ハルヒ「何でもやるって言ったのは、あんたなんだからね……」


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トップ 作品一覧 作者一覧 掲示板 検索 リンク SS:キョン「レイプって何なんだよ!?」

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1 名前:涼宮ハルヒの看病[] 投稿日:2009/09/16(水) 19:36:38.31 ID:k6kol3p40

ハルヒ「遅れてごめーん!」

キョン「遅かったな、何か用事でもあったのか」

ハルヒ「ちょっとね。SOS団の新しいポスターを作ろうかと思って、デザインを考えてたの」

キョン「お前も大変だな」

ハルヒ「そう思うんなら手伝いなさいよね!」

キョン「(今のは皮肉のつもりだったんだがな……)」

ハルヒ「それで、ポスターにみくるちゃんの悩殺ショットを載せたらどうかと思って……」

5 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2009/09/16(水) 19:40:37.98 ID:k6kol3p40

ハルヒ「なのにみくるちゃんったら、まだ来てないじゃない!」

キョン「朝比奈さんなら風邪で休みだとよ。さっき鶴屋さんがわざわざ伝えに来てくれたぞ」

ハルヒ「風邪引いて休むなんて、気が抜けてる証拠ね。明日気合い入れてあげないと」

キョン「しかし、風邪を引いて弱った女子を看病するのっていうシチュエーションにはちょっと憧れるよな……」

ハルヒ「そ、そうなの……?」

キョン「まあな」

ハルヒ「あんたって、馬鹿らしい事ばっかり考えてるのね……。そんなくだらない妄想をしてるのはあんたぐらいよ」

キョン「ちょっと待て、それだと俺が変な奴みたいじゃないか!」

6 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2009/09/16(水) 19:43:50.17 ID:k6kol3p40

ハルヒ「変な奴じゃなくて変態よ」

キョン「その考えは間違ってるぞ、なあ古泉?」

古泉「(そんな変な話題を僕に振らないでいただきたいものです)」

キョン「古泉、どうかしたのか?」

古泉「いえ。確かに、そのようなことを考える男性は少なからずいると思いますよ(相手の女性によると思いますが……ね)」

キョン「な、言っただろ」

ハルヒ「ふーん、そうなんだ……」

長門「……」 パタン

ハルヒ「あっ、もうこんな時間だったのね。じゃあ今日はこれでおしまい。みんな、また明日ね」


7 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2009/09/16(水) 19:45:21.40 ID:k6kol3p40

――次の日――

キーンコーンカーンコーン

キョン「今日はハルヒのやつ、来てないのか……」

谷口「おっす」

キョン「よお、谷口」

谷口「今日は、涼宮のやつはどうしたんだ?」

キョン「気になるのか?」

8 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/09/16(水) 19:47:00.78 ID:k6kol3p40

谷口「なっ、そんなんじゃねえよ!」

キョン「ま、俺も知らないんだけどな」

谷口「けっ、役に立たねえな」

国木田「あんなこと言って、谷口も結構キョンと涼宮さんのこと気になってるんだよ」

キョン「だろうな。あんな馬鹿げた事をやってる人間が気にならないほうがどうかしてる」

国木田「(そういう意味じゃないんだけどなあ……ま、いっか)」

国木田「それからね、古泉君だっけ。彼が廊下で待ってるよ。何だか用があるみたい」

キョン「そうか、ちょっと行ってくる」


9 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/09/16(水) 19:50:44.18 ID:k6kol3p40

キョン「なんか用か」

古泉「もうお解りでしょう」

キョン「ハルヒのことか」

古泉「その通りです」

キョン「確かにハルヒは珍しくも学校を休んでる。だがな、学校を休んだくらいでわざわざ騒ぐこともないだろう」

古泉「涼宮さんが休んだ理由をご存知ですか?」

キョン「知らん」

古泉「風邪ですよ。それも、そんなに軽くはありません。おそらく、結構苦しんでおられるかと思います」

10 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/09/16(水) 19:51:57.87 ID:k6kol3p40

キョン「一応聞いておくが、どうして知ってるんだ?」

古泉「機関の情報網を舐めてもらっては困ります」

キョン「やっぱりそうか。しかしだな、なんでそんな事をわざわざ伝えに来たんだ」

古泉「心あたりがあるはずですが」

キョン「昨日のあれか……」

古泉「そうです。確かに偶然の可能性もないとは言えません、ただ朝比奈さんの風邪がうつっただけかもしれませんしね」

キョン「むしろその確率のほうが高いだろ」

古泉「しかし、念のため涼宮さんの家に行ってみるのがよろしいかと」

キョン「仕方ないな(……お前なんかに言われなくても最初から行くつもりだったんだが)」

古泉「よろしく頼みますよ(これが上手くいけば……)」

11 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/09/16(水) 19:52:59.63 ID:k6kol3p40

キョン「しかし残念ながら、俺はハルヒの家の場所を知らない」

古泉「その点なら心配いりません。僕が熟知していますから」

キョン「それはもちろん……」

古泉「機関の情報網ですよ」

キョン「……だよな」

古泉「ちなみにですが、都合のいいことに涼宮さんの自宅には今現在ご両親はいません。今晩帰ってくる予定もありません」

キョン「……」

古泉「機関の、ですよ」


12 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/09/16(水) 19:55:11.00 ID:k6kol3p40

――放課後――

キョン「ここがハルヒの家か、意外と普通だな」

ピンポーン

キョン「……応答無しか」

キョン「仕方ないな。この際だ、勝手に入っちまうか」

キョン「ハルヒなら不法侵入の一つや二つ許してくれるだろ」



13 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/09/16(水) 19:59:03.00 ID:k6kol3p40

キョン「おじゃましまーす」

キョン「ん?これは……HARUHI?」

キョン「部屋の扉に名前の札かけてるなんて、あいつもかわいらしいとこがあるんだな」

キョン「はいるぞー」

ガチャッ

ハルヒ「ふぁっ……え、誰!?」

キョン「よお、ハルヒ」

ハルヒ「えっ、き、キョン!?どうしてあんたがあたしの家にいるのよ!」

15 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/09/16(水) 20:00:14.00 ID:k6kol3p40

キョン「下っ端が団長様の心配しちゃいけないのか?」

ハルヒ「そ、そうじゃないけど……」

キョン「じゃあ別にいいじゃねえか」

ハルヒ「それもそうね……ってよくないわよ!」

キョン「何がよくないんだ?」

ハルヒ「勝手に人の家に上がり込んで、寝込みでも襲うつもりだったんでしょ?」

キョン「俺はお前が風邪を引いたって聞いたから、看病してやろうと思って来ただけだ」

ハルヒ「……そう、なの」

キョン「ああ。それに、鍵もかけないで寝てるなんて、無用心にも程があるぞ」

17 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/09/16(水) 20:01:26.74 ID:k6kol3p40

ハルヒ「べ、別にいいでしょ!何も無かったんだし」

キョン「こうして俺の侵入を許したけどな」

ハルヒ「うっ……」

キョン「ところでハルヒ、髪型も顔も凄いことになってるんだが、寝てたのか?」

ハルヒ「何よ、文句でもあるの?」

キョン「いや、そうじゃない。むしろ起こしちまったんなら悪いと思ってな」

ハルヒ「なによ、そんなこと」

キョン「そんなことか」

ハルヒ「そんなことよ。人の家には勝手に侵入したクセに」

キョン「……」

19 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/09/16(水) 20:04:03.86 ID:k6kol3p40

ハルヒ「ま、いいわ。せっかく看病しに来てくれたわけだし、チャラにしてあげるわよ」

キョン「ありがとよ」

ハルヒ「それより、看病しに来たって言うくらいだから、何かしてくれるんでしょう……ね……」

キョン「は、ハルヒ!」

20 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/09/16(水) 20:05:01.65 ID:k6kol3p40


キョン「……ったく、えらいなら安静にしてなきゃダメだろ」

ハルヒ「うん……」

キョン「じゃあ、さっきまでの俺とのやり取りも空元気だったんだな」

ハルヒ「……」

キョン「まあいい、とにかく寝てろ。晩飯作るくらいなら俺がやってやるから」

ハルヒ「うん……ゴメン」

キョン「何だ、ゴメンなんてお前らしくもない」

ハルヒ「らしくないって……なに、よ……」

キョン「あーもう、悪かった。飯作ってくるから、寝て待ってろ」

ハルヒ「うん……ゴメン」

キョン「(なんか、調子狂うよな)」


21 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/09/16(水) 20:07:38.20 ID:k6kol3p40

――キッチン――

キョン「さて、こんな時間から買い物に行くわけにもいかないからな」

キョン「有り合わせで何とかするか」

キョン「包丁はどこだ?……あ、あった!」

キョン「調味料は……ここか」

キョン「さあて、何作ってやろうかな」


22 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/09/16(水) 20:08:20.70 ID:k6kol3p40

――2時間後――

キョン「お、思ったより時間かかっちまった……」

キョン「やっぱりハルヒの部屋までもっていった方がいいよな」

キョン「ハルヒ、飯出来たぞー」

ハルヒ「遅い!待ちくたびれたわよ!」

キョン「そうやって無理して叫ぶと、また調子悪くなるぞ」

ハルヒ「……なに、作ってくれたの?」

キョン「(作ってくれたの?……なんか体がムズムズするっ!)」

26 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/09/16(水) 20:09:49.78 ID:k6kol3p40

キョン「今日のメニューはだな……」

キョン「ジャガイモの冷製スープ、ポテトサラダ、肉じゃが、里芋の煮付け、とろろかけご飯だ」

キョン「デザートにはスイートポテトもあるからな」

キョン「どんどん食ってくれ」

37 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/09/16(水) 20:19:28.37 ID:k6kol3p40

ハルヒ「このバカキョン!」

キョン「いってえ!」

ハルヒ「病人に何を食べさせようとしてんのよ!……うっ、ゴホッ……」

キョン「おい、大丈夫か?」

ハルヒ「ふ、普通作る……なら、おかゆとかで……しょ」

キョン「すまん」

ハルヒ「せっかく作ってくれたんだし、食べてあげ……るけど」

キョン「あ、味には自信あるんだ!」

42 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/09/16(水) 20:27:28.92 ID:k6kol3p40

ハルヒ・キョン「いただきます」

キョン「な、なんか人に食ってもらうのって緊張するな」

ハルヒ「いつもは一人で食べてるの?」

キョン「たいていは妹と二人でだな」

ハルヒ「じゃあ何も緊張する必要ないじゃない」

キョン「だ、だってよ……いつもは身内だけど、今日はお前なんだぞ」

ハルヒ「おんなじSOS団なんだから、身内みたいなもんでしょ」

キョン「そ、そうか……」

ハルヒ「あ、この肉じゃが美味しい!」

キョン「(なんか、素直に嬉しいな)」

44 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/09/16(水) 20:30:43.72 ID:k6kol3p40

ハルヒ「それにしても、お芋ばっかりじゃない。もうちょっと何とかならなかったの?」

キョン「野菜室に芋がいっぱいあったんだから、しょうがないだろ」

ハルヒ「まあ、味がいいから許すけど」

キョン「そりゃどうも」


47 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/09/16(水) 20:33:55.72 ID:k6kol3p40


ハルヒ・キョン「ごちそうさまでした」

ハルヒ「けっこう美味しかったわよ。キョン、料理なんて出来たのね」

キョン「まあな」

ハルヒ「予想外に美味しかったから、ちょっとだけ元気になったわ」

キョン「そりゃあよかった」

ハルヒ「それでね、あの……キョン」

キョン「何だ?」

ハルヒ「この後は……どうするの?」

49 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/09/16(水) 20:40:53.01 ID:k6kol3p40

キョン「俺はお前の看病をしに来たんだからな」

ハルヒ「じゃあ……」

キョン「ハルヒがして欲しいことがあればするし、無いなら帰る」

ハルヒ「えっと……それじゃあ、その……」

キョン「何でも言ってくれ、何でもするぞ」

ハルヒ「実は……汗かいちゃって。だけど、こんな熱だしお風呂に入るわけにもいかないでしょ」

キョン「まあ、そうだな」

ハルヒ「だからね、その……」

キョン「口ごもるなんてお前らしくないぞ」

51 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/09/16(水) 20:43:54.04 ID:k6kol3p40

ハルヒ「えっとね、体を……拭いてもらえないかなあって」

キョン「何だそんなこと……か、って……ぇええ〜〜〜っっ!!」

ハルヒ「ちょ、ちょっと、大声出さないでよね!あたしだって恥ずかしいんだから……」

キョン「そ、それなら別にやらなくても」

ハルヒ「ベトベトして……寝苦しいの。だからね……お願い」

キョン「い、いや、しかしだな……」

ハルヒ「何でもやるって言ったのは、あんたなんだからね……」


54 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/09/16(水) 20:45:08.55 ID:k6kol3p40

キョン「それはそうだが」

ハルヒ「やるの?やらないの?」

キョン「やります、やらせていただきます」

ハルヒ「じゃあ、はいこれ」

キョン「た、タオル……これで拭けばいいのか?」

ハルヒ「違うわよ。それは目隠し用」

キョン「目……隠し……だと」

56 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/09/16(水) 20:49:14.34 ID:k6kol3p40

ハルヒ「当然でしょ。何よ、まさかあんた……あたしの裸が見れるとか期待してたんじゃないでしょうね」

キョン「なっ!?んなわけあるか!やましい気持ちなんてこれっぽっちもないぞ!」

ハルヒ「な、ないんだ…………」

キョン「いや、すまん。訂正する。涼宮ハルヒさんの裸が見れるとちょっと期待しました」

ハルヒ「……」

キョン「……」

ハルヒ「この変態!」

キョン「ええっ!」

59 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/09/16(水) 20:50:54.83 ID:k6kol3p40

ハルヒ「もういいから……とにかく拭きなさいよ」

キョン「目隠しのせいで何も見えないんだが」

ハルヒ「そこは気合いで何とかしなさいよ!」

キョン「何とかならんだろ」

ハルヒ「うっさいわね!じゃあ、まずは右腕からよ」

キョン「こ、こんな感じでいいのか?こういうの初めてだから、よく解らんのだが」 フキフキ

ハルヒ「ん……だいじょうぶ」

キョン「……」

ハルヒ「……」


61 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/09/16(水) 20:53:14.04 ID:k6kol3p40

キョン「力加減はいいか?痛く、ないか?」

ハルヒ「平気よ。気持ちいいくらい」

キョン「……そうか」

ハルヒ「……」

キョン「……」

ハルヒ「えっとね、次は……背中をお願い」

キョン「えっと、この辺でいいか?」 フキフキ

ハルヒ「うん…………んっ……」

キョン「……」

65 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/09/16(水) 20:55:34.46 ID:k6kol3p40

ハルヒ「やっ……あ……」

キョン「……」

ハルヒ「ん……くっ」

キョン「…………変な声を出すんじゃない!」

ハルヒ「しょ、しょうがないでしょ!背中って意外と……えっと、くすぐったくて……」

キョン「が、我慢してくれ……」 フキフキ

ハルヒ「うん……」

キョン「……」


70 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/09/16(水) 21:00:08.86 ID:k6kol3p40

ハルヒ「……」

キョン「……」 フキフキ

ハルヒ「んっ…………って、キョン!あんたどさくさに紛れてどこ触ろうとしてんのよ!」

キョン「知るか!俺は何も見えないんだ」

ハルヒ「やんっ……」

キョン「(あれ?今何かに触れた感じが……)ところで、一体俺はどこを触ろうとしてたんだ?」

ハルヒ「(今ちょっと触られたけど……もしかして気付いてない?)」

ハルヒ「そ、それは……とにかくダメなの!もう大分さっぱりしたし、体拭くのはこれでおしまい!」

キョン「おお、そうか。じゃあ、俺はこの辺で」

ハルヒ「まだよ、まだ……帰らせないんだから」


71 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/09/16(水) 21:04:06.78 ID:k6kol3p40

キョン「……まだ、何かあるのか?」

ハルヒ「せっかくキョンが自らこき使われようとしてるんだから、とことん使ってあげるわよ」

キョン「……お次は何をお望みでしょうか、お姫様」

ハルヒ「いい心がけね、キョン」

キョン「勿体なきお言葉」

ハルヒ「えっと……じゃ、じゃあ次は……そ、そい……」

キョン「そい?」

75 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/09/16(水) 21:09:58.12 ID:k6kol3p40

ハルヒ「添い寝……してもらうから」

キョン「」

ハルヒ「どうしたの?」

キョン「何で……そんなことを……」

ハルヒ「だ、だって……ほら、寂しいし……」

キョン「えっ」

ハルヒ「独りだと心細いし……」

キョン「(不覚にもry)」

ハルヒ「ほら早く、ここ来てここ」 ポンポン


78 名前:>>74そのスレ見ながら投下してるわけですが[] 投稿日:2009/09/16(水) 21:13:57.71 ID:k6kol3p40

キョン「お、おじゃまします」

ハルヒ「どうぞ」

ハルヒ「あ、……言っとくけど、これはただの添い寝で、それ以上でも以下でもないんだからね」

キョン「解ってる」

ハルヒ「それならいいわ」

キョン「はあ……」

ハルヒ「何よ溜め息なんかついて」

キョン「……何でもない」

ハルヒ「あっそう」


80 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/09/16(水) 21:17:33.47 ID:k6kol3p40

キョン「……」

ハルヒ「……」

ハルヒ「……あったかい」

キョン「そうだな……」

ハルヒ「……」

キョン「……」

ハルヒ「ねえ、キョン」

キョン「何だ」

ハルヒ「今日のことなんだけど……」

キョン「……」

81 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/09/16(水) 21:18:15.77 ID:k6kol3p40

ハルヒ「その……ありがとね」

キョン「どうしたんだ、急に」

ハルヒ「わかんないけど、なんか言いたくなったから」

キョン「そうか」

ハルヒ「……」

キョン「……」

ハルヒ「……」

キョン「その、なんだ……俺からも……ありがとな」

ハルヒ「何で?」


83 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/09/16(水) 21:20:06.26 ID:k6kol3p40

キョン「何でって……結構、楽しかったしさ」

ハルヒ「変態」

キョン「いや、そういう意味じゃなくてだな。ほら、その……何て言うかさ……」

ハルヒ「……」

キョン「うーん、どう言やいいんだ……」

ハルヒ「……」

キョン「お前と一緒で楽しかったと言うか嬉しかったと言うか、えっと……」

ハルヒ「……」

キョン「上手く言えないけど、とにかく俺も、ありがとうって言いたかったんだ」

84 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/09/16(水) 21:20:48.74 ID:k6kol3p40

ハルヒ「……」

キョン「なあ、ハルヒ?」

ハルヒ「……」

キョン「寝てたのか……」

ハルヒ「……」

キョン「おやすみ」

ハルヒ「……」

キョン「……」

85 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/09/16(水) 21:21:50.78 ID:k6kol3p40

――次の日の朝――

ハルヒ「キョン、起きて!」

キョン「……ん、ぅあ……」

ハルヒ「とっとと起きる、このバカキョン!」

キョン「あ……朝か」

ハルヒ「見ればわかるでしょ」

キョン「なんか……元気だな」

ハルヒ「なんかね、寝たらすっかり良くなったみたい」

キョン「そりゃ良かったな」

87 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/09/16(水) 21:22:39.91 ID:k6kol3p40

ハルヒ「とにかく、お腹すいたから朝ごはん作りなさい!」

キョン「(やっぱり昨日に戻りたい……)」

ハルヒ「ほらキョン、早く」

キョン「わかった、わかった……え、あれ?」

ハルヒ「どうかしたの?」

キョン「よく解らんが、体が上手く動かん。それに、体がだるい」

ハルヒ「それって、もしかして……」

キョン「ああ」

ハルヒ「あたしの風邪……」

88 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/09/16(水) 21:24:05.54 ID:k6kol3p40

キョン「うつったな、確実に」

ハルヒ「あ、あはは……ダメね、キョンは。鍛え方が足りないからそんなことになるのよ」

キョン「笑い事じゃないぞ」

ハルヒ「まあいいじゃない」

キョン「ちっとも良くないんだが」

ハルヒ「じゃあ今度はあたしがあんたの看病する番ね!覚悟しなさい!!」




終わり



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