古泉「 (お茶の味が濃いですね) 」


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トップ 作品一覧 作者一覧 掲示板 検索 リンク SS:キョン「すっかり暗くなっちまったな」

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1 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/11/17(水) 22:04:13.00 ID:TrbriX4m0

古泉「……ん〜、今日もお茶が美味しいです」

みくる「そうですか……」

古泉「おや、どうしましたか?顔色が良くありませんね、体調がすぐれませんか?」

みくる「はい……この頃寝不足気味で」

古泉「そうですか、何か悩み事でも?」

みくる「……なにもないです」

古泉「そうですか……」

みくる「……」

古泉「……(何とか話題を作らないと)」


4 名前:>>2 いやいや濃いですよ[] 投稿日:2010/11/17(水) 22:05:57.34 ID:TrbriX4m0

古泉「……こんなに美味しいお茶を煎れることが出来るなら、いつお嫁に行っても困りませんね」

みくる「こ、古泉君!滅相もない事を言わないでください!」

古泉「え?」

みくる「あ……」

古泉(そんなに驚かなくても……)


7 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/11/17(水) 22:07:39.31 ID:TrbriX4m0

古泉「どうしたんですか?」

みくる「なんでも無いです」

古泉「あんな反応しておいて?」

みくる「なにもないです」

古泉「今日のお茶はいつもよりも濃かったですよ?」

みくる「……なんでもない、ですよ」

古泉「それに……顔色も変です」

みくる「……」

古泉「何があったか分かりませんが、もし何かあったら、僕に言ってくださいね」

みくる「古泉君……」


8 名前:>>5 寝オチかもしれんがよろしく[] 投稿日:2010/11/17(水) 22:08:53.24 ID:TrbriX4m0

バン ゴガ メリ(ドアが開いた効果音ですよ?)

ハルヒ「ヤッフー!みんな集まってる?」

古泉「長門さんは遅れるそうです(今の破壊音は何!?)」

ハルヒ「そう、キョンは?」

古泉「そういえば、トイレに行ってから帰ってきませんね」

ハルヒ「どうしたのかしら……探してくる」

古泉「分かりました」



11 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/11/17(水) 22:10:12.62 ID:TrbriX4m0

ガチャ タタタ…

古泉「それにしても彼は何処に行ったのでしょうか、何も起きなければいいのですが……」

みくる「そうですね……」

古泉「……」

みくる「……」

古泉「……」ズズ

みくる「……」

古泉「……」コト

みくる「……あ、あの!」

12 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/11/17(水) 22:11:29.07 ID:TrbriX4m0

古泉「どうしました?」

みくる「今夜の予定はありますか?」

古泉「いえ、ありませんけど……それがなにか?」

みくる「なら、今夜私の家に泊まってください!」

古泉「……え?」



14 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/11/17(水) 22:12:27.77 ID:TrbriX4m0

みくる「理由は後で言いますから、今はただ頷いてください!」

古泉「あの……」

みくる「お願いです……お願いですから」

古泉「朝比奈さん、落ち着いて」

みくる「何でもしますから!」

古泉「爆弾発言は自重してください」

みくる「どうせエッチな内容の小説ですから!」

古泉「いい加減落ち着け」

みくる「作者は古みく派ですから!」

古泉「朝比奈さん!」ガシ


15 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/11/17(水) 22:13:12.25 ID:TrbriX4m0

みくる「ヒッ!」

古泉「落ち着いてください。理由は分かりませんが、相当大事な事だという事はよく分かりましたから」

みくる「古泉君……ありがとうございます」

古泉「はぁ……何時ぐらいに行けばいいですか?」

みくる「えっと……6時ぐらいに来てください」

古泉「分かりました、6時ですね。晩御飯はどうしますか?」

みくる「私が作りますので、食べないで来てください」

古泉「はい」

みくる「絶対来てくださいね!」

古泉「了解です。晩御飯は期待してもいいですね?」

みくる「はい!頑張ります!」

古泉「ンッフ 楽しみです」ニコッ


17 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/11/17(水) 22:14:19.37 ID:TrbriX4m0

ガチャ

キョン「ノックしてトント〜ン、ん? ハルヒは?」

古泉「貴方と入れ替わりで出て行きました、貴方を探すために」

キョン「そうか……なら俺も探しに行くとしますか」

古泉「お気をつけて」

作者「チョット休ませてください」

19 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/11/17(水) 22:16:20.87 ID:TrbriX4m0

古泉「なに休んでるんですか? ややこしくなるから黙ってください」

作者「……クソ泉」

古泉「あぁ!?」

作者「すいませぇん」

20 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/11/17(水) 22:17:49.71 ID:TrbriX4m0

ガチャ カツンコツン

みくる「ところで、古泉君」

古泉「はい、何でしょうか? (あのクソ野菜作者……後で燃やす)」

みくる「キョン君は涼宮さんを探しに行かない方が良かったですよね? また入れ違いになるかもしれませんし………」

古泉「その心配は要らないでしょう。この学校は意外に狭いですから」

みくる「そうですね。あ、お茶のおかわりいりますか?」

古泉「ええ、お願いします」

みくる「はい、どうぞ」コト


22 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/11/17(水) 22:18:34.75 ID:TrbriX4m0

古泉「ありがとうございます」

みくる「どういたしまして」

古泉「(二杯目は……いつもの味に戻ってますね) 美味しいです」ニコ

みくる「ふふ、良かったです」

25 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/11/17(水) 22:20:04.07 ID:TrbriX4m0

ガチャ

みくる「あら、長門さん。お茶出しますね」

長門「感謝する」

みくる「♪〜」

長門「……古泉一樹」

古泉「何でしょうか?」

長門「朝比奈みくるのホルモンが異常状態、説明を求める」

古泉「さぁ? 僕には分かりませんね」


26 名前:>>23 作者は作者のはずです[] 投稿日:2010/11/17(水) 22:20:58.46 ID:TrbriX4m0

長門「なぜ嘘を突く?」

古泉「……確信がない、と言った方が正しいですね」

長門「わかった」

みくる「あれ? どうしたんですか?」

古泉「いえ、なんでもないですよ」

長門「貴方のホルモンが異常状態、説明を要求する」

みくる「……禁則事項です☆」キラッ

長門(……うぜぇ)


27 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/11/17(水) 22:22:08.93 ID:TrbriX4m0

ガチャ

キョン「お、長門も来ているのか」

古泉「ええ、さっき来たんです」

長門「……聞きたい事がある」

キョン「なんだ?」

長門「朝比奈みくるのホルモン分泌量が異常状態、説明を求める」

キョン「……sorry,I don't know 」

長門「good for nothing」

キョン「Oh……」

28 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/11/17(水) 22:23:47.21 ID:TrbriX4m0

ガチャ

ハルヒ「き、キョンは居るかしら?」

キョン「ん? どうしたんだ?」

ハルヒ「なんだ、居るなら……携帯にでも連絡しなさいよぉ」

キョン「悪かったな、次からそうするよ」

ハルヒ「んっ……そうしなさい」

古泉(涼宮さんの様子がおかしいですね……動きもぎこちない感じがします)

29 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/11/17(水) 22:25:19.50 ID:TrbriX4m0

ハルヒ「集まって貰って…悪いけどっ……今日は休みよぉ」

古泉「了解です」

みくる「ふぇ? わかりましたけど……」

キョン「珍しいな、お前から休みだなんて」

ハルヒ「今日は体調が悪いのぉ……それぐらいっ……気づきなさい!」

キョン「そうか……なら皆は先に帰ってくれ。忘れ物を取りに行く」

古泉「わかりました」

みくる「はい、それではお先に失礼します」

古泉「また後で会いましょう」ボソ

みくる「はい!」ニコッ


31 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/11/17(水) 22:26:34.71 ID:TrbriX4m0

−−−−…
−−−…
−−…

古泉「さて、今は朝比奈さんの家の前にいるわけですが……結構大きい家ですね」

Prr Prr

古泉「おや、彼から電話ですね」


32 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/11/17(水) 22:28:15.21 ID:TrbriX4m0

ピッ

キョン『今大丈夫か?』

古泉「ええ、どうしましたか?」

キョン『ハルヒが今日の活動を中止した事について謝りたいそうだ』

古泉「……そうですか」

キョン『どうした? なにか考えていたようだが』

古泉「いえ、なんでもないです」

キョン『そうか……あ、ハルヒに代わるぞ』

古泉「気持ちだけ受け取ります」



34 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/11/17(水) 22:29:40.41 ID:TrbriX4m0

キョン『そういわずにさぁ』

古泉「と言われましても……あ!仕事が入りましたので、切ります」

ピッ

古泉「おっと……僕とした事が、動揺してしまいました」

古泉「……涼宮さんが無事だといいですけど」



35 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/11/17(水) 22:30:58.52 ID:TrbriX4m0

Prr Prr

古泉「おっと、次は……朝比奈さんですか」

ピッ

みくる『あの……もしかして私の家の前にいますか?』

古泉「おや、ばれてしまいましたか」

みくる『寒くないですか?すぐに入ってください!』

古泉「それでは、お言葉に甘えて入らせていただきます」

みくる『はい、玄関で待っていてください』

古泉「玄関ですね、了解しました」


36 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/11/17(水) 22:32:10.25 ID:TrbriX4m0

ピッ

古泉「玄関のドアが自動ドア……ちょっとした恐怖ですね」

ウイーン

みくる「さぁどうぞ」

古泉「お邪魔します」

みくる「……」

古泉「……」ボケー

みくる「……」

古泉「……」ボケェー

みくる「……あの」

古泉「…! どしましたか!?」

みくる「さっきから様子が変ですけど……どうしましたか?」

38 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/11/17(水) 22:33:15.29 ID:TrbriX4m0

古泉「いえ、とても豪華な家で……緊張してるんですよ」

みくる「そうですよね……私も初めて来た時は驚きました」

古泉「ここで一人暮しですか? ここまで広いとかえって退屈でしょう」

みくる「はい、でももう心配はいりません」

古泉「……誰か来るんですか?」

みくる「もう来てるじゃないですか」

古泉「確かにそうですが、僕は用事が終われば帰ります。また一人になってしまいますね」

みくる「あれ?連絡が無かったですか?」

古泉「え?」

みくる「古泉君はしばらくここに泊まる事になっているはずですけど……」

古泉「I can't believe 」

みくる「You tell a lie. 機関がこの事を言わないはずがありませんよ」

39 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/11/17(水) 22:34:04.03 ID:TrbriX4m0

泉「確かにそうですが……ん?電話が鳴ってる。失礼します」

ピッ

新川「すまん!古泉、わかってくれ」

古泉「新川さん……」

新川「機関の弱みを握られたんだ。交渉出来るのはお前だけ!頑張ってくれ!」

プーップーッ

古泉「朝比奈さん……何をしたんですか?」

みくる「私もよく分かりません」

古泉「……まぁいいです。状況は理解でしましたし、これも仕事の一つだと思えば……」

40 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/11/17(水) 22:34:45.71 ID:TrbriX4m0

みくる「仕事……ですか」

古泉「ええ、これも立派な仕事ですよ」

みくる「なら、もう仕事は終わりですね」

古泉「? どういう意味ですか?」

みくる「多分、その弱みはハッタリです」

古泉「何の為にそんな事を?」

みくる「ここに泊まってもらう為です」

古泉「なんでそんな事を……そんな事をしなくても来ましたよ?」

みくる「禁則事項です」

古泉「貴方はこうなる事を望んでいたのですか」

みくる「禁則事項……です」

古泉「僕はこれからどうすればいいのですか?」

みくる「……禁則事項です」

古泉「う〜ん……困りましたね」

みくる「すいません……」


41 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/11/17(水) 22:35:50.83 ID:TrbriX4m0

古泉「……とりあえず晩御飯を食べますか」

みくる「えっ……」

みくる「は、はい!もう出来ていますのでキッチンに来てきてください」

トテテ トテテ

古泉「お、和食ですか」

みくる「洋食派でしたか?」

古泉「ん〜、どちらかと言えば洋食派ですが、この頃和食を食べていなかったので、ちょうど食べたかったんです」

みくる「ふ〜、そうですか」

古泉「こういうのを『テレパシー』っていうのですね」

みくる「なんか嬉しいですね」

古泉「僕もです」

みくる「ふふ、冷めないうちに食べちゃいましょう」

古泉「そうですね」

42 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/11/17(水) 22:37:09.07 ID:TrbriX4m0

古み「「いただきます」」

古泉「うん……美味しいです」

みくる「もちろんですよ!私が一生懸命作ったんですから」

古泉「おや、これは失礼しました」

みくる「ちゃんと謝ってますか?」

古泉「そのつもりです」

みくる「つもりじゃ駄目です」

古泉「おやおや、それは困りました。僕はどうすれば良いのでしょうか」

みくる「じゃあ、私と……」

古泉「私と?」

みくる「な、なんでもないです」

古泉「……そうですか」

43 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/11/17(水) 22:38:14.52 ID:TrbriX4m0

みくる「……」

古泉「……」パクパク

みくる「……」

古泉「……」モグモグ

みくる「……あの!」カチャ

古泉「どうしましたか?」

みくる「古泉君って……その……」

古泉「?」ズズー

みくる「え……エッチに興味ありますか!?」

古泉「ゴフ!」

みくる「だ、大丈夫ですか!?」

古泉「ええ、見苦しいところを……すいません」

みくる「いえ、私が悪いんですから」

古泉「あの……すいません」

みくる「こちらこそ……」

45 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/11/17(水) 22:39:49.14 ID:TrbriX4m0

古泉「……」

みくる「……」

古泉「……あの」

みくる「はい……」

古泉「僕の聞き間違いでしょうか?」

みくる「多分、聞き間違いじゃないと思います」

古泉「朝比奈さん」

みくる「ひゃい?!」

古泉「いい加減、なにがあったか教えてくれませんか?」

46 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/11/17(水) 22:40:47.57 ID:TrbriX4m0

みくる「話さないと……駄目ですか?」

古泉「ここまで来て、僕には関係がないとは言えませんよね?」

みくる「……」

古泉「思えば、今日の活動はやけに変でしたよね? 作為的に作られた違和感が有りました。」

みくる「……」

古泉「『これは何かあるに違いない』 そう思わせる為にしては、明らかにおかしすぎる。」

みくる「……気のせいじゃないんですか?」

古泉「彼の行動が変だったのも、貴方の差し金でしょう」

みくる「キョン君が変? 普通だったでしょう?」

47 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/11/17(水) 22:41:35.66 ID:TrbriX4m0

古泉「……もうわかっていますよね?」

みくる「……」

古泉「これ以上貴方を責めたくない」

みくる「……」

古泉「それに……貴方に嘘は似合いませんよ」

みくる「……うぅ」

古泉「僕は貴女の味方です」

みくる「古泉君……グスッ」

古泉「大丈夫ですよ、全部話してください」

みくる「……分かりました。でも、ちょっとだけ時間をくれませんか?」

古泉「はい。いくらでも待ちます」

48 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/11/17(水) 22:43:32.36 ID:TrbriX4m0

みくる「ありがとうございます……」

古泉「礼にも及びません。ごちそうさまでした」

みくる「はい!」

古泉「食器はどうしますか」

みくる「私が片付けますから、そこで待っていてください」

古泉「了解しました」

みくる「……」ガチャ ガチャ

古泉「……」ジー

みくる「……」キュッ キュッ

古泉「……」ジー

49 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/11/17(水) 22:44:12.77 ID:TrbriX4m0

みくる「……?どうしたんですか」

古泉「いえ、貴女と結婚したらこんな感じになるのかな? と思いましてね」

みくる「こ……古泉きゅん!」

古泉「ンッフ すいません」

みくる「もう……」

古泉「怒りましたか?」

みくる「ふふ、怒りましたよ」

古泉「そうですか、困りましたね。どうすれば機嫌を直してくれますか?」

みくる「そうですね……これが片付いたら、肩を揉んでください」

古泉「肩揉みですね、分かりました」

みくる「〜♪」ガチャ ガチャ キュット フィギュアット

古泉(朝比奈さん……嬉しそうですね)

50 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/11/17(水) 22:45:03.37 ID:TrbriX4m0

みくる「……ふ〜、終わりました」

古泉「お疲れ様です。ここに座ってください」

みくる「はい、今日は疲れたので強めにお願いします」

古泉「了解しました……こんな感じですか」モミモミ

みくる「もっと下です」

古泉「ここですか?」モミモミ

みくる「まだ下です」

古泉「……ここですか?」モミ?

みくる「違いますよ。20cmぐらい下です」

古泉「え、そこは……」

みくる「……ここですよ」プニ

古泉「あ、朝比奈さん!?」

51 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/11/17(水) 22:45:52.76 ID:TrbriX4m0

みくる「これは……規定事項なんです」

古泉「……」

みくる「私は古泉君の子供を作らないといけないんです」

古泉「……まさか」

みくる「ええ、今までの行動は全部このためです」

古泉「……」

みくる「でも……私は嫌じゃないですよ」

古泉「朝比奈さん……」

みくる「だって私、古泉君の事……好きですから」

52 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/11/17(水) 22:46:33.07 ID:TrbriX4m0

古泉「……嘘はやめてください」

みくる「嘘じゃありません!」

古泉「貴女にも好きな人がいるはずです! 演技はやめてください!」

みくる「古泉君……」

古泉「僕は貴女に冷たかった!それなのに……それなのに!」

みくる「……分かりました」

古泉「はぁ……はぁ……」

みくる「……例え、古泉君は私が嫌いでも……規定事項なんです」

古泉「規定事項に従っているだけですね」

みくる「……」

古泉「今日の貴女はおかしい……狂ってる! もう話さないでくれ!」

バン タタタッ

53 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/11/17(水) 22:47:16.86 ID:TrbriX4m0

みくる「古泉君……」

みくる「そうですよね、好きでもない女の子とエッチをするなんて……おかしいよね」

みくる「あ〜あ、古泉君に嫌われちゃった……これから、どうしよう……ヒグッ」

54 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/11/17(水) 22:48:33.31 ID:TrbriX4m0

みくる「古泉君……」

みくる「そうですよね、好きでもない女の子とエッチをするなんて……おかしいよね」

みくる「あ〜あ、古泉君に嫌われちゃった……これから、どうしよう……ヒグッ」

55 名前:54 ゴメン ミスった[] 投稿日:2010/11/17(水) 22:50:12.50 ID:TrbriX4m0

みくる宅の玄関前)

古泉「はぁ……はぁ……」

古泉(この気持ちは……何なんだ)

古泉(交渉どころか、彼女に怒鳴って出てきてしまった……)

古泉(彼女の話しはちゃんと聞けなかった……)

古泉(彼女は……何も悪くないのに!)

古泉「……機関からの報復が怖いですね」

??「おや、貴方は独り言とかするタイプの人間でしたか?」

古泉「!? お前は……誰だ?」

??「会う時の挨拶は『誰だ?』じゃないですよ」

古泉「……これは失礼」

??「それに、僕の正体ぐらい解るでしょ?」

古泉「知っているから聞いているんです。貴方の名はなんですか?」


56 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/11/17(水) 22:51:18.97 ID:TrbriX4m0

??「禁則事項です」

古泉「……そうですか」

??「本当はもっと一緒に話したいのですが……僕にはあまり時間がありません」

古泉「……」

??「僕が伝えに来た事は……言わなくても分かりますよね?」

古泉「ええ、分かってますよ」

??「早く母さんを慰めてあげてください」

古泉「フフッ、この歳で自分の息子にあうなんて、思いもよらなかったですね」

??「僕も父さんがこんなにチキンだとは思わなかったです」

古泉「おやおや、そんなことを言うように育てた覚えはないですよ」

??「逆に、そんな覚えがあったらちょっと恐怖ですよ?」

古泉「ンッフ、確かにそうですね」

??「その笑い方も……おっともうそろ時間ですね」

57 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/11/17(水) 22:52:06.67 ID:TrbriX4m0

古泉「親子水入らずの時間も終わりですか……短かったですが、会えて良かったです」

??「ええ、僕も会えて良かったです。それでは未来で、また会いましょう」

古泉「それでは……」

古泉「あれが僕の子供……朝比奈さんに似てますね」

古泉「喋り方は僕に似ていましたが、性格は……どっちなんでしょうか?」

古泉「子供を育てる時は、いい性格になるように気をつけなければなりませんね」

古泉「……そろそろ戻りますか」

59 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/11/17(水) 22:52:58.96 ID:TrbriX4m0

(みくる宅)

ピンポーン

みくる「グスッ、どちらさまですか?」

古泉「……どうも、古泉です」

みくる「!?……入ってください」



60 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/11/17(水) 22:54:07.63 ID:TrbriX4m0

ウィーン

古泉「失礼します」

みくる「どうぞ……」

古泉「……」

みくる「……」

古泉「……」



61 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/11/17(水) 22:54:57.01 ID:TrbriX4m0

みくる「あの……」

古泉「すいませんでした」

みくる「えっ?」

古泉「さっきは気が動転して、あんな酷い事を……」

みくる「そんなこと無いです! 私が変な事を言うからですよ」

古泉「いいえ、僕が悪いです。僕は貴女の味方になる、と言っていたのすぐに裏切ってしまいました」

みくる「古泉君……そんなに自分を責めないでください」

古泉「朝比奈さん……ウゥ」

みくる「古泉君が私の味方なら、私も古泉君の味方です」

古泉「ありがとうございます……一つだけ聞きたい事があるのですが」

みくる「なんでしょうか?」

古泉「貴女を好きになって……いいですか?」

終わり

62 名前:ピーman[] 投稿日:2010/11/17(水) 22:55:58.71 ID:TrbriX4m0

作者「さて、問題です」

作者「古泉が電話をしたとき、なぜ動揺したのでしょうか?」

作者「ヒントは、団活動中の会話にあります」

古泉「さて、どうしようか」

作者「!?」グルン



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