コナン「これ、指輪」灰原「え・・・?」 1 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2013/08/05(月) 20:28:42.20 ID:D/Ttc3QK0 灰原「な、なにこれ・・・?」 コナン「指輪だよ、見てわかるだろ?」 灰原「そうじゃなくて、なんで指輪なんか・・・」 コナン「まぁ、あれだ」 コナン「記念っていうか、なんていうか・・・」 コナン「光彦死んだじゃん?」 灰原「お祝い・・・ってわけ?」 コナン「ま、まぁ!そんなとこだよ!」 灰原「クスッ、そういうことにしといてあげる」 コナン「へへっ・・・」 10 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2013/08/05(月) 20:28:52.00 ID:D/Ttc3QK0 コナン「しかし残念だったなー光彦は」 灰原「そうね、まさか蘭さんに殺されるなんて」 コナン「ハハッ!まぁ蘭も、光彦のこと憎んでたしな」 灰原「貴方が殺すように仕向けたくせに・・・フフッ」指輪キラッ コナン「似合ってるぜ灰原」 灰原「ありがとう、工藤くん」 16 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2013/08/05(月) 20:28:58.00 ID:D/Ttc3QK0 コナン「さて、じゃあ俺行くわ」 灰原「・・・?」 灰原「どこへ行くの?こんな夜中に」 コナン「あぁ、言ってなかったな」 コナン「ちょっと、おっちゃんとな」 灰原「殺るの?」 コナン「あははっ!殺らねーよ」 コナン「殺るのは俺の仕事じゃない」 灰原「そうだったわね」 コナン「すぐ戻る」 灰原「いってらっしゃい」 24 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2013/08/05(月) 20:29:06.00 ID:D/Ttc3QK0 灰原「ったく、夜までせわしない人ね」 灰原「よっこいしょ」 光彦「動かないでくださいおっぱい揉みますよ」 灰原「ひっ」 灰原「つ、円谷くん・・・?」 光彦「やはり、あなた方の仕業だったんですね・・・」モミモミ 灰原「う、動いてないのに揉まないで・・・///」 28 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2013/08/05(月) 20:29:10.00 ID:D/Ttc3QK0 光彦「おっと、失礼しました」 灰原「何の用?」 灰原「貴方、死んだはずでしょう?」 光彦「えぇ、死にかけました」 灰原「え?」 光彦「あと数分、発見が遅かったら確実に死んでたみたいですよ」 光彦「でも、僕は仲間に助けられたんですよ」 灰原「仲間・・・」 灰原「馬鹿ね、そばかすのある人間に仲間なんているわけ・・・」 光彦「入ってきてください」 ?「久しぶりやな、ちっさいねーちゃん」 光彦「紹介しましょう、僕の仲間です」 ?「紹介なんかなくても、俺が誰かわかるやろ?」ニヤッ 灰原「あ、貴方は・・・!?」 34 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2013/08/05(月) 20:29:16.00 ID:D/Ttc3QK0 光彦「服部君ですよ灰原さん?」 服部「クククッ」 灰原「服部平次・・・生きていたのね」 服部「ま、誰かさんのおかげで体中機械だらけになってしもたけどな」 服部「こうして生きとる」 光彦「僕も、機械だらけになりました・・・貴女たちのせいでね」 灰原「サイボーグ・・・」 光彦「そして、こんなことが出来るのは・・・」 灰原「まさか・・・嘘よ!!」 服部「そう」 ?「ワシじゃよ」 灰原「貴方・・・!?」 43 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2013/08/05(月) 20:29:25.00 ID:D/Ttc3QK0 博士「久しぶりじゃな、哀君」 灰原「博士、どーして・・・」 博士「どうしてワシが生きてるのか不思議なようじゃの」 灰原「だって貴方はあの時・・・はっ!!」 博士「あの時、なんじゃ?」 博士「ワシが死ぬときでも見たのかの?グフフ」 灰原「・・・」 博士「確かにワシは死にかけた。でも、ワシを救ってくれた人たちがいるんじゃ。入ってくれ」 ?「やぁ、久しぶりだね哀君」 ?「哀ちゃん!久しぶり!!」 灰原「あ、貴方たちは!!」 48 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2013/08/05(月) 20:29:30.00 ID:D/Ttc3QK0 優作「優しいを作ります」 有希子「希望が有ってこその子」 灰原「ど、どーして・・・」 優作「どうして生きてるのか、不思議そうな顔をしているね」 有希子「確かに私たちは貴方たちに殺されかけた」 有希子「でもね、助けてくれた人がいるの」 優作「入ってください」 灰原「え・・・?」 ?「久しぶりじゃねぇか・・・シェリー」 灰原「あ、貴方は!?」 52 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2013/08/05(月) 20:29:34.00 ID:D/Ttc3QK0 灰原「ジン・・・」 ジン「はっ、その面・・・」 ジン「どうして俺が生きてるのか不思議そうな面してるじゃねぇか・・・」 灰原「貴方は・・・私がこの手で」 灰原「この手で殺したはずよ!!」 ジン「実はあの時、俺はまだ生きていた」 ジン「死ぬ寸前だったがな」 ジン「でも、そんな俺を助けてくれた人がいるんだ」 灰原「嘘・・・?」 ジン「入ってくれ」 ?「志保、久しぶりね。私のこと覚えてる?」 灰原「あ、貴女は!?」 56 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2013/08/05(月) 20:29:38.00 ID:D/Ttc3QK0 ジン「お前の姉だ、シェリー」 明美「ホントに小さくなったのね」 灰原「な、なんでお姉ちゃんが・・・」 明美「あら、どうして私が生きてるのか不思議そうな顔をしているわね」 灰原「いや、ジンに殺られたんでしょ!?」 明美「そう、貴女に殺されかけたあの日」 灰原「私なにもしてないよ!?」 明美「私を救ってくれた人がいるの」 灰原「だから私は・・・」 明美「入ってください」 ?「角、二個入り12000円です」 灰原「貴女は!?」 60 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2013/08/05(月) 20:29:42.00 ID:D/Ttc3QK0 蘭「こんにちわ哀ちゃん」 灰原「な、なんで貴方が」 蘭「どうして私が生きてるのか不思議そうな顔をしているのね」 蘭「そう、貴方とコナンくんに殺されかけたあの日」 蘭「私はある人に助けて貰ったの」 灰原「うそ・・・貴方の心臓は確かに・・・」 蘭「入ってください!」 灰原「!?」 蘭「」 灰原「」 蘭「」 灰原「・・・?」 ?「いやー!遅れて申し訳ないですー!!」 灰原「遅せーよ!」 65 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2013/08/05(月) 20:29:47.00 ID:D/Ttc3QK0 灰原「高木刑事・・・」 高木「久しぶりだね、哀ちゃん」 千葉「俺もいるぜ?」 灰原「ど、どうして・・・」 高木「なんで僕が生きているか不思議そうな顔をしているね」 千葉「俺もいるぜ?」 灰原「貴方は、確かにあの時佐藤刑事を庇って・・・」 高木「死んだ・・・」 千葉「俺もいるぜ?」 高木「でも、僕はあの時助けられたんです」 灰原「そ、そんな・・・」 高木「入ってください!」 ?「・・・よう、灰原」 灰原「!?」 69 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2013/08/05(月) 20:29:51.00 ID:D/Ttc3QK0 灰原「く、工藤くん・・・?」 新一「・・・」 灰原「貴方、その格好」 新一「悪い、お前の薬箱からガメた」 ジン「(ガメたって今時・・・)」 灰原「そ、それより!どーして貴方が!!」 新一「全部、俺の仕組んだことだ」 灰原「ま、まさか」 灰原「まさか、私を裏切ったの!?」 新一「あぁ、そうだ」 70 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2013/08/05(月) 20:29:52.00 ID:D/Ttc3QK0 灰原「どうして!?みんな殺して幸せになろうって言ったのは貴方じゃない!!」ウルウル 新一「あぁ、そうだな」 新一「それしか方法がないと思ってた」 新一「でも違うんだ!」 新一「人を殺したその先に!幸せなんてない!!」 新一「それを、教えたかった。みんなに」 新一「そして、これは俺が仕組んだこと・・・」 灰原「工藤くん・・・」 新一「その、なんだ」 新一「俺たち二人だけじゃなく、みんなが幸せになるために・・・さ?」 灰原「え?」 一同「ハッピー!ウェディング!!」クラッカーパンパンッ 一同「ヒューヒュー!!ピーッピーッ!!」 灰原「え・・・?」 74 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2013/08/05(月) 20:29:56.00 ID:D/Ttc3QK0 ウォッカ「ミュージック!スタート!!」 園子「今日は飲むわよ!!」 蘭「ちょっと園子!」 新一「はははっ!」 蘭「新一、幸せになるのよ?」 新一「あぁ、ありがとう蘭」 有希子「ほらほら!哀ちゃんはこっちこっち!着替えなきゃ!!」 灰原「えっ?えっ?」 78 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2013/08/05(月) 20:30:00.00 ID:D/Ttc3QK0 ベルモット「有希子!ドレス持ってきたわ!」 有希子「ありがとー!きっと哀ちゃんに似合うわ!!」 光彦「歩美ちゃん!こっちですよ!」 歩美「あ、光彦くん!」 服部「なんやなんや!お前らもゴールイン間近かいな!!」 光彦「ちょっと、やめてくださいよー!!」 服部「赤くなっとる!」 千葉「俺もいるぜ」 ジン「いいもんだな、人の笑顔ってものは」 高木「そうですね・・・」 ジン「?」 高木「一杯、どうです?」 ジン「いただこう」 84 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2013/08/05(月) 20:30:06.00 ID:D/Ttc3QK0 優作「新一、良く似合ってるぞ」 新一「ありがとよ、父さん」 目暮「いやー!遅くなってすまない!!」 新一「警部!?」 目暮「工藤くん、立派になったな」 博士「本当じゃ、あの新一君がのぅ」 新一「博士・・・」 園子「みんなー!新婦の登場よ!!」 一同「おー!!」 灰原「恥ずかしいわ・・・」 新一「良く似合ってるよ、志保」 灰原「や、やめてよ・・・///」 明美「(本当、綺麗だわ。志保・・・)」 86 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2013/08/05(月) 20:30:08.00 ID:D/Ttc3QK0 ウォッカ「さぁみんな!もう一回乾杯だ!!」 一同「かんぱーい!!!」 ワハハハ ドンチャンドンチャン ヒューヒュー 元太「」ニタァ 89 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2013/08/05(月) 20:30:11.00 ID:D/Ttc3QK0 ガチャ 園子「ん?また誰か来たみたいね」 蘭「あ、お父さんかも!」 新一「おっちゃんには世話になったしな。挨拶がてら俺が行ってくる」 灰原「えぇ」 明美「綺麗よ志保」 灰原「お姉ちゃん・・・本当に、生きててよかった」 明美「うん・・・」 ガシャーン 蘭「キャー!!」 灰原「!?」 服部「なんや!?」 光彦「げ、元太くん・・・!?」 元太「よう、楽しそうじゃねぇか・・・」 92 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2013/08/05(月) 20:30:14.00 ID:D/Ttc3QK0 新一「逃げろ・・・みんな・・・」 灰原「工藤くん!?」 ジン「近づくな!あいつは危険だ!!」 元太「うなぎの蒲焼き」 歩美「・・・?」 元太「うなぎの刺身にうなぎの丸焼き」 元太「そしてうな重・・・」 千葉「俺もいるぜ?」 元太「随分うまそうなものを食べてるじゃねぇか・・・光彦」 光彦「こ、これは・・・」 元太「あぁん!!ナンダゴラッ!!?」 園子「ひっ」 ウォッカ「俺の後ろに隠れろ」 園子「は、はい・・・!」 95 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2013/08/05(月) 20:30:17.00 ID:D/Ttc3QK0 元太「俺に黙ってこんなもん食いやがって!許せねーよなぁ!!」 元太「どうなんだよ!オイ!!」 グサッ 元太「え・・・」 新一「・・・」 元太「てってめっ・・・」 元太「なんじゃこりゃ・・・」 元太「なんじゃこりゃあぁ・・・!!!」 元太「死にたく・・・ねぇよ・・・」ドサリ 灰原「工藤くん!!」 灰原「工藤くん!?しっかりして!!」 96 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2013/08/05(月) 20:30:18.00 ID:D/Ttc3QK0 新一「そうして僕は、彼女に助けられたんです」 新一「勿論、旧友だった元太も無事助けられました」 新一「人っていうのは、誰かを助け」 新一「誰かに助けられを繰り返し」 新一「生きていくんだなって、生きていけるんだなって思えましたね」 新一「それが、人の生きる道」 新一「人生で、もっとも大切なことなんじゃないかなって」 新一「今ではそう、思えます」 えんど