ファーザー「宇宙出身、涼宮ファーザー」


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1 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/04/19(月) 15:40:05.87 ID:3aM/uPT/0

ファーザー「もてる男に興味ありません。この中のナオンはわしめがけて特攻するように。以上」

キョン「なんだこの生き物?」

ファーザー「あと、MO(もてる男)は自害し、MNO(もてない男)はわしに使い捨てられる臣民となるんじゃよー」

キョン「ここ、笑うとこ?」

2 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/04/19(月) 15:42:15.04 ID:3aM/uPT/0

キョン「なあ、自己紹介のアレ、本気か?」

ファーザー「……無論。一生懸命生きてるぜ?」
ファーザー「このわしの手にかかれば、どんなナオンも思いのままよ」
ファーザー「そして宇宙人だという秘密を知れば更に……くく」
ファーザー「早く大勢のナオンたちに色んな実験を受けたいにゃー」

キョン「そんなにもてたいのか?」

ファーザー「これだから素人は困るのじゃよー。」
ファーザー「わしのもてっぷり、見たことあるか?」
ファーザー「そりゃあすごいもんだそうじゃぜ?」

キョン「何で疑問系?」

3 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/04/19(月) 15:45:03.42 ID:3aM/uPT/0

谷口「お前、涼宮に話しかけてたな」
谷口「会話が成り立たなかっただろ」
谷口「悪いことは言わん、キョンとやら。あの涼宮ファーザーってのにだけは手を出すな」

国木田「キョンは昔から変わった生き物が好きだよね」

キョン「たに……なんとかはアイツを知ってるのか?」

谷口「名前くらい覚えろ」
谷口「まあ、色々やってるのさアイツは」
谷口「ナオン狩りと称してナンパばっかりだが」
谷口「でもほとんど成功した試しはない」
谷口「涼宮ファーザーが死ぬか、ヤクザに殺されるか、オンナスキーに止められるか、警察に捕まるかのほぼ四択だ」

キョン「それナンパか?」

4 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/04/19(月) 15:47:42.11 ID:3aM/uPT/0

キョン「ナオンに振られるってパターンはないのか?」

谷口「それはほぼ確定事項だ」

キョン「しかし詳しいな」

国木田「谷口も一緒にナンパしてたのかもね」

谷口「もてさせてやるっていうからついていったのに……」
谷口「なぜかいつも警察沙汰だ……」

キョン「お前バカだろ」

5 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/04/19(月) 15:50:24.06 ID:3aM/uPT/0

キョン「なあ、曜日によってコスプレが変わるのはもてる為なのか?」

ファーザー「ちぃ、気づかれたんじゃよー」
ファーザー「わしのファッショナブルなファッションセンスに飲み込まれたナオンの群れ!」
ファーザー「校舎裏の伝説の木の下にはナオンの長打の列よ」
ファーザー「くくく……素敵な青写真じゃろ?」

キョン「とりあえずズボンはいたほうがいいと思うが」

ファーザー「何をいうー!」
ファーザー「貴様、わしを殺す気か?」

キョン「ズボンはいたら死ぬのか?」

6 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/04/19(月) 15:52:46.60 ID:3aM/uPT/0

キョン「お前、全部のクラブに仮入部したって本当なのか?」

ファーザー「いかにも……全校のナオンにもててきましたぜ?」

キョン「迷惑かけて一週間、停学になっただけじゃないか」

ファーザー「それは誤った情報だよ君ぃー」
ファーザー「わしは群がるナオンをちぎっては投げちぎっては投げ」
ファーザー「……そう、忙しかったんじゃよーもてるのに」

キョン「そうか。良かったな」

7 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/04/19(月) 15:54:57.89 ID:3aM/uPT/0

ファーザー「なぜわしがもてないんじゃよー!」

キョン「物理的に無理だからだ。諦めろ」

ファーザー「くっ、生意気な口を叩くキョンスキー」
ファーザー「高校では大勢のナオンがわしをとりあってバトルロワイヤルを開催し」
ファーザー「生き残りがわしに復讐をしかけてくる展開だったはず……」

キョン「復讐されたいのか?」
キョン「まあ、もてないもんは仕方ないだろ」
キョン「妄想の中でもてておけ」

ファーザー「ふむう」

9 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/04/19(月) 15:58:17.04 ID:3aM/uPT/0

ファーザー「注ーもぅーくー!」

キョン「授業中だ、静かにしろ」

ファーザー「わしがなんでもてないのか分かった」

キョン「今更か」

ファーザー「ちょうど今、神から啓示が下ったんじゃよー!」

 神『汝……我が導きし処へとゆけ』

 ファーザー『OK』

ファーザー「もてるクラブを作るんじゃよ?」 ニコ

キョン「思うさま作れ。一人でな」

11 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/04/19(月) 16:00:42.17 ID:3aM/uPT/0

ファーザー「キョンスキー、わしを裏切るのですかー!?」

キョン「というか何故に俺がお前の茶番に付き合わなければいかんのだ?」

ファーザー「くっ……MNOのくせに生意気な」
ファーザー「貴様にはわしのクラブの嬉しさを分かってないと見える」
ファーザー「見よ!この理想クラブの青写真を!」

 ファーザー『えーと、ここに我が部員たちに宣言す。ジークナオン』

 わしらのまえには無数のナオン。

 ナオンたち『ファー様ぁー!』 キャーキャー

 ファーザー『今回は阪神巨人生中継(録画版)を中止し、部員どうしの親睦を深めたいと思います』

 ナオンたち『キャーキャー』

 ファーザー『そして目隠し鬼ごっこに興ずるリトル愚かなわし』

 ファーザー『わあ、ええやんけー、ええやんけー』

キョン「……分かった。少しだけ付き合ってやる」

13 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/04/19(月) 16:03:43.38 ID:3aM/uPT/0

−−

朝倉「キョンくん。涼宮さんと仲がいいみたいね」

キョン「ちょと、やめてくれほんとに」

朝倉「え、でも」

キョン「今でさえクラスから浮きかけてるのに」

朝倉「キョンくんはそんなことないでしょう?」

キョン「配られるプリントがオレとアイツの分が無い気持ち、分かるか?」
キョン「飛び石作戦かよ!」

朝倉「……なんかごめんなさい」

−−

14 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/04/19(月) 16:06:23.00 ID:3aM/uPT/0

キョン「だいたいクラブなんてどう作るんだ?部室もないだろうに」

ファーザー「ほほ……そのへんは抜かりなく対応しておりますぞ」

キョン「なんだその扇」

ファーザー「ここが我らの部室です」

 【文芸部】

キョン「思いっきり他のクラブが入ってるじゃねえか!」

 グググ……

ファーザー「き、きみぃ、その手を離しなさい」
ファーザー「やらせはせん、やらせはせん、助けてー!」

15 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/04/19(月) 16:11:38.82 ID:3aM/uPT/0

 とにかく入る

ファーザー「呼ばれてないのにじゃじゃじゃじゃーん!ガハハ一人うけ!」
ファーザー「ここが今日からわしらの部室なのじゃよ?」

キョン「いや、人いるし」

長門「……」

ファーザー「……ほう」 キラーン
ファーザー「嬢ちゃん、わしは怪しいものでは決して無い」
ファーザー「怪しいどころかとんでもなくナイスミドルなミドルっぷり……」
ファーザー「わしに惚れると焼けどするが、そこをこらえてこその勇者じゃないですか?」

キョン「冗談です」

長門「ユニーク」

16 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/04/19(月) 16:14:10.02 ID:3aM/uPT/0

 事情を説明した(キョンが)

キョン「まあ、嫌だろうし無理にとは言わないから俺たちはもう帰るとするが」

ファーザー「なにぃ?貴様、目的を忘れたか!?」
ファーザー「目の前にナオンが存在してるというのに敵前逃亡とはこれいかに?」
ファーザー「ゆけ、キョンスキー。お前が不様なところを見せて、そのあとわしがフォローする」
ファーザー「これでこのナオンはわしのもの……くくく」

キョン「目の前で作戦説明してどうする」
キョン「というか目的は部室確保だ」

17 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/04/19(月) 16:18:51.81 ID:3aM/uPT/0

長門「構わない」

キョン「え」

ファーザー「ほ、ほんとですか嬢ちゃん!」
ファーザー「こんなに簡単にナオンが手に入るなんて、夢のようじゃぜー」
ファーザー「さあ嬢ちゃんには今からパラダイス銀河がふってくるぜい……あっちのほうから」
ファーザー「題して秘密インターフェイスの秘密!」

 ガスー【時々殴ってなおす】

ファーザー「……部室提供ありがとうございまふ」

キョン「本当にいいのか?」

長門「いい。文芸部は残り私一人だった」
長門「私は本が読めればどうでもいい」

20 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/04/19(月) 16:23:03.04 ID:3aM/uPT/0

ファーザー「ひゃっほう、盛り上がってまいりました!」
ファーザー「しかしまだまだ部員がたりねー!」
ファーザー「というわけで行ってきます」
ファーザー「ザ・グッバイ」

 ガチャ バタン

キョン「あ、こらファーザー」
キョン「……行っちまった」

長門「ユニーク」

キョン「アレはそういうレベルじゃないんだがな」

長門「?」

キョン「落書きのようなオッサンがスペースオペラ調の衣装を着て」
キョン「そして白いブリーフパンツ丸出し……」
キョン「何故あいつは高校生として学校にこれてるんだ?」

23 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/04/19(月) 16:28:12.05 ID:3aM/uPT/0

 ガチャ バタン

ファーザー「……た、ただいまー」

キョン「うお、血まみれ」

みくる「一体何なんです?いきなりこんなところへ連れてきて?」

 ガチャリ

ファーザー「な、なぜ鍵を閉めるのですかー!」
ファーザー「もしや先程のようにサンドバッグにされるのでは……」 ガクガク

みくる「お話によってはそうなりますね」

キョン「お前この人、どこから連れてきた?」

ファーザー「2年の教室でボーっしてるところをスカウトしました」
ファーザー「連れてくる途中に多彩な技をいただきました」
ファーザー「こ、こりゃ、世界を狙える逸品ですよ?」

キョン「お前はどんなクラブにしたいんだ」

25 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/04/19(月) 16:39:27.01 ID:3aM/uPT/0

 キョン、みくるに説明

キョン「……というわけです」
キョン「オレの意見としては、クラブという名目で監視しておき」
キョン「他に被害が出ないようにしたいと」

みくる「そうですか、でも……」

ファーザー「うおお、そのようなふざけた男の言うことを聞いてはならぬ!」
ファーザー「わしのクラブはすごい」
ファーザー「どのくらいすごいのかというと、ジムがガンダムを撃破するぐらい」
ファーザー「……仲間割れじゃろか?」

長門「……」

みくる「……!」
みくる「わたし、入ります」

キョン「え、無理しなくていいんですよ朝比奈さん?」

みくる「いえ、また校内で出会ってドつくのも気が引けますし」
みくる「慣れたら怪我させなくて済みますから」

27 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/04/19(月) 16:44:30.77 ID:3aM/uPT/0

ファーザー「やはり今わしの時代がきた!」
ファーザー「まさに続々とわしのもとに集ってくる……ナオンがじゃよ?」
ファーザー「やはりわしはもてるのですよ、ハハハハハ」

キョン「別にお前が好きで入ってるんじゃないからな?」
キョン「むしろお前の被害が広がらないよう尽力してくれてるんだ」

ファーザー「かーっ!もてない奴のいうことは聞く耳もてねー!」
ファーザー「そして今ここに宣言す」
ファーザー「このクラブの名前は……」

 S 世界各地からナオンが
 O 大勢集まってきたから
 S すごくわしがうれしい

 団 車だん吉って今なにしてるのじゃろか?

ファーザー「ふうむ……ハルヒを超えたじゃろかー?」

キョン「メタなこと言ってんじゃねえ」 

29 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/04/19(月) 16:49:25.11 ID:3aM/uPT/0

−−

ファーザー「さあキョンスキー君……」
ファーザー「今回の作戦は古式ゆかしき伝統のあれで……あのー……あれ?」

キョン「お前人と話すときは内容をよく吟味してからにしろ」
キョン「なんだ作戦って?」

ファーザー「あれじゃよー」
ファーザー「イケメンをえさにナオンを誘き寄せ、そのお古を頂くってやつ」

キョン「お古って……まあ一理あるな。イケメンには集客能力がありそうだ」

ファーザー「ちょうどいい具合に転校生がきてるらしいのじゃよ」
ファーザー「さっそく入団させてくる」
ファーザー「ザ・グッバイ」

 ズドドドドド

キョン「……そううまく入団してくれるわけがないと思うが」

32 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/04/19(月) 17:13:44.76 ID:3aM/uPT/0

古泉「やあ、わたしは謎の転校生、古泉一樹」【声 大塚芳忠】

キョン「お前いいのか?こんな得体の知れないクラブに入って?」

古泉「わたしも健全な白人男子高校生さ。レレレのレディに興味は無論ある」

キョン「そのルックスならナオンに不自由しないだろうに」
キョン「むしろSOS団に入ることで相手にされなくなるぞ?」

ファーザー「ええい!黙れキョンスキー君……」
ファーザー「このMO白人男性の力を利用してわしらが理想クラブを作る」
ファーザー「これは神に与えられた使命であり貴様のようなボンクラには口を挟むことは許可しておらぬ」

キョン「……まあ、本人がいいというのなら構わんが」

ファーザー「よーし。古泉どんには囮としてこれから馬車馬となって働いてもらおうかにゃー」

古泉「よーし、了解したぞ!」 ギギギ

キョン「世の中って想像以上だ」

33 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/04/19(月) 17:21:51.17 ID:3aM/uPT/0

−−

キョン「貸した本の中の栞に呼び出しメッセージってどうなんだ?」

長門「遊び心」

キョン「そうか。キョン「用件はなんだ?」

長門「涼宮ファーザーは普通の人間ではない」

キョン「見れば分かる」

長門「……私も普通の人間ではない」

キョン「もうそういうのはファーザーだけでいっぱいいっぱいなんだが」

34 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/04/19(月) 17:22:55.88 ID:3aM/uPT/0

長門「上手く言語化できるか分からないし、情報の伝達に齟齬が発生するかもしれない」
長門「でも聞いて」

 長門説明中(自分がインターフェイスだって事を)

キョン「お前が宇宙人ねえ……」
キョン「しかしファーザーも自分を宇宙人って言ってたぞ?」

長門「思念体の分析によれば、涼宮ファーザーがいわゆる宇宙人であるということは解析できなかった」
長門「しかし個体としての情報を調べたところ」
長門「涼宮ファーザーのDNAは左巻き」
長門「そのほかにも、例えば変わったアミノ酸でタンパク質が構築されている」
長門「それから細胞内にミトコンドリアの代わりに何だかよく分からないオルガネラが存在する」

キョン「ふーん」
キョン「どういうこと?」

35 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/04/19(月) 17:50:47.39 ID:3aM/uPT/0

−−

ファーザー「SOS団のナオン狩りなんじゃよー!」

キョン「まったく。休日の朝から呼び出しやがって」

古泉「み……みんなのアレはいきりたってるかい?」

キョン「ああ。ナンパと聞くと何かを期待してしまう自分が情けない」

ファーザー(哀れみの目)

みくる「あの、わたしと長門とさんは関係なくありませんか?」

ファーザー「みくる嬢と有希嬢には重要な役目がある」
ファーザー「わしがいかにもてているか、他のナオンたちに広く知らしめ……」
ファーザー「取り残されるのを恐れて二列縦隊でやってくるのをまつんじゃよ、ナオンが」

古泉「おや。サクラ作戦かい?」
古泉「しかしレディたち、わたしの下腹部のほうがより面白い」
古泉「さっそくズボンを下ろしてごらん?」

キョン「こいつ……最低だ」

ファーザー「ふっ……流石はわしに及ばないがMOのにやけ面マスク」
ファーザー「貴様はそのかっこいい集客力を利用し、町中のナオンを捕獲せよ」

36 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/04/19(月) 18:15:06.50 ID:3aM/uPT/0

 サクラ作戦テーマソング

 【檄!モテモテ帝国SOS団】

 引き裂いた 闇が吠え 震えるナオンに
 愛の歌 高らかに 踊りでるわしたち
 心まで 鋼鉄に 武装するナオン
 悪をこっぴどく蹴散らして 正義をしめすのだ(ナオンがいるときのみ)

  走れ 光速の モテモテ帝国SOS団
  唸れ 衝撃の モテモテ帝国SOS団

 「わしたちは正義のために戦うのだ。
  たとえ、それが命をかける戦いであっても、わしたちは 一歩も引かぬ。
  それがモテモテ帝国SOS団なのですか?」

 街の灯が 消え果てて 脅えるナオンに
 虹の色 染め上げて 踊りでるわしたち(どういう状況?)
 暁に 激情を 照らし出すナオン
 悪をめった刺しに滅ぼして 正義をしめすのだ(やくざがいるとき以外)

40 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/04/19(月) 18:24:28.30 ID:3aM/uPT/0

 やはりくじびきをした。

ファーザー「有希嬢と、わしと、にやけと、マン……4人?」
ファーザー「若干不満があるのでくじ引きのやり直しを要求する」

キョン「納得いく結果になるまで終わらせないつもりか?」

ファーザー「くっ……キョンスキーよ。デートなどでは決して無いことを覚えておけ」
ファーザー「みくる嬢に手をだしたら……まあお前が死ぬぜ?」

キョン「お前、俺がもてたら殺すつもりなのか?」

43 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/04/19(月) 19:10:13.53 ID:3aM/uPT/0

−−

 みくるがキョンに説明(未来人だから)

キョン「未来世界では格闘技の修得は必須なんですか?」

みくる「なぜですか?」

キョン「だって初日にファーザーをボコボコにしてたし」

みくる「すみません、禁則事項です」
みくる「でも、ああいう人はムカつきますから」

キョン「気持ちは分かります」
キョン「というか、未来からこの時代にきたのは、やはりファーザーの件で?」

みくる「いえ。ただの観光ですけど?」

キョン「俺に正体をばらす必然性がなくないですか?」

みくる「?」 ボケー

44 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/04/19(月) 19:15:30.66 ID:3aM/uPT/0

 昼になって待ち合わせ場所に戻ってきた。

キョン「……なんでファーザーは血まみれなんだ?」

古泉「やあ、複数の犬に襲われたんだ」
古泉「ちょっとしたスペクタクルだったさ」

長門「すでに息はない」

みくる「ふええ〜!救急車〜!」

キョン「……いや、もう死んでるから警察ですよ」

 ぬぅ

ファーザー「く……それはどうかな明智スキー」

キョン「うわあああ!生き返った!?」

古泉「ははは。みんなの祈りが奇跡を起こしたんだ」 ペッ

長門「ユニーク」

ファーザー「ふっ……死んだごときで殺されるわしではないのよ……犬ごときに」

キョン「死んでたほうが世間とお前、両方にとって良かったろうに」

ファーザー「あほ抜かせ」

46 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/04/19(月) 19:30:58.91 ID:3aM/uPT/0

−−

 古泉から超能力者だということを聞いた(古泉が)

キョン「もう……そういうのはファーザーだけでたくさんだ。出てけ」

古泉「ふざけるんでない」

 ザッ

ファーザー「テレポート!」(言ってみただけ)
ファーザー「ふふ……今いま今、エスパーが必ずもてる!」

キョン「ファーザー……」

47 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/04/19(月) 19:32:11.42 ID:3aM/uPT/0

ファーザー「ナオンなんざ、超能力にかかればいちころよ」
ファーザー「じゃってかっこいい宇宙人なわしがさらにエスパー」
ファーザー「貴様らも神秘のパワーでついでにもてさせてやっても……かまわんぜい?」

キョン「こういう変な刺激を与えないようにしてくれ」
キョン「まあお前も同じ次元みたいだが」

古泉「ううん、なんだか生暖かい正義の心がみなぎってきたぞ!」

ファーザー「ハアアアーーー!ナオンよ来たれり!」

キョン「うるさい!作戦は部室でやれ!殺すぞ!」

ファーザー「こ、殺されるのはいやじゃなー」

48 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/04/19(月) 19:35:24.71 ID:3aM/uPT/0

 この後は別にファーザーに大きな力がある訳でもなく、
 またナオンが大量によってくることもなく、
 むしろ敬遠されることが多く、
 いつのまにか朝比奈さん、長門、古泉もSOS団から抜けていった。
 朝倉は何があったのか血染めのナイフを所持していて、
 警察に捕まって戻ってこなかった(伏線か?)。

 白雪姫とかスリーピング何とかとか言われた気もするが、
 会話相手がファーザーしかいなくなった俺には関係が無い。
 家族は消え、ファーザーど同居が始まり、
 毎日をトンカツ・ナンパ・トンカツ・ナンパの繰り返し(演歌地獄)。

 いるだけスキーの飯炊き兵はわしの楽しみな体から発せられた
 未知のエネルギーに取り込まれその一部分と化した(わしの)

 そして我がSOS団はなるべくして進歩し、
 あと三センチで独立し、神聖モテモテ王国となったのだ。
 ナオンの、ナオンによる、わしらのための身勝手な国、モテモテ王国。
 栄光あれ。

50 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/04/19(月) 19:41:37.20 ID:3aM/uPT/0

−−

キョン「……長門、なんだこれ?」

長門「元文芸部員として、文章を書いてみた。忌憚の無い意見を聞かせてほしい」

キョン「たくさん本を読んでるからって、良い文章が書けるとは限らないという典型だな」

長門「どのへんが悪かった?」

キョン「そう聞かれてもなあ。で、続かないのか?」

長門「……実は少し煮詰まってる。後、二、三時間ほどほしい」(本当はもっと)

キョン「とにかく今日は帰ってよく休め。またエラーを蓄積されてもかなわんからな」

52 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/04/19(月) 19:42:30.43 ID:3aM/uPT/0

長門「次回作にはアンゴルモア大王とヘビトカゲを出す予定」

キョン「そうか。あ、朝倉。長門を家に連れて帰って休ませてくれ」

朝倉「うん。はーい、長門さん。お家に帰ってお薬飲みましょうねー」

長門「その後で執筆活動を」

朝倉「うんうん。たぶん眠くなると思うから起きてからにしましょうねー」

長門「分かった」

キョン「おだいじにー」


 神聖モテモテ王国 著:ながとゆき 絶賛発売中止

【とりあえず終了】

54 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/04/19(月) 19:44:41.18 ID:3aM/uPT/0

 ……もう限界のようです。
 思いつきで書いたけど続けられなかった悲しさ。
 だいたいどっちの作品も完結してないので構わないと思います。(思わない)
 ながいけん先生はやっぱり偉大だなあと思いました。
 キムタクの続きはかかないのかなぁ?
 あと、決して長門に悪意があるわけではなく、ながいけん→ながとゆき と、ちょっと似てたのでつい。



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