ハルヒ「ちょっとみくるちゃん!!早く・・」


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1 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。[] 投稿日:2008/03/07(金) 21:39:52.67 ID:tTyYrtU30

ハルヒ「ちょっとみくるちゃん!!早くお茶入れてくれる」
みくる「すいません・・今、手が離せなくて・・」
ハルヒ「何してるのよ!!まったくほんっとトロイんだから!!」
小泉「・・・」長門「・・・」
キョン「おい!!ハルヒ!!いい加減にしろよ!!」
ハルヒ「な、何よ・・急に。。。」
キョン「お前が朝比奈さんに用を言いつけたんだろうが!!それなのにその言い方はないだろ」
ハルヒ「そ、そんなに怒ることないじゃない・・いつもの事でしょ・・・もうわけわかんない!!有希、小泉君。行くわよ・・・」
長門「・・・わかった」小泉「・・・はい」
キョン「・・・あ」みくる「・・・・」

6 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。[] 投稿日:2008/03/07(金) 21:53:52.98 ID:tTyYrtU30

みくる「キョ、キョン君・・・いいんですか」
キョン「いや・・いいんですよ。さっきのはだれがどう見てもハルヒがいけなかったんですから・・・」
みくる「で、でも・・・涼宮さんにあんな事言ったら・・」
キョン「朝比奈さん。よく考えてください。さっきあなたは何一つとして悪いことはしていない。

7 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。[] 投稿日:2008/03/07(金) 21:58:40.68 ID:tTyYrtU30

ハルヒ「あーーー何なよキョンの奴・・・あんなに怒る事ないじゃないの・・・いつもの事なのに・・・」
長門「・・・気になる・・・・?」小泉「・・・・な、長門さん・・・」
ハルヒ「ちょっと、、有希、今何て言ったの?」
長門「・・・・・そんなにあの二人が気になる?」

9 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。[] 投稿日:2008/03/07(金) 22:03:13.13 ID:tTyYrtU30

ハルヒ「べ、別にそんなには気にならないけど・・・そこまで言ったなら言いなさいよ!!」
長門「早く戻ったほうがいい・・・できるだけ早くに・・・」
ハルヒ「ちょっと何言ってるのよ有希・!戻るって部室に?」
長門「・・・・いいから早く・・・!!」ハルヒ「・・・・・・」

11 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。[] 投稿日:2008/03/07(金) 22:11:08.57 ID:tTyYrtU30

キョン「・・・あなたはいつもそうだ・・」みくる「えっ?・・・」
キョン「そこまでしてハルヒのご機嫌取りにならなくてもいいようなきがしますよ。朝比奈さん!!」
みくる「・・・キョン君・・ちょっと聞いて下さい。」キョン「わ、わかりました。聞きますよ。」
みくる「確かにあたしや、小泉君、長門さんは少なからず涼宮さんの機嫌を損ねないようにしています。でも別にいいんです・・・
キョン「は・・・それはどういうことですか?」

15 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。[] 投稿日:2008/03/07(金) 22:20:12.05 ID:tTyYrtU30

ハルヒ「ちょっと、有希!!もうちょっと早く走れないの?」
長門「これ以上は無理・・・でも・・」古泉「な、長門さん、、やめて下さいね・・」
長門「・・・・そう?」古泉「それが良策かと・・・」
ハルヒ「(な、なんなのよ・・・何があるっていうの・・・)は、早く走りなさーーーい!!!」

16 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。[] 投稿日:2008/03/07(金) 22:28:29.17 ID:tTyYrtU30

みくる「この自然のままでいいんです。何を言われても、どんな理不尽なこと言われても・・・それであたしが此処に居れるなら・・・」
キョン「・・・・あ、朝比奈さん・・・そ、そんなに自分を苦しめなくても・・・」
みくる「このぐらいの苦しみでこの時間に居る事が出来るなら・・・ぜ、全然苦しくなんかありません」
キョン「朝比奈さん・・一緒に部活辞めませんか・・・・・・・」

22 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。[] 投稿日:2008/03/07(金) 22:41:41.07 ID:tTyYrtU30

ドンッッッッ!!!
ハルヒ「ちょっと、、二人ともさっきの態度はどういうことッ、はぁはぁ」
キョン「おわっ!!なっ、ハルヒ!!。帰ったんじゃなかったのか?」
ハルヒ「そう思ったんだけど、途中で無性に頭にきて引き返してきたわけ!!ちょっとキョン!!今なら深ーく頭を下げて謝れば許してあげないこともないわよ!!」
キョン「馬鹿な事を言うのはやめろ・・・今、そのことについて朝比奈さんと話し合ってたところなんだよ」

30 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。[] 投稿日:2008/03/07(金) 22:48:54.94 ID:tTyYrtU30

ハルヒ「な・何よ・・・?真剣な顔しちゃって・・・」
キョン「今、朝比奈さんに部活をやめないか?と勧めていたところだ・・・俺は悪いが辞めさせてもらう」
ハルヒ「な・な・な・何言ってるのよ。あんたがいなくなったら雑用はどうすんのよ!!!!」
キョン「谷口にでもやらせればいいだろ。あいつならたぶん喜んでやるぞ。」
ハルヒ「クッ・・・み・みくるちゃんはどうするつもりなのよ!!!」

34 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。[] 投稿日:2008/03/07(金) 22:58:05.76 ID:tTyYrtU30

長門「・・・まずい」古泉「ええ・・・確かにこれはまずいですね。最大の・・」
ハルヒ「・・・・・・」キョン「・・・・・・」
みくる「わ・わたしは、わたしは、わたしは部活を辞めさせてもらいます!!」
キョン「!!!!!!」
ハルヒ「そ。そ、そう!!なら二人とも退部届けをちゃんと出してね・・・じゃ、今日は解散。。。」

40 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。[] 投稿日:2008/03/07(金) 23:15:51.74 ID:tTyYrtU30

古泉「どうするおつもりですか・・・?」長門「朝比奈みくるはいいがあなたはまずい・・・」
キョン「まずいも何も俺は自分の気持ちに正直に発言しただけさ・・ハルヒだって子供じゃないだろ。よく考えればわかることさ」
古泉「そうですか・・・これからどうするおつもりですか?」
キョン「とりあえず明日にはハルヒに退部届け出すつもりさ。ねぇ、朝比奈さん」
みくる「は、はい。あたしははっきり言いました!!・・・」キョン「・・・」

43 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。[] 投稿日:2008/03/07(金) 23:24:21.30 ID:tTyYrtU30

キョン「朝比奈さん?」みくる「は、はい?」
キョン「大丈夫ですか?今日は念のため家まで送っていきますよ」
古泉「・・・・じゃあ僕らはこれで」長門「・・・・じゃあ」
みくる「キョン君・・・?自分でもわかっているんです。とんでもない事をやらかしたって・・でもキョン君の言う通り嘘はこれ以上つけません」
キョン「朝比奈さん・・・よ、良かったら今から家で退部届け書きませんか・・?妹がうるさいかもしれませんが・・・」

44 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。[] 投稿日:2008/03/07(金) 23:31:23.96 ID:tTyYrtU30

キョン「どうぞ・・散らかってますが・・・」みくる「お邪魔します!!あのーご両親は?」
キョン「え??あぁうちは共働きでいつも帰りは遅いですから気にしないでください。」
みくる「そ、そ、そうなんですか!!あたしこういうの初めてなので・・・す、すいません」
キョン「大丈夫ですよ。さあ部屋にどうぞ!!いつまでも立ち話じゃなんでしょ?」
みくる「・・・・・はい」

55 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。[] 投稿日:2008/03/07(金) 23:59:15.76 ID:tTyYrtU30

ハルヒ「・・・・何言ってんの・・・何で辞めないでって言えなかったんだろ・・・」
コンッ、コンッ
ハルヒ「はーい」
古泉「お邪魔します・・・」長門「・・・・・します」
ハルヒ「あれっ?二人とも・・・・どうしたの?」

61 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。[] 投稿日:2008/03/08(土) 00:07:12.00 ID:pWcVvme40

古泉「思ったより元気そうで良かったです。もっと落ち込んでると思ったんですが・・」
ハルヒ「な、何であたしが落ち込むのよ、落ち込む理由がないじゃない」
長門「・・・さっきのこと・・・」ハルヒ「な、な。二人の事で心配してきてくれたの?」
長門「・・・・そう」古泉「まあ、副団長ですし・・・」
ハルヒ「平気よー平気!!逆に、やる気がない人がいても困るし。取りあえず三人で行動しましょう。」

67 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。[] 投稿日:2008/03/08(土) 00:13:13.19 ID:pWcVvme40

ハルヒ「明日は日曜だしいつもの場所に集合してまた街の探索でもしましょうか??」
古泉「涼宮さん!本当にいいんですか?われわれ三人だけで?」
ハルヒ「いいに決まってるじゃない!!やる気がない人達がいても逆に悪影響だわ。」
長門「・・・図書館」ハルヒ「ん・・・?どうした有希?」
長門「・・・なんでもない」

70 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。[] 投稿日:2008/03/08(土) 00:20:18.73 ID:pWcVvme40

みくる「わぁぁぁぁ!!想像していたより綺麗な部屋です!!まとまってるんですね。」
キョン「特にやることもないですからね。結構まめに掃除とかしてるんですよ。」
みくる「以外です!!もっと男の部屋らしい部屋かと思ってました!!」キョン「・・・・」
コンッコンッ!!
キョン「はーーい」

74 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。[] 投稿日:2008/03/08(土) 00:27:57.23 ID:pWcVvme40

はーーいってこの家にいるのは他に一人しかいない・・・
妹「キョン君!!誰か来てるの????」みくる「お邪魔してます」
妹「ああああああ!!何でみくるちゃんがいるのお!!!」
みくる「キョン君にお勉強教えに来てあげたんですよー!!」妹「すごーーい!ハルニャんはぁ?」
キョン「・・・今日は・・いない」

76 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。[] 投稿日:2008/03/08(土) 00:35:32.31 ID:pWcVvme40

ハルヒ「じゃあ明日いつもの場所に11時集合ね!!遅れたら・・・・・何でもない」
古泉「(あれ・・・)わ、わかりました!!」長門「・・・コクっ」
ハルヒ「小泉君・・・キョンとみくるちゃんには絶対に教えなくていいんだからね!!!!わかってる?」
古泉「わかってますよ。。。絶対にね・・・ニヤッ」
長門「・・・」

82 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。[] 投稿日:2008/03/08(土) 00:47:40.44 ID:pWcVvme40

妹「今日はハルにゃんいないんだーー!!」
キョン「そういうことだ!!早く自分の部屋に戻りなさい」
妹「えええええーー。わかった戻る。お邪魔しましたーーー」
キョン「まったく。困った妹なんですよ。まだ10歳なのに彼氏、彼女がどうとか、そんな話ばっかですよ」
みくる「えええええ!まだ10歳なのにそんな・・・あたしなんて自分の気持ちさえ・・・」

84 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。[] 投稿日:2008/03/08(土) 00:55:04.14 ID:pWcVvme40

キョン「え。。。?」
みくる「わかってるんです・・伝えちゃいけないって。時間の流れを変えちゃいけないって、でも・・・」
キョン「朝比奈さん・・・決めたじゃないですかもう自分の気持ちに嘘はつかないって・・・」
みくる「キョン君・・・本当にいいんですか?本当に?時間の流れが・・・みんなが・・・」
キョン「ここで聞かなかったら時間とか未来とか関係なしに、一生後悔しますから・・・・・!!!」

87 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。[] 投稿日:2008/03/08(土) 01:01:01.46 ID:pWcVvme40

長門「・・・するの??」
古泉「え・・・キョン君に電話ですか?」
長門「・・・そう」
古泉「ふっ。さすがは長門さんですね・・・。このまま世界を滅ばせるわけにはいかないですからね」
長門「・・・そう。じゃあ、また明日」

89 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。[] 投稿日:2008/03/08(土) 01:08:05.42 ID:pWcVvme40

古泉「(さてと電話でもしますか。)ピポパ・・・ツーツーツー・・・」
古泉「あれ?おかしいな。。。ピポパピ・・・・ツーツーツー。。。」
古泉「何をしてるんだよ!!!早くつながれ!!ピポパ・・・・・・おかけになった電話番・・・・」
古泉「・・・・・・・・・・」

93 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。[] 投稿日:2008/03/08(土) 01:15:37.95 ID:pWcVvme40

キョン「あ・朝比奈さん・・・」
みくる「あたし、ずっとずっとキョン君のことが誰よりも誰よりも好きです!!」
キョン「本当ですか?朝比奈さん。全てを捨てて告白してくれたんですか・・・」
みくる「あ・当り前じゃないですか!!やっと気持ちに整理がつきました・・・もう・嘘をつくのはいやです・・・」
キョン「・・・・・・・・・・・・・・・・・」

95 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。[] 投稿日:2008/03/08(土) 01:20:58.77 ID:pWcVvme40

プルルルルルルル・・・・!!!プルルルルルルル・・・・・・
静まり返った部屋にありきたりの着信音が鳴り響く・・・・・
みくる「だ、誰からですか・・・・・?」
キョン「・・・・も、もしもし」

96 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。[] 投稿日:2008/03/08(土) 01:27:57.84 ID:pWcVvme40

ハルヒ「キョン??あ、明日いつものところに11時集合だからね!!みくるちゃんにも言っといてね!!どうせ一緒にいるんでしょ??」
キョン「・・・・・・・・・・・」
ハルヒ「キョン??キョン??聞いてる?小泉君から連絡言ったと思うけど?聞いてるーー?」
キョン「ハルヒ・・・ハルヒ・・・」
ハルヒ「何よ?一回言えばわかるわよ!!それよりあんたはわかったの?こなかったら死刑だからぁ!!」

100 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。[] 投稿日:2008/03/08(土) 01:39:47.38 ID:pWcVvme40

キョン「ハルヒ・・・わかった。行くよ・・・SOS団も辞めない。」
ハルヒ「な、わかればいいのよ!!まったく!!じゃあみくるちゃんにも伝えといてね!!」
キョン「ハルヒ・・・」
ハルヒ「何よ??」
キョン「俺、朝比奈さんと付き合うことに決めたんだ!!ハルヒにも認めてほしい!!だから明日朝比奈さんも連れていつもの場所に行こうと思うんだ!!」
みくる「ポロ・・・ポロ」
キョン「お前には一番先に伝えなければならないと思ったから・・・」

103 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。[] 投稿日:2008/03/08(土) 01:44:34.61 ID:pWcVvme40

ハルヒ「・・・・そ、そう・・・・・」
キョン「ああ。明日、古泉、長門にも報告しようと思ってる」
ハルヒ「・・・・そ、そう。。。。。」
キョン「明日きてくれよな」
ハルヒ「うん・・・・また」

105 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。[] 投稿日:2008/03/08(土) 01:55:20.47 ID:pWcVvme40

--翌日--
ハルヒは清々しい顔でいつもの席に深く腰掛けていた。俺を見つけるといつも通り大きな声で「キョーン!こっち!!」
と叫んでいた。朝比奈さんは俺より先に到着して俺が来るのを待っていたようだ!!
ハルヒは言った「団長のあたしがあんたたちの事を応援しなかったら誰が応援するのよ!!みくるちゃんも自信持ちなさい」
俺には古泉の話を聞かなくてもわかった。
もう彼女中心に世界が回らなくなった事を。
そしてこの喫茶店の会計を俺がすることも・・・




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