでも不動高校に入学し、教師との恋愛を発展させたこともあった。

そして、高校3年生のときに、また出会ったんだ。

59 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/07/31(日) 21:58:04.87 ID:lVTmzAgR0

「久しぶり……ね。」

コナン「!?」

「あら、私のこと忘れてしまったのかしら?」

コナン「は……はい……灰原っ!?」

60 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/07/31(日) 22:00:21.68 ID:lVTmzAgR0

俺たちが出会ったのは、不動高校の近くの大型ショッピングセンターだった。

俺は推薦で高遠大学の入学を決めていたので、そこの飲食店でアルバイトをしていた。

その帰り道に、灰原に出会った。

いや、灰原は俺を待っていた。

61 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/07/31(日) 22:02:20.04 ID:lVTmzAgR0

灰原「随分と凛々しい顔立ちになったのね。工藤君」

コナン「あ、いや……あの……灰原。本当にすまなかった。許してくれとは言えない……。でも……」

灰原「あの夜のこと?ふふふ。貴方、案外引きずるタイプなのね」

62 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/07/31(日) 22:03:48.56 ID:lVTmzAgR0

コナン「……俺のせい、だよな。灰原、お前今までどこに?」

灰原「立ち話もなんだわ。私の家に来る?」

コナン「……この辺りに住んでいるのか?」

灰原「ええ、少し歩くけど」

63 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/07/31(日) 22:06:26.69 ID:lVTmzAgR0

終始、灰原にペースを握られながらも、俺は灰原の家に向かった。

大人の色気を醸し出す彼女は、とても10代の体とは思えず、あの夜の事が頭の中で暴れ出すのを抑えるのが精一杯だった。

灰原「工藤君……」

コナン「え?」

64 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/07/31(日) 22:08:05.97 ID:lVTmzAgR0

灰原「あの時ね、私……生理が始まっていて、妊娠したみたいだったの」

頭の中がホワイトアウトし、目の前の景色が反転しそうになった。

コナン「灰原……?おまえ、まさか」

灰原「ふふふ、嘘よ。子供の体よ?産めるわけないでしょ」

65 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/07/31(日) 22:10:21.18 ID:lVTmzAgR0

昔から、彼女が何を考えているのかわからなった。
最も、愛した女のことすら分かっていなかった俺に、他人の心を探るのは土台無理な話なのかもしれない

コナン「なんだよ、それ。お前、やっぱりあの夜のこと……」

灰原「着いたわ。あがって」

67 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/07/31(日) 22:12:08.98 ID:lVTmzAgR0

灰原のマンションは1DKの綺麗な部屋だった。
なんでも独身女性限定のマンションで、人気らしい。

コナン「お邪魔します」

灰原「どうぞ。洗面所はこっちよ」

70 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/07/31(日) 22:14:07.38 ID:lVTmzAgR0

灰原のほのかに甘い香りが、俺の理性を奪いそうになった。
それでも、踏みとどまり、洗面所で手を洗った。

灰原「コーヒーでいいかしら?」
コナン「あ、ああ。わりーな」

71 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/07/31(日) 22:15:48.37 ID:lVTmzAgR0

灰原「久しぶりに会ったのだから、もう少し楽しそうにできないのかしら?相変わらずね。その様子だと、過去を引きずってるみたい」

コナン「そんなことねぇよ。ただ、灰原とはもう会えないって思っていたから……」

コナン「灰原、おまえ、あの夜の後はどこへ消えちまったんだ?」

72 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/07/31(日) 22:18:29.97 ID:lVTmzAgR0

灰原「なんてことはないわ。貴方は私を蘭さんと重ねあわせていた。そんな男に抱かれた気持ちが貴方にわかるのかしら?」

コナン「……。すまない。コナンの体が、工藤新一のころの比ではないんだ。性欲が抑えられない。いや、いい訳はよくねぇな」

灰原「嫌になっちゃうわね。昔の貴方の輝きがまったくないわ。腑抜けよ、貴方は」

73 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/07/31(日) 22:21:03.50 ID:lVTmzAgR0

灰原はやはり俺を恨んでいるのだろうか。
様々な憶測が浮かんでいた。

だが、目の前の灰原の瞳に全て吸い込まれていくかのように、俺の心は奪われていった。

コナン「灰原……会えて本当に、よかったよ」

灰原「……。あら、少しだけ覇気がでてきたんじゃない?」

74 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/07/31(日) 22:23:11.66 ID:lVTmzAgR0

灰原の甘い香りに誘われて、俺の理性は崩れ去った。
快感に身を任せ、
愛を感じさせる灰原の肉体を、俺は貪った。

大きな乳房は揺れる度に、俺の心は更に理性を捨てていった。

76 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/07/31(日) 22:25:19.07 ID:lVTmzAgR0

灰原「工藤君……。あっ……」

コナン「灰原っ……。もう、離さない。離さない。離さない……うっ……」

三度目の絶頂を迎え、俺は灰原を抱きしめながら精神的絶頂をも迎えていた。


77 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/07/31(日) 22:27:40.47 ID:lVTmzAgR0

灰原「……工藤君……」

コナン「灰原……」

灰原は何度も俺の唇を吸い、噛み、撫で回し、接吻を続けた。
あの夜の様だ。
いや、違う。
俺が今抱いているのは、蘭の幻影ではなく、灰原だ。
俺は灰原を抱いているんだ。

80 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/07/31(日) 22:29:57.23 ID:lVTmzAgR0

腕の中で灰原にこの数年間のことについて尋ねてみた。

灰原「ふふふ。貴方も女性の過去を気にするのね。でも、覚えておきなさい。過去なんてものは、今の前座にすぎないのよ。」

灰原「今、私と貴方が一つになっていることが、私達の運命なの」


コナン「灰原……」

81 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/07/31(日) 22:32:13.22 ID:lVTmzAgR0

灰原は過去については一切話さなかった。
だから、俺もそれ以上のことは聞かなかった。

灰原に会ってからの数時間で、この数年間、蘭の幻影を追い続けていた俺は消えていた。

灰原を愛してるのかはわからない。
それでも、今は彼女だけいてくれればそれでよかった。

82 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/07/31(日) 22:34:53.10 ID:lVTmzAgR0

金田一「おー、コナン君!久しぶりだな!」

コナン「あ、はじめさん。久しぶりです。すいません、あまり挨拶にも伺えなくて」

金田一「いやいや、いいんだよ。それより、高遠大学に通ってるんだって?すごいなぁ。な、合コンとかあったら、蘭に内緒で連れてってくれよな!」

コナン「なにいってるんですか。蘭姉さんの空手にやられてしまいますよ?笑」

83 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/07/31(日) 22:37:12.93 ID:lVTmzAgR0

金田一「あちゃー、コナン君、それはダメだってー」

彼の顔をみていると、ふと俺は美雪さんの
事を思い出していた。
あの写真、多分そうだよな。

コナン「ねぇ、ちょっと聞いてもいいですか?」
金田一「なんだい?」

84 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/07/31(日) 22:40:22.23 ID:lVTmzAgR0

コナン「はじめさんの、元カノとかってどういう人だったんですか?」

金田一「---っ!あ、ああ。そうだなぁ。蘭と付き合う前は幼馴染と、うーん、まあ付き合ってたのかな」

金田一「それよりなんでそんな事を?あ、まさか蘭に頼まれたのかー?」

コナン「あ、いや、そうじゃなくって。え……と。あ、はじめさんっもしかして昔はロン毛で後ろ髪結んでた?」

金田一「あ、あー。結んでたな。まあ、あれだよ、若気の至りだ笑
黒歴史ってやつさ」

85 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/07/31(日) 22:45:05.73 ID:MsEazLOB0

間違いない、俺は蘭の旦那さんの元恋人を抱いたんだ。
忘れられない、あの身体は。

女は30人ほど抱いてきたが、灰原と美雪さんは魔性の色気と天性の身体で俺の記憶を支配していた。

コナン「へぇー。はじめさんにも黒歴史があったんですか」

金田一「ああ、そうだな。あっ、俺もういかないとだ!コナン君!高遠教授によろしくな!」

はじめさんは明らかに狼狽していたが、蘭への気持ちが吹っ切れた俺にとっては些かどうでもよくなっていた

88 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/07/31(日) 22:47:55.51 ID:MsEazLOB0

「あー、コナン君!もう!また自主休講したでしょー!先生飽きれてたよぉ?」

コナン「あ、わりぃわりぃ。」

「まぁ、いいわ。約束通り、今日は飲みに連れてってよね!」

コナン「そうプンプンすんなって。歩美ちゃんは笑顔が一番だぜ?」

歩美「も、もう!コナン君ったら……」

91 名前: ◆Y0M8knhFA2 [] 投稿日:2011/07/31(日) 22:51:30.35 ID:MsEazLOB0

コナン「マスター、彼女にスクリュードライバーを」

剣持「かしこまりました。江戸川様はいかがなさいましょう」

コナン「うん、ジンフィズを頼むよ」

歩美「コナン君、オシャレなお店を知ってるんだね!」

92 名前: ◆Y0M8knhFA2 [] 投稿日:2011/07/31(日) 22:55:27.76 ID:MsEazLOB0

コナン「ハハハ。マスター、姫にお褒めのお言葉を頂いちゃった」

剣持「ありがとうございます。こちらはサービスです」

歩美「わぁ、素敵!」

マスターの粋なプレゼントに歩美は興奮していた。まあ、俺が前もってもってきていたプリザーブドフラワーだ。

二ヶ月ほど灰原とも会っていない俺は、性欲が収まることのないコナンの身体との折り合いをつけるのが難しかったんだ。

93 名前: ◆Y0M8knhFA2 [] 投稿日:2011/07/31(日) 22:57:31.83 ID:MsEazLOB0

甘いメロディが流れる店内は、薄暗いながらも青い光と水の音で癒しの空間を作りあげている。
そして、隣ではスピリタスでつくらせたスクリュードライバーを歩美が飲んでいた。

100 名前: ◆Y0M8knhFA2 [] 投稿日:2011/07/31(日) 23:21:12.53 ID:MsEazLOB0

コナン現在大学生の設定です。
サッカーで体作らなかった新一がメガネかけてる感じをイメージしてます


103 名前: ◆Y0M8knhFA2 [] 投稿日:2011/07/31(日) 23:24:28.01 ID:MsEazLOB0

オレンジの媚薬を飲み干した歩美は、フラフラになりながらも俺に肩を寄せてきた。

歩美「コナン……君……」

コナン「歩美ちゃん……」

マスターに目配せをし、手配していたタクシーで俺たちはホテルへと向かっていった。
この際、誰でも良かった。

蘭を忘れたのも束の間、今度は灰原に
心を奪われながらも、俺は灰原に翻弄され続けていた。


104 名前: ◆Y0M8knhFA2 [] 投稿日:2011/07/31(日) 23:27:08.95 ID:MsEazLOB0

歩美「コナン君ッ……だめ……だめだよ…
…」

コナン「歩美ちゃん……いくよ」

虚しかった。
ミス高遠との呼び声も高く、将来の女子アナを抱いても俺の心は空虚そのものだった。

いつしか俺は灰原の幻想を抱いていた。


105 名前: ◆Y0M8knhFA2 [] 投稿日:2011/07/31(日) 23:29:40.09 ID:MsEazLOB0

歩美ちゃんは間違いなく俺の事を好きだ。
もう十年以上、だ。

にもかかわらず、俺は彼女の好意を弄び、玩具にしている。

高校生探偵だった俺
犯人をも必死に守ろうとした、以前の俺はいなくなっていた。

歩美「コナン…君。好き…だよ」

107 名前: ◆Y0M8knhFA2 [] 投稿日:2011/07/31(日) 23:32:56.29 ID:MsEazLOB0

俺は屑なのかもしれない。
そんな不安を感じながらも、堕落は止まらなかった。

どこへ向かっているのかわからない。
とにかく俺は毎日のように、灰原の
事で支配されていた。

「おい、江戸川コナン…だな?」

野太く、敵意をむき出しにした声が、背後から俺に襲いかかってきたのはその時だった。


108 名前: ◆Y0M8knhFA2 [] 投稿日:2011/07/31(日) 23:37:21.87 ID:MsEazLOB0

地面の水たまりに映った江戸川コナンの顔が一瞬目に入るも、俺はゆっくりと振り返った。

「探したぜ……コナン。俺のこと、忘れたとはいわせないぞ」

コナン「元太……?」

元太「ヘッ、小学校以来だな。俺が何しにきたかわかってんだろうな」

コナン「なんだよ、久しぶりだってのに。物騒な顔しやがって。居酒屋でもいくか?」

元太「うるせえ!わからねぇってのか!?あぁ!?ふざけるな!!」

110 名前: ◆Y0M8knhFA2 [] 投稿日:2011/07/31(日) 23:39:25.79 ID:MsEazLOB0

本当にわからなかった。
十年近くも会ってなかった旧友に怒鳴られる筋合いなどなかった。
第一、こいつが今何をやってるのかすら、俺は知らない。

奢ってやるから俺の前から消えろ、そんな気分だった。

元太「てめぇ……本当にわからねぇってのかよ……」

111 名前: ◆Y0M8knhFA2 [] 投稿日:2011/07/31(日) 23:42:41.16 ID:MsEazLOB0

コナン「なんだっていうんだよ、ちょっと落ち着け、な?」

元太「歩美が入院した」

あぁ、そういうことか。
元太は歩美に好意をよせていたんだった。

コナン「……」

元太「まさか本当に知らなかったのかよ!?クソが。てめぇが歩美を追い詰めたのは知ってるんだ!どうするつもりなんだよ!!」

113 名前: ◆Y0M8knhFA2 [] 投稿日:2011/07/31(日) 23:45:53.91 ID:MsEazLOB0

コナン「……」

元太「なんとか……言えよっ!」

元太が叫ぶようにかすれた声で俺に問いかけてくる。
冗談じゃない。
なぜだ。

なぜ、俺ばかり。

灰原、どうしてなんだ。

俺が何をした?
なあ、灰原、教えてくれ。

灰原……

114 名前: ◆Y0M8knhFA2 [] 投稿日:2011/07/31(日) 23:50:19.32 ID:MsEazLOB0

目の前の米達磨の事など眼中には入っていなかった。
それがいけなかったらしい。

元太の怒りは頂点に達して、彼の拳が俺のメガネを粉砕していた。
一瞬で俺の体は宙を舞い、瞬間移動でもしたかのように倒れていた。

元太「コナン……コナンよぉ……優しくて、頼りになって、かっこよかったお前はどこにいっぢまっだんだよぉぉぉ」



115 名前: ◆Y0M8knhFA2 [] 投稿日:2011/07/31(日) 23:53:27.79 ID:MsEazLOB0

コナン「元太……」

元太「もう、もう二度とだ!二度と!歩美の前に現れるんじゃねぇ!次はてめぇへの情けもなしにぶっ潰してやるからな…
…!!」

元太は充血した眼球で、俺を睨みつけた。いや、何かを訴えているような目だった。

俺はその目に耐えられなくなり、気を失ったふりをしてやりすごした。

116 名前: ◆Y0M8knhFA2 [sage] 投稿日:2011/07/31(日) 23:56:14.06 ID:MsEazLOB0

元太の目は、俺の中の何かを刺激していた。
だが、俺にはそれが何なのかわからず、暗澹たる思いになるだけであった。

コナン「どこでこうなっちまったんだろうなぁ……。子守りしながら、あいつらに頼られて嬉しかったんだっけ……」

118 名前: ◆Y0M8knhFA2 [] 投稿日:2011/08/01(月) 00:01:20.23 ID:TnuJlP1u0

〜〜〜〜〜〜

「元太くん、彼はどうだった?」
光彦「どうでした?」

元太「許せねぇ、あの野郎」
光彦「本当です!歩美ちゃんをヤリ捨てるなんて!」

元太「光彦!言葉には気をつけろ!」

光彦「でも……」

「まあまあ、二人とも。それで、彼は腑抜けのようだったんですね?」

元太「あぁ。そうだな。あいつは江戸川コナンじゃねぇ。ただの腑抜けだ。
ただ、あいつ、最後に……」

「最後に?」

元太「いや、なんでもねぇ」


119 名前: ◆Y0M8knhFA2 [sage] 投稿日:2011/08/01(月) 00:05:46.35 ID:TnuJlP1u0

「彼は歩美さんを凌辱し、精神を蝕んだ張本人です。くれぐれも偵察は怠らないで下さい」

光彦「もちろんです!僕たちが歩美ちゃんを守ります!」

元太「……」

120 名前: ◆Y0M8knhFA2 [] 投稿日:2011/08/01(月) 00:08:36.99 ID:TnuJlP1u0

〜〜〜〜〜
コナン「……ん?ここは……病室……?」

「ふふふ、目覚めたみたいね」

コナン「!?み、美雪さん!?どうして……」

美雪「貴方、救急車で運ばれてきたのよ。気を失っていたの。でも大丈夫。後遺症もないだろうって、先生もいっていたわ」

コナン「美雪さん、看護師さんだったんだ。また会えるなんて思ってもなかったよ」

美雪「そうね。これも運命なのかしらね」

121 名前: ◆Y0M8knhFA2 [] 投稿日:2011/08/01(月) 00:10:36.07 ID:TnuJlP1u0

そうだ。
俺は元太に殴られたんだった。

そうか、そうだ。
殴られて当然なのかもな。


コナン「美雪さん、俺はいつ退院できるの?」

美雪「今日の夜にでも退院できるわ。ねぇ、今夜私のうちにこない?」

122 名前: ◆Y0M8knhFA2 [sage] 投稿日:2011/08/01(月) 00:12:46.49 ID:TnuJlP1u0

一瞬にして、俺の脳裏にあの夜の事とはじめさんの事が浮かびあがった。

俺の性欲はおかしい。
工藤新一の時は、蘭の手に触れる程度の欲求しかなかったのに、なぜ……

コナン「ええ、もちろん。美雪さん、楽しみしてるよ」

123 名前: ◆Y0M8knhFA2 [] 投稿日:2011/08/01(月) 00:15:13.94 ID:TnuJlP1u0

その後の数時間はとても長く、時計の針が止まってみえるほどに感じた。

やがて俺は美雪さんの自宅へと入っていった。

官能的で甘美な香りが一瞬で俺を彼女の虜にしてしまう。
灰原のことは何時の間にか忘れていた。

それ位、美雪さんを愛しく感じていた。

124 名前: ◆Y0M8knhFA2 [] 投稿日:2011/08/01(月) 00:17:37.07 ID:TnuJlP1u0

この日の美雪さんは、あの夜の比ではなく淫乱に踊り狂っていた。
俺の全てが、彼女のなかで弾けだし、吸い込まれていった。

もう、何もかもどうでもいい。
灰原も……歩美ちゃんも……

コナン「美雪……美雪……」

126 名前: ◆Y0M8knhFA2 [] 投稿日:2011/08/01(月) 00:20:03.39 ID:TnuJlP1u0

美雪「ふふふ、コナン君。年上の虜になってしまったのね。かわいそうに」

コナン「美雪……さん……」

美雪「コナン君……もう離さないわ。コナン君……」

不思議と体力の限界など来なかった。
俺は彼女の中で幾度となく絶頂を迎え、彼女もまた、幾度となく絶頂を迎えていった。

127 名前: ◆Y0M8knhFA2 [sage] 投稿日:2011/08/01(月) 00:22:51.56 ID:TnuJlP1u0

夢のような時間だった。

だが、家に帰ると猛烈な虚無感が俺に襲いかかってきた。
元太のあの目が、俺に何かを問いかけている。
元太、何をいってるんだ?

灰原はどこにいる?

歩美ちゃんはどうなった?

灰原……

美雪さんの身体で封じ込められていた、灰原への思いは膨れ上がっていった。

128 名前: ◆Y0M8knhFA2 [sage] 投稿日:2011/08/01(月) 00:26:47.46 ID:TnuJlP1u0

美雪さんとの夜から三日後のことだった。

俺はいつもの様に、学校をサボり女子サッカーの試合を眺めていた。

「ふふふ、久しぶりね」

コナン「……灰原?」

久しぶりに会った灰原は、妖艶さに磨きがかかり、全てを吸い込まれそうになるほどの艶やかさをもっていた。

コナン「灰原、会いたかった。おまえ、いつもどうして俺を一人にするんだよ!」

130 名前: ◆Y0M8knhFA2 [sage] 投稿日:2011/08/01(月) 00:29:30.51 ID:TnuJlP1u0

灰原「相変わらず節操ないことしてるみたいじゃないの、工藤君。あの子の事まで性の対象にしていたなんてね。呆れるわ」

コナン「……。灰原……」

灰原を離したくない。
俺だけの灰原でいてくれ。

その言葉を飲み込み、俺は灰原を見つめていた。

灰原「悪いけど、時間がないから今日はこれで失礼するわ。また、会いましょう」

133 名前: ◆Y0M8knhFA2 [] 投稿日:2011/08/01(月) 00:32:22.96 ID:TnuJlP1u0

コナン「おい!灰原!おまえ、また消えちまうのか!?待ってくれ!」

灰原「消えてしまったのは貴方の方よ。私はいつでもここにいるわ。それじゃ、またね」

俺が消えた?
灰原、また俺を一人にしちまうのか。

力づくでも彼女を止めたかった。
だが、心の奥底の何かが俺を静止させ、灰原は街の中へと消えていった。

134 名前: ◆Y0M8knhFA2 [] 投稿日:2011/08/01(月) 00:33:52.74 ID:TnuJlP1u0

灰原……

俺はどうしたらいいんだ?
なんでこんなことになっちまったんだ?

なあ、灰原。
おまえは俺のことをどう思ってるんだ?

135 名前: ◆Y0M8knhFA2 [sage] 投稿日:2011/08/01(月) 00:41:14.29 ID:TnuJlP1u0

俺は何もする気持ちがおきず、自宅で惰眠を貪ることにした。

何時間寝たのだろうか。
着信音で夢から醒めた。



136 名前: ◆Y0M8knhFA2 [] 投稿日:2011/08/01(月) 00:43:24.94 ID:TnuJlP1u0

コナン「ん……もしもし…!?み、美雪さん?どうしたんですか?」

コナン「え、ええ。今からですか?か、構いませんが。はい、わかりました。」

美雪さんは、どこか興奮したような声で俺をホテルへと呼びつけた。



137 名前: ◆Y0M8knhFA2 [] 投稿日:2011/08/01(月) 00:45:02.16 ID:TnuJlP1u0

ホテルへ着くと、美雪さんのいる0721号室へと向かった。

この日の俺は、美雪さんに灰原を重ねてプレイを楽しむつもりだったのかもしれない。


139 名前: ◆Y0M8knhFA2 [] 投稿日:2011/08/01(月) 00:47:30.65 ID:TnuJlP1u0

コナン「美雪さん、コナンです」

美雪さんがドアを開けると、懐かしい香りが俺の鼻腔を刺激した。
灰原の甘い香りでもなく、美雪さんの官能的な香りに、懐かしい香りが混合した香りだ。

この香りは……?

美雪「ふふふ、コナン君。ついにこの日がきたわ」
コナン「この日?どうしたんですか、美雪さん」

141 名前: ◆Y0M8knhFA2 [sage] 投稿日:2011/08/01(月) 00:50:30.23 ID:TnuJlP1u0

美雪「金田一一という男を知っているわね?」

やはり美雪さんははじめさんの元恋人だったのか。
いや、それ以上に、美雪さんの表情は悪女そのものだった。
妖艶で官能的で、それでいて悪のエネルギーを放出している。

本能が暴れだしそうになるのを、俺は必死に抑えながら答えた

コナン「知ってますよ」

144 名前: ◆Y0M8knhFA2 [] 投稿日:2011/08/01(月) 00:53:06.33 ID:TnuJlP1u0

美雪「彼は私を捨てたの。年寄りに襲われた私を、捨てたの」

そんなこと、はじめさんは言っていなかった……。
本当にそうなのか?俺の思考は固まり、美雪さんの乳房と腕に絡めとられていた

145 名前: ◆Y0M8knhFA2 [] 投稿日:2011/08/01(月) 00:56:06.10 ID:TnuJlP1u0

コナン「ど、どういうことなんですか?」

あの温厚そうなはじめさんが、いや、蘭が愛した男性が恋人が辛い時に突き放したというのか?

そんなことがありうるのか?
いや、そんなはずはない。
何かの間違いだ。

美雪「言葉の通りよ。だからね、私も彼にプレゼントをしようと思っていたのよ」

147 名前: ◆Y0M8knhFA2 [] 投稿日:2011/08/01(月) 00:58:58.07 ID:TnuJlP1u0

美雪「ふふふ」

寒気が俺を硬直させた。
美雪さんは明らかにはじめさんに復讐をしようとしている。

それもとてつもない憎悪の復讐。
悪寒。なんだこの感覚は。

幸か不幸か、俺は工藤新一だったころの嗅覚を取り戻しつつあることを感じていた。

148 名前: ◆Y0M8knhFA2 [] 投稿日:2011/08/01(月) 01:00:12.06 ID:TnuJlP1u0

美雪「貴方だって、彼に恨みがあるんじゃない?」

恨み?俺が?
何故?

いいや、わかっている。
蘭の事をいっているんだろう。
だが、俺はもう……

その時だった。

149 名前: ◆Y0M8knhFA2 [] 投稿日:2011/08/01(月) 01:03:20.43 ID:TnuJlP1u0

コナン「ら……蘭……!?」


蘭がいる。
この部屋に蘭がいた。
あり得ない。
どうして?

服をきていない?
眠ってるみたいだ。

この女に何か飲まされた?

コナン「蘭!蘭!おきろ!蘭!!」

焦りと混乱と同時に、心の奥底にねむっていた感情が溢れ出してきた。

おれはしょうきにもどった

155 名前: ◆Y0M8knhFA2 [sage] 投稿日:2011/08/01(月) 01:08:32.57 ID:6W8GYGYr0

蘭「ん……し、しんい…ち?」

コナン「蘭!逃げろ!蘭!」

蘭「ん……なんだか、変だよ、私」

蘭の様子がおかしい。

コナン「おい、あんた蘭に何をしたんだよ!?」

美雪「貴方の望みと、私の望み、そして彼女の望みを叶えるためよ。ふふふ。看護師になったのはこのため……」

156 名前: ◆Y0M8knhFA2 [sage] 投稿日:2011/08/01(月) 01:11:16.09 ID:6W8GYGYr0

蘭「新一……会いたかった。ずっと待ってたんだよ?ほら、こっちおいでよ、新一」

コナン「!?」

蘭、どうしちまったんだ!
コナン「頼む、美雪さん!蘭を、蘭には危害を加えないでくれ!この通りだ!」

160 名前: ◆Y0M8knhFA2 [] 投稿日:2011/08/01(月) 01:13:27.22 ID:6W8GYGYr0

美雪「何を言ってるの?彼女、貴方のこと求めてるわよ?フフフ。私が何のために貴方を調教したとおもっているの?」

コナン「!?はじめから、蘭を襲わせるためだったのか!?」

美雪「アポトキシンSEX.4545.それが薬の名前よ」

163 名前: ◆Y0M8knhFA2 [] 投稿日:2011/08/01(月) 01:16:43.34 ID:6W8GYGYr0

美雪「ふふ、そして貴方にも薬を盛っておいたわ。気がつかなかったの?とんだ間抜けね。」

美雪「私を抱けると思って、ここまで来たような隙だらけの貴方を出し抜くことなんか、誰でもできるわ」

コナン「くっ……ら…蘭……」

くそ、こんな時に。
工藤新一の精神を取り戻したってのに……
蘭を守らねえといけねえってのに……

165 名前: ◆Y0M8knhFA2 [] 投稿日:2011/08/01(月) 01:19:36.60 ID:6W8GYGYr0

美雪「ほら、蘭さん、一人ではじめちゃったわよ?ナイトさん、気持ちよくさせてあげなさいよ」

コナン「バ……バーロー……あいつは……あいつはおれのことをずっと待っていたんだ。そんなことできねぇ」

美雪「ふふふ、ならいいわ。そこでみていなさい」

コナン「なっ、何を!?」

166 名前: ◆Y0M8knhFA2 [] 投稿日:2011/08/01(月) 01:22:13.15 ID:6W8GYGYr0

蘭「あ、美雪先輩……。んっ……だめ……やめて……新一が見てる……」

美雪「ふふふ、彼は貴方の恋人じゃないわ。残念だけど、コナン君よ。工藤君にソックリだけどね」

美雪「ほら、ここ。凄いわ。こんなに溢れるなんて……。コナン君、見なさい。蘭さんは貴方を待っているわ」

167 名前: ◆Y0M8knhFA2 [] 投稿日:2011/08/01(月) 01:25:45.30 ID:6W8GYGYr0

コナン「ら……蘭から……離れろ。頼む……」

美雪「ふふふ、アポトキシンSEX.4545では足りないようね」

美雪「これならどう?クロノソシキver.H。これは人体実験するのはじめてだから、耐えられるかしら?ふふふ」

コナン「!?うっ……らん……」

意識がかすれていく。
こんな所で。



170 名前: ◆Y0M8knhFA2 [] 投稿日:2011/08/01(月) 01:29:02.34 ID:6W8GYGYr0

〜〜〜〜〜〜〜
元太「ああ、だからマジだって!そう。あのネーチャンはしらねぇけど、横にいたのはコナンのネーチャンだったんだ!」

元太「ああ、そうだ!んで、コナンがさっき入っていったんだよ。どうなってんだよ、これ。俺はどうすりゃいいんだよ!」

元太「わ、わかった。見張ってればいいんだな?は、早くきてくれよ!なんかヤバイ予感がするんだ」

元太「コナン……おめぇ、何を隠してるんだ……」


171 名前: ◆Y0M8knhFA2 [sage] 投稿日:2011/08/01(月) 01:36:30.62 ID:TnuJlP1u0

〜〜〜〜
灰原「うっ……まただわ。発作がでてきそう……。あのおにぎりあたまは確か……」



173 名前: ◆Y0M8knhFA2 [] 投稿日:2011/08/01(月) 01:40:06.55 ID:TnuJlP1u0

コナン「蘭……」

ダメだ。もう、限界だ
蘭、ごめん。

蘭「ふふふ、きて。新一」

美雪「ほら、お姫様がお呼びよ?」

コナン「蘭……」

蘭は多量の唾液と舌で俺を虜にした。
もう、ダメだ。

蘭、はじめさんにも奉仕していたんだよな。
コナン「蘭……」

175 名前: ◆Y0M8knhFA2 [] 投稿日:2011/08/01(月) 01:42:05.78 ID:TnuJlP1u0

蘭「新一、気持ちいい?ほら、生でいいんだよ?私、ずっと待ってたんだから」

コナン「蘭、いれるよ……」

美雪「ふふふ、一ちゃん、もうすぐこのビデオを見せてあげるからね。ふふふ。私の一ちゃんがもうすぐ帰ってくるわ」

177 名前: ◆Y0M8knhFA2 [] 投稿日:2011/08/01(月) 01:45:24.00 ID:TnuJlP1u0

蘭の膣内に、膨張に膨張を重ねた肉棒がぬるりと滑りこんでいった。
コナン「蘭……」

蘭「新一……」

ゆっくりと小刻みに俺は腰を振り、蘭の乳房を揉みしだいた。桜色の乳首は彼女の可憐さを象徴し、俺の理性を捨て去った。

薬が切れるのはいつなのか、俺にはわからない。
少なくとも、俺たちは今ひとつになっている。



178 名前: ◆Y0M8knhFA2 [] 投稿日:2011/08/01(月) 01:48:07.82 ID:TnuJlP1u0

美雪「蘭さん?ほら、金田一一に向かって何か言ってちょうだい。貴方が裏切っている金田一一に対してね」

蘭「一さん……ごめんなさい……あっ……新一……そこっ……。一さん……あたし……新一との方が気持ちいいの……」

蘭……。
俺の理性は完全に吹き飛ばされ、俺は肉食野獣と化した。

180 名前: ◆Y0M8knhFA2 [sage] 投稿日:2011/08/01(月) 01:52:04.56 ID:TnuJlP1u0

蘭には子どもがまだいなかった。

だが、きっとそれも今日までの話だ。
俺は蘭の膣内に注ぎ込み、柔らかくなりかけたそれを、口に含ませた。

多角的に動き回り、緩急をつけ吸い上げられる度に、肉棒は元気を取り戻して蘭の膣内を欲していった。

美雪「ふふふ。一ちゃん。あなたの妻はこんなに淫乱な女なのよ?どう?ふふ。ビデオだからどうしようもないわね」

美雪「貴方がこれを見るころには、貴方は私のものなのよ。ふふふ。おかえり一ちゃん…」

181 名前: ◆Y0M8knhFA2 [] 投稿日:2011/08/01(月) 01:55:38.02 ID:TnuJlP1u0

二回、いや、三回は蘭に俺の遺伝子を注ぎ混んだのだろうか。

だが、俺も蘭も疲れるどころか燃え上がっていった。これがクロノソシキver.Hの力なのか。

理性の吹き飛んだ俺は、蘭の初めてを欲した。
そう、アナルヴァージンだ。

秘穴を柔らかくほぐし、美雪様の用意して下さったローションを塗り、俺の肉棒が蘭の初めてを奪い去った

182 名前: ◆Y0M8knhFA2 [] 投稿日:2011/08/01(月) 01:57:34.46 ID:TnuJlP1u0

それは快楽のオアシスだった。
灰原や美雪様との濃厚なセックスの比ではなく、俺は快楽へと溺れていった。

蘭も言葉にならない発生を繰り返し、絶頂を繰り返していった。

俺たちは結ばれたんだ。


183 名前: ◆Y0M8knhFA2 [] 投稿日:2011/08/01(月) 02:00:31.49 ID:TnuJlP1u0

美雪「素晴らしいわ。ここまでの画が撮れるなんて思ってもみなかった。佐木、至急編集をやりなさい」

佐木「……ふぅ……え?あ、は、はい!直ちにやります!」

美雪「私のものに手を出したらどうなるか、わかったかしら?蘭さん」

186 名前: ◆Y0M8knhFA2 [sage] 投稿日:2011/08/01(月) 02:02:10.94 ID:TnuJlP1u0

コナン「蘭……愛してる」

蘭「新一……私もよ。ほら、また元気にしてあげるわ」

蘭はそういうと、俺のをまた口に含ませた。

そして、ついにその時がやってきたんだ。

187 名前: ◆Y0M8knhFA2 [sage] 投稿日:2011/08/01(月) 02:04:26.19 ID:TnuJlP1u0

蘭の膣内と肛門には多量の俺の精液が注ぎ込まれていた。

圧倒的征服感だった。

その日最後となる射精を、蘭の口内に注ぎ混んだ時と同時だった。

188 名前: ◆Y0M8knhFA2 [] 投稿日:2011/08/01(月) 02:07:16.28 ID:TnuJlP1u0

元太「ここだ!この部屋だ!」

灰原「開けなさい!七瀬さん、ここにいるのはわかってるのよ!」

「開けろ!」


かすかにだが、見知った声が聞こえてきたような気がした。
だが、俺と蘭は快楽に溺れ続けるため、二人だけの世界へと深く深く堕ちていった。



美雪「……あの声は……?ま、まあいいわ。生で見せてあげられるもの。妻の淫乱な裏切りをね!」

美雪「佐木、開けなさい!」

189 名前: ◆Y0M8knhFA2 [] 投稿日:2011/08/01(月) 02:09:09.97 ID:TnuJlP1u0

佐木「いいんすか?なんか凄いドア叩いてますよ?こわいなぁ」

佐木「わ、わかりましたよ。あとでご褒美下さいよ?女王様」

美雪「一ちゃん……何年ぶりかしら。ふふふ。私は毎日のように貴方のそばにいたけれどね」

190 名前: ◆Y0M8knhFA2 [sage] 投稿日:2011/08/01(月) 02:10:29.59 ID:TnuJlP1u0

コナン「……」

なんだろう。
誰かが叫んでいる。

誰?
あれ?

俺、何やってるんだ?

ら、蘭!?
あぁ、そうだ。

俺は蘭を……

191 名前: ◆Y0M8knhFA2 [] 投稿日:2011/08/01(月) 02:12:05.64 ID:TnuJlP1u0

「……ン!」

「……ナン!」

何かが聞こえる。
俺は誰なんだ?何故、蘭にこんな事をしていたんだ?

ワカラナイ。

「コナン!!」

192 名前: ◆Y0M8knhFA2 [] 投稿日:2011/08/01(月) 02:14:34.43 ID:TnuJlP1u0

コナン?アァ、ソウヨバレテタコトモアッタナ。
灰原「工藤くん!目を醒まして!」

クドウッテ ナンダッケ?


アレ?

コナンハオレ?

クドウシンイチハダレ?

光彦「コナン君!」


193 名前: ◆Y0M8knhFA2 [] 投稿日:2011/08/01(月) 02:17:50.13 ID:TnuJlP1u0

アァ、ミツヒコ……ダッケ?

オレハダレナンダッケ?

金田一「蘭っ!!コナン君!!目を醒ましてくれ!!全ては美雪が仕組んだ罠だったんだ!!」

ラン……
ハジメサン……

蘭……

そうだ、俺は蘭を守らねぇと。
ガキのころ、約束したんだ。

コナン「そうだ。そうだよ」

元太「この野郎!心配かけやがって!ブン殴ってやるからな!だから目を醒ましやがれ!!」

196 名前: ◆Y0M8knhFA2 [] 投稿日:2011/08/01(月) 02:20:20.40 ID:TnuJlP1u0

美雪「一ちゃん!どうしてわかってくれないの??どうして私を、すてたの?あのジジイにヤられたから?無理矢理だったのよ!?」

金田一「美雪……。お前、まだ自分のしでかした事をわかってないのか!蘭とコナン君は死んでもおかしくなかったんだぞ!」

美雪「私を捨てた貴方が悪いんでしょう!?帰ってきてよ!!そんなトンがった髪型の女なんかより、私の方がいいでしょう!?」

198 名前: ◆Y0M8knhFA2 [sage] 投稿日:2011/08/01(月) 02:24:10.18 ID:LQweoE9s0

灰原「工藤君!目を醒まして!」

歩美「コナン君……死んじゃだめだよぅ……」

蘭「ん……あれ?わたし……どうして?」

金田一「蘭!これを着ていろ!」

美雪「どうしてわかってくれないのよ……」

200 名前: ◆Y0M8knhFA2 [] 投稿日:2011/08/01(月) 02:26:34.92 ID:LQweoE9s0

金田一「美雪、違うんだ!俺の話を聞いてくれ!俺はお前を捨てたんじゃないんだ!」

美雪「じゃあなんだっていうのよ!?今更言い訳なんて聞きたくないわ!!あの事件のせいで私の人生はメチャクチャになったのよ!」

201 名前: ◆Y0M8knhFA2 [sage] 投稿日:2011/08/01(月) 02:30:34.17 ID:LQweoE9s0

灰原「まずいわ、工藤君の呼吸が乱れている!」
光彦「き、救急車です!救急車呼びます!」


金田一「くっ、コナン君。
いいか、美雪。俺はあの時お前を守ってやれなかったんだ」

金田一「あの事件の後、俺に脅迫状がきたんだ。あのジジイ、ぬけぬけとな」

美雪「……」

202 名前: ◆Y0M8knhFA2 [] 投稿日:2011/08/01(月) 02:32:12.51 ID:LQweoE9s0

金田一「美雪と別れないと美雪とフミの命の保障はないってな。あの野郎……」

美雪「……」

金田一「お前には悪いことをした。だから、罪をつぐなってくれ!」

美雪「……」

203 名前: ◆Y0M8knhFA2 [sage] 投稿日:2011/08/01(月) 02:35:24.08 ID:LQweoE9s0

美雪「そんな話、今更信じられる?大体、それって結局貴方が私を見捨てたのと同じじゃない」

金田一「あのジジイは……俺が……俺が天誅をくだしたんだ……」

一同「!?」

美雪「!?そんな……あのジジイは事故じゃ……」

金田一「俺はお前を守る為に、悪魔に魂を売ったんだよ。探偵が解を解くのと逆のルートで、トリックを作ったんだ」

204 名前: ◆Y0M8knhFA2 [] 投稿日:2011/08/01(月) 02:38:30.55 ID:LQweoE9s0

美雪「そんな……そんな……今更……何だっていうのよ……。大体、蘭さんとなんで結婚までしたのよ!?」

金田一「仮面夫婦さ……。俺は君を忘れる為に。蘭は工藤君を忘れるために、俺たちは結婚したんだ。それがこんなことになるなんて……」

灰原「まずいわ!渋滞で救急車が来られない!工藤君がもつかわからないわ!」

207 名前: ◆Y0M8knhFA2 [] 投稿日:2011/08/01(月) 02:41:31.83 ID:LQweoE9s0

金田一「くっ、コナン君!俺のせいで……ジッチャン、俺に力を貸してくれ!」

蘭「コナン君!?新一よね……?いいえ、それは後よ!!私がコナン君を病院まで担ぐわ!」

灰原「無茶よ!貴方、その体で」

元太「チッ、こいつのことは許してねーが、俺が担いでやるから、ねーちゃんは修羅場をおさめてろって!」

蘭「私のせいで……」

208 名前: ◆Y0M8knhFA2 [] 投稿日:2011/08/01(月) 02:43:38.20 ID:LQweoE9s0

美雪「そうよ……蘭……あんたのせいよ…
…許さない。許さない!」

金田一「おい!美雪!やめろ!」

蘭「美雪先輩!?」

美雪「おおおおおおおおお!!」

灰原「蘭さん!避けて!」


グサッ

212 名前: ◆Y0M8knhFA2 [sage] 投稿日:2011/08/01(月) 02:47:06.87 ID:LQweoE9s0

赤黒い鮮血が辺りに降り注いだ。

その場にいた誰もが、叫ぶこともできなかった。



214 名前: ◆Y0M8knhFA2 [sage] 投稿日:2011/08/01(月) 02:49:29.44 ID:LQweoE9s0

美雪「わ……わたし、わたし……」

灰原「救急車は間に合わないわ!担いで!早く!お願い!」

金田一「クソっ!元太くん、いくぞ!」

元太「あ……あ……そんな……だめだ。金田一さん……腰が……抜けちまって……」

215 名前: ◆Y0M8knhFA2 [sage] 投稿日:2011/08/01(月) 02:53:04.49 ID:TnuJlP1u0

……なんだ。お前ら騒がしいな。

せっかく気持ちよく目覚めたってのによ。

灰原……?泣いてるのか……?
歩美ちゃんと光彦、気を失ってらぁ

元太の奴、腰抜かしてやがる。

216 名前: ◆Y0M8knhFA2 [] 投稿日:2011/08/01(月) 02:55:12.64 ID:TnuJlP1u0

蘭「コナン君ダメよ!
!死んじゃぁ!!どうしてわたしなんかを助けたのよ!!」

美雪「コナン君、ご、ごめんなさい。
ごめんなさい。わたし…わたし…」

金田一「コナン君!み、美雪!
よせ!はやまるな!!」

217 名前: ◆Y0M8knhFA2 [] 投稿日:2011/08/01(月) 02:58:34.55 ID:TnuJlP1u0

「やめろ!へっ。包丁奪ったら自殺はできねーんだぜ?」

蘭「コナン君!無茶しすぎよ!一さん!コナン君を早く病院へ!」

「バーロー。探偵が犯人を死なせちまったら、殺人と同じだろ」

蘭「コナン…くん?」

「……。工藤新一。探偵さ」

220 名前: ◆Y0M8knhFA2 [sage] 投稿日:2011/08/01(月) 03:04:24.10 ID:TnuJlP1u0

明智「金田一くん、15分だけですよ」

金田一「悪いね。明智さん。無理をいって」

明智「いや、君の変化に気がつけなかった私の落ち度は計り知れないよ。剣持くんが退職したのは、アガサさんの事件の犯人が君だと知ってだったということもさっき知ったばかりでね」


金田一「本当に、迷惑かけてしまったな……」

223 名前: ◆Y0M8knhFA2 [] 投稿日:2011/08/01(月) 03:10:05.05 ID:TnuJlP1u0

金田一「久しぶりだね。こうやって話すのも、あれ以来だ。工藤君のことは……本当に申し訳ない。謝って許されることではない」

蘭「新一は……新一はずっと私のそばにいてくれていたんですね。」

金田一「灰原さんによれば、黒の組織という連中に薬を飲まされて、子どもの姿で君を何度も守ってきたそうだね」

蘭「私は、新一を裏切ってしまいました。あなたと結婚することで、新一を忘れようとして……」

金田一「僕も同じさ。今回の事件の根幹にあるのは、俺が美雪を守ってやれなかったこと」

224 名前: ◆Y0M8knhFA2 [sage] 投稿日:2011/08/01(月) 03:13:50.68 ID:TnuJlP1u0

蘭「美雪さんの状態は?」

金田一「うん。工藤君が命を賭して守ってくれた命だ。明智さんが辞表をかけてでも死なせないって言ってくれたよ」

蘭「そう……ですか。それは良かったです。私、美雪先輩の事は許せないけど、
彼女の気持ちもわかるんです」

蘭「私が美雪先輩と同じ立場だったら、新一のことどんな手を使っても取り戻してたのかもって」

226 名前: ◆Y0M8knhFA2 [sage] 投稿日:2011/08/01(月) 03:16:28.85 ID:TnuJlP1u0

〜〜〜〜〜
園子「新一くん、蘭は私が守るから安心してね……。ようし愛ちゃん。チャイム押すわよ?」

灰原「蘭さん、出てきてくれるかしら」

園子「らーーん!園子さんがきたわよー!」

227 名前: ◆Y0M8knhFA2 [] 投稿日:2011/08/01(月) 03:19:51.99 ID:TnuJlP1u0

蘭「園子……。(園子、目が真っ赤じゃない。ありがとう。私のためにきてくれたのね。愛ちゃんも)愛ちゃんも。来てくれたのね」

園子「今日はパァーッと呑むわよ!ねぇ愛ちゃん!」

灰原「工藤くんがお気に入りのバーがあったみたいでね。いきましょう」

蘭「そうだね!新一の分も呑まないとね!」

FIN

228 名前: ◆Y0M8knhFA2 [] 投稿日:2011/08/01(月) 03:21:05.72 ID:TnuJlP1u0

長い時間、Ssどうていの駄文に付き合ってくれてあざっすwww

プロットすら書いてないので、構成ぐちゃぐちゃでさーせんwww

232 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/08/01(月) 03:26:00.97 ID:MrLvUgeQ0

スレタイとは何だったのか

233 名前: ◆Y0M8knhFA2 [sage] 投稿日:2011/08/01(月) 03:26:50.87 ID:TnuJlP1u0

>>232
どうしようと思って、途中で使ったけど無理矢理だったよねww

237 名前: ◆Y0M8knhFA2 [] 投稿日:2011/08/01(月) 03:53:40.96 ID:TnuJlP1u0

ハッピーエンドww
朝起きて落ちてなかったらやりますw

テストないしw

249 名前: ◆Y0M8knhFA2 [] 投稿日:2011/08/01(月) 08:34:41.53 ID:LQweoE9s0

ほんとに残しててくれたんだ!w
じゃあご飯食べて、シャワー浴びたら書こうかな。

哀ちゃんか!漢字まちがえたわw

256 名前: ◆Y0M8knhFA2 [] 投稿日:2011/08/01(月) 09:15:39.26 ID:VGboU6ko0

園子「蘭、もうあやつの事を待つのは辞めなさいよ。ほら、美雪先輩と別れた金田一先輩もあやつと同じ探偵系男子らしいわよ」

蘭「うん……あと少し、あと少しだけ待ってみる」

園子「まあ蘭が待つって言うんなら、あたしがあんたに言い寄る害虫共を駆逐しておくわ。ガキンチョもいるしね」

257 名前: ◆Y0M8knhFA2 [] 投稿日:2011/08/01(月) 09:17:05.43 ID:VGboU6ko0

〜シコシコナンpart2〜




258 名前: ◆Y0M8knhFA2 [] 投稿日:2011/08/01(月) 09:19:56.61 ID:VGboU6ko0

蘭「園子とコナン君だったら安心ね。ありがとう」

園子「まったく、新一くんの事に関してはネガティブな癖に一途なんだから。まかしときなさいよー」

園子「さあて、パーっとパフェでも食べに行きますか!」

260 名前: ◆Y0M8knhFA2 [] 投稿日:2011/08/01(月) 09:27:49.96 ID:VGboU6ko0

蘭の元へ居候をしてX年が経ったが、黒の組織の手がかりを掴めないでいた俺は、
灰原と博士と共に元に戻る方法を考えては沈んていた。

コナン「なあ博士、これ以上蘭を待たせるわけにはいかねぇよな」

アガサ「じゃが、新一くんを忘れられないんじゃないか?」

灰原「その為に私達が力をあわせてるんでしょ。弱気になってないで、貴方も考えたら?探偵さん」

コナン「まあ、そうだな。工藤新一に戻らないとな。TSUTAYAに南波杏のDVD返してねえしな。コナンの体じゃさすがに」

灰原「……あなた、ふざけてるの?」

261 名前: ◆Y0M8knhFA2 [] 投稿日:2011/08/01(月) 09:32:06.07 ID:VGboU6ko0

灰原の冷笑と、博士の下品な笑いが、今の俺を支えてるのかもしれない。

蘭、もう少しだけ待っててくれ。

アガサ「……あぁ、そうじゃ。ワシはこれから少し出掛けるから、哀くん、留守番を頼むよ」

灰原「ええ。構わないわ。工藤くんも帰ったら?もう日も落ちてきたわ」

コナン「しゃーねー。灰原、博士、また明日な!」

今日も収穫無し……か。
まあ焦っても仕方ない。


262 名前: ◆Y0M8knhFA2 [] 投稿日:2011/08/01(月) 09:36:29.14 ID:VGboU6ko0

コナン「ただいまー。あれ?園子ねーちゃん、来てたんだー。いらっしゃーい」

園子「ガキンチョ、お邪魔してるわよ。ガキンチョも飲む?」

蘭「園子、飲み過ぎよー。ヒック」

なんだ、こいつら酔っ払ってるのか。
それもそうだよな。

俺も工藤新一の体だったら、酒を飲んだりできていたんだ。

蘭は何も言わないけど、きっと大学に入ったころには新入生歓迎会とやらで上級生にいいよられてたんだろうな。

園子は……100%ヤられてるだろう。

俺が蘭を縛っているのか。
一刻も早く工藤新一の体に戻らないとな。

264 名前: ◆Y0M8knhFA2 [] 投稿日:2011/08/01(月) 09:41:16.10 ID:VGboU6ko0

あーあ、蘭の奴、下着が見えてら。

蘭……。

コナン「僕、トイレ行ってくるねー」

コナンの体になってから工藤新一の少年時代以上に性欲が俺を支配している気がする。
歩美ちゃん達はセックスも知らないってのに。

蘭……。
コナン「ふぅ……」

265 名前: ◆Y0M8knhFA2 [] 投稿日:2011/08/01(月) 09:45:50.27 ID:VGboU6ko0

灰原「随分とお疲れの様ね。少し休みを覚えることも大切よ」

俺の自慰が見られてるのかと思い、一瞬たじろいだが、灰原は俺の体の心配をしている様だった。

コナン「あぁ、そうだな。そういや、博士、毎晩でかけてるけどどこ行ってんだ?」

灰原「さぁ。私は何も聞いていないわ」

コナン「そうか。まっ、大方おめーの食事制限に隠れてガツガツ食べに行ってるんだろうぜ」

灰原「あら、健康診断が楽しみね」

266 名前: ◆Y0M8knhFA2 [] 投稿日:2011/08/01(月) 09:52:16.88 ID:LQweoE9s0

歩美「あー、また二人でこそこそしてるー。怪しいーんだー。ね、コナン君、お勉強教えてよー」

コナン「お、おう。じゃ、灰原、またな。博士によろしく」

灰原「ええ。また」

歩美「あ、そういえば昨日の夜、お母さんと歩いてたら博士を見かけたよー?」

コナン「へぇ。どんなもの食べてたんだ?」

博士のことだ。トンカツに唐揚げといったところだろう。それにしても、身内にバレるなんて、博士も甘いな。

歩美「違う違う。なんか綺麗な女の人と歩いてたの。女の人、俯いていて悲しそうだったわ」

コナン「……」

268 名前: ◆Y0M8knhFA2 [] 投稿日:2011/08/01(月) 09:55:49.97 ID:LQweoE9s0

博士と美人?
そんな組み合わせ見たことないな。

これは後をつけるのが面白そうだぜ。

コナン「歩美ちゃん。今日はもう遅いから送っていくよ」

歩美「ありがとう、コナン君。チュッ」



269 名前: ◆Y0M8knhFA2 [] 投稿日:2011/08/01(月) 10:01:26.04 ID:LQweoE9s0

俺は歩美ちゃんを送ってから、博士と灰原の元へ向かった。

博士の奴、何時の間にか彼女でもできたのか。隅に置けないジジイだ。

それにしても、博士に借りたDVDはきついからな。彼女も大変だろう。

コナン「博士ー、灰原ー、俺だ」

灰原「待ってたわ。工藤くん」

271 名前: ◆Y0M8knhFA2 [] 投稿日:2011/08/01(月) 10:11:41.05 ID:LQweoE9s0

コナン「お、博士はまた出掛けるのか?」

アガサ「すまんな、新一くん。じゃあ哀くん、行ってくるよ」

灰原「ええ、いってらっしゃい」

博士はいつも通り、手さげカバンを持って家を出て行った。

コナン「よし、灰原。いくぞ」

灰原「いくって、どこに」

コナン「バーロー。博士の後をつけるんだよ」

272 名前: ◆Y0M8knhFA2 [] 投稿日:2011/08/01(月) 10:18:12.05 ID:LQweoE9s0

灰原「あまりいい趣味とは言えないわね」

俺は歩美ちゃんの言葉を灰原に説明し、半ば強引に灰原を連れ出した。

灰原「きゃっ、工藤くん。離して。自分で歩けるわ」

コナン「あっ……わりいわりい。ほら、博士行っちまった!いくぞ!」

しばらく博士をつけていると、大学生だろうか。
可愛らしい女性が俯きながら博士を待っていた。


だが、遠目に見ても彼女の様子は恋人との逢瀬に焦がれたものではなかった。

273 名前: ◆Y0M8knhFA2 [] 投稿日:2011/08/01(月) 10:20:50.59 ID:LQweoE9s0

灰原「なんだか怪しい雲行きになってきたわね」

コナン「……。あ、灰原。そういやおめーんちの鍵閉めてなかったんじゃないか?」

灰原「あら?閉めたはずよ。閉めてなかったかしら。」

コナン「とりあえず見てこいよ。ここは俺が見張っててやるからさ」

灰原「そうね。習慣的なことって、案外間違えるものよ。一度戻ってみるわ」

274 名前: ◆Y0M8knhFA2 [] 投稿日:2011/08/01(月) 10:23:57.10 ID:LQweoE9s0

灰原には見せられない展開が待ち受けていることは確実だった。
博士は援助交際とかやっていたのか?

とにかくここは尾行だ。
どこのホテルに行くのかくらいまでは見ておきたいしな。

しばらく歩くと、博士達は公園の中へと入りこんでいた。

コナン「こ、ここでヤるのか!?」

危うく声が出そうになったのを堪えて、俺はゆっくりと公園へと入った。

275 名前: ◆Y0M8knhFA2 [] 投稿日:2011/08/01(月) 10:29:01.33 ID:LQweoE9s0

声が聞き取れるギリギリの位置に隠れ、俺は博士と女性を凝視していた。

アガサ「今日はここだな。ほら、おいで。今日も目一杯かわいがってあげるからね。美雪くん」

美雪「……」

美雪?あの人の名前か。どこかで聞いたことがあるな。
それより、様子がおかしいぞ。

博士、どういうことなんだ?

276 名前: ◆Y0M8knhFA2 [] 投稿日:2011/08/01(月) 10:36:35.42 ID:LQweoE9s0

アガサ「ほら、しゃぶるんじゃ。もっとじゃ。ほら、舌を使って」

美雪「……」

アガサ「ふぅ……。美雪くんも従順になってきたのう。ワシのチンポコはハジメくんのよりいいじゃろう?」

美雪「……」

アガサ「聞こえなかったのか?ワシのがいいじゃろう?と聞いているんじゃ!」

美雪「は、はい……」

おいおい、これはいよいよヤバイんじゃないのか。
博士……

アガサ「まぁいい。今日はここまでた。新一のガキが何か企んでそうな目をしていたからな」

コナン「ーーっ?」

277 名前: ◆Y0M8knhFA2 [] 投稿日:2011/08/01(月) 10:39:58.28 ID:LQweoE9s0

博士……。くそっ。
どうなっているんだ。

灰原はあの家にいて安心なのか?
くそっ。

美雪……っていってたな。あの子。
少しつけて見るか。

俺は生気を無くした彼女の帰路を尾行することにした。
数分歩いていると、彼女に声をかけてきた男がいた。

「美雪!探したぜ。ったく、どこ行ってたんだよ。映画おわっちまったぜ?」

279 名前: ◆Y0M8knhFA2 [] 投稿日:2011/08/01(月) 10:43:32.03 ID:LQweoE9s0

美雪「ごめんごめん。はじめちゃん、コーヒー奢るから許してよ」

金田一「……。あ、ああ。そうだな。じゃあ、スタバの一番高いやつで4649!」

美雪「はじめちゃん、調子にのらないの!」

金田一「いててて、どっちが遅刻したんだか」

一部始終を見ていた俺は胸が締め付けられるような苦しさに襲われはじめていた。

あんな無邪気なカップルが……

博士……

許されることではないぞ?


280 名前: ◆Y0M8knhFA2 [] 投稿日:2011/08/01(月) 10:45:14.75 ID:LQweoE9s0

金田一「ったく、俺たちもう別れたっつーのに」

美雪「……」

コナン「?」

どういうことだ?

282 名前: ◆Y0M8knhFA2 [] 投稿日:2011/08/01(月) 10:57:15.38 ID:VGboU6ko0

金田一「んで、あのジジイはもうお前に手を出してないんだろうな」

美雪「うん。私はそんなことより、はじめちゃんとより戻したいくらいだって」

金田一「……」

美雪「あ、ごめんね。さっ、スタバスタバ!」

訳ありカップルってわけか。

それにしても、大方読めたぜ。

博士の奴、何らかのことで美雪さんに言い寄っていたんだな。
それをはじめちゃんという彼を欺き、今でも美雪さんを…

283 名前: ◆Y0M8knhFA2 [] 投稿日:2011/08/01(月) 11:06:32.69 ID:VGboU6ko0

もう少し二人の会話が聞きたかった俺は、スタバまで尾行することにした。

コナン「やべっ、あそこ、園子が何故かバイトしてる店だ」

園子のことだ。
蘭に言いつけるに決まっている。

しかし、博士の真相を知りたい欲求に身を任せ、店内へと足を運んだ。

284 名前: ◆Y0M8knhFA2 [] 投稿日:2011/08/01(月) 11:11:19.42 ID:VGboU6ko0

園子「いらっしゃ、ってガキ……いや、コナン君じゃない?どうしたの?」

コナン「あ、あの。ムナカタセンパイスペシャルのショートで」

園子「はっはーん。さてはデートの下見に
来たってわけね。
いいわ、私の奢りよ」

コナン「あ、ありがとう」


相変わらずだな、園子。

美雪さん達の後ろの席で、俺はムナスペを飲みながら話を聞いていた。


285 名前: ◆Y0M8knhFA2 [] 投稿日:2011/08/01(月) 11:14:50.07 ID:VGboU6ko0

残念ながら、博士の話はでてこなかった。

彼女達の帰宅に合わせて、俺も席を立った。

美雪さんを自宅まで送り届けたはじめちゃん、を俺はさらに尾行してみることにした。

あの髪型、90年代で時間止まってるだろうなどという他愛ないことを考えながら、俺は足音を殺し尾行を続けた。

288 名前: ◆Y0M8knhFA2 [] 投稿日:2011/08/01(月) 11:20:06.98 ID:VGboU6ko0

「さあて、メガネの少年。さっきからどういうつもりなんだい?」

コナン「え?」


気づかれていた?
ハワイで親父に教わったFBI仕込みの尾行術だったってのに、この男……

コナン「いや、その、僕もお家がそっちにあって」

金田一「少年。少年は美雪をつけていたな。だから、巻かないでいたんだ。ちょっと話さないか?」

コナン「いいけど…」

金田一「よし、決まりだ。そこのファミレスでいいな」

289 名前: ◆Y0M8knhFA2 [] 投稿日:2011/08/01(月) 11:24:43.25 ID:VGboU6ko0

コナン「実は……」

俺はどこまで話すべきか迷ったが、結局全てを話すことにした。

金田一「……そうか。アガサってうのか、あのジジイ。
そうか……ありがとう。ええと、」

コナン「江戸川コナン、探偵さ(キリッ」

コナン「あ、待ってよ。僕にもお話きかせてよ」

金田一と名乗った青年は、俺の話を聞くと無表情で立ち上がり、会計をすませ、闇に消えていった。

291 名前: ◆Y0M8knhFA2 [] 投稿日:2011/08/01(月) 11:30:24.94 ID:VGboU6ko0

〜〜〜アガサ視点

アガサ「ほら、美雪くん、ワシの息子が君の子供を産みたいっていってるぞ?」

やっと手に入れたんだ。
この雌奴隷、どう調教していくか楽しみじゃな。ククク。

蘭くんの時は新一が生きていたから失敗したが、今度は同じ失敗はしない。

美雪「やめて……」

アガサ「金田一がどうなってもいいんだな?お前がワシの言うことを聞かなければ奴の親はクビになり、奴自身ただではすませないぞ?」

292 名前: ◆Y0M8knhFA2 [] 投稿日:2011/08/01(月) 11:34:30.11 ID:VGboU6ko0

舌使いも大分上達してきた。
美雪くんは、ワシのモノを愛おしそうにしゃぶっておるわ。

美雪「もう……いや……」

いやよ、いやよも好きの内とはこのことじゃわい。
肉付きの良い太ももを撫で回し、柔らかい内ももがワシの顔を包みこむ。

今日は久しぶりに膣内で暴発させてしまおうか。
ワシの子供。

女の子がいいな。

哀くんもそろそろ食べごろじゃ。

295 名前: ◆Y0M8knhFA2 [] 投稿日:2011/08/01(月) 11:40:24.76 ID:VGboU6ko0

膣内にぶち込むと、美雪くんは悶えた。
ワシの開発した媚薬は本当に良く効いてくれる。

この雌、自分から腰を振らずにはいられないようだ。
美雪「ぁぁぁ……はじめ……ちゃん……」

アガサ「ククク、元カレのことを思い出しとるのか?じゃが、ワシのモノで忘れさせてやるから安心しなさい」

美雪くんは何度も頂点に達し、ワシの精液を口と膣内から体内へと摂取し甘美な笑み浮かべていた。

精神破壊からの洗脳成功まであと数回といったところか

297 名前: ◆Y0M8knhFA2 [] 投稿日:2011/08/01(月) 11:45:32.38 ID:VGboU6ko0

アガサ「お前のご主人様はだれだ?」

美雪「アガサ様です。もっと、もっと私にお仕置きをください……。焦らされると、おかしくなりそう」

アガサ「ほうら、これを飲むんだ」

美雪くんには、人体実験かわりになってもらおう。

美雪「んぐっ……。……!?」

その晩の彼女はまさに獣。
淫獣だった。

ワシだけの淫乱な雌奴隷。
金田一なぞには渡すものか。

298 名前: ◆Y0M8knhFA2 [] 投稿日:2011/08/01(月) 11:49:08.98 ID:VGboU6ko0

〜〜〜コナン視点

コナン「なあ灰原、博士、なんか変わったことねーか?」

灰原「さあね。尾行してたのは貴方なんだし、貴方の方が詳しいんじゃない」

コナン「ったく、まだ拗ねてるのかよ」

灰原「あら、拗ねてなんかないわ。ただ、貴方が何かを隠してるからね」

コナン「……」

灰原は無事のようだ。
だが、一刻も早く解決策しないといけない。

あんな野獣、灰原にいつ手を出すのかわからない。


299 名前: ◆Y0M8knhFA2 [] 投稿日:2011/08/01(月) 11:54:00.69 ID:LQweoE9s0

それに金田一さんも心配だ。
あの顔、憎悪が昇華して感情を失っているように見えた。

時間がない。

アガサ「新一くん、どうしたんじゃ?」

コナン「え?あ、いや、なんでもねえよ。ははは」

アガサ「そうか。ああ、そうじゃ。これを蘭くんに渡しておいてくれないか」

コナン「なんだよ、これ」

アガサ「新一くんの事で頭が一杯なんじゃろう。不眠になってるみたいじゃったからな。その薬じゃ」

309 名前: ◆Y0M8knhFA2 [] 投稿日:2011/08/01(月) 13:17:58.96 ID:urrG/wyn0

ほしゅ乙!

コナン「蘭……。わかった、博士」

アガサ「頼んだぞ、新一」

蘭がそこまで思いつめていたなんて。
クソッ。
あんなに側にいるってのに……

ハハッ
情けねぇ

コナン「じゃあ、二人ともまたな」

アガサ「……。またな、新一」

310 名前: ◆Y0M8knhFA2 [] 投稿日:2011/08/01(月) 13:23:20.70 ID:urrG/wyn0

蘭「コナン君、もう、最近遅いわよ?心配かけないでよね」

コナン「あはは、ごめんなさい。あっ、これ博士から。よく眠れるお薬だって」

蘭「ありがとう、最近眠れなくってね」

蘭はピンクの薬を飲みほし、考えごとをしている様だった。

コナン「あ、電話だ。もしもし。博士?
うん、いいよ。わかった。すぐいくね」

コナン「ごめん、蘭ねーちゃん。ちょっと博士ところいってくるね」

そう言って蘭を残し、俺は走り出した。

311 名前: ◆Y0M8knhFA2 [] 投稿日:2011/08/01(月) 13:25:37.88 ID:urrG/wyn0

灰原が倒れただって?
くそっ

薬の副作用か!?

コナン「博士!俺だ!あけてくれ!」

灰原、まさか黒の組織に狙われて?

コナン「博士!はやく開けてくれ!灰原は無事なのか!?」

312 名前: ◆Y0M8knhFA2 [] 投稿日:2011/08/01(月) 13:30:26.61 ID:urrG/wyn0

ようやく博士の家のドアが開けられた

灰原「うるさいわねぇ。さっき帰ったと思ったら何?忘れ物でもしたのかしら」

コナン「あれ?おまえ、倒れたんじゃなかったのか?」

灰原「生憎だけど、この通りピンピンしてるわ。体は小さいままだけどね」

コナン「あれれー?どういうことだ?」

灰原「……貴方、それまさか博士に言われてきたの?」

コナン「ああ、そうだけど……」


まさか!?
博士の奴、俺が怪しんでいるのを気がついていたのか!?

灰原「博士、帰ってきてないわよ。さっき貴方が帰った後にでかけて。ドッキリでも企画してたのかしらね」

313 名前: ◆Y0M8knhFA2 [] 投稿日:2011/08/01(月) 13:35:55.28 ID:urrG/wyn0

コナン「!?」

蘭が危ない!?
とにかく蘭に電話だ!


蘭……頼む。でてくれ。

コナン「つながった!蘭ねーちゃん!ドアをあけないで!僕が行くまで静かにしてて!」

「おや、血相を変えてどうしたんじゃ?新一」

コナン「ーーー!!」

やられた

博士、蘭の携帯に出るってことは

コナン「くそっ!灰原!お前、俺ん家行ってろ!そこにいるな!いいな!」

灰原の返事を聞く前に、俺は駆け出していた。


315 名前: ◆Y0M8knhFA2 [] 投稿日:2011/08/01(月) 13:39:35.78 ID:urrG/wyn0

くそっ。
なんで頭がまわらなかったんだ!

コナン「蘭!!」

急いで帰るも、そこに蘭はいなかった。
博士の姿も…


コナン「そんな……」

蘭の携帯、博士の携帯に電話をかけても、奴は出なかった。

美雪さんが犯されてる姿が脳裏をかすめ、俺の思考を鈍らせ、論理が感情に支配されはじめていた。

316 名前: ◆Y0M8knhFA2 [] 投稿日:2011/08/01(月) 13:43:42.09 ID:urrG/wyn0

そして蘭の携帯から一通の画像が添付されてきた。

コナン「蘭……!」

暗闇の中で裸体になり、唾液が口からこぼれ落ちていた蘭の画像だった。

寒気と怒りが同時に押し寄せてくるのを、無理やり押さえ込んで画像にヒントはないか調べた。

コナン「あの公園だ!ビッチーパークだ!」



318 名前: ◆Y0M8knhFA2 [] 投稿日:2011/08/01(月) 13:49:01.80 ID:urrG/wyn0

無我夢中でビッチーパークに辿りついた俺は、博士の股間に顔を埋めこんだ蘭をみつけた。

コナン「蘭!」

迂闊だった。
目の前の敵に気を取られ、背後からの共犯者に針のようなものを刺された。

コナン「なん…だと…」

体が痺れだしてきた。
全身がまだ動くうちに振り返ると、美雪さんがいた。

涎が垂れ落ち、俺のうでに小さな水たまりができたようだった。

319 名前: ◆Y0M8knhFA2 [sage] 投稿日:2011/08/01(月) 13:53:44.98 ID:urrG/wyn0

美雪「ご主人様、捕獲いたしました」

アガサ「ようし、いい子じゃ。今、蘭くんにも新世界を見せてあげるからね」

蘭「はい……博士、すごい、いいよぉ」

コナン「蘭……」

アガサ「新一、お前の愛する蘭くんは、こんな老いぼれのチンポがたまらないらしいぞ?二日洗ってないチンポを美味しそうに
掃除してくれたわ」

コナン「蘭から…離れろ」

蘭「博士……もう我慢できないよ。入れて!お願い」

アガサ「ほぉ、新一のために処女はとっておかなくていいのか?」


蘭「いいからはやく!お願い!おかしくなりそうなの!」

321 名前: ◆Y0M8knhFA2 [] 投稿日:2011/08/01(月) 13:58:11.75 ID:urrG/wyn0

目の前で蘭が博士に抱かれていた。
俺は絶望しながらも勃起をしている自分に驚いていた。

蘭の小さな桃色の秘部に、博士の禍々しいそれが挿入されていた。

AVを見ている方がまだ現実的だった。
蘭の乱れ方は、常識の範囲を逸脱していた。

大きな乳房が上下に揺れ、俺に蘭の唾と汗が降りかかる。

322 名前: ◆Y0M8knhFA2 [] 投稿日:2011/08/01(月) 14:00:45.58 ID:urrG/wyn0

アガサ「蘭くん、新一にコレを飲ませなさい。解毒剤じゃ。それから美雪くん、新一にこれを注入しなさい」

なにをするんだ?
蘭、目を醒ますんだ。

っつ、美雪さんに何か刺されたか?


身体が熱い……!
燃えつきるみてぇだ……!

325 名前: ◆Y0M8knhFA2 [] 投稿日:2011/08/01(月) 14:08:06.46 ID:urrG/wyn0

二〜三分だろうか。
俺は気を失っていた。

目が覚めたら、


身体が伸びていた


工藤新一の体に戻ったのか?

どうして

アガサ「不思議じゃろ?当たり前じゃ。
そもそも新一の身体を縮めたのワシじゃからな。もっとも、あれは失敗作だったんじゃが、おかげで今、いい娯楽を手にすることができたわい」

329 名前: ◆Y0M8knhFA2 [] 投稿日:2011/08/01(月) 14:17:27.20 ID:urrG/wyn0

蘭「新一……やっと会えたのね。ふふふ、服が破れちゃってるよ」

美雪「ほら、これ飲みなさい」

美雪さんに口移しをされたその液体は、甘く優しい味がした。

工藤新一の体を手にした喜び以上に、俺は体内からマグマのように噴火してきた性欲を抑えられなくなっていった。

331 名前: ◆Y0M8knhFA2 [] 投稿日:2011/08/01(月) 14:21:57.30 ID:urrG/wyn0

新一「蘭……」


アガサ「ダメじゃよ、新一。君は哀くんを孕ませるんじゃ。ふふふ、哀くんには素面でいてもらっているから、興奮するじゃろ?」

蘭「ごめんね。新一。
私、博士のチンポがないとダメな女の子なの」

あぁ、もうなんだっていい。
これが博士の薬の力か。

灰原がなぜそこにいるのか
灰原も大人になっている

灰原「工藤くん、やめなさい。やめて!いやよ!離して!いや!」

335 名前: ◆Y0M8knhFA2 [sage] 投稿日:2011/08/01(月) 14:43:56.47 ID:urrG/wyn0

新一「灰原・・・」

俺は本能のままに灰原に襲い掛かった

アガサ「哀くん!情けない格好だねえ!もうひとつの秘部まで丸見えじゃないか」




336 名前: ◆Y0M8knhFA2 [sage] 投稿日:2011/08/01(月) 14:46:41.27 ID:urrG/wyn0

灰原の膣に挿入しようとした時だった。

「アガサ!!ようやくみつけたぞ・・・・・・・!!」

アガサ「貴様・・・何しにきよった!?」

「三人を解放し、お前を牢獄にいれるためだ!!」

338 名前: ◆Y0M8knhFA2 [] 投稿日:2011/08/01(月) 15:10:47.24 ID:urrG/wyn0

美雪「は……はじめちゃん?」

金田一「遅れてすまない。今助けるから!」

アガサ「三世ごときが図に乗りおって!じゃが、遅かったな!三人はもう自我を壊し終えたところじゃ!フヒヒヒヒ」

金田一「出来れば頼りたくなかったんだがな。アガサ!お前を野放しにはできない。だからあんたを凌駕する助っ人を呼ばせてもらった!」

339 名前: ◆Y0M8knhFA2 [] 投稿日:2011/08/01(月) 15:11:40.30 ID:urrG/wyn0

助っ人安価+2
金田一キャラでよろしくです

341 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2011/08/01(月) 15:15:31.38 ID:H9rTodoN0

速水玲香

344 名前: ◆Y0M8knhFA2 [] 投稿日:2011/08/01(月) 15:28:34.11 ID:urrG/wyn0

金田一「玲香ちゃん、例のアレを」

玲香「金田一くんの頼みなら仕方ないわ。ライバルだけど、助けないとね!」

アガサ「この女、元アイドルの速水玲香か?くくく、こんな小娘が助っ人とはな」

美雪、すまなかった。
コナン君に、蘭ちゃんも。

今助けるからな。


ジッチャンの名にかけて!

345 名前: ◆Y0M8knhFA2 [] 投稿日:2011/08/01(月) 15:32:54.81 ID:urrG/wyn0

玲香「金田一くん、できる限りあいつの動きを止めてもらえる?いくら私でも殺さずに仕留めるには相当のシチュエーションが必要よ」

金田一「まかせてくれ」

アガサは体重と加齢により、動き事態は厄介ではない。
だが、怪盗紳士の調べによれば、催涙ガスのような小型兵器を隠しもっているという。

347 名前: ◆Y0M8knhFA2 [sage] 投稿日:2011/08/01(月) 15:35:33.65 ID:urrG/wyn0

すいません。
ネタ尽きてきてるんで、安価併用させてくれww

+2、アガサを遠距離から動きを封じ込めるはどうする?

349 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/08/01(月) 15:41:10.73 ID:LXiHibDX0



350 名前: ◆Y0M8knhFA2 [] 投稿日:2011/08/01(月) 15:46:52.91 ID:urrG/wyn0

近づくことができないなら、遠距離からの攻撃しかない。
ジッチャン仕込みの縄技術でアガサを追い込み、玲香ちゃんに仕留めてもらうしかない!

俺は縄を空中で横向きに回転させ、縄の
先に縛りつけた石でアガサを攻撃することにした。

アガサ「あれは厄介だな。だが、この距離では淫乱スプレーは届かんな。小僧め…」

351 名前: ◆Y0M8knhFA2 [] 投稿日:2011/08/01(月) 15:49:23.02 ID:urrG/wyn0

直線的に放たれた縄はアガサを強襲した。
金田一「よし!」

見事アガサに命中し、アガサのバランスを崩した。



俺と玲香ちゃんはそう思った。

だが、その油断が命取りとなった。


352 名前: ◆Y0M8knhFA2 [] 投稿日:2011/08/01(月) 15:52:32.66 ID:urrG/wyn0

玲香ちゃんの目の前には、バランスを崩したはずのアガサが立っていた。

金田一「玲香ちゃん!逃げろ!」

アガサ「遅い!スプレーじゃ!」



玲香ちゃんまでも、アガサの魔の手に……。
だが、なぜ?
アガサを完璧に捕らえたはずだったのに

353 名前: ◆Y0M8knhFA2 [] 投稿日:2011/08/01(月) 16:04:15.81 ID:urrG/wyn0

バイトいってきます。
エロ展開微妙になると思うので、ウザくなったら落としてください。

残っていたら、帰ってきてから頑張ります。



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