古泉「実は僕のイチモツはビームサーベルなんです」キョン「おい」 1 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2013/03/27(水) 01:40:00.54 ID:2BukWOfVO 落ちたので再投下 古泉「はい?何でしょうか」 キョン「まず部室の周り全員を見てみろ…」 ハルヒ「……」アゼン 朝比奈「ひぇぇ…」ガクガク 長門「……」ジー 古泉「見ました。それで何か?」 キョン「よし、俺が今から言うことはただ一つ。今すぐヘリに乗れ、そしてスカイダイビングでもして頭を冷やせ今すぐに」 古泉「んふっ唐突ですね」ニコッ キョン「その台詞100%完全コピーで返してやる」 古泉「分かりました」ニコッ 一同『!?』 2 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2013/03/27(水) 01:41:07.86 ID:2BukWOfVO 上空 新川「しかし本当になさるのですか?」 古泉「森さんからの直伝のネタをそのまま伝えたら酷い空気になってしまいましたから」 新川「そしてご友人が言った事を実行すると…。つくづくおかしな人だ。いや、おかしくなったと言うべきでしょうか…」 古泉「…行きます」スチャ 新川「行ってらっしゃいませ」 古泉「イヤッホゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥッ!!」バッ 4 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2013/03/27(水) 01:43:51.80 ID:2BukWOfVO ペカー 古泉(何なんですかね…この光は…?)ヒュゥゥゥゥ カッ 古泉(うおっ!まぶしっ!!) シュゥゥゥゥ 5 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2013/03/27(水) 01:46:15.31 ID:2BukWOfVO ??「………き……ん……いつ………く…………いつき………ん………一樹くん!!」 古泉「ハッ!!」パチッ 古泉「………」キョロキョロ 古泉「ここは…僕は…」 ??「やっと目を覚ましたんですね。授業中に寝てるなんて一樹くんらしくないですよ」 古泉「あなたは……姿はいつも以上に幼いですが……朝比奈さんですか?」 6 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2013/03/27(水) 01:48:55.12 ID:2BukWOfVO 朝比奈「そんなっ…」ガーン 朝比奈「一樹くんいつも私の事子供みたいだと思ってたんですね……恋人なのにひどいです……」ウルウル 朝比奈さんはそう言うが実際に幼く見えてしまう。中学1年ぐらいとでも言ったところですかね…別の部分は中学1年とは到底呼べませんが。それより… 古泉「あの…朝比奈さん?今何と…」 朝比奈「私達同じクラスでちゃんと告白までして恋人になったっていうのにあんまりですよぉ…」グス 恋人?さて、確かに朝比奈さんは大変魅力ある方なのだと思うのですが…そのような関係になった記憶がありませんね… 7 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2013/03/27(水) 01:50:38.93 ID:2BukWOfVO 教師「古泉…授業中に居眠りの次はおしゃべりとは良い度胸だ……」ゴゴゴゴゴ 古泉「……え…?」 教師「終わるまで廊下に立っとれ!!」ポーイ 古泉「うわっ!」 ガラガラピシャッ 一体どうなっているんですかね…。よく見たら僕の体も若干幼くなっていますね…。見たところ本当に中学一年に… 8 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2013/03/27(水) 01:52:20.39 ID:2BukWOfVO 休み時間 朝比奈「一樹くん、大丈夫ですか?」 古泉「はい。それと先程のご無礼申し訳ありませんでした。」ペコリ 朝比奈「はわわ…そんな頭下げないでくださいっ…!だって私達……恋人じゃないですか…!…キャッ」ポワーン これはどうやって対応すれば良いのか…。状況の整理はついたものの僕がどういった立ち位置なのかが未だに把握出来ません… キョン「おーい古泉、今からドッジボールしねぇか?人数が足りないんだよ」 ハルヒ「このバカキョン!!二人の熱い熱い時間邪魔してどうすんのよ!!」ガンッ 9 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2013/03/27(水) 01:59:36.67 ID:2BukWOfVO キョン「痛ッ!!…これ以上頭を殴るなハルヒ。俺が馬鹿になったらどうしてくれる」 ハルヒ「大丈夫よ、アンタどうせハナッから馬鹿だし大して影響無いでしょ」 キョン「なっ…!お前なぁ…」ボリボリ 朝比奈「クスッ…本当に二人とも仲が良いんですね」ニコニコ ハルヒ「あら?朝比奈さんと古泉くんには負けるわよ!」 キョン「ハルヒ、一つ訂正しておくと俺たちはただ単に小学校時代からの腐r……ガフッ」ガンッ ハルヒ「うっさい!黙ってろ!!」シュゥゥ 10 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2013/03/27(水) 02:08:30.26 ID:2BukWOfVO …ふむ、状況を整理しますと 今僕達は中学一年生の時代にいる しかしその時代は僕も…そして恐らく他の方々も経験したことの無い時代。現に先輩であるはずの朝比奈さんが同じクラスだったりと所々改変されている そして何故か朝比奈さんと恋仲になっている…。あの方達はそこまで関係性に変化はありませんが… キョン「…だからっていきなり殴ることは無いだろ!!」ガミガミ ハルヒ「うっさい!世の中には蛇足っていう言葉もあるのよ!!」ガミガミ そして何より…… 朝比奈「一樹くん、どうかしましたか?」 閉鎖空間はおろか僕や涼宮さんの力を感じません 11 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2013/03/27(水) 02:16:59.37 ID:2BukWOfVO 放課後 帰り道 朝比奈「結局今日もキョンくんと涼宮さんの口ゲンカで休み時間終わっちゃいましたね。ええと…確か、ああいうケンカを……」ウーン 古泉「もしかしてそれは痴話喧嘩かと」 朝比奈「そう、それです!ありがとう一樹くん!」ニコッ あの方達がそれを聞いたらどんな顔するのか楽しみです。しかしそれよりも…… 古泉「……」 朝比奈「どうしたんですか?何だか今日の一樹くん変ですよ?いつもに比べて険しい顔をするというか…」キョトン 古泉「いえ、心配には及びません。これまでと変わらないいつも通りの僕ですよ」ニコッ 朝比奈「うーん……」 古泉「…ここまでのようですね。では僕はこれにて」 朝比奈「あっ…!はーい!また明日学校でー!」 12 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2013/03/27(水) 02:22:32.47 ID:2BukWOfVO 古泉宅 どうやら家の位置は変わってないようですね。しかし何故僕はこの世界に飛ばされたのか…釈然としませんね… それにまだ見かけていない人もいますしまた明日調べてみましょう ……あの方もあの時このような小さな疎外感を感じていたのでしょうか… ……それ…にしても何…だ…か懐かし…いよ…うな…気……も……… 13 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2013/03/27(水) 02:27:22.50 ID:2BukWOfVO 翌日 ジリリリリリリリリ ……ん…つい眠ってしまいましたか…。……今の時間は…… AM9:30 古泉「……これは参りました…」 バタンッドサドサッガララドシンッバタンッガチャッ 古泉「よしっ…!」キリッ タッタッタッタッタッタッタッタッタッタッタッタッ 15 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2013/03/27(水) 02:30:43.58 ID:2BukWOfVO 学校廊下 古泉「まずは職員室に行かなければなりませんか………。おや?あれは……」 ??「」コソコソ やはりいましたか…。それにしても一体何を…あの階段は…図書室前に繋がっているはず… 古泉「少し追いかけてみる必要がありますね……」ボソッ 17 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2013/03/27(水) 02:39:17.69 ID:2BukWOfVO ??「……」ガラガラ 図書室に入りましたか…。確か図書室は基本常時開放している上に教師が見回りに来ることこそあれど、それでしか監視していない…… …というかこの生徒手帳にこの世界の僕はこんな事を書いていたのですか…少しショックですね…。さて、僕も入ってみましょうか… ガラガラ ??「キャッ!」バッ ??「ハ、ワ、ワ…」ヨロヨロ まさかあの人が脚立の上でバランスを取っているなんて珍しい光景ですね…。一瞬水玉模様の何かが見えた気もしますが記憶から消しておきましょう ??「キャーッ!!」 ドンガラガッシャーン 18 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2013/03/27(水) 02:48:18.23 ID:2BukWOfVO 少し…悠長に構えすぎましたかね…。 ??「ぅ、ぅぅ…」 古泉「まさかあなたがこんなところで暴れてくれるとは思いませんでした。長門さん」 長門「ど、どうして…私の名前を…」 古泉「ブレザーに縫い付けてあれば大体の方は気付くと思いますが?」 …というのは出任せですが男女共に胸ポケットに名字の刺繍が施してあるのには助かりましたか…。しかも色を見る限りでは僕よりも低学年ですね…。 長門「貴方は…古…泉……さん?」キョトン 古泉「古泉一樹と言います。よろしくお願いします」ニコッ 19 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2013/03/27(水) 02:56:15.20 ID:2BukWOfVO 長門「私は…長門有希…よろしく…」 古泉「しかし長門さんはこんな所で一体何を……」 バタバタバタバタ 古泉「まずい!長門さん!」グイッ 長門「へ…?」 ガラガラバタンッ 教師「何事だ!!」ジー 長門「フガフガ…」 古泉「しっ…!静かに…」 教師「何だ、脚立が倒れただけか…。全く…今度置く場所を考えなければならんな…。全く校長ときたら、費用をケチって道具を買わないからこうなるんだ…」ブツブツ ガラガラピシャッ 20 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2013/03/27(水) 03:02:56.07 ID:2BukWOfVO 古泉「……行ったようですね………。ふぅ…もう大丈夫ですよ長門さん」 長門「……プハァッ……ハァ…ハァ…」 古泉「申し訳ありませんでした。こちらもなるべくトラブルを起こしたくはなかったものですから…」 長門「…………」ウルウル 長門さんが両腕で自らの体を覆いながら震えている……。どうやら相当危ない勘違いをされてしまったみたいですね… 古泉「では僕はこれにて」 ガラガラピシャッ どうやら今日は彼女から情報を聞き出すのは難しそうですね…。聞いたところで何も知らないとは思いますが……。取り合えず今日はもう帰りましょう。こんな時間になってから教師の方に会うのはトラブルになりかねないですし… その日古泉は学校はおろか帰り道でもスニーキングミッションをしながら自宅に帰り一日を終えた 21 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2013/03/27(水) 03:12:36.71 ID:2BukWOfVO 3日目休日早朝 古泉宅 随分と朝早くに目が覚めてしまいましたか…。しかしこんな気持ちは何時ぶりでしょうか… 思えばこの力に目覚めた時からパニックに陥ったり常に誰かに気を使っていたような気がします。今もそうでないとは言い切れませんがしかしそこはかとなく余裕があるような気がします… ピンポーン 古泉「おや、こんな朝早くに誰でしょうか?」ピッ 朝比奈『あ、あのぉ…一樹くんのお宅でしょうか…?』 古泉「今、開けます」 朝比奈『ふぇ…一樹くん…?』ブッ ……何故朝比奈さんがこんな朝早くに僕の家へ… 22 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2013/03/27(水) 03:18:46.09 ID:2BukWOfVO 朝比奈「いきなり一樹くんが出てくるからびっくりしちゃいましたぁ…。それからこんな朝早くにごめんなさい」 古泉「いえ、構いませんよ。しかしこんな朝早くに一体何が?」 朝比奈「実は見たい映画があって…。ただここから映画館は少し遠いし一人で見るには…少し…。それに一樹くん大人っぽいし…」モジモジ 古泉「たまには気分転換というのも良いかもしれませんね…。分かりました、一緒に行きましょう」ニコッ 朝比奈「ほ、本当ですか!やったぁ!!」 23 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2013/03/27(水) 03:24:51.84 ID:2BukWOfVO 映画館 女『ハァッ…ハァッ…もっと強く…』 男『…こ、これならどうだ!!』ズンッ 女『ぁぁぁぁ〜〜〜ッ!!』ブシャァ 朝比奈「」キュ- あまりの過激さに失神してしまっている…。見ている僕も少々勘弁してもらいたいですかね…。…というかこの映画年齢制限があったような…元の世界での話ですが…。…画面が赤い…… 男『テキサスクローバーホールド!!』 中年『うぎゃあぁぁぁぁッ!!』 24 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2013/03/27(水) 03:31:46.49 ID:2BukWOfVO 映画館外 古泉「大丈夫ですか?朝比奈さん?」 朝比奈「い、いつきくんこそか、かおいろがー」フラフラ 少々危ないですかね…。しかしまさか僕も朝比奈さんに事もあろうかB級地下プロレス映画(3時間)を延々と見せられるとは思いませんでした…。しかし何故彼女が……