ハルヒ「ハンッアンンッキョンッ!キョンッ!イクッイクッアアアアアアアアアアアアアアアン」


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1 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2009/09/20(日) 14:46:04.38 ID:PFFq9wXd0


ハルヒ「ハンッアンンッキョンッ!キョンッ!イクッイクッアアアアアアアアアアアアアアアン」

ガラガラ

キョン「......お前俺の机の上でなにやってんだ?」
ハルヒ「!?あんたこそ急に教室入ってきてなによ!」
キョン「俺は忘れ物を取りに来ただけだ、どうして俺の机の上で股を開いてるんだ?」
ハルヒ「ちょっとかゆかったのよ(ヤバッ」
キョン「どうして俺の机の上でかかなきゃならんのだ!かくならもっとほかの場所があるだろう」
ハルヒ「べ、べつにどこで何しようが私の勝手でしょ!そうね、そんなだからあんたは一生童貞なのよ」
キョン「はぁ?俺は童貞だがそれとお前が机の上で股開いてることとは関係ないだろ」
ハルヒ「関係あるわよ」
キョン「俺には分からんな」
ハルヒ「キョン.......どうしてさっき私があんなことしてたか知ってる?」
キョン「知らないし、知りたくもないわ!」
ハルヒ「!?」

3 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2009/09/20(日) 14:47:50.30 ID:PFFq9wXd0

キョン「だいたい俺は忘れ物を取りに来ただけだしな」
ハルヒ「そう........」
キョン「どうせだし一緒に帰るか?」
ハルヒ「!?キョンは一緒に帰りたいの?」
キョン「どっちでもいい、お前が嫌なら一人でもかまわんぞ」
ハルヒ「一緒に帰ってあげてもいいわよ」
キョン「そっかじゃぁ帰るぞ」
ハルヒ「私に指図しないでよね!」
キョン「ハイハイ」
ハルヒ「それと、私は一緒に帰ってあげてるだけなんだから勘違いしないこと!」
キョン「何をだ?」
ハルヒ「色々よ、色々」
キョン「??部活帰りにいつも一緒に帰ってるだろうが」
ハルヒ「今日はいつもと違うでしょ!」
キョン「何がだ?」
ハルヒ「.......(二人きりじゃない」


全部書ききってるんで暇だったらみてくださると嬉しいです

4 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2009/09/20(日) 14:48:51.16 ID:PFFq9wXd0

キョン「ん?よく聞こえなかったんだが」
ハルヒ「.......別に、何も言ってないわ。ただの独り言よ」
キョン「ならかまわんがこの状況どうやって帰る?」
ハルヒ「雨が降ってるわね」
キョン「傘もってきてるか?」
ハルヒ「ないわよ私が来るときは快晴だったもの」
キョン「俺も来るとき晴れてたんだがな」
ハルヒ「天気予報でも今日は一日晴れだったのにおかしいわね」
キョン「まぁこんな時のために置き傘してるから心配するな」
ハルヒ「へーキョンでもたまには頼りになるじゃない」
キョン「でも傘は一本しかないぜ、相合傘でもいいか?」
ハルヒ「私は別に....いいいわよ」
キョン「よし!じゃ帰るか」
ハルヒ「うん」

5 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2009/09/20(日) 14:50:34.96 ID:PFFq9wXd0

キョン「やっぱ二人だと狭いな」
ハルヒ「そうね....(もっと近寄ればいいのに」
キョン「ん、なんか言ったか?」
ハルヒ「なんでもないわ、それよりさっきの教室での事本当に気にならないの?」
キョン「だからそんなの知ってどうなるんだよ、お前が教えたいのなら教えればいいし俺は無理に聞こうとは思わんよ」
ハルヒ「そう.....(やっぱやさしいのね」
キョン「最近お前なんかおかしくないか?」
ハルヒ「そうかしら、自分では実感できてないわ(おかしいのは元々だもの」
キョン「なんか他のみんなと話してる時は普通なのに俺と話すときだけ挙動不審になってる気がするんだが気のせいか?」
ハルヒ「そ、そんなことないわよ」
キョン「ほらまた......まぁ俺の事が嫌いでってわけではないんだな?」
ハルヒ「うん(当たり前じゃない」
キョン「そっか、もしかして俺の事嫌いになったんじゃないかってずっと悩んでたんだぜ?」
ハルヒ「なんでそんなに悩むのよ(もしかして私の事...」
キョン「だってハルヒは大切なSOS団の仲間であり団長だろ?」
ハルヒ「(仲間かぁ・・・」

6 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2009/09/20(日) 14:52:05.82 ID:PFFq9wXd0

キョン「あのな、ハルヒ、実はお前に一つ言いたいことがあるんだ、いつもは恥ずかしくて言えないけど今日はなんか言える気がする」
ハルヒ「な、なによ(こ、これはキタ━(゚∀゚)━!!!!!って奴かしら」
キョン「じゃぁ言うな、ハルヒ..................ありがとう」
ハルヒ「??なによいきなり(なんか感謝されるような事したかしらってかアレレ?」
キョン「いつも嫌々お前等とつるんで色々やってるように見えたかもしれないが心の底ではいつも楽しくて仕方なかったんだ」
ハルヒ「そうだったの?(もしかしてマゾ?」
キョン「あぁ、だから俺の高校生活を楽しくしてくれてありがとうってずっと言いたかったんだ」
ハルヒ「そう.....別にあんたのためだけにつるんであげてる訳じゃないんだからね!団長はいつも団員の事を一番に思ってるだけなんだから!」
キョン「うん、それでもありがとう嬉しいよ」
ハルヒ「(カァアアアア何よその笑顔反則じゃない」
キョン「あ、もうすぐお前の家に着くぞ」

7 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/09/20(日) 14:53:57.26 ID:PFFq9wXd0

ハルヒ「キョン、濡れたでしょ?シャワー浴びてきなさいよ」
キョン「え、いやそんなことしたら悪いだろ」
ハルヒ「全然かまわないわ、両親は旅行中だし......」
キョン「ならなおさら悪いだろ、家の人いないのに勝手にシャワー借りるのは悪い気がする」
ハルヒ「いいから浴びてきなさいよ団長は団員の事をいつも一番に思ってるって言ったでしょ!(両親不在って教えたのに.....」
キョン「.......そっか分かった、浴びさせてもらうことにする」
ハルヒ「それでヨシ!着替えはパパの置いとくから着ちゃってていいわよ」
キョン「何から何まで悪いな(パパ......」
ハルヒ「いいから早く浴びちゃいなさいよ」
キョン「あぁ」

ハルヒ「(ハァハァキョンのパンツ....」
キョン「どうかしたのか?」
ハルヒ「なんでもないわゆっくり浴びてなさい!」


8 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/09/20(日) 14:56:45.06 ID:PFFq9wXd0

キョン「ふはぁースッキリしたぜ、ありがとなハルヒ」
ハルヒ「団長として当然の事をしたまでよ(喜んでくれたみたいで嬉しいわ」
キョン「おぅ、んじゃ長居も迷惑だろうし帰るとするかな、借りた服はちゃんと洗って返すからな」
ハルヒ「うん。........ちょっと話してかない?」
キョン「ん?おまえが迷惑じゃないなら俺は別にかまわんが」
ハルヒ「そう、ありがとう」

11 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/09/20(日) 14:58:40.40 ID:PFFq9wXd0

キョン「んで、どんな話するんだ?」
ハルヒ「...............えっとさ、私がこれまでたくさんの男を振ってきたってのは知ってるわよね?」
キョン「知ってるぞ、谷口が入学してすぐに教えてきた」
ハルヒ「私が振ってきた理由は知ってる?」
キョン「確かお前のよく言う未来人、宇宙人、超能力者みたいなおもしおろい奴がいなかったからだろ?」
ハルヒ「まぁそれも理由に入るわね、けど一番の理由は本気で相手に惚れることができなかったからかな」
キョン「一度もか?」
ハルヒ「ええ、ちょっと好きかなって思うことはあっても本当に好きなのかは分からない、中途半端な気持ちでなら付き合いたくないもの」
キョン「お前谷口と付き合ったことあるんだよな?」
ハルヒ「試しにね?本当に好きなのかどうか試してみたことは結構あるわよ、あいつの場合はご飯奢ってくれるって言ったから、付いてっただけだけどね」
キョン「ほぉ、どこで奢ってもらったんだ?」
ハルヒ「CoCo壱よ」
キョン「・・・・・・」

12 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/09/20(日) 15:00:49.79 ID:PFFq9wXd0

キョン「お前も意外に一応恋愛についてよく考えてるんだな」
ハルヒ「私だって一応乙女だもの(今はあんたのことで頭いっぱいよ」
キョン「俺も最近、佐々木に相談させられて色々考えさせられてるんだよなー」
ハルヒ「佐々木さん?」

キョン「最近またメールするようになってな、恋愛相談してやってるんだよ」
ハルヒ「キョンが相談相手じゃ相談にならなそうだけどね」
キョン「俺もそう思って言ってやったんだがどうも俺に聞いて欲しいらしくてな」
ハルヒ「で、どんな内容なの?」
キョン「なんかあいつにも好きな奴ができたらしい」
ハルヒ「どんな相手なの?」
キョン「中学の同級生で昔から気になってはいたんだが通う高校が違うようになって相手の事が本当に好きだってことに気がついたらしい」
ハルヒ「・・・・・へぇ」

キョン「同級生だったら俺も知ってる奴だろ?なのにあいつ聞いても教えてくれないんだよ」
ハルヒ「・・・・・へぇ(なんでここまで鈍感なのよ」
キョン「あいつおかしいだろ?普通教えてくれるよなぁ」
ハルヒ「・・・・・もしかして佐々木さん、キョンのこと嫌いなんじゃない?嫌いな人には好きな人なんて教えたくないじゃない」
キョン「そうなのか?・・・・・・・だとしたらなんで俺に相談なんてしてきたんだろう」
ハルヒ「たぶん相談できるような友達がいないのよ」
キョン「そっか、だとしたらもっと親身になって相談に乗らないとないけないな」
ハルヒ「え?」

13 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/09/20(日) 15:01:56.00 ID:PFFq9wXd0

プルルルルップルルルッ ダンッダンッダンッダンッンッPlease don't say You are lazy だって本当はcrazy

キョン「お、佐々木からメールだ、なになに大事な話があるから今すぐあの喫茶店に来て欲しいだと?」
ハルヒ「急に来て欲しいなんて非常識な娘ね(着信音には触れないでおくわ」
キョン「ああ、だけどそれだけ急な用事なんだろ早く行ってやらなきゃ」
ハルヒ「私も一緒に行ってあげるわあんただけだと心細いでしょ?(絶対阻止するわ」
キョン「おう、頼むな」
ハルヒ「そうと決まれば急ぐわよ」

14 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/09/20(日) 15:03:59.18 ID:PFFq9wXd0

ファミレス

佐々木「キョン、なんで涼宮さんまで来てるのかな?」
キョン「いやさ大事な話って例の恋愛相談絡みだろ?だったら俺よりこいつの方が頼りになるだろうと思って連れてきたんだが悪かったか?」
佐々木「......まぁいいか」
ハルヒ「キョンなんかじゃ頼りにならなかったでしょ?私にどんどん相談しちゃってよね(フフフ」

佐々木「じゃぁお言葉に甘えてさっそく、涼宮さんの好きな食べ物ってなに?」
ハルヒ「えっ別に好き嫌いないしどれも好きよ?(なんでこんなことを私に聞くのかしら」
佐々木「じゃぁ休日はどんな風に過ごしてる?」
ハルヒ「んー大抵SOS団の団員達となにかしらおもしろい事をしてるわね(だからなんで?」
キョン「おい、佐々木大事な話あるんじゃなかったのか?早くそっちを話せよ」
佐々木「キミにはちょっと黙っていてもらいたいのだが.....まぁいい本題に入ろう、涼宮さんはいままで本気で人を好きになったことってあるかな?」
ハルヒ「ギクッえっと.....(現在進行形なんだけど....だからなんで私に聞くの?」
佐々木「答えられないのなら無理に答えなくていいよ、僕には最近初めてそういう人ができたんだ」
キョン「中学の同級生だった奴だろ?」
佐々木「今は違うよ、そいつの鈍感さに嫌気がさしてそいつのことはむしろ嫌いになった」
キョン「ほぉーそいつは滅茶苦茶どんまいな奴もいたもんだ」
ハルヒ「(キョン、痛いわよ」

18 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/09/20(日) 15:06:06.58 ID:PFFq9wXd0

佐々木「だけどねこの前そいつの近くにいた子に僕は恋をしてしまったんだ」
ハルヒ「一目惚れって奴?」
佐々木「そうかもしれない、だけどそいつとその子が話してるとこ見てるとなんか胸が熱くなって....こんなの初めてなんだ」
ハルヒ「それは絶対恋ね、その子にもっとアタックするべきよ(もしかして古泉君かしら」

佐々木「そうだよね、僕頑張るよ」
ハルヒ「私もあなたの恋が実るように出来る限り全力で応援するわ(古泉君って女子に興味あるかな」
佐々木「ありがとう」
ハルヒ「質問だけどその子はあなたのこと好きそう?」
佐々木「話聞いてくれてるし嫌いではないかな、そうであって欲しい」
ハルヒ「なら佐々木さんがアタックすれば相手はなにかしら反応を示してくれるはずよ」
佐々木「アタックって具体的に何をすればいいのかよく分からないんだよね.....」
ハルヒ「あいての事を見つめてみたり、名前で呼んでみたりかしら.....って学校違うんだから難しいわね」
佐々木「ハルヒさんってなんか頼りになるね(ジーー」

19 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/09/20(日) 15:08:37.44 ID:PFFq9wXd0

ハルヒ「そうかしら、メアドを思い切って聞いてみるのもいいと思うわよ(なんでそんなに見つめてくるのよ、私じゃなくて古泉君を見つめないさいよね」
佐々木「ちょっと恥ずかしいなぁ.....ハルヒのメアド教えてくれる?」
ハルヒ「私は別にいいけど(.....ん?」

佐々木「あのね気づいていたかもしれないけど僕の好きだった鈍感で嫌いな奴ってキョンのことだったんだ」
ハルヒ「うん、気づいてたわ(そういやキョン全然話に入ってこないわね.....ッテ!?」
佐々木「キョンには眠ってもらったよ、紅茶に睡眠薬をちょっと入れてたんだ」
ハルヒ「なんでそんなことを......」
佐々木「邪魔だったからさ僕は君と話がしたかったんだ」
ハルヒ「なんで?(これは....」
佐々木「ハルヒ、僕は君のことが大好きなんだ!よかったら付き合ってくれ!」

21 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/09/20(日) 15:10:28.83 ID:PFFq9wXd0

ハルヒ「えっじょ冗談はやめてよね、私達女の子同士なんだから付き合うなんて無理よ!」
佐々木「他に好きな人がいるのは分かっている、だけど僕は無理やりにでも君にうんと言わせてみせる」
ハルヒ「ど、どうやってよそんな簡単に頷くなんてことないわよ」
佐々木「この動画を見てくれ」
ハルヒ「これは.....私が大好きなキョンの机の上で自慰行為をしている映像、盗撮していたのね!?」
佐々木「頷かない場合はこれをnet上にばら撒き、世界中に君の自慰行為を流す!どうだ?」
ハルヒ「クッ....わかっ」

22 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/09/20(日) 15:12:12.80 ID:PFFq9wXd0

ドカッ

佐々木「痛っな、なんで君が」
ハルヒ「キョン!」
キョン「俺は紅茶なんて飲んでねぇよ飲んだふりをしていただけだ!お前がドリンクバーから持ってくる時に変な薬入れてるのを見ていたからな」
佐々木「へぇキョンの癖にやるじゃん」
キョン「お前には失望したよその動画ファイルを今すぐ削除しろ、さもないと中学時代のお前の秘密をお前の同級生どもにバラす」
佐々木「ちっキミは卑怯ものだね」
キョン「お前には言われたくないけどな」
佐々木「分かったよ削除するよ」

キョン「なんでお前はそこまでしてハルヒに拘ったんだ?」
佐々木「よく分からないけどたぶん彼女は僕にはない要素を持っていたからさ、キミという要素をね」
キョン「.......(こいつ意味不」

26 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/09/20(日) 15:17:04.64 ID:PFFq9wXd0

佐々木「じゃぁ僕は退却するかな、また会えるといいね」
ハルヒ「ちゃんと消してよね?」
佐々木「分かってるよ、僕も秘密をバラされたら困る」

ハルヒ「ありがとね、キョン」
キョン「いやもとはと言えば俺が連れてきたのが悪いんだから当たり前だろ」
ハルヒ「けど、あなたのお掛けで助かったわ、前から話そうと思ってたんだけど話していいかな?」
キョン「話してくれ」
ハルヒ「私あなたのことがずっと好きだったの、これからずっと一緒にいて!」
キョン「ああ、俺もなんだかんだ言ってお前のことが好きだった、よろしくなハルヒ」






プルルップルルッ
キョン「佐々木か?俺だけど、例の動画ファイルのバックアップ残ってるよな?俺にクレ」
佐々木「キミは本当に変態だね僕と初めてヤッタ時の動画もまだ持ってるんだろ?」
キョン「当たり前だろ、これからまたコレクションが増えるぜ」
佐々木「全くキミは・・・・・」
キョン「またお前とヤリたくなったら連絡するよ、じゃぁな」

ガチャッツーツ-

-完-

前に書いたのは結構盛り上がったんだけどなー
Mだからもっと罵倒してくれ
後、具体的な指摘が欲しい、全てがとかじゃなくて

51 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/09/20(日) 17:25:06.07 ID:PFFq9wXd0

「遅い罰金」
 皆々様ごきげんよう。
 本日は大抵の日本人なら惰眠を貪る事でお馴染みの日曜日だ。
 が、しかし今日の俺はその人間の枠からしっかりと外れている。
 勘違いするな、だからと言って何も禁術を使って人外の存在になったとかそんなんじゃあない。
 単純に早起きをしたってだけだ。
 日曜日に早起きなんてって声が聞こえてきそうだが、そんな嘲笑は今俺が手にしている幸福感その1、その2にを前にしたら粗末な息子の粗末なカスみたいなもんだ。

52 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/09/20(日) 17:26:19.45 ID:PFFq9wXd0

「な、何であんたがあたしより先に着いてるのよ!それに罰金って何よ!!」
 幸福その1。涼宮ハルヒに罰金刑を言い渡す。

「何でってお前より先に着いたからに決まってるだろ?それとも何か、この世界にはお前より先に集合場所に着いて罰金を言い渡しちゃならない決まりでもあるのか?」
 積年の恨み?をここぞとばかりにぶちまかすってのは実に心地が良いもんだ。
 今なら禁欲を破った時の仏陀の気持ちが手に取るように分かるぜ。
 さあ、ハルヒよとっとと朝飯をおごって貰おうか?この為に早起きして朝飯を抜いてきたんだ、故にペコペコなんだよ。

53 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/09/20(日) 17:27:35.65 ID:PFFq9wXd0

 お腹と背中が創世合体寸前だ。
「く…、キョンの癖に生意気よ……はあ…まあいいわ、今日の所は私の負けを認めてあげるわ」
 よしよし、ツンでもデレでもなく素直なハルヒも可愛いぞ。
 思わず頭をがしがし撫で回したくなる。

「ほらキョン、あたしがおごってあげるんだから早く来なさい!今日は色々な所連れて行ってくれるんでしょ!?今日は、初デ、デデデートなんだからしっかりしなさいよ!」

54 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/09/20(日) 17:28:28.23 ID:PFFq9wXd0

幸福感その2。今日はハルヒとの男と女の関係になってから初のお出かけ。
 勘違いするなよ、まだ手は出していない。…口は突き出したが。

 まあ、今日はハルヒの言う通りデートである。
 先日俺はハルヒに対し積もりに積もった感情をぶちまけさせてもらった。
 さっきのような恨みではない。

 わざわざ青臭い言葉を選ぶなら『恋心』ってやつだ。
 詳細は首吊り必死なので省かせてもらうがハルヒはそんな俺の想いを受け入れてくれ今の関係に至るってわけだ。

55 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/09/20(日) 17:30:17.07 ID:PFFq9wXd0

 その時のハルヒの表情といったらもう…墓場に持っていったらご先祖様が嫉妬の炎で墓石を焦がしてしまうんじゃないかって位のもんだった。
 ともかく、団長と団員その1って関係でわなく彼氏と彼女って関係になったわけだ。
「ほ、ほらさっさとする!ちんたらしてたら置いてくわよ!!」
 まあ、ハルヒにイニシアチブを握られてるって事には変わりないんだがな。
 しかし、流石に一人の男としてそいつは情けない状態であるからして…
「分かった分かった今行く…」
「!!!!????」
 そっちはイニシアチブを握ってるわけだからお前さんの手を俺が握ってもなんら問題はないよな?
 それぐらいはいいだろハルヒ?
「…………バ、バカキョン」


ツンデレっていいよな?

69 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/09/20(日) 21:48:22.35 ID:PFFq9wXd0

「みるく好き」

 男なら。
 男だから。
 男くせに。
 先にあげた三つの言葉には共通のある言葉が続くんだなこれが。
 そう『ビビるな』だ。
「あ、あ、朝比奈さん!!歩道をお、お婆さんが!止まっ、止まれええええ」
「ふ、ふえええええええええええ」
 何とも可愛いらしい断末魔と何とも情けない男の断末魔が車内に響く。

70 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/09/20(日) 21:50:14.60 ID:PFFq9wXd0

「さっきはすみませんでしたあ…」
「いえ、お婆さんも無傷でしたしそんな朝比奈さんが謝る事ないですよ」
 もっとも俺は人としての尊厳を失ってもおかしくないレベルにまで『漏れて』かけてしまったが…
「やっぱり、私なんかが車の運転するのが間違っていたんです…」
 …また始まったよ『私なんか』
「さっきのだって一歩間違えたら…うんうん、たまたま運が良かっただけですs…「朝比奈さん」
「ひゃい!?」
 そんなに落ち込んでたりしてたらせっかくの可愛いらしい顔、仕草が台なしになるでしょう?
 もっともそんな事言ったところで元気になるはずもなく、こういう時に有効なのは
「なんか腹減っちゃいました。だからお昼にしませんか?」
 話題を帰る事に尽きる。
「…は、はい!直ぐに準備しますね」
 何とも強引な気がするが、俺は某にやけ面のように口先巧みになんて事は出来ないわけで、これくらい強引じゃねえとしっくりこねえんだよ。

72 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/09/20(日) 21:53:55.64 ID:PFFq9wXd0

「今日はいつもに増して頑張ってお弁当作ってきたんですよ」
 まあ、世の中にはどんな球でも強引に引っ張る事で名を成したプルヒッターはごまんといるんだから別にいいだろ。
「これなんか昨日から用意してたんですよお」
「本当ですか?そいつは楽しみです。じゃあ早速いただきます」
 おお、こいつは朝比奈さん補正抜きで旨い。
「ああ、ちょっと待ってキョンくん!」

74 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/09/20(日) 22:04:44.95 ID:PFFq9wXd0

「へ?」
「さっきからキョンくんずっと約束破ってますよ」
 約束…英訳するとPromise。なんかこっちを聞くと某消費者金融を思い出すのがデフォである。
「ちゃんと私の事『みくる』って呼ぶって約束したじゃないですか」
 はい、確かにしました。はい。
 しかも昨日、そのまた昨日も、そのまたまた昨日も。そう、毎日約束している…もとい、させられているのだが、今だに恥ずかしくてですね…
「ほらちゃんと『みくるの料理は美味しいな』って言ってください」
「自分でそれを言わせますか?」
「ほら早く!」
「み、みくるの料理は美味しいな」

 なんだこの演技は!どこの一茂だ。
「よく言えましたぁ」

 いや朝比奈さん?そうやって褒めてくれるのは嬉しいんですね、子供にするような頭ナデナデは流石に恥ずかしいです。

「キョンくん、これからもちゃんとそう呼んでね?」
「ぜ、善処します」
 こうやって出来もしない約束をするはめになるなんて情けのない男だななんて言う言い掛かりをつける奴はどこのどいつだ?
 仕方がないだろうよ。

 この天使より天使らしい笑顔を前に男なら出来もしない約束をしてしまうってもんだ。
 まあ、その出来もしない約束をし続けるのは俺だけの役目なわけで他の野郎にこれを譲るつもり微塵もないがな。

75 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/09/20(日) 22:16:24.93 ID:PFFq9wXd0

なぁおいたん寂しいよ
おいたんとミシェルのお話でも書こうか・・・・

ミシェル「おいたんきもちわるい!」



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