シンジ「38.2℃か・・・学校は厳しいかな」 1 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[] 投稿日:2014/10/03(金) 23:58:37.64 ID:CVG4La3V0 初ssです。膝も笑っています。 シンジとアスカがほのぼのする話です。 3 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[] 投稿日:2014/10/04(土) 00:07:52.78 ID:fwx4nkfj0 シンジ「38.2℃か・・・学校は厳しいかな」 シンジ「お弁当作るのはさすがにキツイな・・・」 シンジ「しょうがない。ミサトさんは帰ってきてないし、アスカには購買のパンで我慢してもらおう」 〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜 シンジ「アスカー。起きて」 アスカ「あと、ごふん〜」ムニャムニャ シンジ「アスカ。もう時間だよ」 アスカ「うー」 シンジ「アスカってば」 アスカ「う〜ん。うるさいわねー。・・・ってあれ?何であんたマスクなんてしてんのよ」 シンジ「ちょっと風邪引いたみたいで」 アスカ「ふーん。別にいいけど、私にうつさないでよね」 シンジ「わかってるよ」 4 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[] 投稿日:2014/10/04(土) 00:17:54.96 ID:fwx4nkfj0 アスカ「さーてと、起きますか。うーん」 シンジ「あっ、アスカ。それで、具合悪いから今日は学校休むね」 アスカ「あっそ。いいわねバカシンジ様は。人が一生懸命勉強してるってときに、一人お休みだなんて」 シンジ「しょうがないじゃないか。熱があるんだから」 アスカ「熱?どのくらいあるのよ?」 シンジ「・・・37.4℃」 アスカ「ふ〜ん。微妙なところね。まあいいわ。今日はゆっくり寝てなさい。先生には私から言っとくから」 シンジ「うん。ありがとう」 5 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL)[] 投稿日:2014/10/04(土) 00:34:01.16 ID:fwx4nkfj0 〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜 アスカ「ちょっとー。今日の朝ごはん、これしかないの?」 シンジ「ごめん。ちょっと頭痛くて。立ってるとグラグラしてくるんだ」 アスカ「別にあんたの事情なんて聞いてないわよ!・・・あんた、まさかお弁当も手ぇ抜いてるんじゃないでしょうね」 シンジ「ごめん。今日はお弁当は作ってないんだ」 アスカ「はあ?」 シンジ「だから今日のお昼は購買で我慢して」 アスカ「ふざけないでよ!パンだけであたしが満足できるわけないでしょ!」 シンジ「じゃがいもなら冷蔵庫にあるけど」 アスカ「バカ!」パシッ シンジ「痛っ」 アスカ「ふんっ。もう知らない」 シンジ「・・・」 6 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[] 投稿日:2014/10/04(土) 00:38:17.18 ID:fwx4nkfj0 〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜 アスカ「じゃあ、行ってきます!」 シンジ「あっ、待ってアスカ。これ購買のお金」ピラッ アスカ「・・・」パシッ シンジ「あっ・・・」 アスカ「行ってきます!」ガチャンッ シンジ「・・・行ってらっしゃい」 シンジ「・・・」 シンジ「少し食べたら、洗い物してから横になろう」 シンジ「・・・あれっ?食器がちゃんと水につけてある。・・・アスカ」 8 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL)[] 投稿日:2014/10/04(土) 12:31:46.56 ID:fwx4nkfj0 〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜 シンジ「モグモグ」 ガチャンッ シンジ「!」 アスカ「バカシンジ。起きてるー?」 シンジ「アスカ・・・学校はどうしたの?」 アスカ「これから行くわよ。ただちょっと時間があったから薬を買ってきただけよ」 アスカ「ホラ。感謝しなさいよ」ポイッ シンジ「あ、ありがとう」 アスカ「どーいたしまして」 シンジ「・・・」 アスカ「何よ。どうしたの」 シンジ「これ、頭痛に効くとは書いてあるけど。・・・生理用だよ?」 アスカ「!」 9 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL)[] 投稿日:2014/10/04(土) 13:07:49.01 ID:fwx4nkfj0 アスカ「ちょっとかしなさいよ!・・・本当だ」 シンジ「それはアスカがあの日に使うやつだよ」 アスカ「うるさいっ」バシッ シンジ「痛っ」 アスカ「変態っ!バカ!あんたが女々しいから女用を買ってきだけよ!本当にデリカシーがないわね!信じらんない!」 シンジ「アスカ・・・」 11 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL)[] 投稿日:2014/10/04(土) 14:24:59.94 ID:fwx4nkfj0 アスカ「もう、あんたなんか知らない。さっさとそれ飲んで寝れば?!」 シンジ「うん。そうするよ。ありがとう、アスカ」 アスカ「ふんっ。じゃあ今度こそ行ってくるから」 シンジ「・・・アスカ」 アスカ「何よ?」 シンジ「食器、水につけておいてくれてありがとう」 アスカ「!」 アスカ「うるさい!知らないわよ!」ガチャンッ シンジ「・・・」 シンジ「うぅっ・・・気持ち悪い。早く横になったほうがよさそうだな」 13 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL)[] 投稿日:2014/10/04(土) 16:34:39.61 ID:fwx4nkfj0 〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜 シンジ「・・・」パチッ シンジ「・・・どのくらい寝てたんだろう。時計、時計・・・」 シンジ「もう十二時になるのか。何か軽く食べないと」 シンジ「・・・?あれ?何かいい匂いがする」 16 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL)[] 投稿日:2014/10/04(土) 21:41:29.94 ID:fwx4nkfj0 スゥー シンジ「(アスカが台所に?何で?)」 アスカ「うーん。おかゆってこんなに水っぽくていいのかしら。なかなか難しいわね」 シンジ「あ、あの・・・アスカ?」 アスカ「あっ、バカシンジ。もう起きて大丈夫なの?」 シンジ「う、うん。今朝よりはだいぶ良くなったから」 アスカ「そう。それはよかった」 シンジ「・・・アスカ」 アスカ「何?」 シンジ「その、学校はどうしたの?」 17 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL)[] 投稿日:2014/10/04(土) 22:02:12.53 ID:fwx4nkfj0 アスカ「二時間だけ受けて早退してきたわ。病人一人で放っておけないでしょ」 シンジ「アスカ・・・」 アスカ「何よその顔?私じゃ不満なわけ?」 シンジ「ち、違うよ!そうじゃなくて・・・。ただ、アスカが僕の看病をしてくれるなんて・・・」 アスカ「してくれるなんて?」 シンジ「・・・すごく、嬉しいんだ//」 アスカ「!//」 アスカ「もー、本当にバカね//・・・いいわ!今日は存分に甘えなさい!」 シンジ「うん//」 アスカ「さっ、お昼にしましょう」 19 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL)[] 投稿日:2014/10/05(日) 00:45:42.75 ID:MAnF7wr40 〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜 シンジ「モグモグ」 アスカ「・・・」ジー シンジ「な、なに?」 アスカ「それ、水っぽすぎない?」 シンジ「ううん、大丈夫。それに水っぽいほうが消化しやすいから、ありがたいんだ」 アスカ「そうなの?それないいんだけど。・・・そうだ」 シンジ「?」 アスカ「新作のDVD借りてきたから、後で一緒に見ない?」 シンジ「うん」 21 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL)[] 投稿日:2014/10/05(日) 13:09:59.18 ID:MAnF7wr40 〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜 テレビ『フッ。ここから帰ったらな、娘にドレスを買うって約束したんだ』 テレビ『た、隊長・・・』 アスカ「ねえ、バカシンジ」 シンジ「何?」 アスカ「マスク、うっとしいから外しなさいよ」 シンジ「えっ、でも」 アスカ「いいから」ヒョイっ シンジ「あっ。だめだよ、アスカ。風邪うつっちゃうよ」 アスカ「別にいいわよ風邪くらい。・・・けど」 シンジ「けど?」 22 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL)[] 投稿日:2014/10/05(日) 13:20:26.59 ID:MAnF7wr40 アスカ「もし私が風邪ひいたら、学校休んででも私のこと看病してよね//」 シンジ「アスカ・・・//」 アスカ「・・・ちゃんと、そばで//」 シンジ「・・・うん//」 25 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL)[] 投稿日:2014/10/05(日) 21:39:59.81 ID:MAnF7wr40 アスカ「わかったなら早く小指だして!指切りゲンマン!」 シンジ「う、うん」 アスカ・シンジ「指切りゲルマン。嘘ついたら針千本のーます。指切った!」 アスカ「シンジ・・・約束よ?」 シンジ「うん。約束」 アスカ「・・・//」 シンジ「・・・//」 26 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL)[] 投稿日:2014/10/05(日) 21:48:31.24 ID:MAnF7wr40 アスカ「ねえ。なんかあんたの指熱くない?」 シンジ「えっ、そう?」 アスカ「うん。もしかして熱上がったんじゃないの?」 シンジ「そうかな」 アスカ「もう一回熱計ってみたほうがいいんじゃない?さっきは37.4℃だったんでしょ」 シンジ「うん。計ってみる」 アスカ「あっ、その前に・・・私の体温計使ってみてもいい?」 シンジ「いいけど、普通の体温計と何か違うの?」 28 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL)[] 投稿日:2014/10/05(日) 21:52:53.59 ID:MAnF7wr40 アスカ「・・・」ピタッ シンジ「あっ・・・(アスカのおでこが//)」 アスカ「・・・//」 シンジ「・・・//」 アスカ「・・・さっ、熱計りましょう//」 シンジ「う、うん//」 29 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL)[] 投稿日:2014/10/05(日) 22:20:48.94 ID:MAnF7wr40 ピピッピピッ アスカ「どれどれ・・・!あんた、38.4℃もあるじゃない!」 シンジ「(今朝より上がってる・・・)」 アスカ「これ、ちょっとやばいんじゃないの?」 シンジ「かもしれない・・・」 アスカ「・・・ねえ、まさかさっきの37.4℃ってウソだったの?」 シンジ「・・・うん。本当のこと言ったらアスカが心配すると思って」 アスカ「んもー!シンジの為ならいくらだって心配するわよ!」 アスカ「もう絶対しょうもないウソつかないでよね!」 シンジ「・・・うん。わかったよ。もう二度と、アスカだけには嘘はつかない!」 アスカ「・・・これも、約束よ?」 シンジ「うん。約束」 30 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL)[] 投稿日:2014/10/05(日) 23:28:12.75 ID:MAnF7wr40 アスカ「あっ、でも私はウソついちゃうかも」 シンジ「えっ、なんで?」 アスカ「実際の体温よりも高めで教えるかも」 シンジ「何で、そんなことするの?」 アスカ「だって熱あったほうが、いっぱい心配してくれるでしょ?//」 シンジ「・・・」 アスカ「・・・//」 シンジ「・・・なんだよそれ」ボソッ アスカ「えっ?なに?」 シンジ「さっきからいちいち可愛すぎるんだよ!アスカー!」ガバッ アスカ「えっ、ちょっと待って!待ってってば!あんっ、バカー!」ジタバタッ シンジ「ウォオオー!!」 アスカ「ばかしんじぃぃいいい//」 31 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL)[] 投稿日:2014/10/05(日) 23:55:02.43 ID:MAnF7wr40 〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜 ガチャンッ ミサト「たっだいまー」 ミサト「って、どうしたのこれ!」 アスカ「あっ、ミサト。おかえり」ゼェハァゼェハァ ミサト「アスカッ!なんでシンちゃんが倒れてるの?!」 アスカ「朝から熱あったんだけど・・・また一気にあがっちゃったみたいで」ゼェハァゼェハァ ミサト「なんでアスカはそんな疲れてるのよ」 アスカ「ちょっとね」 ミサト「シンちゃん大丈夫?!シンちゃん!」ユサユサ シンジ「・・・グフッ」 ミサト「シンちゃーん!」 アスカ「(ふー・・・シンジったら、体調悪いくせに張り切っちゃって)」 アスカ「(まあこれだけ粘膜同士で触れ合ってれば、確実に菌はうつったわよね)」 アスカ「(楽しみだなー。献身的なシンジのか・ん・ご)」 アスカ「ふふっ」 〜終劇〜 ssはこれで以上です。 最後まで見てくださった皆様。支援していただいた皆様。 本当にありがとうございました。 バリバリの受験生ですが、ネタが浮かんだらまた書きたいと思います。 それでは。