佐々木「キョンのカバンの中から僕のパンツが出てきた」


メニュー
トップ 作品一覧 作者一覧 掲示板 検索 リンク SS:アセム「ガンプラバトルしようよ」

ツイート

36 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/07/16(木) 20:52:33.96 ID:neftw4bh0

佐々木「やれやれ。男子高校生の性への好奇心はとてつもないものだが、…キョンに限ってはそんなことはないと思っていたが」

キョン 「お茶もってきたぞ佐々木、ってお前何を持ってるんだ」

佐々木「見て解らないかい?女性の下着さ」

キョン 「いやそれは解ってる。何故そんなものを持ってるんだ、と聞きたいんだよ」

佐々木「おや、それは君が一番理解している筈じゃないのかい?君の鞄に入っていたものだよこれは」

キョン 「嘘を言うな。そんなものが俺の鞄に入っている訳がないだろう」

40 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/07/16(木) 21:00:37.20 ID:neftw4bh0

佐々木「キョン。僕が嘘をつく理由がどこにあると思う?これは確かに君の鞄に入っていたよ」

佐々木「これは申告するには少々の勇気がいるね。…うん、そしてこの下着は僕のものだ」

キョン 「いやちょっと待て。その犯罪者を見るような目はやめてくれ。勘違いだ。
     それはお前のものかも知れんが、俺が盗んだものでも何でもない」

佐々木「ではどうして君の鞄に僕の下着が入っているのだろう?」

キョン 「そもそもだ。それは本当にお前の下着なのか?そんな刺激が強いものをお前が身に着けるとは思えんのだが」

43 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/07/16(木) 21:06:36.36 ID:neftw4bh0

佐々木「キョン。僕も一応年相応の女性なんだよ?」

キョン 「すまん。確かにどういう下着を身に着けるのかは、お前の自由だ。ただ、ちょっと驚いただけだ」

佐々木「そうだね。確かに驚くのも無理はないかもしれないね」

キョン 「…ああ」(Tバッグでしかもフロントがスケスケ…、佐々木がそれを穿くなんて想像もできん)

キョン 「いや、そんな事はどうでもいい。問題はこれが俺の鞄の中に入っていた、と言うことだ」

佐々木「確かに。僕がこれを穿いているかいないかはどうでもいい事だ」

キョン 「それでもう一度確認するが、本当に俺の鞄にそれが入っていたんだな?」

佐々木「ああ確かにこれが君の鞄に入っていた」

47 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/07/16(木) 21:17:31.04 ID:neftw4bh0

キョン 「…意味がわからないし笑えないな」

佐々木「そうだね。僕は少々おかしさが込み上げてきているが」

キョン 「誰かの悪戯にしても悪質すぎる。しかもそれは佐々木のもんだ。という事は…」

佐々木「誰かが僕の部屋に侵入して盗んでいったことになる。それから君の鞄へこれを忍ばせた。
    犯人がいるとしたら、そうなるようだね」

キョン 「その言い草はまだ俺を疑っているのか?」

佐々木「くつくつくつ。いや冗談だよ。君の顔を見れば君が犯人ではないことは一目瞭然さ」

キョン 「当たり前だ。今の推測からすれば、今日のどこかの時点で誰かがこれを入れたことになるな。
     鞄の中を最後に見たのは、確か空の弁当箱を入れたときだ。昼休みの終わりごろか」

50 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/07/16(木) 21:28:12.27 ID:neftw4bh0

佐々木「それから僕と出会うまでの時間になるね。しかし君は涼宮さん達との活動がある。
   流石に彼女達がこんな事をするとは思えないから、更に時間は限定されることになる」

キョン 「すると昼休み直後から午後の授業が終るまでか。記憶は定かじゃあないが、鞄から、と言うより席から離れた記憶がないな。
     飯食った後は教室でだらけていたし…ぶつぶつ」

佐々木「全く不毛な推測だね。これじゃ犯人の検討はつきようもない」
(本当に不毛だ。どうして僕はこんなことをしてしまったのだろう。穿いていた下着を脱いでキョンの鞄に入れるなんて)

59 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/07/16(木) 22:29:48.93 ID:neftw4bh0

キョン 「かなり絞れてはいるだろう。犯人は北高生徒だと断言して間違いなさそうだ」

佐々木「それでどうすると言うんだ?探偵にでもなったつもりで女性の下着を盗んだ上、
    持ち主の友人の鞄に入れるなんてことをしでかした外道を探し出すのかい?」

    (実際には鞄に入れてはいない。入れようか入れまいか迷っていた所に彼が戻ってきた。
    それは何だと聞かれて、何事も無くこれは今まで穿いていた下着だ、などとは狂っても言えない。)

キョン 「まあ俺はそんな面倒をする必要はないと思ってるが、
     しかしそれがお前の下着である以上はそういう事も言ってられんだろう」

佐々木「そう言ってくれると嬉しいよ」

61 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/07/16(木) 22:37:23.26 ID:neftw4bh0

キョン 「よし、とりあえずお前の家に行かないか?」

佐々木「うむ。事の発端は僕の部屋に誰かが忍び入ったことだからね。色々と確認しなければならないようだ」

キョン 「んじゃとっとと行くか、とその前に制服を着替えさせてくれ」

佐々木「では先に出ておくよ」

キョン 「ああ悪いな。うん?これは……」

63 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/07/16(木) 22:47:10.76 ID:neftw4bh0

キョン 「待たせたな」

佐々木「待つ暇もなかったよ。では行こうか」

キョン「お前の家にいくのは初めてだな」

佐々木「そうだね。君の家に僕が訪ねるのは幾度もあったが、僕が君の家に来たことは一度もない」

キョン 「これといって行く理由がなかったからな」

佐々木「そう言われると寂しいものだね。互いの家に入り浸るような一面も友人関係には見れるものだが」

65 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/07/16(木) 22:53:37.38 ID:neftw4bh0

キョン「いくら友人と言ってもお前は女だぞ。そう易々とは行けんだろう」

佐々木「おや、君は僕を異性として見ているのかい?それは初耳だな」

キョン 「いやお前を女性として見た事はない」

佐々木「それはそれで一つ寂しさが増えるが、さっき君は僕を女だと言ったね。それはどうなる」

キョン 「女性として見てはいないが、お前は紛れも無く女で、お前の部屋は女の子の部屋じゃないか」

67 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/07/16(木) 23:00:48.61 ID:neftw4bh0

佐々木「確かに。しかしその女である僕が、男である君の部屋に行くことは何の問題も無いと言うのか?」

キョン 「俺の部屋は男の部屋じゃなくてお前の友達の部屋だ」

佐々木「くつくつくつ。都合のいい解釈だ」

キョン 「自分の部屋にやってきた友人をどうにかするような人間に見えるか?」

佐々木「残念だが全く見えないね」

69 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/07/16(木) 23:06:08.82 ID:neftw4bh0

キョン 「その残念ってのは余計だぞ」

佐々木「いい意味で言ってるんだよ。決して侮辱しているわけではない」

キョン 「俺だって普通の男だ。そこにいるのが友人ではない女なら何をするかわからんさ」

佐々木「では僕以外の女性が君の部屋にいた場合、君は手をだすと言うんだね?」

キョン 「手を出すって言う表現はあれだが、そういうことになる。しかし決定的な条件があるが」

71 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/07/16(木) 23:13:25.95 ID:neftw4bh0

佐々木「その条件とは?」

キョン 「俺に好意を抱いてくれている人だ。そんな奴はいないだろうが」

佐々木「君に好意を抱いていない女性が、君の部屋に来る筈はないからね」

キョン 「そういうことだ」

佐々木「君に好意を抱いている女性なら誰が来ても、男女の関係に発展させると言うことか」

キョン 「誰彼構わず手を出す奴みたいな言い方はやめてくれ。同じくらい俺もその女性に対して好意を抱いていればの話だ」

佐々木「なるほど。まあ僕には理解の難しい話だが」

72 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/07/16(木) 23:21:06.13 ID:neftw4bh0

キョン 「お前に言わせれば恋愛は病気だからな」

佐々木「……」

キョン 「違うのか?」

佐々木「いや、君の言う通りだよ。恋愛感情は病気なんだ。……そう病気なんだ。原因不明の治療の施しようがない精神病。
    一度罹ってしまったらどうすることもできない」

キョン 「治療のしようがない精神病か」

佐々木(そう、心も体もおかしくなってしまう。自分が何を考えているのか、何をしているのか理解できない。
    僕もその患者の一人になってしまったとでも言うのか。

74 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/07/16(木) 23:26:58.70 ID:neftw4bh0

佐々木「くつくつくつ」

キョン「何笑ってるんだ?」

佐々木「いや、なんでもないよ」
   (いやはやこれは本当に酷い病気だ。なにせ自分の下着を……思い出すのも恥ずかしい)

76 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/07/16(木) 23:35:46.58 ID:neftw4bh0

佐々木「さあ上がってくれ。これが僕の部屋だ」

キョン 「想像通りの部屋だな。長門の部屋よりはマシだが」

佐々木「長門さんがどうしたんだい?」

キョン「いやなんでもない」

佐々木「ちょっと待ってくれ。長門さんがどうしたんだ」

キョン「どうした声を荒げて。怒ってるのか?」

佐々木「いや……すまない。何でも無いよ」

キョン「……。別に大した事でもないさ。長門の家もこんな感じで殺風景でな。それを思い出したんだ」

81 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/07/16(木) 23:42:42.79 ID:neftw4bh0

佐々木「長門さんの家にはよく行くことがあるらしいね」

キョン「たまにだ。ハルヒがどうしたこうしたって時に行くくらいで、個人的な理由で言ったことはない」

佐々木「そうか。それを聞いて安心したよ」

キョン 「なぜお前が安心する必要がある」

佐々木「聞こえなかったことにしてくれ」

キョン 「そうする。しかし特に変わった様子もないな。侵入の形跡があるわけでもない」

佐々木「残っている方が問題だとも言える」

82 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/07/16(木) 23:50:47.09 ID:neftw4bh0

キョン 「そういやそれだけなのか?」

佐々木「何がだい?」

キョン 「下着だよ。その一着だけなのか確認した方がいいんじゃないか?」

佐々木「そうだね。では確認しておこう」

キョン「じゃあ俺は外に出ておくから」

佐々木「別にでる必要はないよ」

キョン「いや、しかしだな」

佐々木「見なければいいだけさ」

87 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/07/17(金) 00:08:50.62 ID:9dTQU6rW0

キョン「そうかい。じゃあ後ろを向いておくから」

佐々木(引き出しを開けたって変わりはない。僕の下着を盗んだ人間なんてこの世には存在しないんだから)
   (ここには女性の部屋に行ったという事実を突きつけられて、激しく嫉妬を覚える精神病者が一人いるだけ)

佐々木「もういいよキョン」
   (しかしこの下着入れは絶対にキョンに見られるわけにはいかないな)
    (これを見たら小学生か中学生のものだと思うだろう。
    卑猥な下着なんてキョンの鞄に入っていたことになっているこの一枚しかない)

キョン「どうだ?他に盗まれたものはあったか?」

佐々木「いや、無かったよ」
   (久々に彼と会うことになった僕はその日の内に下着を買いにいっていた。
    どうしてそんなことをしたのかよくわからない。
    下着など役割を果たせるものならどうでもいいと、昔買ったものをずっと使っていたのに)

キョン 「そうか。そりゃよかった。しかし犯人はなぜ一枚だけなんてせこい事をしたんだろうな」

88 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/07/17(金) 00:17:19.93 ID:9dTQU6rW0

佐々木「さあ、僕にはわかりかねるね」
   (それは多分その下着を、そしてその下着を身に着けた姿をみて欲しかったからさ)

佐々木「さてと、おっと」

キョン 「大丈夫か佐々木!」

佐々木「すまない。敷物で滑ってしまった」

キョン 「ああ。……佐々木。手をかけたせいか引き出しが外れてるぞ」

佐々木「……」
   (下着が散らばっている)

キョン 「悪い。部屋から出ておくから」

91 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/07/17(金) 00:22:13.95 ID:9dTQU6rW0

佐々木「もういいよ。キョン」

キョン 「……」

佐々木「……」

キョン 「なあ」

佐々木「なんだい……キョン」

キョン 「いや、なんでもない」

佐々木「見たんだろう?僕の下着を。正直に言ってごらんよ」

キョン 「すまん見ちまった。ははは、しかしあれだな佐々木も可愛い趣味してるんだな」

佐々木「……」

92 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/07/17(金) 00:28:46.52 ID:9dTQU6rW0

キョン 「あんな可愛い下着と他に今日みたいなのも穿くんだよな。女ってのはよくわからんな」
    (なんと気まずい雰囲気なんだ。はあ……、どうやらこれは思い違いではすまんらしい)

佐々木「それは君が女性を知らないだけさ」
   (こんな苦しい言い訳でどう逃げれるのだろう。誰がどう見たって別人の下着だと思うくらいだ)

キョン 「なあ佐々木、お前本当に下着を盗まれたりしたのか?」

佐々木 「どういうことだい?」

キョン 「いやあまりにも趣向が違いすぎると思うんだ。あの下着はお前のじゃないんじゃないか?」


佐々木「……紛れも無くこれは僕の下着だよ」

96 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/07/17(金) 00:42:08.84 ID:9dTQU6rW0

キョン 「そうか。でも盗まれたのは嘘だよな?」

佐々木「どうしてそんな事を言うんだい?」

キョン 「お前が鞄にいれたんだろう?正直に言ってくれ」

佐々木「どうして僕がそんな事をしなくちゃならないのか理解できないな」

キョン 「でもお前以外には考えられん。よくよく考えてみるとお前にしかできないんだよ」

佐々木「キョン、何が言いたい。まさか僕がそんな事をするために、
    スカートのポケットにこれをを忍ばせて隙を窺っていたとでも言いたいのか?
    流石に僕もそんなことを言われたら感情的にならずにはいられなくなる」

キョン 「いや、ポケットに隠し持つ必要はない」

佐々木「じゃあどうやるって言うんだ」

キョン 「佐々木……、お前今下着を穿いていないだろう」

102 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/07/17(金) 01:04:49.72 ID:9dTQU6rW0

佐々木「な、何を言うかと思えば、君の発想力には驚かされるね」

佐々木「穿いていた下着をわざわざ脱いで、君の鞄に入っていたことにした、とでも?」

キョン 「そうだ」

佐々木「現実的じゃないよ。そんなおかしな事をする女性がどこにいると言うんだ」

キョン 「制服を着替えただろ」

佐々木「制服?ああ、ここに来るときに君は着替えていたね」

キョン 「お前は気付いているかわからんが、お前の座っていた座布団がな湿ってたんだよ。」

105 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/07/17(金) 01:11:03.56 ID:9dTQU6rW0

佐々木「……!!!」

キョン 「……その、なんだ……。つまりそういうことだ。しかもその下着、Tバッグで前の方の生地も薄いだろ」

佐々木「……幻滅しただろう」

キョン 「……」

108 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/07/17(金) 01:19:41.12 ID:9dTQU6rW0

佐々木「僕にもよくわからないんだ。昨日君から連絡があって、……僕は嬉しかったんだよ」

佐々木「中学を卒業して以来何の音沙汰も無かった君から連絡があってね。とにかく僕は嬉しかったんだよ」

キョン 「佐々木……」

佐々木「そして急に君に見られる事を意識しだしたんだ。くつくつくつ。笑ってくれて構わないよ」

佐々木「見られることに不安を覚えた行動が、新品の大人物の下着を買いに行く。どうだい無意味だろう?」

110 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/07/17(金) 01:29:26.11 ID:9dTQU6rW0

キョン 「どうして俺の鞄に入っていたなんて嘘を言った」

佐々木「わからない……。わからないんだ。とにかく体が熱くて息が苦しくてね。
   その時下着の事を思い出した。そこでわかったんだ。なぜ前日に下着を買いに行ったかが。
   ああ、僕はキョンに女性として意識されたいんだって。
   僕の服を脱がせてこの下着を見た君が何を想うのか知りたくなった」

佐々木「でも実際にはそうなることはありえないからね。小さな勇気を示した、とでも言うのかな。
    僕は君の為にここまで頑張ったんだって知ってもらいたくて」

112 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/07/17(金) 01:34:09.95 ID:9dTQU6rW0

キョン 「しかし脱ぐ必要は……」

佐々木「君に脱がされない以上自分で脱ぐしかないと思ったんだよ」

佐々木「醜態をさらしてしまったね。座布団も弁償するよ」

キョン 「そんなのはどうだっていいさ」

佐々木「君とももう会うことはないかもしれないね。だから最後に行っておくよ。どうやら僕は君が好きらしい」

115 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/07/17(金) 01:38:34.61 ID:9dTQU6rW0

キョン 「佐々木……」

佐々木「それも随分前から。今になって自分が完全に病に蝕まれていることに気付いたよ。
   本当に酷い病気だ。勝手になんの前触れもなく人の心を侵して、気付いた頃にはもう手遅れでどうすることもできない」

佐々木「そして患者を狂わせる。まともな人間があんなことをする訳がない」

prrrrrprrrrrr

佐々木 「出たほうがいいんじゃないのかい」

キョン 「……。もしもし」

ハルヒ「ちょっとキョン!!あんたどこ行ってんのよ。家に来ても誰もいないじゃない」

116 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/07/17(金) 01:46:55.49 ID:9dTQU6rW0

キョン 「すまんちょっと用事があったんだ」

ハルヒ「用事?早く戻ってきなさい。十分以内よ。六週確定よいい?」

キョン 「悪い無理だ」

ハルヒ「なんで無理なのよ。これは団長命令よ。早く戻ってきなさい」

キョン 「うるさい!大事な用事なんだ。勝手にきといてなんなんだ!」

ハルヒ 「えっ、ちょっとなによその口のきき」

ブチッ ツーツーツー

121 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/07/17(金) 02:02:52.38 ID:9dTQU6rW0

佐々木「どうやら行ったほうがよさそうだね。座布団は近いうちに高級品を送ることにするよ。
    今日まで友達でいてくれてありがとうキョン。どうか涼宮さんと幸せになってくれ」

キョン 「今日まで友達か。確かにこうなった以上はもう友達ではいられないな」

佐々木「……うん」

キョン「佐々木」

ギュッ

佐々木「!!どうしたんだいキョン?」

キョン「実はな俺も大分前から病気にかかってたんだよ。気付くまいとしてたんだが、どうやらそうにもいかんらしい」

123 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/07/17(金) 02:08:07.94 ID:9dTQU6rW0

佐々木「キョン……?」

キョン 「俺はな自分に好意を抱いてくれる女性には何をするかわからんぞ」

佐々木「でも君自身も好意をもっていないと……!キョン」ポロポロ

キョン 「泣くな佐々木。いつ言おうか悩んでたんだよ。それでまあ、
     意を決してお前に連絡しての今日、だったんだがこんな事になるとは思わなくてな」

佐々木「どうやら僕の勇み足だったのかな?」

キョン 「そういう事になるな。
     恋愛は病気だとかいって、気取ってるから反動でああなっちまうんだよ」

125 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/07/17(金) 02:11:45.58 ID:9dTQU6rW0

佐々木「ああ、本当に酷い反動だったよ。恥ずかしい話、昨日は体を持て余してしまったりなんかしたからね」

キョン 「それは言わなくてもいいことだぞ」ムクリ

佐々木「うむ。そのようだね。
    こういうシチュエーションではそういう反応はないと思っていたが、やはり体と言うのは正直だね」

キョン 「すまん。離れるか?」

佐々木「いやだね。ちゃんと抱きしめておいてくれ。
    構わないさ。僕達は高校生なんだ。性欲への興味は尽きるものではない」

131 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/07/17(金) 02:23:57.71 ID:9dTQU6rW0

キョン 「その通りだ。行為は好意がないとな」

佐々木「キョン。それで僕達はもう友達ではないんだね?」

キョン 「友達ではいられない、が正しいな」

佐々木「では僕らはこれからどういう間柄になるのだろう」

キョン 「さあな」

佐々木「おや、こういう時は男性がしっかりするべきなんじゃないのかな」

キョン 「そうは言ってもだな」

佐々木「キョン。しっかりしてくれ」

133 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/07/17(金) 02:31:25.38 ID:9dTQU6rW0

キョン 「よしわかった。……佐々木、俺はお前の事が好きだ」

佐々木「それで?」

キョン 「くっ……。その俺と付き合ってくれ」

佐々木「うむ。謹んでお受けしよう」

キョン 「そうか。これで断られたらどうしようかと思ったぜ」

佐々木「くつくつくつ。では誓いの行為をお願いしようか」

キョン 「誓いの行為?」

184 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/07/17(金) 18:13:49.93 ID:9dTQU6rW0

色々やりながらなんで遅くなりますがとりあえず

佐々木「接吻だよ。簡単だ。君の鼻の下にあるものを、僕のここに押し付ければいいだけさ」トントン

キョン 「いきなりすぎやしないか?」

佐々木「時間の問題さ。それにそうして貰わないと落ち着かないんだ。さあキョン、はやく奪ってくれ」

キョン 「ああ……、じゃあいくぞ」(佐々木のやつ積極的だな。それにしても色っぽい表情をしてる)

186 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/07/17(金) 18:40:23.51 ID:9dTQU6rW0

すまん
明日実家に帰るんで今のうちに家事やらなんやらをしなきゃいけないんだ




prrrr prrrr

佐々木「……」

キョン 「……」

佐々木「出ないのかい?」

キョン 「構わん」

佐々木「出たほうがいい。何かを押し退けて得る幸せは、あまり美味しくはないからね」

キョン 「……そうか」

ピッ

189 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/07/17(金) 19:16:05.97 ID:9dTQU6rW0

ハルヒ「こらキョン!あんた何勝手に電話切ってんのよ」

キョン 「だから忙しいんだよ。後にしてくれ」

ハルヒ「こっちだって忙しい中あんたの家に来てんのよ。六週確定なのよ。流石に六週は堪えるわよ」

キョン 「知るか。要件はなんだ。今聞くから、ほら言ってみろ」

ハルヒ「それはあんたが帰ってきてから言うわよ」

191 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/07/17(金) 19:27:28.38 ID:9dTQU6rW0

キョン 「だから帰れないと何度言ったら」

ハルヒ「大事な話なの。とっても大事な話なのよ馬鹿!」

キョン 「……大事なのは分かった。しかし今日は無理なんだよハルヒ。明日じゃ駄目か?」

ハルヒ「今日じゃないと駄目よ。今日じゃないと。……もういいわ。帰る」

キョン 「どうしても今日って言うんなら俺がお前の家に行くが?」

佐々木(やれやれ、その言葉を僕の前で言うとは。キョンはやはり本当は涼宮さんのことが……)

ハルヒ「私の命令に逆らうくらい大切な用なんでしょ。だからもういいわよ」

ブツッ ツーツーツー

193 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2009/07/17(金) 19:39:50.10 ID:9dTQU6rW0

キョン 「何なんだ一体」

佐々木「行かなくていいのかい?悪いが聞こえていたよ。涼宮さんは君に大事な話があるみいだね」

キョン 「もういいって言ってるんだからいいだろうよ。それよりその、さっきの続きをだな」

佐々木「言った通り、自我を押し通して得た幸せはあまりいいい味じゃないんだ」

キョン 「だが今は俺たちにとっても大事な時間の筈だろう」

佐々木「構わないさ。僕らにはたっぷりと時間がある。けれど涼宮さんには今日しかないらしい」

キョン 「しかしだな」

195 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/07/17(金) 20:03:07.29 ID:9dTQU6rW0

佐々木「キョン。あまり失望させないでくれ。さあ行くんだ。キスはとっておきにしておこう」

キョン 「悪い。言ってくる。しかし何だって今日なんだ。ハルヒのやつ」

佐々木「今日になにか心当たりはないのかい」

キョン 「検討もつかん。じゃあな佐々木。あとで連絡するから」

佐々木「うむ。待っているよ」

198 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/07/17(金) 20:46:17.11 ID:9dTQU6rW0

キョン 「はあはあ。運動不足ってのは、罪だな。肺が、肺がどうにかなりそうだ」

キョン (しかし今日に一体なにがあるっていうんだ。今日、今日、今日)
    (去年の今頃は色々あったな。そういや去年の今日は確かハルヒと閉鎖空間に……)

キョン 「はあはあはあ。糞いない。本当に帰っちまいやがった。まだその辺にいるかもしれんな」

prrrr prrrr prrrr prrrr

キョン 「出ろよハルヒ。全く」

199 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/07/17(金) 20:49:57.78 ID:9dTQU6rW0

遅れてすまん
野球に夢中だったw



ハルヒ「今更電話なんてかけてきても遅いわよ。キョンのやつ、大事な用事ってなんなのよ……」トボトボ

キョン 「おーい!ハルヒ」

ハルヒ「キョン?」

キョン 「はあはあはあ。やっと、はあ、見つけた」

ハルヒ「何よ。何しにきたのよ。忙しかったんじゃないの?」

キョン 「ああ、それはもう大丈夫だ。だから来た」

ハルヒ(大丈夫じゃなかったら来ないって言ってるようなもんじゃない。馬鹿……)

200 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/07/17(金) 21:02:34.75 ID:9dTQU6rW0

キョン 「お前も大事な用があるんだろ俺に」

ハルヒ「別にないわよ。じゃあね」

キョン 「おいちょっと待てよ。とりあえずそこで雨宿りしながら話そう」

ハルヒ「もういいって言ってんでしょうが!」ダッ

キョン 「おい!待てよ」

ハルヒ「うっさい。手掴むな離せ」

キョン 「お前はそれで満足するのか?今日じゃないと駄目なんだろう?」

ハルヒ「もういいって言ってんの。もういいのよ」

202 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/07/17(金) 21:09:06.69 ID:9dTQU6rW0

キョン 「ハルヒ!」

ハルヒ「!」

キョン 「ちゃんと話してくれ」

ハルヒ「……」

キョン 「雨酷いな。温かいものでも飲むか?」

ハルヒ「いらない……」

キョン 「やっぱり俺の家に戻らないか?このままじゃ風邪ひくぞ」

ハルヒ「いい」

キョン 「……それで今日じゃないと駄目な用事ってなんだ」

ハルヒ「……」

211 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/07/17(金) 22:33:19.09 ID:9dTQU6rW0

キョン 「そういや去年の今日、お前ポニーテールで学校に来てたよな。アレには何か意味でもあったのか?」

ハルヒ「……特に理由なんてないわよ。何となくやっただけ」
   (ちゃんと覚えてるんだ……)

キョン 「そうかい」

佐々木(後をつけてくるなんて、やはり僕はどうかしているようだ)

214 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/07/17(金) 22:40:46.69 ID:9dTQU6rW0

ハルヒ「夢……を見たのよ」

キョン 「夢か。それはどんな夢なんだ?」

佐々木(二人は何を話しているんだろう?雨が邪魔して何も聞こえない)

ハルヒ「学校に二人でいるの。あんたと私と。見慣れた景色の筈なんだけど何かがおかしいのよ」

キョン 「どうおかしいんだ?」

ハルヒ「全てが灰色なの。世界そのものが色を失ったみたいに」

216 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/07/17(金) 22:54:02.17 ID:9dTQU6rW0

鬼平のエンディングはいつ見ても涙がでる
日本そのものと言ってもいいくらいの映像と音楽美しすぎる

キョン 「そうか」

ハルヒ「でもね。その世界の闇の中でもあんたは輝いてた。ちゃんと色を持ってた。
    そこでなんとなく分かったの。ああこの世界は私の心の世界だって。
    そしてその私の世界にあんたが必要だって」

キョン 「……」

ハルヒ「だからね。大きな青白い化け物が現れた時も私全然怖くなかった。
    ずっとこの世界で二人は一緒にいれるんだって思えたから」

ハルヒ「でもあんた、元の世界に帰りたいって言ったの。
    正直何言ってんのって思ったけど、あんたの表情がいやに真剣でね」

キョン (そりゃ真剣にもなるさ。俺は本当に帰りたかったんだから)

240 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/07/18(土) 00:10:46.38 ID:Oh4mGAwm0

ハルヒ「それで、その、ポニーテールが好きって、私のポニーテールがとても似合ってたって」

キョン 「俺が言ったんだな?」

ハルヒ「うん。そして私にキス……してくれた」

キョン 「だからその日はポニーテールだったってことか」

ハルヒ「馬鹿みたいでしょ。子供みたいよね。夢で言われたことを本気にするなんて」

キョン 「……」

218 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/07/17(金) 23:17:36.75 ID:9dTQU6rW0

ハルヒ「その日からずっと考えてた。私はあんたの事をどう思ってるんだろうって。
    毎日毎日馬鹿みたいにあんたを目で追いかけて、できるだけ側にいようと努力して」

ハルヒ「それで、私は多分あんたのことが好きなんだろうって。
    最初は認めたくなかった。恋愛なんて病気だと思ってたから」

キョン 「……」

ハルヒ「本当に病気みたいだった。毎日苦しくて辛くてね。
    でも反面とっても幸せだったの。ああ、これなら私病気でもいいやって思った」

ハルヒ「でも時間が経つにつれて苦しさの方が勝っちゃうのよね。
    体の奥で何かが少しずつ蓄積されていって、壊れる寸前だった」

219 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/07/17(金) 23:25:16.69 ID:9dTQU6rW0

キョン 「ハルヒ……」

ハルヒ「それで思い立ったのよ。気持ちを伝えるしかないって。
    結果はどうあれそれで少しは楽になれると思ったし」

キョン 「それが今日、ということか」

ハルヒ「うん……」

佐々木(多分涼宮さんはキョンに告白している。キョン……、信じていいんだろう?
    いや、信じるも何も既に僕達は恋人だから気にすることはない筈だな)

223 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/07/17(金) 23:35:25.79 ID:9dTQU6rW0

ハルヒ「それで……。恥ずかしくて口じゃ上手いこと言えないから行動でと思って」スルスル

キョン 「おいハルヒ!!こんなとこで急に何してんだよ」

佐々木「!!!」

ハルヒ「これをあんたに貰ってほしいの。昨日意を決して買いにいったのよ」

226 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/07/17(金) 23:43:17.22 ID:9dTQU6rW0

キョン (Tバッグでしかもフロントがスケスケだと!しかも脱ぎたて……。佐々木とは色違いの黒か)

ハルヒ「おかしいでしょ?笑っちゃっていいわよ。自分でもおかしいと思ってるから」

キョン 「いや……おかしいなんて思っちゃいないが」
    (むしろこんな所で脱ぎだすことに驚いてるぜ。それにしても佐々木にしろハルヒにしろ、なんでパンツなんだ?)

ハルヒ「明日あんたに思いを打ち明けるんだって考えたら、急に不安になってね。それで意味わかんないんだけど
   下着を買いに行ったわけ。それでやっとわかったんだけど、多分私は服を脱がされてこの下着を見たあんたが
   何を想うのか知りたかったのよ。でもそうなることはありえないでしょ?」

キョン 「……」

231 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/07/17(金) 23:50:12.97 ID:9dTQU6rW0

ハルヒ「もしも、その…恋人になったとしてもいきなりその日にってことにはならないじゃない
    でもこれは私のあんたへの想いそのものなの。だからとりあえずこれを受け取ってキョン」

キョン 「ああ……」

佐々木「ちょちょちょっと待って!」

キョン 「佐々木。お前着いてきたのか?」

ハルヒ「佐々木……さん?」

佐々木「急にごめんね涼宮さん。キョン、それを受け取ることがどういうことか君は解っているのかい?
    君は涼宮さんの気持ちに応えることになるんだよ?君と僕がどういう関係にあるのか忘れたとは言わせないよ」

236 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/07/18(土) 00:02:15.76 ID:Oh4mGAwm0

ハルヒ「キョン、どういうこと?佐々木さんとの関係って。もしかして大事な用って佐々木さんのことだったの?」

キョン 「ああ、今まで佐々木と一緒にいた」

ハルヒ「それってどういう……」

佐々木「……」

キョン (ここは俺がはっきりしなきゃ駄目なんだよな。たとえハルヒを傷つけることになっても」

241 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/07/18(土) 00:12:02.41 ID:Oh4mGAwm0

キョン 「ハルヒ。お前の気持ちはすごく嬉しいよ。正直に言ってそうなんじゃないか、とずっと思ってた。
     実は俺もお前の事が気になってたんだ。でもな……それ以上に気になる人が俺にはいたんだ」

佐々木(キョン……)

キョン 「俺もお前と、そして佐々木もだ。一緒だった。苦しくてそりゃもう辛くてな。
     吐ききって楽になりたかった。だから俺は今日佐々木に想いを伝えた」

ハルヒ「……」

キョン 「結果俺達はその……、つまり恋人になった。だからその下着を受け取ることはできない」

佐々木「涼宮さん。そういうことなの。だから……」

ハルヒ「そう。おかしいわね。笑っちゃうわ。振られたのになんだか心が軽いんだもの」ポロポロ

242 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/07/18(土) 00:17:23.77 ID:Oh4mGAwm0

キョン 「ハルヒ……」

佐々木「涼宮さんは私とよく似てると思う。実は私もね、下着を買ったの。しかも貴方のと色違いのをね」

ハルヒ「私達っていい友達になれそうね。思考が変態同士」

佐々木「そうかもしれないわね。私達病人同士仲良くなれると思うわ」

キョン (正直言って俺もそう思う、とは口には出せんな)

247 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/07/18(土) 00:29:27.44 ID:Oh4mGAwm0

ハルヒ「うん、わかった。私とキョンは今まで通り団長と雑用。そして今日から私と佐々木さんは友達ね。
    同じ男を好きになったんだから、ある意味戦友でもあるわね」

佐々木「よろしく涼宮さん」

ハルヒ「こちらこそ。でも一つだけ言っておくわ。二人が付き合うのは構わないけど、団の活動に支障がでるようなら
    黙ってられないから。それだけは覚えといてちょうだい」

キョン 「ああ、それは大丈夫だ」

佐々木「ええ、大丈夫」

ハルヒ「雨も止んだわね。じゃあ私は帰ろうかしら。キョン、それから佐々木さん。一つ我侭を言ってもいい?」

248 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/07/18(土) 00:33:43.56 ID:Oh4mGAwm0

キョン 「なんだ?」

ハルヒ「やっぱりこれは受け取ってほしいのよ。この一年間の私の想いなの。
    私はあんたの為に、自分の為に頑張ったんだって。その勇気の証として」

キョン 「俺は構わんが……佐々木」

佐々木「僕がどうこう言う問題ではないよ。君が考えてくれて結構だよ」

キョン 「そうか。ハルヒ、それは受け取るよ。お前の気持ちが入ったその下着を」

ハルヒ「ありがとう。それだけで充分だわ。受け取ってもらうことに意味があったから。
    あとは好きにしていいわよ。捨てるなりなんなり。なんなら佐々木さんが穿いたら?」

佐々木「うふふ。考えておくわ」

ハルヒ「じゃあね。キョン明日は土曜日よ。探索があるんだから忘れるんじゃないわよ!」

キョン 「ああ遅刻しないように努力するさ」

佐々木「さようなら涼宮さん」

ハルヒ「じゃあねささっきー」

251 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/07/18(土) 00:41:03.21 ID:Oh4mGAwm0

キョン 「もうあだ名か。気の早い奴だ。それにしてもなんだかあっけないな」

佐々木「おや、修羅場のようなものでも期待していたのかい?
    涼宮さんに必死に食下がって欲しかったかい?ねえキョン?どうなんだい?」

キョン 「怒るなよ。いや古泉風に言えば、世界が崩壊してしまうんじゃないかと思ったんだ」

佐々木「きっと涼宮さんは全て受け入れたんだよ。全力を尽くした結果ならそれは正しいことなんだ、とね」

佐々木「自分でこんな事をいうのは自惚れかもしれないが、涼宮さんは僕を認めてくれたんだと思う」

キョン 「そうかもしれんな」

253 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/07/18(土) 00:46:41.65 ID:Oh4mGAwm0

佐々木「さてキョン。涼宮さんにも祝福されたんだ。今の幸せの味はさぞかし良いものだと思わないか?」

キョン 「そうだな。少なくともお前の家にいた時よりは良いだろう」

佐々木「それはどうするんだい?」

キョン 「これか?そうだなどうするか。部屋に置いといて妹にでも見つかったら大変なことになるな」

佐々木「貸してごらんよ」

キョン 「おい佐々木!こんな所で何をしてるんだよ」

257 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/07/18(土) 01:06:12.99 ID:Oh4mGAwm0

佐々木「涼宮さんは僕が穿いても構わないと言ってくれたからね。これは僕が貰うことにするよ」

キョン 「だからっていま穿くことはないだろうが。それに二枚も穿いて心地悪くないのか」
    (しかも見えてはいけないところが……)ムクリ

佐々木「今までずっと下着は穿いていないよ。思い出してごらん。そんな時間はなかっただろう?
    それ以前にずぶ濡れだからね。下着がどう、と言うことでもないさ」

キョン 「いや、だからといってだな。こんな所を人に見られたらどうなるか」

佐々木「君もそんな所を誰かに見られたらどうするつもりなんだい?お互い様さ」

258 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/07/18(土) 01:12:05.09 ID:Oh4mGAwm0

キョン 「しょうがないだろ。見せ付けるようにやられちゃ」

佐々木「見せ付けたつもりはないよ。言ったろう体が濡れてるんだ。穿きにくいんだよ」

キョン 「そうかい」

佐々木「さあキョン。とっておきにしておいたキスを僕にくれたまえ。誓いの行為だ」

キョン 「ここでか?」

佐々木「ああ、ここでだ。たまらないんだよ。早く。とりあえず抱きしめてくれ」

キョン 「しょがない奴だな」ギュッ

260 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/07/18(土) 01:20:01.50 ID:Oh4mGAwm0

佐々木「くつくつくつ。おかしな光景だろうね。ずぶ濡れの男女が抱き合っているんだから」

キョン 「幸いに人がいないからいいけどな」

佐々木「キョン……、愛しているよ。素直にそう思っている。これからはずっと一緒だ。いいね?」

キョン 「ああ。いいさ」

ちゅっ

佐々木「随分とソフトだね。まあいい。これで名実共に僕達は恋人になったわけだ。
    長い時間自分の心を騙し続けてきたが、それも今日で終わりと言うことか」

263 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/07/18(土) 01:29:24.79 ID:Oh4mGAwm0

キョン 「長かったな」

佐々木「次は僕の番だ。誓いの行為はお互いにしないといけないからね。しかしここではできない」

キョン 「何故だ」

佐々木「言っているだろう。たまらなく君が欲しいんだよ。僕のそれはきっと始めたら止まらない。
    今だって君のキスを何とか我慢した。だからベットの上でしかできないなんだよ」

キョン 「早すぎやしないか?」

佐々木「ただの時間の問題じゃないか。遅かれ早かれいずれそうなる

265 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/07/18(土) 01:37:49.37 ID:Oh4mGAwm0

キョン 「そういうもんかね」

佐々木「そういう事にしておこう。君の家には今日は誰もいないんだろう?」サッ

キョン 「ああ。妹連れて両親は親戚の家だ」
    (首に手を廻して上目遣い……。正直たまりせん)ムクムク

佐々木「では構わないだろう?それに下の方もいい返事をしている」ハム

キョン 「みみたぶを噛むな。どうにかなっちまいそうだ」

267 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/07/18(土) 01:41:09.74 ID:Oh4mGAwm0

佐々木「じゃあはやく君の家にいこうじゃないか。涼宮さんがくれた下着を早く脱がしたいだろう?」

キョン (耳元に息を吹きかけながら囁きかけるとは。もうエンジンかかっちまってるな佐々木のやつ)

キョン 「ああそうだな。じゃあ行くか」

佐々木「そうするとしよう。その前に薬局にも寄らなければならないね」

キョン 「恥ずかしいが、しょうがないな」

佐々木「キョン。腕を組んでもいいかい?」

キョン 「いいぞ」

佐々木「では」

ギュッ

キョン 「そういや佐々木な」

佐々木「なんだいキョン」

キョン 「お前とハルヒ、色違いの下着を買ってたな。確かに興奮するが、
     俺はお前の部屋に転がってたくまさんプリントのパンツの方が好きだぞ」

佐々木「///」

終わり
 

269 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/07/18(土) 01:46:53.08 ID:Oh4mGAwm0

つまらん上にそれほどエロくもなくてごめんなさい
これが俺の限界です
SS書いたのは初めてでしかも即興なんでかなり疲れた
途中でやめようかと何度も思ったけど
中途半端は駄目だと思ったのでなんとか最後まで書きました

修行してまた来ます
その時はどうぞよろしく



ツイート

メニュー
トップ 作品一覧 作者一覧 掲示板 検索 リンク SS:古泉「今日もいい天気ですね」 長門「……」