ウソップ「ルフィって発達障害じゃね?」 1 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2013/04/13(土) 23:21:19.10 ID:W99xY8jV0 このSSは発達障害への誤解や偏見、 キャラクターへの悪評を助長する目的では決してありません 3 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2013/04/13(土) 23:23:37.64 ID:W99xY8jV0 ゾロ「なんだよ、いきなり」 ウソップ「いや、サウスブルーで出版された神経心理学の本を読んだんだけどよ」 ゾロ「何買ってんだよ」 ウソップ「植物の本と間違えてな、で狙撃の命中率が上がるかなーと思って読んでたら」 ゾロ(ないだろ、そんなもん……) ウソップ「発達障害の項目がルフィに当てはまるんだよ」 5 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2013/04/13(土) 23:27:25.62 ID:W99xY8jV0 ・発達障害 神経成熟や神経回路の形成不全に起因する精神・心理機能の発達の遅れや偏り ゾロ「……」 ウソップ「な?」 ゾロ「……あー、神経回路な、二年間の修行で斬った斬った」 ウソップ「ウソつけ、いや神経回路ごとぶった切ったのかも知らんけど」 ゾロ「具体的には、どういうことなんだよ」 ウソップ「言語や記憶に障害が起こるってことらしい」 ゾロ「……言葉は普通に喋れるだろアイツ」 8 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2013/04/13(土) 23:31:43.90 ID:W99xY8jV0 ウソップ「精神・心理機能の分野には他にも色々あってよ、感情・意欲・意志なんかもあるわけだ」 ゾロ「その辺に関しては有りすぎるほど有るだろ、常日頃から海賊王になるって叫んでるんだから」 ウソップ「その偏りが発達障害なんじゃないかってことだよ」 ゾロ「ん?」 ウソップ「お前が言ったように、意志意欲に関しては過剰なほど溢れてるけど、一部の記憶や注意が欠如してんじゃねーのってこと」 ゾロ「そうか? そこまでアホな船長でも」 ウソップ「二年間で俺たちの顔を忘れてたんだぞ?」 ゾロ「……」 11 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2013/04/13(土) 23:33:47.98 ID:W99xY8jV0 ゾロ「……あー、なんだ、専門家の意見を聞いてみろ」 ウソップ「専門家?」 ゾロ「うちには船医がいるだろーが」 ウソップ「おお、チョッパーがいたな!」 ゾロ(そもそも何故最初に俺に話したんだコイツ) ウソップ「おーい、チョッパー!」 チョッパー「ん、なんだ?」 13 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2013/04/13(土) 23:38:35.43 ID:W99xY8jV0 チョッパー「……なるほど、ルフィが発達障害じゃないかってことか」 ウソップ「ああ、この本は最新だから間違ってないだろ?」 ゾロ「薬とかあるなら出してやれよ」 チョッパー「……まず最初に言っておく」 ウソップ「お、おう」 チョッパー「無闇に人を障害扱いするのはやめろ!」ドン! ウソップ「!」 ゾロ「!」 チョッパー「聞きかじりに知識で自分がいきなり「発達障害じゃね?」って言われたらいい気はしないだろ?」 ゾロ「それは……」 ウソップ「確かに」 チョッパー「本人に言ってないみたいだからいいけど、本やネットの生半可な知識を振りかざすのは別の病気だからな」 14 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2013/04/13(土) 23:42:02.62 ID:W99xY8jV0 ウソップ「……悪かったよ、チョッパー」 ゾロ「まぁ、こいつも悪気があったわけじゃないしよ」 チョッパー「うん、仲間を思ってのことだってのは俺も分かってる。でも最初に言っておかないとな」 ウソップ「へへ、さすがは世界一の名医だぜ」 チョッパー「へへ、おだてんなコノヤロー」 ゾロ(何だコイツら) チョッパー「あ、それからゾロ」 ゾロ「あん?」 チョッパー「発達障害や高次脳機能障害は投薬では治療できないからな」 16 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2013/04/13(土) 23:47:30.01 ID:W99xY8jV0 チョッパー「脳梗塞などの脳血管障害、パーキンソン病などの脳変性疾患は薬物療法で緩和はできるけど、 発達障害の場合は医学的に根本障害を変える治療法はないんだ」 ゾロ「お、おう」 ウソップ「おいおいチョッパー、そんないきなり専門用語を並べたてても分からねぇよ」 チョッパー「そ、そっかゴメン」 ゾロ「いや、まぁ学校も通ってないしな俺は」ハハハ ウソップ「まずは発達障害について教えてくれよ」 チョッパー「ウ〜ン、それじゃあ高次脳機能障害との違いから教えようか」 ゾロ(スルーかよ) 19 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2013/04/13(土) 23:55:30.96 ID:W99xY8jV0 チョッパー「まず発達障害ってのは『発達性の高次脳障害』なんだ」 ゾロ「いきなり分からん」 チョッパー「高次脳機能障害はさっき言った脳梗塞や交通事故など『後天的に正常に発達した機能が低下した状態』になって精神・心理機能に障害が生じるんだ」 ウソップ「発達性ってのはそれとは違うのか?」 チョッパー「発達障害は『先天的に発達が遅れる』または偏る状態なんだ。 この二つを最初に挙げたのは生まれながらと発達後の違いはあれど、どちらも脳機能の障害から起こる障害なんだ」 ウソップ「本にも書いてあったな」 チョッパー「神経心理学ってのは脳と精神を分析的に理解する学問だからな。 脳の状態が似通った発達障害と高次脳機能障害は、その治療・支援の在り方が似通ってくるんだ」 ゾロ(漢字多すぎワロス) 22 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2013/04/14(日) 00:03:16.17 ID:maEgaLWI0 チョッパー「どちらも脳の機能の障害であって、本人のせいじゃない。 だから濫りに聞きかじりの知識で障害認定を軽はずみにしてしまうと、傷ついたり過剰に反応してしまう人が出てくるんだ」 ウソップ「……そっか、だからチョッパーはさっきあんなに怒ったのか」 ゾロ「なんか今更だけど悪いことしたな」 チョッパー「うん、だけど障害という字が使われているからって、言論自体を封殺するのは違うと思うんだ。 その障害を勉強して正しく理解し、必要な時には治療や支援する必要があるんだ」 ウソップ「そうだな、しっかり勉強しよう!」 ゾロ(学習漫画みてぇ) チョッパー「で、ルフィが発達障害か? っていう最初の命題に戻るんだけど」 ウソップ「あの、もういいんじゃないか?」 チョッパー「いや、しっかり理解してもらうぞ。 結論から言うとルフィは発達障害ではない」ドン! 26 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2013/04/14(日) 00:11:36.32 ID:maEgaLWI0 ウソップ「おお」 ゾロ「言い切ったな」 チョッパー「可能性としてあるとしても、極めて軽微な後天的高次脳障害だと思う。 これはIQテスト等をしないと正確なことは判らないけど、これもほぼないと言っていい」 ウソップ「sの、根拠みたいなことはあるのか?」 チョッパー「例えばさっきウソップが言ってた『仲間の顔が分からなかった』という症例」 ゾロ(症例て) チョッパー「高次脳機能障害の一種である認知障害、その症状の一つとして『相貌失認』がこれに似ている」 ウソップ「相貌失認?」 チョッパー「脳の後方部位の損傷によって、人の顔が分からないという症状だ」 ゾロ「それじゃねーか?」 33 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2013/04/14(日) 00:19:12.08 ID:maEgaLWI0 ウソップ「だから簡単に障害認定するなっての!」ドン! ゾロ(お前がキレんのかよ!) チョッパー「確かに極めてよく似た症例ではあるんだけど、そもそも認知障害ってのは『感覚には問題がないのに、感覚を通じて外界を知ることができない』っていう障害なんだ」 ゾロ「ん?」 チョッパー「ちょっと言葉が難しかったな、言い換えると 『見えてはいるが、見ている対象が何か理解できない』状態なんだ」 ゾロ「あー、それがまさにシャボンティでのルフィじゃないのか?」 チョッパー「あの時のルフィは偽物に対して太っているなどの外見上の変化はきちんと認識していた。 つまり脳機能に障害は問題ない、と断定してもいいくらいなんだ」 ウソップ「あー、なるほど」 チョッパー「重度の相貌失認患者の場合、日常的に接している人にあっても顔が判別できない状態なんだ。 だから二年間会っていなかったという状況を鑑みても、認知障害という診断はできない」 35 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2013/04/14(日) 00:25:55.03 ID:maEgaLWI0 ウソップ「つまりマジで単なる天然だったんだな」 チョッパー「仲間の外見がどんなに変化しても受け入れる広い心の持ち主とも言えるぞ」 ゾロ(それは言いすぎだろ) チョッパー「そもそもルフィの脳機能を診断すると、運動制御を司る表出系の機能中枢は特に発達しているし、 意欲・感情の発達も右脳の正常的な発達段階なんだ」 ウソップ「ああ、感覚を司るのは右脳っていうよな」 チョッパー「それに言語も澱みなく流暢に喋ることができるし、左脳の発達に関しても問題ない。 左脳と右脳の発達の違いは通常の学習環境の違いの誤差範囲だ」 ウソップ(学習環境って……) ゾロ(山で修行ばっかしてたら右脳ばっか発達するわな) 37 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2013/04/14(日) 00:31:12.62 ID:maEgaLWI0 チョッパー「また過去編の描写からも普通の児童の発達段階だし、過剰ともいえるコミュニケーション能力がある。 これらを総合的に判断すれば発達障害だなんてマトモな医者なら診断しないよ」 ゾロ「過去編とかメタなこと言いだしたぞこのトナカイ」 チョッパー「メタついでに言えば、ギア2って技があるだろ」 ウソップ「あ、ああ」 ゾロ(メタついでってなんだよ!?) チョッパー「あの技は血管の血流を速めて、爆発的なエネルギーを得る技だ。 急激な血流の変化に耐えられるのはゴムゴムの実の特性とすると、先に話した血管障害や脳変性疾患などの脳損傷は 決 し て 起 こ ら な い  40 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2013/04/14(日) 00:35:13.80 ID:maEgaLWI0 決 し て 起 こ ら な い ん だ !」 ウソップ(二回言った) ゾロ(二回言った) ウソップ「つまり後天的な高次脳機能障害にもならないってことか?」 チョッパー「うん、正確には幼少時の脳のCTスキャン画像と比べないと100%とは言えないけど、 言語や運動に支障がない以上、脳外傷になりにくい体質なのは間違いない」 ロビン「それはどうかしら、トナカイさん」 ウソップ「ロビン!?」 ゾロ(またややこしいのが……) 41 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2013/04/14(日) 00:42:14.92 ID:maEgaLWI0 ロビン「話はきかせてもらったけど、症例はまだあるわ」 ウソップ「お、おい、もう終りでいいんじゃないか?」 ゾロ「真面目に考察してるのに不謹慎とか言われるしもういいだろ」 ロビン「高次脳機能障害の一種には『意志・意欲障害』というものがあり、 これは行動の抑制が効かなかったり、計画性のなさが挙げられるわ」 ゾロ(お前も無視かよ) チョッパー「た、確かに前頭葉の機能障害である『意志・意欲障害』には、 今言った衝動を抑えることができない『脱抑制症候群』があるし、 行動に目的性や計画性がない『遂行機能障害』がある」 ウソップ「で、でもルフィは海賊王になるって目的があるぜ!」 ロビン「目的は人それぞれ持っているものよ、それにかかわらず違和感を感じるぶぶんがあるから 船医さんも軽微な高次脳障害の可能性をわずかに残したんじゃないかしら?」 チョッパー「……」 ゾロ(何だこの空気) 45 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2013/04/14(日) 00:50:36.68 ID:maEgaLWI0 ロビン「それに感情障害の可能性もまだ残されているでしょう?」 チョッパー「……感情が極端に変化したり、変化しなかったりする症状」 ウソップ「変化するってのは分かるけど、変化しない?」 ロビン「感情の平板化、感情の動きが少なくなることね。 船長さんが急に冷静になって正論をいうことや、衝動的に行動する覚えはあるでしょう?」 ウソップ「う……」 ゾロ「……確かに」 ロビン「船長をやっている以上、周囲との日常生活レベルでのコミュニケーションは問題ないわ。 加えて自分の殻に閉じこもる自閉症や広汎制発達障害では決してないのには同意するわ。 でも、軽微な高次脳機能障害の可能性を完全に見過ごしていいものかしら?」 ウソップ「うう、なんか正しいことを言われているような」 ゾロ(三行以上のセリフって長すぎだろ) チョッパー「……かよ」 46 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2013/04/14(日) 00:55:32.86 ID:maEgaLWI0 ロビン「え?」 チョッパー「ロビンはルフィに障害があってほしいのかよ!」ドドン! ロビン・ウソップ・ゾロ「!!!」 チョッパー「日常生活に支障のないコミュニケーションや知能があれば、問題ないだろ! 差別主義を振りかざして、そんなに自分が心理的優位に立ちたいのかよ!」 ウソップ「おい、やめろよチョッパー」 ゾロ(反論も心理学的なのかよ) ロビン「……いけないの?」 チョッパー「なんだって?」 ロビン「ルフィに高次脳機能障害があったらいけないの?」 チョッパー・ウソップ・ゾロ「!!?」 50 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2013/04/14(日) 01:00:09.27 ID:maEgaLWI0 チョッパー「何言ってんだ、許さないぞロビン!」 ウソップ「おい、ロビン謝れよ!」 ロビン「仮にルフィが目的のために衝動を抑えられない意欲・意志障害だったとしても、 私はそんな彼に、そして貴方達に助けられたわ」 チョッパー・ウソップ・ゾロ「!!?」 ロビン「客観的視点もなしに『障害は個性』だなんて思考停止するつもりはないわ。 でも、たとえ軽微な高次脳障害でも理解して、最大限に支援するのが 仲 間 じ ゃ な い の ?」 48 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2013/04/14(日) 00:56:29.84 ID:B4iP8upu0 最近のルフィの池沼っぷりは目に余る 49 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2013/04/14(日) 00:58:02.76 ID:bRNquWyu0 まあこういうのって突き詰めてくとわけわかんなくなるからな 衝動買いとか度忘れとか夏休みの宿題溜め込む計画性の無さとかけっこう誰にでもあるのに障害の線引きが曖昧過ぎる 53 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2013/04/14(日) 01:07:54.40 ID:maEgaLWI0 ロビン「私だって船長さんが知的障害だなんて言われるのは悲しいわ>>48 でも、だからこそ誤解されるような行動があれば私たちで修正支援して周囲の誤解を解いていくべきだわ」 ウソップ「ロビン……お前」 チョッパー「……確かに聞きかじりの知識だけで判別するのは極めて危険だ。 それに発達障害や高次脳機能障害の専門家は少なくて、障害の線引きも曖昧になってきている>>49」 ゾロ(さっきから変な数字が見える) チョッパー「だからこそ近しい人間が障害に向き合って、理解することが大切なんだな。 おれ、自分が言ったことなのに見ないふりをしていたのかもな」 ウソップ「悪かったなロビン、お前も仲間の事を思っていたんだな」 ロビン「……いえ、私も言いすぎたわ」 チョッパー「俺もゴメン!」 ウソップ「へへ、一件落着だな」 ゾロ(……俺、ゾロじゃなくてソロなんじゃないかな) 51 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2013/04/14(日) 01:02:32.13 ID:hhiMVvnu0 チョッパーもゾロとサンジとロビンの顔忘れてたじゃん 57 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2013/04/14(日) 01:14:02.26 ID:maEgaLWI0 チョッパー「それにおれもゾロとサンジとロビンの顔忘れてたしな!」>>51 ロビン「ふふ、それは仕方ないわ。 人間以外の哺乳動物は多くが色盲で、色で他者を認識していないわ」 ウソップ「おいおい、船医が血液のヘモグロビン色素の色を認識できなかったら困るだろ!」 ロビン「それもそうね」 チョッパー「おれ、綿菓子の匂いで鼻が詰まってたんだ!」 ははははははははは! ゾロ(何だこの高学歴ギャグ、ていうか色盲は不謹慎じゃないのかよ) チョッパー「とにかく、これからは皆で仲間を支援していかないとな!」 ロビン「そうね」 ウソップ「絆ってやつだな」 ゾロ「ああ、そうだな」 チョッパー「じゃあゾロ、これからリハビリ頑張ろうな!」 ゾロ「……は?」 63 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2013/04/14(日) 01:21:28.17 ID:maEgaLWI0 ゾロ「ちょっと待て、俺は障害なんてないぞ」 チョッパー「まずは自覚症状を持つところから始めような」 ゾロ「おい、待て」 ロビン「侍さんは認知障害の一種『他誌的障害』の可能性が極めて高いわ」 ゾロ「……マジか」 チョッパー「脳の後方部の損傷によって、地理・場所が認識できない障害だ。 俺の見立てだと左と右が分からない『視空間失認』も併発してる可能性がある」 ウソップ「こいつの方向音痴はわざとやってるんじゃないなら異常だもんな」 ゾロ「……ね、ネタだよネタ、わざとやってるんだよ!」 チョッパー「じゃあ、地図書いてみて」 ゾロ「……」 68 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2013/04/14(日) 01:27:34.19 ID:maEgaLWI0 ゾロ「……今、海の上だし」 チョッパー「この前言ったパンクハザードの地図、大まかでいいから」 ゾロ「……」 ウソップ「燃えてるところと冷たいところ、研究所と湖が大体分かればいいよな」 ロビン「ゆっくり、思い出しながらでいいのよ」 ゾロ(優しさが痛い……) チョッパー「ちなみに左側の『視空間失認』患者の場合、左目の視力に問題がなくても左のものが認識できない。 左側の食器だけ取ることができなかったりな。ゾロは隻眼だし、多少ズレてても大丈夫だぞ」 ゾロ「……」 71 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2013/04/14(日) 01:36:14.34 ID:maEgaLWI0 数十分後(重度の患者は簡素な地図書くのに十分以上かかります) ウソップ「ゾロ、お前これ……」 ロビン「……目玉焼き?」 ゾロ「……」 チョッパー「うんうん、円が少し中心からズレてるけど、初めてでこれなら上出来だ!」ニコニコ ロビン「高次脳障害は投薬による抜本的治療は無理でも、定期的なリハビリで状態を改善できるわ」 ウソップ「頑張ろうぜゾロ!」 ゾロ「……お願いします、先生」 チョッパー「よーし、忙しくなってきたぞ! 幼少時に恩人が自分の足を食べた心的外傷(トラウマ)から、 女性に対する過剰なコンプレックスがあるサンジもカウンセリングしないと!」 ロビン「幼少時に恩人が処刑された心的外傷(トラウマ)から、 自分の体を改造する自傷行為に走っている船大工さんもね」 ウソップ「個人個人への確かな理解と、献身的な援助が必要だもんな!」 ゾロ(あいつらもか……) 69 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2013/04/14(日) 01:32:53.06 ID:+BUZzpoRO ナミの泥棒癖は………って海賊やってんだし問題ないよな 78 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2013/04/14(日) 01:44:52.14 ID:maEgaLWI0 チョッパー「はじめは目的意識から金銭に執着していたナミは、少しずつ金に対する意識を改善していきたいな」>>69 ロビン「でも現代人は多かれ少なかれ貨幣経済に依存しているものだし、問題ないんじゃないかしら」 ウソップ「なんにせよ、カウンセリングはして損はないだろ」 チョッパー「よーし、これからは外科的処置よりも心理学や神経学を傾倒するぞ!」 ウソップ「どーせ、男性陣は不死身だしな!」 ドッ、ワハハハハハハハ ゾロ「……『他誌的障害』を治して、世界一の大剣豪になる!」ドン! To Be Continued(アニメ版)  ドドン! 85 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2013/04/14(日) 01:52:31.05 ID:maEgaLWI0 くぅ〜疲 ルフィは池沼というレスが真実か考察しただけのSSなので、あまり真面目に不謹慎とか思わない方が健康的です 持論のルフィよりゾロの方が日常生活に支障があるので問題視すべきということを伝えたかった ルフィは軽度も軽度で日常生活に問題は一切ないと思います。 戦闘時の些細なコミュニケーション不全、が命をかけてるだけに気になるだけでしょう 今ジャンプでやってるコロシアムのルフィは普通にコミュニケーション力旺盛 認知障害あたりは最新の研究のはずなので、マジキチというかトンデモ本感覚で読んでもらえれば 読んでくれた人は乙 72 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2013/04/14(日) 01:38:18.39 ID:rLa4rbMd0 別に気にしなくていいがロビンはCP9編の後からは船員を名前で呼んでるぞ 76 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2013/04/14(日) 01:43:16.11 ID:8wsqspYy0 ウソップの虚言癖も障害じゃないのか 86 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2013/04/14(日) 01:54:52.87 ID:f3HS5xfn0 ルフィは思ったことは必ず言う性格らしいけど、これは障害になるの? 88 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2013/04/14(日) 01:59:14.13 ID:maEgaLWI0 >>72役職呼びの方が好きという個人的趣味 真面目な時はルフィって書いてみた >>76魚人島で最近治ってきたみたいなことを自分で言ってた つか最近ウソついてない >>86モノローグがない云々のことですよね トゥレット症候群みたいに汚い言葉を我慢できない障害や、アスペルガー症候群みたいに空気読まない発言など症例は有りますが 作中のルフィは普通に空気読んでる