長門「性格を変えようと思っている」


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1 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/04/11(日) 19:41:06.22 ID:lsfys8RvO


朝倉「えっ?何でまたいきなり……」


長門「現在、私に内蔵されている性格は内向的であるため、他人との会話や、交流を深めるのが困難。涼宮ハルヒを観察するのに支障が発生する可能性がある」


朝倉(むしろ交流を深めると逆に支障でるんじゃ……ていうかエラーだよねこれ)


朝倉(……もしかして)


朝倉「要するに『皆ともっと仲良くなりたい』ってことだよね?」




2 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/04/11(日) 19:42:57.28 ID:lsfys8RvO

長門「それは違う。あなたと私の会話に齟齬がきたしている。あくまで涼宮ハルヒを観察するのに――」


朝倉「仲良くなりたい、と?」


長門「……そう」


朝倉「(何か可愛い……)そっか。具体的にはどうするの?」


長門「文化的資料からサンプルを見付け、サンプルの性格を分析する」


朝倉「文化的資料って?」


長門「これ」



3 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/04/11(日) 19:44:54.62 ID:lsfys8RvO

朝倉「あぁ漫画ね。つまりは漫画のキャラになりきっちゃおうって感じなのかな?」

長門「……端的に言えば、そう」


朝倉「ふーん。でも統合思念体がその要請に首を縦に振るとはとても――」


長門 「大丈夫。もう許可は得た」


朝倉「……(エラー見逃してますよ統合思念体)」


朝倉「まぁ、いっか。……『みなみけ』?」ペラッ




4 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2010/04/11(日) 19:46:49.78 ID:lsfys8RvO

〈翌日の放課後〉


キョン(さて、部室にいくか。ハルヒは岡部に呼び出されて遅くなるみたいだが……この前の文化祭も「無事」とまではいかずにも終わった事だし、久々に部室でゆっくりとするかね)


ガチャ


キョン「うーっす……」


長門「遅いぞバカ野郎〜」


キョン「……えっ?」




7 名前:>>6すいません減らします[sage] 投稿日:2010/04/11(日) 19:49:12.35 ID:lsfys8RvO

長門「何をやっていたんだこの野郎〜」

キョン「えっ……いや……長門?」

長門「なんだ〜?」

キョン「……いや、なんでもない」

キョン(何かがおかしい……いや明らかにおかしい。Why?何故、俺は長門に罵られているんだ?というか、長門の性格が異常に変わってないか?そしてそれに対して俺は突っ込むべきなのか……?誰かここに来て教えてくれ)


8 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2010/04/11(日) 19:52:44.77 ID:lsfys8RvO

長門「まぁ座りなさいよ」

キョン「あっ、あぁ……(まぁ暫くは様子見だな……)」

長門「……」

キョン「……どうした長門?」

長門「そこは私の席だ」

キョン「(そうだっけか?)悪かった。じゃあ俺は他の席に……って?」

長門「よいしょっと……」

キョン(何故、長門は俺の膝の上にちょこ〜んと座っているんだ?長門曰わく、ここは長門の席で、俺の席ではない。移動したいのだが、長門は何故か俺の膝の上……。)

10 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2010/04/11(日) 19:55:52.46 ID:lsfys8RvO

キョン「長門、俺は席を移動したいのだが……」

長門「ここは私の席だ」

キョン「いやだから……」

長門「何度も言わせるなバカ野郎。ここは私の席だ」

キョン「あっ、あぁ……(『ここ』ってのはつまり、俺の膝の上のことか……いや、それこそ可笑しくないか?いつから俺の膝の上は長門の席になったんだ?……いやこの疑問も違うな。……長門に一体全体、何が起こってるっていうんだ……?)」

12 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/04/11(日) 19:58:48.15 ID:lsfys8RvO

キョン(仕方ない。ここは思い切って聞くべきか……!!)

キョン「長門……」

長門「なんだ〜?」

キョン「……今日、何か変わったことあったか?」

長門「今日か〜?今日はな〜この本を一日中読んでいたよ〜。これがまた、なかなかの感動作でな〜主人公とヒロインが――」

キョン「そっそうか……(どうやら聞き方を間違えてしまったようだ。長門に変なスイッチが入ってしまった。それにしてもよく話すなこの長門は。とりあえず、古泉達が来るまでは、このままでいるとするか……)」

13 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2010/04/11(日) 20:01:15.31 ID:lsfys8RvO

………
……


長門「それが面白くてな〜キョンにも見せてやりたかったよ〜」

キョン「なんですと?!(全国の皆、いま長門が俺のことをキョンって、いま俺のことをキョンって……!ぬわあああああもう意味わかんねぇっ!)」

ガチャ

古泉「遅くなりました〜って、おやおや……」

みくる「すみませ〜んクラスの用事が〜……ふぇっ?」

15 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2010/04/11(日) 20:04:49.63 ID:lsfys8RvO

キョン「あっ、いやこれはその……」

長門「おぉ〜来たかこの野郎〜」

古泉「これはまたずいぶんと楽しそうですね〜」

キョン「うるさい」

みくる「とっ……とりあえずお茶を入れますね〜」

長門「おぉ、丁度私もお茶を飲みたかった所だ。これはあれだ、湯のみを持ってこよう」スッ……テクテク

18 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/04/11(日) 20:08:12.64 ID:lsfys8RvO

古泉「……さて、これはどういうことなのか、詳しくお話を伺ってもよろしいですか?」ヒソヒソ

キョン「顔が近い息を吹きかけるな。そしてそれは俺が聞きたいくらいだ。実は――」

………

古泉「なるほど。あなたが部室に着いた時には、既に長門さんの様子がおかしかったと」


キョン「あぁ。やたらと罵られるし、よく話すし……いつもの長門からは考えられないぜ全く」

19 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2010/04/11(日) 20:11:55.19 ID:lsfys8RvO

古泉「確かにいつもの長門さんらしくはありませんね〜。まるで別人のようです」

キョン「やれやれ、何がなんだか……」

みくる「あっ」

みくる「お茶の葉が切らしてる……昨日ちゃんと確認してなかったからなぁ……ごめんなさい長門さ――」

長門「どうしてくれる」

みくる「ふぇっ?」

20 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2010/04/11(日) 20:15:49.18 ID:lsfys8RvO

長門「このつき出した湯のみの行方をどうしてくれる!」

みくる「ふぇっ〜!?えっえ〜っと〜、近くにお茶屋さんがあります……」

長門「知ってるよ!お茶屋さんがあること知ってるよ!」

みくる「買ってきましょうか……?」

長門「買ってきなさいよ!」

みくる「いっいってきましゅ〜!」タッタッタッ
古泉「おやおや……」

キョン(こいつは本当にあの長門なのか?長門の着ぐるみを着た何かって可能性も……ってまさかな。こんな精巧な着ぐるみなんてある訳ないしな……非現実的過ぎるかね)

21 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2010/04/11(日) 20:18:55.10 ID:lsfys8RvO

ガチャ

ハルヒ「遅れてごっめーん!皆集まってるみたい……ってあれ?ちょっとキョン、みくるちゃんは?」

キョン「おぉハルヒか。朝比奈さんならさっき――」

長門「ハルヒ姉さま、授業お疲れ様です。朝比奈みくるは今、お茶の葉を買いに行っています」

22 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2010/04/11(日) 20:21:15.83 ID:lsfys8RvO

ハルヒ「ゆ……有希?」

長門「どうかしましたかハルヒ姉さま?」
ハルヒ「……いや何でもないわ」

ハルヒ「ちょっとキョン、有希どうしちゃったの?何かキャラ変わってない?」ヒソヒソ

キョン「俺にも分からん。神にでも聞いてくれ……」

23 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2010/04/11(日) 20:24:48.13 ID:lsfys8RvO

ハルヒ「んー……まぁいいわ。あっ!そうそう、今日はもう解散でいいわよ」

キョン「何でだよ」

ハルヒ「来週テストでしょ?そのことでさっき岡部に呼び出されてね。『学校は勉学が優先だから、部活やサークルはテスト前にはテスト休みを設けろ』って説教されたのよ。別にテスト休みなんて無くても、あんなの授業聞いてれば楽勝なのにね」

キョン「テスト……だと?」

24 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/04/11(日) 20:27:16.13 ID:lsfys8RvO

ハルヒ「……あんたもしかして知らなかったの?」

キョン「いや10秒前に知った」

ハルヒ「この馬鹿キョン!」

キョン「今回ばかりはその言葉を否定することが出来そうにない」

ハルヒ「仕方ないわねぇ……あたしが教えてあげるわよ」

キョン「いいのか?」

ハルヒ「SOS団団長として、団員に赤点なんて取って貰ったら困るのよ!恥よ!だから仕方なく特別に馬鹿に薬を塗ってあげるだけ!」

27 名前:支援有難う御座います[] 投稿日:2010/04/11(日) 20:46:28.84 ID:lsfys8RvO

キョン「まだ塗る薬があるなら、俺は馬鹿じゃない訳だな」

ハルヒ「気分を害した。やっぱり教えるの止める。今日は解散」

キョン「是非ともこの大馬鹿野郎な私にお薬を塗って下さいハルヒ様」

ハルヒ「ふん!それでよろしい。どうせならキョンの家でしましょ!久しぶりに妹ちゃんにも会いたいし」

28 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/04/11(日) 20:49:34.68 ID:lsfys8RvO

キョン「俺の家はダメだ。妹の友達の誕生日パーティーをするらしいから、きっと勉強どころじゃなくなる」

長門「あぁ、それなら私の家に来るか〜?」

ハルヒ「えっ?いいの有希!?なら今日は有希の家でSOS団の勉強合宿に決定!みくるちゃんが帰って来たら出発よ!」

キョン「本当にいいのか長門?」

長門「あぁ、せっかくの私の厚意だ。有り難く受けとれ〜」

30 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/04/11(日) 20:53:52.56 ID:lsfys8RvO

キョン「……それじゃ遠慮なく(まぁ、もしかしたら長門の変化の原因が見つかるかもしれないしな……)」

〈長門家〉

長門「ちょっと玄関前で待っておいてくれ〜」

キョン「あぁ、片付けでもするのか?」

ハルヒ「キョン、あんたにはデリカシーというものがないの?」

キョン「すまん。だがな、お前に言われるのはちょっと違うぞ」

31 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/04/11(日) 20:56:09.54 ID:lsfys8RvO

長門「いや、ちょっと邪魔者をな〜追い出すだけだ。」

キョン「そうか(邪魔者?)」

ガチャ、タッタッタッ

長門「おい」

朝倉「あっ長門さん、おかえりなさい」

32 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/04/11(日) 20:58:28.43 ID:lsfys8RvO

長門「ちょっと消えてくれないか」

朝倉「えっ、理由は分からないけど酷くないかなそれは……」

長門「あぁ、それは私の説明不足だったよ。ごめんなさい。実はかくかくしかじかで――」

朝倉「かくかくしかじかって便利な言葉だよね!わかった!つまり、涼宮さん達が帰るまで隠れとけってことね。」

33 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/04/11(日) 21:00:35.88 ID:lsfys8RvO

長門「そういうことだ。……そうだ、ぬいぐるみにでもなっておけばいいよ。☆*◆◎¥£◇★△……」

あしゃくら「どうもあしゃくらです!って、小さくしないでよ〜!」

長門「ずっと隠れているのは酷だろう。小さくして私の近くでぬいぐるみとして置いておくことにしよう」

あしゃくら「……心遣いありがとう」

34 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/04/11(日) 21:05:00.13 ID:lsfys8RvO

長門「よし……」タッタッタッ、ガチャ

長門「待たせたな、入っていいぞ〜」

キョン「んじゃ」

一同「お邪魔しま〜す」

ハルヒ「広いわね〜!」

みくる「お部屋、綺麗ですね〜」

古泉「ほう、ここが長門有希の家か……ふむ。興味深い」

キョン「何か言ったか古泉?」

古泉「……はっ!僕は今何を……」

キョン「……まぁいいや。それにしても、相変わらず綺麗にしてあるなって……長門、そのぬいぐるみ的なものは何だ?」

36 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/04/11(日) 21:12:18.92 ID:lsfys8RvO

長門「あぁこれか。これは『あしゃくら』だ」

キョン「『あしゃくら』……?こりゃまた随分と不気味なぬいぐるみだな(朝倉に似てないかそれ……あまり良い感じはしないな)」

あしゃくら(不気味ですって?あぁ嫌になる。やっぱりキョン君は殺しておくべきだったかな。)

あしゃくら(ってちょっと長門さん、何で私を掴んで……ちょそれ無理いやあああああ)

37 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/04/11(日) 21:15:44.62 ID:lsfys8RvO

ヒュン、ポカッ

キョン「痛っ……おい長門、今このぬいぐるみを投げなかったか?」

長門「あぁ、今のはあしゃくらの意志だ。「不気味ってなに?じゃ、死んで」だそうだ〜」

キョン「はっ……ははっ。そうかそうか(朝倉の怨念なのかこれ笑えないぜ)」

あしゃくら(痛い……しかも心を読まれた……)

38 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/04/11(日) 21:19:25.57 ID:lsfys8RvO

ハルヒ「なに遊んでるのよキョン!さぁ教科書をだしなさい!」

キョン「へいへい……(とりあえず勉強しますかね)」

………
……


古泉「ここでこの公式を使う訳だ。スーッ……それにより、この答えが導き出される訳だ」

古泉「パーフェクトな訳だ」

キョン「なにぶつぶつ言ってんだお前」

古泉「えっ(意識が飛んでた……?)失礼。それにしても……」

39 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/04/11(日) 21:21:56.25 ID:lsfys8RvO

みくる「うわぁ〜長門さん、このお茶とても美味しいですぅ。どこで買われたんですかぁ〜?」

長門「あぁ、これ。これはな〜そこのお茶屋さんでなぁ〜……」

ハルヒ「お茶入れは有希の方が良いのかもね……みくるちゃん、降板!」

みくる「ふぇ〜涼宮さぁん……」

古泉「長門さん達、会話が弾んでいて随分と楽しそうですね」ヒソヒソ

キョン「顔近っ!ん〜まぁそうだな……」
古泉「何かご不満がありそうな顔をしていますね〜」

40 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/04/11(日) 21:24:14.62 ID:lsfys8RvO

キョン「いや不満とかそういうのじゃなくてだな……違和感というかなんというか……」

古泉「まぁ昨日の今日で、1人の人間の性格が180度も変わっていたら、それは違和感を感じられずにはいられないでしょうね〜」

キョン「……(何かが引っかかる。「自分を変えたい」と思うことは人間なら一度はあっても可笑しくないことだ)」

キョン(だがそれにはそれなりの理由があるはず……長門に「自分を変えたい」と思わせる程の大きな理由が……)

41 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/04/11(日) 21:28:25.09 ID:lsfys8RvO

長門「おぉ、もうこんな時間か、皆ご飯を食べていくだろう?」

ハルヒ「有希、料理できるの?」

長門「はい、ハルヒ姉さま。今日はカレーを作ろうと思っています」

みくる「長門さんの手料理ですか〜じゃあ頂こうかな」

古泉「では僕も」

キョン「すまんな長門、何から何まで」

長門「気にするな。じゃあ作ってくるから、まぁゆっくりしといてくれ」

43 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/04/11(日) 21:31:14.96 ID:lsfys8RvO

………
……


長門「すべては愛のターメリック、はらはらハラペーニョ〜……」

古泉「泣かれちゃやだもんシナモ〜ンカルダモンっ!」

長門「無理か〜」

古泉「パプリカ〜」

長門&古泉「コリゴリコリアンダ〜……」

キョン「古泉……お前、頭でも打ったのか?」

古泉「すいません何か体が勝手に反応しちゃって」

45 名前:>>42他は特に考えてないです[] 投稿日:2010/04/11(日) 21:36:15.31 ID:lsfys8RvO

ハルヒ「それにしても今日の有希は雰囲気が全然違うわよね〜」

みくる「そうですよね〜何か活発になった感じですぅ」

ハルヒ「何か妹って感じがして、抱きしめたくなっちゃうわ〜たまにはああいう有希も良いわね」

古泉「うむ……妹か。そんな長門有希も……問題ない!」

キョン「古泉、黙ってろ。気持ち悪い(こいつもキャラ変わってないか?……しかし、こいつらは割と簡単に今の長門を受け入れているな)」

46 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/04/11(日) 21:40:35.25 ID:lsfys8RvO

キョン(……ん?何だこの本?『みなみけ』……?)

キョン(長門の奴、漫画なんか読むのか。意外だな……)ペラッ

キョン(なかなか面白いな。日常ほのぼの系、というやつか……ん?この『チアキ』とかいうキャラの話し方、今の長門に似てないか?)

キョン(もしかして長門は……)

47 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/04/11(日) 21:47:33.48 ID:lsfys8RvO

長門「おい出来たぞこの野郎」

ハルヒ「うわ〜何か本格的ね」

みくる「美味しそうですねぇ〜」

古泉「できあーがぁるぃっ!」

キョン「お前もう帰っていいぞ」

………

ハルヒ「有希、美味すぎよこのカレー!」
長門「お口に合って良かったです、ハルヒ姉さま」

古泉「このカレー……成る程、どうやら俺は必要ないみたいだな、長門有希……!」
キョン「……」

48 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/04/11(日) 21:49:32.15 ID:lsfys8RvO

………
……


〈長門のマンション前〉

ハルヒ「有希、カレー御馳走様!かなり美味しかったわ!」

みくる「またお茶入れてくださいね」

古泉「あはは、あはは、あはははは」

長門「それは良かった。気をつけて帰れよ馬鹿野郎〜」

キョン「あぁ、それじゃまたな」

49 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/04/11(日) 21:51:21.53 ID:lsfys8RvO

一同「ばいばーい」

キョン「……」

長門「……ん〜?どうしたお前は帰らないのか〜?」

キョン「長門、お前に話がある」

長門「ん〜?」

………
……


50 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/04/11(日) 21:53:16.93 ID:lsfys8RvO

〈長門家〉

長門「どうした〜?話って何だ〜?私はもう寝たいんだから、手短に頼むぞ〜」

キョン「……長門、もしかしてお前、SOS団の皆とまだ『心の距離』があるとか思ってないか?」

長門「うっ……なっ何だそれは〜」

キョン「この漫画に出てくる『チアキ』ってキャラ、今のお前に似てるなぁって思ってさ」

51 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/04/11(日) 21:58:35.16 ID:lsfys8RvO

キョン「意外と甘えん坊で、口は悪いけど何だかんだ皆に愛されているこのキャラが、さ」

長門「……」

あしゃくら(それって私のことじゃない?)

キョン「長門、お前はチアキみたいになりたかったんだろ?本当は皆に甘えたり、話をしたり、皆で馬鹿みたいにはしゃいだりしたかったんだろ?」

あしゃくら(長門さんは私にはかなり饒舌だけどね)

52 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/04/11(日) 22:00:24.24 ID:lsfys8RvO

キョン「だからチアキそのものに『なってしまった』そういうことか?」

長門「うっ……」

キョン「別に俺はお前が変わろうとしているのを悪く言わない。むしろ変わろうとするのは良い事だとも思う」

キョン「だがな長門、今の長門はもう、長門じゃない。『チアキ』なんだよ」

53 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/04/11(日) 22:02:04.72 ID:lsfys8RvO

キョン「つまりだな〜、えっと要するに『長門という着ぐるみを着たチアキ』って感じだな……それは長門なんだけど、長門じゃない」

キョン「だからな長門、俺が言いたいことはつまりだな……別にお前はチアキにならなくてもいいんだ。長門は長門なんだから。皆、長門のこと頼りにしてるし、本当に大切な存在だと思ってるはずだ。俺がそう思ってるんだから、多分皆も思ってるだろう」

キョン「無口でもいい。一日中、本を読んでてもいい。長門は長門らしく接してくれれば、それでいいんだ」

54 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/04/11(日) 22:05:15.49 ID:lsfys8RvO

キョン「それが長門なんだから。俺たちの大切な仲間の長門有希なんだからさ」

あしゃくら(随分とお熱いわね若いって素晴らしいね)

長門「……」

キョン「俺の言いたいことはそれだけだ、夜遅くまですまんかったな」

キョン「それじゃ、またな」ガチャ

長門「……」


55 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/04/11(日) 22:06:55.95 ID:lsfys8RvO

キョン(……ふぅ疲れた。憶測で一方的に話をしてしまった)

キョン(……でもまだ1つ引っかかるな。長門の力なら、俺たちの今までの記憶を改編して、『チアキの着ぐるみを着た長門』が、これまでも存在したかのようにすることくらい、簡単なはずだ……)

キョン(……もしかして長門、お前はその気持ちに気付いて欲しかったんじゃないのか?そして一言、言って欲しかったんじゃないのか?)

56 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/04/11(日) 22:09:05.50 ID:lsfys8RvO

キョン(「そのままで、無口で内向的な長門のままで良い」と……)

キョン「長門も、やっぱり寂しかったのかな……」

………
……


長門「……」

あしゃくら「……で、どうするの?」

長門「……あの馬鹿野郎。私はただ――」

57 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/04/11(日) 22:11:47.26 ID:lsfys8RvO

〈翌日の放課後〉

キョン(……部室前まで来てしまったが、考えたらテスト休みだったっけか)

キョン(まぁいいか、部室で独り寂しく勉強でもしときますかね……)ガチャ

キョン「……ん?」

キョン「お前も来てたのか、長門」

58 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/04/11(日) 22:13:05.52 ID:lsfys8RvO

長門「……」

キョン「……その本、面白いか?」

長門「ユニーク」

キョン「そうか」

長門「そう」

キョン「……」

長門「……これ」

60 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/04/11(日) 22:15:03.08 ID:lsfys8RvO

キョン「んっ?」

長門「お茶、入れたから飲んで」

キョン「……ありがとうよ」ズズッ

長門「おいしい?」

キョン「あぁ」

長門「そう」

61 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/04/11(日) 22:16:57.75 ID:lsfys8RvO

キョン(どうやら、元の長門に戻ったみたいだな。とりあえず一安心かって……えぇっ!?)

キョン「……長門、何故お前は俺の膝の上に座っているんだ?」

長門「……」





長門「……ここは私の席」




長門「性格を変えようと思っている」完




64 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/04/11(日) 22:21:17.57 ID:lsfys8RvO

これで終わりです
消失の前触れ的なものを書きたかった、ただそれだけです
こんな駄文を長々と読んで頂き、本当に有難う御座いました



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