ハルヒ「今度の合宿は雛見沢ってとこに行くわよ!」


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トップ 作品一覧 作者一覧 掲示板 検索 リンク SS:キョン「なあ佐々木。実は俺、ドSなんだ」

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1 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。[] 投稿日:2008/03/08(土) 21:40:35.25 ID:0hoWuCch0

キョン「聞いたことのない地名だが何県にあるんだ?」

ハルヒ「さぁ?古泉君が案内してくれるらしいのよ」

キョン「おい古泉、まさかまた絶海の孤島なんぞやらではなかろうな?」

古泉「いえ、そんなことはありませんよ。そうですねぇ・・涼宮さんが好きそうではあるかもしれませんね」

キョン(おいおい、ハルヒが好きそうな所だと?不吉な予感を隠しきれん)

2 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。[] 投稿日:2008/03/08(土) 21:51:07.88 ID:0hoWuCch0

古泉「HAHAHA、そんな心配そうな顔しないで下さい。少し寂しい場所ではありますが、避暑地にはもってこいですよ」

キョン「そりゃあなによりだがわざわざそこじゃなくてもいいだろう」

古泉「いやぁ、僕の父のお兄さんが雛見沢に別荘を持っていましてね。今年の夏は海外に出かけているそうで誰も使っていないんですよ」

ハルヒ「文句言わないの。折角の古泉君好意を無駄にはできないわ!」

ハルヒ「ところで古泉君、その村にはなんかいわくのようなものはないのかしら?」

古泉「そうですね・・・・なんでも毎年夏に綿流しというお祭りがあるんですが、その祭りの後人がいなくなるとかなんとか・・・」

みくる「ひえええええぇぇ・・・・・」

7 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。[] 投稿日:2008/03/08(土) 22:03:20.10 ID:0hoWuCch0

キョン「おいおい、ほんとに大丈夫なんだろうな・・・?」

古泉「はい。僕らSOS団の面々で行くならばなんの問題もないかと」

キョン(まぁ確かに常人を超越した人間が三人もいればなんの問題もあるまい・・)

ハルヒ「そうよ!我が無敵のSOS団の脅威になるものなどあるはずがないわ!寂れた村に毎年起こる失踪事件!
     上等じゃない!」

キョン(まぁ、いざとなったら長門がいるし問題はなかろう・・)

ハルヒ「それじゃ集合日時と場所を忘れないようにね!時間厳守!!遅刻は罰金だけじゃ済まさないわよ〜!」

15 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。[] 投稿日:2008/03/08(土) 22:19:54.71 ID:0hoWuCch0

古泉「ええ、ですから雛見沢村は今はありません。僕らが滞在するのはあくまで興宮という場所です。」

ハルヒ「えええ〜!!じゃあなに!?怪死事件も失踪事件も昔の話だったっていうの〜!?」

古泉「はい、申し訳ありません。何分正確な情報が入ってこなかったもので。」

みくる「はぅ〜よかったですぅ〜・・・」

キョン「まぁなによりじゃないか。これでごたごたに巻き込まれる可能性もなくなったことだしな。」

ハルヒ「なによそれ!それじゃあ合宿の意味がないじゃないの!」

古泉「しかし雛見沢村の跡地にはいけるそうなので少し探検でもしてみましょう」

ハルヒ「そうね・・・それも面白そうだわ。なにか巨大な謎が隠されている気もするし・・」

キョン(やれやれ・・・あったとしてそんなもの俺達一般ピーポーに発見できるわけがないだろう)

みくる「みなさ〜ん、そろそろ到着しますよ〜。」

長門「・・・・・・・・・」

17 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。[] 投稿日:2008/03/08(土) 22:25:15.59 ID:0hoWuCch0

ハルヒ「とうちゃ〜く!それで、古泉君!雛見沢にはどうやっていくのかしら?」

古泉「そうですね・・ここは無難にタクシーで行きましょうか」

______


運転手「ええ!?何をしに行くのか知らないけど、あそこにはあんまり近づかないほうがいいよ」

ハルヒ「大丈夫よ!ただの廃村なんだし観光よ、観光!」

運転手「う〜ん・・・もうガスは残っていないとは思うけど・・・」

キョン(ガス?)

運転手「じゃあ少しかかるよ」

ハルヒ「オッケー!それじゃあレッツゴー!!!!」


長門「・・・・・・・・」

18 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。[] 投稿日:2008/03/08(土) 22:30:17.70 ID:0hoWuCch0

キョン「おお、藁葺き屋根じゃないか」

ハルヒ「ふ〜ん・・見たところ本当にただの廃村みたいね」

キョン(そりゃそうだろう、お前は一体どこを目指していたんだ)

古泉「涼宮さん、あちらに神社があるようですが」

ハルヒ「神社ですって?なんか謎のよか〜ん!行ってみましょう!」

みくる「あの〜」

・・・・・

みくる「あの〜・・・・」

・・・・

みくる「あの〜!!!!!」

ハルヒ「?なぁに?みくるちゃん?」

みくる「タクシーがいなくなってます〜!」

長門「・・・・・・・・・」

19 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。[] 投稿日:2008/03/08(土) 22:39:01.26 ID:0hoWuCch0

ハルヒ「なんですって!?あのタクシー会社〜・・後で絶対クレームつけてやるわ!」

キョン「そんな問題じゃないだろう。どうやって帰るんだ?ここまで車で結構かかったぞ?」

古泉「それならば携帯でタクシー会社に連絡を取りましょう」

みくる「そ、それが・・さっきから携帯の電波がはいりません〜」

キョン「おい長門、お前のでたらめな力でなんとかならんか?」

長門「無理」

キョン「無理って・・お前に無理なもんなんてあるのか?」

長門「正確には過去には干渉して力を使用してはならない、だから、無理」

キョン「過去って・・ここは現代平成20年の日本だろ?だったら・・・」

長門「違う、時間軸がずれている。今私たちがいるこの場所は昭和58年の6月」

キョン「おい長門冗談は・・・お前はこういう冗談は言わないか・・・」

長門「おそらく、涼宮ハルヒの影響」

21 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。[] 投稿日:2008/03/08(土) 22:46:31.29 ID:0hoWuCch0

キョン「またあいつか・・・・」

ハルヒ「あんたたちー!何ぼさっとしてんのー!?なんか人がいるわよ!!」

キョン「やれやれ・・・なぁ、なんとか元に戻る方法はないのか?」

長門「涼宮ハルヒが何らかの事件や謎を解明できればあるいわ・・・」

キョン「何らかの事件や謎か・・・」

古泉「それならばうって付けのものがあるじゃありませんか」

キョン「うわ!急に後ろから出てくるな!そして近い!!」

古泉「これはすみません。僕から提案があります。それはこの時代でこれから起こる
   雛見沢連続怪死事件の解決です。涼宮さんの欲求を満たすものとしてこれ以上のものはないでしょう」

23 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。[] 投稿日:2008/03/08(土) 22:54:54.80 ID:0hoWuCch0

富竹「やぁ!君たち見ない顔だけど観光かな?ああ、僕は富竹ジロウ!フリーのカメラマンさ!よろしくね!」

28 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。[] 投稿日:2008/03/08(土) 23:03:47.83 ID:0hoWuCch0

ハルヒ「な、なんか異様にテンションの高いおじさんね・・・」

キョン(なんかマッチョなんだがそれが顔と合っていなくてバランス悪いな)

古泉「はじめまして、富竹さん。僕らは部活活動の一環としてこの村にやってきました」



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