古畑任三郎があの村へやってくるそうです


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1 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします(神奈川県)[] 投稿日:2008/09/15(月) 22:11:45.45 ID:SfslvJND0

古畑 「え〜、「天災は忘れた頃にやってくる」ということわざがあります・・・。
    しかし、人災、つまり人が起す災いも忘れた頃にやってくるものです。
    どうやら常に災いには気をつけていなければならないようですww

    では、ここ、雛見沢村で災いの元になるのは何なのか・・・
    そして災いを受けるのは・・・・・・・・誰なのか」

3 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします(神奈川県)[] 投稿日:2008/09/15(月) 22:13:01.00 ID:SfslvJND0

注意!このスレでは「ひぐらしのなく頃に」の重大なネタバレが含まれています!

6 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします(神奈川県)[] 投稿日:2008/09/15(月) 22:14:57.75 ID:SfslvJND0

16日 午後 興宮署

大石 「熊ちゃん、今日は何日だっけ?」
熊谷 「今日は・・・16日っすねえ・・・綿流しのお祭りまであと3日ですか・・・」
大石 「はぁ・・・今年も祟りが起きちゃうのかなあ・・・。まぁ起きてくれた方が
    事件の手がかりはつかめるかもしれないけどねぇ・・・んっふっふ・・・w」
熊谷 「お・・・大石さん・・・!」
大石 「おっと、ちょっと不謹慎でしたかねえ・・・w失礼失礼w」

10 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします(神奈川県)[] 投稿日:2008/09/15(月) 22:16:17.03 ID:SfslvJND0

バタバタ
刑事 「大石さん、今大丈夫ですか?」
大石 「大丈夫ですよう。何か?」
刑事 「さっき駐車違反で切符切った男なんですけど・・・何か納得いかないらしくて
    ここまで乗り込んできたんですよ・・・ちょっと厄介で・・・」
大石 「・・・はぁ。全く・・・最近の若い者ときたら・・・」
刑事 「いや・・・それが若者ではなくてですね・・・」

11 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします(神奈川県)[] 投稿日:2008/09/15(月) 22:17:12.84 ID:SfslvJND0

古畑 「だぁかぁらぁ、何度も説明しているじゃないの。
    運転手はトイレに行ってて、もう一人はハンバーガーを買いに行かせてたんだよ!
    でもこの辺ちっともそういう店がないから遅くなっちゃったんだよ!」
西園寺「申し訳ありません・・・」
刑事 「ですから、そういう場合は一旦ホテルに戻っていただいて」
古畑 「だから・・・っああ。なんでコンビニとかを置いとかないんだい」
今泉 「古畑さん、もうやめましょうよ・・・」
古畑 「君は黙ってて」
大石 「あなたですか。さっきから往生際の悪いのは」
刑事 「あ、大石さん!お願いしますよ・・・!」
古畑 「いやあなたの部下、さっきから何にも理解してくれてない!」
今泉 「もうやめましょうって!」

12 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします(神奈川県)[] 投稿日:2008/09/15(月) 22:18:42.26 ID:SfslvJND0

大石 「・・・はぁ。少しばかりの罰金を払ってもらえればすむことじゃないですか」
古畑 「罰k・・・いやだからね!」
西園寺「古畑さん、私が支払いますから今日のところは・・・」
古畑 「そういう問題じゃないんだよ!」
大石 「・・・はぁ・・・。あなた、職業は?」
今泉 「あ、刑事です。古畑さんっていいます。有名な事件をいくつも解決した・・・」
大石 「・・・刑事?」
古畑 「いいんだよ今泉君そんなことは」
今泉 「ほら、SMAPの事件あったじゃないですか。解決したの、この人なんですww」
大石 「・・・すまっぷ・・・?」
西園寺「国民的アイドルだった男性5人組のグループです。ご存知ありませんか?」
大石 「いやぁ・・・私はそういうものには詳しくありませんからw
    シブがき隊くらいしかしりませんw」
古畑 「・・・・・・」
大石 「ええ・・・それよりもねぇ・・・」

13 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします(神奈川県)[] 投稿日:2008/09/15(月) 22:19:55.17 ID:SfslvJND0

大石 「ここへはお仕事で?」
古畑 「・・・(むすっ)」
西園寺「いえ、プライベートです。知り合いからこの場所を聞いてきました」
大石 「いつ頃までご滞在の予定で?」
西園寺「1週間ほどはいるつもりですが・・・」
大石 「・・・1週間・・・・・・」
古畑 「その話はいいんだよ。このままじゃ初日から最悪だよ・・・」
大石 「わかりました。今日のところは大目に見ましょう」
古畑 「ええ、本当ですかぁ?!・・・いやぁどうも申し訳ないww今後は気をつけますww
    なぁ、話せばわかってくれるもんだなあ、え? そう思わないかい?ww」
大石 「ただしですねぇ、条件付きになりますがよろしいでしょうかぁ?んっふっふww」
古畑 「条件・・・?」

18 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします(神奈川県)[] 投稿日:2008/09/15(月) 22:21:12.74 ID:SfslvJND0

興宮 エコノミーホテル

今泉 「古畑さん!ここのベッドふかふかですよ!ほら、こんなに高くジャンプできる!」
ぽいんぽいん
古畑 「やめなさい、子供じゃないんだから」
西園寺「どう思いますか?」
古畑 「んん?雛見沢連続怪死事件のことかい?まだなぁんにも聞いてないからねえ・・・
    んん〜〜 しかしいいホテルだ」
西園寺「少し内装のイメージが古いですが綺麗ですね」
古畑 「とにかく何にも知らないわれわれに依頼するくらいだからねえ・・・
    けっこう難事件かもしれないよ?
    それにこの町は聞いた以上に何もないwwいい退屈しのぎになりそうだ」
西園寺「明日の午後5時に村にある神社で待ち合わせでしたね」
今泉 「明日は時間まで村を歩きましょうよ!綺麗な村だって聞いてますよ!」
古畑 「・・・・・・はぁ」

19 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします(神奈川県)[] 投稿日:2008/09/15(月) 22:22:53.90 ID:SfslvJND0

17日 雛見沢村

古畑 「今何時だい西園寺君」
西園寺「午後3時を回ったところです」
古畑 「早すぎるよ・・・退屈だ」
今泉 「いいじゃないですかww空気も綺麗だし!いいところだなぁ!やっほーーーー!」
西園寺「今泉さん、ここは山ではありませんからやまびこは返ってきませんよ」
今泉 「わ、わかってやってたんだよ!君はでしゃばりだな」
西園寺「・・・・・・」
古畑 「どこか腰掛けられるところはないかなぁ・・・」
西園寺「・・・ここ一帯何もないですね・・・」
今泉 「あ、あの建物はなんだろう!行ってみよう!」
たたたた
西園寺「今泉さん!勝手に入ってはまずいですよ!」
古畑 「・・・仕方ない。行こうか」

24 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします(神奈川県)[] 投稿日:2008/09/15(月) 22:24:05.93 ID:SfslvJND0

雛見沢分校

古畑 「すみませぇん!・・・・・・
    ・・・勝手に上がって・・・」
西園寺「今泉さんの靴もあります・・・
    下駄箱がありますが、ここはどうやら学校のようですね」
古畑 「・・・仕方ない上がろう。すみませぇん!」

魅音 「あれ、あの人たちおじさんの知り合い?」
今泉 「そうだよ!古畑さぁん!」
古畑 「今泉君何をしているんだい・・・。あ、どうもwwうちの部下が申し訳ないww」

29 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします(神奈川県)[] 投稿日:2008/09/15(月) 22:27:00.13 ID:SfslvJND0

梨花 「・・・おじさんたちは誰なのですか?」
今泉 「今泉っていうんだ!小さいほうが部下の西園寺で、
    黒い服着た人が上司の古畑さん!刑事なんだ!」
梨花 「刑事・・・なのですか・・・!?」
レナ 「刑事さん、ってことは大石さんの知り合いなのかな?かな?」
古畑 「いやぁ、東京から来ましたwwここは実にいいところですw」
圭一 「魅音!」
魅音 「くっくっく・・・わかってるって・・・。おじさんたち、一緒にゲームしない?」

30 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします(神奈川県)[] 投稿日:2008/09/15(月) 22:28:14.97 ID:SfslvJND0

西園寺「ゲーム?」
詩音 「はい。私たち、ここで放課後、部活と称してゲームをしてるんですよ。
    昨日沙都子が開放されたことですし、私たちも大人数で楽しくやりたいのでw
    ご一緒してみます?」
沙都子「をーっほっほ!でもご無理なさらないことですわ!ここでわたくしのトラップを見たら
    落ち込んで刑事を辞めてしまうかもしれませんわ!」
レナ 「はぅ〜、侮っちゃだめだよ?相手は本職の刑事さんだよ?」
古畑 「・・・どんなゲームをするんだい?w」
魅音 「古畑さん乗り気だねえ・・・wいいよ!ジジ抜きで勝負しようじゃないか!
    みんないいかい?これは練習じゃないよ!部活メンバーの凄さ、みせてやろうじゃないか!」
レナ・圭一・詩音・沙都子「「「「おお〜!☆」」」」
梨花 「・・・」
西園寺「いいんですか、古畑さん」
古畑 「いい暇つぶしになるじゃないかw」

32 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします(神奈川県)[] 投稿日:2008/09/15(月) 22:29:30.09 ID:SfslvJND0

今泉 「ちょうどいいなあ!僕、トランプ持ってきたんだ!」
魅音 「ああ、ごめん!いつも部活で使ってるこのトランプでもいい?」
圭一 「くっくっくw魅音、容赦ないなw」
古畑 「・・・・・・」
西園寺「じゃあみんなどうしようか。私たちが入ると人数が多すぎてしまうけど・・・」
古畑 「まずは今泉君から相手になってやりなさい。順番にやろうか」
今泉 「ええ、いいんですかあ!?おじさん本気出しちゃうよ?」
梨花 「本気を出したほうがいいと思いますです。負けたらこわ〜い罰ゲームが待っているのです」
今泉 「いいよ!僕はね、将棋が得意だから!ジジ抜きだって負けないよ!!?ww」
西園寺「今泉さん、以前に僕と将棋を指したとき、駒を全部取られて負けてませんでしたか?」
今泉 「うるさいなあ。僕は古畑さんより・・・」
ぺちっ
今泉 「いたっ!何するんですかぁ!!」
古畑 「ほらカードが配られてるよ」

34 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします(神奈川県)[] 投稿日:2008/09/15(月) 22:30:45.54 ID:SfslvJND0

30分後

沙都子「これで上がりですわ!をーっほっほ!口ほどにもございませんわね!」
今泉 「・・・・・・」
魅音 「くっくっく・・・今泉さんのカードを右から当ててあげようか・・・
    ハートのQ!同じく9!クローバーの3!あとは・・・」
今泉 「や、やめてよお!!・・・レナちゃんは・・・そんなのわかってないよね・・・?」
レナ 「ごめんね今泉さん、これがダイヤのエースだよね?あがりっ☆」
今泉 「うわああああああああああああ!!」
西園寺「今泉さん。これで5連敗ですよ」
今泉 「おかしいよおこれ!監視カメラか何かついてるんじゃないの!?」
梨花 「今泉はかわいそかわいそなのです。にぱ〜☆」
なでなで
詩音 「西園寺さんもやります?」
西園寺「・・・今泉さん、僕と代わってください」

36 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします(神奈川県)[] 投稿日:2008/09/15(月) 22:31:45.52 ID:SfslvJND0

15分後

圭一 「よっしゃあ!これで上がりだぜぇ!」
西園寺「・・・参りました」
古畑 「んっふっふwwだらしがないよ君たち。私がやろう」

37 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします(神奈川県)[] 投稿日:2008/09/15(月) 22:32:46.05 ID:SfslvJND0

午後5時前 古手神社の前

古畑 「んっふっふっふっふwwwww」
今泉 「笑わないでくださいよ!」
古畑 「いや似合ってるよその格好wwwんっふっふwww」
西園寺「・・・・・・・・・・・・・・・・・・w」
今泉 「西園寺君、君は僕の、後輩だったよね?」
西園寺「・・・申し訳・・・ありません・・・」
圭一 「なぁ、ゲストに対してこんな罰ゲームはやりすぎなんじゃないのか?」
レナ 「そうだよぉ・・・せっかく遊びに来てくれたのに・・・」
梨花 「でもレナはまたお持ち帰りしようとしてたのです」
レナ 「はぅ〜☆だって今泉さんすっごくかぁいいんだもん!」
沙都子「それに部活では罰ゲームは絶対ですのよ!」

39 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします(神奈川県)[] 投稿日:2008/09/15(月) 22:34:45.21 ID:SfslvJND0

古畑 「ふふふwww竜宮さんは変わった趣味をお持ちのようでww」
魅音 「でも私は正直古畑さんにこの格好をしてほしかったなぁ!w」
詩音 「その点ではお姉に同感です。古畑さん初めて部活に参加したのに・・・」
圭一 「古畑さんなんで全然負けなかったんだ?」
古畑 「んっふっふwwたまたまですw」

西園寺「古畑さん、なんで運のゲームだというのにあれほど勝てたんですか?」
古畑 「ん〜?あとでゆっくり教えてあげるよ。おや、大石さんだ」

41 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします(神奈川県)[] 投稿日:2008/09/15(月) 22:36:15.25 ID:SfslvJND0

大石 「古畑さん!いやぁ、お待たせしました!祭りの会議がようやく終わりましてw」
古畑 「いやいや、われわれもちょうどいい時間でしたw
    近いうちにお祭りがあるんですか?」
大石 「毎年この古手神社で村全体で催す祭りをやっていましてねぇ
それも連続怪死事件に関わることなのですが・・・」
西園寺「お祭りがですか?」
大石 「ええ。立ち話もなんです、興宮にいいレストランがあるんですよ
    若い子がたくさんいる店なんですがねwwんっふっふww」
古畑 「え〜 刑事が話していてはおかしい場所でなければww
    今泉君、早くホテルに戻って着替えなさい。見てるこっちが恥ずかしいよ」

42 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします(神奈川県)[] 投稿日:2008/09/15(月) 22:37:31.08 ID:SfslvJND0

エンジェルモート

大石 「どうですwwここはデザートが美味しいんですよ。
    もっとも美味しいのは食べ物だけではありませんがねwwんっふっふw」
古畑 「いや〜wなんだかいけないことをしている気分ですww
    どれにしようかな。すみません、えーこのヨーグルトパフェをひとつ」
西園寺「なぜかこの店内だけはある意味近代的ですね」
ばたばた
今泉 「古畑さぁん!ひどいですよ!」
古畑 「遅いよ今泉君」
大石 「では役者がそろったところで話させていただきましょう。
    雛見沢連続怪死事件について」

44 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします(神奈川県)[] 投稿日:2008/09/15(月) 22:38:31.71 ID:SfslvJND0

大石 「・・・・・・これが雛見沢連続怪死事件です」
古畑 「・・・なるほど・・・
    1年目にダム建設の現場監督が殺され、その主犯格の一人が見つからない
    2年目に北条沙都子さんのお父さんが亡くなり、お母さんの遺体が見つからない
    3年目に御三家を担う古手さんの旦那さんが亡くなり、自殺した奥さんの遺体が見つからない
    4年目に北条沙都子さんの叔母が殺され、北条沙都子さんのお兄さんが見つからない・・・」
西園寺「北条さんの親族が狙われるケースが多いですね」
大石 「その理由に関しては先ほど話したとおり、北条家がダム推進派だったことが
    考えられるでしょう。お陰で祟りだと騒ぐ奴が出る始末でw」
今泉 「それならモゴ決まりじゃないか!祟りだよ祟り!ぱくぱく」
西園寺「今泉さん、ケーキ食べすぎですよ・・・」

46 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします(神奈川県)[] 投稿日:2008/09/15(月) 22:39:33.81 ID:SfslvJND0

古畑 「3年目の古手さんの奥さんは自殺で間違いないんですか?」
大石 「その可能性が一番高いですが・・・。
    沼の淵から古手さんの物であるそろえられた靴と遺書が」
古畑 「なるほど・・・そして5年目が・・・」
大石 「例年通りに事件が起きるとなると、今年の綿流しのお祭りの日になります・・・」
古畑 「なるほど・・・いやぁ・・・これは実に興味深い事件ですwwんっふっふwww」
大石 「そうでしょうwwんっふっふwww」
今泉 「んっふっふwwさあ西園寺君も一緒に!んっふっふww」
西園寺「・・・・・・」

48 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします(神奈川県)[] 投稿日:2008/09/15(月) 22:40:15.13 ID:SfslvJND0

古畑 「何か疑わしい人間などは村にいたりは・・・」
大石 「実はですね・・・雛見沢御三家の1つを担う、園崎家の中に、ヤクザである園崎組の
    幹部がいまして・・・私は園崎の人間があやしいかと睨んでいるんですがね」
古畑 「・・・なるほど・・・w園崎組は村人の中に何人かいるんですかぁ?」
大石 「いや、おそらくはいないかと・・・」
古畑 「そうですか・・・ ありがとうございましたw」
大石 「何かわかりましたらこちらまで。期待してますよ、古畑さん!」
古畑 「・・・w(にっこり)」

49 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします(神奈川県)[] 投稿日:2008/09/15(月) 22:41:00.91 ID:SfslvJND0

帰り道

古畑 「西園寺君、どう思う?」
西園寺「・・・難しい事件です・・・。この事件には動機が見当たりません」
古畑 「・・・正直、あれだけの情報だと考えられることはかなり限られてくるねぇ・・・」
今泉 「いいじゃないですか。今は休暇で来てるんだし。楽しみましょうよ!」
西園寺「今泉さんはこの事件の真相が気にならないんですか?」
今泉 「なんで?」
西園寺「・・・連続怪死事件ですから・・・今年も起きてしまうかもしれませんし・・・」

鷹野 「あの・・・失礼ですが、雛見沢連続怪死事件にご興味を?」
西園寺「・・・なんでしょう」
富竹 「ちょ・・・ちょっと・・・そんな声をかけちゃダメだよ・・・!」

50 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします(神奈川県)[] 投稿日:2008/09/15(月) 22:41:45.33 ID:SfslvJND0

鷹野 「いえ・・・先ほど『事件の真相』などの声が聞こえたもので・・・お教えしようかとw」
西園寺「事件についてなにかご存知なんですか?」
富竹 「鷹野さん・・・!別の土地の人間に話すのはどうかなぁ・・・ははは」」
古畑 「・・・あの・・・あなたは」
鷹野 「鷹野三四です。雛見沢村の診療所で看護婦を」
富竹 「僕は富竹!フリーのカメラマンさ!・・・すみません、突然・・・ほら、鷹野さん」
古畑 「あの・・・連続怪死事件の真相について何か・・・」
鷹野 「ええ・・・wwこの事件・・・犯人なんていませんわwくすくす・・・」
古畑 「・・・少しお話を伺ってもよろしいですか?」

52 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします(神奈川県)[] 投稿日:2008/09/15(月) 22:42:30.20 ID:SfslvJND0

一時間後 図書館

西園寺「では村人は一連の事件を鬼の仕業と考えていると・・・」
鷹野 「そういう人も多いでしょうねぇw。特に老人の方たちとか・・・」
古畑 「んっふふww・・・なるほどwそうですかww」
今泉 「これで解決ですね!犯人はオヤシロ様!間違いないよ」
富竹 「古畑さんはどうお考えなんですか?」
古畑 「え〜・・・んふふふww私の意見はここでは申し上げにくいですね・・・w」
鷹野 「あら、古畑さんはこれは人間の仕業だと?」
古畑 「え〜・・・ww はいw 村の中に、事件と関連していそうな団体があったりは・・・」
鷹野 「・・・くすくすwありますわねw」
古畑 「お教え願えますか?」
鷹野 「・・・小此木造園と、入江診療所。かしら?」
富竹 「・・・!!」

54 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします(神奈川県)[] 投稿日:2008/09/15(月) 22:43:45.73 ID:SfslvJND0

西園寺「・・・確か鷹野さんは診療所に勤めているとおっしゃっていたように思いますが・・・」
鷹野 「ええ。私が勤めているのが入江診療所ですわ」
古畑 「ん〜・・・wwその理由は・・・w」
鷹野 「この村にはそれくらいしか団体と呼べるものはありませんものw」
古畑 「・・・wwなるほどw貴重なお話ありがとうございました」
鷹野 「いいえ。ジロウさん、私たちも行きましょう」
富竹 「あ、ああ・・・」

富竹 「・・・鷹野さん、ああいう誤解を招く発言はどうかと思うなぁ・・・w」
鷹野 「あら、私嘘は言っていないんじゃない?w(後々入江に疑いをかけるためにも
    言っておきたかったし・・・くすくすw)」

55 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします(神奈川県)[] 投稿日:2008/09/15(月) 22:44:45.86 ID:SfslvJND0

帰り道

富竹 「古畑さんも同じホテルだったんですね。いいホテルです。
    僕はここに来てからこのホテルしか利用したことはありませんがww」
古畑 「そうですかwwいいホテルです。富竹さんはここの方じゃないんですか?」
富竹 「ええ。僕はカメラマンとして各地を回っています。でもこの雛見沢には
    他の場所では撮れないような景色がたくさんあります。すばらしい場所です」
古畑 「よくここには来られるんですか?」
富竹 「年に何度かですが、毎年来ていますよ。今年も綿流しのお祭りは楽しみです」
古畑 「そうですかw私も期待しています・・・おや、もうホテルか
    それでは私はこれから村に行きますのでw今度私の写真もお願いしますww」
富竹 「ええw・・・僕なんかでよければいつでも富竹フラッシュ!でw・・・ははは。では」

56 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします(神奈川県)[] 投稿日:2008/09/15(月) 22:45:45.62 ID:SfslvJND0

18日 昼 入江診療所

入江 「次の方どうぞ〜!」
鷹野 「・・・あら、古畑さんじゃない・・・w」
古畑 「んっふっふww 昨日はどうもww」
入江 「鷹野さん、お知り合いの方ですか?」
鷹野 「古畑さんっていうの。昨日この村の歴史についてお話して
    差し上げたのよw 古畑さん、こちら、所長の入江先生」
古畑 「古畑ですww」
入江 「はじめまして、入江と申します。今日はどうされました?」
古畑 「少しのどが痛くてですね・・・w」
入江 「それはいけない」

58 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします(神奈川県)[] 投稿日:2008/09/15(月) 22:46:31.12 ID:SfslvJND0

入江 「・・・腫れてはいないようですね・・・。一応お薬を出しておきます」
古畑 「ありがとうございます・・・w しかし綺麗な診療所だぁ・・・w
    まだこの診療所は出来たばかりで?」
入江 「できてから7年になりますが・・・ここまで綺麗なのはスタッフのお陰です」
鷹野 「スタッフが働けるのも入江先生の人徳ですわw
    そういえば古畑さん。連続怪死事件については何かわかったのかしら?」
入江 「・・・鷹野さん、そのことも話したんですか?」
鷹野 「事件については私じゃない誰かに聞いたみたいですわねw で、どうですか?」
古畑 「・・・ん〜ふふふふww非常に難しい事件ですただ・・・」
鷹野 「・・・・・・」
古畑 「今までの4つの事件で1つの事件だけ、例年にないおかしな点があります・・・」

63 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします(神奈川県)[] 投稿日:2008/09/15(月) 22:48:30.43 ID:SfslvJND0

鷹野 「おかしな点・・・?」
古畑 「・・・3年目の古手夫妻の事件・・・これなんです
    3年目は、古手さんの奥さんが自殺しているのですが・・・少し気ひっかかることが」
鷹野 「・・・・・・」
古畑 「まず古手さんの旦那さんが倒れてから亡くなるまでの20分の間に、奥さんは失踪
    そして、鬼が淵沼の周りから遺書と履物が見つかった・・・早すぎると思いませんか?」
入江 「・・・・・・確かにそうですが・・・」
古畑 「そしてですね、旦那さんが倒れてから20分の間に自殺を決意したとなるとかなり
    気が動転していたと考えられますしかし、遺書は残し、履物はそろえてあった・・・
    もし本当に気が動転していたのなら、遺書はともかく履物を履いたまま飛び込みます
    それに、入水自殺の難しさなどから考えても明らかに自殺ではなく他殺です」
鷹野 「・・・くすくす・・・なるほど・・・w」

64 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします(神奈川県)[] 投稿日:2008/09/15(月) 22:49:32.16 ID:SfslvJND0

古畑 「何よりですね、3年目の事件だけ、『失踪』ではなく、『自殺してその遺体がみつからない』
    とされている・・・こ れ はあまりに不自然ですw」
鷹野 「・・・そうするとどういうことになるのかしら・・・?」
古畑 「自殺に見せかけなくても、消してしまえば祟りはおきたことになるのですが
    わざわざ自殺に見せかけた。つまりこの事件で、
    『綿流しのお祭りの日には1人が消え1人が死ぬ』
    と『はっきりと』決定づけようとした・・・。明らかに村の人間の考えです
    そして・・・同じように1人の人間が奥さんを殺害し、自殺に見せかけるのを
    短時間で行うのは不可能だ・・・組織的な犯罪で間違いないでしょう・・・」
鷹野 「・・・だから昨日、村にある団体について聞いたのねw」
古畑 「・・・・・ww 長居をして申し訳ありません・・・wでは・・・」
入江 「・・・・・・いえ・・・」

古畑 「あ、入江先生、もう一つだけ・・・ここの地下にはいったい何が・・・?」
入江 「!!」

65 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします(神奈川県)[] 投稿日:2008/09/15(月) 22:50:31.80 ID:SfslvJND0

古畑 「いや、この診療所は場所によって足音の響き方が違う場所がございまして・・・
    何があるのかと・・・」
入江 「・・・いや、ここには地下室なんてないですよww
    そんな大掛かりなものをこんな村にはつくりませんww」
古畑 「そうですか・・・wでは失礼いたしますww」
バタン

鷹野 「・・・・・・w」

68 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします(神奈川県)[] 投稿日:2008/09/15(月) 22:51:49.85 ID:SfslvJND0

18日 夜 入江診療所外

小此木「・・・雛、どうしたんですか。こんな時間に呼ばれるのは珍しい」
鷹野 「梨花ちゃんが私たちに用があるらしいの・・・」
富竹 「何だろうね・・・。研究について言いたいことがあるのかな・・・」
鷹野 「・・・・・・小此木、最近梨花ちゃんの様子はどうなの?」
小此木「・・・一緒に暮らしている北条の娘同様おかしな様子は・・・」
鷹野 「・・・!小此木!」
小此木「・・・!」
古畑 「・・・あの・・・どうもすみません・・・ww道に迷ってしまったようで・・・ww」

70 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします(神奈川県)[] 投稿日:2008/09/15(月) 22:53:00.36 ID:SfslvJND0

小此木「・・・あんたはどちらさんで?」
古畑 「古畑と申します・・・ 興宮にはどの道を行けばいいか教えていただけますか・・・?」
小此木「その道を曲がってまっすぐ行けばつきますんね!」
古畑 「ああ、どうもw えー、あなた、小此木さん?」
小此木「そうだけんど、どうして名前を・・・」
古畑 「今鷹野さんに呼ばれているのお聞きして・・・ひょっとして小此木造園の・・・?」
小此木「そうですんね。よおくご存知でw」
古畑 「いやぁ、学校に機材が置いてあったので、子供にどこの機材か聞いたところ小此木造園
    という答えが・・・ 場所に苦労なさっているようで・・・w」
小此木「ええ・・・まぁ・・・」
古畑 「しかしいい体つきをしていらっしゃる・・・ やはり肉体労働をしていると健康にも
    よろしいんですか?」

72 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします(神奈川県)[] 投稿日:2008/09/15(月) 22:53:59.80 ID:SfslvJND0

小此木「・・・そうね。毎日外ン出て働いていれば自然とこうなりますわ」
鷹野 「小此木造園は村で唯一の造園所だから、仕事はみんなこの人を通して
    行なわれているのよ・・・」
古畑 「それはまたお忙しいww いつからここでお仕事を・・・?」
小此木「昭和51年からですわwもう7年になりますんね」
古畑 「7年・・・そうですかぁ・・・しかし・・・どうしてまたこんな・・・えー、
    都会から離れたところでお仕事を?」
小此木「・・・はぁ・・・?」
古畑 「いや、ここは造園するまでもなくもう緑がいっぱいなので・・・」
鷹野 「・・・・・・」
小此木「・・・・・・」

73 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします(神奈川県)[] 投稿日:2008/09/15(月) 22:55:15.82 ID:SfslvJND0

小此木「・・・・・・・・・古畑さん」
古畑 「はい?」
小此木「田舎だからこそですわ。私ら、枝が伸び切ってる木ぃ見とれんのですわ」
古畑 「なるほど・・・・・・ 素人考えでして・・・w」
小此木「田舎だからこそ出るやる気もありますわ!・・・・・・あ」
梨花 「古畑・・・・・・どうしたのですか?」
古畑 「あ〜、あなたは・・・古手さん」

74 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします(神奈川県)[] 投稿日:2008/09/15(月) 22:56:00.28 ID:SfslvJND0

梨花 「お久しぶりなのです。にぱ〜☆」
富竹 「どうしたんだい、僕たちに用って・・・」
梨花 「・・・・・・ごめんなさいです。明日また来るので、そのときに話すのです」
古畑 「・・・お邪魔してしまったようで・・・」
鷹野 「くすくすwいいわ。気にしないで。また明日待ってるわ、梨花ちゃん」
梨花 「ごめんなさいなのです・・・僕はこれで帰るのです」

76 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします(神奈川県)[] 投稿日:2008/09/15(月) 22:57:15.56 ID:SfslvJND0

夜 帰り道

梨花 「送ってもらってありがとうございますです」
古畑 「いえいえ・・・私こそ邪魔してしまって・・・w」
梨花 「・・・・・・」
古畑 「・・・・・・」
梨花 「古畑は東京の刑事なのですか?」
古畑 「え〜、はい」
梨花 「・・・赤坂、という人を知ってますですか?」
古畑 「・・・実はこの場所を紹介してもらったのは彼でして・・・w 彼の言うとおり
    ここはいいところです・・・w」

77 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします(神奈川県)[] 投稿日:2008/09/15(月) 22:58:15.29 ID:SfslvJND0

梨花 「!・・・・・・赤坂の知り合いなのですか・・・奥さんと子供は元気なのですか?」
古畑 「はい、綺麗な奥さんで・・・ww お子さんも元気です」
梨花 「・・・・・・」
古畑 「・・・・・・あの、何か・・・」
梨花 「古畑の実力はジジ抜きで知っていますですし、赤坂の知り合いということで信頼も
    できますです」
古畑 「・・・・・・」
梨花 「今年の綿流しのお祭りの日・・・富竹が殺され、鷹野が消えるのです」

78 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします(神奈川県)[] 投稿日:2008/09/15(月) 22:59:15.40 ID:SfslvJND0

古畑 「・・・・・・え〜、その話はどこでお聞きに・・・」
梨花 「言えないのです。もう決まっていることなのです」
古畑 「・・・・・・先ほどはそれをお伝えに・・・」
梨花 「でも・・・信じてもらえなかったかもしれないのです・・・」
古畑 「・・・何か2人が被害にあう理由などは・・・・・・」
梨花 「・・・・・・僕が2人を祭具殿に入れたのです」
古畑 「・・・祭具殿・・・」
梨花 「とても神聖な場所で、決して入る事を許されない場所なのです。
    それを犯すと、オヤシロ様の祟りがあると言われていますです」
古畑 「・・・祭具殿に入れて欲しいといったのは鷹野さんの方・・・」
梨花 「そうなのです。富竹はびくびくにゃーにゃーだったのです」
古畑 「・・・www そうですかww」

81 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします(神奈川県)[] 投稿日:2008/09/15(月) 23:00:30.39 ID:SfslvJND0

梨花 「・・・・・・古畑」
古畑 「はい」
梨花 「この事件の真相を暴いて欲しいのです・・・いったい誰がこんなことをしているのか・・・」
古畑 「・・・はいw」
梨花 「・・・・・・ここまでで大丈夫なのです。ありがとうございましたなのです!にぱ〜☆」
古畑 「ww ではw」


18日 深夜 興宮エコノミーホテル

西園寺「古畑さん、遅かったですね」
古畑 「西園寺君、富竹さんについて調べて欲しいことがあるんだよ」

83 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします(神奈川県)[] 投稿日:2008/09/15(月) 23:02:00.50 ID:SfslvJND0

19日 昼 入江診療所

入江 「ふう・・・これで診察は終わりですね・・・!」
鷹野 「お疲れ様ですわ。今日はいよいよ綿流しのお祭りね」
入江 「そうですね・・・!・・・今年こそは何も起きなければいいのですが・・・
    私、着替えてきますので・・・」
鷹野 「はい・・・
    ・・・あら・・・最近よくお会いしますわね」
古畑 「・・・どうも・・・もう診察のほうは・・・」
鷹野 「ごめんなさい、もう今日は終わってしまったの・・・」
古畑 「・・・そうですか・・・ww それは残念です・・・」

85 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします(神奈川県)[] 投稿日:2008/09/15(月) 23:03:15.42 ID:SfslvJND0

鷹野 「・・・今日のところは・・・」
古畑 「ああ、すみませぇん、少し鷹野さんにお尋ねしたいことが2、3ございまして・・・」
鷹野 「くすくす・・・ 何かしら」
古畑 「え〜、小此木さんとは仲のいい間柄で?」
鷹野 「・・・・・・それはどうしてかしら?」
古畑 「え〜、昨日小此木さんを〜呼び捨てでw呼んでいたのを聞きまして・・・」
鷹野 「・・・・・・」
古畑 「それとですね・・・お話を伺ったところ、小此木造園と入江診療所が出来た年が
    同じだったんですが・・・それについては何か理由があったりとかは・・・?」
鷹野 「・・・・・・あら、そうだったの。偶然ね」
古畑 「え〜・・・実はまだありまして・・・」
鷹野 「・・・・・・」

88 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします(神奈川県)[] 投稿日:2008/09/15(月) 23:04:30.22 ID:SfslvJND0

古畑 「小此木造園と入江診療所が出来た年からですね、富竹さんが
    この村に来始めているんですねぇ・・・これについてもご存じないでしょうか・・・」
鷹野 「・・・初耳ね」
古畑 「しかもですね富竹さん、ホテルの宿泊記録によりますと、フリーカメラマンであるにも
    かかわらず、1年のうちに必ず4回しかもきっかり3ヶ月おきにしか
    こられないんです・・・ちなみに富竹さんとはどういったご関係で・・・?」
鷹野 「・・・恋人同士・・・ってとこかしら。くすくす・・・」
古畑 「・・・そうですか・・・w お疲れのところ申し訳ありません・・・」
鷹野 「・・・また面白い話があったら教えてくださる・・・?」
古畑 「・・・んふふふww はいw」
鷹野 「それではまた・・・」
古畑 「あ、鷹野さんもうひとつだけ・・・」

91 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします(神奈川県)[] 投稿日:2008/09/15(月) 23:06:15.36 ID:SfslvJND0

鷹野 「・・・何かしら」
古畑 「・・・あなた、富竹さんと一緒に祭具殿に入られたそうじゃないですか・・・ww
    あれはいただけない・・w」
鷹野 「・・・あら、梨花ちゃん、誰にも言うなって自分で言ったくせに・・・
    知的好奇心を抑えきれなくて・・・梨花ちゃんに頼んでしまったの」
古畑 「え〜、これであなた方は今年の祟りに遭う理由が出来てしまいました・・・」
鷹野 「・・・・・・」
古畑 「ぜひともお気をつけください・・・。それでは・・・w」

92 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします(神奈川県)[] 投稿日:2008/09/15(月) 23:07:15.83 ID:SfslvJND0

19日 綿流しのお祭り

今泉 「うわぁ!お祭りなんて久しぶりだなぁ!」
西園寺「雛見沢にきて初めてこんなにたくさんの人を見ましたね」
古畑 「しかし大きなお祭りだぁ・・・酢豚を売ってたりは・・・」
西園寺「さすがにないのではないでしょうか」
今泉 「古畑さん!わたあめ買ってきましたよ!・・・ああおいしいなあ!!」
古畑 「全くw西園寺君も食べなさい」
西園寺「それでは頂きます」
レナ 「あ、古畑さん!」

93 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします(神奈川県)[] 投稿日:2008/09/15(月) 23:08:15.54 ID:SfslvJND0

圭一 「お久しぶりです!」
古畑 「・・・w このあいだはどうもw」
魅音 「くっくっく・・・しかし今泉さん、ジジ抜きの時にはひどい目にあったねぇ・・・」
今泉 「それは君たちがすごく強いせいだろお!」
古畑 「いやぁ、この前は楽しかったwwどうもありがとうございましたw」
梨花 「古畑は強いからつまんないのです」
詩音 「今も部活メンバーで争ってるんですけど、どうします?今泉さんリベンジします?」
今泉 「いやあははwwもう勘弁してよww」
圭一 「よぉし!次はカキ氷早食い対決だ!!今泉さんも買った買った!」
今泉 「カキ氷の早食い・・・そうだ!これなら・・・!」

95 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします(神奈川県)[] 投稿日:2008/09/15(月) 23:09:00.39 ID:SfslvJND0

西園寺「いいかいみんな、よーい、はじめ!」
シャカシャカシャカシャカ
西園寺「今泉さん、そんなに早く食べて頭が痛くならないんですか?」
今泉 「なんだぁ、知らないの西園寺君、こうやって
    カキ氷器をおでこに当てると痛くならないんだよ」
西園寺「・・・今泉さん、その器発泡スチロール製ですから、効果はないと思いますよ?」
今泉 「え?ぁぁぁぁぁああああああああああ!!!!!!」
古畑 「んっふっふっふwwwwwwww」
西園寺「古畑さん、鷹野さんと富竹さんを尾行しなくてもいいんですか?」
古畑 「・・・尾行すれば確実に犯人を捕まえることが出来る・・・しかし危険すぎるんだよ・・・」
西園寺「危険、というのは・・・?」

97 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします(神奈川県)[] 投稿日:2008/09/15(月) 23:10:15.15 ID:SfslvJND0

古畑 「前にも言ったようにこれは組織的な、しかもかなり高い技術を持つ組織の犯行だ・・・
    そうじゃないと古手さんの奥さんを短時間で消し去って自殺に見せかけるのは不可能。
    それだと、もし尾行が見つかった場合、消されるのは間違いない・・・」
西園寺「しかし・・・それだと富竹さんが・・・」
古畑 「・・・・・・私たちには犯人を捕まえることしかできないんだ・・・
    今は動けない・・・」
西園寺「・・・・・・そうですね・・・」

魅音 「また今泉さんの負けだねwwさすが我が部活メンバーw」
今泉 「・・・・・・・・・(きーん)・・・・・・」
古畑 「今泉君、なにやってるんだい、もう行くよ!」
圭一 「仕方ない、今日のところは勘弁してやるとするか!」
レナ 「また何かあったら遊ぼうねー!」

100 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします(神奈川県)[] 投稿日:2008/09/15(月) 23:12:15.46 ID:SfslvJND0

19日 深夜 入江診療所

富竹 「それは・・・H173!!バカな!すべて廃棄したはず・・・うっ!!」
がくっ
小此木「眠らせました」
鷹野 「・・・くすくす・・・ さようなら、ジロウさんw」
ちくっ ちゅーっ←富竹死亡
鷹野 「これより、終末作戦を開始します!」
山狗 「雛、道中お気をつけて」
鷹野 「気をつけるほどの道でもないわ」
小此木「それと雛・・・古畑という男はどうしますんね?消しますか」

110 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします(神奈川県)[] 投稿日:2008/09/15(月) 23:16:09.77 ID:SfslvJND0

まちがえた・・・orz


鷹野 「くすくす・・・放っておきなさい」
小此木「え・・・しかし・・・」
鷹野 「私が神になるための最後の試練よ。あれしきの男に勝てなければ神になどなれないわ」
小此木「・・・了解しましたんね」

鷹野 車に富竹を積んで移動開始

113 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします(神奈川県)[] 投稿日:2008/09/15(月) 23:19:30.29 ID:SfslvJND0

日付変わって20日 深夜 興宮に続く道

鷹野 「くすくす・・・始まるわ・・・終末作戦が・・・・・・!
    これによって私は、そしておじいちゃんは神になるのよ・・・!
    ・・・・・・・・・・・!!!!」

キキーッ!

鷹野 「・・・・・・あら・・・くすくす・・・」
古畑 「・・・どうも・・・w」

116 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします(神奈川県)[] 投稿日:2008/09/15(月) 23:21:30.38 ID:SfslvJND0

鷹野 「どうしたのかしら、こんなところで・・・」
古畑 「必ずここを通ると思っておりましたw・・・興宮へ抜ける道はここしかありません・・・」
鷹野 「・・・私を待っていてくれたのね・・・ うれしいわ・・・」
古畑 「・・・あなた、富竹さんと祭具殿に入ったのは
    祟りに遭う理由を作るためでしたね・・・?」
鷹野 「・・・くすくす・・・おっしゃっている意味が・・・w」
古畑 「そして、あなたと小此木さんの関係・・・。小此木さんへの態度は
    小此木さんがあなたの部下であると考えると説明がつきます・・・」
鷹野 「つまりこういうことかしら・・・? 雛見沢連続怪死事件の犯人は私で
    実行犯は小此木造園の者と・・・?」

117 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします(神奈川県)[] 投稿日:2008/09/15(月) 23:23:30.33 ID:SfslvJND0

古畑 「小此木造園の方たちには違和感だらけでした・・・。造園所の職員にしては
    体つきはいいですし、きびきびした対応をします・・・。職人気質な方も
    見られません」
鷹野 「・・・それで・・・?」
古畑 「あなたは富竹さんを殺害し・・・・・ww そして・・・
    鷹野さんがこのまま失踪する・・・こ れ で今年の祟りは完成です・・・w」
鷹野 「あら、怖いことを言うのね」
古畑 「動機は・・・少なくとも今年の動機は富竹さんの処理ミスか何かですか?」
鷹野 「・・・一応聞いてあげるわ」

119 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします(神奈川県)[] 投稿日:2008/09/15(月) 23:25:00.08 ID:SfslvJND0

古畑 「お昼に申し上げたとおり、富竹さんと入江診療所と小此木造園には
    なんらかの関係があります。そして、入江診療所には地下室がある・・・
    富竹さんは雛見沢に来る頻度から、東京にある組織と
    雛見沢の研究施設との連絡役だったのでは・・・」
鷹野 「・・・くすくすくす・・・ どうかしらね・・・
    それで・・・証拠はあるのかしら・・・?」
古畑 「・・・・・んふふふふふwww いいえ」
鷹野 「・・・そうww じゃあ、私はこれからドライブにでも行ってくるとするわw
    私が祟りに遭わなかったら・・・また会いましょう・・」
古畑 「・・・・・・必ず証拠をつかんで見せます・・・ww」
鷹野 「・・・楽しみにしてるわ・・・ 古畑さん・・・くすくす・・・」

鷹野 「・・・・・・古畑さん」

120 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします(神奈川県)[] 投稿日:2008/09/15(月) 23:26:30.19 ID:SfslvJND0

古畑 「はい」
鷹野 「ヒントをあげるわ」
古畑 「ヒント・・・」
鷹野 「私は証拠を雛見沢に残してきたわ・・・でも・・・
    それは今日含めて3日で消えてしまうわ」
古畑 「んふふwww なるほど・・・wありがとうございますw」
鷹野 「古畑さんの推理が聞けるのを楽しみにしてるわ。それじゃあ」

古畑 「・・・・・・・・・」

121 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします(神奈川県)[] 投稿日:2008/09/15(月) 23:28:31.32 ID:SfslvJND0

20日 明朝 興宮に続く道

西園寺「お疲れ様です」
古畑 「・・・遺体が見つかるのが早かったねぇ・・・残念だ・・・」
西園寺「・・・・・・はい」
古畑 「・・・それで・・・富竹さんは・・・?」
西園寺「そのブルーシートの下ですが・・・見ないほうがよろしいかと・・・」
古畑 「そんなにひどいのかい?」
西園寺「首からの出血が尋常ではありません。それにこんな亡くなり方は見たことが・・・」
古畑 「・・・・・・」

124 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします(神奈川県)[] 投稿日:2008/09/15(月) 23:29:30.17 ID:SfslvJND0

大石 「古畑さん!いやぁ、来ていただけるとは・・・入江先生!こちらです!」
古畑 「ご無沙汰しています・・・。今年も祟りが起きてしまって残念です」
西園寺「早速ですが、状況を教えていただけませんか?」
大石 「ホトケの名は富竹ジロウ、年齢不詳、また本名かどうかもわかっていません
    死因はおそらく・・・自ら喉を掻き毟っての出血によるショック死」
古畑 「自ら・・・・・・」
大石 「ホトケの爪の間から、彼のものと思われる血がみられます。検死をしてみないことには
    わかりませんが・・・おそらく間違いないでしょう」
西園寺「・・・なんらかの薬物でしょうか・・・?」
入江 「それに関してですが・・・自ら自傷行為に走るような薬品は存在しません・・・」
古畑 「・・・未知の薬品である可能性は・・・」
入江 「・・・ありえません・・・そのようなものは存在しません・・・」
古畑 「そうですか・・・ありがとうございます・・・」

126 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします(神奈川県)[] 投稿日:2008/09/15(月) 23:30:30.30 ID:SfslvJND0

今泉 「古畑さんこんな死に方ありえないですよ!!やっぱり・・・これは祟りなんですよ!!!」
西園寺「今泉さんと同じ考えではありませんが・・・これは常軌を逸しています」
古畑 「今泉君」
今泉 「・・・はい?」
古畑 「自分の喉を掻き毟ってごらん」
今泉 「・・・え?」
古畑 「喉を掻き毟ってごらんって言ったんだよ」
今泉 「ええ・・・こ、こうですか?」バリバリ
古畑 「はいもっと強く」
今泉 「はい!」バリバリバリ
古畑 「もっと!」
バリバリバリバリ
今泉 「いたたたたたた!」
大石 「・・・・・・・・・」

127 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします(神奈川県)[] 投稿日:2008/09/15(月) 23:31:45.29 ID:SfslvJND0

古畑 「ね?今泉くんですら無理だったんだ。普通の人間には
    自分の喉を掻き毟って死ぬのは不可能だよ」
西園寺「やっぱりカッターナイフのようなもので・・・」
古畑 「そうかもしれないただし・・・自分の喉を素手で掻き切れないのは普通の人間ならの話だ。
    現に実際起きているわけだから・・・検死の爪の間の血痕次第ではそれは間違いなくなる。
    それがなんらかの薬物によってそういう精神状態になった可能性はあるよ」
西園寺「しかしそんな薬物の話、聞いたことがありません」
古畑 「聞いたことがないだけであるかもしれないよ?存在しないことを証明することは非常に難しい」
今泉 「あ、僕知ってますよ。悪魔の証明ですよね。前にやったゲームに出てきたんです」
古畑 「大石さん、彼の検死、念入りに行っていただけますか?どんな薬物がでるかわかりません」
大石 「もちろんそのつもりです」
古畑 「・・・で、行方不明者のほうは・・・」

130 名前:1です(コネチカット州)[] 投稿日:2008/09/15(月) 23:36:39.34 ID:jkqwggG0O

書き込めなくなったので携帯からです

大石 「実はですね・・・そちらもお伝えすることがあります・・・」
今泉 「ひょっとして・・・また行方不明者がでたとか・・・」
大石 「そのまさかでして・・・。富竹さんの恋人である鷹野三四さんの行方がわかっておりません」
古畑 「・・・んふふwwそうですかw」
大石 「今年の祟りはこの2人、ということで間違いはなさそうです・・・
    ・・・おい!それも鑑識に回すんだから丁寧に扱え!」
古畑 「あの・・・あれは・・・」
大石 「現場にあった折りたたみ自転車です。おそらく富竹ジロウ本人のものでしょう」
古畑 「最初からあのように折りたたんであったんですか?」
大石 「ウチの部下が大間抜けでない限りそうなりますねぇ」

135 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします(コネチカット州)[] 投稿日:2008/09/15(月) 23:39:48.12 ID:jkqwggG0O

古畑 「・・・なるほど・・・また何かわかりましたら・・・」
大石 「ご連絡させていただきます。頼みましたよw」
古畑 「・・・ww 西園寺君」
西園寺「はい」
古畑 「一応赤坂さんに連絡を」
西園寺「わかりました」
熊谷 「大石さん!!」
大石 「ん?なんですかぁ?・・・・・・」
熊谷 「・・・・・・・・・」
大石 「!・・・・・・・・」

138 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします(コネチカット州)[] 投稿日:2008/09/15(月) 23:41:52.50 ID:jkqwggG0O

大石 「古畑さん、実はですね・・・」
古畑 「はい?」
大石 「岐阜の山中からですね、身元不明の女性の焼死体が発見されまして・・・
    体型などからおそらく鷹野さんで間違いないそうです」
古畑 「!!・・・なんだって・・・そんなバカな・・・!!」
大石 「現在歯型の照合を急いでいるそうですが・・・わかり次第連絡いたします」
古畑 「・・・・・・」

141 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします(コネチカット州)[] 投稿日:2008/09/15(月) 23:44:46.09 ID:jkqwggG0O

20日 夕方 興宮エコノミーホテル
今泉 「・・・古畑さん、落ち込んでるなぁ・・・」
西園寺「古畑さんは鷹野さんが犯人だと踏んでいたようですから・・・
    鷹野さんが亡くなったことで、鷹野さんのさらに上の組織があったのでは
    と考えているようです」
今泉 「・・・・・・僕は祟りだと思うけどなぁ・・・」
古畑 「西園寺君」
西園寺「はい」
古畑 「3日間で完全に消えてしまうような物質、何か知ってる?」
西園寺「は・・・いや、私は知らないですが・・・どうしたんですか?」
古畑 「鷹野さん、『証拠を残したが、それはあと3日で消えてしまう』と言ったんだよ・・・
    どういう意味だかわかる?」
西園寺「・・・難しいですね・・・自然に消えるものといえば氷などですが・・・
    溶けきるのに3日もかかりませんし・・・」
古畑 「西園寺君、今日含めて3日以内に何か村で行う行事があるかどうか調べて」
西園寺「・・・わかりました」

143 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします(コネチカット州)[] 投稿日:2008/09/15(月) 23:46:57.63 ID:jkqwggG0O

21日 昼 古手神社付近
古畑 「・・・・・・・・・」
梨花 「・・・古畑・・・・・・」
古畑 「ああ、古手さん・・・富竹さんを助けられなくて、申し訳ありませんでした・・・」
梨花 「・・・いいのです。もう決まっていたことなのです。古畑は悪くないのです」
    古畑はこんなところで何をしているですか?」
古畑 「え〜、 探し物ですww」
梨花 「・・・何か落し物でもしたのですか?」
古畑 「ん〜・・・ そういうわけではないのですが・・・w
    古手さん、今日か明日、御三家での会議などのご予定はありませんか・・・?」

144 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします(コネチカット州)[] 投稿日:2008/09/15(月) 23:48:18.10 ID:jkqwggG0O

梨花 「・・・ありませんです・・・。どうしてですか・・・?」
古畑 「・・・実は犯人と思われる人物から聞いたのですが・・・
    事件の証拠があと2日で消えてしまうそうです・・・。何とか見つけなければなりません・・・」
梨花 「・・・・・・!!・・・・・・」
古畑 「・・・・・・」
梨花 「古畑・・・」
古畑 「はい?」
梨花 「東京へ帰れ」

148 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします(神奈川県)[] 投稿日:2008/09/15(月) 23:50:07.70 ID:SfslvJND0

古畑 「・・・・・・・・・?」
梨花 「帰らないと・・・必ず良くないことがあなたに起こる・・・」
古畑 「・・・・・・」
梨花 「あなたはこの事件とは無関係。これ以上関わる理由はないわ」
古畑 「・・・・・・ん〜・・・そうかもしれませんが・・・それはできません」
梨花 「なぜ!!」
古畑 「あなたと約束したじゃないですかw 真相を暴くと・・・w
    ・・・失礼します・・・」
梨花 「! ・・・・・・」

150 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします(神奈川県)[] 投稿日:2008/09/15(月) 23:52:01.18 ID:SfslvJND0

22日 明朝 興宮エコノミーホテル

古畑 「・・・・・・」
今泉 (あの古畑さんが・・・寝もしないで考えるなんて・・・どうせ祟りの仕業なのに・・・)
バタン!
西園寺「古畑さん!!」
古畑 「・・・・・・西園寺君、今日のうちに行われる行事は見つかった?」
西園寺「それに関しては見つかりませんでした」
古畑 「・・・・・・ご苦労様」
西園寺「それと岐阜県警に行っている大石さんから連絡がありました。
    例の焼死体の死亡推定時刻が改正されました。綿流しのお祭り前夜が正式な
    死亡推定時刻です。よって、あの遺体は鷹野さんのものではないようです」
古畑 「!! ・・・・・・んっふっふっふふふふwww やっぱりそうだ・・・www」

152 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします(神奈川県)[] 投稿日:2008/09/15(月) 23:54:00.85 ID:SfslvJND0

西園寺「どうやら鷹野さんが犯人で間違いないようですね」
古畑 「しかし・・・あのヒントの意味がわからない・・・」
西園寺「今日で証拠が消えてしまう、というヒントですか・・・?」
古畑 「・・・そもそもなぜ彼女はヒントを・・・。フェアプレー精神があるようには見えない・・・」
西園寺「私も調べましたが、3日ちょうどで消えてしまうような物質はありませんでした」
今泉 「そんなこと言ったって、祟りなんだから・・・。また人でも消えてしまうんだよ」
西園寺「今泉さん・・・」

古畑 「・・・・・・!!・・・今泉君・・・!!」
今泉 「はい?」
がたっ
西園寺「古畑さん、どこへ行くんですか!?」
古畑 「西園寺君、入江診療所に行くよ。急いで!」

155 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします(神奈川県)[] 投稿日:2008/09/15(月) 23:56:00.58 ID:SfslvJND0

21日 明朝 入江診療所

入江 「そんな・・・そんなものは存在しません・・・!」
古畑 「お願いします。どんなものかはお聞きしません。可能か不可能か、それだけでいいんです」
入江 「・・・・・・」
古畑 「お願いします・・・この村の命がかかっているんです・・・!」
西園寺「・・・・・・」
今泉 「・・・・・・?」
入江 「・・・・・・現実的には・・・可能・・・です・・・」
古畑 「・・・w ありがとうございますw 西園寺君今泉君、先に車に行っていなさい」

古畑 「え〜、今までに扱った事件の中で、これほど証拠を残さない犯人はいませんでした。
    しかしぃ、運がよければ、明日の朝には解決しているでしょう・・・おそらく・・・
    ひぐらしのなく頃には・・・ww
    しかし今は時間がありません。
    こちらもうまくやらなければ鷹野さんの逮捕は難しいでしょう
    また、粗の多いストーリーになっておりますがご了承ください
    解決編はこのあと。古畑任三郎でした」

157 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします(神奈川県)[] 投稿日:2008/09/15(月) 23:58:31.85 ID:SfslvJND0

21日 朝 小此木造園
コンコン
・・・・・・・・・・・・
コンコン
・・・・・・・・・・・・
大石 「おい!!警察だ!!はやく開けなさい!!」
ドンドン!
がちゃ
小此木「・・・ああ、大石さんでしたか!不審な事件が多いモンで・・・wあとおかしな刑事が」
大石 「おかしな刑事が私じゃないとすれば、ひょっとして彼のことですかねぇ?w」
古畑 「どぉもぉwww夜分遅くにすみませんwww」
小此木「!!!・・・まぁたあんたか・・・しかも今日は部下まで・・・こんな夜遅くにぞろぞろ・・・」
古畑 「えーすみません、実は・・・鷹野さんにお会いさせていただきいのですが・・・ww」

160 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします(神奈川県)[] 投稿日:2008/09/16(火) 00:00:04.16 ID:XHnmU91I0

小此木「・・・!? なにをいっちょるんですか 鷹野さんはこの前・・・」
大石 「あの焼死体ですかぁ?あの焼死体が鷹野さんではないことは調査済みです」
小此木「・・・それに俺らのところにいるわけ・・・」
古畑 「え〜、あなた方が鷹野さんの部下であることもわかっておりますw」
大石 「鷹野さんを出していただかなければ・・・勝手に調べさせていただきますよぉ
    それもダメというというのなら・・・公務執行妨害ということにwんっふっふ」
小此木「・・・・・・」
ガラッ
鷹野 「いいわ、小此木。下がりなさい」
小此木「・・・雛・・・!」

161 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします(神奈川県)[] 投稿日:2008/09/16(火) 00:01:30.18 ID:XHnmU91I0

鷹野 「かまわないわ。それに・・・あなたたちもいることだし・・・くすくす・・・」
小此木「・・・!了解しやした・・・ニヤニヤ (カチッ ザー)こちら鳳1・・・」
鷹野 「よくここだとわかったわね、古畑さん」
古畑 「・・・今年の祟りは、富竹さんが亡くなり、
    あなたが消えることで成立するはずでしたしかし・・・あなたはあえて自分だと
    思わせるような遺体を準備しました・・・。何か雛見沢でするべきことが
    あったはずです。そしてそれは、部下の下に戻るのが一番確実です」
鷹野 「車の中とかで移動しているかもしれなかったじゃない?」
古畑 「その可能性もありましたが・・・ずっと車の中にいるのでは
    衛生面などから辛いはず・・・必ずここへ戻ってくると思っていました」
鷹野 「今日じゃなかったかもしれないわよ・・・?」
古畑 「それはあなたが教えてくれました・・・w 今日があれから3日目です」
鷹野 「あら・・・そういえば、ヒントの意味はわかったのかしらね?くすくす」
古畑 「あなたのヒントですが・・・あれは・・・嘘ですね?w」

162 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします(神奈川県)[] 投稿日:2008/09/16(火) 00:03:00.53 ID:XHnmU91I0

鷹野 「・・・・・・」
古畑 「ここまで周到に準備された事件です証拠を残してしかも刑事に話すはずはありません
    あなたがなぜあのような発言をしたのか・・・。
    私に雛見沢から出ないようにするためだった・・・

    雛見沢もろとも私を消すおつもりでしたね・・・?w」
鷹野 「・・・そんなことが一個人に可能だなんて」
古畑 「可能なんです。詳細は話していただけませんでしたが、
    入江先生から聞きました確かに可能だと」
鷹野 「・・・・・・で、肝心の証拠はどうなっているのかしら?ちゃんと見つかったの?」
古畑 「・・・はい・・・w」

166 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします(神奈川県)[] 投稿日:2008/09/16(火) 00:04:30.07 ID:XHnmU91I0

鷹野 「・・・・・・」
古畑 「富竹さんの遺体のそばから発見されたから
    富竹さんの折りたたみ自転車が発見されましたしかも・・・折りたたまれたままで」
鷹野 「・・・それで?」
古畑 「それにですね・・・ハンドルの部分にあなたの指紋が残されていました・・・」
鷹野 「くすくす・・・彼、私の自転車と同じものだから、私が間違えて乗ってしまったのね
    そんなもので」
古畑 「しかもですね・・・ハンドルの左手で持つ部分に
    あなたの右手の指紋があったんです・・・」
鷹野 「・・・・・・」
古畑 「あなたが遺体のそばに置いた時についたんです・・・こ れ で決まりですw」

168 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします(神奈川県)[] 投稿日:2008/09/16(火) 00:06:01.09 ID:XHnmU91I0

鷹野 「・・・・・・それで?それで何が決まるの?w」
古畑 「・・・・・・」
鷹野 「わかったのは私が最後に自転車に触ったってことだけ・・・私が殺した証拠には
    ならないわね・・・くすくすw」
古畑 「・・・んふふふwここで自白していただければありがたかった・・・w」
鷹野 「やっていないことに対して自白はできないわね・・・!!!w」
大石 「ふ、古畑さん・・・!」
古畑 「・・・まだあります・・・」
大石 「・・・・・・」

170 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします(神奈川県)[] 投稿日:2008/09/16(火) 00:08:00.47 ID:XHnmU91I0

鷹野 「聞いてあげるわ」
古畑 「富竹さんはなんらかの薬物を投与されて殺されたものに間違いありません
    それはおそらく注射ですなぜなら、口からの場合、吸わせたにしても飲まされたにしても
    肺や胃に何らかの痕跡が残りますしかし、検死の結果それらは発見されませんでした
    ということは、血管から直接投与されたということに間違いありません」
鷹野 「なるほどね・・・ それで・・・?」
古畑 「凶器が注射器だと、処理するのはかなり困難です捨てれば見つかって
    しまうかもしれない。ちなみに、入江診療所では確認できませんでした村の
    どこでも見つかっていません。・・・つまり

    あなたがまだ注射器を持っているはずです・・・」

171 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします(神奈川県)[] 投稿日:2008/09/16(火) 00:10:00.49 ID:XHnmU91I0

鷹野 「・・・なるほど・・・」
古畑 「鷹野さん、持物の確認をさせていただいてよろしいですか・・・w」
大石 「んっふっふwこれを拒ませはしませんよぅ?」
鷹野 「いいわ、探しなさい!好きなように探せばいいわ・・・」
大石 「!」

172 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします(神奈川県)[] 投稿日:2008/09/16(火) 00:11:00.14 ID:XHnmU91I0

野 「古畑さん、見事な机上の空論だったわ・・・ でもおかしな点があるわね・・・」
古畑 「・・・はい?」
鷹野 「注射器を見つけてどうするの?看護婦なんだから注射器くらいもっているわ。それが?」
古畑 「富竹さんの遺体の注射器の跡と照合します」
鷹野 「あっはははははははははははははは!!!!」
古畑 「・・・・・・」
鷹野 「注射器の跡と照合?刃物とは違うのよ、注射器の針なんてどれも同じに出来ているに
    決まっているじゃない!!そんな初歩的なことも知らないのかしら・・・?www
    ・・・じゃあ・・・次」
古畑 「・・・・・・」

175 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします(神奈川県)[] 投稿日:2008/09/16(火) 00:12:45.42 ID:XHnmU91I0

鷹野 「もしかして・・・もう終わり?」
古畑 「しかし・・・あなたが注射の針が特別だったということをご存じないだけです」
鷹野 「あははははははは!この期に及んでそれ?聞き苦しいわね!看護婦の私が
    知らないわけないじゃない!!」
古畑 「・・・・・・」
大石 「古畑さん・・・!」

179 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします(神奈川県)[] 投稿日:2008/09/16(火) 00:14:00.25 ID:XHnmU91I0

古畑 「・・・・・・」
鷹野 「・・・あらぁ、本当にもう終わりみたいね・・・
    甘い、甘いのよ!!そんな陳腐な考えで神に追いつこうとするなど!!
    大体その証拠能力のないものばかり並べたところで私を屈服させられるとでも
    思ってるの!?自転車の跡なんて、私がそこに置いて富竹が死んだだけかもしれないじゃない!
    それに注射器の針と注射の跡の照合?できないわねそんなことwwだって注射の跡なんて
    存在しないのよ!!注射針がすべて違うものだと思うところからレベルが低すぎるわ!!
    本当にくだらない推理だったわねwww!!!あっははははははははははははははははは!」


古畑 「聞いた?」

182 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします(神奈川県)[] 投稿日:2008/09/16(火) 00:16:00.82 ID:XHnmU91I0

西園寺「聞きました・・・!」
古畑 「聞いた?」
今泉 「聞きました!古畑さんはやっぱりすごいなぁ・・・!!」
大石 「いやぁ・・・古畑さん、あなたの腕がこれほどまでとは・・・」
鷹野 「・・・・・・??」
古畑 「えー、この事件、本当に難しく、証拠という証拠はほとんどありませんでした・・・
    それについてはお見事というほかありませんただ・・・
    あなたはミスを犯した・・・」
鷹野 「・・・・・・・・・?」
古畑 「本心を言います。あなたが言わなければ完全犯罪でした・・・しかし私は経験から
    あなたのようなタイプは必ずボロを出す、とわかっていましたw」

186 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします(神奈川県)[] 投稿日:2008/09/16(火) 00:18:30.10 ID:XHnmU91I0

古畑 「実はですね・・・あなたの言うとおりなんです」
鷹野 「・・・・・・」
古畑 「あなたは『注射針の跡なんて存在しない』と言いました」
鷹野 「・・・それが何k・・・!!」
古畑 「そうなんです!注射針のあとは見つからなかったんです正確には注射されたばかりの跡が!
    腕にも足にもおなかにも背中にも体の至る所を探しましたが
    どこにも見つかりませんでした!!なぜ見つからなかったのか!!

    富竹さんが消してしまったからですえー・・・自 分 の 手 で
    あなたは、富竹さんの首に注射をしたんです・・・」
鷹野 「・・・・・・」
古畑 「問題は・・・なぜ注射針の跡が存在しない、と言い切れたのか・・・
    それが言い切れる人間は、警察関係者以外にいません・・・
    あるいは・・・犯人以外・・・」

187 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします(神奈川県)[] 投稿日:2008/09/16(火) 00:19:30.25 ID:XHnmU91I0

鷹野 「(それを言わせるためにあんな説明の仕方を・・・!)
    ・・・・・・あなたの説明から予想しただけよ・・・。
    注射と断定するためだけにあんなに回りくどい説明したということから・・・」
古畑 「それはありえません・・・なぜなら、実際に富竹さんはあなたの手で注射をしているからです
    ・・・ここ何日かで、この村で富竹さんに注射を打ったと、入江先生が証言しています・・・
    ちなみに、数日前に注射を打った跡が腕から見つかっています
鷹野 「・・・・・・」
古畑 「・・・・・・以上です」

193 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします(神奈川県)[] 投稿日:2008/09/16(火) 00:22:00.19 ID:XHnmU91I0

鷹野 「・・・くすくす・・・見事な推理だったわ、古畑さんww」
古畑 「・・・ありがとうございますw」
鷹野 「ただ・・・あなたもミスを犯したわ・・・。重大なミスを・・・」
古畑 「・・・はい?」
鷹野 「ここに・・・小此木造園に乗り込んできたことよ・・・!小此木!!!消しなさい!!」
小此木「了解」
ジャキッ

ドカッ
小此木「ぐわああああ!!」
大石 「あなたは・・・!!」

194 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします(神奈川県)[] 投稿日:2008/09/16(火) 00:23:29.94 ID:XHnmU91I0

赤坂 「古畑さん」
バキッ
赤坂 「あなたを」
グシャッ
赤坂 「助けに来ました!!」
ドカーン ←山犬全滅
古畑 「んふふwwwわざわざどうもwwあなたの言うとおり、ここは本当にいいところですww」
今泉 「赤坂さんって公安の人だったよね・・・。
    公安の人ってみんなこんなに強いのかな・・・」
西園寺「今泉さん、これはきっと話の都合です。触れないほうがいいでしょう」
鷹野 「・・・・・・・・・・・」
ぺたり

202 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします(神奈川県)[] 投稿日:2008/09/16(火) 00:25:29.60 ID:XHnmU91I0

鷹野 「・・・少し、ヒントをあげ過ぎたみたいね・・・w」
古畑 「んふふw はいw」
鷹野 「でも誤解しないで。初対面のときに私が『怪しい団体は小此木造園と入江診療所』
    って教えてあげたのは別の意図があったのよ・・・。あなたはそれで入江診療所
    に来たんでしょうけど・・・」
古畑 「・・・いえ・・・私はその時、小此木造園と入江診療所ではなく、
    あなたを疑っていました・・・」
鷹野 「・・・・・・?」

208 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします(神奈川県)[] 投稿日:2008/09/16(火) 00:27:30.18 ID:XHnmU91I0

古畑 「私の『雛見沢に怪しい団体はあるか』という質問に対して・・・あなたからは
    『園崎組』あるいは『雛見沢御三家』という答えが出てきませんでした・・・。試しに
    村の人に何人か聞いたところ、園崎組と答える方がほとんど、次は雛見沢御三家・・・。
    他に答えが出てきたとしても、園崎組とも雛見沢御三家と答えなかったのは・・・
    あなただけでしたw」
鷹野 「・・・なるほど・・・ 口は災いの元、ね 気をつけるわw」
古畑 「www はいw」
鷹野 「・・・でも・・・もう気をつけると言っても・・・意味などないのね・・・
    私の夢もすべて・・・もう終わりなのね・・・もう・・・
    ・・・すべて終わって・・・しまった・・・」
古畑 「・・・そんなことはありません・・・・・・」

209 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします(神奈川県)[] 投稿日:2008/09/16(火) 00:28:30.69 ID:XHnmU91I0

鷹野 「・・・?」
古畑 「・・・確かにあなたは罪を犯しました・・・罪を償わなくてはなりません・・・
    しかし・・・それからでも遅くないじゃないですか・・・!
    まだお若いんです・・・まだこれからきっとやり直せます・・・!
    やり直しのきかない人生なんて・・・ありません・・・!」
鷹野 「・・・・・・」
古畑 「・・・・・・」
鷹野 「・・・・・・これから・・・時間はたっぷりありそうね・・・」
古畑 「・・・はい・・・w」
鷹野 「・・・じっくり考えさせてもらうわ・・・ありがと、古畑さん」
古畑 「・・・・・・w」

古畑 「・・・一つだけ・・・お尋ねしてもよろしいですか・・・?」

211 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします(神奈川県)[] 投稿日:2008/09/16(火) 00:30:00.16 ID:XHnmU91I0

鷹野 「・・・何かしら・・・?」
古畑 「今回の事件、もし誰にも解決できなかったら、『鷹野三四』は死んでしまったことになります・・・
    これから、あなたは誰として生きていくおつもりだったのですか・・・」
鷹野 「・・・・・・」
古畑 「・・・・・・」
鷹野 「古畑さん」
古畑 「はい・・・」
鷹野 「少し・・・長い話になるけど・・・車の中でもいいかしら?」
古畑 「・・・はいw」
鷹野 「・・・そう・・・w ・・・行きましょう!」
古畑 「ww」


古畑任三郎があの村にやってくるそうです 終わり

227 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします(神奈川県)[] 投稿日:2008/09/16(火) 00:33:00.15 ID:XHnmU91I0

巡査今泉慎太郎

桑原 「古畑さん、また大活躍だったらしいじゃない!」
今泉 「あんなの、推理でもなんでもないよ!全部ヤマカンみたいなもんさ!
    前回もひどかったけど、今回はさらにひどいよ!証拠なんて何にもないんだもん!」
桑原 「そんなこというもんじゃあないよ?w」
今泉 「だって、本当のことだもん。自白しか得られてないのに・・・まったく古畑の奴!!」
桑原 「ああ、そんな歩き回らないで、ゆっくり座りなよ!」
今泉 「いらいらするんだよ!しょうがないd・・・・・・」
桑原 「・・・?どうしたの?」

231 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします(神奈川県)[] 投稿日:2008/09/16(火) 00:34:00.02 ID:XHnmU91I0

今泉 「・・・今古畑さん、来た?」
桑原 「まさかぁ。なんで?」
今泉 「いや・・・今足音が・・・」
桑原 「?・・・僕には何も聞こえなかったけど・・・とりあえず座りなよ」
今泉 「・・・そ、そうだな・・・ちゃんと座っt・・・!!?」ぺた
桑原 「どーしたの?」
今泉 「今・・・確かに僕の後ろで足音が聞こえた・・・ほら歩くと聞こえるよ・・・!」ぺたぺた
桑原 「そんなわけないだろう?」

238 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします(神奈川県)[] 投稿日:2008/09/16(火) 00:35:00.44 ID:XHnmU91I0

今泉 「ほら・・・聞こえる・・・で、止まるとこいつも止まるんだ・・・」
桑原 「・・・・・・」
今泉 「ほら・・・ほらほら!!聞こえるよ!!うわああああああああああああ!!」
バタン!
桑原 「ちょ、どこに逃げるの!!・・・・・・ったく・・・。
    古畑さんから受け取ったこの薬、言われたとおり打ってあげるべきかもなぁ・・・」

どたどたどたどた
ぺたぺたぺたぺた
今泉 「来ないでええええええええええ!!」
羽入 「ありがとうなのです。ありがとうなのです」

古畑任三郎があの村へやってくるそうです 本当に終わり

241 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします(神奈川県)[] 投稿日:2008/09/16(火) 00:36:13.97 ID:XHnmU91I0

遅い時間になってしまってすみません!

支援どうもありがとうございました!

250 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします(神奈川県)[] 投稿日:2008/09/16(火) 00:39:30.14 ID:XHnmU91I0

あ、あと、トランプ対決したときに古畑が勝った理由も一応考えたんですけど
興味ある方いますか?理由ってほどのものじゃないですけど・・・w

258 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします(神奈川県)[] 投稿日:2008/09/16(火) 00:41:00.80 ID:XHnmU91I0

西園寺「古畑さん、例のジジ抜きの件ですが・・・」
古畑 「ああ、少し長くなるよ?」
西園寺「お願いします」
古畑 「彼らがカードの中身が何か、裏面をみることで判別できることには気づいた?」
西園寺「はい。今泉さんのカードを何か当てたときに」
古畑 「今泉君のカードをほぼすべて当てたことから、私は少なくとも半分以上の
    カードが判別できると考えた」
西園寺「なるほど」
古畑 「だからここからはわかりやすく考えるために、カードの半分を表にして配ったジジ抜きとして
    考えて欲しい」

261 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします(神奈川県)[] 投稿日:2008/09/16(火) 00:43:00.22 ID:XHnmU91I0

古畑 「そう考えると、隣の人から引きたいカードは
    『表になっていて引けば捨てられるカード』のはずなんだ」
西園寺「・・・・・・」
古畑 「例を挙げるよ?席の並びが、私の右隣が魅音さん、魅音さんの右隣が沙都子さん、
    魅音さんは沙都子さんのカードを引き、私は魅音さんのカードを引くとしよう」
西園寺「はい」
古畑 「私がダイヤのAを持っていて、魅音さんがハートのAを持っている、
    しかも魅音さんのハートのAは表になっている場合、
    当然『表になっていて引けば捨てられるカード』であるハートのAを引く」
西園寺「そうですね」

262 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします(神奈川県)[] 投稿日:2008/09/16(火) 00:44:00.13 ID:XHnmU91I0

古畑 「ところが、もしハートのAを引かなかった場合、何順かした後に
    沙都子さんから魅音さんがスペードのAを引いてしまうかもしれない
    そうすると、魅音さんのハートのAは捨てられて、
    私が持っているダイヤのAを捨てるチャンスをむざむざ捨てることになる」
西園寺「なるほど。確かに『表になっていて引けば捨てられるカード』を引くべきですね」
古畑 「そういう考えが全員にあった場合、『表になっていて引けば捨てられるカード』
    はすぐに全員の手札からなくなってしまうはずだ」
西園寺「全員が優先的に『表になっていて引けば捨てられるカード』カードを
    引くからですね」
古畑 「だからゲームの終盤は普通のジジ抜きとほぼ同じようになるんだ
    もちろん少し違う点もあるけど」

263 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします(神奈川県)[] 投稿日:2008/09/16(火) 00:45:00.12 ID:XHnmU91I0

古畑 「ところが、竜宮さん、一度今泉君のカードが何かわかっている状態で上がっただろう」
西園寺「そういえば・・・」
古畑 「だから、もしかしたら『表になっていて捨てられるカード』を引くべきだということを
    わかっていないかもしれない、と思ったんだ。そこをついたらうまくいったわけだよ」
西園寺「何かの作戦だった、という可能性は・・・?」
古畑 「そうなった場合は私の手に負えなくなるが、少なくとも竜宮さんはそのことには
    気づいていなかった」
西園寺「確かに古畑さん、少なくとも竜宮さんには一度も負けていませんでしたね」

265 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします(神奈川県)[] 投稿日:2008/09/16(火) 00:46:00.18 ID:XHnmU91I0

古畑 「ちなみにジョーカーとなるカードが何かわかっていた場合は本当に作戦が物を言うから・・・」
西園寺「そういうときは今泉さんと交代したんですね」
古畑 「ご名答ww」
西園寺「なるほど・・・ありがとうございました」
古畑 「しかしこの考え方には穴があるんだよww 私の考えが合っていない可能性もあった
    だから結局運もあったんだけどねw」

266 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします(神奈川県)[] 投稿日:2008/09/16(火) 00:46:34.02 ID:XHnmU91I0

以上です
蛇足にも付き合っていただきありがとうございました!

273 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします(神奈川県)[] 投稿日:2008/09/16(火) 00:51:20.13 ID:XHnmU91I0

それではありがとうございました。これで落ちます!
また何か思いついたら頑張ります!



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