キョン「……古泉とハルヒが付き合ってる……だと?」


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11 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/08/12(水) 09:40:02.25 ID:Pd/GKwGM0

古泉「どうも、実は僕と涼宮さんは付き合う事になりまして」
ハルヒ「まあそういう事だから!」
キョン「え!?」

長門「古泉とハルヒが交際をして精神が安定し、自律進化の可能性は無かった。
   だから私も帰るwwww」
キョン「え!?」

みくる「古泉君と涼宮さんが(ry」
キョン「え!?」

鶴屋さんその他女性「k(ry」
キョン「………」

14 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/08/12(水) 09:53:24.96 ID:Pd/GKwGM0

帰宅後。

キョン「…ただいまー」

キョン妹「……」
キョン「……」
キョン妹「そういえばミヨキチ、新しく好きな人が出来たんだって」
キョン「へぇ」

キョン妹「……」
キョン「……」

15 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/08/12(水) 09:57:20.08 ID:Pd/GKwGM0

登校。昼休み。

キョン「……」
ハルヒ「あ、古泉君! お昼ごはん一緒に食べましょ!」
古泉「ええ勿論です」
ハルヒ「折角だからお弁当作ってきたのよ!」

キョン(……まあいつも通り谷口達と食べる訳なんだがな)
谷口「なんだよキョン、涼宮に振られたのか!?」
キョン「……」
国木田「ちょ、やめなよ谷口!」
谷口「まあお前って折角あっちが好き好きオーラ出してるのに全然対応しなかったもんな!」
キョン「……」

18 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/08/12(水) 10:01:43.24 ID:Pd/GKwGM0

部活。

キョン(ハルヒが安定して長門は帰った。朝比奈さんも帰った……残ったのは)

古泉「ふふふ、涼宮さんここはやはり北海道でしょう。夏に北海道というのも中々に……」
ハルヒ「うーん、でもやっぱり沖縄に行ってみたいわ!
    古泉君も私の水着見たいんじゃないの!?w」
古泉「うふふふwwww」

キョン「……」

20 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/08/12(水) 10:19:57.33 ID:Pd/GKwGM0

ハルヒ「なんかねー、昔ねー、夢でだけどキョンにキスされる夢見たのよねー」
古泉「ほうほう」
キョン(うずうず)

ハルヒ「キモい巨人が裏で踊ってる場所でキスとかwwwどんだけロマンねーってのwwwww
    夢だけどあれだけは本当にキモかったわwww」
古泉「ですよねーwwww」

キョン「……」

23 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/08/12(水) 10:28:43.40 ID:Pd/GKwGM0

キョン(いや、俺も本気出せば彼女くらい作れるだろ常識的に考えて……?
    ……なんかクラスの女子に避けられてる気がする)

谷口「そういえばキョン、前に眼鏡属性がどうこう言ってたよな?」
キョン「ん? あ、ああ、それがどうか……」
谷口「そのだな、属性ってどういう意味なんだ? RPGか?」
キョン「え!?」
国木田「ちょ、やめなよ谷口。 き、気にすることないからねキョン」
キョン(……属性って一般的な用語じゃなかったのか)

26 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/08/12(水) 10:40:46.15 ID:Pd/GKwGM0

休日。

キョン(……団活と聞いて呼び出されたんだが)

ハルヒ「古泉君、これすっごく可愛くない!?」
古泉「いえいえ、涼宮さんには及びません。ドゥフフwwww」
ハルヒ「もうwやーねぇ古泉君wwwあ……」
古泉「……」←気まずそうな顔

キョン「いや、ちょっと婆ちゃん家に行かなきゃいけなくてな。帰るわ」

30 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/08/12(水) 10:47:52.43 ID:Pd/GKwGM0

キョン(とは言ったものの婆ちゃん家は両方遠いし用事なんてそもそも無い。
    さてどうしたものか……)

佐々木「……」
キョン「!? 佐々木!?」
佐々木「おや、キョン。 何だ、こんな駅前で待ち合わせかい?」
キョン「ん、あ、いや……。 ところでお前も、どこか用事か?」
佐々木「ああ、少し離れた町の美術館にね」
キョン「!! そ、そうか……。 ひ、一人なのか? それなら折角だし一緒に……」

国木田「お待たせ、佐々木さん……あれ? キョン?」
佐々木「女性を待たせるとはいただけないな。 ああ、彼はただここをぶらついていたらしい。
    さあ行こう、国木田」

キョン「…………」

35 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/08/12(水) 10:53:16.47 ID:Pd/GKwGM0

キョン(そうか……佐々木は国木田と付き合ってたのか。
    いや、いや、俺とハルヒの例もある。 あれで実際は付き合ってないのかも……)

国木田「ん……じゃ、行こうか」ギュッ
キョン「!?」
佐々木「む……国木田、流石に知り合いのいる前で手を握るのは……」
国木田「待ち合わせてる所見られたんだし、もうバレてるようなものだよw
    ここは開き直っちゃおうよ」
佐々木「それも一理あるか」
国木田「それじゃあね、キョン」
キョン「ああ」

キョン(……あれ? 普通はあの状態って手とか握るもんなのか?)

37 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/08/12(水) 10:58:31.78 ID:Pd/GKwGM0

キョン(……どうやって時間潰そう)

鶴屋さん「にょろにょろ」
キョン「! つ、鶴屋さん!」
鶴屋さん「おやっ! キョン君じゃないかっ、どうしたんだいこんなところで?」
キョン「ええ、まあ、散歩です。 ところで鶴屋さんもお一人で?」
鶴屋さん「うんっ。ちょっとね、隣町のデパートまでお買い物さっ!」
キョン(ここだ、ここで決めるんだ! 北海の荒鷲名物北国シュートだ!!)
キョン「そ、それじゃあ折角ですし、俺も一緒に……」
鶴屋さん「えっ……」
キョン「……」

鶴屋さん「うん……まあ、みくるも転校しちゃって……。
     あんまり言いたくないけど、私とキョン君ってそんなに接点無いよね」
キョン「はい」
鶴屋さん「あんまり言い難いけど……」
キョン「いや……その、ごめんなさい」

41 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/08/12(水) 11:06:30.05 ID:Pd/GKwGM0

キョン(……どうやって時間を潰そう)

谷口「WAWAWA〜」
キョン「お、谷口!」
谷口「ん? なんだ、キョンか。 どうしたんだこんな所で?」
キョン「いや、まあ、ただの散歩だ。 ところでお前は?」
谷口「何、ちょっとナンパをしようと思ってな。 どうだキョン、お前も来るか?」
キョン「……」
キョン(……ここで誘いにすぐ乗っかるのは何だか飢えてるみたいで嫌だな。
    ちょっと断って様子を見るか)
キョン「いや、俺は遠慮しておくぜ」
谷口「つまんねーな。 まあお前って女にあんま興味無さそうだもんな。 そんじゃまた明日、学校でな」
キョン「あ、ああ」


キョン(もっと強引に誘って欲しかった……)

43 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/08/12(水) 11:16:51.72 ID:Pd/GKwGM0

キョン(……帰ろう)

キョン「ただいま〜」
キョン妹「あ、お帰りキョン君〜」
ミヨキチ「お邪魔してます」
キョン「ああ、いらっしゃい」
キョン(……ミヨキチには新しく好きな人が出来たんだっけな。
    まあ、子供だし別にいいんだが)
ミヨキチ「ね、ねえ、早くお部屋に行こう?」
キョン妹「うん、そうだね〜。 あっ!」

http://blog-imgs-32-origin.fc2.com/n/w/2/nw2/s-200408-04-96-a0031696_15163512.jpg
バサッ(キョン妹が持っていた本が落ちる

キョン「……」
キョン妹「あ、あははは〜、行こう!」
ミヨキチ「う、うん!」

キョン「……無いわ〜」

46 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/08/12(水) 11:22:19.95 ID:Pd/GKwGM0

キョン「……ゲームでもするか」

ピコピコ

キョン「……今頃ハルヒは何してんのかなぁ。
    古泉と昼飯でも食ってんのかな。 腹減ったなぁ」

ピコピコ

キョン「……どうして古泉とハルヒが付き合ったくらいで長門も朝比奈さんも帰っちまうかなぁ。
    ……やっぱハルヒの存在が第一だったからか」

ピコピコ

キョン母「ご飯よ〜」
キョン「ああ……もう夜か」

49 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/08/12(水) 11:26:59.41 ID:Pd/GKwGM0

登校。

谷口「よう、おっはよう、キョン!」
キョン「ん、ああ、おはよう。 ……ところで谷口、昨日の首尾はどうだったんだ?」
谷口「ああ、あれな。 まあ駄目だったわwwwまあナンパなんて100回やって1回成功すりゃいい方だからなwwww
   気長にやるさwwww」
キョン「……そうか」

国木田「やあ、おはよう!」
谷口「おっ、おはよう。 おい、そういや国木田。 お前って付き合ってる彼女がいるんだよな?」
国木田「ん、まあね」
谷口「そろそろ俺のナンパも限界を感じてさ! 良かったら国木田、その彼女から一人や二人紹介してくれよ!」
国木田「ん〜、あまり友達がいるような子じゃないんだけど……まあいいよ、聞いてみる。
    あ、ところでキョンは……」
キョン「う……ああ、いや、俺も……」
谷口「キョンは女になんか興味ないってwww 実際涼宮や長門とかとも何も無かったみたいだしなwwww
   その分俺にまわしてくれよwwwww」

キョン「…………」

51 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/08/12(水) 11:32:48.50 ID:Pd/GKwGM0

キョン(い、いや! ここで退いたら話が続かん!)

キョン「国木田……折角だ、俺にも紹介してくれ!」
国木田・谷口「!?」
キョン「な、なんだよその目は……」
谷口「いや……意外っていうかなんていうか……」
国木田「女に一応興味あったんだね、キョン。 僕、ホモかと思ってたよ」
キョン「!?」

谷口「だって涼宮や長門がちらちらこっち見てても構わず俺らと飯喰うし」
キョン(気づかなかった……)
国木田「古泉君とやけに顔を近づけて話すし」
キョン(それは古泉の癖だ)
谷口「涼宮とかとの仲を聞いても恥ずかしいとかそういうのの以前に問題外みたいな対応するし」
国木田「ああいう雰囲気だと、ちょっと……ね」
キョン「……」

54 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/08/12(水) 11:40:28.51 ID:Pd/GKwGM0

国木田「でもいいのキョン? 女の子を紹介してもらうっていうのは佐々木さんに知られるって事だけど……」
キョン「もう恥も衒いもいらん。俺はただ自分から動こうと思う」
谷口「男らしい……見直したぜキョン!」
キョン(……谷口に見直されてもなぁ)

次の日曜日。国木田に女の子を紹介してもらうことになって。

キョン「すまん、遅れた!」
国木田「遅いよキョン。 まあ、いいか。 それじゃあ紹介するよ。
    こちら、佐々木さんの友人の泉こなたさんと柊かがみさん」
こなた「よろしくね〜」
かがみ「よろしく」
谷口「よ〜し、それじゃあ遅れた奴が来たところで。
   とりあえず喫茶店にでも行ってどこ行くか決めようぜ〜!」
こなた「そうだね〜」
谷口「とりあえず遅れたからキョンが全員分の料金驕りな!」

ドッ! ワハハハ!

キョン(……ここでも俺はその役なのか)

59 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/08/12(水) 11:47:32.94 ID:Pd/GKwGM0

谷口「よし、それじゃあカラオケにでも行くか!」
国木田「そうだね、まあいいんじゃないかな」
こなた「よ〜し、今日は目一杯歌うぞ〜!」
キョン(やれやれ……それじゃあここの勘定は俺持ちか)

サッ

かがみ「えっ、ちょっ、何を……」
キョン「何って、普通に会計を……」
こなた「あ、ちょ、待ってよ! まだ私財布出してないから!」
キョン「え? いや、ここは俺の驕りで……」
かがみ・こなた「え?」
キョン「え? いや、だって……」
谷口「……おい、何やってんだよ、割り勘だよ割り勘」

国木田「……僕達全員で食べたり飲んだりしたら軽く一葉さんは飛ぶだろ?
    そんな金額、高校生で割り勘にしなくてどうするんだよ」
キョン「いや、俺はいつもSOS団の団活では……それに谷口もああ言ってたし……」
国木田「ここはSOS団じゃないし、谷口も冗談で言っただけだろ。
    あんまり女の子達に気を使わせないでよ」
キョン「…………」

62 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/08/12(水) 11:55:00.68 ID:Pd/GKwGM0

カラオケに入って。

谷口「みかんみかんみかん!みかんみかんみかん!!」
かがみ「wwww」
こなた「ちょwみかんの歌とかwwwお腹捩れるwwwww」
国木田「谷口ったらいつもあんな調子だからねーw」
キョン(……ちょっと笑いを取るような歌がいいんだな。よし!)

ピッピッピ

国木田「あ、次誰〜?」
キョン「俺だな」
谷口「お、それじゃあほらマイク」
かがみ「何を歌うのかしら」
こなた「楽しみだね〜」



キョン「ジャンジャンバリバリ! ジャンジャンバリバリ! PACHINCO MAN!!」

67 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/08/12(水) 11:58:53.22 ID:Pd/GKwGM0

キョン(……なんだろう。皆が俺を見る目が冷たい気がする)

谷口「つ、次は誰だ?」
こなた「私だね〜!」
キョン「あ、じゃあマイク……」
こなた「あ、あるからいいです」
キョン「……」

70 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/08/12(水) 12:05:44.63 ID:Pd/GKwGM0

こなた「と〜びだせ!ゲッター!」
かがみ「もう、こなたったらまたアニメの歌を歌ってw」
谷口「おお、いいなぁ! 知らない歌だけどかっこいいぜ!!」
国木田「うん、女の人の声でかっこいい歌っていうのもいいよね」
こなた・谷口「と〜びだせ!ゲッター!」←この部分だけハモってる
キョン(そうか……合いの手か。空気のような俺が生きるにはここしかない!)

かがみ・キョン「抱きしめ〜たい〜♪ 溢れるほど〜の〜♪」
谷口・国木田・こなた「………」
キョン「〜♪」←もう一つのマイク独占
かがみ「………」

76 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/08/12(水) 12:12:03.56 ID:Pd/GKwGM0

キョン(ふぅ……これで俺の株も上がったはずだ! ちょっとトイレ行ってくるか)

ガタリ

谷口「あ、あ、俺もちょっとトイレ行ってくるわ!」
国木田「うん、それじゃあ僕はジュース頼んでおくよ! 谷口、もう空だろ? コーラでいいかい?」
谷口「ああ! よし、それじゃあキョンいこうぜ!」

谷口「なぁキョン……なんだよあれ」
キョン「あれって、なんだよ?」
谷口「……お前さ、毎週涼宮とかと遊んでたんだろ?
   こういう場所での、なんていうか、遊び方とか、わかるだろ?
   もうちょっと普通にしろよ」
キョン「……いや、その」
谷口「ん?」
キョン「カラオケとかは来た事が、無いっていうか……」
谷口「はぁ? じゃあお前、毎週何してたんだよ?」
キョン「不思議探し」

谷口「……」
キョン「……」

77 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/08/12(水) 12:16:01.19 ID:Pd/GKwGM0

谷口「カラオケには、来た事あるよな?」
キョン「ま、まあ……家族で何度か」
谷口「うん、うん、それでいいんだよ!
   普通にその時歌ってる時の歌とか歌えばいいんだよ! 普通にしてろよ!」
キョン「そ、そうか……」
谷口「それで、誰の曲が歌えるんだ?」

キョン「……スマップ、とか」

谷口「……後は?」

キョン「……嘉門達夫」

82 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/08/12(水) 12:20:20.73 ID:Pd/GKwGM0

カラオケ終了後。

こなた「いや〜、谷口君って案外歌上手いんだね〜!」
谷口「案外ってどういう意味だよwww」
かがみ「wwwww」

キョン「で、次はどこに行くんだ?」
国木田「そうだね……まあ、ゲーセンにでも行こうか? ここから近いし」

ゲーセンに行って。

かがみ「うわぁ〜……」
谷口「あれ? かがみちゃんあのぬいぐるみ欲しいの?」
かがみ「う、うん」
谷口「よし!」 チャリーン ウィーン

ガー ガチャガチャ

キョン「…………」←一人用STGプレイ中

86 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/08/12(水) 12:22:50.22 ID:Pd/GKwGM0

谷口「これあげるよww」
かがみ「え!? い、いいよ、そんな……」
谷口「俺みたいな男がこんなの持ってても意味ないしw なw」
かがみ「あ、ありがとう」

国木田「よっ、ほっ!」←ポップンプレイ中
こなた「おー、やるねぇ!」
国木田「佐々木さんに鍛えられたんだよね〜、泉さんも上手いじゃない」
こなた「まぁね〜」

キョン「…………」チャリーン ←コンティニュー

88 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/08/12(水) 12:24:56.81 ID:Pd/GKwGM0

キョン(……おかしい。ちょっとオタクっぽい泉さんはこれで食いつくと思ったんだが)
谷口「……おいキョン、そろそろ行くぞ」
キョン「え!? あ、ああ」

キョン(!? 谷口……今、財布に入れたのはもしかしてプリクラという奴では!?)

91 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/08/12(水) 12:28:19.59 ID:Pd/GKwGM0

ちょっと時系列戻して裏では。

かがみ「ねぇ、プリクラ撮らない?」
谷口「おっ、いいねぇ! それじゃあ国木田達も呼ぼうぜ!」

こなた「よ〜し、それじゃあ早速行こうか!」
かがみ「あっ、でもあの人は……」

キョン「……」 ガチャガチャ

国木田「……忙しそうだし、やめておこうか」
こなた「それじゃあまずは四人全員で撮って、後は二組に別れよっかw」
国木田「ちょw僕それじゃあ佐々木さんに怒られちゃうよw」
谷口「なんだよのろけかよwww」
こなた・かがみ「wwwww」

96 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/08/12(水) 12:33:28.35 ID:Pd/GKwGM0

国木田「ちょっと遅めだけど昼ごはん食べに行こうか、マックでいいよね」
かがみ「カラオケでちょっとつまんだし……軽く、がいいわね」
谷口「よし、それじゃあ早速行こうぜ!」

店員「へいらっしゃい」
谷口「それじゃあ俺注文するから先席取っててよ。何にする?」
こなた「それじゃあ私はてりやきセット、コーラで」
かがみ「フィレオフィッシュセットのアイスコーヒー」
国木田「僕は適当に、谷口と同じのでいいよ。キョンもそれでいいだろ?」
キョン「ああ」

国木田「ごめん、ちょっとトイレ……先座ってて」
キョン「ああ」

こなた・かがみ「……」
キョン「……」

キョン(何だろう、最初に会った時から全く空気が変わって無い。
    というか一層話しづらい雰囲気が出来てる気がする)

102 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/08/12(水) 12:37:22.43 ID:Pd/GKwGM0

こなた「そういえばさ、キョン君……だっけ?」
キョン「あ、ああ」
こなた「二人と違って部活に入ってるんだよね? どんな部活なの?」
キョン「SOS団だ」

こなた・かがみ「…………」

かがみ「えっと……」
こなた「ごめん、よくわからないんだけどどういう部活なんだろ?
    SOS……何かの略称か何か?」
キョン「世界を大いに盛り上げるための涼宮ハルヒの団、らしい。
    俺も、よくわからんのだ」
かがみ「……どうしてそんなところに入ってるの?」
キョン「…………」

キョン(どうしてだろう)

107 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/08/12(水) 12:41:44.42 ID:Pd/GKwGM0

こなた「まあ、名前はどうだっていいや。どういう活動してるの?」
キョン「そうだな……休日に図書館に行ったり」
かがみ「じゃあ文科系の部活なんだ」
キョン「いや……そうとも限らない、かな。 体育祭には何か出たりしたし。
    部長、というか団長はやたら運動神経がいいし」
こなた「じゃあ体育会系?」
キョン「んー、しかし文芸部の本を出した事もあるし……」
かがみ「……普段は何をしているの?」
キョン「さっき言ったように図書館行ったり、デパート行ったり、公園を散歩したり……」

こなた「……何をやる部活なの?」
キョン「……」

キョン(何だろう)

110 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/08/12(水) 12:48:51.25 ID:Pd/GKwGM0

谷口と国木田が帰ってきて。

谷口「んじゃ次はどこ行くかな〜」
かがみ「ちょっと大きい町の方に出てみない? ここら辺だともう遊ぶ場所なんて無いし」
こなた「そうだね〜、それがいいかな」
国木田「よし、それじゃあ早速行こうか。時間からしてそろそろ出ないと向こうで遊ぶ時間無くなるからね。
    と、その前に谷口、昼飯代払っておくよ」
キョン(!! よ、よし、ここは失敗は繰り返さない! 割り勘だ!!)

こなた・かがみ・国木田「つ500円玉」
キョン「つ600円」

キョン「谷口、レシート見せてくれ」
谷口「え?」
キョン「……すまん、今小銭無いから600円で。551円だから49円くれるか?」
谷口「…………」

116 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/08/12(水) 12:52:48.64 ID:Pd/GKwGM0

駅について。

こなた「ん〜と、310円だね」チャリチャリチャリン
谷口「……」チャリチャリ ザァァー

谷口「ほらキョン、49円だ」
キョン「あ、ああ」
キョン(何で谷口の奴は怒ってるんだ? 割り勘だろ……)

119 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/08/12(水) 12:55:34.78 ID:Pd/GKwGM0

ガタンゴトン ガタンゴトン

谷口「向こうついたら何する?」
かがみ「あ〜、あんまり決めてなかったわねそういえば」
こなた「まあいいじゃんw 向こうについてから決めればいいさ〜」
かがみ「本当にあんたって楽天的ねぇ」
谷口「いやいや、案外そういうのがでかい町に行った時の楽しみだよなw」
国木田「ま、色々ぶらぶらしてみようよw どうせアテも無いんだし」

キョン「…………」←一人だけi-pod聞いてる。

122 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/08/12(水) 12:59:32.96 ID:Pd/GKwGM0

大きな町について。

こなた「うあ〜、やっぱ日曜なだけあって人が多いねぇ」
かがみ「これ、歩くだけでも結構辛いわね」
国木田「ま、のんびり行こうよ」
谷口「そうだな……」

キョン「…………」←一人でズンズン進んでいく

谷口「ちょっ!?」

ダダッ

谷口「おい、何ひとりで勝手に歩いてるんだよ」
キョン「え? いや、適当に歩くって……」
谷口「馬鹿、それでもお前、ある程度場所は決めるだろ……。
   それにお前、一人で先に行くなよ、女の子いるんだぞ」
キョン「…………」

127 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/08/12(水) 13:06:13.21 ID:Pd/GKwGM0

ボーリング場。

ガコーン!!

国木田「おっ、やった、ストライクだ!」
かがみ「わー、すごーい!」
こなた「イエーイ!」←ハイタッチ
谷口「くっそーw 俺なんてさっきガーターだぜwww」
国木田「谷口は下手にカーブかけすぎなんだよw 素直に真っ直ぐ投げればいいのにw」
谷口「勝者の余裕かよw ええい、アドバイスなんて不要だ!w」
国木田「ちょw 八つ当たりはやめてよw」
かがみ・こなた「wwwww」

キョン「よっし、ストライクだ!」

130 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/08/12(水) 13:08:51.96 ID:Pd/GKwGM0

こなた「あっ、次私の番だね〜、あ、ストライクだったんだ!」
キョン「ああ!」
キョン(ふふ、いいところをこれで見せられたな……。 そうだ、ハイタッチ!!)

かがみ「……で、くさくってさぁwww」
谷口「ちょww バロッシュwwwww それは無いわーw」
キョン「イエーイ!」←かがみんにハイタッチを求める
かがみ「え!? あ、あ、イエーイ……」

谷口「…………」

134 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/08/12(水) 13:16:00.39 ID:Pd/GKwGM0

ボーリングが終わって。

かがみ「あー、やっぱりドベかぁ……。男の子に負けるのはまだしも、こなたにも負けるってのは悔しいなぁ」
こなた「ふふん、何事でもゲームで私が負ける事など無いのさw」
谷口「まさかこなたちゃんがここまで上手いとはなぁw 意外だったwww」
こなた「失礼だね〜ww」
谷口「だってあんな軽いボールで凄いパワーボール投げるとかwww」
こなた「wwwww」
国木田「そういえばキョンもストライクの数がやたら多かったよね!」
キョン「ん? ま、まあな!w ボーリングくらい朝飯前だっぜ!」
かがみ「へぇ〜、凄いねぇ〜」

キョン(!! ここはチャンスか!?)

キョン「よ、よぉし! もう1ゲームくらいしようぜ!! 今度は俺がボーリングの極意を教えてやるよ」
かがみ「え……あ、いや……」
こなた「あの、ごめん……折角だけど、腕痛いし……」

キョン「…………」

139 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/08/12(水) 13:21:42.44 ID:Pd/GKwGM0

タワレコに冷やかしに。

谷口「普段どんな音楽聴いてるんだ?」
こなた「ん〜? んっふっふ〜、私は断然モモーイだね!」
かがみ「ちょw」
谷口「?」
こなた「ああ、アニソンだよアニソンw でも格好いい曲とかも多いんだよ〜。
    あ、折角だし一緒に聞こう聞こう!w」←一つのヘッドフォンで谷口と一緒に聞く
谷口「おほw これはいいwwww」

かがみ「……え、っと。 キョン君、だっけ? 普段はどんな曲を?」
キョン(……音楽なんて聴かないのに)
キョン「……ク、クラシック、とか」
かがみ「へ、へぇ〜」
キョン「…………」
かがみ「…………」

キョン(膨らまない…………)

142 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/08/12(水) 13:26:49.43 ID:Pd/GKwGM0

再度ゲーセンに。

こなた「あ、谷口君あれやろーよ、あれw」
谷口「ん、QMA?」
こなた「私さ〜、アニメとかは得意だけどスポーツとか全然駄目なんだよねww」
谷口「www でも俺も学問とか駄目だぜw 期待しないでくれよwww」

あのでっかい椅子に二人で座る谷口とこなた。

かがみ(あー……谷口君行っちゃった。 またぬいぐるみとって欲しかったんだけど……)
キョン「ん、あのぬいぐるみ欲しいのか?」
かがみ「え、あ、うん!」
キョン「……」

キョン「こっちの方が可愛くないか?」
かがみ「……うん」

151 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/08/12(水) 13:32:57.94 ID:Pd/GKwGM0

夕方。

こなた「あ〜、ごめん、もうそろそろ門限だよ〜」
かがみ「うん、そうね」
谷口「おっ、もうそんな時間か。早いもんだな〜、駅まで送るぜ」
こなた「あははw 谷口君達も帰る方向が同じなだけでしょww」
谷口「wwwww」

ガタンゴトン ガタンゴトン

プシュー

こなた「それじゃ、私達はこの駅だから。またね〜」
かがみ「帰ったら連絡するから。今日はありがとう」
国木田「こっちこそ、今日は楽しかったよ」
谷口「また遊ぼうぜ!」
キョン「またな」

プシュー

ガタンゴトン ガタンゴトン

谷口「さて……」
国木田「うん」
キョン「?」

153 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/08/12(水) 13:35:39.27 ID:Pd/GKwGM0

谷口「キョン……お前……」
キョン「な、なんだよ」
国木田「お、落ち着きなよ谷口。あんまり強く言うのは……」
谷口「いや、ここは言っておかなきゃならねぇ! それがこいつの為だ!
   キョン、お前は本当に、マジで、何がしたいんだよ!?」
キョン「…………」

キョン「女の子と、あわよくば、イチャイチャ……」

谷口「わかってるならもう少し行動に移してくれよ……」
国木田「わかっているだけに太刀が悪いんだね」

163 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/08/12(水) 13:41:16.26 ID:Pd/GKwGM0

駅について。駅の広場でそれぞれ缶コーヒーを片手に。

谷口「キョン……お前もさ、涼宮とかともう付き合ってないんだろ?」
キョン「まぁ、付き合ってないというか……付き合えないというか……」
国木田「元々キョンはどこかズレてたもんね……そこが魅力でもあり欠点でもあるんだよ」
キョン「お、俺は普通だぞ!?」
谷口「そう思ってるのはお前だけだ。
   SOS団なんて変なもんに所属してたり、俺らをいきなり草野球のチームに入れようとしたり。
   放課後の教室で長門と抱き合ってたり、かと思えば彼女じゃないとか言い出すし……。
   ……そんな波乱万丈な人生を送る奴は断じて普通じゃねぇ」
キョン(それ以外にももろもろあるしなぁ……普通じゃないのかなぁ、俺)
国木田「そもそも彼女が欲しいってんなら、涼宮さんや長門さんなんて色々いたのに……」
キョン「え!?」
谷口「お前なぁ、あれだけ好き好きオーラ出してるのに無視とか酷すぎるだろ……。
   それでお前、モテたいとか今更言い出されても正直俺らはビビったよ」
キョン「俺、モテてたのか?」

国木田「これだよ」
谷口「……モテてたよ。間違いなく、お前は惚れられてた。
   本当にもったいねぇ……」

キョン「……もったいねぇなぁ」

168 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/08/12(水) 13:46:34.70 ID:Pd/GKwGM0

国木田「そもそもキョンは付き合うとかいうのをどういう風にとってるのか……」
キョン「そりゃお前、ラブレターを受け取ったりとか……あるだろ、そういう告白とか、なんか」
国木田「まあそれもあるけどさ……。
    漫画じゃないんだし、こっちがアクション起こさなきゃ何も起こらないよ」
谷口「お前は基本的に受身過ぎるんだよ! それで彼女が欲しいとか言って出来るか!
   顔が古泉ばりにイケメンならともかく!」
キョン「……言われてみればその通りだが、今日は俺なりに頑張ってみたぞ」
谷口「……あれでか」
国木田「何だか駄目な方向に頑張ってたよね……キョン」

キョン「……駄目だったのか」

172 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/08/12(水) 13:52:21.27 ID:Pd/GKwGM0

谷口「そもそもお前……女の子と遊んだ事も無いだろ?」
キョン「ば、馬鹿にするな! 俺だってなぁ……!」
国木田「涼宮さん達はなしだよ」
キョン「…………」

キョン「い、いや! 一人いる! 一人いるぞ!! ミヨキチだ!」
国木田「だれ?」
キョン「……妹の同級生だ」
谷口「……お前それはノーカウントだろjk」

国木田「なんだろうね、一番遊ぶべき高校時代の前半を思いっきり意味不明な部活に当てた結果。
    もはや普通の生活に戻れなくなった感があるよね」
キョン「い、いや、そんな筈はない! 俺はいたってノーマルだ!」
谷口「だからそう思ってるのはお前だけだって」
国木田「ともかく、もっとこう……なんていうかな。
    キョンは一人で色々考えすぎるだろ? 脳内で独り言を言うっていうかさ。
    そういうのをなくして、もっと普通にしてみようよ」
キョン「……普通かぁ」
谷口「お前が普通なのって顔や体型くらいだもんなぁ」
キョン「……そうかなぁ」

176 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/08/12(水) 13:56:39.21 ID:Pd/GKwGM0

ユーガッタメイル♪

キョン「!!」

ピピッ

From:こなた
件名:なし
本文:今日はありがとうね〜、また機会があれば遊ぼう〜☆

キョン「き、きた! メールがきたぞ!!」
国木田「…………」
谷口「…………」
キョン「あれ?」
谷口「……なんというか、悪いんだが、その前に俺の所にも来てるんだよメールは」
国木田「まあ、所謂、社交辞令メールっていう奴かな……」
キョン「…………」

谷口「落ち込むなキョン! 確かに社交辞令だが、ここで返信して自分をアピールするんだ!
   受身は駄目だって!」
キョン「そ、そうか! そうだな!」
国木田(思いっきり短文だし、絶対眼中に無さそうなんだけどなぁ……)

179 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/08/12(水) 13:59:24.99 ID:Pd/GKwGM0

>>178

メルアド交換の場面。

谷口「あ、そーだ。 帰る前にアドレス教えてよw」
こなた「そーだそーだ、忘れるところだったw いーよーww」
かがみ「えーっと、ちょっと待ってね……」
キョン「…………」
こなた「あ、キョン君も交換しよっか」
キョン「あ、ああ!」
かがみ「そうね、アドレスくらいはね」

184 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/08/12(水) 14:02:18.49 ID:Pd/GKwGM0

To:こなた
件名:Re:
本文:ああ、遊びに行こうぜ!来週の日曜なんてどうだ!?

キョン「よし……送信!」 ピッ

谷口「……もう駄目だ、おしまいだっ」
キョン「何?」
谷口「お前直球過ぎるだろ……もうちょっと回りくどくというか。
   どこに行くとか何がこなたちゃんが好きかとかあるだろ!?
   そういうの聞いて、相手の予定確認してからだな……」
キョン「……でも受身は駄目って」
谷口「ああもう! ああもう!!!」

国木田(なんだろうなぁ、キョン。 キョンは悪気は無いんだけどなぁ)

191 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/08/12(水) 14:08:03.55 ID:Pd/GKwGM0

15分後。

キョン「返信こない……」
谷口「……キョン、もうちょっと学んでから出直そう。
   大体、彼女がそう簡単に出来れば俺だって苦労してねぇよ!」
キョン(谷口……お前はこんな険しい道を一人でひた走っていたのか)

国木田「あ、ごめん。 僕そろそろ佐々木さんと会うから」
谷口「ん、ああそうか。お疲れさん、今日はサンキュ」
キョン「すまなかったな、国木田。今日は助かった……色んな意味で」
国木田「あははw まあ、いいっていいって。 二人に彼女が出来たら三組で合同デートとかしようよw
    温泉とかにも行ったりしてさw」
谷口「いいなw よーし、俺もすぐに作るからなww」
キョン(彼女、欲しいなぁ……)

195 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/08/12(水) 14:10:55.80 ID:Pd/GKwGM0

谷口「さあ俺達も帰ろうぜ!」
キョン「ああ」

キョン(なんだかよくわからんが、俺は折角モテていたのにまるでスルーをしていたらしい。
    その反動というべきか、今では立派な女っ気の無い高校生活だ。
    だがまだまだ俺の逆襲は終わらない。
    何故なら俺は、この長い男坂を登り始めたばかりなんだからよ)

                                完

寝る。お疲れ様でした。

211 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/08/12(水) 14:19:16.51 ID:Pd/GKwGM0

救いを書くまで寝ないでおく。

谷口と別れた帰り道。

ガサガサ

キョン「ん?」

ハルヒ「…………」

キョン(ハルヒ? 何故こんな公園で……)

古泉「お待たせしました、涼宮さん」
ハルヒ「もう、遅いわよ古泉君!」
古泉「ドゥフフwwwすみませんwwww片付けをしていたら遅くなったもので」
ハルヒ「もうっ、さあ、早く行きましょう!」←ぎゅっと腕を絡ませる
古泉「ドゥフフwwww」

キョン「…………」

215 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/08/12(水) 14:21:37.66 ID:Pd/GKwGM0

スーパー。

ハルヒ「ねぇ古泉君、何が食べたい?」
古泉「ドゥフフwww涼宮さんの作るものなら何でもwwww」
ハルヒ「もうw じゃあカレーでいいわね?w」
古泉「ドゥフフwwww」

キョン「…………」

とあるマンション前。

古泉「待ってくださいね、今オートロックあけますから」
ハルヒ「wwww」 ピポパ

ガー

ハルヒ「うふふwもう何回も来てるから覚えちゃったwwww」
古泉「ドゥフフwwwww」

キョン「………」

219 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/08/12(水) 14:27:11.38 ID:Pd/GKwGM0

ピポパポピ トゥルルルル

キョン「もしもし、実は……」


翌日。

担任(名前忘れた)「えー、突然だが涼宮は停学となった」

ざわ・・・! ざわ・・・!!

国木田「ど、どうしたんだろ涼宮さん」
谷口「何だか9組の古泉も停学らしいぜ? 何かあったのか?
   キョン、お前何か知ってるんじゃ……」
キョン「いや……知らないな」

その後、ハルヒと古泉は復学をするもののよからぬ噂が立ち。
お互い学校にいづらくなった為に退学となった。
長門が去り、朝比奈さんも去り、古泉とハルヒが去った文芸部室。
当然ながらSOS団は廃部となり、俺は見事に帰宅部となった。

キョン「ああ、これが普通か。 いやぁ、普通だなぁ。 普通はいいもんだ。
    後はどうやって彼女を作るかだが……」
谷口「…………」
キョン「よし! 谷口、ナンパしようぜ! ナンパ!!」

                            完



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