阿笠「光彦君を名曲『謎』の歌詞に合わせてブチ殺すスイッチじゃ!」 1 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2013/10/25(金) 00:58:54.16 ID:yT3UwYLi0 阿笠「よぉ〜し、押すぞい」ポチッ コナン「博士、アンタが押すのかよ」 阿笠「どうせ押すんじゃし、いちいち前戯(コント)やるのもめんどいじゃろ」 コナン「そだな」 阿笠「ちなみにオープニングに使われたショートバージョンじゃぞ」 コナン「お、曲が始まった!」 2 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2013/10/25(金) 01:03:32.65 ID:yT3UwYLi0 ♪ この世であなたの愛を 手に 入れるもの ♪ 阿笠「これはどういう意味じゃ、新一?」 コナン(あなたの愛を、手に入れる……) コナン「そうか!」コテリン! コナン「愛ってのは、心……すなわち心臓だ」 コナン「つまり、光彦の心臓を手に入れろってことだ!」 阿笠「なるほどのう、さすがは新一じゃ!」 コナン「行くぜ、博士!」ダッ 阿笠「うむ!」ダッ 6 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2013/10/25(金) 01:06:42.92 ID:yT3UwYLi0 光彦「あ、おはようございます、コナン君」 コナン「わりぃな、光彦」グリュッ 光彦「あぁっ、ボクの心臓が!」 ドクン… ドクン… ドクン… ドクン… 光彦「か、返し……」 コナン「……」ニヤッ グシャッ!!! 光彦「うぅ……」ピクピク… コナン「まだ死んでねーみたいだぜ、博士」 阿笠「じゃあ歌の続きを聞いてみようかのう」 9 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2013/10/25(金) 01:10:47.25 ID:yT3UwYLi0 ♪ 踊る ライト見つめて 忘れない ♪ 阿笠「踊るライト……? ダンスを踊る懐中電灯なんて知らんぞい」 コナン「分かった!」コテリン! コナン「ライトってのはハゲ頭、つまり博士の頭のことだ!」 阿笠「おお、なるほど!」 コナン「博士のそのハゲ頭を、光彦が未来永劫痛みと恐怖を忘れられなくなるほど」 コナン「光彦の顔面に叩きつけろってことだ!」 阿笠「みごとな推理じゃ! 成長したのう、新一!」 11 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2013/10/25(金) 01:14:31.05 ID:yT3UwYLi0 阿笠「ほれ、心臓を抜かれたぐらいでなに寝そべっておる! 立たんか!」グイッ 光彦「なにするんですか、博士……!」 阿笠「ほぉれ!」グシャッ! 阿笠「ほぉれい!」グシャンッ! 阿笠「もいっちょ!」グッシャリ! 阿笠「おまけじゃ!」グワッシャン! 光彦「……」ビクッビクッ 阿笠「ワシの頭ももう限界じゃ」ヒリヒリ… コナン「鼻と後頭部がくっつくくらい顔面が陥没したが、まだ生きてやがる……」 12 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2013/10/25(金) 01:18:39.12 ID:yT3UwYLi0 ♪ ahh 謎が解けてゆく ♪ 阿笠「アァ〜、謎が解けてゆく……なにがなにやらさっぱりじゃな」 コナン「分かったぞ!」コテリン! コナン「これは事件を解いて、光彦を死刑台に送り込めって意味なんだ!」 阿笠「しかし、どうやって光彦君に事件を起こさせるんじゃ?」 コナン「バーロー……罪を犯してない奴を逮捕させる手段くらいいくらでもあるさ」 コナン「今までだってずっとそうしてきたんだ」 阿笠「お前もだんだん優作君に似てきたのう」ニヤッ 14 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2013/10/25(金) 01:21:38.11 ID:yT3UwYLi0 コナン「よぉ〜し、おっちゃんを眠らせて、と」プシュッ 小五郎『犯人はあなたです! ハンガーを投げつけて阿笠博士を殺害したんですよ!』 光彦「ボクはそんなことやってません!」 阿笠「無駄じゃ、ワシが証人じゃ!」 タイホ! コウリュウ! キソ! サイバン! ユーザイ! ジョージョーシャクリョーノヨチナシ! ヒコクニンヲシケーニショス! 16 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2013/10/25(金) 01:25:34.33 ID:yT3UwYLi0 目暮「何かいい残すことはあるかね?」 光彦「ボクはやってません!」 目暮「光彦君、君は本当に卑怯だな」グイッ ガタンッ!!! グィッ! プラーン… プラーン… コナン「絞首刑は落下の際の衝撃で、頸椎が骨折するから即死する」 コナン「はずなんだが……」 光彦「ぐ、ぐるじい、です……」プラーン… 阿笠「まだ死んではおらんのう……」 18 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2013/10/25(金) 01:28:38.43 ID:yT3UwYLi0 ♪ 君はまだ 疑うことなく ♪ 阿笠「疑うことなく……これはどういう意味じゃ?」 コナン「疑うことなく……」 コナン「分かったぞ」コテリン! コナン「光彦は、俺たちに自分の命を狙われてるとは思ってない」 コナン「つまり、疑ってない!」 コナン「今が光彦を殺す最大のチャンスってことだ!」 阿笠「なるほど!」 20 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2013/10/25(金) 01:31:46.18 ID:yT3UwYLi0 阿笠「光彦君を蹴り上げるぞい!」ボスッ 実況『阿笠、センタリング! 光彦が高く浮き上がった! ──中央には!?』 実況『江戸川だ! 10番の江戸川が走り込んでいる!』 実況『このチャンス、モノにできるか!?』 コナン(博士が作ってくれたこのチャンス……)バッ コナン(モノにできなきゃ、俺は探偵としてもストライカーとしても失格だ!) コナン「うおりゃあっ!」ドゴンッ! 21 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2013/10/25(金) 01:35:35.41 ID:yT3UwYLi0 実況『江戸川のオーバーヘッドで、光彦がゴールネットに突き刺さった!』 実況『いや、ゴール内にたまたま落ちていた剣山に突き刺さったァ!』 実況『ゴォ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜ル! ゴォ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜ル!』 実況『帝丹小学校、ワールドカップ進出決定!』 コナン「やったぜ!」 ワーワー… キャーキャー… ワーワー… キャーキャー… 光彦「がはっ……!」ビクビクッ 阿笠「む、ここまで派手な演出をしてやったのにまだ生きておるぞ」 コナン「しゃーねーな……。博士、次の歌詞は?」 24 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2013/10/25(金) 01:39:42.94 ID:yT3UwYLi0 ♪ 友達と呼べた日々過ごし 今もずっと ♪ コナン「これは簡単だな」 阿笠「ようするに、友達を使って殺せってことかの?」 コナン「ああ」 コナン「光彦は少年探偵団のメンバーを一方的に友達だと思い込んでたからな」 コナン「博士、今すぐ灰原、元太、歩美の三人を呼んできてくれ!」 阿笠「了解じゃ!」 26 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2013/10/25(金) 01:43:33.82 ID:yT3UwYLi0 コナン「──ってわけだ」 コナン「光彦のバカがソバカスの匂いにつられてノコノコやってきたら」 コナン「俺たち四人で一斉にリンチだ!」 歩美「うん、分かった!」 灰原「あまり気は進まないけど、やるしかないみたいね……」 元太「Unagi、Unager、Unagest」 歩美「元太君、すっごぉ〜い! 英語が話せるんだ!」 元太「Yes」 コナン(やるじゃねーか、元太……!)ニヤッ 28 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2013/10/25(金) 01:47:24.86 ID:yT3UwYLi0 光彦「美味しそうなソバカスの匂いがしますね……」クンクン… コナン「今だ!」 バババッ コナン「くたばりやがれ!」ドズッ! ドズッ! 灰原「オラァッッッ! オラァッッッ!」ドゴォッ! ドゴォッ! 歩美「えいっ! えいっ!」ペチッ ペチッ 元太「う、な、じゅ、う、波ァ─────ッ!!!」トクジョオアッ 光彦「う、うわぁっ──……」ボシュッ… コナン(これだけやっても、まだ光彦の気は完全に消えてねえ!) コナン「博士、次の歌詞だ!」 阿笠「うむ!」 30 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2013/10/25(金) 01:54:14.03 ID:yT3UwYLi0 ♪ 涙あふれ 止まらなくて ♪ 阿笠「涙あふれ、止まらなくて……」 阿笠「これは、ワシらが涙を流しながら光彦君を殺せということかの?」 コナン「俺たちに血も涙もあるわけねーだろ」 コナン「これは──」 コナン「光彦に大量の涙を流させ、脱水症状にして殺せってことだ!」 阿笠「なるほど! ではみんなで光彦君を泣かせるとするかのう!」 31 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2013/10/25(金) 01:58:38.54 ID:yT3UwYLi0 阿笠「その一家は、かけそばを一杯だけ注文したそうじゃ〜〜」 コナン「ネロとパトラッシュは天使に迎えられ〜〜」 灰原「むかしむかし、悪い組織に利用され、姉を殺された可哀想な美女がいました〜〜」 歩美「正体を見られてしまったツルは、山に帰っていきました〜〜」 元太「ウナギは微笑みました。たとえ絶滅しても、俺たちは心の中に生きている〜〜」 光彦「うぅっ……」グスッ 光彦「涙が……」ドボアッ 光彦「涙が止まりませんよォ〜〜〜〜〜!」ドボドボドボドボ コナン「もっとだ! もっと出せ、光彦!」 光彦「はっ、はいィ〜〜〜〜〜!」ドボドボドボドボ 光彦「みるみるボクの体が乾いていきますゥ〜〜〜〜〜」シワシワァ… 32 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2013/10/25(金) 02:03:15.99 ID:yT3UwYLi0 コナン「オメーの涙腺を牛の乳を搾るように絞ってやる!」ギュゥゥ… 光彦「あああああ〜〜〜〜〜っ!」ドボドボドボドボ… コナン「ちっ、もう出ねえみたいだ」 コナン「プール10杯分は涙を流したのに、かろうじて生きてやがる」 コナン「サボテンみたいなヤローだ」 阿笠「光彦君を水不足の地域に送ったらどうかのう?」 コナン「バーロー、光彦の涙なんか飲ませられっかよ」 コナン「んなもん飲むくれーなら、俺なら自分ごと一族皆殺しにされた方がマシだ」 阿笠「そりゃそうじゃな」 コナン「よし、次の歌詞だ!」 33 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2013/10/25(金) 02:10:28.64 ID:yT3UwYLi0 ♪ 失う ことだけを 教えてゆくつもり ♪ 阿笠「ふむ……いよいよサビ直前じゃな」 阿笠「失うことだけを教える……」 阿笠「これはシンプルに、命を失うことを殺害することで教える、ってとこじゃろ!」 コナン「博士……アンタはそれだからイグノーベル賞止まりなんだよ」 阿笠「うぐっ……」 コナン「ま、これは説明するより実践してみせた方が早いだろ」 34 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2013/10/25(金) 02:13:09.93 ID:yT3UwYLi0 光彦「学校に到着しました!」 光彦「あれ、下駄箱にボクの上履きがありませんね」 光彦「教室にはボクの机がありませんし……」 光彦「ランドセルに入れたはずの教科書もなくなっています!」 光彦「これはどういうことなんでしょうか?」 35 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2013/10/25(金) 02:16:20.36 ID:yT3UwYLi0 光彦「仕方ないので、家に帰ったら家に誰もいません!」 光彦「というか、家がありません!」 光彦「ボクの戸籍もありません!」 光彦「いつの間にか、ボクの服もなくなってました!」 光彦「髪の毛もなくなって、皮膚もなくなって人体模型みたいです!」 光彦「視力や聴力もなくなって……」 光彦「徐々に記憶もなくなって──」 光彦「ボクの……存在も……」 スゥ… 36 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2013/10/25(金) 02:20:56.11 ID:yT3UwYLi0 コナン「完全消滅だ」 阿笠「みごとじゃ新一! ところで、どうやって光彦君の存在を失わせたんじゃ?」 コナン「バーロー、方法なんかどうだっていいんだ。大事なのは結果だろ?」 コナン「探偵と同じさ。犯人が捕まりさえすりゃ冤罪でもかまわねえ」 阿笠「ほっほっほ、こりゃ一本取られたわい! ──む!?」 光彦「ボクは……ここにいます……」ムクムク… 阿笠「こりゃ驚いた! かろうじて自己の存在を維持しておったとは!」 コナン「くっ……!」 コナン「博士、次の歌詞を用意しろ! 早く!」 39 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2013/10/25(金) 02:25:57.41 ID:yT3UwYLi0 ♪ この世であなたの愛を 手に入れるもの ♪ 阿笠「いよいよサビじゃが、これは──」 阿笠「最初の歌詞と一緒じゃのう!」 阿笠「じゃが、すでに光彦君の心臓は新一が握り潰してしまったはず……」 コナン「大丈夫だ、博士」 コナン「俺は今までの事件の被害者の心臓を抜き取って、コレクションしてきた」 コナン「その中の一つを……光彦に移植してやってくれ……」 40 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2013/10/25(金) 02:29:12.13 ID:yT3UwYLi0 阿笠「よいのか、新一!?」 阿笠「お前はあのコレクションを命の次に大事にしておったはず!」 阿笠「たかが光彦君のために、コレクションを欠けさせることはなかろう!」 コナン「いいんだ、博士!」 コナン「やってくれ……」グッ… 阿笠(血が出るほど、唇を噛み締めておる……) 阿笠(それほどまでに光彦君を殺したいということか……) 阿笠「分かった! すぐ移植手術を始めるぞい!」 41 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2013/10/25(金) 02:33:18.31 ID:yT3UwYLi0 阿笠「手術完了じゃ」 光彦「いやぁ〜、なんだか生まれ変わったような気分です!」 光彦「まるでボク以外の誰かの心臓が、この体に埋め込まれたような……」 コナン「わりぃな、光彦」グリュッ 光彦「あぁっ、ボクの心臓が!」 ドクン… ドクン… ドクン… ドクン… 光彦「か、返し……」 コナン「……」ニヤッ グシャッ!!! 光彦「うぅ……」ピクピク… コナン(く……まだ生きてやがる! まだ謎は解けてねーってのか!?) 42 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2013/10/25(金) 02:38:34.13 ID:yT3UwYLi0 ♪ 踊る ライト見つめて 忘れない ♪ 阿笠「これもさっき出た歌詞じゃな」 阿笠「さっきはワシが光彦君に頭突きをかましたが……またアレをやるのか?」 コナン「いや……顔面が陥没するだけで殺せはしねえだろう」 コナン(俺も頭を剃って頭突きをするか?) コナン(いや、そんなんであの光彦を絶命できるとは思えねえ……) コナン(俺たちの身の回りにあるもので、もっとも強烈な光といえば──) コナン「分かった!」コテリン! 44 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2013/10/25(金) 02:41:59.33 ID:yT3UwYLi0 コナン「博士、太陽だ!」 コナン「光彦をロケットに乗せて太陽に送り込むんだ!」 コナン「今すぐロケットを作ってくれ!」 阿笠「心配するな、新一」 阿笠「こんなこともあろうかと作っておいたわい!」ニカッ 阿笠「できておるぞ新一!」 阿笠「光彦君を太陽に送り込んで跡形もなく蒸発させるロケットじゃ!」 コナン「さっすが、博士! アンタ最高だ!」 46 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2013/10/25(金) 02:47:15.46 ID:yT3UwYLi0 シュゴゴゴゴゴ… 光彦「ボク一人で宇宙旅行なんて、みんなに悪いですね!」 光彦「じゃあ行ってきます!」 歩美「行ってらっしゃ〜い!」 灰原「二度と帰ってこなくていいわよ」 元太「ウナコーワクール」 シュボォォォ…! 阿笠「行ったのう……」 コナン「ああ……逝ったな」 49 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2013/10/25(金) 02:54:07.15 ID:yT3UwYLi0 一ヶ月後── コナン「まだ光彦が生きてて、しかも地球に戻ってきただと!?」 阿笠「うむ、光彦君の肉体は太陽で蒸発したのじゃが……」 阿笠「気体となった光彦君は、太陽風に乗って地球に舞い戻り……」 阿笠「先日、ついに再生を果たしたのじゃ」 コナン「……へっ、上等じゃねーか」 コナン「こうなったら、俺はなんとしても光彦を殺す!」 コナン「博士、最後の歌詞を用意しろ!」 阿笠「待っておれ、新一!」 52 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2013/10/25(金) 02:58:51.50 ID:yT3UwYLi0 ♪ ahh 謎が解けてゆく 謎が解けてゆく… ♪ 阿笠「これが『謎』の最後の歌詞じゃ……」 コナン「……」 コナン「結局のところ──」 コナン「光彦を殺すには、光彦が死なない理由、謎を解かなきゃならないってことか」 コナン(だが、その謎を解く方法がいくら考えても分からねえ!) コナン(こうなったら俺の最大の必殺技で、光彦に挑む!) コナン(蘭に教わった空手の手刀を、俺自身が改良したあの大技で……!) コナン(それで殺せなきゃ、この勝負、俺の負けだ!) 54 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2013/10/25(金) 03:04:38.08 ID:yT3UwYLi0 ザッ… ザッ… 光彦「こんな場所に呼びだして、ボクになにか用ですか? コナン君」 コナン「俺が謎を解くか、お前が死なずに生き残るか……」 コナン「勝負だ……光彦!」ダダダッ 光彦(速いッ!) 光彦(しかし、ボクの謎を解けない限り、ボクは絶対に殺せませんよ!) コナン「うおおおおッ!!!」 コナン(見ててくれ、みんな……父さん、母さん、蘭、ホームズ……そしてウォッカ!) コナン「これが江戸川コナン、いや工藤新一最強最大の必殺技だッ!」 56 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2013/10/25(金) 03:10:24.01 ID:yT3UwYLi0 コナン「 ギ リ ギ リ C H O P 」 ザンッ…! コナンが渾身の力を込めて放った手刀は、光彦の体を真っ二つに切り裂いていた。 光彦「コナン君……よく“謎”が解けましたね! おみごとです!」 光彦「ギリギリじゃないと、ボク……ダメなんですよ……!」ニヤ… ズガァァァァァンッ!!!!! コナン「あばよ……光彦!」 END