つかさ「疲れてきたよ」


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トップ 作品一覧 作者一覧 掲示板 検索 リンク SS:阿笠「三度の飯よりオナニーじゃwwwww」

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1 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/09/22(火) 17:31:20.75 ID:qZm6DTPI0

つかさ「こなちゃん聞いてー」

こなた「なんだいつかさー」

つかさ「この前ね、台所でゴキブリ見つけちゃったの」

こなた「ぅひゃあっ」

   「普通ならそのまま踏み潰してるところだけどね、わたしびっくりしてお菓子こぼしちゃったんだ」

   「頭に来たからさ…とっ捕まえて、青汁と一緒にミキサーにかけて排水溝に流しちゃったよ〜アハハ」

こなた「う、うん…」

2 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/09/22(火) 17:33:12.09 ID:qZm6DTPI0

つかさ「ねえこなちゃん」

こなた「なにー」

つかさ「保冷剤ってあるじゃない」

   「この前意味もなくモニュモニュしてたらさ、穴が開いて内容物が飛び出しちゃったの」

   「でもなかのジェルがジュルルルーって飛び出すのが面白くって、勢いで全部出しちゃったぁ〜」

こなた「う、うん…」

つかさ「あれで赤色だったら、それはもう誰かが吐血してるようにしか見えなかったよ〜」

こなた「うん…」

3 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/09/22(火) 17:34:29.96 ID:qZm6DTPI0

つかさ「ねえこなちゃん」

こなた「なにー」

つかさ「この前通りを歩いてたらね、ガムが落ちてるのに気付かなくって、踏んづけちゃったんだ」

   「もーわたし頭に来て、近くにあったゴミ箱を蹴飛ばしちゃったよぉ〜」

こなた「う、うん…」

つかさ「そしたら近くにいた子供がビックリした顔でわたしの方見てきて、目を離さないんだよねーこれが」

   「それでね、ちょっと怖い顔してキミはガム好き?って聞いたらはい好きですって言うから」

   「わたしの靴についてたガムを食べさせてあげたんだ〜エヘヘ」

こなた「…うん……」

5 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/09/22(火) 17:36:59.66 ID:qZm6DTPI0

つかさ「ねえお姉ちゃん」

かがみ「んー?」

つかさ「耳掻きって気持ちいいよね〜」

かがみ「そうねー」

つかさ「それでこの前嫌なことがあったからさ、麺棒で思いっきり奥の方までグリグリしてみたんだ」

    「そしたら耳クソとは思えないほどの大量の何かが取れちゃってさー」

かがみ「えっ…」

つかさ「多分耳の内側の壁が崩壊していったんだと思うよ 死ぬほど痛かった〜」

かがみ「そ、そう…」

つかさ「エヘヘ お姉ちゃんも気をつけた方がいいよー」

8 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/09/22(火) 17:39:40.47 ID:qZm6DTPI0

つかさ「ねえこなちゃん」

こなた「なーにつかさ」

つかさ「けいおん!っていうアニメが人気高いよね」

こなた「すごいよね〜」

つかさ「登場人物が私たちに似てるってみんな言ってるんだよ〜」

こなた「考えてみれば似てるよねー
     みゆきさんがムギで、かがみんが澪で、つかさが唯d」


つかさ「わたしあんな池沼じゃない」

こなた「え、あ…うん…ごめんね」

つかさ「こなちゃん、いくらなんでもそれは流石に俄かには耐えられない侮辱というものだよ…」

こなた「ごめん……」
(つかさが話振らなかったっけ…)

唯「…」

9 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/09/22(火) 17:42:47.93 ID:qZm6DTPI0

つかさ「ねえお姉ちゃん」

かがみ「なぁに?」

つかさ「ときどき町で自販機の下を必死でのぞいてる人がいるよね」

かがみ「どこにでもいるものよね…」

つかさ「お姉ちゃんは、そういう人どう思う?」

かがみ「最低ね。意地汚いというか、恥を知らないと言うか」

つかさ「そっかぁー…そうだね。お姉ちゃんの中では」

かがみ「…ん?」

11 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/09/22(火) 17:45:29.28 ID:qZm6DTPI0

つかさ「わたし、たまに夜にライト持ってそれやるの」

かがみ「えっ…えっ?」

つかさ「エヘヘ、わたしはお姉ちゃんの中での意地汚い恥知らずなクズなんだぁ。ウンチッチー」

かがみ「い、いや…その…」

つかさ「別にね、お姉ちゃんと敵対するつもりはないんだよ。ただね、そうやって必死に生きてる人、わたし嫌いじゃないってこと」

    「じゃ、おやすみお姉ちゃん」バタッ

かがみ「つかさ…」

12 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/09/22(火) 17:51:21.36 ID:qZm6DTPI0

つかさ「ねえゆきちゃん」

みゆき「はい、なんでしょう」

つかさ「わたしたちはさ、話が進むごとに年取ってるよね」

みゆき「学年が上がってますものね」

つかさ「サザエさんのキャラは違うよね。カッツォもワカメもずっと小学校通ってるよ」

みゆき「作品間の設定の相違というものですね」

つかさ「羨ましいよね…あのガキどもは、年がら年中 『磯野ー野球行こうぜー』 だよぉ…」

みゆき「不死身ですね…」

つかさ「わたしだって、時間を気にせず、一生アリの巣に蜂蜜53万リットルくらいゆっくり垂らしていたい…」

みゆき「いや…それはどうかと…」

15 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/09/22(火) 17:55:53.77 ID:qZm6DTPI0

つかさ「ねえこなちゃん」

こなた「んー」

つかさ「わたしたちって今勉強がんばってるけど、
     これが将来どう役に立つのかとか、考えたことない?」

こなた「あるねー かなりあるよ」

つかさ「わたしも考えたらさ、これの9割5分は役に立たないんじゃない?って思ってきて…」

    「で、また考え直してみると」

    「やっぱりそうなんだよねぇ」

こなた「…」

16 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/09/22(火) 17:59:25.12 ID:qZm6DTPI0

つかさ「ずっとそんなこと考えても、わたしバカだから答えなんか分からなくて」

    「そんな邪念のおかげで成績伸びなくて、またバカになる」

    「悪循環ってやつだネ」

    「じゃ、こなちゃんまた明日〜!」


こなた「つかさ…」

18 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/09/22(火) 18:03:34.54 ID:qZm6DTPI0

夜道

つかさ「…」トコトコ


ぬこ 「んにゃ」トコトコ

つかさ「わぁ、こんばんはネコさん」

ぬこ 「うにゃぁー」ゴロゴロ

つかさ「よし 弁当で残したニンジンをあげよう」

20 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/09/22(火) 18:09:11.67 ID:qZm6DTPI0

ぬこ 「…」シャー

つかさ「わっ、おしっこしてるよぉ…犬っぽい」

つかさ「夜だし、わたしも電柱におしっこかけよ」ジャーー

ぬこ 「!?」


つかさ「んー?人間様の路上でのたかが放尿行為に、猫ごときが文句垂れる気なのかな?ねぇ?」

ぬこ 「…」フルフル

つかさ「いい子だね、文句があったらきみにおしっこかけてるとこだったよ」


つかさ「夜はこーゆーことできるからたまらないよ…」

22 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/09/22(火) 18:13:39.51 ID:qZm6DTPI0

夜のコンビニ

店員「シャセー」


つかさ「別に用事はないけど…プリンでも買って帰ろうかな」


チンピラ共「おーい女子高生がこんなとこに夜遅くいたら危ないぜぇ〜」

      「襲われても知らないよーハハハ」

つかさ「…」


クワッ キョムッ

チンピラ共「おいなんだあの顔…すげぇムカつくぞこら!」

      「ナメんなよ!このアマ」

      「どうやったらあんなムカつく顔が…」

      「レイプすんぞこのカワイコちゃんが!」

つかさ「逃げろぉー」ピュー

24 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/09/22(火) 18:16:26.30 ID:qZm6DTPI0

つかさ「…なんてことも3日くらい前にあったよ」

かがみ「だ…大丈夫あんた!?ケガは無かったの?」

つかさ「大丈夫だよ〜この通り」

かがみ「まったくあんたは…無茶ばかりするんだから」

つかさ「エヘヘ…お姉ちゃんみたいに頭が良かったら、こんなことする必要なかったのにね」

かがみ「え…どーゆーことよ」

25 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/09/22(火) 18:18:28.87 ID:qZm6DTPI0

つかさ「わたしアホだから、あんなクズどもに声かけられたことのストレスの解消法なんて分からないから、
     ああやってその場でハッサンするしかなかったんだよ」

かがみ「…」

つかさ「そうじゃないと苛立ちで安眠できないから…」

かがみ「そ、そう…(吉良吉影かよ…)」

27 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/09/22(火) 18:23:30.85 ID:qZm6DTPI0

つかさ「ねえこなちゃん」

こなた「なんだぁい」

つかさ「ポケモンってさ、レベル30〜40あたりが一番面白いよね」

こなた「あ〜分かるよそれー」

つかさ「強くなったな〜って気がして」

こなた「最終進化がその辺りだもんね」

つかさ「うん」

こなた「」

つかさ「」

こなた「えっと…それだけ?」

つかさ「うん、これでわたしの話は終わり」

こなた「あ、そう…」

つかさ「ハートゴールドなんて持ってないよ?」

こなた「そう…」

28 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/09/22(火) 18:32:57.35 ID:qZm6DTPI0

つかさ「ゆたかちゃん」

ゆたか「何ですか?」

つかさ「ゆたかちゃんてさ、誰にも好かれそうだよね」

ゆたか「えっ…そんなことないです…」

つかさ「かわいいし優しいし、自信持っていいんだよ!」

ゆたか「あ…でもわたし、体ちっこいし、病弱だし…」

つかさ「あのね、女子にとって体弱いっていうのは長所にもなり得るんだよ」

ゆたか「そ、そんなもんですか…?」

つかさ「そうだよ!だからね、ゆたかちゃんはもっと堂々とするべきだよぉ」

ゆたか「あ、ありがとうございます。なんか嬉しいです…」

つかさ「エヘヘ〜」

29 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/09/22(火) 18:35:39.28 ID:qZm6DTPI0

ゆたか「でも、なんで突然こんなこと言ってくれたんですか?」

つかさ「んー?なんか急に、誰かを褒めたくなっちゃったからだよ」

   「それじゃゆたかちゃん、またね!」


つかさ「言っちゃえば、わたしより確実に弱いゆたかちゃんを褒めることで、優越感に浸ってるだけだけどねぇ〜」

   「ゆたかちゃんには、そんなことすら察することはできなかったかな?ウンチッチー☆」

ゆたか「つかさ先輩、いい人だ〜…」

30 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/09/22(火) 18:40:34.67 ID:qZm6DTPI0

つかさ「ねえゆきちゃん」

みゆき「なんでしょうつかささん」

つかさ「ゆきちゃんてさ、勉強できるしお金持ちだし、すごい美人設定だしで…」

   「考えてみれば、すんごく美味しい設定だよねぇ」

みゆき「そ、そんな…恥ずかしながら…」


つかさ「でも、設定だけ美味しくて扱いは極めてゾンザイだよね」

みゆき「…」

つかさ「わたし、ゆきちゃんのこと羨ましいとは思うけど、ゆきちゃんになりたいとは絶対思わないなぁ〜」

みゆき「」

つかさ「それじゃゆきちゃん、じゃあね〜!」

31 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/09/22(火) 18:44:48.03 ID:qZm6DTPI0

つかさ「あ、春日部さん」

みさお「日下部だってヴぁ…」

つかさ「ごめんなさい、素で間違えちゃった…」

   「こんにちは、日下部みさえさん」

みさお「みさおだってヴぁ!」

つかさ「あっ、ごめんね…」

つかさ「それじゃ、またねーみさお!」

みさお「呼び捨てかい…」


みさお「何しに来たんだあのヒイラギ妹…」

33 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/09/22(火) 18:50:08.91 ID:qZm6DTPI0

つかさ「あ、岩崎さん」

みなみ「…」

つかさ「こんにちは!」

みなみ「こんにちは」

つかさ「それじゃ、またね!」

みなみ「」コクリ

34 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/09/22(火) 18:54:01.67 ID:qZm6DTPI0

つかさ「あ、峰岸さん」

あやの「あら、柊ちゃんの妹さん、こんにちは」

つかさ(えっと、この人は…)

   (確かこの人だけ、単独のキャラソン持ってなかった…)

つかさ「お、お互い頑張ろうね!それじゃね〜」

あやの「え…?う、うん…」

35 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/09/22(火) 18:59:35.69 ID:qZm6DTPI0

つかさ「ねえお姉ちゃん」

かがみ「なに…?」

つかさ「なんでもないよ、そんなに身構える必要もないよぉ」

かがみ「なっ、身構えてなんかないわよ…」

つかさ「そっか」

かがみ「そうよ」

つかさ「それじゃお姉ちゃん、おやすみぃ〜」バタン

かがみ「…」

36 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/09/22(火) 19:04:34.73 ID:qZm6DTPI0

こなた「やっほーかがみん」

かがみ「おーっす」

こなた「…つかさはいないの?」

かがみ「ん…別に来ちゃった」


こなた「なんかさ…近頃つかさ、おかしくない…?」

かがみ「私もそう思う…その、なんか怖いのよあの子…」

こなた「なんかつかさが疲れるようなことあった?」

かがみ「知らないわよ…受験もまだずいぶん先だし」

こなた「う〜ん…どっか遊びに誘ってみる?」

かがみ「んー…」

37 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/09/22(火) 19:08:18.26 ID:qZm6DTPI0

夜道

つかさ「猫ちゃん、こんばんは」

ぬこ 「う、うにゃあ…」ビクビク

つかさ「もぉ〜何もしなかったらひどいことしないよ」




つかさ「毎夜憂さ晴らしに徘徊して…意味も無く猫とじゃれあって、コンビニ行って…」

   「将来のことなんて考えたことないし、多分考えても見出せないんだろうなー」

   「考えてみたら…勉強の意味とかよりも空虚なのは、わたしの人生なのかな…」




つかさ「そろそろ…潮時かなぁ…」

ぬこ 「んにゃぁー…?」

つかさ「何でもないよ。それじゃ猫ちゃん、またね」

39 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/09/22(火) 19:11:51.77 ID:qZm6DTPI0

つかさ「やるならどこで、どういうふうにやればいいのかな…」

   「あまり人に迷惑はかけたくないけど」

   「でも、死ぬならカンケイないかぁ…」

prrrrrr

つかさ「ん」

こなた「あ、つかさー?明日暇かい?」

つかさ「んー暇だよ〜」

こなた「そんじゃあたしとかがみんと3人で遊びにいかない?」

つかさ「…うん、いいよー。どこ行くの?」

こなた「決めてないけど、町で買い物とかかな〜 かがみんも服が欲しいって言ってたし」

つかさ「分かったー。それじゃ、また明日、お姉ちゃんと一緒に行くよ〜」

こなた「うん、おやすみ〜」

40 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/09/22(火) 19:17:59.06 ID:qZm6DTPI0

つかさ「3人で遊ぶなら、お姉ちゃんから言ってもよかったと思うんだけどなぁ…電話じゃなくて」


ガチャ

つかさ「あ、お姉ちゃん」

かがみ「あっ…」

つかさ「明日3人で遊びに行くんだよね?一緒に行こうね」

かがみ「…うん」

つかさ「なんかあった?お姉ちゃん」

かがみ「いや、なんでもないわよ…それより明日、あんた起きれるの?」

つかさ「大丈夫だよーもぉなめないで欲しいなぁ」

かがみ「そ、そうよね…それじゃ、おやすみ」

つかさ「おやすみ〜」

44 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/09/22(火) 19:20:43.39 ID:qZm6DTPI0

次の日

こなた「晴れたね〜」

つかさ「そだねー」

こなた「かがみん、行きたい店とかあるんでしょ?」

かがみ「ん、まぁいろいろまわりながらにしましょ」


こなた「それでさーお父さんがねー」

つかさ「何それ〜くたばったカマキリみたいー」

かがみ(話してる分には普通に見えるんだけど…)

つかさ「お姉ちゃん〜?」

かがみ「んっ」

つかさ「どうしたの?目がすいすい泳いでたけど」

かがみ「すいすい泳いでないわよ…」

46 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/09/22(火) 19:23:18.44 ID:qZm6DTPI0

帰り

つかさ「結構まわったけど、買ったものは意外に少ないんだね」

かがみ「んーなんか思ったのが無かったかな…」

つかさ「そっかぁ」

かがみ「うん…」


つかさ「お姉ちゃん、具合でも悪いの?なんか調子おかしいけど」

かがみ「…」

48 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/09/22(火) 19:26:59.26 ID:qZm6DTPI0

かがみ「おかしいのはつかさでしょ…」

つかさ「ん…?」

かがみ「なんか最近のあんた、変だよ…雰囲気っていうか…空気が…」

つかさ「んー」

かがみ「なんかあったの…?疲れるようなことが…」


つかさ「お姉ちゃん…わたしね、人生に疲れてきてるんだよね」

50 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/09/22(火) 19:33:01.48 ID:qZm6DTPI0

つかさ「うん…自分でも近頃卑屈になってるのは感じてるよ」

    「なんかさ…空っぽなんだよね、私の人生って」

かがみ「そっ…そんなこと…」

つかさ「それでさぁ…近頃なんか楽しいこと見つけようとしてるんだけど、
     あまり見つからなくてさ…」


つかさ「自殺とかも考えちゃったりね…エヘヘ…」

52 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/09/22(火) 19:35:43.18 ID:qZm6DTPI0

つかさ「…ふぅー…ちょっとスッキリしたかな…」

    「さ、帰ろう?もう夜遅いよ」


かがみ「死んでいい人間なんて…いるわけないじゃない」

つかさ「…」

かがみ「つかさが死んじゃったら…悲しむ人が…いっぱいいるでしょうが…!」

つかさ「んー…どうかなぁ…」

かがみ「こなたとか…みゆきとか…家族のみんなとかが…悲しむのよ…」ウルウル

つかさ「んー…」

かがみ「でも…私が一番悲しいわよ…!」

54 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/09/22(火) 19:40:06.34 ID:qZm6DTPI0

かがみ「ダメ!つかさが死んだら嫌だよ!
     もう死にたいなんて…言わないでよ…うぅ…」

つかさ「…ありがと、お姉ちゃん」

かがみ「バカバカ!つかさのばかぁ!」

つかさ「ごめんね…ごめん…もう言わないよ。だから泣かないで」

かがみ「つかさのバカぁー…」

つかさ「もうすぐ泣いて…かわいいなあお姉ちゃんは」

55 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/09/22(火) 19:43:07.14 ID:qZm6DTPI0

つかさ「さ、もう帰ろう?だいぶん暗くなっちゃったから」

かがみ「うん…」

つかさ「ほら、手繋いであげるから。ね?」

かがみ「ん…」


つかさ(あ、なんか懐かしいな…こうやって帰るの)

57 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/09/22(火) 19:47:27.04 ID:qZm6DTPI0

つかさ「わたしが死んだら…悲しむ人がいる、か」

つかさ「ちょっと嬉しかったな…」


つかさ「もうちょっと、頑張ってみようかな」


つかさ「うん」

58 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/09/22(火) 19:48:15.63 ID:qZm6DTPI0

ぬこ「んにゃあぁ」

つかさ「こんばんは、猫ちゃん」

ぬこ「にゃあ」

つかさ「あなた、毎晩ここらへんにいるね〜 暇人なの?」

    「あ、人じゃないか…暇猫だね、うん」

    「今晩から、あなたの名前は暇猫ちゃんだよ!」

ぬこ「んにゃ?」

つかさ「エヘヘ…それじゃおやすみ、暇猫ちゃん…」

59 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/09/22(火) 19:49:01.40 ID:qZm6DTPI0

つかさ「最近のわたし、そうとう荒んでたんだろうな…」

    「何事にも卑屈だし、友達にもひどいこと言ってたかも…」

    「とくにゆきちゃんにひどいこと言ってた気がする」


つかさ「よし!明日から卑屈はやめよう、ポジティブに生きよう」

    「友達にも、ちゃんと接しよう」

    「お姉ちゃんとも…仲良く暮らそう…」

60 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/09/22(火) 19:51:00.25 ID:qZm6DTPI0

つかさ「ただいまー」ガチャッ


カサカサカサカサ


つかさ「んっ…久しぶりのゴキちゃん…」

つかさ「悪いけど、あなただけは好きになれないよ」


つかさ「見ちゃったものはしょうがないよね…!」

つかさ「どこいったー!今晩中に見つけるよぉー!」


END



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