キョン「・・・古泉が死んだ」


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1 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/04/26(日) 22:11:13.57 ID:EAH4MTjAO

ハルヒ「え・・・?」

キョン「・・・」

ハルヒ「え?今なんて・・・」

キョン「古泉が死んだ」

ハルヒ「嘘・・・でしょ」

キョン「嘘じゃない」

ハルヒ「嘘よ!だってそんな・・・」

キョン「・・・」


4 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/04/26(日) 22:12:33.08 ID:EAH4MTjAO

ハルヒ「・・・嘘よ」

長門「彼の言っていることは本当」

ハルヒ「・・・!」

長門「古泉一樹は何者かに殺害された」

ハルヒ「嘘!!嘘よ!!なんで!?」

キョン「落ち着けハルヒ・・・」

ハルヒ「なんで古泉君が!?なんで!?ありえないわ!!」

キョン「おい、落ち着けって・・・」

ハルヒ「私は信じないわ!!そうよ!!古泉君が死ぬわけ・・・!」

キョン「落ち着けハルヒ!」

ハルヒ「!」

キョン「辛いのはお前だけじゃない・・・古泉は死んだんだ・・・」

ハルヒ「そんな・・・」

6 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/04/26(日) 22:14:01.91 ID:EAH4MTjAO

みくる「ううっ・・・古泉君・・・」

長門「・・・」

ハルヒ「・・・」

キョン「・・・昨日だそうだ」

キョン「俺達と別れた後に襲われたらしい・・・」

ハルヒ「・・・やめて・・・」

キョン「・・・」

長門「・・・」

9 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/04/26(日) 22:17:04.25 ID:EAH4MTjAO

ハルヒ「・・・」

キョン「・・・今日はもう帰ろう・・・」

ハルヒ「・・・」

みくる「・・・うぅ・・・」

長門「・・・」

キョン「・・・こうしてても仕方がないだろ」

ハルヒ「・・・わかった」

キョン「また明日な・・・」

ハルヒ「うん・・・」

長門「・・・」

みくる「・・・うっ・・・っ・・・」

キョン「・・・朝比奈さんも、帰りましょう」

みくる「はい・・・」

キョン「・・・俺達も帰るか、長門」

長門「・・・コク」

10 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/04/26(日) 22:19:20.11 ID:EAH4MTjAO

キョン「・・・長門」

長門「なに」

キョン「・・・何かいい方法はないのか」

長門「・・・それは」


森「こんにちは」

キョン「・・・森さん」

森「少しお二人にお話があるのですが・・・特に長門さんに」

キョン「・・・古泉のこと、ですか」

森「・・・ええ」

森「今回の件、機関の力を以てしても何も掴めないんです」

キョン「そんな・・・」

11 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/04/26(日) 22:23:18.42 ID:EAH4MTjAO

森「それで長門さんサイドなら何か掴んでいるのではないか、と」

長門「今現在私は情報統合思念体にアクセスできなくなっている」

キョン「・・・!?」

森「どういう意味ですか?」

長門「昨日から情報統合思念体とのリンクが断絶されている、今の私は一般人とさほど差違がない」

キョン「そんな・・・」

森「・・・涼宮さんの影響ですか?」

長門「今の私には断定はできない、しかしその可能性は高い」

12 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/04/26(日) 22:24:39.87 ID:EAH4MTjAO

森「つまり今回の件は涼宮ハルヒの・・・」

キョン「ちょと待ってください!古泉を殺したのはハルヒだっていうんですか!?」

森「その可能性もある、ということです」

キョン「そんな馬鹿なことがあってたまるか!!ハルヒは・・・!!」

長門「落ち着いて」

キョン「・・・・・・すみません、森さん」

森「いえ・・・私達は調査を続けます、何かわかったことがあれば連絡して貰えますか?」

キョン「・・・はい、必ず」

森「では、私はこれで」

キョン「・・・ハルヒな訳があるかよ・・・」

長門「・・・」

13 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/04/26(日) 22:30:05.91 ID:EAH4MTjAO

翌日


キョン「・・・」

谷口「その、元気出せよ、っても無理な話だよな・・・」

キョン「いや、すまん・・・大丈夫だ、ありがとうな」

国木田「涼宮さんは欠席みたいだね・・・」

キョン「無理もないさ・・・」

谷口「・・・」

キョン「・・・」

国木田「キョン・・・」

15 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/04/26(日) 22:32:15.99 ID:EAH4MTjAO

放課後

キョン「・・・部室・・・行くか」



みくる「キョンくん!!」

キョン「朝比奈さん?」

みくる「ど、どうしよう!?私・・・私・・・!!」

キョン「落ち着いてください!何があったんですか!?」

みくる「未来と連絡がとれないんです!!!」

キョン「え・・・!?」

みくる「このままじゃ・・・!私・・・!」

キョン「お、落ち着いてください朝比奈さん・・・!」

みくる「何が、何が起きてるんですかぁ!?」

キョン「・・・わかりません」

17 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/04/26(日) 22:37:03.60 ID:EAH4MTjAO

キョン「落ち着きましたか?」

みくる「・・・はい、ごめんなさい・・・」

キョン「・・・原因はなんなんです?」

みくる「わからないの・・・本当に急に・・・」

キョン「・・・長門に続いて朝比奈さんまで・・・」

キョン「こんなことが出来るのは・・・」

みくる「・・・涼宮さん・・・」

キョン「!」

みくる「・・・私達これからどうなるんでしょう・・・」

キョン「・・・」

19 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/04/26(日) 22:42:18.11 ID:EAH4MTjAO

キョン「・・・朝比奈さんは」

みくる「えっ・・・」

キョン「今回の一件、ハルヒが原因だと思いますか・・・?」

みくる「・・・わかりません・・・」

キョン「・・・」

みくる「・・・でも私は涼宮さんを信じたいです」

キョン「・・・朝比奈さん」

みくる「キョン君だってそうでしょう?」

キョン「・・・はい」


長門「今は楽観視できる状況ではない」

20 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/04/26(日) 22:44:59.16 ID:EAH4MTjAO

長門「・・・」

キョン「長門・・・」

みくる「長門さん・・・」

キョン「長門、何かわかったか?」

長門「・・・何も」

みくる「・・・」

キョン「・・・長門の力が消えたこと、朝比奈さんが未来と連絡出来なくなったこと」

キョン「・・・古泉が殺されたことと関係があるのか・・・?」

長門「そう考えるのが妥当」

みくる「そ、そんな・・・」

長門「そしてその中心には涼宮ハルヒがいる」

キョン「長門!?お前まで何を・・・」

長門「少なくとも今回の件は涼宮ハルヒと関係があるはず」

キョン「・・・ハルヒ・・・」

長門「涼宮ハルヒの動向には注意すべき」

23 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/04/26(日) 22:49:14.42 ID:EAH4MTjAO

みくる「・・・長門さん」

長門「なに」

みくる「・・・涼宮さんが犯人であって欲しいような言い方ですね・・・」

キョン「朝比奈さん・・・?」

長門「・・・何が言いたいの」

みくる「・・・」

長門「・・・」


キョン「・・・今日はもう帰りましょう」

26 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/04/26(日) 22:51:50.80 ID:EAH4MTjAO

みくる「キョンくん・・・」

長門「・・・」

キョン「・・・今日はもう帰ろう・・・俺達にだって少し落ち着く時間が必要だ」

みくる「・・・はい」

キョン「・・・長門もいいな」

長門「問題ない」

キョン「じゃあ、明日な」

みくる「はい」

長門「・・・コク」

32 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/04/26(日) 23:00:24.37 ID:EAH4MTjAO

翌日

キョン「おはよ・・・」

国木田「あっ・・・キョン・・・!」

国木田「谷口が・・・谷口が・・・!!」

キョン「谷口がどうしたんだ・・・!?」

国木田「昨日・・・誰かに刺されて・・・」

キョン「・・・!」

国木田「発見された時にはもう・・・」

キョン「そんな・・・」

33 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/04/26(日) 23:03:01.65 ID:EAH4MTjAO

キョン「谷口まで・・・」

国木田「キョン・・・僕・・・昨日谷口と・・・帰り一緒だったんだ・・・」

キョン「国木田・・・?」

国木田「谷口が・・・遊ぼうって言ったけど・・・塾があるからって・・・断って・・・」

キョン「・・・もういい」

国木田「僕が・・・!僕が一緒にいればこんなことには・・・!!」

キョン「それは違う・・・!」

国木田「僕の・・・僕のせいで・・・!!」

キョン「もういい!」

国木田「!」

キョン「もう、いいんだ・・・」

国木田「・・・キョン・・・」

35 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/04/26(日) 23:07:17.94 ID:EAH4MTjAO

キョン「何が起きているんだ・・・」


ハルヒ「・・・」

キョン「・・・!」

ハルヒ「・・・なによ」

キョン「・・・今登校か?もう昼休みだぞ」

ハルヒ「・・・ ちょっと用事があったのよ、別にいいでしょ」

キョン「・・・」

ハルヒ「・・・」

36 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/04/26(日) 23:10:13.67 ID:EAH4MTjAO

放課後

ハルヒ「今日、部活休むから」

キョン「あっ、おい・・・!」

キョン「・・・行っちまった」

国木田「様子変だったね・・・」

キョン「・・・ああ」

39 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/04/26(日) 23:17:44.97 ID:EAH4MTjAO

キョン「長門・・・谷口が・・・」

長門「・・・知っている」

キョン「・・・何が起きているんだ・・・?」

長門「わからない」

キョン「・・・そうだよな」

長門「ただ、一つ言えることは涼宮ハルヒの動向がおかしい」

みくる「・・・」

キョン「・・・どういうことだ?」

長門「今の私では涼宮ハルヒの行動の全てを負うことはできない」

キョン「・・・ああ」

長門「しかし今朝、古泉一樹の殺害現場にいたことが確認されている」

キョン「ハルヒが・・・?それで今日遅れたのか・・・」

42 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/04/26(日) 23:21:34.85 ID:EAH4MTjAO

長門「他にも涼宮ハルヒには不審な点が見られる」

みくる「・・・」

キョン「長門は、ハルヒが犯人だって言うのか・・・?」

長門「今の私には断定はできない、その可能性もあるというだけ」

みくる「長門さん・・・本当に力が使えないんですか・・・?」

長門「どういう意味」

みくる「・・・」

キョン「・・・やめてくれ、今は仲間割れしている場合じゃない」




森「少しよろしいですか?」

43 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/04/26(日) 23:24:34.95 ID:EAH4MTjAO

キョン「森さん・・・?何かわかったんですか?」

森「いえ、調査を続けてはいるのですが・・・何一つとして手がかりが見つかりません」

キョン「そうですか・・・」

森「そう、不自然なほどに」

キョン「・・・どういう意味ですか?」

みくる「・・・」

森「痕跡が無さ過ぎるんです、遺されていたのは犯行に使われたナイフだけ・・・もちろんそのナイフを調べて見ましたが駄目でした」

森「・・・普通の人間の仕業とは思えません」


44 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/04/26(日) 23:25:43.91 ID:EAH4MTjAO

みくる「・・・つまり犯人は何か特殊な力を持っているってことですか?」

長門「・・・」

森「・・・あるいは犯人がそれを望んだか、です」

キョン「・・・何が言いたいんですか、森さん」

長門「・・・涼宮ハルヒ」

キョン「!」

みくる「・・・!」

森「・・・念のため、気をつけて下さい、では」

キョン「・・・」

46 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/04/26(日) 23:32:48.60 ID:EAH4MTjAO

キョン(長門やハルヒが犯人・・・?そんなことある訳ない・・)

みくる「・・・」

長門「・・・次は私達の内の誰かかも知れない」

キョン「!」

長門「気をつけて」

みくる「・・・わかりました」

キョン「・・・今日は一緒に帰りましょう、出来る限り多人数でいた方がいい」

長門「・・・コク」

みくる「あ・・・私は少し用があるので・・・お先に」

キョン「一人は危ないです、朝比奈さん」

みくる「いえ、大丈夫ですから・・・それじゃあまた明日」


キョン「あっ・・・行ってしまった・・・」

長門「・・・」

キョン「帰ろうか・・・」

47 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/04/26(日) 23:35:47.73 ID:EAH4MTjAO

翌日

キョン「・・・おはよう、ハルヒ」

ハルヒ「キョン・・・私決めたわ・・・」

キョン「・・・なにをだ」

ハルヒ「絶対に許さない・・・」

キョン「えっ?」

ハルヒ「・・・私達で犯人を捕まえるわよ!」

キョン「お、おい・・・!?」

ハルヒ「早速今日から調査にかかるわ!」

キョン「ハルヒ・・・ああ、わかったよ(・・・やっぱりハルヒが犯人なんて有り得ない)」


48 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/04/26(日) 23:38:18.71 ID:EAH4MTjAO

ハルヒ「一人でいろいろ調べてみても駄目だった・・・」

キョン(それで事件現場にいたのか・・・)

ハルヒ「まずはみんなで手がかりを集めるわよ!」

キョン「手がかりと言ってもだな・・・」

ハルヒ「まずは部室でミーティングよ、キョンは有希とみくるちゃんを呼んで来て!」

キョン「・・・ああ、わかったわかった」



キョン(・・・いつものハルヒだな)

50 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/04/26(日) 23:40:29.30 ID:EAH4MTjAO

ハルヒ「私は校内で聞き込みして来るわ!」

キョン「ちょっ・・・行っちまった」





キョン「長門」

長門「なに」

キョン「ハルヒがお呼びだ、ミーティングだとよ」

長門「・・・」

キョン「長門?」

長門「今行く」

キョン「あとは朝比奈さんだな」

長門「・・・」

53 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/04/26(日) 23:44:07.11 ID:EAH4MTjAO

キョン「すいません、朝比奈さんはいますか?」

鶴屋「やぁキョン君、みくるに何か用事かい?でも残念ながらみくるは今日はお休みにょろ」

キョン「そう、ですか・・・」

長門「・・・」

鶴屋「・・・実は昨日から連絡が取れないんだよ・・・何か知らないかい?」

キョン「!」

鶴屋「さすがに心配にょろ・・・」

キョン「まさか・・・!」

鶴屋「あっ、キョン君!?」


56 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/04/26(日) 23:50:54.60 ID:EAH4MTjAO

キョン「くそ、一旦、部室に・・・!」


キョン「くそっ・・・こんなことが・・・!!」

みくる「どうしたんですか?キョン君、そんなに慌てて・・・」

キョン「朝比奈さん!?」

みくる「ふぇ!?」

キョン「良かった・・・良かった・・・!」

みくる「ど、どうしたんですか?キョンくん・・・?」

58 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/04/26(日) 23:55:02.14 ID:EAH4MTjAO

キョン「俺てっきり朝比奈さんが・・・」

みくる「キョンくん・・・」

キョン「連絡もつかないし・・・」

みくる「あっ、ごめんなさい・・・昨日うっかり落として壊しちゃって・・・」

キョン(なんていうタイミングでドジっ娘スキルを・・・)

みくる「心配かけてごめんね、キョンくん・・・」

キョン「いえ、無事でいてくれたならそれで・・・そういえば今日は休みじゃなかったんですか?」

みくる「それが・・・」



ハルヒ「きゃああああああああああああ!!!!」

60 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/04/27(月) 00:00:42.81 ID:wvHprYKgO

キョン「ハルヒ!?くそっ・・・!」

みくる「教室の方からです・・・!」

キョン「くそっ・・・なんなんだ!」




キョン「ハルヒ!無事か!?」

ハルヒ「・・・ぁあ・・・ああ・・・」

長門「・・・」

キョン「なんだ?どうした、何があった・・・!?」

ハルヒ「きょ・・・キョン・・・」

長門「・・・教室の中」

キョン「!?」

みくる「きゃあああああ!!!」

長門「・・・もう死んでいる」



キョン「国木田・・・?」

61 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/04/27(月) 00:04:13.18 ID:wvHprYKgO

キョン「国木田・・・な、んで・・・?」

長門「・・・」

ハルヒ「・・・うっ・・・ぅ・・・」

キョン「なんで・・・なんでだ・・・!?」

みくる「きょ、キョンくん・・・」

キョン「ちくしょうが・・・!!」

長門「・・・」

64 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/04/27(月) 00:10:44.78 ID:wvHprYKgO

長門「・・・死因は今までと同じ、ナイフによる刺殺」

キョン「・・・」

長門「・・・同一犯によるものと思われる」

キョン「・・・やめてくれ」

長門「・・・」

ハルヒ「・・・許さない・・・絶対に許さないわ!!」

みくる「涼宮さん!?どこへ行くんですか!?」

ハルヒ「まだ、犯人はこの辺りにいるはずよ!!」

キョン「馬鹿待て!危険過ぎる!!くそっ!追うぞ長門!!」

長門「・・・コク」

65 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/04/27(月) 00:15:34.78 ID:wvHprYKgO

ハルヒ「・・・許さない許さない許さない許さない!!!」

ハルヒ「犯人は必ず捕まえて、この手で・・・!」

長門「待って」

ハルヒ「有希!?放して!!」

長門「今のあなたは冷静さを欠いている」

ハルヒ「放してよ!犯人に逃げられちゃう!」

長門「・・・」

ハルヒ「犯人が・・・逃げちゃう・・・じゃないのよ・・・」

長門「・・・」

ハルヒ「・・・有希ぃ・・・私・・・私・・・」

長門「・・・大丈夫だから」

69 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/04/27(月) 00:18:39.75 ID:wvHprYKgO

長門「・・・落ち着いた?」

ハルヒ「・・・うん」



キョン「はぁはぁ・・・こんな所にいたのか・・・無駄に校内を走り回っちまったぜ」

ハルヒ「・・・ごめん」

キョン「・・・無事ならそれでいい」

ハルヒ「キョン・・・」

長門「・・・」

キョン「朝比奈さんが待ってる、早く部室に行くぞ」

ハルヒ「・・・うん」

73 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/04/27(月) 00:26:40.02 ID:wvHprYKgO

ハルヒ「ごめん、取り乱したりして」

キョン「それはもういい、ただ朝比奈さんが心配してた・・・謝っとけよ?」

ハルヒ「・・・うん」
ガチャ

ハルヒ「ごめんね、みくるちゃん」

みくる「・・・」

ハルヒ「みくるちゃん?・・・っ!?」

キョン「どうし・・・た・・・?」

ハルヒ「いや・・・そんな・・・」

キョン「あ、朝比奈さんだよな・・・」

みくる「・・・」

キョン「長門・・・あれ、朝比奈さんだよな・・・」

長門「・・・間違いなく朝比奈みくる」

キョン「なら、なんで・・・なんで・・・」



キョン「なんで顔がないんだよぉっ!?」

78 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/04/27(月) 00:30:58.68 ID:wvHprYKgO

ハルヒ「えぐっ・・・ぅぇ・・・」

キョン「なんで・・・!なんで・・・!!」

長門「・・・」

ハルヒ「いやぁぁああああああああああ!!」

ハルヒ「みくるちゃん!!みくるちゃん!!!」

長門「・・・」

キョン「くそっ!なんなんだ!なんなんだよこれ!?」

長門「・・・ナイフ」

キョン「・・・!」

長門「ナイフのようなもので抉られている」

82 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/04/27(月) 00:36:06.10 ID:wvHprYKgO

キョン「・・・次は誰だよ・・・?」

長門「・・・」

キョン「俺か!?長門か!?ハルヒか!?」

ハルヒ「っ・・・ぅぅ・・・ 」

キョン「冗談じゃない・・・」

長門「・・・おかしい」

キョン「・・・何がだ・・・?」

90 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/04/27(月) 00:40:54.42 ID:wvHprYKgO

長門「・・・何故顔を抉る必要があったのか」

キョン「・・・!」

長門「・・・今までの犯行から考えも明らかに今回は異質」

キョン「・・・何が言いたい」

長門「さらに犯行時間もあまりに短い」

キョン「・・・」

長門「私はこれを朝比奈みくるだと言った」

キョン「・・・ああ」

長門「服装、体格、髪型などから判断した、しかし」


長門「本当にこれは朝比奈みくる?」

93 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/04/27(月) 00:46:04.19 ID:wvHprYKgO

キョン「どういうことだ・・・」

長門「・・・もしこの死体が朝比奈みくるのものではなかったら」

長門「・・・もし本物の朝比奈みくるがまだ生きていたとしたら」

長門「犯人は・・・」

キョン「ふざけるな!!」

キョン「朝比奈さんが犯人だってのか!?」

長門「可能性の話・・・」

キョン「そういうお前はどうなんだ!?朝比奈さんはお前を疑っていた・・・!邪魔だったんじゃないのか!?」

長門「・・・私は涼宮ハルヒと一緒にいた、むしろアリバイがないのはあなた」

キョン「なんだと・・・!!」

ハルヒ「もうやめてよ!!」

102 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/04/27(月) 00:53:20.19 ID:wvHprYKgO

ハルヒ「そんなことしてる場合じゃないでしょ!?早く警察に連絡しないと・・・まだ犯人がこの近くにいるかも知れないのに・・・!」

キョン「・・・すまん、長門」

長門「・・・いい」

ハルヒ「・・・」

キョン「くそっ・・・誰が・・・誰がこんな・・・」

長門「・・・犯人は、きっと私達を狙ってくる」

ハルヒ「・・・」

キョン「・・・次は誰が」

長門「一人にならない方がいい」

106 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/04/27(月) 00:58:14.06 ID:wvHprYKgO

キョン「・・・嘘だろ」

長門「・・・」

ハルヒ「・・・なんで・・・」

キョン「何故校舎から出られない・・・」

ハルヒ「・・・携帯も通じないわ・・・」

長門「・・・」


キョン「・・・長門」

長門「・・・おそらく閉鎖空間の一種」

キョン「・・・ハルヒ、か・・・?」

長門「・・・わからない、ただ危険な状況」



108 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/04/27(月) 01:05:24.07 ID:wvHprYKgO

ハルヒ「ここも駄目・・・」

キョン「・・・無駄だハルヒ、多分脱出は不可能だ」

ハルヒ「そんな・・・」

長門「・・・!」

キョン「長門・・・?」

長門「今、向こうで何かが・・・」

キョン「なに?」

長門「・・・見てくる」

キョン「待て長門、危険過ぎる!」

ハルヒ「そうよ、待ちなさい有希!」

長門「今優先すべきは犯人の特定」

キョン「待て!だったら俺も・・・!」

長門「あなたは涼宮ハルヒについていて、私は大丈夫」

キョン「長門!!・・・馬鹿野郎」

111 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/04/27(月) 01:11:18.34 ID:wvHprYKgO

ハルヒ「行っちゃった・・・」

キョン「くそっ、追うぞ!」

ハルヒ「当たり前よ!」



キョン「長門ー!どこだー!?」

ハルヒ「有希ー!!返事して!!」

キョン「くそっ・・・長門・・・!!」

ハルヒ「・・・キョン・・・あれ・・・」

キョン「長・・・門・・・?」

長門「・・・っ・・・」

ハルヒ「有希・・・!?」

キョン「長門!?しっかりしろ!」

長門「・・・ぐ・・・」

ハルヒ「いや・・・!どうしよう・・・!?凄い血・・・!」


113 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/04/27(月) 01:16:29.51 ID:wvHprYKgO

キョン「今止血してやるからな!長門!」

長門「・・・いい・・・もう・・・無駄・・・」

キョン「馬鹿言うな!」

ハルヒ「イヤよ!!有希まで行っちゃヤダ!!!」

長門「ごめん・・・なさい・・・」

キョン「いいからもう喋るな!」

長門「・・・聞いて・・・」

キョン「なんだ・・・?」

長門「・・・古泉一樹に・・・注意、して・・・」

キョン「!?」

ハルヒ「えっ!?」

長門「・・・」

キョン「おい、長門!どういう意味・・・だ・・・長門・・・?」

長門「」

キョン「ちくしょぉぉぉ!!!」

115 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/04/27(月) 01:19:31.74 ID:wvHprYKgO

キョン「・・・長門・・・」

ハルヒ「古泉君に注意しろって・・・?」

キョン「ハルヒ・・・逃げるぞ・・・」

ハルヒ「えっ・・・?」

キョン「まんまと騙されたんだ」

ハルヒ「どういう・・・」

キョン「犯人は」



キョン「・・・古泉だったんだよ」

117 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/04/27(月) 01:23:22.20 ID:wvHprYKgO

キョン「・・・誰も最初の被害者が犯人だとは思わない・・・」

ハルヒ「で、でも古泉君は死んだって・・・」

キョン「長門が言ってただろ」

ハルヒ「・・・!」

キョン「古泉の死、十中八九偽装だろう」

ハルヒ「そんなこと出来る訳・・・」

キョン「古泉になら出来るだろう」

118 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/04/27(月) 01:27:20.39 ID:wvHprYKgO

ハルヒ「そんな・・・」

キョン「・・・信じられないか?」

ハルヒ「当たり前よ!古泉君がなんでそんな・・・!」

キョン「・・・」

ハルヒ「有り得ない・・・」

キョン「・・・お前はその有り得ないことを望んでいたじゃないか」

ハルヒ「・・・!私はこんな・・・!」

キョン「こんなこと望んでなかったか?」

ハルヒ「・・・」

キョン「・・・これが起きたそもそもの原因はお前かも知れないんだがな・・・」

122 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/04/27(月) 01:31:18.17 ID:wvHprYKgO

ハルヒ「何よそれ・・・私のせいだって言うの・・・!?」

キョン「・・・すまん・・・言い過ぎた・・・気が立ってたんだ・・・」


ハルヒ「・・・」

キョン「・・・お前、古泉が犯人なんて有り得ないって言ったよな」

ハルヒ「・・・当たり前じゃない!私は団員を疑ったりなんてしないわ!」

キョン「・・・そうか、そうだよな」

124 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/04/27(月) 01:34:01.24 ID:wvHprYKgO

キョン「・・・ハルヒ、やっぱりお前は最高の団長だよ」

ハルヒ「な、何よ急に・・・」

キョン「そうだ、古泉が犯人であってたまるか」

ハルヒ「そうよ!」

キョン「さすがはハルヒだ」

ハルヒ「・・・えっ・・・?」





キョン「犯人は俺なんだからな」

135 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/04/27(月) 01:39:49.72 ID:wvHprYKgO

ハルヒ「な、何言って・・・!?」

キョン「ははは」

ハルヒ「そのナイフ・・・!?」

キョン「どうだ?綺麗なナイフだろう?」

ハルヒ「きょ、キョン・・・」

キョン「このナイフが赤く染まると最高に綺麗なんだ」

ハルヒ「嘘・・・!嘘よ・・・!」

キョン「なんだ、団員のことは疑わないんじゃなかったのか?」

ハルヒ「だって有希が殺された時、一緒にいたじゃない!!」

キョン「長門が・・・?馬鹿言うな」

ハルヒ「えっ・・・?」

長門「・・・」

ハルヒ「嘘・・・」

キョン「長門、いい演技だったぜ?」

140 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/04/27(月) 01:44:26.62 ID:wvHprYKgO

キョン「まぁ、あまりにも露骨な死亡フラグには笑いかけたけどな・・・」

長門「・・・ごめんなさい」

キョン「まぁ、いいさ、お前はよくやったよ長門」

長門「・・・うれしい」

ハルヒ「なんで・・・なんで・・・」

キョン「何を言ってるんだハルヒ?」

キョン「お前が望んだんだろう?不思議を」

ハルヒ「えっ・・・?」

キョン「連続殺人、顔のない死体、一番目の被害者が犯人・・・お前の大好きな不思議だらけじゃないか」

ハルヒ「そんな・・・!」


キョン「楽しかっただろ?」

149 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/04/27(月) 01:51:56.14 ID:wvHprYKgO

キョン「俺は楽しかったよ」

キョン「最高だった」

ハルヒ「・・・」

キョン「俺に刺された時の古泉の顔といったらもう・・・かなり笑えたよ」

ハルヒ「やめて・・・」

キョン「『なんで・・・?』だってよ、素の古泉とか初めて見たかもしれないな」

ハルヒ「やめてよ・・・」

キョン「朝比奈さんの可愛らしい顔を剥いだ時なんかもう最高に興奮したさ」

キョン「肉が千切れる音は耳に心地よかった、録音しなかったことを後悔したよ、お前にも聞かせてやりたかった」

ハルヒ「やめてやめてやめてやめてやめて・・・!!」

キョン「みんないい顔を見せてくれたぜ」

キョン「お前はどんな顔を見せてくれるんだ?」

ハルヒ「えっ・・・あっ・・・嘘・・・いやぁああああああああああ!!」

キョン「ははははは!さすが長門印のナイフはよく斬れる」

152 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/04/27(月) 01:55:36.68 ID:wvHprYKgO

ハルヒ「いやぁ!!痛いっ痛いっ痛いぃぃ!!」

キョン「はは、なんだよ、まだ指を斬り落としただけじゃないか」

ハルヒ「やめて・・・やめてぇ・・・きゃああああ!」

キョン「ほぉら、可愛い手になった」

長門「・・・ドラえもん」

キョン「ははは、長門上手いこと言うなぁ」

ハルヒ「いやぁあああああああああああ!」

キョン「あぁ、いい声だ・・・安心しろハルヒ、今度はちゃんと録音してるからな」

155 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/04/27(月) 02:00:58.42 ID:wvHprYKgO

ハルヒ「なんでぇぇぇ!キョン!なんでよぉぉぉ!?」

キョン「はは、喜んでくれて俺も嬉しいよ」

長門「少しうるさい」

キョン「そういうなよ長門、谷口の時と比べたら天使の歌声だろ?」

長門「あれはあなたが悪い」

キョン「悪かったって・・・さてハルヒ、何して遊ぶ?」

ハルヒ「ひぃ・・・!」

キョン「うん、肉を剥ぐのもっかいやりたいな」

ハルヒ「いやぁあああ・・・!」

159 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/04/27(月) 02:05:36.46 ID:wvHprYKgO

キョン「でも顔やっちゃうと終わりだしなぁ・・・」

長門「・・・」

ハルヒ「やめでぇぇぇぇキョン!ギョン!!助けてぇぇぇぇぇぇぇぇ!!!キョン!キョン!!」

キョン「うるせぇんだよ」

ハルヒ「きゃあっ!?」

長門「さっきと言ってることが違う」

キョン「ものごとには限度ってもんがあるんだよ」

ハルヒ「い゙ゃ゙ぁ゙ぁ゙ぁ゙ぁ゙ぁ゙ぁ゙!!」

キョン「うっせぇな・・・耳切り落としただけだろうが」


161 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/04/27(月) 02:10:12.80 ID:wvHprYKgO

キョン「あぁ、なんか面倒くさくなってきたな・・・」

長門「大概のことは他の連中ですましているはず・・・直すのが大変だった」

キョン「悪かったって、感謝してるさ」

ハルヒ「あぁあぁぁああああああ」

キョン「まぁ、十分楽しんだしな」

ハルヒ「キョン、ごめんなざいごめんなざい、謝る謝るからぁ!!」

キョン「謝られてもな・・・楽しませて貰ったし感謝してるよハルヒ」

ハルヒ「いやぁあああああああ!」





キョン「死ね」

164 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/04/27(月) 02:16:19.25 ID:wvHprYKgO

キョン「ははは、神様ってのも脆いもんだな」

長門「約束」

キョン「ん?なんだ?」

長門「協力すれば私を愛してくれると言った」

キョン「ああ、そうだったな」

長門「・・・ドキドキ」

キョン「愛してるよ、長門」






長門「・・・!な、ぜ・・・」


165 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/04/27(月) 02:18:17.20 ID:wvHprYKgO

長門「な、ぜ・・・私は・・・」

長門「・・・あなた、に・・・」

キョン「悪いな長門・・・」

キョン「これが俺の愛だ」

長門「・・・」


長門「嬉・・・し、い・・・」


長門「」


キョン「く、くはは・・・」


キョン「ははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははは」

170 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/04/27(月) 02:23:13.54 ID:wvHprYKgO

キョン「最高・・・!最高だよ・・・!!」

キョン「宇宙人、未来人、超能力者・・・グチャグチャだ・・・全部グチャグチャにぶっ壊れた!!」

キョン「神も!神さえもだ!」

キョン「ははははははははははは!俺がだぞ!?たかが一般人に過ぎないこの俺が!!」

キョン「最高だ最高だ最高だ最高だ!最高の気分だ!!」


?「楽しそうですね」

キョン「当たり前じゃないですか・・・これもあなたのおかげですよ」

キョン「喜緑さん」

喜緑「いえ、あなたが楽しんでくれたならそれでいいんですよ」

176 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/04/27(月) 02:30:56.63 ID:wvHprYKgO

キョン「さぁ、仕上げです・・・名残惜しいですがね」

喜緑「これで良かったんですか?」

キョン「当たり前じゃないですか、こんなに笑ったのは久しぶりですよ」

喜緑「・・・」

キョン「正直まだ殺し足りない気もしますがね」

喜緑「キョン君・・・」

キョン「さぁ、フィナーレだ」

喜緑「・・・いきます」





キョン「・・・ぐっ・・・・はは、は・・・」

キョン「・・・俺の、死、こせが・・・最、高の・・・は、はは」

キョン「ひゃははははははははははははははははははははははははははははははははははははは」

180 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/04/27(月) 02:36:54.64 ID:wvHprYKgO

キョン「」



喜緑「またか・・・」

喜緑「世界がループし始めてから172836回」

喜緑「悲劇は繰り返されている・・・」

喜緑「私は・・・もう疲れましたよ・・・」

喜緑「172836通りの世界の中で私がキョン君を殺すラストはこれで127051回目・・・」

喜緑「キョン君・・・」

喜緑「・・・私達は幸せにはなれないの?」









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