コナン「変声機に向かって屁をこいてみるか」 1 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2013/05/13(月) 17:49:00.82 ID:kyokXy8p0 〜阿笠博士宅〜 コナン「おーい博士ー。麻酔針の補充をしたいんだけどー」    「・・・・・・」    「なんだ? 誰もいねえのか。ったく、鍵をしめねえなんて無用心だな」    「しょうがねえ。博士が帰ってくるまで待つか」 9 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2013/05/13(月) 17:53:04.08 ID:kyokXy8p0 コナン「・・・・・・しかし、暇だな。暇つぶしに変声機で遊んでっか」ゴソゴソ    「光彦の声に合わせて・・・・・・」キキキ 光彦『元太くぅん/// そ、そんなところに入るわけないじゃないですかやめてくださいよぉ!///』 コナン「えっと、元太の声は・・・・・・」キキキ 元太『うっせーな! 掘らせろよ!!!』 光彦『僕たち、男同士じゃないですかぁ・・・・・・ンッ!/// アッツア///』 元太『そんなことカンケーねーだろ! ほら、アナルかき回すぞっ!』 光彦『はぁう!!! お、オナラが出ちゃいますぅ!!!』 コナン「ん? そういえば・・・・・・」    (蝶ネクタイ型変声機って、オナラを通すとどうなるんだ?)    「おし、試してみっか」 14 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2013/05/13(月) 17:57:06.69 ID:kyokXy8p0 〜数分後〜 コナン「・・・・・・・・・いざ出そうと思うと、なかなか出ねえな」    「食物繊維の豊富なもんを食べれば・・・・・・」ゴソゴソ    「おっ、冷蔵庫の中にサツマイモとゴボウが。牛乳もあるな。いいぞ、おあつらえ向きじゃねーか」    「こいつを茹でて・・・・・・」グツグツ    「できた。よーし」モグモグ ゴクゴク    「とりあえず、おっちゃんの声でやってみっか」 小五郎『・・・・・・』 コナン「・・・・・・」    (・・・・・・・・・・・・出るっ!) 小五郎『・・・・・・ブボッ』 コナン「できるじゃねえか!!! スッゲー! さすが博士の発明品だ」 17 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2013/05/13(月) 18:00:07.55 ID:kyokXy8p0 コナン「次は蘭の声に合わせて・・・・・・」キキキ 蘭『・・・・・・ブボッ ブブッ』 コナン「すごい・・・・・・! こいつは大発見だ!」    「すかしっ屁だとどうなるんだ?」 蘭『・・・・・・・・・・・・』  『・・・・・・すぅーーーーー』 コナン「穏やかな寝息みたいになるのか」    「よーし、次は・・・・・・」 灰原「なにやってるの?」 コナン「!?」 19 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2013/05/13(月) 18:04:09.98 ID:kyokXy8p0 灰原「他人の家でお尻を出して、蝶ネクタイを肛門に擦り付けるなんて。正気とは思えないわね」   「場合によっては警察を呼ぶわよ」 コナン「な、なんだ灰原、いたのか。いや、これは何でもねえんだ」 灰原「なんでもない人間はそんなことしないと思うけど」 コナン「ちょっとした実験だよ」    「この変声機は放屁にも反応するのかって、疑問に思ってな」 灰原「・・・・・・・・・・・・そう。有意義な実験ね」   「で? どうだったの?」 コナン「ああ、俺の思った通りの結果さ(ニヤリ」    「こいつは見事に屁を声として認識し、変えてくれたよ」 灰原「ふぅーん」 コナン「見るか?」ヌギッ 灰原「見たくはないわよ」 22 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2013/05/13(月) 18:08:09.37 ID:kyokXy8p0 コナン「音だけでも聞いてみろって。すげえから」    「ちょっと待ってろ」モグモグ    「今度は、博士の声に合わせて・・・・・・」キキキ 灰原「・・・・・・」 コナン「・・・・・・」 灰原「・・・・・・・・・・・・」 コナン「・・・・・・・・・・・・」 灰原「・・・・・・ねえ」 コナン「シッ! 静かにしろ!」 灰原「・・・・・・・・・・・・・・・・・・」 コナン(出るっ!) 博士『ブピピッ プヒュー』 コナン「なっ! なっ! スゲーだろ?」 27 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2013/05/13(月) 18:12:09.09 ID:kyokXy8p0 灰原「っぷ・・・・・・! っく、ククク・・・・・・っぷ、フフッ」 コナン「おめえ、すげえ笑ってるじゃねえか」 灰原「そ、そんなこと・・・・・・フフ、な、ないわよっ」 コナン「次は光彦に合わせて」キキキ 灰原「も、もういいわ」 光彦『ブピーーーーッ!!!』 灰原「ブフッ!!!」 コナン「おい灰原、大丈夫か? なんか口から飛んだぞ」 灰原「だ、だ・・・・・・大丈夫ふっ、っく フフフフフ、クククク・・・・・・! はぁ・・・・・・はぁ・・・・・・」   「・・・・・・お腹痛い」 コナン「な? すげえだろ?」 灰原「え、ええ。博士の発明も大したものね」 30 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2013/05/13(月) 18:16:14.53 ID:kyokXy8p0 コナン「他の人にも聞かせてえな」    「・・・・・・よーし。次は服部の声で・・・・・・」キキキ 灰原「何する気?」 コナン「実験だよ、実験。非通知で電話を・・・・・・」 ピピピ プルルルル 和葉『はいもしもし』 コナン「・・・・・・」 和葉『・・・・・・・・・・・・? もしもし?』 コナン「・・・・・・・・・」 和葉「もぉーしもーし。どちらさーん?」 コナン(くそっ! あとちょっとで屁が出そうなのに・・・・・・!) 和葉『・・・・・・? いたずら?』 コナン(うおおおおおおおおおおおおおおおお) 服部『ブッ ブピッ』 コナン(出た!!!) 32 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2013/05/13(月) 18:19:04.86 ID:kyokXy8p0 〜大阪〜 和葉「その声、平次? ぶぴってなに?」 服部『ブピピピピピピッ ブピッ』 和葉「え、っちょお、なんやの平次?」 服部『・・・・・・ブピッ』 プツン ツー ツー 和葉「えー。な、なにぃ? こ、こわいわ」 36 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2013/05/13(月) 18:23:11.04 ID:kyokXy8p0 コナン「聞いたか灰原。『なんやの平次?』だってよ」    「『平次』じゃなくて『屁』なんだけどな」 灰原「ぶふっ〜っ!」   「・・・・・・っく」ガバッ コナン「おい灰原。なんでクッションに顔をうずめてんだよ」 灰原「は、はなし、かけないで・・・・・・!」プルプル コナン「おめえ、けっこう下品なネタがツボなんだな」 灰原「べ、べつに笑ってなんか・・・・・・」 光彦『ブッ ブビビ』 灰原「アハハハハハハハ」バンバン コナン「は、灰原・・・・・・」 42 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2013/05/13(月) 18:27:05.55 ID:kyokXy8p0 〜大阪〜 和葉「平次ぃ〜」 服部「ん? なんや和葉」 和葉「さっきのブピピってなに?」 服部「あん?」 和葉「ブピピってなんや聞いてんの」 服部「ぶぴぴ? ブラピやのうて?」 和葉「ちゃうわ。ブピピ。ブピピピピピゆーてたやん」 服部「『ゆーてたやん』て、ゆーてないわ。アホか」 和葉「うそ! ゆーてたよ! ブピピブピピ! さっき非通知でかけてきたやろ?」 服部「ケータイか? かけてへんで」 和葉「あっれー?」 44 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2013/05/13(月) 18:31:11.33 ID:kyokXy8p0 コナン「次は・・・・・・」キキキ 灰原「も、もう、ホントやめて・・・・・・お腹がよじれそう」 ブブブブブブ 灰原「プハハハハハハアハハ」 コナン「いや、今のは屁じゃなくてケータイのバイブだぞ・・・・・・」    (灰原が壊れちまった・・・・・・) ピッ コナン「はいもしもし」 服部『おまえ、なにしたんや』 コナン「え?」 服部『和葉に俺の声で電話したやろ! あの声変えるネクタイつこて!』 47 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2013/05/13(月) 18:35:13.63 ID:kyokXy8p0 コナン「バーロ。知らねーよ」 服部『ほんまか?』 コナン「ああ」 服部『せやかて工藤』 コナン「くだんねーことで電話かけてくんなよな。じゃ」 ピッ コナン「あっぶねー。あんまり無茶なことするもんじゃねえな」 博士「ふぅ、ただいま。おや、新一じゃないか。なにしとるんじゃ?」 コナン「お、おお博士。麻酔銃の針をもらいに来たんだ」 博士「そうか。ちょっと待っとれ」   「ん? なんで哀くんはソファで寝とるんじゃ?」 コナン「笑い疲れたんだろ」 博士「?」 53 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2013/05/13(月) 18:38:12.41 ID:kyokXy8p0 〜翌日・小学校〜 キーンコーンカーンコーン 元太「やっべ、授業始まるぞ」 歩美「はやく席つこっ」 光彦「じゃあ、また後で」 コナン「おう」    (光彦、わりいな。ちょっと実験台にさせてもらうぜ) 先生「はーい。じゃあ授業をはじめまーす」 57 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2013/05/13(月) 18:42:24.25 ID:kyokXy8p0 コナン(パンツのケツの部分に仕込んだ蝶ネクタイ変声機)    (今朝も蘭に頼んで芋とゴボウに煮てもらったから、バッチリだ)    (よぉし)ニヤリ 先生「はい、では書き取りはじめっ」 シーン カリカリカリカリ コナン(うまい具合に静まり返ったな)    (そして、こっちもいいタイミングだ・・・・・・!) 光彦『ブボッ! ブビビビビビビ!』 歩美「え?」 元太「なんだぁ?」 先生「どうしたの? 円谷くん」 光彦「え? え? い、いや? あれ?」 62 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2013/05/13(月) 18:46:17.31 ID:kyokXy8p0 先生「なにかあったの?」 光彦「い、いえ。別に」 先生「そう。授業中は静かにね」 光彦「は、はい・・・・・・」 元太「おい、どうしたんだよ光彦。おめえ気持ち悪い声だしやがって」 歩美「大丈夫?」 光彦「だ、大丈夫です! 気にしないでください」 灰原「・・・・・・ちょっと、江戸川くん」 コナン「ん? なんだ?」 灰原「あなた、まさか・・・・・・」 コナン「・・・・・・まあな」 灰原「! な、なんてことしてるのっ。今すぐやめなさ」 光彦『ブピーーーーーーーー!』 灰原「ぶほっ」 67 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2013/05/13(月) 18:50:18.55 ID:kyokXy8p0 先生「円谷くん!!!」 光彦「ご、ごめんなさい!?!?」 歩美「どうしたの光彦くん。なんかおかしいよ」 元太「オナラみてえな声だして、芋でも食ったんじゃねえのか?」 コナン(バーロ、それは俺だ) 灰原「・・・っ、っ、ふふ・・・・・・っ ふひ」 歩美「あ、哀ちゃん?」 灰原「な、なんでもないわ。大丈夫」   「ちょっと工藤くんっ」 コナン「ば、バカッ 人前では江戸川だろっ・・・・・・!」 光彦『ブブッ ブブ』 コナン(バーロ、驚いて屁が出ちまったよ) 先生「円谷くんは後で先生のとこに来てね」 光彦「は、はい・・・・・・」 灰原「・・・・・・」プルプル 71 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2013/05/13(月) 18:53:48.20 ID:kyokXy8p0 〜下校〜 コナン「そう落ち込むなって、光彦。疲れてるんだよ」 光彦「はい・・・・・・小林先生も、きっと疲れてるんだろうって言ってましたけど」 歩美「そうだよ。明日になれば、その変な病気も治るって」 元太「うな重でも食って元気出せって、な?」 光彦「そ、そうですね」 コナン「ほら。灰原も慰めてやれよ」 灰原「つ、円谷くん・・・・・・」 光彦「は、はい!」 灰原「・・・・・・」   (落ち着いて。思い出してはダメよ)   (冷静さを欠いてはダメ。心を落ち着けて・・・・・・) 光彦「あのぉ?」 灰原「ブッ フフフフフフフフッ!」 コナン(灰原のやつ、光彦の声だけで笑えるようになっちまった) 73 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2013/05/13(月) 18:58:33.63 ID:kyokXy8p0 〜毛利探偵事務所〜 コナン「ただいまー」    「あれ? 蘭ねえちゃん? おじさーん?」    「なんだ。おっちゃん、またパチンコにでもでかけたな? ったく」 ブブブブブブ コナン「ん? 新一の方に、蘭からか」 ピッ 新一『もしもし』 蘭『あ、新一?』 新一『おう、なんか用か?』 蘭『特に用があるってわけじゃないんだけど・・・・・・声を聴きたくなって。ごめんね、急に』 新一『そ、そうか・・・・・・』 コナン「・・・・・・・・・」    (蘭・・・・・・)    (蘭にも、聴かせてやりてえな) 76 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2013/05/13(月) 19:02:15.44 ID:kyokXy8p0 新一『なあ、蘭』 蘭『なあに?』 新一『実はさ。俺、ある特技を覚えたんだ』 蘭『えー、なにそれ教えてよ』 新一『ちょっと待ってろ・・・・・・今聴かせるから』 コナン「・・・・・・・・・」 蘭『・・・・・・・・・・・・』 コナン「・・・・・・・・・・・・・・・」 蘭『・・・・・・・・・新一?』 コナン(くそ、出ねえ!) 新一『わりい、蘭。ちょっとタイミングが合わねえから、後でまたかけ直す』 蘭『え? ちょ、ちょっとしんい』 プツン コナン「くそっ、授業中はいっぱい出たじゃねえか!」バチン ペチペチ 79 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2013/05/13(月) 19:06:12.82 ID:kyokXy8p0 コナン「・・・・・・・・・・・・・・・・・・あっ、今出そう!」 ピピピピピピ プルルルル コナン(蘭出ろ・・・・・・出ろ・・・・・・はやく電話に出ろ・・・・・・出ちまう)    (蘭、蘭、蘭、蘭、蘭・・・・・・!!!) プルルルルル プルルルル コナン「らぁぁぁぁぁぁぁぁん!!!!!」 新一『ブピッ』 コナン「くそ!!! 蘭が電話に出る前に出ちまった!!!」 蘭『はい、もしもし新一?』 新一『バーロ!!! なんでもっとはやく電話に出なかったんだ!!!』 蘭『えっ?・・・・・・ご、ごめんなさい、ちょっと今電波が悪いとこにいて』 新一『また一からやりなしだ! ったく、一度出るとなかなか・・・・・・』 コナン(・・・・・・ん?  きた!) 新一『怒ったら出そうになったぜ』 蘭『え? な、なにが出そうなの? 新一なに言ってるの?』 80 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2013/05/13(月) 19:10:15.03 ID:kyokXy8p0 新一『ブピッ ブピピピ!』 蘭『え?』 新一『どうだ、蘭。オナラみたいだろ?』 蘭『・・・・・・新一、どうしたの?』 新一『どうもしねえよ。それだけだ。じゃあな』 プツン コナン「ふぅ・・・・・・」    (蘭のやつ、喜んでくれたかな?) 83 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2013/05/13(月) 19:14:15.95 ID:kyokXy8p0 〜夕食〜 コナン「いただきまーす」 蘭「・・・・・・」 小五郎「ん? どうした、蘭。なんかあったのか?」 蘭「え? あ、いや、別に・・・・・・」 コナン(たしかに、蘭のやつ、元気ねえな。どうしたんだろう)    (・・・・・・ははぁん。なるほど、生理か)    (ったく、おっちゃんはデリカシーがねえな。娘を持ちながら)    (よーし、ここは俺が気分を紛らわしてやるか)    「うわーい。お芋がいっぱいだねー。これじゃ僕、おならがいっぱいでちゃうよ」 蘭「!!!   そ、そうだね。アハハ」  (新一・・・・・・何があったんだろう。急にオナラの真似なんて・・・・・・) コナン(よーし笑った笑った。蘭には笑顔でいてほしいからな) 小五郎「きたねえな食事中に」 85 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2013/05/13(月) 19:18:15.30 ID:kyokXy8p0 〜数日後〜 小五郎『この中に、犯人はいます』 容疑者1「な、なんだって! つまり、この中に妻を殺した犯人が!?」 容疑者2「そ、そんなバカな・・・・・・!」 犯人「いったい誰なんだ・・・・・・?」 目暮「毛利くん! その犯人は、いったい誰なんだね!?」 小五郎『まあ落ち着いてください。今回の事件で重要な要素となるのは、手すりに残ったピアノ線の跡だ』 目暮「ピアノ線の跡?」 小五郎『はい。被害者の寝室、そのベランダの手すりの根元に、深い跡が残っていましたよ』 コナン(あー。腹いてえ。芋を食いすぎたな。はやく終わらせよう) 小五郎『おそらく、犯人は窓に結びつけたピアノ線を外から下へ降ろし、それをある部屋から引っ張ることで窓を閉めた』    『その残った跡が示していましたよ、部屋の在り処をね! その部屋には決定的な証拠が残っているはずです』 コナン(あー、オナラが出そうだ・・・・・・)    (・・・・・・・・・・・・オナラ?) 89 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2013/05/13(月) 19:22:24.40 ID:kyokXy8p0 コナン(ここでオナラを、変声機を通して出したら、どうなるんだろう・・・・・・)    (・・・・・・・・・・・・)    (バ、バーロ。んなことできっかよ。おっちゃんがバカみてえじゃねえか)    (・・・・・・・・・試したい。・・・・・・)ウズウズ    (い、一回ぐらいなら、いつも手柄をおっちゃんに取られてるんだし・・・・・・な) 目暮「で、犯人は誰なんだね!? そのトリックを仕掛けた犯人は!」 小五郎『その犯人は・・・・・・』 コナン「・・・・・・」スッ    (いくぜ・・・・・・おっちゃん!)    (おらぁ!!!) 小五郎『ブピーーーーーーーーーー!!! メリメリメリ!!!』 コナン「わっ!」    (やっべえ!!!)ドテッ 小五郎『ウンコまで盛大に出しちまった!!!』 97 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2013/05/13(月) 19:26:19.89 ID:kyokXy8p0 コナン(やべえやべえ!!! トイレ!!!)ダッ ボタッ ボタボタ ビチャ 目暮「な、なんだね毛利くん」 蘭「お、お父さん? 寝てるの?」  (あれ? なんだろう、この茶色いの) 目暮「ら、蘭くん! そ、それはウンコだ!!!」 蘭「え!?!?」  「や、やだお父さん! ウンコしてるの!?」 目暮「毛利くん!!!」 容疑者1「な、なんてやつだ! 私の妻が死んだというのに!」     「居眠りをするどころか、脱糞で妻の寝室を汚すとは!!!」     「不謹慎どころではないぞ!!! 許せん!!!」 犯人「最低だ!!!」 105 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2013/05/13(月) 19:30:26.35 ID:kyokXy8p0 俺がトイレから戻ってきたころには時すでに遅く、犯人の手によって証拠は隠滅されてしまった。 そのミスにより、事件は迷宮入り。 おっちゃんの信頼は地に落ちることとなった・・・・・・。 『眠りの小五郎! 脱糞! 事件未解決のまま!』 小五郎「お、俺がなにをしたってんだよ・・・・・・」 蘭「ごめんなさい、お父さん。もうついていけないよ」  「私、お母さんのとこにいくね。さようなら」 小五郎「ら、蘭!!!」 コナン「さよなら・・・・・・おじさん」 小五郎「らぁぁぁぁぁぁん!!!」 109 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2013/05/13(月) 19:34:39.58 ID:kyokXy8p0 蘭「コナンくん。私、大事な電話をかけてくるから、ちょっと待っててね」 コナン「うん!」    (誰に電話するんだ?) プルルルル コナン「俺かよ!」 新一『はい、もしもし』 蘭『新一? ちょっと、話があるんだけど』 新一『おう、どうした?』 蘭『実はね・・・・・・私・・・・・・』 112 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2013/05/13(月) 19:39:19.41 ID:kyokXy8p0 新一『お、俺と別れたい!?!?! ど、どうして!!!』 蘭『ずっと悩んでたの、前に電話で話したとき以来、ずっと』  『私たち、もうずっと会ってないよね。その間、不安だった。新一と私の感覚がずれていくみたいで』  『それでも、新一なら変わらない。新一のままでいてくれると思って・・・・・・思っていたのに・・・・・・!』  『もう、私の知ってる新一じゃないみたいで・・・・・・』 新一『そ、そんなことねえよ! ほら、前に聴かせたように、オナラの真似をもう一度!』 コナン「・・・・・・!」    (くそ! でねえ! なんで出ねえんだよ! くそぉ!!!) 新一『ちょ、ちょっと待ってろ蘭! 今、今オナラを・・・・・・!』 蘭『・・・・・・・・・・・・もう。もういいの』 117 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2013/05/13(月) 19:43:06.56 ID:kyokXy8p0 蘭『お母さんね。お父さんの脱糞事件を機に、正式に離婚届を請求したの』  『お父さんと縁を切ったんだよ。私も、それに賛成した。もう無理だもん、あんなことになっちゃったら』  『だからね、私も、習ってみようと思って・・・・・・』 新一『ちょ、ちょっとまてよ!!! 待ってくれ蘭!!! 蘭!!!』 蘭『オナラのモノマネ、すっごく上手だった。だけど・・・・・・ついていけないよ』 新一『蘭!!!!』 蘭『さようなら、新一。今までありがとう。警察に捕まらないように、趣味は室内でね』 プツン 新一『らぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁん!!!!!!』 コナン「なんでだぁああぁぁぁぁぁぁぁぁあああああああああああぁ!!!!!!!!」 ―その後、新一の番号に、蘭からの電話がかかってくることはなかった― END