カヲル「汚ねえ花火だ。そうは思わないかい?碇シンジくん」


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1 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/04/13(水) 21:23:21.44 ID:uEoZrrqi0


・・・<冬月邸>・・・


シンジ「お邪魔します…」

コウゾウ「シンジくん、ここは今日から君の家なのだよ?」

シンジ「……た、ただいま」

コウゾウ「(ニコッ)おかえり」

アスカ「…ただいま」

コウゾウ「…………チッ。
     (セカンドまで付いてきたのはいささか予定外だったな…)」

6 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/04/13(水) 21:27:09.60 ID:uEoZrrqi0


〜〜前回までのあらすじ〜〜


加持と別れ、暴飲暴食を繰り返し、身も心も変わり果てたミサトは
シンジとアスカとペンペンに虐待を加える。
それを知ったリツコは、シンジとアスカを救出。ペンペンは既に死亡していた。
そしてシンジとアスカを冬月先生が引き取ることになりましたとさ。

8 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/04/13(水) 21:32:46.09 ID:uEoZrrqi0




コウゾウ「おお!話には聞いてきたが、これは美味い!」

シンジ「いえ…そ、そんな…。たいしたことないですよ」

コウゾウ「いやいや、女性でも料理が出来ない者が増えてる昨今
     中学生でこれだけの物を作れるなんて大したものだよ」

アスカ「……」

シンジ「あ、どうかな?肉は使ってないんだけど、大丈夫だった?」

レイ「おいしいわ」

コウゾウ「…………。
     (そしてレイまで来たのは完全な予定外だ……碇め……!)

10 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/04/13(水) 21:40:29.19 ID:uEoZrrqi0


・・・<数日前・総司令官執務室>・・・


コウゾウ「…というわけでシンジくんとセカンドは俺が引き取ることになった」

ゲンドウ「そうか。全て任せる」

コウゾウ「…それで、だな……実はレイなんだが…」

ゲンドウ「ついでだ、レイも頼む」

コウゾウ「なっ!?」

11 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/04/13(水) 21:41:48.21 ID:uEoZrrqi0


ゲンドウ「2人預かるも3人預かるも大して変わらんだろう」

コウゾウ「お、おい、そういう問題ではないだろう!レイは駄目だろうレイは」

ゲンドウ「何故だ」

コウゾウ「何のためにレイをあの廃墟に住まわせていたと思っている。
     来るべき計画に下手に叛意など持つことが無いよう
     邪魔な人格や感情を廃し人形のように…」

ゲンドウ「もう手遅れだ」

コウゾウ「なにっ!?」

ゲンドウ「葛城元三佐はレイが始末した」

13 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/04/13(水) 21:49:50.96 ID:uEoZrrqi0


コウゾウ「…どういうことだ?順を追って話せ」

ゲンドウ「どこで耳にしたかはわからんが今回の葛城邸での虐待事件をレイが知ったらしく
      葛城元三佐の居場所を私に訊いてきた」

コウゾウ「ほう」

ゲンドウ「営倉に幽閉していると聞くなり飛び出していったよ」

コウゾウ「それでレイが?始末したと言ったが、一体どうやって…
      地下の営倉がある場所ではレイのセキュリティーレベルでは…」

ゲンドウ「ATフィールドだ」

コウゾウ「なに!?」

ゲンドウ「…ATフィールドを使ってロックのかかったドアを壊して侵入。
      そこに残った葛城元三佐の遺体は原型を留めていなかったそうだ」

16 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/04/13(水) 21:52:06.49 ID:uEoZrrqi0


コウゾウ「ATフィールドは絶対に使ってはならんとあれほど言い聞かせていたというに
      レイが命令を破るとは……」

ゲンドウ「後に厳重に注意したが、まるで聞く耳を持たん。
      『碇君を虐待した豚は死んで当然』と言っていた」

コウゾウ「……」

ゲンドウ「アレはもはや手に負えん。機を見ていずれ3人目に変える」

20 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/04/13(水) 21:56:56.79 ID:uEoZrrqi0


コウゾウ「始末するということか」

ゲンドウ「ああ」

コウゾウ「どうやってだ?ATフィールドを持つレイを誰が始末できる?
       もうお前の言うことも聞かんのだろう?」

ゲンドウ「…零号機に仕掛けをしておく。次の使徒戦で死んでもらう予定だ。
      細かいことは赤木博士に一任してある」

21 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/04/13(水) 22:07:50.93 ID:uEoZrrqi0


コウゾウ「次の使徒…か。いつ来るものやら」

ゲンドウ「……」

コウゾウ「第拾壱使徒までは死海文書の予言通りだったのにな…
       あれからもう1年だぞ」

ゲンドウ「…私に言われてもどうすることも出来ん」

コウゾウ「それで?話は戻すがなぜ俺がレイを預からねばならんのだ」

ゲンドウ「今回の事例を見るに、今のレイはいつ暴走するかわからん。
       監視が必要だ。レイの素性を知っているのはお前か赤木博士しかいない」

コウゾウ「赤木君の方が適任ではないのかね?」

ゲンドウ「…嫌だそうだ」

コウゾウ「俺だって嫌だ」

ゲンドウ「これは決定事項だ」

コウゾウ「ふざけるな碇」

ゲンドウ「飯食いに行ってくる」

コウゾウ「おい待て!」



24 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/04/13(水) 22:15:59.28 ID:uEoZrrqi0


・・・<場所は戻って冬月邸>・・・


コウゾウ「(まあ…刺激しなければ大丈夫だろう…)」

シンジ「…副司令?」

コウゾウ「(いかに羅漢仁王拳を学んだ俺といえどATフィールドが相手では…)」

シンジ「あの…副司令?」

コウゾウ「む!?な、なんだねシンジくん?」

シンジ「あ、いえ…もしかしてお口に合いませんでしたか?」

コウゾウ「え?」

シンジ「なんか…難しい顔をされてましたけど…」

25 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/04/13(水) 22:23:37.03 ID:uEoZrrqi0


コウゾウ「あ、いやいや!すまんね、ちょっと考え事をしていたものでね。
       口に合わないなどとんでもない、こんな美味い物を食べたのは久しぶりだよ」

シンジ「そうですか、よかったです(ニコッ)」

コウゾウ「(ドキッ!
       な、なんと可憐な笑顔だ……ユイ君…!)」

28 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/04/13(水) 22:33:39.19 ID:uEoZrrqi0


コウゾウ「…シンジくん。そんなにかしこまらなくとも良いのだよ。
       先ほども言ったが、ここは君の家なのだから」

シンジ「は、はい」

コウゾウ「それと…家の中では『副司令』はよしてくれないか?
       お互い肩が凝るだろう」

シンジ「あの、じゃあ…何とおよ…呼べばいいでしょうか」

レイ「じーさん」

シンジ「あ、綾波!失礼じゃないか!」

コウゾウ「……」

アスカ「そういえば副司令って下の名前なんていうんですか」

コウゾウ「……」

シンジ「(ゴニョゴニョ)ちょ、ちょっとアスカ!
     それも失礼だよ!ぼ、僕も気になってたけどストレートに訊きすぎだよ!」

コウゾウ「……コウゾウ」

30 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/04/13(水) 22:40:07.34 ID:uEoZrrqi0


シンジ「あ、じゃ、じゃあコウゾウさんと呼んでもいいですか?」

コウゾウ「お…おお…!
      (コウゾウさん…!なんと素敵な響きだ……ユイ君!!)

シンジ「?」

アスカ「(なんか時々トリップするわねこのジーサン…大丈夫かしら)」

コウゾウ「そうだ!小遣いをやろう!」

31 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/04/13(水) 22:48:52.11 ID:uEoZrrqi0


シンジ「え?」

アスカ「やった!」

レイ「……」

コウゾウ「うむ、少し待ってくれ(ガサゴソ…)
       ひい、ふう、みい……とお。よし、10万でいいかね?」

シンジ「ええ!?」

アスカ「じゅ、じゅうまん!?」

コウゾウ「ああ、心配しなくていい。その10万は君が自由に使っていい小遣いだ。
       食費はちゃんと別に出す。
       学校の教材など他に必要なものがあったら言ってくれ、その都度出そう」

シンジ「そ、そんな!こんなに貰えません!」

アスカ「(ゴニョゴニョ)バカね!くれるって言うんだからもらっときなさいよ!」

シンジ「でも……」

33 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/04/13(水) 22:52:58.20 ID:uEoZrrqi0


コウゾウ「遠慮することはない、受け取りなさい」

レイ「ええ、遠慮することはないわ。どうせ汚い金だもの」

シンジ「綾波!?」

レイ「人には言えないようなことして溜め込んだお金よ」

コウゾウ「……」

36 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/04/13(水) 23:04:38.78 ID:uEoZrrqi0


シンジ「綾波!きみはさっきから何てことを言うんだ!」

レイ「…どうして怒っているの?事実よ」

コウゾウ「(ま…まずい!レイめ!地下のアレやコレなど暴露するつもりか!?)

シンジ「ふく…コ、コウゾウさんに謝るんだ綾波!」

コウゾウ「い、いや、いいシンジくん…
       たしかにレイの言うとおりだ…ネルフの活動の下で泣いた人間も少なくない…」

アスカ「……」

コウゾウ「使徒との戦いで犠牲になった人々も多い…」

レイ「そういうことをいっ…」

コウゾウ「だが!全て人類を守るため…!そのために私達はあえて泥をかぶろうっ…!」

シンジ「コウゾウさん…」

37 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/04/13(水) 23:08:53.05 ID:uEoZrrqi0


シンジ「大丈夫です!いつかわかってもらえますよ!」

コウゾウ「ありがとう…ありがとうっ…!シンジくん…!」

シンジ「綾波…もうあんなこと言っちゃダメだよ」

レイ「…碇君がそうしろと言うなら、そうする」

コウゾウ「(ふぅ…危ないところだった……)」

42 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/04/13(水) 23:19:49.88 ID:uEoZrrqi0


コウゾウ「そうだ、君たちの部屋なんだが…
       いま私が使っている寝室の他にちょうど3つ部屋があるんだが
      1つは書斎として使っていてね。
      そこはいずれ片付けるから、すまないがそれまでしばらくの間は…シンジくん」

シンジ「はい?」

コウゾウ「私と一緒の部屋で我慢してくれんかね?」

シンジ「はい、全然構いませんよ」

コウゾウ「すまんね(ニヤリ)」

44 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/04/13(水) 23:26:59.71 ID:uEoZrrqi0


レイ「私が碇君と一緒の部屋でも構わないわ」

シンジ「ぶっ!」

アスカ「なっ!なに言ってんのよアンタは!ダメに決まってるでしょう!!」

レイ「どうして?」

アスカ「常識で考えなさいよ!」

レイ「嫌。碇君と一緒がいい」

コウゾウ「(くっ!レイめ、どこまで俺の邪魔をする気だ!)

46 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/04/13(水) 23:35:37.42 ID:uEoZrrqi0


コウゾウ「そ、それはいかんよレイ。男女七歳にして同衾せずと言って…」

レイ「じーさんは用済み」

シンジ「綾波!きみは何かコウゾウさんに恨みでもあるの!?
     いい加減にしろよ!!」

レイ「……ごめんなさい」

アスカ「…………。
     (……ファースト…なんか変わったわねコイツ…
      そして今まで異常にあからさまにシンジを狙ってるわ…!
      要注意ね……)

50 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/04/13(水) 23:49:03.20 ID:uEoZrrqi0


その夜・・・


<アスカの部屋>

アスカ「……頭がスースーする…。まさかトニックシャンプーしか無いなんて…。
     まあ、ミサトん家にいた時は石鹸だったし、それよりはマシか。
     シャンプーもそうだし明日は色々買わないとね。お小遣い貰ったし。
     あぁ…買い物とかいつぶりだろ……。
     そうだわ、荷物持ちにシンジも連れて行こう。アイツも色々買うものあるだろうし。
     ファースト…だけ連れて行かないってわけにもいかないわよね…。
     ふう、殴られたり蹴られたりすることが無くなったのはいいけど
     別の気苦労が出来たわね。ま、ミサトの所にいた時を考えれば幸せな悩みね、フフ…。」

55 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/04/13(水) 23:56:26.20 ID:uEoZrrqi0


<コウゾウの部屋>

コウゾウ「すまんがある寝具はレイとアスカくんに出してしまってね。
       同じベッドで窮屈だろうが我慢してもらえるだろうか」

シンジ「大丈夫で、こちらこそお邪魔になってしまって…」

コウゾウ「シンジくん、先程も言ったろう?そんなに気を遣わなくてもいいんだよ。
      私達は家族じゃないか」

シンジ「家族…」

コウゾウ「さ、寝ようか」

シンジ「は、はい!」

56 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/04/13(水) 23:58:23.42 ID:uEoZrrqi0






コウゾウ「シンジくん…」

シンジ「すー…すー…」

コウゾウ「(うむ、眠っているな…)」

シンジ「すー…すー…」

コウゾウ「(なんと可愛らしい寝顔だ…!)
      はぁ…はぁ……」

66 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/04/14(木) 00:13:07.95 ID:1gFz69LW0


「はぁっ…はぁっ…」

心臓が高鳴る。この鼓動音でシンジが起きてしまわないかと思ってしまうほどに。
熱い血液が全身を駆け巡り、肉棒へと送りこまれる。

齢60とは思えぬほどの、硬く、熱くいきり立ったそれは
もう一つの心臓であるかのように脈打っていた。

コウゾウはシンジの髪の毛にそっと鼻をうずめ、深く息を吸い込んだ。
トニックシャンプーとシンジ自身の匂いがブレンドされた香気は、コウゾウの身体をより一層熱くする。

71 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/04/14(木) 00:20:32.52 ID:1gFz69LW0


「ダメだ、もう辛抱ならん!!」

そう叫ぶやいなや
自分とシンジに掛かっていた毛布を剥ぎ取り、投げ捨てた。

「ん…?」

毛布が無くなり身体が冷気に晒されたためか
コウゾウの情念の叫びによってか、シンジは目を覚ました。

「あれ?知らない天井……副司令……?」

72 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/04/14(木) 00:22:57.99 ID:1gFz69LW0


コウゾウ「ユイくん!ユイくうぅぅん!!!!」

シンジ「ちょっ、ど、どうしたんですかコウゾウさん!」

コウゾウ「冬月先生と言いたまえー!冬月先生と言いたまえー!」

シンジ「や、やめてください!ナニを・・・!!」

75 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/04/14(木) 00:28:12.63 ID:1gFz69LW0


<アスカの部屋>

アスカ「すー…すー…」

<タスケテー

アスカ「……ん…?」

<タスケテー!アスカー!アヤナミー!

アスカ「シ、シンジ!?」



<レイの部屋>

<タスケテッ!ダレカ ボクヲ タスケテヨッ!

レイ「…碇君が呼んでる」

81 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/04/14(木) 00:41:00.60 ID:1gFz69LW0


「いっ…いやだっ!どうしてこんなっ…!」

「うるさい!静かにしろ!」

コウゾウは力任せにシンジのパジャマの上着を引きちぎり
そのパジャマであった物を使ってシンジの両腕を縛った。

「はぁっ、はっ、はっ、大人しくしなさいユイ君…!」


『ドンドン!』

コウゾウの部屋のドアがけたたましくノックされる。

『シンジ!どうしたの!?副司令!?ナニしてるんですか!!?』


「ちっ、セカンドか…!」

「あ、アスカぁっ!たすけっ……んっ!?んん!!」

コウゾウは己自身をシンジの口にねじこんだ。

87 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/04/14(木) 00:47:53.47 ID:1gFz69LW0


「ふふ、無駄だよ無駄…
 この部屋のドアには赤木博士特注の絶対に開けられないカギがかかってるからなあ」

「んん!んっんん!!!」

喉の奥底まで入り込んだソレを押し出そうとするシンジのあがき
そして助けを求めようと振り絞る叫びは、図らずも刺激となりコウゾウに快感を与えた。

「おっ…おほぉ…ぅ…!」

92 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/04/14(木) 01:02:25.23 ID:1gFz69LW0

ドンドン!ドン!

『シンジ!シンジ!?副司令!!開けてください!!』


「おぉ…おぅ…ユイくぅん…っ!」

これまで生きてきた60年の間に、これほどの快楽は経験したことがない。
そんな未知の快楽に身をよじる彼の耳には、すでにドアの外の音など聞こえていなかった。

「おうっ!おうっ!おうっっ!!」



『どいて、弐号機パイロット』

『ファースト!シンジが!シンジがっ!!』


『ATフィールド、全開!』

98 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/04/14(木) 01:21:41.24 ID:1gFz69LW0

レイの手から赤い八角形の光が現れ
その光に包まれたドアは、初めからそこに存在していなかったかのように、跡形もなく消滅した。

「ファースト…アンタ…」

アスカは知っていた。その赤い光を。それを使う者達を。
今まで幾度となく目にしてきた。…エヴァ…使徒……
目の前の少女に対し、一瞬にして様々な推測がよぎったが
また一瞬にしてそれらは頭から吹き飛んでしまった。

その今しがた目にした現実離れした光景を更に上回る光景をドアの向こうに見つけたのだ。


上半身を裸にされ、両腕をベッドにくくり付けられているシンジ。
目は開いているものの虚ろで、意識があるかは定かではなかった。

そしてそのシンジの顔にまたがり
狂ったように何度も何度も腰を打ちつける
全裸のコウゾウがいた。

「おうっ!おぅおうおふぉおおおぉうイクイクイグゥッ!!!」


シンジの顔に大量の白い滾りが降り注いだ。

101 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/04/14(木) 01:34:26.25 ID:1gFz69LW0

・・・<予告>・・・

度重なる裏切りにより、シンジの心は壊れてしまった。
生きる屍と化したシンジ。
誰も信じられなくなったアスカ。
シンジという歯止めを失い、暴走し続けるレイ。
逃げたゲンドウ。
ネルフに明日はあるのか?
次回、第3章…は多分ない。
                   ┼ヽ  -|r‐、. レ |
                    d⌒) ./| _ノ  __ノ



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