キョン「長門、明日予定あるか?」


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150 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。[] 投稿日:2008/03/07(金) 21:32:22.69 ID:LwQW1YSN0

保守ついでに俺も頭病気になってみる。

キョン「長門、明日予定あるか?」
長門「・・・ない」
キョン「そうか、実は明日暇なんだ。良かったら二人で昼飯食べに行かないか?」
長門「・・・コクリ」
キョン「いいんだな?じゃあ何処へ行くか・・・長門は何か食べたい物はあるか?」
長門「・・・私と言う固体が食べたいと感じる物は思いつかない、貴方が食べたいものでいい。」
キョン「んー、そう言われるとなぁ・・・(誘っておいてなんだがこれと言って店に詳しいわけでもない・・・どうするか)」
長門「・・・ジー」
キョン「んー・・・ん?どうした長門、俺の顔が何処かおかしいか?」
長門「・・・来る?」
キョン「何処へだ」
長門「うち」
キョン「うちって・・・長門のマンションか?」
長門「そう」
キョン「いいのか?っていうかお前料理できるのか?」
長門「いい。地球人類の、特に日本人の舌に合う料理の情報をダウンロードする」
キョン「・・・なるほど」

151 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。[] 投稿日:2008/03/07(金) 21:34:05.60 ID:LwQW1YSN0

―――翌日、長門のマンション

キョン「長門、俺だ。開けてくれ」
長門「・・・入って、昼食の用意は済んでいる」
キョン「お邪魔しまーす・・・お、ウマそうな匂いがするな」
長門「・・・貴方の家を出る時間と歩行スピードを計算に入れ、全ての料理が出来たての状態で出せるタイミングで作った」
キョン「マジでか、すげーな。さすが長門」
長門「うちには火力の違うコンロが2つしかない、だから料理の手順を組むのに多少手間取った」
キョン「そうか、それだけ長門が頑張ったんならきっとウマいだろうな」
長門「・・・・・・しい」
キョン「?」
長門「おいしい・・・はず」

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153 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。[] 投稿日:2008/03/07(金) 21:35:47.46 ID:LwQW1YSN0

キョン「うわ、マジでこれ長門が作ったのか。うまそうだなオイ」
長門「・・・食べて」
キョン「いただきます」

長門「・・・おいしい?」
キョン「うん、ウマい。マジでウマいぞ長門」
長門「・・・そう」
キョン「何処へ行くんだ?」
長門「他にも作ってある、貴方に食べて欲しい」
キョン「長門シェフのフルコースだな」

長門「・・・」
キョン「・・・これは流石に多いだろ」
長門「貴方は高校生で育ち盛り。一日の必要栄養素とカロリーを考えると、このくらいの量は食べるべき」
キョン「一日は三食なんだがな・・・今はまだ昼だぜ?」
長門「・・・」
キョン「・・・」

154 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。[] 投稿日:2008/03/07(金) 21:37:27.50 ID:LwQW1YSN0

長門「・・・食べて」
キョン「ってオイ」
長門「私という固体も、私が作った料理を貴方に食べて欲しいと感じている」
キョン「・・・っつってもな、俺の胃袋にも限界っちゅうモンがあるわけで」
長門「・・・」
キョン「・・・」
長門「・・・」
キョン「分かった。分かったよ、食べる。長門が作ってくれたんだもんな、残すとバチが当たるかもしれないしな」
長門「・・・コクリ」

キョン「・・・もぐもぐ。(しかし多い、しかも長門相手だと会話が少ないから自然と料理に集中するハメになっちまう・・・)」
長門「・・・」
キョン「・・・うぷっ(う、生まれる・・・)」
長門「・・・」
キョン「・・・むしゃむしゃ。(・・・何で俺はこう必死に食べちゃうのかねー)」
長門「・・・・・・」
キョン「・・・Σ長門、お前今ちょっと笑ってたか?」
長門「・・・気のせい」

キョン「・・・そうかい」
長門「そう」





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