佐々木「キョン、僕が涼宮さんの代わりじゃ駄目かい?」


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5 名前:[sage] 投稿日:2009/04/14(火) 10:12:57.62 ID:CO26TerFO

ハルヒの葬儀から二週間経つ。あいつが死んで早いものでもうすぐ三週間だ。

SOS団は解散した。
朝比奈さんは未来へと帰り、観察対象が消滅した長門も居なくなっちまった。

だが古泉だけは俺の元から去りはしなかった。


俺と古泉はSOS団が市内探索の拠点としていたファミレスに居た。
辺りには煙草の煙が立ち込めている。

「僕は何処へも行きませんよ。涼宮さんが亡くなってしまったとはいえ、
貴方との関係は今までと何ら変わりはありません。いつまでも友人同士です。」

「古泉、有り難うな」


6 名前:[sage] 投稿日:2009/04/14(火) 10:13:46.41 ID:CO26TerFO

「実を言うと僕は一時期、死んでしまおうかとも思ったんです。」

「え?」

「僕は今まで、閉鎖空間で闘う事が僕の生きる全てだと思っていました。」

「だってそうでしょう?僕は物心ついた時からずっと神人と闘っていたんですから。」

「……。」

「だから僕には、これから何をして生きれば良いのかが分からなかったんです。」

7 名前:[sage] 投稿日:2009/04/14(火) 10:15:13.19 ID:CO26TerFO

「しかし今は大分前向きな気持ちになれました。
これからは僕なりの新しい生き方を見つけます。」

「見つけてみせますよ。」


首吊り自殺だった。
ハルヒは自宅の天井から紐を吊るし、そこに首を架けたのだ。

その日は日曜日で、俺達は令によって市内探索に駆り出されていた。

9 名前:[sage] 投稿日:2009/04/14(火) 10:17:03.71 ID:CO26TerFO

話を切り出したのはハルヒだった。

「ねぇキョン。変な事を聞くけど良いかしら?」

「あぁ。」

「もし…もしよ?自分が望んだ事が全て現実になる力を持ったとしたらどうする?」

「!!」
俺は心臓が止まってしまうかと思った。

11 名前:[sage] 投稿日:2009/04/14(火) 10:18:24.63 ID:CO26TerFO

「もしよ、もし。馬鹿ねぇ…そんな変な目で見ないでよ。」

「あ、あぁ。そうだなぁ、想像も出来ない。」

「想像とかじゃないのよ。あんたにその力が目覚めました。そしたらどうする?
って事を聞いてんのよ。」

「だからそんな力想像が出来ないって…。」

「あぁーん、もういいわよ!!」


13 名前:[sage] 投稿日:2009/04/14(火) 10:20:44.99 ID:CO26TerFO

「でも…そんな力が自分にあったらとても便利だと思う。」

俺はどう返事をしていいか分からず、適当に相槌を打った。

「でも、その力を持つには責任がいるのよ。」

「責任…?」

「えぇ、責任。例えば力を持った人間がある人間を、
気に食わない、消してしまいたい、死んでしまえ。って思ったら、
その人間は死んでしまうの…。実はそれくらい恐ろしい力なのよ。それは」

俺はいよいよ返す言葉が見つからなくなった。

16 名前:[sage] 投稿日:2009/04/14(火) 10:24:20.70 ID:CO26TerFO

ハ「でもその力が宿った人間は自分がそんな力を持っている事はしらないの。」

キ「ハルヒ…?」

ハ「知らない方が幸せなのよ。その力に気付いてしまったら最後、
その人間には“責任”が重くのしかかってしまうから。」

キ「まさかお前…」

そこでハルヒは話すのをやめ、何かを呟いてから立ち上がった。

ハ「キョン、私今日午後から用事があるの!だからもう帰るわ。」


18 名前:[sage] 投稿日:2009/04/14(火) 10:29:08.19 ID:CO26TerFO

そう言うとハルヒは足早に公園の外へと歩きだした。

キ「おい、待てよハルヒ!市内探索はどうすんだよ。」

ハ「今日は解散!キョン、今日は楽しかったわ。」とハルヒは歩きながら言った。

公園の入口にたどり着いた辺りでハルヒはこっちを振り向き叫んだ。

ハ「キョン、SOS団は最高の部活だったわ。」


何で過去形なんだ。


キ「おい、ハルヒ!待てよ!」

21 名前:[sage] 投稿日:2009/04/14(火) 10:31:01.03 ID:CO26TerFO

俺はすぐさま古泉に連絡し、ハルヒの異常を伝えた。

そしてすぐさま古泉達と合流し、ハルヒの家へと向かった。
家の場所は長門が知っていた。ハルヒの家に到着し、インターホンを鳴らす。
誰も出なかった。

俺達は長門に頼み鍵を開けてもらい、悪いとは思いつつも中へと入った。

だがもう何もかもが遅すぎたのだ。

ハルヒは部屋に居た。首にロープを掛け、足を床から数十センチ浮かせた状態で。

23 名前:[sage] 投稿日:2009/04/14(火) 10:32:43.11 ID:CO26TerFO

ハルヒの葬儀にはクラス全員が参列した。それに加えSOS団メンバーは勿論の事、
鶴屋さんをはじめハルヒと交流があった人間も参列していたた。

参列者の大半はハルヒの突然の死に困惑し、涙していた。

ハルヒ…お前は愛されていたんだ…。お前は死ぬべき人間なんかじゃなかったんだ。

その中にあっても俺は不思議と涙は流れなかった。谷口でさえ泣いていたのに。

24 名前:[sage] 投稿日:2009/04/14(火) 10:34:45.25 ID:CO26TerFO

夕方に葬儀が終わり、俺は帰宅した。

そして部屋の明かりも点けず、椅子に座りハルヒの事を考えていた。

今の俺には公園のベンチであいつが何て呟いたかが分かる。

あいつはこう言ったのだ。“私はもう疲れた”と。

ハルヒは気付いてしまったのだ。自分が神であることに。
そして“責任”の重圧を知り、それに耐えられなくなり命を絶った。

25 名前:[sage] 投稿日:2009/04/14(火) 10:37:24.69 ID:CO26TerFO

俺はあいつに何かを言ってやるべきだったんだ。
少しでも重圧を取りのぞいてやるべきだったのだ。

気がつくと、俺の眼からは涙が溢れていた。

そして俺は泣いた。二時間近くも泣き続けた。

そんなに長時間泣き続けたせいで、
泣き終わった後、俺は体内の全ての水分が無くなってしまったのではとも思えた。

27 名前:[sage] 投稿日:2009/04/14(火) 10:39:12.73 ID:CO26TerFO

それから二週間、俺は家に引きこもった。

外出するにしても真夜中に煙草を買うため、近所のコンビニに行くくらいだった。
俺はいつからか煙草を吸い始めていた。

食事はろくに喉を通らず、吸う煙草の本数だけが増えた。
頬は痩け、体重は5キロ近くも落とした。

そして今日古泉から連絡が来て、朝比奈さんと長門が居なくなった事を聞いた。
二人は何も言わずに去って行く事を酷く気にしていたらしい。

29 名前:[sage] 投稿日:2009/04/14(火) 10:40:47.13 ID:CO26TerFO

俺は古泉と会う事にした。誰でも良いから友人に会いたかった。

俺が部屋から出て外出すると知り、お袋は些かホッとしたようだった。
俺は、色々あったが少しは立ち直れた。心配をかけてすまない。と謝った。

集合場所は馴染みのあのファミレスだった。
俺はハルヒの面影が残るあの店には行きたくなんてなかったが、
古泉は既にそのファミレスの近くまで居るらしく、俺は仕方なく承諾した。

30 名前:[sage] 投稿日:2009/04/14(火) 10:46:35.52 ID:CO26TerFO

古泉は俺に会うなりこう言い放った。
古「貴方酷い顔をなさっていますよ。それに煙草臭い。」

俺は顔を洗ってくると古泉に言い、ファミレスのトイレに入った。

鏡で見る俺の顔は確かに酷いもんだった。
頬が痩け、目の下には隈が出来、髭は伸び放題だった。

そして現在に至る。

32 名前:[sage] 投稿日:2009/04/14(火) 10:49:37.05 ID:CO26TerFO

古「また涼宮さんの事を考えていましたね?」

キ「どうして分かった?」

古「煙草ですよ貴方は先程から4本もチェーンスモークしています。」

キ「そうか…」

古「何度も言いますが、彼女の死は貴方の責任ではありません。
罪があるのだとしたらそれは彼女が持ってしまったあの力にです。」

33 名前:[sage] 投稿日:2009/04/14(火) 10:51:11.97 ID:CO26TerFO

古「あのような力が存在しなければ、彼女は死を選ぶ事などしなかった。」

キ「だがあの力があったからこそ、あいつは大勢の人間にも好かれた。」

古「その通りです。皮肉なもんですね…」

キ「あぁ、皮肉だ…」

古「いずれにせよ、貴方も前を向くべきです。
いつまでもこのままでいる訳にはいきませんよ。」

34 名前:[sage] 投稿日:2009/04/14(火) 10:55:17.65 ID:CO26TerFO

キ「あぁ、明日からちゃんと学校に行くよ。」

古「シャツはきちんと洗濯して下さいね。
今の貴方のシャツでは、臭いですぐに喫煙がばれてしまいます。」

キ「あぁ、そうする。…今日は会えて嬉しかったぜ、古泉。」

古「えぇ、僕もです。」

そして俺達は別れた。


35 名前:[sage] 投稿日:2009/04/14(火) 11:02:39.33 ID:CO26TerFO

俺は帰り道、最後にハルヒと訪れた公園に寄った。

そして二人で座ったベンチに腰掛け煙草に火を着ける。俺はそこで泣きそうになった。

帰ろう…

立ち上がろうとした瞬間、声が聞こえた。
「キョン?キョンじゃないか。」

其処に居たのは佐々木だった。

37 名前:[sage] 投稿日:2009/04/14(火) 11:11:18.67 ID:CO26TerFO

キ「佐々木…」

佐「やっぱり君だったか。隣に座るよ?」

キ「あぁ…」

佐「驚いたよ。塾の帰りに偶々公園の前を通りかかったら
君に似た人間が見えたから気になってここまで確かめに来たんだ。」

キ「……」

佐「君は煙草を吸うんだね。まぁ、無理もないかな。あんな出来事があったんだ。
煙草も吸いたくなるのは分かる。」

キ「煙草を消そうか?」

佐「いや、結構だよ。それにしても哀しい事件だったね。僕もショックだよ。」


哀しい?ショック?

41 名前:[sage] 投稿日:2009/04/14(火) 11:15:48.48 ID:CO26TerFO

すまないな、俺はついつい前置きが長くなってしまう。


佐々木、お前に何が分かるんだ?お前はハルヒとろくに話をした事があるのか?

そんなお前が何で哀しむんだ?何がショックなんだ?何が俺の気持ちも分かるだ?

分かった様な口を聞くんじゃねぇよ。

俺はいっそ佐々木の事を絞め殺してやりたい衝動に駆られた。

「どうしたんだい、キョン?」
俺はその一言で我に返った。

「すまん、今日は気分が悪い…。また今度話をしよう。」

「分かった…。じゃあ僕はそろそろ行くよ。」

「あぁ、すまない…。」

42 名前:[sage] 投稿日:2009/04/14(火) 11:19:35.94 ID:CO26TerFO

佐「いいって、気にしないでくれ。それじゃあ。」

佐々木はベンチから立ち上がり、来た方向に向かい去って行った。

佐々木が居なくなるのを確認した後で、俺は溜息をついた。

自分が嫌で嫌で堪らなかった。

47 名前:[sage] 投稿日:2009/04/14(火) 11:27:32.69 ID:CO26TerFO

次の日登校し教室に入ると谷口がいきなり抱きついてきた

谷「キョーン!」

キ「うおっ!なんだ気持ち悪い…」

谷「心配したんだぞ、二週間以上休みやがって。それにそんなに痩せちまって〜。」

国「僕も本当に心配したんだよ。」

キ「あぁ…すまなかったな、心配かけて。でももう大丈夫だ。」

谷「心配かけた礼にこの前借りた2千円ちゃらにしろよ〜。」

キ「おい、それとこれとは別だ。」

51 名前:[sage] 投稿日:2009/04/14(火) 11:34:18.95 ID:CO26TerFO

ハルヒが使っていた机は当然の事ながら跡形もなく撤去されていた。

俺はその何もない空間を眺めると哀しみで胸が一杯になった。

だが俺は立ち直らなきゃならない。ハルヒの、そして何より自分の為に。

そして学校が終わり、俺は谷口達と下校した。

52 名前:[sage] 投稿日:2009/04/14(火) 11:37:08.60 ID:CO26TerFO

歩いてる途中国木田が不意に何かを見つけたらしく、立ち止まった。

キ「どうしたんだ、国木田?」

国「ねぇキョン、あれ佐々木さんじゃない?」

前方100メートル程に佐々木が居た。

谷「おいキョン、国木田!あの美少女は一体誰だ?」

国「佐々木さんだよ。ほら以前僕が話した中学時代の“変な女”。」

谷「変なもんか、AA+の美少女じゃねぇか!くぅ…こいつはどうしてこう女にモテるんだ…」


53 名前:[sage] 投稿日:2009/04/14(火) 11:42:44.64 ID:CO26TerFO

国「何処かに出掛けるのかな?」

キ「あぁ、多分そうだろうな。」

その時佐々木がこちらに気付き、俺達の元へ駆け寄ってきた。

佐「やぁキョン、また会ったね。国木田も居るのか、久し振りの再会だ。」

国「久しぶり。」

キ「キョン、こちらの方は…」

谷「谷口です、以後お見知り置きを!いやぁキョンにこんなお美しい親友が居たなん──」

キ「煩い、谷口。佐々木、この馬鹿は放って置いていいぞ。」

佐「くっくっ。キョン、君は中々愉快な友人を持っているみたいだね。」

60 名前:[sage] 投稿日:2009/04/14(火) 11:57:23.90 ID:CO26TerFO

キ「こんな奴友人でもなんでもない。ただの馬鹿だ。」

谷「なんだとキョン!もう一度言ってみやがれ!」

キ「何度でも言ってやる。この馬鹿め。」

谷「このー!」

国「キョンと谷口には困ったもんだよ…」

佐「くっくっ、実に愉快な光景だね。まるで漫才劇を見ているようだ。」

67 名前:[sage] 投稿日:2009/04/14(火) 12:21:09.16 ID:CO26TerFO

佐「そうだ。キョン、君の電話番号を教えてくれないか?」

キ「電話番号?」

佐「そう、電話番号だ。思えば僕等は長い付き合いにも関わらず、
互いの携帯番号すらろくに知らない。これは些か不可解だとは思わないかい?」

キ「不可解かどうかは分からんが…いいぜ番号を交換しよう。」

佐「くっくっ、なら決まりだ。」

谷「なら俺の番号も──」

空気を読めと言わんばかりに国木田が谷口の口を塞いだ。

こうして俺達は互いの連絡先を交換し、佐々木は用事があるからと去っていった。

69 名前:[sage] 投稿日:2009/04/14(火) 12:26:19.66 ID:CO26TerFO

その後の谷口は終始落胆し、「なんでキョンばかりが…」と力なく呟いていた。

哀れ谷口。お前に春が来る事を願う。

こうして俺達は途中で別れ、俺は帰宅した。
お袋が学校はどうだった?と尋ねてきたので、
俺は、何にも変わっちゃいない。と答えた。

変わっていない訳は無かった。

ハルヒが居ない。
その紛れもない事実を無視する事など、俺には到底出来やしなかった。

72 名前:[sage] 投稿日:2009/04/14(火) 12:34:59.59 ID:CO26TerFO

その夜、佐々木から電話があった。

「キョン、明日会って話が出来ないかな?。」

「あぁ、構わないが。明日は学校もない。」

「よし、決定だ。〇〇という店は分かるね?其処に10時に集合だ。」

「あぁ、だが〇〇は…」

「それじゃあ明日の10時に。」

佐々木は俺の話も聞かずに一方的に電話を切った。


やれやれ、なんだって皆あの場所に俺を行かせたがる?

その集合場所は通い慣れたあのファミレスだった。

74 名前:[sage] 投稿日:2009/04/14(火) 12:45:49.63 ID:CO26TerFO

翌朝、俺は憂鬱な気分で自転車を走らせていた。
またあの店か…

店内には客の姿はあまり見受けられなかった。
当然といえば当然だ。時刻は10時。朝食にしては遅く、昼食にしては早すぎる。

俺は佐々木を探したが佐々木の姿は見つからなかった。まだ来ていないのか?

「おーいキョン、こっちだ。」

佐々木は喫煙席に居た。

76 名前:[sage] 投稿日:2009/04/14(火) 12:56:22.03 ID:CO26TerFO

「何がだ?」

「まさか君が女性に対してそんな気遣いが出来る様になっていたとはね…」
佐々木は本気で感心しているようだった。

「これも涼宮さんとの──」
そう言い掛けて佐々木は急いで口を塞いだ。
しまった、という表情が滲み出ている。

「……」

「すまない…。そんなつもりは…。」
佐々木は泣きそうな眼をしている。本気で後悔している事が分かった。

「いや…、いいんだ。俺は早くあいつの死から立ち直らなきゃならない。」

82 名前:[sage] 投稿日:2009/04/14(火) 13:08:33.71 ID:CO26TerFO

俺は佐々木の向かいの席に腰掛けた
「佐々木、お前煙草吸うのか?」

「何言ってるんだよキョン。君が喫煙すると思って僕はこの席を選んだんだよ?」

「そういう事か。だが俺は今日は煙草は吸わない。」

「どうしたんだい?」

「お前が目の前に居るのに煙草を吸うのは些か気が引ける。」

「僕の健康を気遣ってくれているのかい?これは驚きだ。青天の霹靂だよ。」

これ間に入るということで

83 名前:[sage] 投稿日:2009/04/14(火) 13:13:22.80 ID:CO26TerFO

「……」

辺りに気不味い沈黙が流れる。沈黙は時が経つに連れ、重さを増していく。
その沈黙を破ったのは佐々木だった。

「実は…、君を呼び出したのは…その…涼宮さんの事についてなんだ。」

「ハルヒについて?」

「あぁ、君は言ったよね?涼宮さんの死から早く立ち直らなきゃならないって。」

「あぁ…」

「それで…その…、僕に手伝わせて貰いたいんだ。涼宮さんを忘れる事を。」

「手伝う?どういう事だ?」

85 名前:[sage] 投稿日:2009/04/14(火) 13:23:30.98 ID:CO26TerFO

「その…つまりだ。僕が…」

「どうしたんだ佐々木?何が言いたいんだ?」

「つまり」

「キョン、僕が涼宮さんの代わりじゃ駄目かい。」

87 名前:[sage] 投稿日:2009/04/14(火) 13:28:24.77 ID:CO26TerFO

…と、急用が出来た。

投下はやめないが投下スピードは格段に落ちると思う。すまない。

90 名前:[sage] 投稿日:2009/04/14(火) 13:44:31.27 ID:CO26TerFO

俺は最初、佐々木の言っている言葉の意味が理解出来なかった。
だが直ぐに佐々木が言わんとしてる事の大体の意味を理解した

「それはつまり…、お前がハルヒの代わりになって俺と行動を共にする、と。」

「あぁ、そういう事さ。君は飲み込みが良くて助かるよ。」

「冗談じゃない。」
俺は叫んだ。店内に居る客が一斉にこちらを振り向く。
いつの間にか店内の客は増えていた。

93 名前:[sage] 投稿日:2009/04/14(火) 14:05:53.22 ID:CO26TerFO

「同情されるのは御免だ。俺はそこまで落ちぶれちゃいないぜ?」

「同情なんかじゃない。僕は君が…」

「同情じゃなきゃなんなんだよ。」

「好きなんだよ。」
佐々木が叫ぶ。店内の客はまた一斉にこちらを振り向いた。

「君の事が好きなんだよ。だから僕は君と一緒に居たいんだ。」

95 名前:[] 投稿日:2009/04/14(火) 14:25:35.20 ID:CO26TerFO

落ちそうだなageとくか


客の目が痛い。だが今はそんな事に気にかけている場合ではない。

「好き…だと?俺の事が。」

「あぁそうさ。中学時代からずっとね。」

「そんな…」

「君は鈍感だから気付いていなかったが、
クラス内じゃ僕等は付き合っているものと皆思っていたんだ。」

「……」

「僕はそれが辛かった。外野で幾ら盛り上がっていても、
僕等は恋人同士なんかじゃない。塾の帰り道を共にしたり、
教室で他愛の無い会話をするだけだ。」


99 名前:[sage] 投稿日:2009/04/14(火) 14:49:11.01 ID:CO26TerFO

俺は佐々木を追って店を出た。佐々木の姿はもう見えなかったが
居場所の想像は大体ついた。佐々木は公園に居た。

「キョン?」

「隣…いいか?」

「あぁ、いいよ…」


102 名前:[sage] 投稿日:2009/04/14(火) 15:00:16.16 ID:CO26TerFO

あぁ、またやっちまった…

「僕はあの時、君に思いを告げる事が出来なかった。
だから今あの時言えなかった言葉を言ったんだ。」

「佐々木…お前…」

佐々木が言うだけ言ってしまうと、辺りにはまた沈黙が流れる。

「…すまない、キョン。」
佐々木はそう言うと立ち上がり、店を出ていった。

「兄ちゃん、追い掛けてやれよ。」
「そうだそうだ、追い掛けてやれ。」

奥の席に座っていた休憩中のサラリーマン二人組が俺に向って怒鳴る。

やれやれ…、俺は急いで会計を済ませ佐々木を追った。

重ね重ね本当にすまない
これを間に挿れてくれ。

105 名前:[sage] 投稿日:2009/04/14(火) 15:14:31.91 ID:CO26TerFO

「キョン…さっきはすまなかった。」

「いや、いいんだ…」

「僕は涼宮さんを失い感傷に暮れている君を利用しようとした。最低だよ。」

「……」

「でも僕は君の助けになりたかった。これは信じて欲しい。」

「あぁ…」

「そして僕が君に対して好意を抱いている事も、紛れもない事実だ。」

107 名前:[sage] 投稿日:2009/04/14(火) 15:28:25.74 ID:CO26TerFO

「キョン、君は僕にとっは唯一無二の存在なんだ。僕が心を開き、
全てを打ち明けられるただ一人の存在なんだよ。」

「佐々木…」

「知っていると思うが、今の僕には親友と呼べる人間は皆無に等しい。
橘さん達はいい人達だけど、結局は僕を利用しているだけなのかもしれない。」

「ねぇキョン、僕は怖い。僕が橘さん達の言うような力を喪失してしまったら、
彼女達まで僕から離れていってしまうかもしれない。それが怖いんだよ。」

109 名前:[sage] 投稿日:2009/04/14(火) 15:49:55.82 ID:CO26TerFO

「そんな事をふと考え、眠れなくなる夜もあるくらいさ。」

「…なぁ、例えお前からその“力”が消え失せたとして、俺に何の関係がある?」

「俺に言わせればお前が力を持ってるか否かなんて、谷口の恋愛事情くらい
どうでもいいことだぜ?」

「それは君のお友達が可哀想だよ。」

「いいから聞けって。
だから俺はお前が普通の人間に戻ろうが戻らまいが、ちゃんと傍にいてやる。」

「それはつまり?」

113 名前:[sage] 投稿日:2009/04/14(火) 16:05:58.15 ID:CO26TerFO

「ずっと傍にいてやるよ。恋人として。」

「だからお前もハルヒの代わりなんかじゃ無く、俺の恋人として俺の傍にいてくれよ。」

「キョン…」

「俺はお前の力になる、だからお前も俺の力になってくれ。」


115 名前:[sage] 投稿日:2009/04/14(火) 16:07:28.28 ID:CO26TerFO

こうして俺と佐々木は付き合い始めた。
俺達は休日にデートを重ね、ちょくちょく学校帰りに会ったりもした。


「本当におめでとうございます。貴方もやっと立ち直れたんですね。」

「あぁ…まぁ。」

「浮かない顔ですね、どうしたんです?」

「俺の事は一先ずいいだろ。自分こそ生き甲斐を見つけられたのか?」

俺は古泉と二人で下校していた。

117 名前:[sage] 投稿日:2009/04/14(火) 16:16:39.47 ID:CO26TerFO

「僕ですか?そうですね、残念ながらまだ何も。
貴方に先を越されてしまいました。
今の貴方には佐々木さんという新たな生きる糧があります。」

「……なぁ古泉、聞いてもいいか?」

「なんです?」

「俺は本当に佐々木を愛しているのか?」

127 名前:[sage] 投稿日:2009/04/14(火) 17:04:40.59 ID:CO26TerFO

「……今、なんとおっしゃいました?」

「俺は佐々木を本当に愛しているのだろうか。」

「どういう意味です?」

「俺はどうしても、あいつにハルヒを重ねてしまうんだ。」

「………」

「あいつの一挙一動全てにハルヒの影が見え隠れする。
あいつが笑った時、一瞬ハルヒの笑みが脳裏に浮かぶ。
あいつが怒った時、ハルヒの怒鳴り声が響いてくる。
あいつが──」


「いい加減にして下さい。」

129 名前:[sage] 投稿日:2009/04/14(火) 17:14:28.67 ID:CO26TerFO

「古泉…?」

「先程の言葉は訂正します。貴方は何も乗り越えてなどいません。」

「それどころか、貴方は涼宮ハルヒの死という現実からも目を背けています。」

「……」

「貴方は彼女の死をいつまでも認める事が出来ずに、
あろうことか涼宮さんを佐々木さんに透写し、彼女を都合よく利用しています。」

「はっきり言いましょう。貴方は最低です。」

131 名前:[sage] 投稿日:2009/04/14(火) 17:25:29.41 ID:CO26TerFO

「返す言葉もない。確かに俺は最低だ…」

「貴方は早急に彼女の死を受け入れ、忘却すべきです。
このままでは貴方は佐々木さんまでをも失ってしまいますよ。」

「俺にハルヒを忘れる事など出来ようか…」


「それでも…それでも貴方は、彼女の死を乗り越えなくてはなりません。」

134 名前:[sage] 投稿日:2009/04/14(火) 17:36:14.58 ID:CO26TerFO

古泉と別れ、俺は帰宅した。

「ただいま…」

「キョンく〜ん、おかえりなさ〜い。佐々木ちゃんが来てるよ〜。」

「佐々木が?」


137 名前:[sage] 投稿日:2009/04/14(火) 17:45:27.67 ID:CO26TerFO

「やぁキョン、お帰り。お邪魔してるよ。」

「何のようだ?」

「随分とご挨拶だね、キョン。今のは僕も怒るよ?用が無ければ恋人の
家に来ちゃ行けないのかい?もう付き合ってかれこれ二ヶ月にはなるよ?」

「そうか…俺達付き合ってるんだよな…」



「……キョン、今何ていったんだい?」

140 名前:[sage] 投稿日:2009/04/14(火) 17:49:30.64 ID:CO26TerFO

なんなの?どいつもこいつもなんなの?何で電話なんてしてくんの?

なんで俺のSS書く邪魔すんの?なんで遊びになんて誘うの?

145 名前:[sage] 投稿日:2009/04/14(火) 17:53:46.01 ID:CO26TerFO

そいつから電話なんて約半年ぶりなんだぜ?
あと俺はリア充なんかじゃないぜ。童貞だし

本当に度々で悪いが一時間ほど付き合ってすぐ帰ってくる。

あともうすぐで終わるから

153 名前:[sage] 投稿日:2009/04/14(火) 18:25:10.33 ID:CO26TerFO

もうなんなんだよ…なんであの野郎の家に彼女までいるんだよ…
どう考えても俺場違いだろ…、もう死ねよ…
何?童貞の俺へのあてつけか?

行って早々帰ってきたわ…あんな所

すまん、投下する

155 名前:[sage] 投稿日:2009/04/14(火) 18:34:51.37 ID:CO26TerFO

「あ…いや、その…」

「それが君の本音なんだね、キョン。」

「結局僕は涼宮さんの代役でしか無かったという事だね?」

「違う…そうじゃ…」

「何が違うんだい?僕だって馬鹿じゃない。デートしてる相手の意識が
誰に向いてるかくらい分かるさ。
君は常に涼宮さんと僕を重ね合わせていた。純粋に僕を見た事は一度たりとも無かった。」

156 名前:[] 投稿日:2009/04/14(火) 18:47:07.41 ID:CO26TerFO

全てがどうでもよくなり、俺はベッドに身を横たえた。
すると、ふと背中に何かが当たる感触がした。
身体をどかすと、其処には小さな箱が置いてある。

箱にはリボンが施されており、俺はそれを解き中身を取り出す。

箱の中身はキラリと光沢を放つ新品のオイルライターだった。
ライターと一緒に、箱の中にはメッセージカードが入れてあった。

“キョン、誕生日おめでとう。いつまでも君との時間が続きますように”


そうか…今日は俺の誕生日だったっけ…。
色んな事がありすぎて、俺はすっかり忘れていた…。

157 名前:[sage] 投稿日:2009/04/14(火) 18:48:02.33 ID:CO26TerFO

やへ、あげちまった

162 名前:[sage] 投稿日:2009/04/14(火) 18:54:45.40 ID:CO26TerFO

「確かに僕は始め君に、涼宮さんの代わりになると言った。
だけどいつかは君が僕自身を愛してくれると信じていたんだ。」

「だが今の一言でやっと君の本心が分かった。君の心の中にはやはり
今も彼女しか存在していなかったんだ。」

「……」

「キョン、今まで有り難う。こんな僕の我儘に付き合ってくれて。」

そう言うと佐々木は部屋を出ていった。
俺はあいつを追い掛けなかった。これで良かったのだ…これで…

163 名前:[sage] 投稿日:2009/04/14(火) 18:55:29.87 ID:CO26TerFO

全てがどうでもよくなり、俺はベッドに身を横たえた。
すると、ふと背中に何かが当たる感触がした。
身体をどかすと、其処には小さな箱が置いてある。

箱にはリボンが施されており、俺はそれを解き中身を取り出す。

箱の中身はキラリと光沢を放つ新品のオイルライターだった。
ライターと一緒に、箱の中にはメッセージカードが入れてあった。

“キョン、誕生日おめでとう。いつまでも君との時間が続きますように”


そうか…今日は俺の誕生日だったっけ…。
色んな事がありすぎて、俺はすっかり忘れていた…。

本当にすまない、またやっちまった

164 名前:[] 投稿日:2009/04/14(火) 18:57:38.90 ID:CO26TerFO

何回も何回も本当にすまん、シリアスなシーン書いてるつもりなのに台無しだ

166 名前:[] 投稿日:2009/04/14(火) 19:02:38.37 ID:CO26TerFO

俺は走りだした。

佐々木が居ると信じて、薄暗くなった通りを自転車で駆け抜けた。

公園に到着する。



佐々木は何処にも居なかった。

167 名前:[] 投稿日:2009/04/14(火) 19:10:58.27 ID:CO26TerFO

暫く茫然とその場に立ち尽くし、やがて力なくベンチにもたれこんだ。

俺は煙草を一本くわえ、佐々木がくれたライターでそれに火をつける。


俺はもう今度こそ、全てがどうでもよくなっていた。
所詮は長すぎた春だったのだ。


そこへ着信が入った。


佐々木だ。

169 名前:[] 投稿日:2009/04/14(火) 19:16:17.81 ID:CO26TerFO

俺はすぐさま電話に出る。

「佐々木か?今何処に…」

「もう家だよ、キョン。」

「なぁ佐々木。もう一度やり直そう。俺が間違っていた。だから…」

「もう無理だよ、キョン…。」


171 名前:[] 投稿日:2009/04/14(火) 19:23:06.48 ID:CO26TerFO


「僕達はもう終わってしまったんだ。
でもね、実を云うと始めからこうなる予感はしてたさ。
僕なんかじゃ涼宮さんの代役は勤まらない。」

「佐々木…お願いだ。俺にはもうお前しか…」

「すまない、キョン。
でも僕達は終わってしまったんだよ…。零れた水は盆へは返らないんだ。
どうあがいても…。」

「そんな事はない。今からでも間に合う…。」

178 名前:[] 投稿日:2009/04/14(火) 19:40:13.21 ID:CO26TerFO

「僕はもう、君とは会わない。有り難う、キョン…。今まで愉しかった。」

さようなら


そこで電話が切れた。

「佐々木?おい佐々木!頼むから返事をしてくれよ!佐々木!佐々木ぃ!」



誰も居ない夜の公園で、俺は何度も何度も叫び続けていた…。

俺の手からすり抜け、もう二度と俺の元へ戻る事はない少女の名前を。






fin

183 名前:[] 投稿日:2009/04/14(火) 19:43:54.35 ID:CO26TerFO

こんな終わり方ですまないな、佐々木オタの皆

188 名前:[] 投稿日:2009/04/14(火) 19:49:25.11 ID:CO26TerFO

思った通りの反応になったな。
でも正直こういう終わり方にしようってのはプロットの時点で決めたんだわ

199 名前:[] 投稿日:2009/04/14(火) 20:00:40.51 ID:CO26TerFO

案の定不評のようで

まぁ、ハルヒ死んで二人がハッピーエンドってのもどうかなぁ…と

ごめんなさい><

225 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2009/04/14(火) 22:04:59.21 ID:URkSOxhxO

>>131からだけども続きを書きます、
書き溜め無いし初めてだからスゲー遅いですが…



「それでも…それでも貴方は、彼女の死を乗り越えなくてはなりません。」

………沈黙。

俺は耐え切れず、タバコの煙を吐き出した。

「…解ったよ古泉、ありがとう。」

「いえいえ、僕は貴方達の幸せを願っていますから。」

227 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2009/04/14(火) 22:08:00.50 ID:URkSOxhxO

自宅、玄関前

「キョンお帰り、遅かったじゃないか。」

「佐々木、こんな所でどうしたんだ?」

「くつくつ、君の家にお邪魔しようと思って来たんだよ。」
「それとも本当にお邪魔だったかな?」

「いや、家の中に入っていればよかったのに。」

「僕もそう思ったんだが、どうやら君のご両親は留守のようだね。」
「妹さんも居ないみたいだ、何処か買い物にでも行ったのかな?」

玄関先で立ち話をしていてもしょうがない。
俺は佐々木を部屋に案内した。

231 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2009/04/14(火) 22:14:53.30 ID:URkSOxhxO

自宅、キョンの部屋

「で、今日はこんな夜中にどうしたんだ。」

「突然だが、キョン今日は何の日だか解るかい?」

今日?俺は考える。
しかし、まったく浮かんでこない。

「すまん。ギブアップだ。」

「呆れたなキョン、君は自分の誕生日をも忘れてしまったのか。」

そう言って、佐々木はちっちゃな箱を差し出した。
箱を開けると綺麗な模様が入ったオイルライターが入っていた。

「正直、どんなプレゼントをするか悩んで結局コレにしたんだ。」
「タバコを吸うならば、やっぱりこちらの方が格好が良いだろう?」

「ありがとう、大切にするよ。」

佐々木が笑いかけてくる、その笑顔がハルヒの笑顔に重なる。
俺はさっきの古泉の言葉を思い出していた。

239 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2009/04/14(火) 22:28:28.72 ID:URkSOxhxO

「なぁ、佐々木。」

「なんだい、キョン?」

「もう、終わりにしないか?」
「お前もわかってるんだろう?俺が佐々木にハルヒを重ねていることを。」
「こんな事をこれ以上やっても、きっと俺は佐々木を愛することは出来ない。」
「だから……」

246 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2009/04/14(火) 22:34:52.09 ID:URkSOxhxO

その瞬間、佐々木は俺をベットに押し倒しキスをしてきた。
唇同士を合わせるキス…、それでも俺の言葉を停めるのには十分だった。

「キョン、そう全部解ってるんだ。」
「君が僕を見ていないことも、僕を通して涼宮さんを見ていることも…。」
「それでも僕は…」

もう一度、キスをする佐々木。
今度は恋人同士がする深いキス。
俺は、戸惑いながら、それを受け止めてた。
……………。
………。
…。

253 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2009/04/14(火) 22:48:36.94 ID:URkSOxhxO

朝、自宅、キョンの部屋

朝日が眩しい

俺はまどろみの中、ゆっくりと目を開けた。
女の子の顔がある。

「………ハルヒ…」

まだ頭がぼんやりする。

「ふふ、もう起きてしまったのかいキョン。」
「もうちょっと君の寝顔を見て居たかったんだが。」

その声で覚醒した。

「すまん佐々木、昨日はその…」

佐々木がキスで口を塞ぐ。

「ふふっ、キョン、昨日は哲学的な体験をさせてもらったよ。」

「それより、今度の休み買い物に付き合ってくれないか?」
「色々と買いたいものがあるんでね。」

256 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2009/04/14(火) 23:02:32.55 ID:URkSOxhxO

日曜日、駅前

五分前に待ち合わせ場所に行くと、佐々木はもう到着していた。

「遅いぞキョン遅刻だ、今日のお昼はキョンのおごりだな。」

開口一番、突拍子も無いことを言い出す。
俺はそれよりも佐々木の格好に驚いた。

「佐々木、その髪型…。」

「ちょっとしたイメージチェンジさ、たまにはこういうのも良いだろう?」

髪型自体はあまり変わっていないが、特徴は頭のオレンジのリボン。
そう、まるで涼宮ハルヒのような……。

「さぁ行こう、時間は有限だ。」

そういって手を差し出してくる佐々木。

「そうだな。」

俺はその手をしっかりと握った。



259 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2009/04/14(火) 23:12:27.99 ID:URkSOxhxO

今の俺たちを、古泉が見たらどう思うだろうか。

滑稽だと笑い飛ばすだろうか。

それとも、過去に縛られていると嘆くだろうか。

知っている人から見ると、歪んだ愛に見えるかもしれない。

しかし、俺たちはそれが普通なのだ。

「キョン、大好きだよ」

涼宮ハルヒのような笑顔で佐々木が笑う。




おしまい。

264 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2009/04/14(火) 23:22:19.03 ID:URkSOxhxO

一応、これで終わりです
エロ?なにそれ美味しいの?
そのうちチャレンジてみますよ



>>1の文章を借りるような形になりました、感謝です
スレを読んでくれている方にも、感謝です


では、以降romに戻ります
携帯は疲れるorz



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