提督「初春、なんぞ、めでたいのう」 1 名前: ◇gKIVhd2ytqPb[saga] 投稿日:2014/10/07(火) 21:41:39.12 ID:qYOD9r/v0 艦これSS。キャラ崩壊、言葉の暴力注意 2 名前: ◆gKIVhd2ytqPb[saga] 投稿日:2014/10/07(火) 21:42:28.73 ID:qYOD9r/v0 初春「電殿は、なんぞ変わった掛け声をするのう」 提督「なんだ、知らなかったのか初春」 提督「アレは『ナノ粒子レベルまで粉砕してやるのです』を略したものだぞ」 初春「真か!?」 時雨「提督、初春に嘘を教えるのはやめるんだ」 3 名前: ◆gKIVhd2ytqPb[saga] 投稿日:2014/10/07(火) 21:43:00.43 ID:qYOD9r/v0 提督「なぁ初春」 初春「なんじゃ?」 提督「叢雲ってやっぱ初春の姉妹だってさ」 初春「……やはり、な」 時雨「提督、初春に嘘を教えるのはやめるんだ」 時雨「初春も納得しないで」 4 名前: ◆gKIVhd2ytqPb[saga] 投稿日:2014/10/07(火) 21:43:35.97 ID:qYOD9r/v0 初春「暁殿は、一人前のれでぃーを目指して居るそうじゃの」 提督「初春、一つ教えておこう」 提督「一人前のレディーは」 提督「自分を一人前のレディーとは言わない」 初春「真か」 時雨「提督、さっき暁が泣きながら走って行ったけど言ったんだね?」 時雨「本人の前でそれ言ったんだね?」 5 名前: ◆gKIVhd2ytqPb[saga] 投稿日:2014/10/07(火) 21:44:13.91 ID:qYOD9r/v0 初春「漣殿は、なんぞ変わった方言で喋るのう」 提督「なんだ、知らなかったのか初春」 提督「漣はA9星雲からきた宇宙人だぞ」 初春「真か!?」 時雨「提督、初春に嘘を教えるのはやめるんだ」 漣「ネタにマジレスとか」プークスクス 時雨「!?」 6 名前: ◆gKIVhd2ytqPb[saga] 投稿日:2014/10/07(火) 21:45:22.18 ID:qYOD9r/v0 初春「飛鷹殿は、いつもぷりぷりしておるのう」 提督「なんだ、知らなかったのか初春」 提督「飛鷹は髪を梳いてる時は大人しくなるんだぞ」 初春「ほう」 提督「おーい、飛鷹」 飛鷹「なぁに?今忙しいんだけど後に――」 提督「髪を梳きたいんだが、いいか?」 飛鷹「っ……い、いいわよ……」 初春「おぉ」 提督「な?初春もやるか?」サッサッ 初春「うむ。綺麗な黒髪じゃな」サッサッ 飛鷹「……」プクー 時雨「提督、乙女の純情を弄ぶのは許されないんだ」 7 名前: ◆gKIVhd2ytqPb[saga] 投稿日:2014/10/07(火) 21:46:12.69 ID:qYOD9r/v0 初春「阿武隈殿は、なんぞ変わった前髪をしておるのう」 提督「なんだ、知らなかったのか初春」 提督「あの髪型は艦娘にだけ伝染するウィルスによるものだぞ」 提督「伝染を防ぐにはポマードと三回唱えるんだ」 時雨「提督、初春に嘘を教えるのはやめるんだ」 初春「ポマード!ポマード!ポマード!」 時雨「初春」 8 名前: ◆gKIVhd2ytqPb[saga] 投稿日:2014/10/07(火) 21:47:57.30 ID:qYOD9r/v0 初春「霧島殿は、艦隊の頭脳を目指して居るようじゃが」 初春「実際そう呼ばれておらぬのは何故か?」 提督「……」 提督「初春」 初春「なんじゃ?」 提督「世の中には知らなくていい事と知ってはいけない事がある」 提督「この場合は後者だ」 初春「む、そうであったか」 時雨「提督……」 9 名前: ◆gKIVhd2ytqPb[saga] 投稿日:2014/10/07(火) 21:49:02.46 ID:qYOD9r/v0 初春「球磨殿と多摩殿の二人は、なんぞ変わった語尾をしておるのう」 提督「なんだ、知らなかったのか初春」 提督「あの二人が普通に話した時」 提督「この世界は終焉を迎える」 初春「真か!?」 時雨「提督、初春に嘘を教えるのはやめるんだ」 多摩「あながち間違いでもないにゃ」 球磨「球磨達の良心が残っている証拠だクマ」 時雨「!?」 11 名前: ◆gKIVhd2ytqPb[saga] 投稿日:2014/10/07(火) 22:05:01.83 ID:qYOD9r/v0 初春「すまぬ……わらわの力が及ばぬばかりに……」 提督「初春、そう自分を責めるんじゃない……」 初春「じゃがっ……!」 提督「いいんだ……もう、いいんだ……」 時雨「提督……」 利根「なんじゃ?吾輩達がスパッツを履かぬのがそんなに不服か?」 時雨「ボクとしても、もうちょっと気に掛けてくれると嬉しいな」 筑摩「提督の好みですよね?」 筑摩「姉さん、屈しちゃダメですよ。イヤらしい眼で見られちゃいますから」 利根「うむ。まったく、とんだ提督もいたものじゃな」 時雨「筑摩、その格好の方が恥ずかしいと思うんだ」 提督「正直目のやり場に困るんです勘弁して下さい」 13 名前: ◆gKIVhd2ytqPb[saga] 投稿日:2014/10/07(火) 22:06:11.08 ID:qYOD9r/v0 初春「陽炎殿と瑞鶴殿は、どこか似ておるのう」 提督「なんだ、知らなかったのか初春」 提督「瑞鶴は十年後の未来から皆を助けに来た陽炎なんだぞ」 初春「真か!?」 時雨「提督、初春に嘘を教えるのは――」 翔鶴「……提督?」 時雨「こっちだよ初春。早く逃げるんだ」 14 名前: ◆gKIVhd2ytqPb[saga] 投稿日:2014/10/07(火) 22:06:58.88 ID:qYOD9r/v0 初春「む、もう昼時じゃな」 提督「お、じゃあ飯食いに行く前に任務をチェック――」ポチッ パカッ ウィーン 大淀「……」 提督「……」 初春「おぉ、かっぷ麺じゃな」 初春「わらわも食べとうなって来た。のう貴様、今日の昼餉はかっぷ麺にせぬか?」 大淀「……」ズズズッ 大淀「……」モグモグ 大淀「……」ゴクン 大淀「お疲れ様です」 提督「……」ポチッ ウィーン パタン 提督「……俺醤油な」 初春「ふむ、わらわは塩がよいな」 15 名前: ◆gKIVhd2ytqPb[saga] 投稿日:2014/10/07(火) 22:08:00.53 ID:qYOD9r/v0 飛鷹「急に呼び出したかと思ったら、髪を梳かせてくれだなんて」 飛鷹「一体どうしたの?」 提督「あぁ、また出撃でしばらく海に出るからな」スッ スッ 飛鷹「それで私達を一人一人相手してる訳?呆れたわねー……」 提督「俺から離れると巫力(フリョク)が供給されなくなるだろ」スッ スッ 飛鷹「それはそうだけど……二週間くらいなら大丈夫だって言ってるでしょ?」 提督「それでも、だ」 飛鷹「もう……絶対帰って来て下さいね、霊媒師様?」 提督「安心しろ出雲丸。皆がしっかり守ってくれる」 16 名前: ◆gKIVhd2ytqPb[saga] 投稿日:2014/10/07(火) 22:09:04.88 ID:qYOD9r/v0 初春「のう貴様。加賀殿は五航戦を嫌っておるのかや?」 提督「なんだ、知らなかったのか初春」 提督「加賀は五航戦……いや、翔鶴と瑞鶴の事が大好きなんだぞ」 初春「ほう」 提督「二人の事を尊敬しているからこそ一緒にされるなんて畏れ多いと――」 加賀「へぇ」 提督「」 時雨「提督、提督?」 加賀「瑞鶴じゃあるまいし。手加減はしてあるわ」 初春「加賀殿、先程の話は真かや?」 加賀「翔鶴と瑞鶴の事かしら?」 加賀「好きよ。まだ少し不安だけれど」 17 名前: ◆gKIVhd2ytqPb[saga] 投稿日:2014/10/07(火) 22:09:59.34 ID:qYOD9r/v0 青葉「聞ぃーちゃったー見ぃーちゃったー♪」スタッ 加賀「!?」 青葉「という事ですがどうですか翔鶴さん瑞鶴さん!!」ズイッ 瑞鶴「いや、その……私も加賀さんの事は嫌いじゃないわ」プイッ 翔鶴「加賀さん……両思いだなんて、私嬉しいです……」 加賀「翔鶴、そういう意味じゃないわ」 翔鶴「え、違うんですか?」 翔鶴「でも大丈夫です……すぐにその気にしてあげますからね!」ダッ 加賀「……アナタの姉でしょう。何とかしなさい」 瑞鶴「もう……しょーかくねーっ!」バタバタ 時雨(翔鶴、ソッチだったんだ) 18 名前: ◆gKIVhd2ytqPb[saga] 投稿日:2014/10/07(火) 22:10:46.89 ID:qYOD9r/v0 祥鳳「祥鳳です」 鳳翔「鳳翔です」 祥鳳「祥鳳です」 鳳翔「鳳翔です」 祥鳳「祥鳳です」 鳳翔「鳳翔です」 祥鳳「祥鳳です」 鳳翔「鳳翔です」 子日「子日、混乱の日!」グルグル 20 名前: ◆gKIVhd2ytqPb[saga] 投稿日:2014/10/07(火) 22:14:04.92 ID:qYOD9r/v0 初春「川内殿は、随分と夜戦に執着しておるのじゃな」 提督「なんだ、知らなかったのか初春」 提督「ウチの川内は夜戦を経験した事が無いんだぞ」 初春「真か……真じゃったわ」 ―― 川内「お疲れ様!ねぇねぇ夜戦したの?」 川内「へぇ!いいなぁ!どんな感じだったのか聞かせて!」 川内「いいなぁ!私も夜戦してみたいなぁ!」 ―― 時雨「あの笑顔が見ていて辛いんだ」 提督「いや、俺に言われてもだな……」 21 名前: ◆gKIVhd2ytqPb[saga] 投稿日:2014/10/07(火) 22:14:40.04 ID:qYOD9r/v0 初春「神通殿は、なんぞ変わった前髪をしておるのう」 提督「あぁ……」 初春「……っ!」 初春「ポマード!ポマード!ポマード!」 時雨「初春」 22 名前: ◆gKIVhd2ytqPb[saga] 投稿日:2014/10/07(火) 22:15:56.27 ID:qYOD9r/v0 初春「のう貴様、先程赤城殿から羊羹を頂いたぞ」 提督「本当か!?」 提督「よし、休憩にしよう。お茶淹れて来る」 初春「うむ。こちらも用意しておこう」 時雨「ただいま提督……あれ?」 初春「おぉ、船の点検ご苦労様です時雨殿」 初春「丁度一息入れるところじゃったのだが、時雨殿も如何かな?」 時雨「羊羹かい?ありがとう、ご馳走になるよ」 23 名前: ◆gKIVhd2ytqPb[saga] 投稿日:2014/10/07(火) 22:16:46.15 ID:qYOD9r/v0 初春「初雪殿は、なんぞ無精者であるな」 提督「なんだ、知らなかったのか初春」 提督「初雪が生活を正した時は、必ず何かある時なんだぞ」 初春「ほう」 時雨「彼女がいつも通りでいれば、その日一日何事も無いんだ」 24 名前: ◆gKIVhd2ytqPb[saga] 投稿日:2014/10/07(火) 22:19:31.97 ID:qYOD9r/v0 初雪「……おはよ」 提督「白露、長良戦隊!船の再点検急げ!飛鷹隼鷹龍驤!航海図占い直すから手伝え!」 提督「手の空いてる者!軽巡駆逐は各資材の総点検!戦艦重巡は海岸線の監視!急げ!」 初春「お、おぉ?」 時雨「提督、空母は偵察機だね?」 提督「あぁ、ありがとう。頼む」 初雪「ん……」 初春「この慌しさ……あの話は真じゃったようじゃの」 AL/MI作戦発令 25 名前: ◆gKIVhd2ytqPb[saga] 投稿日:2014/10/07(火) 22:20:39.02 ID:qYOD9r/v0 初春「なんぞ、ケッコンカッコカリとやらが流行っておるらしいのう」 時雨「練度の高い艦娘の練度を、更に高くできるようになるそうだよ」 時雨「ボク達の中で一番練度が高いのは……」 26 名前: ◆gKIVhd2ytqPb[saga] 投稿日:2014/10/07(火) 22:21:59.09 ID:qYOD9r/v0 初春「貴様、本当にわらわで良いのかえ?」 提督「なんだ、知らなかったのか初春」 提督「俺、いや、自分は初春殿を召喚した時から一目で惚れこんでいました」 提督「一介の人間が船霊(フナダマ)であるアナタにこのような情を持つ事、お許し願いたい」 初春「……ふん」 初春「もっと風情が欲しかった所じゃが、貴様にそれを求めるのは酷な事であろう、の」 27 名前: ◆gKIVhd2ytqPb[saga] 投稿日:2014/10/07(火) 22:23:15.43 ID:qYOD9r/v0 初春「それに……知らんかったのか、貴様」 初春「わらわも貴様に召喚された時から、一目で惚れこんでおったのですぞ」 おしまい 28 名前: ◆gKIVhd2ytqPb[saga] 投稿日:2014/10/07(火) 22:24:43.91 ID:qYOD9r/v0 ――おまけ 扶桑「……んっ」カチッカチッ 扶桑「……うぅ……」カチッカチッ 扶桑「……はぁ」 <ガチャ 扶桑「あ、山城……おかえりなさい」 扶桑「これは……えっと……そうだ」 扶桑「山城?コップを二つ用意して?」 扶桑「ジュースを買ってきておいたの」 扶桑「一緒に飲みましょう」 『缶のプルトップが開けられない』 29 名前: ◆gKIVhd2ytqPb[saga] 投稿日:2014/10/07(火) 22:25:42.98 ID:qYOD9r/v0 卯月「ぶくぶくぶくぶく」 子日「ぶくぶくぶくぶく」 雷「ジュースでぶくぶくしちゃダメよ二人とも!」 「「はーい」」 扶桑「……」 扶桑「……」 扶桑「ぶくぶくぶくぶくぶく」 扶桑「すぅー……」 扶桑「ぶくぶくぶくぶくぶく」 扶桑「♪」 鳳翔「あの……扶桑、さん?」 扶桑「ぶふぉっ」 鳳翔「きゃっ!?」 『彼女はそれを我慢できない』 30 名前: ◆gKIVhd2ytqPb[saga sage] 投稿日:2014/10/07(火) 22:29:56.12 ID:qYOD9r/v0 お粗末様でした。ではまた機会があれば