鶴屋さん「一年の涼宮?ありゃ正直ひくわ〜あっはっはっ」


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6 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/04/11(土) 23:48:07.08 ID:2GXT9SaeO

みくる「ですよねー。能力の消えた涼宮さんなんて、ただの基地外ですぅ」
鶴屋さん「みくるもそう思ってたのか〜あっはっはっ」
古泉「おや、素敵なお二方。楽しそうになにを話されているのですか?」
みくる「古泉君!涼宮さんの能力が消滅した話ですよ」
古泉「んふっ、確かにそれは楽しい話ですね。機関としましても喜ばしき事態です。」

7 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/04/11(土) 23:53:22.93 ID:2GXT9SaeO

──2日前

長門「……」パタン
キョン「ん、もう部活が終わる時間か」
長門「……」フリフリ
キョン「そうか。どうしたんだ?具合でも悪いのか」
ハルヒ「あら有希、具合悪いの?」
長門「違う。返却し忘れていた本がある。期限が今日までなので、返しにいかなければならない。」
ハルヒ「あら、そうなの。まぁいいわ!特別に早く帰るのを許可してあげる」
長門「感謝する」スタスタ


9 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/04/11(土) 23:56:51.34 ID:2GXT9SaeO

キョン「あの長門が本を返し忘れるなんて、珍しいことも有ったもんだ」
ハルヒ「有希だって人間なんだから」
キョン「それにしてもこれが俺だったら、明日返しに行け
なのにな、なんだこの扱いの差は」
ハルヒ「当たり前よ!有希は普段から真面目に団活に望んでいるんだから
いつも不真面目なあんたとは、違うのよ!」
キョン「はいはいそうですか」

10 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/04/12(日) 00:02:04.35 ID:Q/m2f0CfO

キョン「なぁハルヒ」
ハルヒ「なによ」
キョン「周りを見回してみろ、俺たちしか居ない」
ハルヒ「そうね。有希が帰っちゃったから
みくるちゃんは風邪でもともと居ないし、古泉君はバイトで先に帰っちゃったし。」
キョン「そうだな」
ハルヒ「それにしても、不思議な事ないかしらね〜」











ハルヒ(な、なによこの沈黙!キョン何か話なさいよ!)

11 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/04/12(日) 00:05:45.00 ID:Q/m2f0CfO

キョン(それにしてもハルヒと二人だけだとやることが無いな
まぁこの平和な時間は貴重な訳だが…それに家に居てもここに居ても暇なのは変わらん
いや、妹が居ないだけましとでもいうものか…そもそも…)

ハルヒ(それにしても二人っきりなんて久しぶりね
ヤダ、なんか…ドキドキしてきた)


12 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/04/12(日) 00:15:15.74 ID:Q/m2f0CfO

ハルヒ(なんか落ち着かないわね…そういえば前に有希が貸してくれた本で
こんな感じの雰囲気のシーンが有ったっけ…確か主人公がヒロインに告白したのよ)

キョン(いかんいかん、眠ってしまうところだった
ん?なんだハルヒが少し微笑んでいるような)

ハルヒ(キョンは私の事どうおもってるんだろう…私はキョンの事好きよ…
って何考えてるのよ私!でも、キョンが告白してくれたら良いのに)

キョン「なぁハルヒ」

13 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/04/12(日) 00:21:25.15 ID:Q/m2f0CfO

ハルヒ「な、なによキョン」
キョン「今ふと思ったんだが、俺はお前が好きなのかもしれん。
いや、この際ぐだぐだ言うのは止そう。好きだ、ハルヒ」
ハルヒ「……私もキョンの事…好き…よ
って、な、何よバカキョン!でもしょうがないからあなたとつきあってあげるわ!」
キョン「ははっそっちの方がお前らしいよ」

14 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/04/12(日) 00:30:48.47 ID:Q/m2f0CfO

次の日
古泉「あぁ、居ました。ふぅ…探しましたよ」
キョン「朝っぱらからなんだ、顔が近いぞ」
古泉「これはこれは、失礼しました、慌てていたもので。」
キョン「で、なんだ古泉」
古泉「折り入った話なので、二人っきりになれるところで…」
キョン「仕方ないな、付き合うよ。部室で良いか?」
古泉「えぇ、充分です」

15 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/04/12(日) 00:42:31.54 ID:Q/m2f0CfO

キョン「で、なんなんだ。朝の貴重な時間を使ってるんだ、下らない話だったら購買でなんか奢らせるぞ」
古泉「んふ、それは勘弁して頂きたいですね。時間もないことですし、前置きは省きます。
涼宮さんの能力の消滅が確認されました。」
キョン「なんだって?ハルヒの能力が消えただと?!」
古泉「えぇ、昨日…私がバイトで消えてから丁度30分後位でしょうか。何かありましたか?」

キョン(ん?それって丁度俺がハルヒに告白したとき…
って、そもそも俺は何故ハルヒに告白したんだ?)

キョン「俺がハルヒに告白したんだ」
古泉「んふっ、やはりそうでしたか」

16 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/04/12(日) 00:48:36.69 ID:Q/m2f0CfO

キョン「だが正直、何故告白したのかはわからん。あれは俺の意思だったのだろうか」
古泉「おそらく、それが涼宮さんの最後の望みでしょうね」
キョン「そうか、だからか…俺は長門が好きなんだ」
古泉「そうですか…僕としては少し残念ですね」
キョン「最後のは聞かなかった事にしておこう」


17 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/04/12(日) 00:55:59.77 ID:Q/m2f0CfO

キョン「で、お前達はどうするんだ?ハルヒの観察が仕事だろ?」

古泉「朝比奈さんと長門さんは、普通の高校生活を楽しみたいとの事でした。僕も同意見です。
そしてこれは、SOS団からの退団を意味します。」

キョン「は?」

古泉「考えてもみてください、学校全体のSOS団に対する目はどんなものですか?」

20 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/04/12(日) 01:01:24.78 ID:Q/m2f0CfO

古泉「そう、お察しの通りあまり良いものではありません。はっきり言って悪意の含まれたものも多いです。」

キョン「まぁ…そうだろうな」

古泉「では何故、涼宮さんは今までイジメにあわなかったのでしょうか?
答えは勿論、能力のお陰です」

21 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/04/12(日) 01:06:50.36 ID:Q/m2f0CfO

古泉「涼宮さんの潜在意識下に、ひとりぼっちになりたくないという思いと
イジメられる事無く、楽しい高校生活を過ごしたいという思いが有ったのでしょう。まぁ当たり前ですね
そして機関としましても、出来る限り閉鎖空間を発生させたくありませんから
彼女にとって不快な事態は、未然に除いてきました」

キョン「そんな事までしていたのか」

22 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/04/12(日) 01:13:04.13 ID:Q/m2f0CfO

キョン「…おい!」

古泉「そう、お気づき頂けたでしょうか?我々が涼宮さんをイジメから守る必要性は最早無くなりました。
ですが、周りや涼宮さんの性格はどうでしょう?変わりませんね?
それどころか、涼宮さんに対する憎しみは日々増長していっています」

キョン「それは…ほっといたらまずいんじゃないか?」

古泉「これ以上巻き込まれるのには勘弁願いたいです。それはあなたも同じではありませんか?」

24 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/04/12(日) 01:19:10.48 ID:Q/m2f0CfO

キョン「正直迷惑している事も有ったが…楽しい事も有ったじゃないか」

古泉「それは涼宮さんとではないと出来ない事でしたか?
確かに、彼女には並みの人以上に行動力が有りました。しかし我々にも可能な事す。
涼宮さんが能力を失っても僕はあなたの仲間ですよ。朝比奈さんと長門さんにしても同じでしょう。」

キョン「………確かに、な」

古泉「おや、もうこんな時間です。始礼が始まってしまいますね
遅れてはことです。行きましょう。」

キョン「あ、あぁ…」

27 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/04/12(日) 01:25:10.08 ID:Q/m2f0CfO

──同じ日の朝

ハルヒ(うふふ、昨日は幸せだったわ〜なんだか同じ通学路なのに昨日とは全然違うみたい!
こんな楽しいの、初めてかもしれない)

ハルヒ(教室についたらまずキョンにおはようのキスをしてもらおうかしら!)

ハルヒ(気がついたら下足室だったわ!
なんか幸せだと時間が過ぎるのがあっという間ね)

……………

………

……



ハルヒ「な、なによこれっ!」



29 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/04/12(日) 01:28:36.58 ID:Q/m2f0CfO

ハルヒ「ちょっと誰?こんなことしたの?!出てきなさいよ!
上履きにゴミ入れるなんて…そんなんで私がへこたれるなんて思ったら大間違いなんだからね!」

ハルヒ(まったく、せっかく幸せだと思ってたのに…ついてないわね
まぁいいわ、どうせやっかみでしょ?ふんっ)




30 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/04/12(日) 01:32:52.55 ID:Q/m2f0CfO

──教室

ガラガラ

ハルヒ「キョンおはよーっ!」

クラス「……………」

ハルヒ「なに、まだ来てないの…バカキョン。私が起こさないと駄目なのかしら?」スタスタ

ドスッ

ハルヒ「キョンが来るまで寝て…キャァァァァアッ!」

クラスメイト「クスクス」

32 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/04/12(日) 01:37:51.03 ID:Q/m2f0CfO

ハルヒ「なに…これ……」

ハルヒ「机の上に蛙の死体置いたの誰っ?!ふざけないで!こんなこと全然面白くない」

男1「てっきり生物部から盗ってきたのかと思ったけど、ははっ」

クラス「あはははははっ」

ハルヒ「そ、そんなわけないじゃない」

35 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/04/12(日) 01:42:04.59 ID:Q/m2f0CfO

女子1「だって涼宮さんっていろんな部から、備品とってるんでしょう?」

女子2「あ〜それ私も知ってる!しかも、二年の先輩の事いじめてるんでしょ〜?
マジないよね〜常識を知ろうよ的な」

ハルヒ(…なによ……今日は最後の一日になるはずだったのに…
私、みくるちゃんの事いじめてなんかいないわよ!
キョン…お願い早く来て)

36 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/04/12(日) 01:46:50.04 ID:Q/m2f0CfO

──廊下

キーンコーン

キョン「おい、チャイムが鳴り出したぞ」

古泉「話が長引いてしまいすみません、走りましょう」

キョン「あぁ」

キーンコーン

キョン「俺ここだから、じゃあな」

古泉「ええ、では」

ガラッ

先生「お、ギリギリセーフだな」

キョン「さーせん」

キョン「よぉハルヒ」

ハルヒ「キョン…遅いわよ…」ズズッ

キョン「なんだ風邪か?」

ハルヒ「ま、まぁそんなところね」

37 名前:口調おかしいのはスルーしてくれると嬉しい[] 投稿日:2009/04/12(日) 01:55:06.43 ID:Q/m2f0CfO

キョン(ん…なんか…臭くないか?)

先生「ところで、生物室からホルマリン付けの蛙が盗まれたそうだ


キョン(そう、ホルマリンって…盗まれたのかよ)

先生「犯人探しはしないつもりだ。名乗り出てくれるのを待っている。
だが良くないイタズラだぞ盗んだ人は素直に謝りにくること。」

キョン(まさかハルヒじゃないよな…)

女子1「先生!私涼宮さんが盗んでるの見ました…」

女子2「あ、私も見ました!」

キョン(おいおい、冗談じゃないぜ)

38 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/04/12(日) 02:00:38.03 ID:Q/m2f0CfO

先生「なんだと!おい、本当か?涼宮」

ハルヒ「違うわよ!朝来たら私の机の上にあったのよ!もう捨てたけど」

キョン(まさか…これが古泉の言っていたイジメ?もう始まっているのか)

先生「本当か?」

女子「嘘だ〜私みたもん」

先生「うーん、涼宮は昼休み生徒指導室にくること」

ハルヒ「…」

39 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/04/12(日) 02:06:25.67 ID:Q/m2f0CfO

ハルヒ「なによ!どうして信じてくれないのあの野球バカ」

キョン「お前がやったんじゃ無いんだな?」

ハルヒ「そうにきまってるじゃない!あんたまで私を疑うの?」

キョン「いや、そういう訳じゃないが」

ハルヒ「もう!今日は最高の一日になるはずだったのに最悪!」

キョン(もしハルヒの能力が消滅してなかったら、今頃古泉達は大変だろうな
そうか、だから守ってたんだっけか。それにしてもハルヒ、大丈夫なのか?)

ハルヒ「ちょっとキョン!私の話聞いてる?」

キョン「ん?あぁすまん」

ハルヒ「私の汚名を晴らすべく、SOS団の総力を上げて犯人探しをするわよ!」

42 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/04/12(日) 02:10:45.36 ID:Q/m2f0CfO

キョン「それはまた大変そうな事を…」

ハルヒ「なによ!団長の一大事よ!団員が結束して団長を助けるべきでしょ?
それに彼女の一大事なんだから、彼氏であるあんたはもっと深刻になるべきよ」

キョン「そういやそうだったな」

ハルヒ「なによ、キョンから告白してきたくせに!」

ガラガラ

先生「一時間始めるぞ〜」

46 名前:アニメをちょろっと見て、SSをいくらか読んだ程度なので違うところ有ったらすまん[] 投稿日:2009/04/12(日) 02:17:00.12 ID:Q/m2f0CfO

──授業中

キョン(早速ハルヒイジメが始まったわけか…思ったより早いな。それだけ古泉達が頑張ってたって事か
それにしてもSOS団で犯人探しとは…もうSOS団も出来るかわからんというのに
そもそも俺に残る理由は有るのか?長門の居ないSOSに意味は無いと言っても過言ではない
だがハルヒは友達だと思っていた。見捨てるのも良心が痛むってもんだ
あ〜もうわからん。寝る)

49 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/04/12(日) 02:24:13.62 ID:Q/m2f0CfO

ハルヒ「はぁ…」

キョン(寝たいところだが、後ろであぁも盛大にため息をつかれると寝られたもんじゃない
さっきからずっとあんな調子なわけだが…あぁいうタイプは案外打たれ弱いのか?
まぁハルヒの事はさておき、問題は俺自身の立場だ
誠に残念な話だが、俺は涼宮ハルヒと愉快な仲間達の筆頭であるわけだ
そんな俺にイジメの被害が及ばない可能性はそりゃお前、楽観視も良いところだと言うわけで
俺も人間だ、まだうら若き高校生だ。やはり自分が一番可愛いわけだ
だからすまん、俺は愉快な仲間達を引退する)

52 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/04/12(日) 02:31:46.96 ID:Q/m2f0CfO

キョン(あぁ心無しか後ろからの視線が痛い、だが耐えるんだ。これがクラス中、いや、学校中にでもなってみろ、俺は…ああ考えるだけでも恐ろしい
さて、俺もSOS団を退団するわけだが…ん?さっきハルヒはSOS団で犯人探しをすると言っていたが
果たしてあいつは、古泉達が止める事を知ってるのだろうか?
いや、知らないのだろうな。なんてったってあの自身っぷりだ
とすると、ハルヒはまだSOS団退団のお知らせを聞いていない事となる)

54 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/04/12(日) 02:36:55.10 ID:Q/m2f0CfO

キョン(まずい、まずいぞ…俺は上手く退団すると言わなければならんのか
いやまて、みんなで言えば怖くない。なあそうだろう?赤信号と一緒だ
おっとまた別問題も登場してきた、俺は今あいつの彼氏じゃないか
どうする。なかったことに…なんて言えたもんじゃない
だが皆で退団表明をするときならいけるかもしれんな。第一俺は長門有希が好きなんだ。
これだけは譲れん)

55 名前:お前らハルヒ嫌いなんだな。俺も好きではないが[] 投稿日:2009/04/12(日) 02:39:51.04 ID:Q/m2f0CfO

キョン(なんか胸の支えがとれたような、清々しい気分だ
もう失われたと諦めていた俺の高校生活が帰ってきたわけだ
あぁ、今からでも遅くない。青春を謳歌しようではないか)

59 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/04/12(日) 02:47:15.93 ID:Q/m2f0CfO

──昼休み

ハルヒ「は〜今日もつまらない授業ばっかりね!あ、あのソフトボールバカの所に行かなきゃいけないんだったわ。じゃあね、キョン」

キョン「あ、あぁ」

谷口「なぁキョン」

キョン「ん?どうした」

谷口「お前涼宮の相手するのも、程々にしといた方が良いと思うぞ」

キョン「あぁ、わかってるさ。SOS団は辞めるつもりでいる」

国木田「えぇ!やめちゃうの?」

キョン「あぁ。俺だけじゃない、朝比奈さんも長門も古泉も、皆だ」

谷口「じゃああいつ1人になっちまうな」

61 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/04/12(日) 02:51:36.55 ID:Q/m2f0CfO

キョン「まぁ…そうだな」

谷口「ははっ、気にすんなって!あいつ中学の時も1人だったから元に戻るだけだ」

国木田「まぁ始めは辛いだろうけどね」

キョン「はは…あ、すまん。古泉と退団する相談してくるわ」

谷口「お、そうか、いってら〜」

キョン「おう」

国木田「あの二人、ゲイなんですかね」

谷口「だよな〜怪しいよな、ははっ」

65 名前:>>60すまん、吊ってくる[] 投稿日:2009/04/12(日) 02:59:40.57 ID:Q/m2f0CfO

──生徒指導室

ガチャ

ハルヒ「失礼します」

先生「お、涼宮、来たか」

ハルヒ「まったく!貴重な昼休みをこんな所で過ごさなくちゃいけないなんて」

先生「ははは…じゃあ単刀直入に聞こうか?涼宮、お前はカエルを不思議探しとやらに使おうとしたんじゃないのか?」

涼宮「だから違うって言ってるじゃない!」

先生「そうか、先生もお前を信じてやりたいところだ。だが涼宮、お前が今までにバニーガールやら問題を起こしているのは事実だ
それに、各部から涼宮に備品を奪われたとの苦情もちらほら来る。」

ハルヒ「それとこれとは別じゃない!それに奪ったんじゃないわよ!もらったのよ。
もう話になんない!それだけ?さよーなら!」

バタン

先生「おい、涼宮!はぁ…」

70 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/04/12(日) 03:06:29.91 ID:Q/m2f0CfO

ハルヒ「皆してなによ!…そうだキョンの所に行けばきっと楽しいはず!」


ガラッ


ハルヒ「ちょっとキョン!聞いて!」

クラス「・・・・・・」

ハルヒ「キョン!居ないの?キョン!」

女子「なにあれ、うける〜」

男子「なんか哀れだな」

クラス「クスクス」

ハルヒ(な、なによ!私が哀れ?!そんなわけ…ないじゃない……こんなクラス嫌っ)

タッタッタッ



71 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/04/12(日) 03:12:12.47 ID:Q/m2f0CfO

キョン「古泉〜」

古泉「おや、あなたから来てくれるなんて嬉しいですね。」

キョン「気持ちの悪い事を言わないでくれ」

古泉「んふっ、失礼しました。それで、どうしたんですか?」

キョン「俺もSOS団とお別れする」

古泉「それはなんとまぁ!」

キョン「わざとらしく驚くなよ。俺も自分が一番可愛いからな
これ以上あいつと関わってイジメに巻き込まれるのはごめんだ」

古泉「朝の話を理解していただけたようで良かったです。
ということは、既にイジメが?」

キョン「まぁそうだな」

72 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/04/12(日) 03:16:22.25 ID:Q/m2f0CfO

キョン「で、相談なんだか…」

古泉「なんでしょう?」

キョン「退団の意思を皆で伝えないか?一人ではどうも無理だ。それにあいつはまだ活動するき満々だ」

古泉「それもそうですね。退団すると言うのはこちらも辛いですが…しかたありません。
では、朝比奈さんと長門さんにも伝えておいて頂けますか?」

キョン「あぁ、わかった。あと、ハルヒと別れたいのだが」

75 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/04/12(日) 03:21:32.23 ID:Q/m2f0CfO

古泉「確かに、涼宮さんと貴方は付き合って居るんでしたね。さて、どうしたものでしょう…
思いきって、涼宮さんに能力の事をお伝えしても良いかもしれませんね」

キョン「なんだって?」

古泉「彼女も周りの急激な変化に戸惑っている事でしょう、一応教えるのがフェアってものです」

キョン「成る程、お前頭良いな。ありがとう」

古泉「いえいえ、お役に立てて良かったです」

キョン「じゃあ朝比奈さんと長門に伝えてくるな」



79 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/04/12(日) 03:27:26.69 ID:Q/m2f0CfO

キョン「さて、愛しの長門に会いに行くとしよう。大方部室に要るのだろう。」



ガチャ

キョン「長門〜」

長門「来ると思った」

キョン「そうか、ところで…退団の話だが」

長門「あなたもするの?」

キョン「あぁ、それでなんだが、皆で言わないか?俺一人じゃどうにも不安でな」

長門「わかった」

キョン「ありがとう」

長門「あと…」

キョン「なんだ?」

長門「退団しても、図書館に行くのに付き合って欲しい」

キョン「ああ、勿論大歓迎だ」

84 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/04/12(日) 03:32:58.32 ID:Q/m2f0CfO

キョン(長門から思わぬお誘いが来て、舞い上がりそうだ。だがまだ朝比奈さんの所にいかねばならない。
俺も男だ、やるときはやる。さて、朝比奈さんのクラスに行くとするか)



鶴屋さん「おや〜!キョンくんじゃないか!どうしたんだいこんな所で」

キョン「あ、鶴屋さん。お久しぶりです」

鶴屋さん「はは〜ん、みくるかい?ちょっと待ってて、呼んでくるにょろ」

キョン「助かります」

キョン(嵐のような人だ…だが良い先輩だ)


86 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/04/12(日) 03:40:31.56 ID:Q/m2f0CfO

鶴屋さん「ほら、みくる呼んできたよ!んじゃあとはお二人でめがっさ楽しんで!」

キョン「ありがとうございます。」

キョン(鶴屋さん、なにか勘違いしている…)

みくる「きょ、キョンくん?」

キョン「あ、朝比奈さん。わざわざすみません。実はSOS団の事で」

みくる「それしかないですよね。退団の事…ですか?」

キョン「ははっ、それもそうですね…。あの、一人だけであいつに退団を伝えるのって、キツイものが有ると思うので」

みくる「皆で、ですか?それがいいですね…涼宮さんなんて言うかわからないですし…」

キョン「では、そういう事で!ありがとうございます」

みくる「こっちこそ、誘ってくれて良かったです〜」

キョン「では!」



89 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/04/12(日) 03:46:20.80 ID:Q/m2f0CfO

キョン(さて、無事に退団準備は済まされたわけだ。あとは放課後、退団するだけか…
あいつどうなるんだろうな。まぁ正直、あいつの事はどうでも良いって気になってきてるのだが
やれやれ、俺ってそんなに薄情ものだったっけな)



90 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/04/12(日) 03:52:11.30 ID:Q/m2f0CfO

──屋上

ハルヒ(みんなして何よ!ここに逃げて来ちゃったのは癪だけど…
でも、一人ってあんな事言われるってこんなに辛いの?
今も一人だけど…寂しい。寂しいよ…どうしてキョンが居ないの?
キョンじゃなくてもいい、有希やみくるちゃん、古泉君
SOSの皆に居て欲しい!早く、放課後にならないかな…
教室に行くのダルいし、放課後までサボろっと)

91 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/04/12(日) 03:55:43.22 ID:Q/m2f0CfO

──教室

キョン(ん?あいつ居ないのか。もうすぐ授業なのに)

女子1「てかさ〜さっきのガチでウケたよね」

女子2「お前の仲間は居ないっつーの」

女子3「だよね〜しかも、誰も居ないってわかったあの時の顔!」

女子1「あれヤバい、ウケた〜」

女子「「「あははははっ」」」

93 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/04/12(日) 03:59:34.75 ID:Q/m2f0CfO

キョン(きっとあいつの事なんだろうな)

谷口「なぁキョン?」

キョン「なんだ?」

谷口「涼宮の悪口言ってるけど良いの?」

キョン「もう俺には関係ない」

国木田「本当に縁を切るんだね」

キョン「まぁな、俺も平和に暮らしたいさ」

谷口「可愛い女に囲まれる暮らしは羨ましかったけどな」

3人「はははっ」

キョン(なんだ、SOSが無くたって楽しいじゃないか)

95 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/04/12(日) 04:04:43.25 ID:Q/m2f0CfO

──放課後

ハルヒ「ふぁあ〜良く寝た!さぁ!団活に行くわよ!…ってその前に荷物鳥に行かなきゃ」


タッタッタッ

ガラッ

ハルヒ「キョン!荷物投げて!」

キョン「あ、あぁ…」

ヒョイ

ハルヒ「サンキュー!じゃ、先部室行ってるからっ!」

キョン「…わかった」

キョン(これも最後か。それにしてもあいつどこ居たんだ)

99 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/04/12(日) 04:12:10.26 ID:Q/m2f0CfO

キョン「おい、古泉」

古泉「おや、また来てくれたのですか」

キョン「あぁ、行くぞ」

古泉「こうしてあそこに足を運ぶのも、これが最後というわけですね。少々寂しいです」

キョン「そうはみえないが」

古泉「おや?そうですか?まぁこれで、晴れて自由の身になるというわけですからね」

キョン「ははっ、違いない」

ガチャ

ハルヒ「遅いわよ!」

キョン「あぁすまんすまん」

古泉「申し訳ありません」

ハルヒ「もう、しょうがないわね!じゃあ、全員揃ったところでこれからやることを説明するわ!」

長門「その前に私達から言いたい事がある」

103 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/04/12(日) 04:18:05.82 ID:Q/m2f0CfO

ハルヒ「何よ、有希?珍しいわね、良いわよ。言いなさい」

長門「今日をもってSOS団を退団する」

ハルヒ「何言ってるのよ?そんな事許される分けないじゃない!
…あぁ分かったわ!有希なりの冗談なのね、もう、びっくりしたじゃない」

古泉「涼宮さん、残念ながら、これは冗談じゃないのですよ」

みくる「みんな辞めたいんです」

ハルヒ「なによ、古泉君にみくるちゃんまで。分かった〜っ!
皆で私を担ごうって話ね。へへん、悪いけど騙されないわよ!」


112 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/04/12(日) 04:23:30.35 ID:Q/m2f0CfO

キョン「おいハルヒ!いい加減気付けよ?みんな辞めたいんだよ!
もうお前に付き合わされるのは懲り懲りなんだ」

ハルヒ「な、何言ってるのよ?そんなわけ無いじゃない!ねぇ有希?」

長門「涼宮ハルヒ、貴女を観察する必要は無くなった。もう貴女と居る理由は無い」

ハルヒ「観察とか意味解らなんだけど!みくるちゃんはそんな事ないわよねっ?…ねぇ?!」


115 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/04/12(日) 04:29:45.76 ID:Q/m2f0CfO

みくる「だから、もう懲り懲りなんですよ。付き合いきれないです
私が涼宮さんの機嫌を損ねてはいけないと下手に出てるのを良いことに好き勝手して…正直、死にたくもなりましたよ?
でももう涼宮さんは特別な存在では無くなったから、好き勝手言えます。さようなら。」

ハルヒ「みくる…ちゃん?酷い…」

古泉「おやおや、自分の事を棚にあげて…一番酷いのは貴女ですよ?涼宮さん」

118 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/04/12(日) 04:33:23.29 ID:Q/m2f0CfO

ハルヒ「なっ…何よ…」

古泉「僕も貴女にはずいぶんと酷い目にあわされました。
んふっ、まぁ仕方のない事ですが。とにかく貴女とは今日限りでおさらばって事です。では」

ハルヒ「ちょっと待ちなさいよ!意味わかんない!キョンは?キョンは私の味方よね?!」

キョン「…」

ハルヒ「キョン!」

125 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/04/12(日) 04:39:28.97 ID:Q/m2f0CfO

キョン「皆お前に迷惑してた、だが我慢してた。何故だ?無償の愛か?
いや違う。第一自分の行いを振り返ってみろ、お前はけして無償の愛を注がれるような人間じゃない」

ハルヒ「キョ…ン……?」

キョン「俺達にはお前の機嫌を損ねない様にしなきゃならん理由があったんだ」

古泉「貴女の望んだ事は何でも叶い、思い通りに物事が進んでいく。
いわば、神だったんです。昨日までの事を思い出してみてください」

キョン「例えば俺の告白」

129 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/04/12(日) 04:44:49.03 ID:Q/m2f0CfO

ハルヒ「えっ?」

キョン「思い出してみろ、お前は俺から告白される前に、俺に告白されたいと願わなかったか?」

ハルヒ「ね、願ったわよ…だから何?結局告白しくれたのはキョンじゃない!」

キョン「だからお前の願った事は現実となった」


ハルヒ「で、でも…そうだ!不思議は?私がどんなに望んだって
宇宙人未来人超能力は現れなかったし、不思議な事は全く起こらなかった!」

みくる「それは、貴女が気付いていなかっただけなんですよ」

133 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/04/12(日) 04:53:24.91 ID:Q/m2f0CfO

ハルヒ「はぁっ?ほんっと、意味わかんない!」

長門「貴女は入学初日に、宇宙人未来人超能力者が現れる事を願った」

みくる「そしてそれは、SOS団を作る事で達成されたのです。」

長門「私は貴女を観察する役目を負って、この銀河を統括する
情報統合思念体によって生み出された…いわば、宇宙人の様なもの」

古泉「僕も…まぁ面倒な説明は省きましょう。貴女を観察するために
超能力を授かった人間です。貴女の力の消滅と共に力は消えましたが」

みくる「そして私が……未来人です」


142 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/04/12(日) 05:01:10.37 ID:Q/m2f0CfO

ハルヒ「じゃあなに?私の願いって全部叶ってたの?なんだ、バカみたい…
それに、皆私を観察するために居たんだね。仲間じゃなかったんだね
そっか全部……茶番だったのね!」


みくる「わかって貰えましたか?じゃあ、これでお別れですっ」

ゾロゾロ

ハルヒ「待って!キョン、私を好きだと行ってくれたのは本当にキョンの意思?」

キョン「…いや、違う」

ハルヒ「そっ…か……ははっ…」

古泉「では、行きましょうか」

キョン「あぁ、そうだな。高校生らしくボーリングでも行くか?」

みくる「賛成です〜」


バタン





147 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/04/12(日) 05:05:13.40 ID:Q/m2f0CfO

ハルヒ「キョンもみくるちゃんも有希も古泉君も鶴屋さんも……
みんな、みんな、嘘だったんだね、こんな世界無くなればいいのに
昔の私だったらきっと、今、世界が終わったんだ」




タタタタ

バタン


ハルヒ「誰?!」

先生「今、文芸部の子に部室を取られたと言われてな。…なんだこれは?」

149 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/04/12(日) 05:09:22.04 ID:Q/m2f0CfO

ハルヒ(部室も無くなっちゃった。SOS団が有れば楽しいって思ってたけど
何よ、全部私に都合の良い世界だったんじゃない。学校…行きたくないなぁ)


ハルヒ(でも、友達作れたりしないかしら?彼氏だって…!
そうよ!新しく初めてみれば良いのよ!なんだ簡単な事じゃない!)

157 名前:パトラッシュ、なんだか僕眠いよ[] 投稿日:2009/04/12(日) 05:17:58.99 ID:Q/m2f0CfO

──次の日

ガラッ

ハルヒ「おっはよ〜!」

ハルヒ(今日も来客用のスリッパだけど、この際気にしないわ!)

クラス「・・・・・」

ハルヒ「うっ…ね、ねぇ、そこのあんた!名前は?」

男1「は?俺かよ?」

ハルヒ「そうよ、ねぇ、名前は?」

男1「鈴木だけど」

ハルヒ「ふーん、普通ね、まぁ良いわ」

男1「何様だよ」

男2「本当だよな」

159 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/04/12(日) 05:23:24.81 ID:Q/m2f0CfO

ハルヒ「ねぇ、鈴木君、あなた今日からSOS団に入りなさい」

鈴木「は?意味わかんないんだけど?」

ガラッ

ハルヒ「おっはよ〜ってなによ、キョンか」

キョン「悪かったな俺で」

鈴木「おいキョン、お前の女ウザいんだけど」

キョン「あいつは俺の女でも何でもない、只のクラスメイトだ」

ハルヒ「そうよ!それにキョンはSOS団を退団したの」

男2「そうなんだ、更正おめでとう」

キョン「ははっ、ありがとう。まぁそういうわけだ、鈴木、頑張れよ」

160 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/04/12(日) 05:26:50.52 ID:Q/m2f0CfO

女1「てか、なんであんたそんなに偉そうなわけ?人の彼に手出さないでよ」

ハルヒ「別にそんなつもりないけど?まぁ私は団長だから」

女2「なにこの子?電波にも程がある。相手するだけ無駄無駄」

ゾロゾロ

ハルヒ「なによ…」

162 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/04/12(日) 05:31:16.55 ID:Q/m2f0CfO

男1「なぁ」

男2「ん?」

男1「涼宮さ、今ならちょいと優しい顔して近付いたらヤらしてくれんじゃない?」

男2「確かに、お前ヤバい、ぱねぇわ」

男1「だべ?」

ハルヒ(はぁ…どうしてこうなっちゃうのよ……。本当はキョンが良いのに)



163 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/04/12(日) 05:35:59.22 ID:Q/m2f0CfO

すまん、もう限界だ
こんなの読んでてくれた人ありがてぇ…ありがてぇ…
もし保守してくれる人がいて、まだスレがあったら
ハルヒが女子トイレで水掛けられたり、みくるちゃんと鶴屋さんにボコられたり、犯されたり
キョンが長門にモーションかけたりする所を書きたいです

正直ここまで読んでくれる人居ると思わなかった。
ありがとう

172 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/04/12(日) 05:48:13.88 ID:Q/m2f0CfO

うわぁ
皆さんありがてぇだ
とりあえず書き溜めてから来ます
落ちてたら同じスレタイで建ててみるかもしれん

ではお休みなさいな

281 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/04/12(日) 18:14:48.07 ID:Q/m2f0CfO

男1「なぁ涼宮」

ハルヒ「なによ」

男1「お前最近大変そうだな」

ハルヒ「別に、丁度SOS団にも飽きてきた所だったし」

キョン(はは、精一杯の見栄張りやがって、健気な奴だ
それにしても話しかてくれる人がいて良かったじゃないか)

男1「ふーん、そうか。じゃ、俺そろそろいくわ」

ハルヒ(私に…話しかけてくれた!なによ、やっぱりキョンじゃなくたって良いんじゃない
それに私にその、神とやらの力が無くったって十分やっていけるわ…
SOS団の奴等を見返してやるんだから!)



282 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/04/12(日) 18:15:31.30 ID:Q/m2f0CfO

男2「どうだった?」

男1「おう、ばっちりばっちり。ムスっとした態度とってやがるけど
アイツよっぽど友達居ないのな、すがるような感じがにじみ出てるの。うけるわ〜」

男2「まじで?そりゃあ気の毒だな、ははっ」

男1「まぁあっちにも、ちょっと良い思いしてもらう訳だし
別に俺達が良い思いさせて貰ってもバチは当たんねーだろ」

男2「だよな。しかしまぁアイツ、顔良し、乳良し、スタイル良しで
性格意外は完璧なのにな。性格が、他を帳消しにするくらい終わってるから、こんな事になちゃうんだよな」

男1「まぁ、俺達には関係無い話だけどさ」



283 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/04/12(日) 18:16:15.52 ID:Q/m2f0CfO


──トイレ

ハルヒ「ふぅ…すっきりした」

ゾロゾロ

女1「ねぇ聞いた〜?」

女2「え〜なに?」

女1「あの電波の話ぃ」

女2「あ〜聞いた聞いた、ついに涼宮ハルヒと愉快な仲間達も解散、か。良い気味」クスクス

ハルヒ(えっ…私の…話?)


284 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/04/12(日) 18:17:33.20 ID:Q/m2f0CfO


女1「てかさ、SOS団だっけ?それに入ってた人達も
本当は迷惑してたんじゃないのぉ?じゃなきゃ一斉にやめたりしないでしよ」

女2「確かにね〜。しかも先輩まで巻き込んでたって聞いたよ?
なんかセクハラまがいの事させてたらしいし…マジうちの学年の恥だよ」

ハルヒ(な、なによ!あんた達には関係無い事じゃない)

女1「知ってる知ってる!それでさ、うちの部の先輩から聞いたんだけど
高2の鶴屋さんって…」


キーンコーン

女1「あ、ヤバい。授業始まっちゃうよ」

女2「え〜なに?気になるんだけど」

女1「わかったわかった、昼休みね」

ハルヒ(私ってこんな嫌われものだったの?それに鶴屋さんって?
はぁ…なんか、憂鬱。私、やり直せるの?)



286 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/04/12(日) 18:19:35.04 ID:Q/m2f0CfO

──授業中

キョン(なんかつまらんな。SOS団を辞めたらやることが無くなった訳だが
さて、何をしたものか。正直ハルヒいじめを先頭にたってやる勇気は俺には無い。
ただ何もせずに眺めている事が楽しい訳だがどうにも暇だ。
仕方ない最近古泉の所に行ってばかりだが、昼休みにでもあいつの所に行くか。)

ハルヒ(ん?なんか臭いわね)

291 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/04/12(日) 18:25:43.21 ID:Q/m2f0CfO

ハルヒ(なに?なんか嗅いだことある匂いなんだけど…あ〜もう!わからない!
あ、そういえば教科書出してなかったわ。)

ガサゴソ

ハルヒ(なに…これ?使用済みの、ナプキン?)

ハルヒ「ちょっと!」グイッ

キョン「うわっ」ガンッ

キョン「おい、いきなりなにするんだ!いい加減にしろ
授業中だぞ?皆迷惑しているんだ」

ハルヒ「そんなこと関係無いわよ!私のカバンに…」

キョン「ん?なんだ?」

295 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/04/12(日) 18:32:10.53 ID:Q/m2f0CfO

ハルヒ「私の…私のカバンにナプキン入れたの誰よっ!…ヒクッ…ちゃんと、名乗り出な……いと…ヒクッ…し、死刑だからっ!」グスン

クラス「・・・・・ヒソヒソ」

先生「え、え〜っと、涼宮さん大丈夫ですか?辛かったら…」


ハルヒ「……ッ」タタタタタ


先生「あ、涼宮さん!…このような事をしたのは誰ですか?」

キョン(うわ〜女子もやることがえげつないな)

301 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/04/12(日) 18:38:59.85 ID:Q/m2f0CfO

クラス「・・・・・」(ざまぁみろ)

先生「はぁ…仕方ありません。あなた達の担任は…岡部先生ですね?
この事は報告しておくので、自分達で解決する事」
(正直、あの問題児に関わりたくないだけなんだけどさ)

先生「では授業を続けます」

キョン「先生、後ろの席に使用済みのそれが放置されてるのは不快です」

312 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/04/12(日) 18:49:17.03 ID:Q/m2f0CfO

先生「うっ…それもそうね。少し待ってて」パタパタ

クラス「ざわ…ざわ…」

キョン(やれやれ、せっかくハルヒの呪縛から逃れられたと言うのに
ハルヒの前の席ってだけで被害にあわなければならんとは、心外だ)

女2「ねーえー」

女1「私じゃないよ」

女2「だよね〜」

女1「てか入れることが可能だったのって、うちらがトイレ行ってる間じゃない?」

女2「確かに!うちらが教室に戻ってからちょっとして帰ってきたもんね」


314 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/04/12(日) 18:54:03.31 ID:Q/m2f0CfO

谷口「おいキョン、大丈夫か?」

キョン「悪いが、かなり鬱だな」

国木田「そりゃあんなものが後ろにあっちゃね」

谷口「涼宮の前ってだけで、大変だな」

キョン「あぁまったくだ。」

国木田「そういえばさ、さっき涼宮さんが居なくなったとき有ったろ?」

キョン「ん?あぁ。あの時は俺もトイレに居たが…何か有ったのか?」

谷口「それがさ、驚くなよ」



317 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/04/12(日) 18:57:59.99 ID:Q/m2f0CfO

谷口「うちの学校の美女2人が揃いもそろってうちのクラスに来たんだよ!」

キョン「誰だよ」

国木田「あ、朝比奈さんと鶴屋さんね。」

谷口「いや〜てっきり俺に会いに来たものとばかり思ってたんだが
なんか涼宮の机の近くまで行ってさ…何してたんだろうな?」

キョン「まさか…」

国木田「やっぱりキョンもそうおもう?」

キョン「谷口のバカは気付いてないが、絶対そうだろうな」

323 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/04/12(日) 19:02:55.15 ID:Q/m2f0CfO

ガラガラ

先生「はいみんな、落ち着いて。今綺麗にして貰いますから…すみませんね」

掃除のおばちゃん「いや、良いんだよ。災難だったね…ほれ、これで大丈夫だよ」

先生「すみません、ありがとうございます。ではもう大丈夫ですね?
授業を再開しましょう。さて、どこまで行ってましたっけ…」


キョン(まさか朝比奈さんと鶴屋さんとは……
いや、朝比奈さんが今までハルヒから受けた苦痛は俺たちの中で一番だろう
当然と言えば当然の話だ。これは面白い事になりそうだぞ)

325 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/04/12(日) 19:07:20.30 ID:Q/m2f0CfO

キョン(それにしても教室に来るなんて大丈夫なのか?まぁ二人ともハルヒよりはよほど人望が有るだろう
現に、さっき誰も二人が来たなんて言わなかったではないか。
はは、ハルヒよ、お前の人望はそうとう薄いみたいだな。自分の行いを悔いると良いさ。
とりあえず昼休みに古泉と朝比奈さんと鶴屋さんの所に行ってみるか)

先生「はい、じゃあ授業を終わります。さっきの事について
なにか知っている人がいたら報告すること。」


クラス「・・・・」

328 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/04/12(日) 19:10:54.00 ID:Q/m2f0CfO

──昼休み

キョン「わるい、ちょっと用が有るから今日は一緒に食えないわ」

谷口「お〜そうか」

国木田「……」チラッ

キョン「……」コクリ

キョン「んじゃ」スタスタ

谷口「また古泉の所かね〜」ニヤニヤ

国木田「そんなところじゃない?」

谷口「とするとあいつら…」

333 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/04/12(日) 19:17:27.77 ID:Q/m2f0CfO

ガラッ

キョン「うわっ」

古泉「おや?どうしたのですか」

キョン「いや、お前の所に行こうとして教室でたらお前が居たから」

古泉「んふっ、それは奇遇ですね」



谷口「おい見ろ、今日は古泉から迎えに来たぞ」

国木田「みたいだね」

谷口「やっぱり…そうなのか!キョンはまぁ…あの顔だから、モテなさ故にそっちの道に走ったのだろう
しかし何故だ、古泉一樹!やはり涼宮ハルヒのせいで頭がおかしくなってしまったのか」

国木田「おかしいのはアンタだよ」ボソッ

340 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/04/12(日) 19:23:15.70 ID:Q/m2f0CfO

キョン「で、なんなんだ?」

古泉「実は…ああ、説明するのももどかしいですね。
とりあえず朝比奈さんと鶴屋さんの所に一緒に来てください」

キョン「良いが…顔が近いぞ」

古泉「これはこれは、失礼しました」

長門「古泉一樹、少しは自重するべき」

キョン「おわっ、居たのか長門」

長門「貴方がうわっと言った所から居た。」

古泉「要するに、初めからです」

キョン(くそっ、愛しの長門に気づかないとはなんたる不覚!)

長門「ところで、貴方も古泉一樹に用が有るのでは?」

キョン「いや、大丈夫だ。それは解決した」

341 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/04/12(日) 19:31:33.18 ID:Q/m2f0CfO

古泉「彼女達の所に行きながら説明させて頂きましょう、実は朝このようなやり取りがあったのです」


──朝


鶴屋さん「一年の涼宮?ありゃ正直ひくわ〜あっはっはっ」

みくる「ですよねー。能力の消えた涼宮さんなんて、ただの基地外ですぅ」

鶴屋さん「みくるもそう思ってたのか〜あっはっはっ」

古泉「おや、素敵なお二方。楽しそうになにを話されているのですか?」

みくる「古泉君!涼宮さんの能力が消滅した話ですよ」

古泉「んふっ、確かにそれは楽しい話ですね。機関としましても喜ばしき事態です。」



345 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/04/12(日) 19:36:33.97 ID:Q/m2f0CfO

みくる「ですよね☆ところで、涼宮さんに復讐したいとは思いませんかっ?」

鶴屋さん「あっはっはっ、そりゃまた大胆な発言だねぇ」

みくる「だって、やられっぱなしってムカつくじゃないですか〜」

古泉「おや、案外激しいのですね。ですが確かに、涼宮ハルヒの一番の被害者は貴女でしょう」

みくる「う〜許せないです!」

鶴屋さん「なるほどねぇ、だからちょいと意地悪するってわけかい?」

古泉「んふっ、それは非常に興味深いですね」

みくる「ですよねっ?じゃ、楽しみにまっててください☆」



347 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/04/12(日) 19:39:32.50 ID:Q/m2f0CfO

古泉「というようなやり取りが有ったのです」

キョン「なるほどな」(ひょえ〜朝比奈さんって絶対腹黒いよな)

古泉「ですから、一応関係者を集めて
こうしてお二人のお話を聞きに行こうというわけなのです」

長門「…」コクリ

350 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/04/12(日) 19:43:31.54 ID:Q/m2f0CfO

みくる「あぁ!皆さん、お久しぶりですぅ〜」

長門「…」コクリ(昨日合ってから、およそ21時間ぶり。そこまで時間はたっていない。)

キョン「いやはや、お久しぶりです」

鶴屋さん「にょろーん。ようやく全員集合!だね、あっはっはっ」

古泉「確かにそうですね」


355 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/04/12(日) 19:49:28.83 ID:Q/m2f0CfO

みくる「うふっ、皆さん私達の武勇伝を聞きに来たんですか〜?」

古泉「あはは、お察しの通り」

キョン「それにしても、ずいぶんと大胆な事をしたものですね」

鶴屋さん「おや?そっか〜!キョンくんは同じクラスだったか!可哀想だねぇ
ま、やるからにはパ〜っとやらなきゃつまらないじゃないかっ」

みくる「それに、これだけじゃまだ終わりませんよ♪」

古泉「いったい何をしたのですか?」

みくる「かくかくしかじか」



358 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/04/12(日) 19:52:36.78 ID:Q/m2f0CfO

古泉「尊厳を傷つけられる行為」

長門「だが良い」

みくるん「やっぱりそう思いますか〜?長門さんが言うなら間違い無しです」

キョン「それにしてもお二人、人が悪いですよ」

5人「あっはっはっ」










ハルヒ「…」チラッ

362 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/04/12(日) 19:55:56.47 ID:Q/m2f0CfO

すまぬ、一旦食事落ちします。
またある程度書き貯めてから投下できる様に頑張ります

こんなうんこちゃんの為に
保守してくれたら、ありがてぇです




415 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/04/12(日) 21:15:12.82 ID:Q/m2f0CfO

──昼休み/屋上

男1「よぉ」
(うわ〜まさかとは思ってここ来たけど、今時屋上で泣く奴とか居るのかよ)

ハルヒ「グスン…な、何よ!」

男1「大丈夫か?」

ハルヒ「大丈夫に決まってるじゃない!犯人は見つけて、死刑にしてやるんだから!」

男1「ははっ」
(こいつ真性だよ…第一、死刑にしてやるとかなんだよギャグ線高すぎるわ〜)


418 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/04/12(日) 21:17:08.39 ID:Q/m2f0CfO

ハルヒ「あんたも協力しなさい!」

男1「え?」(よし来たよし来た)

ハルヒ「だから、犯人探しに協力しなさいって言ってんの!」

男1「…わかったよ、仕方ねぇな」
(やべぇ、俺演劇部もびっくりの演技力じゃね?)

ハルヒ「じゃあ、放課後にここ集合だから」

男1「おう」
(偉そうに何を言ってんだか。まぁまぁ、これも少しだけの辛抱さ)

ハルヒ「遅刻したら、死刑だからっ!」タッタッタッ



420 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/04/12(日) 21:18:10.46 ID:Q/m2f0CfO

男2「お前すげぇな」ヒョコッ

男1「ま、俺の手にかかればざっとこんなもんだ。あ、そうだ放課後お前も来いよ」

男2「いいぜ。流石のお前もあの電波と長時間二人っきりは耐えられねぇよな」
2人「「ははっ」」

ハルヒ(なんか、楽しくなってきた!男1…なかなかいい奴じゃない!)



422 名前:なんか規制で早く投稿できない。すまん[] 投稿日:2009/04/12(日) 21:21:03.82 ID:Q/m2f0CfO

──昼休み/教室

ハルヒ「…」ガラッ

スタスタ

ドシン

ハルヒ(何よキョンのやつ、居ないじゃない。授業始まるまで寝てよ)

女1「あ、でさ〜さっきの続きなんだけど」

女2「あっそれ気になってた〜!」

ハルヒ「…」ピクン


432 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/04/12(日) 21:29:16.65 ID:Q/m2f0CfO

ハルヒ(そういえば、朝そんなことも有ったわね
一応話だけでも聞いておこうかしら)

女1「それでね、2年の鶴屋さんなんだけどさ〜えっと…朝比奈さんだっけ?友達じゃん
でさ、こっからが本題なんだけどあの電波が撮った朝比奈さんの写真が
あそこのパソコンから漏れちゃったらしくて、もうめっちゃ怒ってたらしいよ〜」

女2「まじで〜?怖〜っ!ああいうタイプの人って怒ると怖いよね」

女1「うんうん。それにしても可哀想だよね〜あ、そうそう」

…………
………
……


ハルヒ「…」ガタッ


ハルヒ(なんですって!もしかしてコンピ研の仕業かしら?絶対そうよ!
鶴屋さんとみくるちゃんなら、きっとわかってくれるはずよ!説明しなくちゃ)

タッタッタッ



435 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/04/12(日) 21:32:06.92 ID:Q/m2f0CfO

女2「てかさ、話戻るけど、どうしてデータが漏れちゃったんだろうね?」

女1「あ、それね、あの電波さ色んな部から備品とってたじゃない?
でもみんななんだかよく分かんないけど、黙ってたんだって
だけど、この間ようやく文芸部の子が部室をとられてるってチクったらしくて
電波から部室が取り上げられたわけ。で、とってきた備品を返した時に…」

女2「なるほど〜!ってかそんな写真パソコンに入れとくとか酷くない?」

女1「だよね〜」

440 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/04/12(日) 21:35:27.11 ID:Q/m2f0CfO

─昼休み/廊下

ハルヒ(確かこの辺りよね!…ん?)

みくる「やっぱりそう思いますか〜?長門さんが言うなら間違い無しです」

キョン「それにしてもお二人、人が悪いですよ」

5人「あっはっはっ」


ハルヒ(な、なによ…!私が居なくても充分……
もう説明なんかしてあげない!)


タッタッタッ



444 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/04/12(日) 21:38:46.14 ID:Q/m2f0CfO


キョン「さて、そろそろ戻りますかね」

古泉「そうですね」

みくる「楽しいとあっという間ですぅ」

鶴屋さん「あっはっはっ、だねぇ」

キョン「放課後も話したいですね」

長門「部室で話せば良い」

鶴屋さん「さっすがぁ!んじゃあまたねっ!」

ゾロゾロ

451 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/04/12(日) 21:43:43.34 ID:Q/m2f0CfO

古泉「おや…?あの後ろ姿は」

長門「涼宮ハルヒ」

キョン「おい、ヤバくないか?今の話聞かれてたんじゃ…」

古泉「どうでしょう、長門さん?」

長門「……彼女は朝比奈みくるの、『長門さんがそういうなら…』以降からしか聞いていない
肝心な部分は聞かれていないので問題ない。」

キョン「そうか、お前は頼りになるな。長門」

長門「……」ポッ

453 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/04/12(日) 21:48:27.76 ID:Q/m2f0CfO

またまたすまんぬ

書き貯めがつきますた
スローペースになりますが付き合って頂けるとありがてぇです

あと、あまりスレチとか気にしないでくだしあ

459 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/04/12(日) 21:57:34.34 ID:Q/m2f0CfO

──放課後/屋上

ハルヒ「まったく、遅いわね!まだかしら?」

男1「よっ」

ハルヒ「遅い!次に私を3分以上待たせたら、ジュース奢りなさいよ!」

男1「悪い悪い。こいつも誘ってたら遅れた」
(何様だよ、もとはと言えばお前に付き合ってやってるんだろ。うぜぇな)

男2「どうも〜男2です。ヨロシクぅ」

ハルヒ「ふーん。あんまり役に立たなさそうだけどまぁ良いわ、宜しく。
2人ともしっかり働くのよ?!」(そうそう、この調子よ!やっぱりこうでなくっちゃね!)

男2「あはは、わかったよ」(なにこいつ。真剣にウザいわ〜。普段だったら今頃ぶん殴ってるぞ)

465 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/04/12(日) 22:03:51.56 ID:Q/m2f0CfO

男1「で、どうやって犯人を探すんだ?」
(あ〜見てるだけでイライラする)

男2「何か良い案あるんだろ?」
(無いとか言うなよ、面倒臭ぇから)

ハルヒ「無いわ!そっちが考えなさいよ…といってもまぁ
あんた達に思い付くわけ無いわよね?仕方ないから教室で張り込みよ!」
ハルヒ(なんかワクワクしてきたわ!)


男1・2(うぜぇ…本当にうぜぇ…ヤるときに痛め付けてやろう)


469 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/04/12(日) 22:09:27.34 ID:Q/m2f0CfO

すまぬ、風呂に入ってきます
そして書き貯めてくるぽ

11時〜11時30分の間には帰ってくる…です

また例の事を宜しくお願いしてぇです

ではノシ

546 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/04/12(日) 23:20:40.85 ID:Q/m2f0CfO

無事帰還しますた

なんか長門の旦那やら決まっててわろた

さっき調子のって投下していたら規制食らったんで
慎重にミッションを遂行します

保守してくれてた方々
ありがてぇです

547 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/04/12(日) 23:21:40.63 ID:Q/m2f0CfO

──放課後

クラス「さよなら〜」

キョン(さて、行くか。惰性的に向かうのではなく、こんなに楽しい気持ちで向かうのは初めてだ
それにしても…ハルヒを気遣わなくて良くなったのだから、そろそろ長門に告白したいものだ。
古泉に根回しを頼めないものか…)

古泉「良かったら部室までご一緒しませんか?」



552 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/04/12(日) 23:24:47.22 ID:Q/m2f0CfO

キョン「うわっ、急に話しかけるなよ…驚くだろ。まぁ良い、一緒に行くか」
(まったく、こいつは本当に力を失ったのだろうか?)

古泉「どうしたのですか?さっきから考え込まれてる様ですが。」

キョン「ん、あぁ…その、長門に告白したいのだが、どうやって告白したものかと思ってな」

古泉「成る程、それは確かに重大な問題ですね。」


………………


キョン「なぁ、うまい具合に長門と2人きりになれないものだろうか」



554 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/04/12(日) 23:28:01.75 ID:Q/m2f0CfO

古泉「ん〜そうですね、確かに、2人きりで話す機会はあまり無いですね。
なんとかこちら側、外野の人間で頑張ってみましょう」

キョン「すまんな、恩に切る」

古泉「いえいえ。恋に悩む貴方が可愛らしいもので」

キョン「ははっ、そうか」ゾワッ


559 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/04/12(日) 23:31:26.38 ID:Q/m2f0CfO


─放課後/部室

鶴屋さん「おっ!来た来た〜」

キョン「ははっ、すみません。お待たせしました」

みくる「良いんですよ、もう時間なんか気にしなくて」

鶴屋さん「そうそう!自由が一番さっ」



566 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/04/12(日) 23:34:30.92 ID:Q/m2f0CfO

長門「自由…」

古泉「長門さんもですよ」
長門「そう。良くわからないけれど、気持ちが弾む。」

鶴屋さん「あっはっはっ、ゆきっこがそんな事言うとは!めがっさ嬉しいにょろ」

みくる「長門さんも女の子らしくなりましたねっ☆」

キョン(あぁまったくだ、正直……情熱…もてあます)



581 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/04/12(日) 23:39:43.67 ID:Q/m2f0CfO

古泉「…」チラッ
(やれやれ、すっかりみとれてしまってますね。さて、ここは一肌脱ぐしか有りませんね!)

古泉「あっ!」

みくる「ん?どうしたんですか?」

古泉「長門さん、先生が探していましたよ。すみません、先生をつれてくれば良かったのですが……どうも気が利かなくて」

長門「…」

古泉「教室で待っているそうです」

長門「わかった」スタスタ

587 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/04/12(日) 23:43:14.52 ID:Q/m2f0CfO

古泉(んふっ、我ながら良い演技でしたね)

古泉「さて、今の僕の話は嘘です。……ということは…お分かり頂けますか?」

キョン「あ、あぁ!」

古泉「幸運を祈ってますよ」

鶴屋さん「おやおや〜なんか面白そうな事になってきたね!」

みくる「ふぇえ?よくわかりません」


592 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/04/12(日) 23:47:26.87 ID:Q/m2f0CfO

──放課後/教室

ガラッ

長門(教師が私を探しているという情報は、確認されていない…
古泉一樹はなぜ嘘を吐いたのだろうか?きっと理由があるはず)

キョロキョロ

長門(何も…無い。私だけ)

タッタッタッ

長門(誰か向かってくる。これが彼の狙い?)

600 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/04/12(日) 23:51:36.56 ID:Q/m2f0CfO

すまない、アニメをさっとツベで見た程度のにわかで
一人称やキャラの口調は、VIPでみたSSの記憶程度で書いている
だからキャラ壊れが激しいが許して欲しいでつ

あと変換ミスしてますた
教室じゃなくて、教師です…orz

608 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/04/12(日) 23:55:30.33 ID:Q/m2f0CfO

キョン「長門…」ハァハァ
(思わず走って来てしまったから、この老体にはキツい……息切れしながら告白なんて、カッコ悪いが、まぁ俺らしいな…ははっ)


長門「古泉一樹は嘘を吐いた、そして、貴方が来た。何故?」

キョン「俺が…古泉にたのんだんだ。長門と2人きりにさせてくれって」

長門「?!」

625 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/04/13(月) 00:03:28.85 ID:enQ1zYVfO

キョン「つまりだな…その……」
(ははっ、いつもはいとおしい、お前のヘリウムガスのような目が、今日は突き刺さるよ
さぁ、折角古泉が作ってくれたチャンスだ。無駄しにたらいかんぞ)

キョン「俺はお前がずっと好きだった、いや、勿論今も好きだぞ?
ハルヒの能力が失われて、もう我慢しなくて良くなってから
俺の気持ちはどんどん膨らんでった……折角のチャンスを無駄にしたくない
好きだ、長門。俺と付き合って欲しい」

長門「…」コクリ

633 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/04/13(月) 00:07:58.36 ID:enQ1zYVfO

長門「好きという感情はよく理解できない。でも、きっと
貴方と私を繋いでいるものは人間社会でいう、愛なのだと思う。
貴方に抱きしめられたいなどの欲求が沸いてくるのは、きっと…好きという概念に」

ギュッ

キョン「長門…わかった。充分お前の気持ちはわかったよ。ありがとう」

長門「…」ギュッ



635 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/04/13(月) 00:10:47.80 ID:enQ1zYVfO

ガラッ

鶴屋さん「やったね!お二人さん」

古泉「お似合いですよ」

みくる「ちょっと寂しいですぅ」

キョン「お、お前ら!いつから居たんだ」

長門「貴方が私に思いを伝えている時から」

ワイワイ



ハルヒ「えっ…」

652 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/04/13(月) 00:19:14.34 ID:enQ1zYVfO

──放課後/ハルヒHR

ハルヒ「私に対する嫌がらせをする犯人は放課後にやって来て、トラップを仕掛けてくる筈よ!」

男1「成る程な」(知らねぇよ)

ハルヒ「だからこの教室で張り込みをしていれば間違いないはずよ!
そしたらあんた達で捕まえなさいね」

男2「りょ〜かい」(誰がお前の言うことなんて聞くか)

658 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/04/13(月) 00:25:33.85 ID:enQ1zYVfO

──10分後

ハルヒ「おっかしいわね!誰も来ないわ!」

男1・2「……」コックリコックリ

ハルヒ「ちょっと!何眠ってんのよ!起きなさい!」パシッ、パシッ

男1「うわっ!いってぇな」

男2「何すんだよ!」

ハルヒ「あんた達がねてるから悪いのよ!」

タタタタタ

ハルヒ「ん?誰か来たみたいよっ!」

男1「後で一発位殴ったって良いよな?なっ?」ヒソヒソ

男2「あぁ、もう俺キレそう」ヒソヒソ

662 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/04/13(月) 00:31:20.76 ID:enQ1zYVfO

ハルヒ「はは〜んきっとあいつが犯人…って有希じゃない!」

ハルヒ「有希の教室に入って行ったからきっと忘れ物ね。
まったく、犯人かと思って損した!」

ハルヒ「はぁ…それにしても退屈ね〜。あ!ちょっとあんた達!」

男1「なんだよ」

ハルヒ「さっき寝てた罰として、購買でジュースを買ってくること。」

男2「は?」プチン

男1「わかったよ、仕方ねぇな。ほら、良いから行こうぜ」(やべぇ、キレやがった)

675 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/04/13(月) 00:40:26.25 ID:enQ1zYVfO

タッタッタッ

ハルヒ「ん?次こそ犯人かしら?…ってキョン!何しに来たのよ
あれ?有希の教室に入ってった」

ハルヒ(まったく、さっきからなんなのよ!なんか…イライラするっ)

ゾロゾロ

ハルヒ「次はだれよ!って古泉くんにみくるちゃんに鶴屋さんじゃない!なにやってんのよ」

684 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/04/13(月) 00:47:04.56 ID:enQ1zYVfO

ハルヒ(これは何か有りそうね!)ソロリ

(あぁもう!教室の壁越しだと良く聞こえ無いわねっ)

(そうだ!窓が空いてる筈だから窓越しに聞けば良いのよ)

──5分後


鶴屋さん「やったね!お二人さん」

古泉「お似合いですよ」

みくる「ちょっと寂しいですぅ」

キョン「お、お前ら!いつから居たんだ」

長門「貴方が私に思いを伝えている時から」

ワイワイ


ハルヒ「えっ…」

693 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/04/13(月) 00:51:59.98 ID:enQ1zYVfO

男1「ジュース買ってきたぞ…って涼宮!なにやってんだよ!なぁ!死ぬなよ!」
(俺たちにヤられてからなら、いくらでも死んでくれ)

ハルヒ「う、うるさいわね!死なないわよ!」

男2「ったく、心配かけやがって」(死ねば良かったのに)

706 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/04/13(月) 00:59:06.46 ID:enQ1zYVfO

男1「なぁ…どうしたんだよ?泣いてるのか?」(ついにきたよ、よくわらにいけどこれはチャンスだな)

ハルヒ「バカ!泣いてなんか……ヒクッ……ない…わよ!」

男2「嘘つけ、そんな顔して泣いてないなんていう奴がどこにいる」
(やべ、これ良いんじゃね?)

ハルヒ「う、うる…ウワァァアン」

男1・2(可愛くねぇなき方)

710 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/04/13(月) 01:04:13.36 ID:enQ1zYVfO

男1「なにがあったのかは、よくわかんねーけど…あまり昔ばっかり見てんなよ」
(うわ〜俺きもいわ〜)

男2「そうだよ、嫌なことなんて忘れろよ。なぁ…俺たちがついてるじゃないか」
(やばい、笑うな笑うな)



春日「うぃ」






727 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/04/13(月) 01:07:40.29 ID:enQ1zYVfO

すまん、書き溜めさせてくれたら続きをちゃんと書きますが…

785 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/04/13(月) 01:55:21.33 ID:enQ1zYVfO

男1「おい、お前になにがあったのかは、よくわかんねーけど…あまり昔ばっかり見てんなよ」
(うわ〜俺きもいわ〜)

男2「そうだよ、嫌なことなんて忘れろよ。なぁ…俺たちがついてるじゃないか」
(やばい、笑うな笑うな)
ハルヒ「ウッ……ヒクッ……」

男1「お前には、俺たちがいるだろ?」(要するに、ヤらせろ)

男2「俺達が、忘れさせてやるさ」(ついに来たよ)

ハルヒ「えっ?」



788 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/04/13(月) 01:59:14.50 ID:enQ1zYVfO

男1「こういう事だよ」チュッ

ハルヒ「ば、バカ!何すんのよ」

男2「なぁ?気持ちよくなりたいだろ?」

ハルヒ(……そうよ、前を見なきゃ!もう…こいつらでも良いか……)コクリ

ハルヒ「わかったわよ!さ、さぁ、来なさいっ!」



793 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/04/13(月) 02:03:15.35 ID:enQ1zYVfO

──文芸部部室

キャッキャッ

キョン「それにしても、人が悪いな。まぁ他に見られて無くて良かったが」
(あんな恥ずかしい所他の奴に見られたらたまったもんじゃない)

長門「…あと一人見ていた」

キョン「なんだって!」

みくる「だ、誰ですか〜?大変です〜」

長門「涼宮ハルヒ」


796 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/04/13(月) 02:07:08.06 ID:enQ1zYVfO

5人「・・・・」

キョン「な、なんたってアイツが」

長門「偶然居合わせただけ」

古泉「なんと!彼女は今どうなっているんでしょうね」

鶴屋さん「さぁね〜ま、みくるの画像流したバチが当たったんじゃないかい?」

みくる「そうですよ」

キョン「なんか気まずいから俺、見てくるわ」

長門「一緒に行く」スッ

古泉「おやおや、すっかりカップルですね」

キョン「な、なんだと!」

鶴屋さん「あはっ照れてる〜」

キョン「じゃあもう行きますから!」


798 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/04/13(月) 02:12:03.79 ID:enQ1zYVfO

──教室

ハルヒ「ん……やっ…あっ…」

男1「本当に初めてか?胸だけで感じ過ぎだろ」

男2「さぁな、あ、写真撮ろうぜ」

ハルヒ「やっ……恥ずかしい」

男1「うるせぇ、ほら、くわえろよ」

ハルヒ「んむっ…」

カシャッ

800 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/04/13(月) 02:15:00.39 ID:enQ1zYVfO

男2「写メって便利〜」

ジュルッジュルッ

男1「くっ…顔にだすからなっ…」

ピュッピュルッ

ハルヒ「っはぁ…」

カシャッ

男2「うわ、そそるわ〜ね、俺のもお願い」

男1「ほら、胸が良いんだろ?」

ハルヒ「あっ…」

……………
………
……



802 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/04/13(月) 02:19:47.36 ID:enQ1zYVfO

男1「なぁそろそろいれないか?」

男2「賛せ〜い」

ハルヒ「はっはっ…ね、ねぇ…中で出さないで…よ?」

男1「わかってるって。俺先で良い?」

男2「良いよ、譲る」

男1「サンキュー」

男2「んじゃ俺は、撮影するわ」

ハルヒ「うわっ、あっ、あっ、痛い」



804 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/04/13(月) 02:22:38.74 ID:enQ1zYVfO

男1「やっぱり初めはキツいな…」

カシャッ

男2「痛がってる顔ナイスショット」

男1「そういえば俺達さっきお前に殴られたよな〜
だからお前もちょっとぐらい我慢しろよ?」

ズブズブ

ハルヒ「あっ、やあぁぁぁあっ」

カシャッカシャッ

ハルヒ「痛い、痛いっ!」

805 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/04/13(月) 02:27:53.53 ID:enQ1zYVfO

男1「ははっ、喪失おめでとう!」

男2「なぁ、俺も〜」

男1「ちょっとまてな」

パンパンパンパンパン

ハルヒ「あっ、あっ、あんあぁん、あっ」

男1「あ、出る、出る」

パンパンパンパンパンパン

ハルヒ「ね、やめて!外で出して!ねっ!あっ…」

ドクッドクッ

ハルヒ「やっ、赤ちゃん出来…る」

カシャッ

男1「わ、中から垂れてきてるぜ」

男2「うわ〜。ま、次俺行くから〜」



808 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/04/13(月) 02:31:54.97 ID:enQ1zYVfO

──廊下

「あっ…あっ…」

キョン「な、なぁ…なんか、変な声聞こえないか?」

長門「この教室から発せられている。原因はおそらく…」

キョン「いや、いい。言わなくて良いぞ。」

長門「わかった。」

キョン「まさか…いやいかん。覗くのは人として…だがもし無理やりだったら…よし、静かにだ。そっと、覗くんだぞ」

長門「大丈夫、見つからない。」


809 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/04/13(月) 02:36:08.81 ID:enQ1zYVfO

ガラッ

ハルヒ「あぁ、もっと、もっと」

男1「ふぅ・・・流石に限界だ」

男2「ふぅ・・・こいつヤバくないか?」

ハルヒ「あっ…キョ……ン?」

キョン(ま、まずい)

ガラッ

キョン「ヤバい見つかった」ヒソヒソ

長門「彼らは気づいていない。だけどここは去るべき」

キョン(いかん……情熱、もてあます)

811 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/04/13(月) 02:39:35.13 ID:enQ1zYVfO

あかん
眠いわ

845 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[kuso] 投稿日:2009/04/13(月) 07:35:26.07 ID:enQ1zYVfO

おはようございました
すまんが私もニートではないので
夜まで書けないでつ

なので落としちゃってください

心理描写を入れるとウザいかなと思って
あえてセリフだけでやってみたけど難しいのう難しいのう

ここまで付き合ってくれてありがてぇです


848 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/04/13(月) 07:43:02.65 ID:enQ1zYVfO

多分、っていうか絶対
保守してくれる方々で900は越えてしまって、このスレ内では終われないかなと思うので
また新しく立てて1から投下します

17 名前:書き溜めは無いです。すまんぬ[] 投稿日:2009/04/13(月) 21:25:48.54 ID:enQ1zYVfO

──夜

キョン「・・・ふぅ」

キョン(どうやら俺は大変なものを見てしまったようだ
それにしてもあいつがあんなに尻軽だったとはな。仮にも、俺の事を好きだった女だ…正直不愉快だ
まぁいいさ、俺はアイツと関わらないって決めたんだ。勝手股開いてるがいい、俺は何もいわんさ
それに、俺には長門という最愛の彼女も居るじゃないか。
せっかく、一般的な高校生らしい生活が手に入ってきた所なんだ
今下手にあいつと関わったら、どんな目にあわされるかわかったもんじゃない。
ここは大人らしく何も見なかったことにしておくべきではないか?いや、そうに違いない。
さて、明日は長門と登校するんだったな…寝坊なんてしたらいかんぞ。早く寝よう)




22 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/04/13(月) 21:29:46.66 ID:enQ1zYVfO

──同じ夜

ハルヒ「…」ポカーン

ハルヒ(…ムリ)


25 名前:鶴屋さんのAA……萌える[] 投稿日:2009/04/13(月) 21:34:19.83 ID:enQ1zYVfO

──次の日

キョン「よぉ」

長門「おはよう」

キョン「悪い、待ったか?」

長門「…」フリフリ

長門「今来たところ」

キョン「そうか、良かった」

長門(本当は一時間前から居たけれど、私が読んだ小説の主人公達は大抵こう言っていた)

長門(…お弁当も作ってきた、だが言うタイミングが分からない。もどかしい)


キョン「長門〜。大丈夫か?」

長門「お弁当」

33 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/04/13(月) 21:40:01.04 ID:enQ1zYVfO

キョン「弁当がどうかしたか?」

長門「…貴方の分も作ってきた。良かったら一緒に食べたい」
(上手く…言えた)

キョン「長門…弁当作ってきてくれたのか?」

長門「迷惑?」

キョン「そんなことないさ!ありがたくいただきます」

長門「良かった…」

キョン(な、なんて可愛いんだ。朝からこんな会話を繰り広げられるなんて
まるで少女漫画のようだぞ。あぁ、これが俺の夢にまで見た生活
青春万歳。弁当万歳。)

長門(彼に喜んで貰えると嬉しい。これが…好き?)

36 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/04/13(月) 21:41:57.34 ID:enQ1zYVfO

ハルヒ母「ハルヒ〜学校は?」

ハルヒ「……休む」


39 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/04/13(月) 21:47:33.07 ID:enQ1zYVfO

母「そう…お母さん今日は出掛けなきゃだから、一人で大丈夫?
じゃあね。あ、ご飯は台所に置いといたわよ」

ハルヒ「一人……独りぼっち……」

ハルヒ(結局、裏切られた…
赤ちゃん…出来ちゃってたらどうしよう…
キョンに…見ら…れた)

ハルヒ「…ウッ…クッ…クッ…ヒグッ……」ゴシゴシ


44 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/04/13(月) 21:52:20.92 ID:enQ1zYVfO

ガサゴソ

ハルヒ「あった」

ペラッ

ハルヒ「…これは夏合宿」

ペラッ

ハルヒ「これは文化祭」


ペラッ


ハルヒ「部室」

ペラッ

ペラッ

ペラッ

ハルヒ「写真の皆は、笑顔ね」

49 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/04/13(月) 21:57:13.77 ID:enQ1zYVfO

キョン「じゃあ、昼休みに部室でな」

長門「…」コクリ

ガラッ

谷口「よぉ、キョン」

キョン「おう」

谷口「ほう…長門有希と登校か」

キョン「な、なんだよ」

谷口「いんや〜別に。ただお前…」チラッ

国木田「谷口はキョンの事ゲイだと思ってたんだよ〜」アハハ

谷口「WAWAWA」

キョン「なんだって?」

52 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/04/13(月) 22:04:12.20 ID:enQ1zYVfO

キョン「悪いが俺には、男とつき合う趣味はないね」

国木田「あはは、わかってるさ〜」

谷口「ところで、人だかりが出来てるけど何だろうな」

56 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/04/13(月) 22:09:12.76 ID:enQ1zYVfO

谷口「おい、なんだそれ…ってWAWAWA…たまらん」

キョン「おい、なんだよ…うわっ…」

国木田「なんだったの?」

谷口「お前は見るな」

キョン「あいつは来てるのか?」

谷口「来てたらはがすだろ、あんな……やべ、トイレ」

60 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/04/13(月) 22:12:33.70 ID:enQ1zYVfO

キョン「まったく…」
(あの写真…昨日のあいつらなのか?)

国木田「う、うわぁ」カーッ

キョン「だからお前はみるなと」

国木田「キョンは…平気なの?」

キョン「俺には長門が居るからな」

国木田「あ〜なるほど。」

キョン(長門すまん…昨日ハルヒで抜いた)

65 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/04/13(月) 22:18:35.21 ID:enQ1zYVfO

女子「キャァァア!なにこれっ…」

ビリビリ

女子「涼宮さん…だよね?」

女子1「うわ〜あの電波とんだ尻軽だね」

女子「気持ち悪い…ップ…トイレっ」タタタタ

女子1「わ〜可哀想。あのこ、純情だからね」

女子2「張る奴も張る奴だけどさ、撮らせる方もどうかしてるよね」

71 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/04/13(月) 22:25:42.31 ID:enQ1zYVfO

キョン「電波から、変態尻軽基地害…か」

谷口「あったりめ〜だろ、あんな…ああありゃ今後1ヶ月のオカズ決定だな。涼宮、感謝する」

国木田「はぁ…」

キョン(ハルヒ良かったな。一夜にしてお前は彼女無し童貞坊やの女神になったぞ)

74 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/04/13(月) 22:32:39.02 ID:enQ1zYVfO

国木田「誰がやったんだろうね」

谷口「さぁ、なんにせよ俺の中では英雄だ!キョンは知ってるか?」

キョン「さぁな…教室のすみでニヤニヤしてるどっかの誰かさんかもな」チラッ

谷口「ん?あっ、あいつらか!」

76 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/04/13(月) 22:34:22.68 ID:enQ1zYVfO

キョン「ちょ、声がでかいぞ」

谷口「すまんすまん…つい。ちょっと他の無いか聞いてくるわ」

キョン(どうなっても俺は知らん)

80 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/04/13(月) 22:41:47.21 ID:enQ1zYVfO

──授業中

キョン(まったく、男の欲ってもんは恐ろしいな。飢えた狼みたいだ
しかしまぁ男1・2はハルヒの写真を種に谷口を筆頭とした、チームDTからジュースやら菓子やらノートやら貰いやがって
二度も美味い思いをするとは、あざといやつらだな…
まぁ…俺も坊やなんだが、長門が居るからな)


83 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/04/13(月) 22:46:50.80 ID:enQ1zYVfO

すまん、男1・2の名前がないとそろそろやりずらい

名前>>86>>87

86 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2009/04/13(月) 22:47:58.11 ID:4ncRo7jE0

鮫島

87 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/04/13(月) 22:48:01.96 ID:u2PUE8tA0

細川

93 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/04/13(月) 22:50:31.85 ID:enQ1zYVfO

キョン(鮫島と細川もよく批難を受けないよな…女ってのは同性を責めるもんなのか
あぁ恐ろしい。男でよかった
まぁ確かに、好きな男が違う女で抜くのは気分が悪いだろうがな
はは、ハルヒよ。今日学校を休んで正解だったな)

97 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/04/13(月) 22:54:56.91 ID:enQ1zYVfO

──昼休み

キョン「さて、愛しの長門の元へ向かうとしよう」

国木田「やっぱり長門さんと付き合ってるのか〜」

谷口「ほう…無いのが好みなのか。それにしても今日はどうにも頭が冴えわたっている日だ」

キョン「そりゃ良かったな、んじゃそういう訳だから」(ははっ、賢者め)



104 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/04/13(月) 23:01:34.17 ID:enQ1zYVfO

──涼宮家

ハルヒ「これは団長命令よっ!」

ハルヒ(キョン「仕方ないな、ほら、食わせてやるよ。口開けろ」)

ハルヒ「あーん…ふんっ、美味しいじゃない」

ハルヒ(古泉「おやおや、仲睦まじいですね」
キョン「うるさい、黙れ。」)

ハルヒ「あらキョン、照れてるの?」

…………
……


113 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/04/13(月) 23:06:46.05 ID:enQ1zYVfO

──文芸部部室

ガチャ

キョン「すまん、遅くなった」

長門「来てくれて嬉しい」

キョン「長門が待ってるんだ、来るに決まってるさ。」

長門「…これ」スッ

キョン「こんなに沢山作ってきてくれたのか、凄いな旨そうだ…ありがとう」

長門「…」フルフル

キョン「じゃあ遠慮無く…ってあれ、すまん。箸を教室に置いてきてしまったようだ」


120 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/04/13(月) 23:13:05.65 ID:enQ1zYVfO

長門「…まって」ギュッ

キョン「?」(上目遣いに、上着の裾掴み…正直、たまりません)

長門「2人で食べればいい。私の箸は有る」

キョン「だが…」(これはいわゆる、あーん…だよな…)

長門「食べて」スッ

キョン「あ、あぁ」パクッ






長門「美味しい?」

キョン「あぁ、凄く」

長門「…………良かった」ホッ
(情報統合思念体に頼らず作ったけれど、失敗しなくてよかった)

キョン「な、長門…箸、貸せ」

…………
………
……


123 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/04/13(月) 23:17:18.87 ID:enQ1zYVfO

──教室

キョン(あぁ、俺はなんて幸せものなんだろう。神様、ありがとう。
神様が神様じゃなくなって良かった。やはり神足る資格は、本来の神が持つべきだ。
さて、今日は放課後鶴屋さんがお好み焼き屋さんに連れていってくれると言っていたな…なんて楽しそうなんだ。)

128 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/04/13(月) 23:30:15.75 ID:enQ1zYVfO

──涼宮家

ハルヒ「今日はこっくりさんをするわよっ!」

ハルヒ(みくる「ふぇえ〜怖いですぅ」)

ハルヒ「何?こんなことも出来ない訳?良いわ!みくるちゃんに初めに質問させてあげる」

ハルヒ(みくる「ふぇえ〜」
キョン「大丈夫ですか朝比奈さん?おいハルヒ、やりすぎだろう?」
古泉「まぁまぁ…ここは団長の涼宮さんからどうぞ」)

ハルヒ「なによ!まぁ良いわ…皆後ろ向いてて!」

ハルヒ(キョン「わかったよ。これで良いか?」)

ハルヒ「振り返ったら死刑だからっ!」

ハルヒ(長門「こっくりさんとは、複数で行うものでは?」)

ハルヒ「は、初めだけは良いのよ!」

…………
………
……


130 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/04/13(月) 23:34:24.19 ID:enQ1zYVfO

ハルヒ母「元気になったと思ったら、さっきから一人で話して…大丈夫かしら?」

コンコン

母「ハルヒ?入るわよ?」

ガチャ

ハルヒ「あれ?お母さん?どうして部室に……あれ?どうして部屋に居るの?
さっきまであたし、キョン達と…」

母「きっと熱で朦朧としているのね、良いから寝てなさい」

ハルヒ「…?わかったわよ…」



136 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/04/13(月) 23:40:08.68 ID:enQ1zYVfO

──朝

ハルヒ「う〜ん、良くわからないけど、お母さんの話だと学校休んでたみたいだし
きっと熱で魘されてたのねっ!あれ…なんでアルバムが落ちてるのかしら?
なんか不思議な事が沢山あってわくわくするわね、キョンに報告しなくっちゃ」

母「ハルヒ?もう具合大丈夫なの?」

ハルヒ「バッチリよ!」

母「そう、良かったわね。早くしないと遅れるわよ?」

147 名前: ◆Q.T5JJMkYQ [] 投稿日:2009/04/13(月) 23:52:52.45 ID:enQ1zYVfO

だが荒れると嫌だから一応酉着けておきまつ

偽物かと思ったら、これだしてくれと言ってくだしあ

194 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/04/14(火) 00:47:50.80 ID:+4v8sq96O

お待たせしますた
閃輝暗点は…何だろう
視界に歯車が浮かんでて、どんどん大きくなっていく感じだよん
偏頭痛持ちの俺の友達です

ではまたスローペースですが、お付き合いしてくれるとありがてぇです

199 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/04/14(火) 00:55:21.12 ID:+4v8sq96O

──朝

キョン「おはよ」

長門「おはよう」

キョン「また待たせたな、すまん」

長門「……私が少し早いだけ、気にしないで」フリフリ

キョン「…そうか、ありがとう」ポンッ

長門「…」(…嬉しいけれど少し恥ずかしいのはなぜ?)

キョン「しかしまぁ…昨日は食べ放題で良かったな、あんなに食べるなんて」

長門「とても美味しかったから」

…………
……


203 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/04/14(火) 01:01:12.26 ID:+4v8sq96O

──朝/教室

ガラッ

ハルヒ(キョンは…まだ来てないか。まったく、早く来なさいよねっ!)

スタスタ

クラス「…ひそひそ」

女1「ねぇ!これどういう事?」

ハルヒ「なに?興味ないわ」



205 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/04/14(火) 01:06:53.59 ID:+4v8sq96O

女1「よく言うわよ、この尻軽基地害」

ハルヒ「はっ?何よ!あんた失礼ね」

女2「事実じゃない、それに失礼なのはそっちでしょ?
まだ自分のならあんたの基地害さが露呈するだけだったけど
人の写真使うなんて最低っ!」

ヒラッ

ハルヒ「あんたのいってる意味の半分も理解でき…何よコレ!?みくるちゃんじゃない」

208 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/04/14(火) 01:12:20.70 ID:+4v8sq96O

女1「何今さら驚いてるわけ?やったのあんたでしょ基地害」

ハルヒ「違うわよっ!」

ガラッ

ハルヒ「あっ!キョン!ちょっとどうなってんのよ?教えなさい!」

キョン「知らん、自分で解決しろ。」

210 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/04/14(火) 01:17:09.79 ID:+4v8sq96O

ハルヒ「な、何よ!団長の一大事なのよ!この女達を黙らせなさい」

女「うわ…痛いわ〜」

キョン「も団員なんて居ないだろ、俺を巻き込まないでくれ。迷惑だ」
(なんだ?まるで記憶喪失じゃないか…古泉か長門に相談するか)

スタスタ

ハルヒ「何勝手なこと言ってんのよ……ってキョン?行かないでよ」


215 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/04/14(火) 01:24:39.53 ID:+4v8sq96O

古泉「おや、どうしたのですか?その様な険しい顔をなさって」

キョン「あいつの記憶がぶっ飛んだみたいなんだ。まだSOS団があるつもりでいる」

古泉「それは厄介ですね…」

キョン「だろ?困ってるんだ」

古泉「…こちらも少々困った事態になっているんです」

キョン「な、どうしたんだよ」

古泉「あの人の写真に続き、朝比奈さんのいかがわしい写真が出回っています」

218 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/04/14(火) 01:28:54.87 ID:+4v8sq96O

キョン「な、なんだって?」

古泉「パソコンの中に入っていたデータが、コンピ研の方々に流出してしまったのはご存知ですね?」

キョン「あ、あぁ…」(朝比奈さん、本当に申し訳ないです)

古泉「どうやらそれが悪用された様でして…」

キョン「それで昨日のあいつの写真みたいになったって事か」

224 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/04/14(火) 01:34:12.80 ID:+4v8sq96O

古泉「大方、昨日の鮫島君と細川君の様に英雄視されたくてやったのでしょう」

キョン「なるほど。だが女子はあいつの仕業だと思って居るみたいだぞ。
朝来たらあいつが責められていた。」

古泉「女性は恐ろしいですね。朝比奈さんはショックで泣き叫んでいて、鶴屋さんはカンカンですよ
…ところで、記憶喪失の件ですが良い案が思い付きましたよ」


228 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/04/14(火) 01:38:10.29 ID:+4v8sq96O

キョン「で、どうして長門の所へ…あっ!」

古泉「そう、涼宮さんの能力が失われても長門さんの力には支障は起こりません。
それに、涼宮さんの記憶喪失はショックから自分を守るために記憶を閉じ込めたものに過ぎません。
フタを開けるくらい容易です」

キョン「成る程…」

232 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/04/14(火) 01:41:51.75 ID:+4v8sq96O


……
…………

キョン「というわけなんだ」

古泉「やって頂けますか?」

長門「…」コクリ

長門「ブツブツブツブツ」

長門「彼女の記憶は戻るが、多少時間差が発生する。昼までには戻るはず」

キョン「そうか、助かる。」

古泉「さて……朝比奈さんのケアが必要ですね」

236 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/04/14(火) 01:50:25.04 ID:+4v8sq96O

──教室

女1「ぷっ、とっくに見捨てられてんのよ」

ハルヒ「なによ、キョンのくせに!」

女2「で、どう説明するの?写真は?」

ハルヒ「うっ…」

チームDT(((((正直、オカズが投下されて嬉しいぜ)))))


241 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/04/14(火) 01:54:48.11 ID:+4v8sq96O

ハルヒ「その写真を撮ったのは私だけど、作ったのは私じゃない!
私は何もして無いのにあんた達が勝手になんか言ってるだけじゃない」


女1「うわ…あんたが撮ったわけ?最低」

国木田「先生!こっちです!」

先生「おい、なんの騒ぎだ」

248 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/04/14(火) 02:01:43.51 ID:+4v8sq96O

鶴屋さん「そっか〜はるにゃんが撮ったんだね!あははっ!」

ハルヒ「鶴屋さん!いつの間に」

鶴屋さん「にょろーん。国木田くんが先生を読んでるのを見たのさっ。
そっか!めがっさ良いこと聞いちゃったよ!
覚えてなよ、涼宮」

スタスタ

ハルヒ「な、なによ…」

先生「で、なんなんだ?だれか先生に説明してくれ」



251 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/04/14(火) 02:05:13.03 ID:+4v8sq96O

──廊下

ガラッ

鶴屋さん「おや?キョン君じゃないか!」

キョン「つ、鶴屋さん!どうしてここに?」

鶴屋さん「めがっさいい話聞いちゃったのさ!
あっはっはっ、昼休みが楽しみだよ。またね〜」

キョン「ははっ、それは良かったですね…」



254 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/04/14(火) 02:09:44.94 ID:+4v8sq96O

──教室

ガラッ

キョン(あぁ怖いです。鶴屋さん。貴女のようなタイプが一番)

ハルヒ「ちょっとキョン!どういう事なの?説明しなさいよ」

キョン「知らん」

国木田「写真が…」

キーンコーン

先生「よくわからんが、解決したのか?とりあえず始礼始めるぞ〜」


258 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/04/14(火) 02:16:10.25 ID:+4v8sq96O

ハルヒ「まったく!人騒がせな話ね」

キョン(どうかフォルダの件がバレませんように…それにしても鶴屋さん
記憶の事は知らない筈だが、何故昼休みが楽しみなんだ?
やはりフォルダの件が…いやでも、鶴屋さんは教室で良いことを聞いたと言っていた
そうさ、きっと大丈夫だ。きっと!…あ〜怖いです)

ハルヒ(それにしても今日のキョンはつまらないわね〜
わけわかんないのも話し掛けてくるし…
みくるちゃんの写真はなんなの?)



260 名前:3時〜4時の間には寝たい[] 投稿日:2009/04/14(火) 02:21:47.33 ID:+4v8sq96O

──教室/高2

鶴屋さん「みくる、大丈夫かい?」

みくる「ふぇぇえ〜酷いです。」

鶴屋さん「やっぱり写真、涼宮だったよっ!あっはっはっ、ムカつくねぇ」

みくる「やっぱりそうでしたか〜胸くそ悪いです★
あんまり調子に乗ってると、お仕置きしなきゃですねっ」

鶴屋さん「あっはっはっ、さっすがみくるだねぇ」


266 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/04/14(火) 02:27:41.99 ID:+4v8sq96O

──昼休み

ハルヒ「ねぇキョン!昼は久しぶりに皆で部室で食べない?」

キョン(早く記憶が回復することを願うばかりだ)

ハルヒ「あ、トイレ行ってくるから待ってなさいよ!
置いてくなんて真似したらお弁当没収だからねっ!」

キョン(長門の事を信じない訳ではないが、本当に戻るのだろうか)

267 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/04/14(火) 02:30:42.18 ID:+4v8sq96O

──昼休み/教室

女1「ね、トイレ行くって」

女2「私達も行く〜?」

女1「行こっか〜」

女2「てかさ、朝まじびびったわ」

女1「ね〜!ヤバかった、鳥肌たったわ」

………
……


270 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/04/14(火) 02:36:03.82 ID:+4v8sq96O

──トイレ/昼休み

女1「ここかな?」ヒソヒソ

女2「でしょ」ヒソヒソ

女1「ね、見て、汚物入れが一杯だよ!」

女2「あ!本当だ〜!空にしなきゃ、ねっ」ヒョイッ

バサバサ
バサバサ

女1「よく中まで届いたね〜」ヒソヒソ

女2「まーね」

ベチョッ

ハルヒ「うわっ、な、なによ!イヤァァァアッ!汚い!」




271 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/04/14(火) 02:39:54.17 ID:+4v8sq96O

女1「ね、汚いってよ?」クスクス

女2「かわいそ〜」クスクス

女1「あ、昨日掃除でつかったまんまのバケツが有るよ!流してあげるねっ!」

バシャッ

ハルヒ「いやっ、何っ、臭い!……臭い?………………イヤァァァアッ」

ハルヒ「そうだ……あたし…鮫島と細川に…それで、それで…」

273 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/04/14(火) 02:43:44.09 ID:+4v8sq96O

女2「なんかキモくない?」

女1「行こっ」

タタタタタ

ガチャッ

ギィィ

ハルヒ「…」ヨロッ

ハルヒ「私、汚い…」ヨロッ

ハルヒ「みくるちゃん、ごめんなさい、ごめんなさい、ごめんなさい、ごめんなさい、ごめんなさ…」


ヨロヨロ

ヨロヨロ


みくる「先輩の事は、ちゃんじゃなくて、さんって呼びましょうねっ!」ドスッ


277 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/04/14(火) 02:50:37.07 ID:+4v8sq96O

──昼休み/廊下

鶴屋さん「あっはっはっ、みくる〜かわいそうだよ、上履きは大事にしてあげなきゃ!汚れちゃったじゃないか〜」

みくる「うわぁ〜汚かったですぅ」

鶴屋さん「汚い虫けらが偉そうにごめんなさいだって?
あっはっはっ!謝って済むほどあんたのしたことは軽くないよ!」バキッ

ハルヒ「ウグッ…ゲホッ…」

鶴屋さん「にょろーん。やっぱり木刀は良いねぇ、あっはっはっ」

みくる「ここじゃめだちますし、通る人の迷惑ですから
ちょっと邪魔にならない所に行きましょうか♪」ギュッ

ズーッ

ハルヒ「ゲホッ…髪!抜け…ちゃう」

鶴屋さん「うるさいなぁ。黙ってくれない?」

278 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/04/14(火) 02:54:33.51 ID:+4v8sq96O

ドスッ

ハルヒ「ウグッ…カッ…ゲホッゲホッ…オエッ…お腹…や……めて」

鶴屋さん「ねぇねぇ、知ってたかい?突きもけっこう痛いんだよ?」

みくる「そうなんですかぁ〜物知りですねぇ」


ズルズル

みくる「それにしても重いし、臭いし、嫌になっちゃいますぅ」



281 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/04/14(火) 03:02:35.16 ID:+4v8sq96O

──廊下/昼休み

キョン(さて、運良くあいつがトイレに行ってくれたから、長門の待つ部室へ行くことにしよう。
なに、出すもん出したら記憶も戻るさ…悪いがもうお前とは関わりたく無いからな。)

古泉「おや、今から部室へ?」

キョン「あぁ、あいつに邪魔されかけたが…」

「キヤァァァアッ」

キョン「ん?今のはなんだ?」

古泉「さぁ、あまり考えたくありませんね。まだ記憶は戻りませんか?」

キョン「残念ながら、まだだ」


286 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/04/14(火) 03:09:59.32 ID:+4v8sq96O

古泉「そうですか…おや、先輩方ではありませんか」

キョン「こんにちは。昨日は楽しかったですね」
(やばいぞ、やばいぞ、やばいぞ)

みくる「こんにちは〜また食べたいですね」

鶴屋さん「めがっさ美味しかったにょろ」

キョン「ところで鶴屋さん、手に持っているそれは何ですか?
気のせいでなければ木刀に見えるのですが」(これによって俺の生涯は幕をとじるのだろうか)

古泉「たしかに、気になりますね」


288 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/04/14(火) 03:13:46.67 ID:+4v8sq96O

みくる「秘密ですっ☆」

鶴屋さん「さっ、男の子達は部室に行ったらどうだい?」

古泉「えぇ…そうしましょう。あまり女性の方の秘密に降れるのは野暮ってものです」
(もう、朝比奈さんのケアは必要ではありませんね)

キョン「ははっ、そうですね」
(なんと、大丈夫そうではないか?良かった良かった。
これで安心して腹を満たすことが出来る)

291 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/04/14(火) 03:19:54.53 ID:+4v8sq96O

──部室/昼休み

ガチャッ

キョン「ふぅ…やれやれ」
(俺の事がバレてなくて良かったよ…。あの木刀…あぁ恐ろしい)

長門「涼宮ハルヒの記憶は無事戻った」

キョン「うわっ、長門…待っててくれてたのか」

古泉「それはなによりです」

400 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/04/14(火) 18:47:52.33 ID:+4v8sq96O

皆さんありがてぇです
ふんとに。

今ちびちび書き溜めてます。
まだ腰を据えて来られないので、保守して頂けると嬉しいです

405 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/04/14(火) 19:10:15.18 ID:+4v8sq96O

キョン(それにしても……ハルヒがターゲットで助かった。あいつこれから学校来れるのか?
大怪我とかになると面倒だから、朝比奈さん達があまりやり過ぎないと良いが…)

長門「朝比奈みくる達は、加減を知っている。目立った傷はつけないはず。」

古泉「だと良いですがね、こちらが加害者になるのはあまりいい気分はしません。」

キョン「あぁ、傍観が一番良いな」

長門「…」コクリ

古泉「なんだか暗いですね、放課後遊びにでも出てはいかがでしょう?」

長門「図書館…」

キョン「長門が図書館なら、俺も」

古泉「では図書館に行って、帰りにクレープでも食べましょう。ほら、もっと楽しそうにしてくださいよ」

キョン「ははっ、そうだな。」

長門「クリームを沢山入れてくれる所が良い…」

…………
………
……



407 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/04/14(火) 19:12:25.55 ID:+4v8sq96O


──昼休み/体育用具倉庫
グイグイ

ハルヒ「髪抜け…ちゃ…」
鶴屋さん「おや!すっかり忘れてたよ〜ごめんごめん、あっはっはっ」

ドシン

ハルヒ「いたっ…急に離さないでよ」

鶴屋さん「ねぇはるにゃん、私達だけだよっ。これで誰の邪魔にならないねっ!
あと生意気な口叩くんじゃないよ」

みくる「うふふっ、これでゆっくり話せますねっ」

ハルヒ「…」

みくる「どうしてあたしの写真をばらまいたんですかっ?」

ハルヒ「あたしじゃな…」

ドスッ

ハルヒ「ウッ…ゲホッゲホッ」

みくる「えっ?何て言ったんですか?まぁ良っか…言い分けは聞きたくないですからっ☆
それに、涼宮さんはあたしに性的なイジメをするのが好きですもんねっ」



409 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/04/14(火) 19:14:19.97 ID:+4v8sq96O

ハルヒ「そんな…あたしはただ面白いと思って…」

鶴屋さん「あっはっはっ!面白いだってぇ?本当に面白いっていうのはこういう事さ!」

バシッ

ハルヒ「あ゛ぁあ゛ぁぁあ゛っ」

鶴屋さん「あっはっはっ!背中を木刀で殴られたくらいで大袈裟にょろ」

みくる「あ!良いこと思い付きました!面白いと思ってやったのなら
涼宮さんにも、バニーを着て街を練り歩いて貰ったり、あたしと同じ事して欲しいですっ!きっと楽しいですよ?」

鶴屋さん「そりゃ凄い!面白そうだね」



410 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/04/14(火) 19:15:29.46 ID:+4v8sq96O

ハルヒ「い、いや…」

みくる「は?」

ドカッ

みくる「やります、ですよねっ?」

ハルヒ「……ゲホッゲホッ。やり…ます。だから…だから許……して」

みくる「良いですよっ☆涼宮さんがちゃんとやってくれるなら」

鶴屋さん「あっはっはっ、頑張るにょろ」




411 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/04/14(火) 19:16:16.74 ID:+4v8sq96O

保守して頂きっぱなしもあれかなと思ったので、少しですが投下しますた
ではまた、9時頃帰ってきます

440 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/04/14(火) 21:08:23.13 ID:+4v8sq96O

みくる「あっ、もうすぐ昼休みが終わりですぅ。残念ですが、放課後に!楽しみにしてます♪」

鶴屋さん「ほら、はるにゃん立てるかい?あ…はるにゃん、ちゃんと着替えなきゃね。保健室で替えの制服を借りよっか」

ハルヒ「…別に平気よ」

みくる「大丈夫じゃないですぅ。もしかして何かすると思ってるんですか?
せっかく親切で言ってるのに酷いですぅ」


442 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/04/14(火) 21:11:24.53 ID:+4v8sq96O

鶴屋さん「あっはっはっ、酷いな〜もうなにもしやしないさっ!
これでおあいこ…いや、ちょいとやり過ぎちゃったかもね!
はるにゃんが酷い事したから、頭に血がのぼっちゃってさ。ごめんよ?
後ははるにゃんが約束守るだけだよっ」

みくる「そうですよ!ほら、ほら」

ハルヒ「…ウッ…エグッ…ごめん…なさいっ…勝手…ばっかりで…ヒクッ…ごめんなさいっ…エグッ」


447 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/04/14(火) 21:15:34.27 ID:+4v8sq96O



鶴屋さん「みくる、もう大丈夫だよねっ?」

みくる「そうですよ!私達はもう気にしてませんからっ!」(私達はね…)

ハルヒ「ウッ、ウッ…ヒグッ…ウッ…ウワァァアン」

鶴屋さん「ほらっ、笑顔が一番にょろっ」



451 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/04/14(火) 21:17:51.61 ID:+4v8sq96O

──保健室/昼休み

先生「わ……どうしたんですかこれ」

みくる「ふぇえ…通りかかったらこんな感じでした…」

鶴屋さん「トイレで倒れてたにょろ」

ハルヒ「…ヒクッ…ヒクッ」


452 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/04/14(火) 21:19:49.96 ID:+4v8sq96O


先生「そう…わざわざありがとう。二人はもう行って大丈夫よ。
涼宮さん、とりあえず着替えて、落ち着くまでここに居て良いからね?」

ハルヒ「…ウッ…はい……」

みくる「じゃ、じゃあ放課後いつもの所で!」

鶴屋さん「めがっさ楽しみにょろ」



454 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/04/14(火) 21:26:54.85 ID:+4v8sq96O

───放課後

キョン「あ、朝比奈さんに鶴屋さん!あの…昼休みはどうでしたか?」

朝比奈さん「ちゃんと涼宮さんと仲直り出来ましたよ☆」

鶴屋さん「そっ。だからもうはるにゃんにはなにもしないさっ、私達はね」

キョン「そうなんですか!それは良かったです」
(大事にならなくて良かったよ…)

みくる「キョンくんは、今からですか?」



456 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/04/14(火) 21:30:55.83 ID:+4v8sq96O

キョン「いえ、長門と古泉と図書館に行く約束を……。」

みくる「ふぇえ、そうですか〜」

鶴屋さん「おやおや、デートかい?あっはっはっ、そりゃ邪魔しちゃ悪いね」

キョン「あはは、まぁ…そんな所です」

みくる「じゃあ私達、もう行きますねっ。もしかしたら…うふふっ」



457 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/04/14(火) 21:36:06.26 ID:+4v8sq96O

キョン「あはは…」(朝比奈さん、正直…怖いです)


古泉「あ、居ました。探しましたよ」

キョン「あぁ、すまんすまん。今朝比奈さんと鶴屋さんに会ったぞ」

古泉「大丈夫そうでしたか?」

キョン「何があったかはよく分からんが、一応許したみたいだったぞ」

古泉「それは良かったですね」

長門「大事に至らなくて良かった」

キョン「だな。じゃあ、行くか」

460 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/04/14(火) 21:41:00.92 ID:+4v8sq96O

──保健室/授業中

先生「酷い事されたのね……それにしても、優しい先輩が通りかかって良かったね」

ハルヒ「…グスッ」

先生「放課後までここに居て良いからね?先生は出るから、身体拭いて着替えてね」

ハルヒ「…はい」

464 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/04/14(火) 21:43:57.05 ID:+4v8sq96O

ハルヒ(みくるちゃんも、鶴屋さんも……怒ってたのね…)

ゴシゴシ

ハルヒ(でも……許して…くれた)

ハルヒ「……クッ…ヒグッ」ジワッ

ハルヒ(元通りに、なるの?)

466 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/04/14(火) 21:47:34.78 ID:+4v8sq96O

ハルヒ(無理よ、何考えてんの、あたし)

ゴシゴシ

ハルヒ(キョンに有希に古泉君なんて…私なんか元から、居なかったみたいじゃないっ)

ゴシッゴシッ

ハルヒ(…しょうがないのよ)

ヌギヌギ

471 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/04/14(火) 21:52:47.37 ID:+4v8sq96O

ハルヒ(私なんか…居なきゃ良かったみたい……)

ゴソゴソ

ハルヒ(でも、優しくしてくれる人も居るわ。
やっぱり、着替えて正解だったみたい)

ハルヒ(それともまたこれも…嘘?)

472 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/04/14(火) 21:55:55.37 ID:+4v8sq96O

ハルヒ(そうだあたし……優しくされて、つい…気を許して…!!)

ハルヒ(鮫島?細川?あんな奴等の子供なんてっ…赤ちゃん産むなら、キョンの子が…良かったな
だめか、キョンはあたしなんかこれっぽっちも好きじゃないわよね)

ハルヒ「…ヒクッ」ポロポロ

474 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/04/14(火) 21:58:58.30 ID:+4v8sq96O

ハルヒ(子供…デキてたらどうしよう!お母さんやお父さんにどう言えばいいのっ!?)

ハルヒ(鶴屋さん、鶴屋さんなら病院紹介してくれるかしらっ!
でもどうしよう…本当にデキてたら…キョン…
好きになってもらうのは無理だけど、せめて…軽蔑はされたくなかったな)



480 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/04/14(火) 22:04:52.34 ID:+4v8sq96O

ハルヒ(もう、こんな目にあうのはこりごりよ…教室に行きたくない…
でも教室にはキョン、あなたがいる…私のこと、愛してくれるハズ無いわよ)

ハルヒ(とりあえず妊娠を調べなくちゃ、大丈夫してないわ!
してたら鶴屋さんに…あ、そういえば部室…ずっと行って無かった……早く部室に行きたい!!)

ハルヒ「先生!もう大丈夫よ!」


488 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/04/14(火) 22:10:44.79 ID:+4v8sq96O

──部室/授業中

バンッ

ハルヒ「久しぶり…」ジワッ

ハルヒ「なんだ…全部無くなっちゃったわけじゃないんじゃない…グスッ…」


ハルヒ「無いのは、団長の札と私がよその部からとってきたものだけか……グスッ
まだ有希たちは、ここ使ってるのね!」

492 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/04/14(火) 22:14:25.37 ID:+4v8sq96O

ハルヒ「もう団長席ではないけど…まだ、私がいつもすわってた椅子に机は…残ってる…」

ストン

ハルヒ「ちょうど日が当たってたからポカポカしてる…暖かい…グスッ…あたた…かい…グスッ」ポロポロ

ハルヒ「どうしてこんな些細な事、大切に出来なかったんだろ…ばっかみたい…」

498 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/04/14(火) 22:19:31.83 ID:+4v8sq96O

──放課後/部室

ガチャッ

鶴屋さん「はるにゃ〜ん!」

みくる「お待たせしました♪」

ハルヒ「…」zzz

みくる「ふぇえ、涼宮さ〜ん?」

鶴屋さん「あっはっはっ、疲れてたんだよ、こりゃ。」

みょーん

ハルヒ「…!っいった〜!ちょっと、人の頬っぺた引っ張ったの誰よっ!」

鶴屋さん「あっはっはっ!元気になったにょろ」

みくる「あははは」

ハルヒ「み、みくるちゃんに鶴屋さん!あ、ごめんなさい…寝ちゃってたみたいで」

503 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/04/14(火) 22:26:44.54 ID:+4v8sq96O

みくる「気にしなくて良いですよっ☆さぁ、これっ!」

鶴屋さん「おやっ、バニーじゃないか!」

ハルヒ「これを…わかったわ!やります。その前に1つ…」

鶴屋さん「なんだい?」

ハルヒ「私…妊娠、してるかもしれないです」

鶴屋さん「あ…」

みくる「実はそれ…みんな知ってるんです…。鮫島君達が写真を…」

鶴屋さん「先生までは知らないと思うけど、生徒の間じゃ有名…なんだよ」

ハルヒ「えっ…………」

504 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/04/14(火) 22:30:58.91 ID:+4v8sq96O

すみません、風呂落ちします

11時30分には帰ってきます
出来れば書き溜めして戻ってきまつ
もうすぐ終わります。
今まで後先考えずに、その場その場でやってきたので
おかしい所が多いとは思いまつが、勘弁してくだしあ
保守して頂けたら嬉しいです

534 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/04/14(火) 23:32:04.52 ID:+4v8sq96O

あまり書き溜め出来なかったけれど良いでしょうか?

雨が強くなって来たますたね

539 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/04/14(火) 23:35:02.85 ID:+4v8sq96O

ありがてぇです
保守メンバーの方々、愛してます

gdgdな自分に付き合ってくれて嬉しいです
では行きますおっおっ

541 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/04/14(火) 23:36:18.40 ID:+4v8sq96O

ハルヒ「そうだったん…ですか」

ハルヒ「はっ…そうだよ……どうしてこんな事忘れてたんだろ、そうだよ
キョンに見られたじゃない、あたし…そっか、そうだよね
なんだ…もう……ダメ…じゃない…」

みくる(ざまぁみろ)

鶴屋さん「……………赤ちゃん、出来てるか調べたかい?」

ハルヒ「まだ……」



546 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/04/14(火) 23:40:23.13 ID:+4v8sq96O

鶴屋さん「にょろ〜ん!はるにゃん、早くバニーちゃんになるんだ!」

みくる「薬局に行きますよ!それだけであたしはもう良いですからっ!」

ハルヒ「……ありがとう」

みくる(鶴屋もお人好しだよな〜)


549 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/04/14(火) 23:43:17.64 ID:+4v8sq96O

──校外

キョン「で、長門は何を借りるんだ…?」

長門「…秘密」

古泉「おや、長門さんが秘密になさるなんて珍しいですね」クスッ

長門「………お菓子の本を借りる。彼を喜ばせたい」ヒソヒソ

古泉「んふっ、成る程…健気ですね。理想的なお二人です」


558 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/04/14(火) 23:48:22.54 ID:+4v8sq96O

長門「…ありがとう」

キョン「おいなんだよ、二人で楽しそうに」

古泉「良いじゃないですか。素敵な彼女さんが居て羨ましいですよ」

長門「あまり誉めないで…慣れていないから、照れる」

キョン「良いじゃないか…実は照れてるのも、萌えるんだ。
っていうか古泉お前、せっかく自由なのに、告白してくる子と付き合わないのか?」

568 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/04/14(火) 23:54:17.91 ID:+4v8sq96O

古泉「慣れていないもので。あなた方とは、こうして楽しくお話できるのですが…
残念な事に、クラスに友達はあまり居ません。今はお付き合いしてくださる片よりも
友達が欲しいです…すみません、長々と」

キョン「お前も苦労してたんだな」

長門「あなたは今まで頑張った、もっと楽しむべき」

古泉「あははっ、長門さんに言われるとは……ありがとうございます。」

584 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/04/15(水) 00:00:03.47 ID:1id1CiPnO

──商店街

ハルヒ(街の人の目がこんなに気になるなんて…)
「みくるちゃん、今までごめんなさい」

みくる「良いんですよ。だからもう、こんな格好させないで下さいねっ」
(ま、いまさら何言ったって、友達にはなれないけど)

鶴屋さん「お、薬局だよ!ほら、行っておいでよ!」

ハルヒ「わかったわ」ゴクリ

602 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/04/15(水) 00:05:17.75 ID:1id1CiPnO

店員「ありがとうございました〜」
(うわ……あんな格好で妊娠検索キット買うとか…引くわ)

ハルヒ「これでわかるのね!」

みくる「妊娠してないと良いですねぇ」(してると思うけど)

鶴屋さん「じゃっ、今度結果教えてねっ!」

みくる「私達予備校が有るので、帰り気をつけて下さいね!」


タタタタタ


ハルヒ「えっ……」



631 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/04/15(水) 00:12:49.07 ID:1id1CiPnO

ハルヒ(予備校が有るのに付き合ってくれたのね……嬉しい。)

ハルヒ(どうやって使うの?これ…………
成る程、トイレに行かなきゃ。あ、公園に公衆トイレが有ったはず!不思議探しの時に見つけたなんて…皮肉だね)


647 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/04/15(水) 00:24:39.35 ID:1id1CiPnO

ジャーッ

ハルヒ(嘘…でしょ……)ヨロヨロ

ハルヒ「ウッ……嘘よっ!嘘よぉぉぉ…そんな…」

ハルヒ(どうしてこんな事になったの?神様だったから?なんで?彼さえ居ればそれで良かったのに)

658 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/04/15(水) 00:31:41.19 ID:1id1CiPnO

ハルヒ(第一私が何かした?学校の人も、なにもかも!
自分の幸せを少し願うくらい、許してよ…あたしは…あたしは、人間なのよ!
人として普通の幸せを望んではいけないの?
普通の、女の子なら良かった…いっそ、誰とも出会わなければ良かったのよ
…………………違う。まだ、なれる
女の子にはなれなかったけれど、母親にならなれるじゃない)

665 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/04/15(水) 00:36:32.17 ID:1id1CiPnO

ハルヒ(そう、この子はキョンの子
知ってる。知ってるわよ、そんな事
この子がキョンの子じゃないことくらい知ってるわよ!
夢くらい見たって良いじゃない。私はキョンの子の母親
男の子かしら?キョンみたいに優しい子かな?
楽しいわね。うふふ、太陽がまぶしい)




689 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/04/15(水) 00:53:16.93 ID:1id1CiPnO

ハルヒ(あれ…?キョンじゃない!ねぇキョン聞いて!)

キョン「この公園で売ってるクレープ美味しいな」

ハルヒ(ねぇ、キョン!無視しないでよ!)

古泉「えぇ、本当に」

ハルヒ(あら古泉君じゃない!ねぇ、聞いて?キョンの子供を…)

キョン「……………なぁ」
ハルヒ(ん?なに?)

古泉「どうしましたか?」

長門「?」モグモグ



703 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/04/15(水) 01:00:48.01 ID:1id1CiPnO

キョン「年取ってもさ、三人…いや、古泉に連れがいたら四人か?ははっ
それに朝比奈さんに鶴屋さんも入れたら六人だな
まぁなんだ、俺達でまたこうやってクレープ食えたら良いな…
なんて俺らしくないな」

ハルヒ(まって?あたしは!?)

古泉「そうですね…僕としてはこうして三人でいられるだけで充分ですが
…ずっと続けば良いですね、この時間が」

ハルヒ(ねぇ!四人でしょ?)

長門「…子供も入れたら七人」

ハルヒ(ふざけないで、有希の子じゃないでしょ)

「「「あははははっ」」」


ハルヒ「あたしに…気づいてよ」

714 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/04/15(水) 01:07:53.94 ID:1id1CiPnO

ハルヒ「ねぇ…みんな?」



ハルヒ「ねぇ…………」




ハルヒ「……………ねぇ」




ハルヒ「………………………そっか
夢もみちゃいけないんだね?」


722 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/04/15(水) 01:11:55.81 ID:1id1CiPnO

ハルヒ「わかったわよ。もう良い………
そんなに幸せにしたくないの?悪いけど死なない
私は、この子…そうね、名前はキョンにするわ!
キョンと生きていく」



731 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/04/15(水) 01:18:28.99 ID:1id1CiPnO

キョン「最近何か忘れた様な気がするんだが……まぁいいか」

長門「私も、最近情報統合思念体にアクセスしているが…データが曖昧」

古泉「きっと気のせいですよ…と言いたいところですが、僕も良くわからない記憶がありますね」

みくる「ふぇえ〜皆さんもですか」

鶴屋さん「まぁ昔の事なんか良いじゃないか!今を楽しまなきゃ!」
(はるにゃん、これで良いよね?)

「「「「「「あははははっ」」」」」」」




終わり

742 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/04/15(水) 01:21:56.55 ID:1id1CiPnO

皆さん、本当にありがとうございました。
はじめは、ハルヒぶってる知り合いにむしゃくしゃして書いてみたSSに
長々とお付き合い頂けてうれしいです、本当に


754 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/04/15(水) 01:25:03.42 ID:1id1CiPnO

鶴屋さんが神だったら面白いと思って入れてみました
すまん



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