キョン「モテる男はツラいぜ」


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1 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/05/22(金) 21:50:03.73 ID:319gb3MYO

ハルヒ「ちょっとキョン!」

キョン「ん?なんだ?」

ハルヒ「今週の日曜日二人で買い物に行くわよ!遅刻したら死刑だからね!」

キョン「やれやれ…」

ハルヒ「返事は はい!」

キョン「はいはい」

ハルヒ「一回でいいの!」

キョン「……お前は本当に俺のことが好きだな」

ハルヒ「!?……なッ…!!」

長門「…!」

みくる「!!」

8 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/05/22(金) 22:01:41.93 ID:319gb3MYO

ハルヒ「な、なに勘違 キョン「朝比奈さんもそうだ」

みくる「ふぇ!?」

キョン「ハルヒ、知ってるか?」
キョン「朝比奈さん、お前がいないとこじゃ俺にベッタリなんだぜ」

ハルヒ「そうなの!?……って、じゃなくて!アンタ勘違 キョン「長門もそうだよな」

キョン「俺だけが知ってる長門、みんなにも見せてやりたいなぁ」

長門「…!!」

ハルヒ「キョンだけが知ってる…?それってどういう…」

古泉「おやおや」

10 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/05/22(金) 22:07:47.63 ID:319gb3MYO

キョン「気付いてないとでも思ったか?」

一同「……」

ハルヒ「キョン!」

キョン「なんだ?」ニコッ

ハルヒ「か、勘違いしてんじゃないわよ!」ビシッ

キョン「ん?俺の勘違いだったのか?じゃあお前は俺が好きじゃないわけか」

ハルヒ「!!…そ、それは…」

12 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/05/22(金) 22:13:49.65 ID:319gb3MYO

長門「…」パタン

ハルヒ「今日は解散!また明日ね!(有希GJ!)」バヒューン

キョン「ああ、また明日」

みくる「さよなら」
長門「……」

ガチャ
バタン!!

古泉「…どういうつもりですか?」

16 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/05/22(金) 22:22:49.45 ID:319gb3MYO

キョン「どうって?」

古泉「気付いてないように見せていたんですか?」

キョン「当たり前だろう」

古泉「それを何故、このタイミングで?」

キョン「疲れたのさ」
キョン「想像出来るか?美少女3人にチヤホヤされながら素知らぬふりをする大変さを」
キョン「お前にはわからんか。ははっ」

古泉「……」

19 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/05/22(金) 22:30:52.50 ID:319gb3MYO

キョン「だからといって、誰かを選べる状況じゃない」

古泉「それならいっそ、ぶち壊してしまおう、と?」

キョン「そうさ。贅沢な悩みだなんてことはわかってる。だがもう我慢ならなかったんだ」

古泉「そうですか。あなたの行動を責めることは出来ませんが…」
古泉「これを見てください」ヴー、ヴー

古泉が持っていたものは?
A.閉鎖空間発生を知らせる携帯
B.アナルバイブ

20 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2009/05/22(金) 22:31:29.45 ID:/j16neoA0



21 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/05/22(金) 22:31:51.09 ID:1X0r1me60

B

22 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/05/22(金) 22:31:51.32 ID:ykxYp2p40

B

23 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/05/22(金) 22:32:00.27 ID:UX1O7QuTO



24 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/05/22(金) 22:33:25.42 ID:m9vpD+1vO

せっかくだからB

25 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/05/22(金) 22:34:18.46 ID:LwrEE9+80

おまいらwwww





B

26 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/05/22(金) 22:35:04.86 ID:08gsULoIO

おいおい・・・




27 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/05/22(金) 22:35:13.20 ID:M5j++8OI0

B

28 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2009/05/22(金) 22:35:32.66 ID:naRlSVEb0

普通にAにしてあげようよ
もう無理だろうけどw

29 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2009/05/22(金) 22:36:12.14 ID:8SsPKAPw0

これはひどい

30 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/05/22(金) 22:38:02.07 ID:319gb3MYO

キョン「な……!」

古泉「あなたを好いているのは、女性だけではないんですよ」ニコ

キョン「く、来るな!俺はそっちの趣味はないんだ…!」

古泉「ふふふ……ふふ……ふんもっふ!」

キョン「や、やめ…アッー!!」


GAME OVER

41 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/05/22(金) 22:44:13.10 ID:319gb3MYO

Aでも続き書いていいですか?

47 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/05/22(金) 22:51:12.40 ID:319gb3MYO

古泉「少しはこちらにも気を使ってほしいものです」

キョン「しばらく耐えたつもりだったが」

古泉「んっふ、そうですね。失礼しました」

キョン「いや、謝らないでくれ。モテすぎる俺が悪いんだ」

古泉「…」イラッ

49 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/05/22(金) 22:56:57.14 ID:319gb3MYO

キョン「それじゃあ俺たちも帰ろうか」

古泉「…!!…一緒にですか?」

キョン「?…いや、別々にだが」

古泉「そうですか…」シュン

キョン「じゃあまた明日な!(まさかこいつ)」タッタッ

古泉「ええ、また明日」

50 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/05/22(金) 23:06:03.49 ID:319gb3MYO

―キョン宅―

キョン「ただいまー」

妹「あー、キョンくんお帰りー」ダキッ

キョン「おうおう妹よ。お前もいつまでも俺にベッタリじゃ駄目だぞ」

妹「どうしてー?」

キョン「好きな男の子とかいないのか?」

妹「キョンくん!」

キョン「やれやれ…」

51 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/05/22(金) 23:15:12.04 ID:319gb3MYO

―キョン部屋―

キョン「妹を諭すのはまだ早いか…」

ヴー、ヴー

キョン「ん、メールか…」

――――――――

FROM:ハルヒ
本文:勘違いしてんじゃないわよ!?
あと、みくるちゃんや有希に手を出したら許さないんだからね!?

――――――――

キョン「…本当に隠す気があるんだろうか…」

52 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/05/22(金) 23:23:31.26 ID:319gb3MYO

妹「キョンくんどこいくのー?」

キョン「本屋だよ」

妹「行ってらっしゃーい!」

――――

キョン「明日から放課後どうするかな」

キョン「ん…?あれは…朝比奈さん?」

朝比奈「んー!」

キョン「高いとこにある本が取れないのか…かわいいな」

53 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/05/22(金) 23:29:51.69 ID:319gb3MYO

キョン「どの本ですか?」

みくる「あっ、その…『男心がわからない女』という本…!!」

みくる「キョ、キョンくん!?」

キョン「どうぞ」ニコッ

みくる「あ、ありがとう…!それじゃ…///」カァァ

キョン「待ってください」

56 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/05/22(金) 23:44:01.81 ID:319gb3MYO

レジ「またお越し下さいませー」

キョン「さっきのこと…」

みくる「……」

キョン「…怒ってますか?」

みくる「ううん…いいの…」

キョン「!」

みくる「事実だから…///」

59 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/05/22(金) 23:59:40.47 ID:319gb3MYO

みくる「…ねぇキョンくん」

キョン「?」

みくる「…私ね、一人暮らしなの」

みくる「今日はこれから晩ご飯をつくって…」

みくる「ボーっとテレビ見ながら過ごす予定だったんだけど…」

みくる「キョンくんが変えてくれないかな?」


A.キョン「もしもし、妹か?今日友達ん家泊まるから」
B.みくる「キョンくん…?あれ!?……いない…」

60 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/05/23(土) 00:00:46.21 ID:F84Vpk5E0

A

61 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/05/23(土) 00:01:08.10 ID:o0ZJAqtj0

Aに5票

62 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/05/23(土) 00:03:06.34 ID:E8s1WcQF0



63 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/05/23(土) 00:03:27.52 ID:ipoO5gx3O



64 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2009/05/23(土) 00:03:48.14 ID:8Bs+zMIT0

男ならA

65 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/05/23(土) 00:04:02.12 ID:3XmyZJjV0

じゃあB

66 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/05/23(土) 00:05:34.72 ID:qY9ycpat0

A、だけどまたBADENDになりそう

67 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/05/23(土) 00:05:36.34 ID:7s+b6/gjO

AAAAAAAA

68 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/05/23(土) 00:06:26.04 ID:XSLN5V2sO

BADじゃないほう

69 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/05/23(土) 00:09:35.61 ID:F84Vpk5E0

おせーぞ

70 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/05/23(土) 00:10:13.21 ID:AFO2LZKMO

―みくる宅―

みくる「ただいまー」

キョン「おじゃましまーす…おー、意外とシンプルな部屋ですね」

みくる「意外ですか?」

キョン「もっとピンクでヒラヒラしたイメージでした」

みくる「うふふ…ご飯作りますね♪」

72 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/05/23(土) 00:17:23.86 ID:AFO2LZKMO

みくる「〜♪」

キョン「いい匂いがしてきた」

みくる「もうすぐ出来ますから」

キョン「じゃあお皿出しときますね」

みくる「ありがとう。キョンくんは気が利くよね」

キョン「いえいえそんな」

みくる「凉宮さんから私を庇ってくれるし」

キョン「…」

みくる「あんなに優しくされて、好きにならない女の子なんていないのよ?」


※ただしイケメンに限る

80 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/05/23(土) 00:23:54.58 ID:AFO2LZKMO

サーセン

キョン「いただきます」モフモフ

みくる「どうかな?」

キョン「うん、美味しいです。お茶だけじゃなくて料理も上手なんですね」

みくる「ありがとう」ニコッ

キョン「部屋も綺麗に片付いてるし…いいお嫁さんになりそうだなぁ」

みくる「…ねぇキョンくん」

89 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/05/23(土) 00:32:13.30 ID:AFO2LZKMO

みくる「私が未来から来たことは…知ってるわよね?」

キョン「朝比奈さん食べないんですか?」

みくる「任務で来てるとはいえ、青春時代を過ごしたみんなと、いつかは一生会えなくなっちゃう」

キョン「冷めちゃいますよ?勿体ない」

みくる「せめて、初恋の人との大切な思い出…未来に持って帰りたいんだぁ」

キョン「食べないなら貰っちゃいますよ」

みくる「…もう、それじゃあいつものキョンくんじゃない」

96 名前:風呂入ってきます[] 投稿日:2009/05/23(土) 00:46:47.65 ID:AFO2LZKMO

みくる「ねぇキョンくん…」ギュ

キョン「は、はい!(胸が…)」

みくる「今日は何しに来たのかな?」

キョン「……襲ってもいいですか…?」

みくる「首を縦に振るのは、禁則事項なの」

キョン「朝比奈さん…」ガシッ

みくる「キョンくん…」

104 名前:――――再開――――[] 投稿日:2009/05/23(土) 01:14:14.57 ID:AFO2LZKMO

ドゴーン!!

みくキョン「!?」

長門「閉鎖空間への侵入に成功」

キョン「長門!?」

みくる「な、なんなんですかぁ!?」

長門「この空間からカレーの匂いを感知した。何故あなたたちは食事中に密着しているのか説明を要求する」

キョン「そ、それは!」バッ

みくる「…チッ」

108 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/05/23(土) 01:21:07.59 ID:AFO2LZKMO

みくる「ちょっと長門さん!」

長門「何」

みくる「天井直して下さいよ!」

長門「直す」ヴォン

みくる「…空気読んで下さいよ…」

長門「空気」

みくる「……はぁ…」

キョン「(朝比奈さんが長門に怒ってる…!)」

111 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/05/23(土) 01:32:24.45 ID:AFO2LZKMO

長門「このカレーはとても美味」

みくる「わたし、お風呂に入ってきますね」

キョン「あ、はい…」

長門「……」

キョン「……」


長門「ごちそうさまでした」

キョン「朝比奈さんは料理も上手だったな」

長門「あなたは朝比奈みくるのことが、好き?」

キョン「!」

113 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/05/23(土) 01:40:17.91 ID:AFO2LZKMO

キョン「どうしてそんなことを?」

長門「私がこの部屋に侵入したときのあなたたちの様子は恋人同士が寄り添うようだった」

長門「お互いに好意を持っている証拠」

長門「あなたは朝比奈みくるのことが、好き?」

キョン「それは…」

長門「…」ギュ

キョン「長門!?」

116 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/05/23(土) 01:49:13.42 ID:AFO2LZKMO

長門「こうしてあなたの腰に手を回すと、私の頭は丁度あなたの胸部にあたる」

長門「とても暖かく、心地よい。この状態を継続したいと感じる」

長門「私はこの感覚の名称を知っている。本で読んだ」

長門「それは、幸福」

キョン「」

長門「ずっとこうしていたい。駄目?」

キョン「いいに決まってるじゃないか」キラキラ

118 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/05/23(土) 02:00:44.01 ID:AFO2LZKMO

長門「嬉しい…」

キョン「俺もだ、長門。俺も今とても幸福だ」

長門「有希、と、呼んでほしい」

キョン「…有k みくる「キャアアアアア!!!」

キョン「な、なんだ!?」バッ

長門「…朝比奈みくるを敵性と判断する」

120 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/05/23(土) 02:06:46.42 ID:AFO2LZKMO

キョン「大丈夫ですか!?」

みくる「キョンくん助けて!」ガシッ

キョン「ちょっ、朝比奈さん、服、落ち着いて!」

みくる「蜘蛛、蜘蛛がぁ」

キョン「蜘蛛…?これか(小さっ!)」バシッ

みくる「ふえぇ(自分で殺せたけど)」

121 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/05/23(土) 02:11:17.16 ID:AFO2LZKMO

キョン「もう大丈夫ですよ」

みくる「ありが…キョンくん!?」

キョン「え!?」

みくる「長門さんとナニしてたんですかぁ!?」

キョン「ドキッ!何もしてませんよ!?」

みくる「嘘よ!シャツが乱れてるし…胸元にカレーで唇型の染みが!」

キョン「!?」

長門「…」ニヤリ

123 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/05/23(土) 02:18:56.42 ID:AFO2LZKMO

――ハルヒの部屋――

ハルヒ「バレてたバレてたバレてたぁ!!」バタバタ

ハルヒ「あのときのアレも…いつぞやのあの発言も…」

ハルヒ「わかってたんならめちゃくちゃ恥ずかしいじゃない!」ボスッボスッ

ハルヒ「あぁ…明日…どんな顔して会えばいいのかしら…」

ハルヒ「キョンおはよう」

ハルヒ「おはようハルヒ」

ハルヒ「」ボンッ

125 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/05/23(土) 02:24:58.37 ID:AFO2LZKMO

ハルヒ「しかし…みくるちゃんや有希がライバルだったとはね…」

ハルヒ「みくるちゃんはともかく…有希まで…」

ハルヒ「……キョンは誰がいいのかしら?」

ハルヒ「そういえばキョン、メール返さないわね…」

ハルヒ「もしかして今ごろどっちかとアハンな展開になってたり……」カァァ

ハルヒ「なんて、ないない!ヘタレなキョンやみくるちゃんには無理だわ!」

ハルヒ「もしなっても…急な邪魔が入って失敗に終わるわ!キョンだもの!」

128 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/05/23(土) 02:38:00.18 ID:AFO2LZKMO

―ミクルーム――

長門「入浴してくる」

みくる「泊まってく気ですかぁ!?」

長門「当然」

みくる「くっ…長門さんの入浴中が最後のチャンス…」

長門「あがった」

みくる「!」

長門「隠しカメラが3つ仕掛けてあった。全て撤去しておいた」

キョン「…さすがに引きますよ朝比奈さん…」

みくる「私の…青春の思い出…」


あちらを立てればこちらが立たず、
フラグが立てどもチンコは勃たず、
そんなこんなでこの日は過ちを犯すことなく、
キョンくんは朝を迎えるのでした

130 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/05/23(土) 02:43:09.95 ID:AFO2LZKMO

―教室―

キョン「おはようハルヒ」

ハルヒ「〜っ!!」バシバシ

キョン「痛ぇ!何だよ!」

ハルヒ「…」

キョン「…」

ハルヒ「ね、眠そうね」

キョン「お前もな」

ハルヒ「…」

キョン「…」

ハルヒ「…(どうしよう…意識しちゃって言葉が出てこない…)」

132 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/05/23(土) 02:50:09.70 ID:AFO2LZKMO

キョン「なんか今日は静かだな」

ハルヒ「平常心平常心(そ、そんなことないわよ?)」

キョン「…」

ハルヒ「…なによ」

キョン「…(スルーしとくか)」

キョン「静かな方がかわいいぞ」

ハルヒ「かわいい!?…ってそれどういう意味よ!!」バシバシ

133 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/05/23(土) 02:57:18.74 ID:AFO2LZKMO

ハルヒ「…ねぇ」

キョン「何だよ」

ハルヒ「約束覚えてるんでしょうね」

キョン「約束?…あぁ、日曜日のデートか」

ハルヒ「デデデデデ、デートちゃうわ!」

キョン「違うのか?というか俺了承したっけか」

ハルヒ「まぁ、あんたがどうしてもっていうならデートでもいいわよ!」

キョン「声がでかいぞ。みんな見てる」

ざわざわ

谷口「ヒューヒュー!アツいねぇお二人さん」

ハルヒ「!」カァァ

キョン「やれやれ…」

134 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/05/23(土) 03:19:16.09 ID:AFO2LZKMO

―放課後―

ハルヒ「みんな揃ってる!?…古泉くんと…バカキョン…がまだね」

ハルヒ「みくるちゃん!はやくメイド服に着替えなさい!」

みくる「…」

ハルヒ「無視するとはいい度胸 鶴屋「みくる!来たにょろ!」

みくる「は、はいっ」ヌギヌギ

ハルヒ「…?わかればよろしい…」

キョン「おいっす…ってうおお!」

ハルヒ「あ、コラ!出ていきなさいバカキョン!(みくるちゃん…恐ろしい子…!)」

138 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/05/23(土) 03:29:46.37 ID:AFO2LZKMO

ハルヒ「…で」

ハルヒ「何してるの?有希」

長門「彼がこうしていていいと言った」ギュ

ハルヒ「本当なの!?キョン」

キョン「そ、それは…」

長門「幸福だ、とも言った」

ハルヒ「!」

キョン「な、長門!」

142 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/05/23(土) 03:35:15.44 ID:AFO2LZKMO

ハルヒ「…今日は解散よ…」

ハルヒ「各自速やかに帰宅すること!いいわね!?」

キョン「お、おう…」

みくる「キョンくんまた明日」
長門「…ばいばい」

ガチャ
バタン

古泉「…あなたの望むような結果は得られましたか?」

キョン「どうにでもなれって気分だったが…かえって悪化したような気がしないでもないな」

143 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/05/23(土) 03:43:21.14 ID:AFO2LZKMO

古泉「しかし凉宮さんは意外と落ち着いていますよ」

古泉「昨晩から今日にかけて、閉鎖空間の発生は確認されていません」

キョン「そうか…よかった」

古泉「枕に顔を埋めたりジタバタしたり手で顔を覆って喚くなどというシーンは見受けられましたが」

キョン「ちょっとまて」

147 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/05/23(土) 03:50:40.61 ID:AFO2LZKMO

キョン「機関訴えてもいいか」

古泉「機関は警察にも根をはってますから」ニコッ

キョン「…ハルヒって自分の部屋で着替えたりするのか?」

古泉「いえ、それらはほとんど洗面所ですね。ただ…」

キョン「ただ?」

古泉「おっと禁則事項です☆」

キョン「うぜぇ…」

149 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/05/23(土) 03:56:57.52 ID:AFO2LZKMO

古泉「まぁ、あなたはそういう星の下に生まれたと考えるしかないですね」

キョン「他人事だからってお前…」

古泉「もしくは」

キョン「なんだ。いちいちこっちの反応を待つな」

古泉「誰か一人の恋人となって落ち着く、ですね」

キョン「…」

151 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/05/23(土) 03:58:55.33 ID:AFO2LZKMO

キョン「そうしたら世界がヤバいんじゃないのか?」

古泉「おや、あなたなら凉宮さんを選ぶと思ったもので」

キョン「…」

古泉「さぁ、そろそろ僕たちも帰りましょうか」

キョン「ああ…別々に、な」

古泉「…」ズーン


キョン「ハルヒ…か…」

155 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/05/23(土) 04:05:08.67 ID:AFO2LZKMO

―夜・キョン部屋―

キョン「恋人、か…」

キョン「世界がどうなろうが知ったこっちゃないが…」

キョン「みんな、いいとこも悪いとこもあるんだよな」

キョン「朝比奈さんも、長門も」

キョン「ハルヒも…」

キョン「…zzz」

159 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/05/23(土) 04:10:16.89 ID:AFO2LZKMO

キョン「…ん?ここは…」

キョン「灰色の空に…学校…!?」

キョン「閉鎖空間かよ…」

古泉「正解です」ボッ

キョン「うお!?火の玉の姿ってことは…」

古泉「ええ、あのときと同じ。そちらにはあなたと凉宮さんしかいません」

162 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/05/23(土) 04:15:50.13 ID:AFO2LZKMO

古泉「原因は団活中の長門さんの発言かと」

キョン「脱出方法は?」

古泉「以前と同じような感じでしょう。他の二人からのコンタクトは?」

キョン「いや、ないな」

古泉「…そうですか。長門さんはこれからあるとしても、朝比奈さんからノーヒントということは」

キョン「なんだよ」

古泉「そういう脱出条件なのかも知れま」パッ

キョン「消えた…制限時間ちゃんと把握出来てなかったんだな」

165 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/05/23(土) 04:20:59.92 ID:AFO2LZKMO

ハルヒ「キョン!」

キョン「ハルヒ!?おう、無事だったか」

ハルヒ「ねぇきいてキョン!これ、わたしの夢なの」

キョン「!?」

ハルヒ「わたし前にもここに来たことあるのよ!」

ハルヒ「もう一度この夢がみたいなーって思いながら寝たら、本当に見れちゃった!」

167 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/05/23(土) 04:26:15.80 ID:AFO2LZKMO

キョン「そ、そうか。だが、なんだってこんな変な夢をみたいと思ったんだ?」

ハルヒ「夢の中でなら、言ってあげてもいいかなって」

キョン「へ?」

ハルヒ「わたし、キョンが好き!」ギュ

キョン「!」

ハルヒ「急に言われても困る?ほんとにもう、キョンはキョンなんだから」

169 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/05/23(土) 04:31:16.51 ID:AFO2LZKMO

ハルヒ「いつも素直になれなくてごめんなさい」

ハルヒ「だって、優しくされると照れちゃうんだもん」

キョン「(ハルヒが…)」

ハルヒ「ねぇ、キョン聞いてるの?」

キョン「(ハルヒがデレた!!)」バーン

ハルヒ「キョン!」

キョン「はっ!はいっ!」

172 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/05/23(土) 04:36:15.35 ID:AFO2LZKMO

ハルヒ「あんた、夢の中の登場人物のくせに何ボーっとしてんのよ!」

キョン「すまん」

ハルヒ「……キョンは?」

キョン「え?」

ハルヒ「キョンは…わたしのこと…好き?」

キョン「!」

ハルヒ「…」

176 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/05/23(土) 04:41:04.93 ID:AFO2LZKMO

ハルヒ「…」

キョン「…」

ハルヒ「…はぁ」

キョン「!」

ハルヒ「やっぱダメね!」

キョン「いや!その…」

ハルヒ「いいのいいの!わたしが心の底では告白してもフラれると思ってるから、夢じゃこうなるのは当たり前だわ!」

キョン「ハルヒ…」

ハルヒ「はぁ…なんとかなんないかしらね…このワガママな性格」

キョン「ハルヒ!!」ガシッ

178 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/05/23(土) 04:47:20.59 ID:AFO2LZKMO

ハルヒ「キョン!?」

キョン「ん」ギュ

ハルヒ「!」ギュ

キョン「俺はなハルヒ。お前が素直になるのを待ってたんだ」

ハルヒ「なっ!///」

キョン「ようやく好きって言えたな。偉いぞ」ナデナデ

ハルヒ「…!…………うん…!」

キョン「俺もハルヒのことが好きだ」

ハルヒ「!」

181 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/05/23(土) 04:55:24.54 ID:AFO2LZKMO

ハルヒ「…」ポロポロ

キョン「嬉し泣きか?」ニコ

ハルヒ「ううん…」

キョン「?」

ハルヒ「これが…夢じゃなかったらなぁって…」ポロポロ

キョン「…」

ハルヒ「諦めてて…本当のキョンは…私のことなんか嫌いに決まってるから…なのに…」

ハルヒ「現実でも…こうならないかなって…心のどこかで期待してるのよね…」ポロポロ

182 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/05/23(土) 04:59:34.81 ID:AFO2LZKMO

キョン「…夢なんかじゃないさ」

ハルヒ「夢だもん…」

キョン「夢じゃない」ガシッ

ハルヒ「んむっ…!?」

キョン「ん…」

ハルヒ「…」

ハルヒ「キス…」

キョン「(世界が戻らない…?)」

184 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/05/23(土) 05:05:06.40 ID:AFO2LZKMO

ハルヒ「優しいなぁ…キョンは…」ポロポロ

キョン「お前が素直ならな」

ハルヒ「前もキス…してくれたんだ。いきなりだったけど」

ハルヒ「でもそこで目が覚めちゃって…あとから勿体なかったなぁって…」

ハルヒ「だから今日は……もっとして?」ウルッ

キョン「…(ヤバいな)」

188 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/05/23(土) 05:13:05.97 ID:AFO2LZKMO

キョン「ん」

ハルヒ「ん…む」

キョン「!(舌が…)」

ハルヒ「んん」ピチャ

キョン「…」

ハルヒ「っぷはぁ!…リアルな夢だわ…」

ハルヒ「ディープキスなんて初めてしたのに…想像と違ったわね。何でかしら」

キョン「…(一応現実だしな)」

192 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/05/23(土) 05:20:55.51 ID:AFO2LZKMO

ハルヒ「ねぇキョン…どうせなら私…」

ハルヒ「…最後までしたい……////」

キョン「!」

ハルヒ「…」

ハルヒ「…キョン…?」

キョン「…駄目だ」

ハルヒ「!」

キョン「…なぁハルヒ」

ハルヒ「な、何よ」カァ

キョン「モテる男はツラいんだ」

198 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/05/23(土) 05:41:25.60 ID:AFO2LZKMO

キョン「選り取りみどり?バカ言うな。優しい俺は全員を幸せにしてやりたいんだぜ」

キョン「でも今お前のせいできづいちまったよ…俺はお前が好きだ。誰よりも。」

キョン「だからこれからはずっと、他の女たちの涙を買って、借金まみれでお前の側にいる。それじゃダメか?」


ドンッ


ハルヒ「痛っ」

ハルヒ「あ!起きちゃった…」

ハルヒ「…でも満足かな」

ヴー、ヴー

ハルヒ「メール?こんな時間に誰よ一体…」

199 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/05/23(土) 05:43:27.24 ID:AFO2LZKMO

――――――――


FROM:キョン
本文:返事する前に起きちまいやがって。いいんだな?


――――――――


ハルヒ「!?…なんで!?」

ハルヒ「夢…じゃ…え!?」

ハルヒ「…………」

ハルヒ「………仕方ないわね」


ヴー、ヴー


キョン「…お」

201 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/05/23(土) 05:45:02.17 ID:AFO2LZKMO

――――――――


FROM:ハルヒ
本文:変態!どんな手品使ったのよ!
仕方ないから、いいってことにしとくわ!
退屈させたら承知しないんだからね!


――――――――


キョン「やれやれ…」

キョン「………んー…」

キョン「モテる男はツラいぜ…」


おしまい

206 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/05/23(土) 05:51:56.89 ID:AFO2LZKMO

謝りたい点がたくさんあります。

遅筆だったこと。
エロシーンが書けなかったこと(技術的な意味で)。
最後gdgdだったこと。

等々挙げてったらキリがありませんが、ほんと申し訳ございませそ。

最後はもう眠くて頭動かなかったww


最後まで読んでくれた人、保守支援してくれた人、ありがとうございました。
ちなみに初めてでした。
アドバイスとか嬉しいです。



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