キョン「この本…なつかしいな」


メニュー
トップ 作品一覧 作者一覧 掲示板 検索 リンク SS:こなた「デス…ノート?」

ツイート

1 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/02/26(木) 20:02:31.60 ID:gy0YHrqz0

キョン「長門が昔俺に貸してくれた本か…あの頃は色々楽しかったな」

キョン「長門がいて、朝比奈さんがいて…古泉がいて…」




キョン「…ハルヒがいて…」

3 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/02/26(木) 20:04:49.19 ID:gy0YHrqz0

キョン「…どうしたんだ、俺は…今更そんな昔のことを…」

ほろ

キョン「…」

4 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2009/02/26(木) 20:07:51.96 ID:gy0YHrqz0

キョン「…今頃あいつら、どこでなにやってんだか…な」

キョン「…すいません、この本借ります」

係員「はい、図書カードお預かりしますね」




キョン「…借りてしまった…」

5 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2009/02/26(木) 20:10:44.71 ID:gy0YHrqz0

キョン「…あいつらがいなくなってもう何年だろうか…」




キョン「はぁ?なんだって?」

長門「今説明した通り。涼宮ハルヒの行方がわからなくなった」

8 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2009/02/26(木) 20:15:54.16 ID:gy0YHrqz0

古泉「…原因など全く分かっていません。ただ、今回は閉鎖空間の出現や、世界の改革が行われたわけではないようです」

キョン「…それはつまり、ハルヒがこの世界からいなくなったということか?」

古泉「今のところ断定は出来ませんが、少なくとも機関や朝比奈さん、長門さんの観察下から消えたのは事実です」

キョン「…どこかで遊んでるんじゃないのか?」

9 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2009/02/26(木) 20:23:05.77 ID:gy0YHrqz0

長門「…それはない。多くの観察者が同時に涼宮ハルヒを見失う確立はほぼ0%。考えられるのは涼宮ハルヒの消失、もしくは消滅」

キョン「…消滅って!ただごとじゃないだろう?」

みくる「まだなにも分からないんです…三年前の時空の乱れが昨日から何事もなかったかのように元に戻ってて…」

キョン「…一体…どういうことなんですか?」



10 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2009/02/26(木) 20:29:13.64 ID:gy0YHrqz0

長門「…私たちにもわからない…統合情報思念体は涼宮ハルヒが別次元、もしくは新たな世界にトリップした可能性はないとしている」

古泉「…正直機関も今回の異例の事態にどう対処していいのか困り果てているところです」

キョン「…朝比奈さん!朝比奈さんなら何か知ってるんじゃないんですか?」

みくる「…ごめんなさい…今の私には何も情報を与えられていなくて…でも、雰囲気から察するに、未来でも予測していない事態だと…」

13 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2009/02/26(木) 20:34:52.87 ID:gy0YHrqz0

キョン「…あいつ…一体なにかんがえてるんだ?」

古泉「…これから話す事はあくまで機関の予測に過ぎませんが、
   涼宮さん、つまりこの世界の神はこの世界に何かしらの理由があって
   自らの存在を消してしまった…
   という事は考えられないでしょうか?」

キョン「…理由?」

14 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2009/02/26(木) 20:42:10.40 ID:gy0YHrqz0

古泉「ええ…例えば、自分が存在する事によって誰かに迷惑がかかると思ったり…など」

キョン「あのハルヒが…信じられん。あいつがそんな考え方すると思うか?」

古泉「あくまで、予測です。僕自身、涼宮さんの事はあなたほどではありませんが、知っているつもりです。
   疑問に思う箇所は多々ありますが、人は時に予測不能な行動を取ります。とくに、思春期の女性など、ね」

キョン「…だいたい、あいつがいなくなったらこの世界は消滅するんじゃないのか?」

古泉「…それも予測に過ぎません。神がいなくなった世界が消滅するのか、存続するのか…誰も答えを知ってる者などいないのですから」


15 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2009/02/26(木) 20:46:56.46 ID:gy0YHrqz0

長門「…涼宮ハルヒの消失以外にも可能性はある…」

キョン「…その可能性ってのは?」

長門「…涼宮ハルヒが人の姿から他の姿に変化した場合。その姿である事に涼宮ハルヒ自信が納得してしまった場合」


キョン「…ハルヒは消え、世界はそのまま残されるってか…そんな都合のいい話あるわけないだろ?」



17 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2009/02/26(木) 20:52:55.16 ID:gy0YHrqz0

長門「…そうでもない。今ここに存在するもの全ては奇跡としか言い様のない確率で存在している。
   人にしても、地球にしても、宇宙にしても」

キョン「…」

古泉「…話がそれてしまいましたね。しかし、あなたも今まで涼宮さんと行動を共に
   してきて都合のいいように事が運ばなかった事がなかったことはおわかり
   いただけてると思います。」

キョン「…いや、そんな…きっとどこかでまた不思議でも探しt…」




18 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2009/02/26(木) 20:55:43.95 ID:gy0YHrqz0

みくる「…キョン君、どうしたんですか?」

キョン「…あいつならありえるな…猫にでもなって世界観が変わったら気に入って元に戻らなくてもいいなんて…」

長門「…理解してくれた?」

キョン「…納得はしていない」

19 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2009/02/26(木) 21:01:01.18 ID:gy0YHrqz0

古泉「どんなに討論しても事実は神のみぞ知るですから…納得がいかないのはあなただけじゃありません」

キョン「…ハルヒを探そう!このままじゃ古泉も長門も朝比奈さんも納得できないだろ?」

古泉「もちろん、涼宮さんを探し出す事が現状では最優先されるでしょう。ですが…」

長門「…あなたは連れていけない」

キョン「!!なんだと…!!」

20 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2009/02/26(木) 21:05:48.57 ID:gy0YHrqz0

みくる「…私たちの観察対象はあくまで涼宮さんなんです…
   一般人であるキョン君を巻き込む事は禁則事項です」

キョン「そんな!いままでだって色々と巻き込まれたじゃないですか?今更…」

古泉「…はっきり言えばあなたが僕たちと涼宮さんを探しに行くのは
   足手まといなわけです…すいません」

みくる「…ごめんなさい、キョン君…」

キョン「…なんで…長門!長門なら俺も一緒に連れていt」

長門「あなたを連れて行く事は出来ない…」

22 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2009/02/26(木) 21:11:16.82 ID:gy0YHrqz0

キョン「…なんでだよ?なんで俺だけ…」

長門「…あなたは涼宮ハルヒの観察官ではない。あなたに責任はない」

古泉「…長門さんの言うとおりですよ。これは僕たちの任務なんです。
   あなたは無理して僕たちに付いてこようとしなくてもいいんですよ」

みくる「…キョン君…」

キョン「…責任も、任務も俺にはないかもしれん…だが、このままじゃ納得がいかないんだ」

長門「…」

23 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2009/02/26(木) 21:16:05.63 ID:gy0YHrqz0

長門「…明日から私たちは涼宮ハルヒを探しにいく」

キョン「!おい、まさかお前たちまで…!!」

古泉「…急なのはみんな同じことなんです…察して頂けませんか?」

キョン「…急すぎるだろ…なんて常識のない集団だ…」

古泉「…重々承知のうえですよ」

みくる「…キョン君…あの、ごめんなさい…あの…」ポロポロ

25 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2009/02/26(木) 21:20:29.53 ID:gy0YHrqz0

長門「…あなたに一つお願いがある」

キョン「…なんだ?長門?」







「もし涼宮ハルヒが戻ってきたら私に教えてほしい。そのために私のバックアップをあなたに預ける」

26 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2009/02/26(木) 21:23:17.34 ID:gy0YHrqz0

キョン「…う〜ん…」

「ほら、もう朝よ!遅刻しちゃうわよ?」

キョン「もう朝か…?ん??????」




朝倉「いつまで寝てるの?朝ご飯さめちゃうわよ?」

33 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2009/02/26(木) 21:29:55.48 ID:gy0YHrqz0

キョン「よし、まて、落ち着け、これは夢だ、羊だ、羊を数えて…」

朝倉「なにバカな事いってんの?夢じゃないわよ、昨日の事わすれたの?」

キョン「昨日……」







キョン「バックアップ?」

長門「そう。あなたに預ける。私といつでも連絡がとれる。それならあなたも安心できるはず」

古泉「ふむ…それはいいですね?時々僕らの状況も長門さんを中継して知る事もできますしね」

キョン「…つまり俺はお留守番ってわけか…」

古泉「んっふ♪そういうことになりますね」

37 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2009/02/26(木) 21:37:21.98 ID:gy0YHrqz0

キョン「…わかった。俺も男だ。めそめそ長門に泣きついたんじゃ本当にお前らとも会えなくなっちまいそうだしな」

みくる「キョン君…きっとすぐ戻ってこれますよ!」

長門「…そう。じゃあ、あとで私の部屋にきて」スタスタ

キョン「…長門の奴、いっちまいやがった」

古泉「彼女なりにあなたを気遣ったんでしょう。いつでも連絡が取れるようにするなんて…
   正直、僕もこれで安心して涼宮さんを探しにいけます」

キョン「…ありがとよ。お前に心配されるなんてな」

古泉「ええ、しぼんだキュウリみたいになったあなたは見たくありませんからね」

キョン(こいつ…わざと楽しんでるのか?)

40 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2009/02/26(木) 21:43:02.41 ID:gy0YHrqz0

古泉「では、ぼくもこれくらいで…」

キョン「ああ……古泉!」

古泉「…はい。」

キョン「…気をつけてな。ハルヒのこと…頼んだぞ」

古泉「ええ、任せてください。きっと探し出して見せますよ」スタスタ


キョン「…いっちまった」

みくる「キョン君、たまには部室の掃除とかお願いしますね。
    結構ほこりとかたまりやすいんで…あの…」

キョン「…朝比奈さん…ええ、SOS団専属メイドの朝比奈さんが
    留守の間は俺が責任もって管理しておきますよ」

みくる「…」コクリ

41 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2009/02/26(木) 21:47:01.52 ID:gy0YHrqz0

キョン(朝比奈さん、泣いてたな…つらいのはみんな一緒か…)


キョン「…長門の部屋にいこう…考えるのは後だ」




長門「…待っていた」

43 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2009/02/26(木) 21:54:16.48 ID:gy0YHrqz0

キョン「…なあ、長門。来るとき考えていたんだが、バックアップって言うのはもしかして…」

長門「これからあなたに二つ約束してほしいことがある」

キョン「…ああ…」

長門「一つはバックアップの管理。もう一つはこの部屋の管理」

キョン「!!この部屋の?って、俺は家賃払えるほど裕福じゃないぞ?」

長門「心配しないで。賃料はいらない。ただ、ここには誰かが住んでいると言う事実が必要」

キョン「…しかしだ、俺には実家もあるし、まして極々普通の高校生がこんなマンションに部屋を借りる理由なんぞ…」

長門「細かいところはこちらで調整する。約束してくれる?」

キョン「…答えは一つしかないだろう?」

長門「…そう、ありがとう」

45 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2009/02/26(木) 22:00:47.55 ID:gy0YHrqz0

長門「aqwsedrftgyhujikolp;@:[]」

ブウゥゥン

キョン「…やっぱりお前か…」

朝倉「あら、久しぶりなのに随分な言い様ね?」

キョン「殺されかけた奴に好意なんぞそうそうもてるか」

長門「…心配いらない。彼女には以前のような情報操作能力はない」

キョン「…そうなのか?」


朝倉「ええ、だからって襲ったりしちゃだめよ?長門さんがあんな事やこんな事して
   キョン君のことお仕置きしちゃうから」

キョン「…冗談にしても笑えんぞ」

46 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2009/02/26(木) 22:05:24.07 ID:gy0YHrqz0

朝倉「うふ♪じゃあ、そういうわけだから今日からヨロシクね」

キョン「ん?ちょっと待て長門?朝倉がいるならこの部屋は俺が管理しなくてもいいんじゃないのか?」

長門「それは無理。私の情報処理能力がフルに活用できなくなる」

キョン「…まさか、ここに二人で住めと??」

長門「…最初に説明した通り」

キョン「なんですとぉぉぉ???」




朝倉「うふ♪これから楽しみね、キョン君」

47 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2009/02/26(木) 22:08:16.27 ID:gy0YHrqz0

     チュンチュン


キョン「…そうだった…長門の奴…」

朝倉「ほらほら、いつまでも布団にはいってないで、朝ごはんたべて」

キョン「あ…ああ」





朝倉「はい、お弁当♪」

50 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2009/02/26(木) 22:12:58.10 ID:gy0YHrqz0

キョン「お、おお…サンキュー」

朝倉「ねえ、キョン君?今晩はなにがいい?」

キョン「…何って?まだ朝だぞ?さっき食ったばっかりで晩飯の話なんか考えられるかよ」

朝倉「もう!”女心”がわかってないわね!」

キョン(果たして宇宙人にも”女心”なんてもんがあるんだろうか?)

キョン「…じゃあ、朝倉の好きな物でいいよ」バタンッ



朝倉「…相変わらずね、キョン君」

52 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2009/02/26(木) 22:16:47.41 ID:gy0YHrqz0

キョン(全く…昨日の今日でまだ気持ちの整理が付いてないって言うのに…女心の前に男心がわかってるのかねぇ?)


谷口「ういーっす!キョーン!」

キョン「おお、谷口か」

谷口「どうしたんだ?朝からしけた面して?」

キョン「いや、なんでもない」
   (こいつにも俺の苦悩を半分くらい分けてやりたいぜ)

54 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2009/02/26(木) 22:21:09.11 ID:gy0YHrqz0

谷口「おい、知ってるか?今日は転校生がくるらしいぜ?」

キョン「ほう?相変わらず情報が早いな?で、谷口好みの娘なのか?」

谷口「よくぞ聞いてくれた!親友よ!!それがなんでも飛びっきりの美女らしいぜ?」


キョン(ん?あれ?まさか…な???)

55 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2009/02/26(木) 22:23:47.32 ID:gy0YHrqz0

キーンコーンカーンコーン

岡部「ええ、今日は転校生がきている。みんな仲良くしてやってくれ」


谷口「待ってました!!」

キョン「!!げぇ!」




朝倉「ヨロシクね♪」

58 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2009/02/26(木) 22:29:42.38 ID:gy0YHrqz0

〜昼休み〜

キョン「なんでお前がここにいる?」

朝倉「あら?高校生が学校にいたらおかしいかしら?」

キョン「そうじゃなくてだ、戻ってくるなんて聞いてないぞ?」

朝倉「心配しないで、私は最初からいなかった事になってるらしいから。
   誰も前の私のことは覚えてないわ、いまはただの転校生♪」

キョン「…転校生と一緒の部屋に帰ったら怪しまれるだろうが?」

朝倉「うふ♪もう、キョン君たらそんな心配ばっかりして♪」

キョン(俺は自分の立場の心配をしてるだけだ)

59 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2009/02/26(木) 22:33:14.23 ID:gy0YHrqz0

朝倉「大丈夫大丈夫♪ばれたら堂々と同棲してるって言っちゃえばいいじゃない?
   それに隠す必要あるのかしら?」

キョン「俺には大アリだ!」

朝倉「ふぅん…私は別に隠す必要なんてないとおもうんだけどな?」

キョン「…頼むから…勘弁してくれ」



61 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2009/02/26(木) 22:37:52.16 ID:gy0YHrqz0

朝倉「それより、ちゃんとお弁当味わってくれてる?」

キョン「…ああ」(俺は弁当以下なのか?)

朝倉「おいしい?」

キョン「…ああ、少なくとも今まで食べた弁当で一番だな」

朝倉「ホント?嬉しい♪」

キョン(こいつは本当にこれであの長門と同じ宇宙人なのか?前は気づかなかったが、
    表情といいリアクションといい、普通の女の子そのままじゃないか)

64 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2009/02/26(木) 22:41:58.77 ID:gy0YHrqz0

朝倉「…安心した。美味しくないっていわれたら明日からどうしようかと思ってたところ」

キョン「明日からって…毎日作るのか?」

朝倉「あら?当然じゃない?お弁当なしで学校にいくつもりだったの?」

キョン「いや、そういうわけじゃないが…朝早いんじゃないのか?」

朝倉「大丈夫♪私人間じゃないから♪」

キョン(なんだそのどこかの三つ目妖怪食っちゃ寝みたいな台詞は)

67 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2009/02/26(木) 22:46:32.14 ID:gy0YHrqz0

谷口「キョ〜〜ン〜〜っ…!!」

キョン「のわっ!なんだいきなり?」

谷口「お前…なんで転校生の朝倉さんとあんなに仲いいんだ?このやろぉぉぉ…」

キョン(こいつはこいつで…なに考えてるんだか、油断も隙もあったもんじゃない)

谷口「転校初日から屋上で一緒に弁当ですか?羨ましいのぉ…羨ましいのぉ…」

68 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2009/02/26(木) 22:49:50.32 ID:gy0YHrqz0

キョン「谷口…わかったからその血の涙を拭け…」

谷口「…うぐぐぐぐ、羨ましい…」

キョン(こいつは…はぁ、ついていけん)




キョン「…そういえば、部室…どうなってんだ?」

69 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2009/02/26(木) 22:53:19.46 ID:gy0YHrqz0

ガチャ

朝倉「あら、来たの?」

キョン「…お前か…なんでここにいる?ここはSOS団の部室だぞ?」

朝倉「今はただの文芸部の部室よ。私文芸部に入ったの。今年は部員私だけなんだって」


キョン「…なんだかどこかで聞いた事があるような台詞だな」

71 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2009/02/26(木) 22:56:03.28 ID:gy0YHrqz0

朝倉「そうだ!キョン君も文芸部にはいったら?私一人なんてちょっと寂しいもんね、うん、決定♪」

キョン「おい!おれはまだ何も言ってないぞ?」

朝倉「いいじゃない、ね、 お・願・い♪」

キョン「う!」ドキッ



73 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2009/02/26(木) 22:59:52.75 ID:gy0YHrqz0

朝倉「あら?顔が赤いぞ〜♪」

キョン「う、うるさい!」かぁぁ

朝倉「照れてるってことは私の事ちょっとは可愛いって思ってくれたってことかしら?」

キョン「ばっ、バカいうな、誰が照れて…」

朝倉「えいっ!」ギュッ

キョン「!!」



75 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2009/02/26(木) 23:04:53.50 ID:gy0YHrqz0

朝倉「うふふ♪」

キョン「こら!朝倉冗談はよせ!」マッカッカァァァ

朝倉「あら?いいじゃない。ここには私たち二人しかいないんだから」

キョン「いや、それ根本的におかしいって…」

朝倉「ふふふ♪今日はこの辺で許してあげる」

キョン「…ふぅ」(これはハルヒよりたちの悪いのにつかまったかもしれん)

77 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2009/02/26(木) 23:09:13.90 ID:gy0YHrqz0

朝倉「あ、でも文芸部に入ったのは本当だから。キョン君もよかったら入ってね♪」

キョン「…なんでまた文芸部なんだ?お前なら運動系の部活の方があってるだろう?」

朝倉「あら、長門さんたちの帰ってくる場所なんだからここしかないじゃない?それに、活動時間の長い運動系だと、晩御飯遅れちゃうわよ?」

キョン「…そうだったな」

78 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2009/02/26(木) 23:11:44.35 ID:gy0YHrqz0

朝倉「それじゃ、私晩御飯の買い物あるから、先に帰っててね」

キョン「…はいはい」ガチャ

谷口「…」

朝倉・キョン「…?」







谷口「ごゆっくるぃぃぃぃぃ!!!!」ダッ

81 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2009/02/26(木) 23:16:52.61 ID:gy0YHrqz0

キョン「あいつ…また余計な勘違いを…」

朝倉「彼いつもあんななの?」

キョン「…ああ」(明日が思いやられるぜ…)

朝倉「もしかして会話聞かれちゃったかな?」

キョン「…それは一般的にストーカー行為だぞ?」





谷口「…なんで俺逃げたんだっけ?」

82 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2009/02/26(木) 23:22:09.63 ID:gy0YHrqz0

朝倉「ただいま〜」

キョン「ああ、おかえり…って、なんだ?この大量の荷物は??」

朝倉「ああ、晩御飯の材料よ。今日は色々奮発しちゃった♪」

キョン「…こんなに大量に、どこに片付けるんだよ?」

朝倉「大丈夫大丈夫♪この部屋の冷蔵庫四次元につながってるから」

キョン「もう、おどろきませんよ、ええ」

83 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2009/02/26(木) 23:26:14.70 ID:gy0YHrqz0

朝倉「♪」

キョン「…」

キョン(話の流れとはいえ、慣れとは恐ろしい…今朝まで違和感のあった
   この生活がもうすでに普通になってきてる)

朝倉「あ、キョン君?ちょっとお皿もってきてくれる?」

キョン「はいはいっと…おわ!!」ずるっ

朝倉「え?ちょ!キョン君あぶn」ガッチャーン



朝倉・キョン「!!」ドキッ

85 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2009/02/26(木) 23:29:42.19 ID:gy0YHrqz0

キョン(朝倉の顔がこんなに近くに…)ドキドキ

朝倉(キョン君がこんなに近くに…)ドキドキ


キョン「あ…朝倉…?」

朝倉「…うん」






キョン「怪我してないか?」

86 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2009/02/26(木) 23:33:03.22 ID:gy0YHrqz0

朝倉「…はぁ」

キョン「いってーな…なんで俺が殴られなきゃならないんだ!」

朝倉「…鈍感」

キョン「…」

87 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2009/02/26(木) 23:37:07.58 ID:gy0YHrqz0

朝倉「は、早く掃除機もってきなさいよ!」かぁぁ

キョン「…へいへい」

朝倉(…今なら涼宮さんの気持ち少し分かるような気がするな…)

ブィィィィィィン




キョン「割れた皿の片付終わったぞ」

朝倉「あ、ありがと…ご、ご飯にしましょうか?」

キョン「…そうだな」

90 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2009/02/26(木) 23:41:25.42 ID:gy0YHrqz0

キョン「おお!カレーじゃないか!」

朝倉「キョン君カレー好きなの?」

キョン「男でカレーが嫌いな奴なんていないだろ?」

朝倉「…そうなの?まあいいわ、一杯あるからおかわりしてね♪」


キョン「いっただきま〜す♪」

93 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2009/02/26(木) 23:49:26.25 ID:gy0YHrqz0

キョン「ああ〜うまかった!御馳走様!」

朝倉「お粗末様♪本当にカレーすきなのね♪」

キョン「好きなのもあるが…朝倉は料理うまいんだな」

朝倉「え?」ドキッ

キョン「いや、今日の弁当といい、このカレーといい、最高にうまかった」

朝倉「そんな…照れるな♪」

キョン(…本当に前の朝倉とは違うみたいだな。少し安心ってとこか)

94 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2009/02/26(木) 23:52:46.87 ID:gy0YHrqz0

朝倉「じゃあ、後片付けしとくから、先にお風呂入っててね」

キョン「!!!!!!!!!!!!!!」

キョン(待て!落ち着け!奴はなんといった?お風呂?これはまずい!まずすぎるだろう!)




朝倉(…私何か変なこといったかしら?)

96 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2009/02/26(木) 23:57:25.26 ID:gy0YHrqz0

キョン「きょ…今日はちょっと疲れたからもう寝るわ!」

朝倉「あ、ちょっとキョン君!お風呂は?」

キョン「きょ、今日は寝る!明日また八時くらいに起こしてくれ!」


朝倉「…もう、照れ屋なんだから♪というわけで、続きはまた明日八時くらいにね♪」

1 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/02/27(金) 20:09:02.86 ID:80wli3gk0

http://takeshima.2ch.net/test/read.cgi/news4vip/1235646151/l50


キョン「…う〜ん」

朝倉「…えいっ!」

バチッ!!

キョン「うおおお!!!」ガバッ

朝倉「おはよ♪」

キョン(やっぱり殺す気か?)

3 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/02/27(金) 20:11:05.59 ID:80wli3gk0

朝倉「もう8時過ぎてるわよ?」

キョン「って!夜かよ!!学校は??」

朝倉「…気持ちよさそうに寝てたから」

キョン「…はぁ、まあ一日くらいいいだろう…」

5 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/02/27(金) 20:14:24.04 ID:80wli3gk0

朝倉「じゃ、朝ごはんじゃなくて晩御飯にしましょ」

キョン「…お、今日はハンバーグか?」

朝倉「うふふ♪キョン君ってカレー好きだったりハンバーグ好きだったり、なんか男の子って感じよね♪」

キョン「…それはほめてるのか?」

朝倉「あら、そのつもりよ?」

7 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/02/27(金) 20:17:46.02 ID:80wli3gk0

キョン「…ところで長門からは何か連絡あったか?」

朝倉「今のところないわ。まだ一日しか経ってないのよ?そう簡単にはいかないわよ」

キョン「…そうだったな、悪い」

朝倉「…そうだ、ご飯食べたらお風呂沸かすから。背中流してあげようか?」

キョン「ブーーーーッ!!」

8 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/02/27(金) 20:22:08.94 ID:80wli3gk0

キョン「冗談は休み休みいえ!」

朝倉「あら?冗談なんかいってないわよ?」

キョン「…遠慮しときます」

朝倉「遠慮しなくてもいいのに?長門さんとは毎日流しっこしてたんだけどな?」

キョン(こいつもやっぱり宇宙人だ…どっか常識が抜けてる)

9 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/02/27(金) 20:24:45.76 ID:80wli3gk0

キョン「ふぅ…ごちそう様」

朝倉「はい、お粗末様」


キョン「ああ、いいよ、片付け俺がやるから。先に風呂はいってこいよ?」

朝倉「いいの?」

キョン「作ってもらってるんだから、片付けくらいしないとな」

10 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/02/27(金) 20:28:03.93 ID:80wli3gk0

朝倉「そんなの気にしなくてもいいのに…」

キョン「いいから、洗い物くらい俺だって出来るんだぜ?」

朝倉「…じゃあお願いしよっかな♪」





キョン(全部やってもらってたらそれこそいつか断れんようになる)

11 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/02/27(金) 20:30:50.53 ID:80wli3gk0

          シャー

キョン「…」

          シャー

キョン「…しまった、それは計算外だ…」ドキドキ

ガチャ

朝倉「キョン君、ちょっとタオル出してきてくれない?」

キョン「わー!いきなり出て来るな!!!」



15 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/02/27(金) 20:33:11.31 ID:80wli3gk0

朝倉「なによ?人をお化けみたいに?」

キョン「わー!分かったから!中にいろ!タオルもってくるから!!」ダダダッ

朝倉「??…変なキョン君」




キョン「タオル!!タオル!!」
   (アイツには羞恥心というもんがないのか?)



16 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/02/27(金) 20:35:45.47 ID:80wli3gk0

朝倉「…」

キョン「何してんだよ?早く取ってくれ!」

朝倉「入ってくればいいじゃない?なんでドアから手だけだしてんの?」

キョン「あのな!入れるか!健全な男子高校生には刺激が強すぎる!!」

朝倉「??」

18 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/02/27(金) 20:39:45.20 ID:80wli3gk0

朝倉「ふぅ…お先♪キョン君もはいったら?」

キョン「ああ、もうしばらくしたらな…」

朝倉「??へんなキョン君」

キョン(静まれ…静まるんだ…そうだ、般若心経を…)

19 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/02/27(金) 20:42:55.01 ID:80wli3gk0

朝倉「…なにぶつぶついってんの?」ぐいぐい

キョン「うわこらなにをするやめ…」

朝倉「うふふ♪変なキョン君」ギュ

キョン(静まれ!静ま…正直、たまりません)

20 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/02/27(金) 20:46:31.90 ID:80wli3gk0

朝倉「…よかった、キョン君が前のままで」

キョン「…へ?」

朝倉「正直怖かったんだ。キョン君に嫌われてるんじゃないかって」

キョン「…あの時ははっきりいって嫌いだったな」

朝倉「…今は?」

キョン「!!」(ぐぅ!ぬかった!)

22 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/02/27(金) 20:49:55.11 ID:80wli3gk0

朝倉「ねえ?どうなの?」

キョン「そ…それはだな…」ドキドキ

朝倉「…私の事…嫌い?」

キョン(上目遣いになるな!頬を染めるな!)

23 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/02/27(金) 20:53:02.81 ID:80wli3gk0

キョン「…えっとだな…」ドキドキ

朝倉「…」ドキドキ


キョン・朝倉「…」ドキドキ ドキドキ





キョン「す…すぁきに風呂入ってくる!!」ダダダッ

25 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/02/27(金) 20:56:08.12 ID:80wli3gk0

朝倉「…」


朝倉(いま”好き”っていおうとした??)


キョン「…はぁ」

キョン(一体俺は何してんだ?そもそもなんでっこんな状況に??)

27 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/02/27(金) 20:59:17.38 ID:80wli3gk0

      シャー

キョン「…」

キョン(…いま同棲状態なんだよな?朝倉と?)




   ガラッ


朝倉「キョン君、タオルおいとくから?」

キョン「わーー!!わーーー!!」

29 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/02/27(金) 21:04:35.23 ID:80wli3gk0

朝倉「どうしたの!なにかあったの?」ガラッ

キョン「だからはいってくるな!!」


朝倉「なんだなにもないじゃない…あ!」

キョン「…ん?」





キョン「にえーーー!!」

31 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/02/27(金) 21:08:54.33 ID:80wli3gk0

キョン「…」

朝倉「もう…いつまでそんな隅で小さくなってるの?」

キョン「お前には…俺の今の気持ちはわからんだろ…」

朝倉「??」(男の子ってよく分からないわね)

朝倉「…ほら、アイス食べる?あ〜ん♪」

キョン「…いや、いい…」

キョン(宇宙人とはいえ女の子に思いっきり見られた…)

朝倉(そういえば男の子の裸って初めて見たけどなんか違ったわね?)

32 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/02/27(金) 21:12:43.30 ID:80wli3gk0

〜次の日〜

キョン「…う〜ん…」

朝倉「朝よ!起きて、キョン君!」

キョン「…もうちょっと…う〜ん…」

朝倉「…もう、仕方ないわね」ゴソゴソ




キョン「ふわ〜…?え?あれ?なんで俺制服なんだ?」

34 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/02/27(金) 21:17:51.75 ID:80wli3gk0

朝倉「おはよ♪」

キョン「おはよ…なあ?なんで俺制服なんだ?」

朝倉「起きてこないから服だけ着替えさせといたのよ、便利でしょ?」

キョン「…そうか」
   (きっとそれくらいの情報操作はできるんだろうな)

朝倉(多分脱がしたって言ったらまた落ち込むでしょうね)

35 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/02/27(金) 21:20:59.56 ID:80wli3gk0

キョン「…朝倉はいつ寝てるんだ?」

朝倉「キョン君が寝てからよ?」

キョン「…なんか俺が朝倉の睡眠時間を削ってるみたいだな…すまん」

朝倉「別にきにすることないわよ。私たちは10分くらいで十分な睡眠がとれるから」



キョン(今更だが…宇宙人って不思議だな)

36 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/02/27(金) 21:27:09.41 ID:80wli3gk0

朝倉「??どうしたの?」

キョン「いや…なんでもない」

朝倉「そう??はい、お弁当♪なんかへんな感じよね?どうせ同じとこで食べるのに別々に作るのって」

キョン「まあな…って、間違っても一緒にはするなよ?」

朝倉「分かってるわよ。谷口君にまた色々勘違いされるからでしょ?」

キョン「いや…そうなったら谷口どころじゃないぞ?」

40 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/02/27(金) 21:35:11.69 ID:80wli3gk0

朝倉「あ、そうそう。さっきね、長門さんからメッセージが着たの」

キョン「!!なんて?」

朝倉「『当分連絡が取れなくなる。明日の土曜は二人で買い物でも行って気分転換するといい』だって」

キョン「当分連絡取れなくなるって…なんで?」

朝倉「さあ?きっと涼宮さんを探し出す事に能力を集中させるんだと思うけど?」

キョン「…で、明日は買い物ってか…」

朝倉「…あ!」

キョン「どうした?まだ他に何かいってたのか??」

朝倉「時間時間!!遅刻しちゃうわよ?」

キョン「?ぬお!!もうこんな時間かよ!!」

43 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/02/27(金) 21:42:43.48 ID:80wli3gk0

キーンコーンカーンコーン

キョン「はぁはぁ…」

朝倉「はぁはぁ…なんとか、間に、あったわ、ね」

岡部「なんだ?二人揃ってぎりぎりか?まあいい、早く座れー」




谷口「ぬわああ!!!ごゆっくるぃいしすぎたあぁっ!!」

45 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/02/27(金) 21:50:10.18 ID:80wli3gk0

キョン「…はぁ、朝からマラソン付きで授業とは…午後は体がもたん…」

朝倉「あら?いいじゃない。遅刻しなかったんだから」

キョン「それはそうだが…」

朝倉「ところで、キョン君明日どこいこっか?」





国木田「どうしたんだい、谷口?」

谷口「お前はあの二人を見てて何も思わんのか?」

国木田「ああ、キョンと朝倉さん?お似合いのカップルじゃない」

谷口「…」

47 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/02/27(金) 21:55:22.68 ID:80wli3gk0

キョン「明日か…そういえば朝倉はいつもどこで買い物してるんだ?」

朝倉「いつもって言うか、ご飯の材料しか買い物なんて行かないから、
   近所のスーパーとかしかいったことないわよ?」

キョン「…じゃあたまには電車のって遠出してみるか?」

朝倉「キョン君がいるならどこでも♪」

キョン「おい、誤解されるような台詞をこんなとこで…」

朝倉「別にいいじゃない?二人しかいないんだし♪」




谷口(俺は存在すら許されないんですか…そうですか…)

49 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/02/27(金) 22:01:39.71 ID:80wli3gk0

朝倉「でも買い物ってなに買うの?」

キョン「??それは服だったり、アクセサリーだったり色々だろ?」

朝倉「ふぅん?」

キョン(あんまり関心はないみたいだな?朝倉の好きなものってなんだろな?)

50 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/02/27(金) 22:04:26.13 ID:80wli3gk0

国木田「いいねぇ、キョンと朝倉さんは明日デートだってさ…あれ?」

空気「…」ヒュールリー

国木田「…おーい?谷口ー??」

51 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/02/27(金) 22:09:33.42 ID:80wli3gk0

朝倉「なんかキョン君といると楽しいな♪」

キョン「おいおい…」

朝倉「うふふ♪ごめんごめん、さ、部活の時間よ」

キョン「あ…そういえばそうだな…」

朝倉「じゃ、またあとでね♪」

キョン「…また後で、か…」





岡部「ん?なんだ?文芸部に入部か?随分珍しい事もあるもんだな」

52 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/02/27(金) 22:13:36.76 ID:80wli3gk0

ガチャ

朝倉「あら、随分遅かったわね?」

キョン「俺が文芸部に入部するって言ったら珍しがられてな」

朝倉「たしかに、読書するってタイプじゃないわよね」

キョン「…悪かったな、どうせ俺の愛読書は漫画ですよ」

朝倉「うふふ♪たまには活字にも触れないとね」

54 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/02/27(金) 22:19:10.62 ID:80wli3gk0

キョン「しかしあれだな…ここも殺風景になったな」

朝倉「全てなかった事になってるからね。今はSOS団が作られる前の文芸部の状態だから」

キョン「…まぁ、今はこのままでいいさ。ほとんどハルヒが持ってきた物ばっかりだったからな」

56 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/02/27(金) 22:26:06.65 ID:80wli3gk0

朝倉「…変なもんね、涼宮さんがいなくなって私が戻ってきて…」

キョン「…」

朝倉「みんな涼宮さんたちのことは知らなくて、私たちだけが知っている…」

キョン「…朝倉」

朝倉「…きっと、涼宮さんたちからみたら私がこんな感じだったのかな…?」

キョン「朝倉!」ギュ

朝倉「ちょ!どうしたの?キョン君?」

57 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/02/27(金) 22:35:07.13 ID:80wli3gk0

キョン「朝倉…お前は確かにここに存在してる。朝倉涼子としてな」

朝倉「…キョン…君?」

キョン「殺されかけた時はお前が消えて安心したが、今はお前がいてくれる事が…安心なんだ」

朝倉「…」

キョン「!!…いきなりすまん!つい感傷的になって…」

朝倉「…バカね」ギュ

キョン「…!!」



58 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/02/27(金) 22:39:55.09 ID:80wli3gk0

朝倉「そういう時は素直になってもいいのよ?」

キョン「…朝倉?」




    「誰だって怖くなるときはあるんだから」




岡部(…部活顧問なんだが…これじゃ今日ははいれんな…)

60 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/02/27(金) 22:44:16.84 ID:80wli3gk0

キョン「…」

朝倉「どうしたの?黙り込んじゃって?ご飯冷めるわよ?」

キョン「あ、ああ…すまん」

朝倉「…もう、元気になったり落ち込んだり、忙しい人ね」

キョン「…すまん」

朝倉「謝らないでよ、私がいじめてるみたいじゃない」

62 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/02/27(金) 22:54:12.41 ID:80wli3gk0

キョン(なんで俺こんなに朝倉のこと意識してるんだ?)

朝倉(…どうしたらいつもみたいに戻ってくれるのかしら?)

キョン「…」

朝倉「…」

63 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/02/27(金) 22:59:25.19 ID:80wli3gk0

キョン「…ちょっとトイレ」ガタッ

朝倉「…そうだ!」



キョン(なんだ?どうなってんだ俺は?はぁ…)




朝倉「ねえ、どう?ポニーテール似合ってる?」

67 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/02/27(金) 23:04:09.53 ID:80wli3gk0

キョン「!!」
   (そうか…この感じは…)


キョン「すごく似合ってるぞ、朝倉」

朝倉「そ、そう?なんか、面と向かって言われると照れるな…」ポ

キョン「…ふ、なんか色々気を使わせちまったな」

朝倉「別にそんなことないわよ♪」



69 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/02/27(金) 23:07:59.83 ID:80wli3gk0

朝倉「当分ポニーテールのままでいようかしら?」

キョン「俺は大賛成だぞ」

朝倉「うふふ♪」





長門「…何か目尻がピクピクする…何故?」

71 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/02/27(金) 23:16:17.97 ID:80wli3gk0

〜次の朝〜

キョン「朝倉〜起きろ〜朝だぞ?」

朝倉「ふにゃあ??もうあさ…??ふわぁああ…」

キョン「こら!寝るな!起きろ〜!!」





朝倉「…おはよう…」

キョン「…休みの日は偉いテンションの低さだな?」

72 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/02/27(金) 23:20:44.83 ID:80wli3gk0

朝倉「まだ13時間ちょっとしか寝てないのに…」

キョン「…じゃあ、今日は一日寝とくか?」

朝倉「!!そうだ!買い物!!」

キョン「…お目覚めのようで?」

朝倉「だって♪キョン君と初デートじゃない?こうしちゃいられないわ!」バタバタ



キョン「…たまに人間以上に人間っぽくなるな…」

73 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/02/27(金) 23:25:19.03 ID:80wli3gk0

朝倉「…」

キョン「…?どうした?」

朝倉「…ゴメン…買い物いけなくなっちゃった…」

キョン「?どうしたんだよ?」





長門「…涼宮ハルヒを発見した」

74 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/02/27(金) 23:27:36.96 ID:80wli3gk0

キョン「!!長門!!長門なのか?」

長門「そう、私。今朝倉涼子を媒体にあなたと会話している」

キョン「…ハルヒをみつけたって?」

長門「あまり時間がないので簡潔に説明する」





78 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/02/27(金) 23:36:31.55 ID:80wli3gk0

長門「古泉一樹、朝比奈みくるとの協力のもと、ヒマラヤ奥地の山岳で涼宮ハルヒが変化した大型の猫科の動物を発見した」

キョン「…本当に猫になっちまってたのか?」

長門「何故そういう姿になったか、原因を調べるにはまだ時間がかかる。ただ、このままでは涼宮ハルヒの
   自我は崩壊し、やがてたたの獣と化してしまう。そうなる前に涼宮ハルヒを元の姿に戻す」

キョン「…戻せるのか?」


長門「…その為に朝倉涼子をあなたに預けた」


79 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/02/27(金) 23:40:40.48 ID:80wli3gk0

キョン「…どういうことだ?」

長門「朝倉涼子はいわば涼宮ハルヒがもとの人間の姿に戻るためのヨリシロ。
   朝倉涼子の体をベースに、涼宮ハルヒの自我を転送する」

キョン「!!なんだと!!じゃあ朝倉はどうなる!!」

長門「涼宮ハルヒの自我が転送終了次第、消滅する」


キョン「なんだと!!!」

81 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/02/27(金) 23:44:18.37 ID:80wli3gk0

長門「…?」

キョン「なあ長門?朝倉の身体を使う以外で他に方法はないのか?」

長門「…涼宮ハルヒの自我が崩壊するまでそう長くはない。今から他の方法をセットアップする時間はない」

キョン「…そんな!」



85 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/02/27(金) 23:47:46.27 ID:80wli3gk0

キョン「なあ?そのハルヒの自我の崩壊ってのは食い止められないのか?」

長門「…何故?あなたは涼宮ハルヒが戻ってくる事を望んでいたはず」

キョン「…そうだ、長門、お前の言う通りそうだった…だが、朝倉が消滅するならハルヒが帰ってきたって…」

長門「…時間がない。涼宮ハルヒの転送準備に取り掛かる」

キョン「!!やめてくれ!」

86 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/02/27(金) 23:52:00.30 ID:80wli3gk0

長門「!!…」

キョン「やめてくれ長門!朝倉を…朝倉涼子を消さないでくれ!!」

長門「…あなたの行動は理解不能。かつてあなたを殺そうとした存在を何故かばう?」

キョン「それはもう昔の話だ!今は…今の朝倉涼子は俺を殺そうとはしない!」

長門「それは私が朝倉涼子の情報操作能力を制限したから。制限を解除すればいずれまた危険な目にあう」

キョン「そんなことはない!」

87 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/02/27(金) 23:54:54.13 ID:80wli3gk0

キョン「頼む…長門!俺はどうなってもいい!なんならハルヒの変わりに猫でもカエルでもなってやる!だから…」

長門「…あなたは普通の人間…転送はできない」

キョン「…どうか…どうか朝倉だけは…」

長門「…何故泣いているの?私には理解不能」

88 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/02/28(土) 00:00:01.72 ID:4yo1UaMv0

キョン「…俺は…いままでハルヒに振り回されて自分の気持ちってのが分からなかった…
    古泉や朝比奈さんに流さるままハルヒの事が好きなんじゃないかと思った時もあった…」


長門「…今は無駄な話をしている時間はない」

キョン「朝倉は…初めて俺が自分に素直になれた相手だった…最初は気づかなかったけど
    俺は朝倉涼子が好きなんだ!」

長門「…涼宮ハルヒ 転送スタンバイ…」



90 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/02/28(土) 00:01:58.37 ID:4yo1UaMv0

キョン「待ってくれ!長門!やめてくれ!!」

長門「転送開始…qawsedrftgjikolp;@:[」

キョン「長門やめてくれ!!!!!」




朝倉「…う〜ん」

92 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/02/28(土) 00:04:27.42 ID:4yo1UaMv0

キョン「…う〜ん…はっ!長門!」

朝倉「…うう…」

キョン「!!朝倉!しっかりしろ!朝倉!」

朝倉「……」

キョン「朝倉!俺だ!わかるか?朝倉!!」



95 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/02/28(土) 00:08:16.77 ID:4yo1UaMv0

朝倉「…キョン…?」

キョン「!!ハ…ハルヒなの…か?」

朝倉「…ここは?なんでアンタがいるの?」

キョン「朝…倉…!!!」

朝倉「…泣いてるの?」

99 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/02/28(土) 00:11:18.87 ID:4yo1UaMv0

キョン「…なんで…なんで何も言ってくれなか…たん…よ…」

朝倉「…」

キョン「どうしていつも俺はハルヒに振り回されなきゃならないんだ…」



キョン「俺が…何をしたっていうんだ…」


キョン「あ…さく…ら……ぅぅぅ」


103 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/02/28(土) 00:13:07.28 ID:4yo1UaMv0

朝倉「…私の為に泣いてくれてるの?」


キョン「!!朝倉!!」




朝倉「…ゴメン、ちょっと驚かそうとしただけなんだけど…」

106 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/02/28(土) 00:16:28.04 ID:4yo1UaMv0

キョン「…へ???」

朝倉「…ごめんなさい…キョン君があまりにも真剣だったから…」


ガバッ


朝倉「!ちょ!キョン君?」ドサッ

キョン「本当に…本当に朝倉なんだな???」



朝倉「…うん、本当に私…ありがとう、キョン君」ギュ

110 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/02/28(土) 00:19:52.33 ID:4yo1UaMv0

キョン「…いつから聞いてたんだ??」

朝倉「ごめん…長門さんを中継してただけで…あの、最初から…///」


キョン「!!」かぁぁぁ
   (なんてこった…恥かしい…恥ずかしすぎるぜ!!!)



朝倉「…でも、嬉しかった。あたしの事そんな風に考えてくれてたんだ」

111 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/02/28(土) 00:23:55.86 ID:4yo1UaMv0

キョン「いや、まああのだ、な…」かぁぁぁ

朝倉「私もキョン君から離れたくない…///」

キョン「朝倉…!そういえば、ハルヒはどうなったんだ?」

朝倉「…」

113 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/02/28(土) 00:29:22.92 ID:4yo1UaMv0

長門「…」

古泉「…どうやら我々の仕事はまだまだ当分続きそうですね」

みくる「…涼宮さん…どうなっちゃったんですか??」

長門「…涼宮ハルヒ自信に転送を拒否された…」

古泉「…どうやら、神様はアダムの為に自ら姿を消したみたいですね」

みくる「そんなぁ…じゃあキョン君…」

古泉「彼女自身が決めたことです。我々も最後まで見届けましょう」

長門「…」コクリ

114 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/02/28(土) 00:36:47.97 ID:4yo1UaMv0

朝倉(さっき…確かに一度涼宮さんは私に転送されてきた…)



朝倉『涼宮さん!』

ハルヒ『あれ?ここは??私さっきまで山猫になって優雅に散歩してたのに?』

朝倉『…』

ハルヒ『変な夢ねえ…なんか見えてきた?キョンじゃない?』


ハルヒ『あーあ…デレデレしちゃって…全くアイツは、いいわ、キョンはしばらくアンタに預けるわ』

朝倉『え?』

ハルヒ『あんなにデレデレしたなさけない男はしばらく見たくもないわ、もうちょっと大人になるまであんたしっかりあれを教育しときなさい!』

朝倉『あ!ちょっと!涼宮さん!!…消えた』

116 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/02/28(土) 00:39:24.93 ID:4yo1UaMv0

朝倉(でも…涼宮さんどこいったのかしら?)

キョン「…朝倉…よかった…」ギュウ

朝倉(…ま、いっか♪いまは…ね?)

117 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/02/28(土) 00:47:11.07 ID:4yo1UaMv0

〜時は経ってとあるマンション〜

キョン「ただいま〜」

涼子「お帰り、随分長くいってたのね?そんなに興味をそそられる本があったの?」

キョン「…ああ、ちょっと懐かしいのをみつけてな」

涼子「そう♪でも、遅刻したから御立腹よ?」



           「キョン!遅刻よ〜!!」

キョン「はいはい、すまんすまん」

娘「もう!遅刻は罰金なの!!ケーキにジュースになの!」

キョン「はいはい、分かってるよ」



118 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/02/28(土) 00:47:54.15 ID:4yo1UaMv0

涼子「うふふ♪相変わらずね、キョン君」

娘「早く連れてけなの!!」

キョン「はいはい、じゃあいこうか?」






          「ハルヒ」








                          完

123 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/02/28(土) 00:52:02.27 ID:4yo1UaMv0

分かりづらいのはわかってても書いてしまう…不思議

これにておしまいです。おありがとうございました



ツイート

メニュー
トップ 作品一覧 作者一覧 掲示板 検索 リンク SS:古泉「・・・だりぃ」